JP2023088653A - 電源制御装置、画像形成装置および電源制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】電源回路に設けられる電解コンデンサの開弁を抑止しつつ、ダウンタイムの発生頻度および修理対応サービスのコストを低減する。【解決手段】電源制御装置は、電解コンデンサを含み交流電圧を直流電圧に変換する整流部と、前記直流電圧を負荷装置に供給する所定の電圧に変換する電圧生成部と、遮断信号に応じて整流部への交流電圧の供給を遮断する電源遮断部と、を有する電源装置を制御する電源制御装置であって、前記直流電圧または前記交流電圧の電圧値を検出する電圧検出部と、前記負荷装置の複数の動作モードにそれぞれ対応する複数の電圧閾値を保持する閾値保持部と、前記閾値保持部に保持された複数の電圧閾値のうち、動作中の前記動作モードに対応する電圧閾値を選択し、前記電圧検出部が検出した電圧値が選択した電圧閾値以上の場合に前記遮断信号を出力する制御部と、を有することを特徴とする。【選択図】図2
Description
本発明は、電源制御装置、画像形成装置および電源制御方法に関する。
電源装置において、入力される交流電圧の過電圧の発生時に保護回路を動作させて電流経路を遮断することで、過電圧による平滑用電解コンデンサの開弁を抑止する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この種の技術では、負荷の状態によらず、交流電圧の実効電圧が閾値を超えたことに基づいて、保護回路を動作させる。実効電圧を負荷の状態を考慮せずに閾値を設定する場合、閾値は、安全性を考慮して保護回路が余裕を持って動作するように低い値に設定される。このため、電解コンデンサの開弁の可能性がない条件下でも保護回路が動作するという問題があった。この結果、余計なダウンタイムが発生し、あるいは、余計な修理対応サービスのコストが発生するという問題があった。
上記の課題に鑑み、本発明は、電源回路に設けられる電解コンデンサの開弁を抑止しつつ、ダウンタイムの発生頻度および修理対応サービスのコストを低減することを目的とする。
上記技術的課題を解決するため、本発明の一形態の電源制御装置は、電解コンデンサを含み交流電圧を直流電圧に変換する整流部と、前記直流電圧を負荷装置に供給する所定の電圧に変換する電圧生成部と、遮断信号に応じて整流部への交流電圧の供給を遮断する電源遮断部と、を有する電源装置を制御する電源制御装置であって、前記直流電圧または前記交流電圧の電圧値を検出する電圧検出部と、前記負荷装置の複数の動作モードにそれぞれ対応する複数の電圧閾値を保持する閾値保持部と、前記閾値保持部に保持された複数の電圧閾値のうち、動作中の前記動作モードに対応する電圧閾値を選択し、前記電圧検出部が検出した電圧値が選択した電圧閾値以上の場合に前記遮断信号を出力する制御部と、を有することを特徴とする。
電源回路に設けられる電解コンデンサの開弁を抑止しつつ、ダウンタイムの発生頻度および修理対応サービスのコストを低減することができる。
以下、図面を用いて実施形態を説明する。以下では、信号を示す符号は、信号値を示す符号または信号線を示す符号としても使用される。電圧を示す符号は、電圧値を示す符号または電圧が供給される電圧線を示す符号としても使用される。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の全体構成図である。図1に示す画像形成装置1は、例えば、コピー機能、プリント機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能等を有するデジタル複合機(MFP:Multi-Function Printer)である。画像形成装置1は、図示しない操作部のアプリケーション切り替えキー等により、コピー機能、プリント機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能をそれぞれ実現する動作モードを相互に切り替えることが可能である。画像形成装置1は、コピー機能の選択時にはコピーモードとなり、プリント機能の選択時にはプリントモードとなり、スキャナ機能の選択時にはスキャナモードとなり、ファクシミリ機能の選択時にはファクシミリモードとなる。なお、画像形成装置1は、コピー機能のみを有するコピー機、プリント機能のみを有するプリンタ、またはファクシミリ機能のみを有するファクシミリでもよい。
また、画像形成装置1は、内部回路の状態に応じて、内部状態が動作中モード(動作している状態)、待機モード(待機している状態)または省エネルギーモード(低電力状態)等に切り替わる。以下では、省エネルギーモードは、省エネモードとも称される。
例えば、動作中モードは、画像またはテキストデータ等を紙媒体等に印刷するコピーモードまたはプリントモードを含む。プリントモードは、ファクシミリモードにおいて受信データを紙媒体等に印刷する動作を含む。また、動作中モードは、原稿等をスキャンするスキャナモードまたはファクシミリモードにおける送受信動作を含む。内部回路の状態は、ユーザによる操作部の操作または画像形成装置1内での制御により切り替わる。
例えば、画像形成装置1は、自動原稿送り装置2(ADF:Auto Document Feeder)、画像読み取り装置3、書き込みユニット4、プリンタユニット5および電源装置20を有する。プリンタユニット5は、感光体ドラム6、現像装置7、搬送ベルト8および定着装置9と、給紙トレイ10が収納される収納空間等を有する。プリンタユニット5は、画像情報に基づいて紙媒体等に転写するトナー像を作成する。以下、画像形成装置1での画像形成の流れの一例として、動作モードがコピーモードに設定されている場合について簡単に説明する。
コピーモードでは、コピーの対象である複数枚の原稿が自動原稿送り装置2にセットされる。図示しない操作部のスタートボタンが押されると、自動原稿送り装置2は、原稿を1枚ずつ画像読み取り装置3に給送する。画像読み取り装置3は、自動原稿送り装置2から順に送られる各原稿の画像情報を読み取る。画像読み取り装置3により読み取られた画像情報は、図示しない画像処理部により処理される。
書き込みユニット4は、画像処理部により処理された画像情報を光情報に変換する。感光体ドラム6は、図示しない帯電器により一様に帯電された後、書き込みユニット4により変換された光情報を含むレーザ光により露光される。露光により、感光体ドラム6上には静電潜像が形成される。現像装置7は、感光体ドラム6上の静電潜像を現像し、感光体ドラム6上にトナー像を形成する。搬送ベルト8は、トナー像を紙媒体等に転写する。定着装置9は、トナー像を紙媒体等に定着させる。そして、原稿の画像がコピーされた転写紙は、排出部から排出される。
例えば、上述した待機モードは、コピーモードにおいて、スタートボタンが押されるまでの状態であり、動作中モードは、スタートボタンが押されてから紙媒体等が排出されるまでの状態であり、モータ等の負荷が動作している状態である。動作中モードの終了後、画像形成装置1の状態は待機モードに戻り、待機モードが所定時間継続すると省エネモードになる。そして、省エネモード中に、操作部が操作されると画像形成装置1の状態は待機モードに復帰する。
電源装置20は、商用電源等の交流電源30から供給される交流電圧を直流電圧に変換し、変換した直流電圧を画像形成装置1のプリンタユニット5等の各種負荷に供給する。例えば、負荷として、各種モータ、感光体ドラム6を帯電させる帯電器および現像装置7の現像ローラ等がある。画像形成装置1は、帯電器と現像ローラのそれぞれに対応する複数の電源装置20を有してもよい。
図2は、図1の電源装置20および電源装置20から直流電圧が供給される負荷の概略を示すブロック図である。電源装置20は、ダイオードブリッジ21、アルミ電解コンデンサ22、コンバータ部23、電圧検出部24、温度検出部25、電源遮断部26およびヒューズ27を有する。
ダイオードブリッジ21は、交流電源30から供給される交流電圧を全波整流し、全波整流した電圧をコンバータ部23に向けて出力する。アルミ電解コンデンサ22は、ダイオードブリッジ21とコンバータ部23との間に接続され、全波整流された電圧を平滑化して直流電圧を生成する。ダイオードブリッジ21およびアルミ電解コンデンサ22は、整流部の一例である。なお、電源装置20は、アルミ電解コンデンサ22以外の電解コンデンサを有してもよい。
コンバータ部23は、平滑化された直流電圧から負荷40の動作電圧に対応する5Vおよび24V等の直流電圧を生成し、生成した直流電圧を負荷40に供給する。なお、コンバータ部23が生成する直流電圧の値は、5Vまたは24V以外でもよい。コンバータ部23は、電圧生成部の一例である。
例えば、負荷40は、24V系の負荷と5Vの負荷を含む。24V系の負荷は、図1に示した感光体ドラム6を帯電させる帯電器41と、プリンタユニット5内の各種モータ42と、図1に示した現像装置7等とを含む。12V系の負荷は、画像形成装置1の全体の動作を制御するコントローラ50等を含む。コントローラ50は、制御部の一例である。負荷40は負荷装置の一例である。負荷40に含まれる帯電器41、モータ42および現像装置7は、画像を形成する画像形成部の一例である。
コントローラ50は、例えば、プログラムを実行することで画像形成装置1の全体を制御する。コントローラ50は、閾値変更部52および閾値テーブル54を有する。例えば、閾値テーブル54は、コントローラ50の内部メモリに記憶されるが、コントローラ50の外部に接続される外部メモリに記憶されてもよい。
コントローラ50は、マザーボードの形態でもよく、電源制御プログラム等のプログラムを実行するCPU(Central Processing unit)の形態でもよい。さらに、コントローラ50は、電源制御プログラム等のプログラムを実行するCPUを含むSoC(System on a Chip)の形態でもよく、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)またはFPGA(Field-Programmable Gate Array)の形態でもよい。
電圧検出部24は、アルミ電解コンデンサ22への印可電圧を検出し、検出した電圧値をコントローラ50へ通知する。図2では、電圧検出部24は、ダイオードブリッジ21の出力に接続され、アルミ電解コンデンサ22に印加される直流電圧を検出する。なお、電圧検出部24は、コントローラ50に搭載されてもよい。この場合、例えば、アルミ電解コンデンサ22に印加される直流電圧が、コントローラ50に設けられるアナログ入力端子に接続される。
アルミ電解コンデンサ22に印加される直流電圧は、交流電源30の電圧変動に依存して変化する。このため、電源装置20は、例えば、電源遮断部26の入力に接続されて交流電源30の交流電圧を直接検出する電圧検出部を、電圧検出部24の代わりに有してもよい。
温度検出部25は、例えば、アルミ電解コンデンサ22に近接する位置に設置される図示しない温度センサから出力される温度情報信号に基づいて、アルミ電解コンデンサ22の周囲温度を検出する。なお、温度検出部25は、コントローラ50に搭載されてもよい。この場合、例えば、温度センサから出力される温度情報信号が、コントローラ50に設けられるアナログ入力端子に接続される。また、後述する閾値変更部52による電圧閾値VTを温度に応じて変更しない場合、温度検出部25は、設けられなくてもよい。
電源遮断部26は、コントローラ50から遮断信号OFFを受けていない間、交流電源30とダイオードブリッジ21とを接続する。電源遮断部26は、コントローラ50から遮断信号OFFを受けている間、交流電源30とダイオードブリッジ21との接続を遮断する。なお、コントローラ50は、電圧検出部24により検出される電圧の電圧値に応じて遮断信号OFFを出力する。以下では、電源遮断部26による交流電源30とダイオードブリッジ21との接続の遮断は、単に電源の遮断とも称される。
外部の電源設備から供給される商用電源は、電源設備の性能、信頼度または設置環境により、異常な過電圧を出力するおそれがある。アルミ電解コンデンサ22に耐圧仕様以上の異常な過電圧が印加されると、アルミ電解コンデンサ22は開弁するおそれがある。この実施形態では、電源遮断部26の遮断動作により、アルミ電解コンデンサ22に耐圧仕様以上の異常な過電圧が印可されることを抑止することができ、アルミ電解コンデンサ22の開弁を抑止することができる。
ヒューズ27は、交流電源30と電源遮断部26との間に配置される。ヒューズ27は、例えば、温度ヒューズまたは温度ヒューズ内蔵抵抗である。
コントローラ50は、電圧検出部24により検出された電圧値が所定の電圧閾値VT以上の場合、遮断信号OFFを出力し、電源遮断部26に電源を遮断させる。電圧閾値VTは、コントローラ50が遮断信号OFFを出力するトリガとなる電圧値である。閾値変更部52は、画像形成装置1の動作モードに応じて電圧閾値VTを変更する。すなわち、コントローラ50は、動作中の動作モードに対応する電圧閾値VTを閾値テーブル54から選択し、電圧検出部24が検出した電圧値が選択した電圧閾値VT以上の場合、遮断信号OFFを出力する。閾値テーブル54は、動作モード毎の電圧閾値VTを保持する。閾値テーブル54は、閾値保持部の一例である。
なお、温度検出部25が設けられる場合、閾値テーブル54は、複数の動作モードの各々に対応して、所定の温度範囲のそれぞれに対応する複数の電圧閾値を保持してもよい。この場合、コントローラ50は、電圧検出部24により検出された電圧値が、現在温度に対応して閾値テーブル54に保持された動作モード毎の電圧閾値VT以上の場合、遮断信号OFFを出力する。なお、温度検出部25が設けられない場合、コントローラ50は、電圧検出部24により検出された電圧値が、動作モードに対応して閾値テーブル54に保持された電圧閾値VT以上の場合、遮断信号OFFを出力する。
電圧検出部24およびコントローラ50、または、電圧検出部24、温度検出部25およびコントローラ50は、電源制御方法を実現する電源制御装置の一例である。なお、電源制御方法を実現する電源制御装置として機能する電圧検出部24、温度検出部25およびコントローラ50は、画像形成装置1に限定されない。例えば、電源制御装置として機能する電圧検出部24、温度検出部25およびコントローラ50は、電解コンデンサを含み、動作に応じて負荷が変動するPC(Personal Computer)またはテレビジョン装置等の電子機器に搭載されてもよい。
図3は、図2の閾値テーブル54に保持される電圧閾値VTの仕様の例を示す説明図である。閾値テーブル54には、例えば、3つの動作モードのそれぞれに対応して3つの電圧閾値VT(VT1、VT2、VT3)が記憶される。3つの電圧閾値VTの大小関係は、VT3>VT2>VT1である。
電圧閾値VT1は、アクティブモード中(コピーモード中またはプリントモード中)にコントローラ50により過電圧の判断に使用される。電圧閾値VT2は、待機モード中にコントローラ50により過電圧の判断に使用される。電圧閾値VT1は、省エネモード中にコントローラ50により過電圧の判断に使用される。
なお、電圧閾値VT1は、スキャナモードにおけるスキャン動作またはファクシミリモードにおける送受信動作において、コントローラ50により過電圧の判断に使用されてもよい。この場合、スキャナモードおよびファクシミリモードもアクティブモードに含まれる。
アクティブモード、待機モードおよび省エネモードは、この順で負荷が大きく、画像形成装置1の消費電力が大きくなる。なお、スキャナモードにおけるスキャン動作またはファクシミリモードにおける送受信動作の負荷は、コピーモードまたはプリントモードの負荷より小さく、待機モードの負荷より大きい。このため、電圧閾値VT1と電圧閾値VT2との間に、スキャナモードにおけるスキャン動作またはファクシミリモードにおける送受信動作において、コントローラ50による過電圧の判断に使用する他の電圧閾値VTが設定されてもよい。
図4は、図3の電圧閾値と各動作モードでの開弁電圧VTとの関係の例を示す説明図である。電圧閾値VT1は、アクティブモードでの開弁電圧の設計値(想定値)より所定のマージン値だけ低い値に設定される。
電圧閾値VT2は、待機モードでの開弁電圧の設計値(想定値)より所定のマージン値だけ低い値であって、コピー/プリントモードでの開弁電圧の設計値(想定値)より高い値に設定される。電圧閾値VT3は、省エネモードでの開弁電圧の設計値(想定値)より所定のマージン値だけ低い値であって、待機モードでの開弁電圧の設計値(想定値)より高い値に設定される。
例えば、省エネモードでは、コントローラ50は、電圧検出部24が電圧閾値VT3より低い電圧を検出する場合、遮断信号OFFを出力せず、電圧閾値VT3以上の電圧を検出する場合、遮断信号OFFを出力する。これに対して、例えば、動作モードにかかわりなく、開弁電圧の最小の想定値に対応する電圧閾値VT1以上の電圧で電源を遮断するとする。この場合、省エネモードでは、本来電源の遮断が必要ない電圧閾値VT1と電圧閾値VT3との間での電圧が検出された場合、電源が遮断されてしまう。同様に、待機モードでは、本来電源の遮断が必要ない電圧閾値VT1と電圧閾値VT2との間の電圧が検出された場合、電源が遮断されてしまう。
このように、この実施形態では、開弁電圧の想定値が高い動作モードほど、電圧閾値VTを高く設定することで、アルミ電解コンデンサ22の開弁のおそれがない電圧において電源が無駄に遮断されることを抑止することができる。この結果、余計なダウンタイムの発生を抑制することができ、あるいは、余計な修理対応サービスのコストの発生を抑制することができる。
かぎ括弧内に示す電圧閾値VT(VT11-VT13、VT21-VT23、VT31-VT33)は、温度検出部25が設けられる場合に閾値テーブル54に保持される電圧閾値VTの例を示す。符号T1、T2は、温度を示し、温度T1は温度T2より高い(T1>T2)。このように、温度検出部25が設けられる場合、閾値変更部52は、アクティブモード、待機モードおよび省エネモードの各々において、3つの温度範囲に応じて3つの電圧閾値VTのいずれかを選択して、遮断信号OFFの生成制御を実施する。
例えば、アクティブモードでは、図2の温度検出部25により検出された温度がT1以上の場合、電圧閾値VT11が選択される。温度検出部25により検出された温度がT1より低くT2以上の場合、電圧閾値VT12が選択される。温度検出部25により検出された温度がT2より低い場合、電圧閾値VT13が選択される。なお、動作モード毎の温度に応じた電圧閾値VTの数は、3個に限定されず、2個または4個以上でもよい。
アルミ電解コンデンサ22は、過電圧が印可された後に発熱し、開弁に至るため、周囲温度(アルミ電解コンデンサ22のケースの温度)が高いほど開弁しやすくなる。このため、周囲温度が高い場合には電圧閾値VTを下げることで(安全側に変更する)、アルミ電解コンデンサ22の開弁を、動作モードおよび周囲温度に応じて適正に抑止することができる。この結果、余計なダウンタイムの発生を抑制することができ、あるいは、余計な修理対応サービスのコストの発生を抑制することができる。
図5は、図2の画像形成装置1の動作モードの移行を示す状態遷移図である。画像形成装置1は、省エネモード中、待機モードへの移行を示す移行トリガー情報を検出した場合、待機モードへ移行し、アクティブモードへの移行を示す移行トリガー情報を検出した場合、アクティブモードへ移行する。コントローラ50は、省エネモードでは、電圧閾値VT3を使用して電源遮断部26を制御する。なお、温度検出部25が設けられる場合、電圧閾値VT31-VT33が使用される。
画像形成装置1は、待機モード中、省エネモードへの移行を示す移行トリガー情報を検出した場合、省エネモードへ移行し、アクティブモードへの移行を示す移行トリガー情報を検出した場合、アクティブモードへ移行する。コントローラ50は、待機モードでは、電圧閾値VT2を使用して電源遮断部26を制御する。なお、温度検出部25が設けられる場合、電圧閾値VT21-VT23が使用される。
画像形成装置1は、アクティブモード中、省エネモードへの移行を示す移行トリガー情報を検出した場合、省エネモードへ移行し、待機モードへの移行を示す移行トリガー情報を検出した場合、待機モードへ移行する。コントローラ50は、アクティブモードでは、電圧閾値VT1を使用して電源遮断部26を制御する。なお、温度検出部25が設けられる場合、電圧閾値VT11-VT13が使用される。
図6は、図2の画像形成装置1の動作モードの移行と電圧閾値VTの変更タイミングの例を示す説明図である。なお、図6から図8は、温度検出部25が設けられない場合の例を示している。温度検出部25が設けられる場合、電圧閾値VT1、VT2、VT3は、温度検出部25により検出された温度に応じて、図4の電圧閾値VT11-VT13、VT21-VT23、VT31-VT33になる。
図4で説明したように、電圧閾値VT1、VT2、VT3は、負荷に応じた開弁電圧の想定値より所定のマージン値だけ低い値に設定される。各電圧閾値VT1、VT2、VT3と各開弁電圧との関係は、動作モード中だけでなく、動作モードが切り替わる場合も維持される必要がある。
このため、閾値変更部52は、動作モードの移行により、選択する電圧閾値VTの値が高くなる場合、動作モードが移行したタイミングで電圧閾値VTを選択し、遮断信号OFFの出力を判断する電圧閾値VTとする。また、閾値変更部52は、動作モードの移行により、選択する電圧閾値VTの値が低くなる場合、移行トリガー情報により動作モードの移行が決定したタイミングで電圧閾値VTを選択し、遮断信号OFFの出力を判断する電圧閾値VTとする。
例えば、アクティブモードから待機モードに移行される場合、閾値変更部52は、移行トリガー情報の検出後、動作モードが待機モードに移行したタイミングで電圧閾値をVT1からVT2に変更する(図6(a))。待機モードから省エネモードに移行される場合、閾値変更部52は、移行トリガー情報の検出後、動作モードが省エネモードに移行したタイミングで電圧閾値をVT2からVT3に変更する(図6(b))。
省エネモードからアクティブモードに移行される場合、閾値変更部52は、移行トリガー情報の検出に基づいて電圧閾値をVT3からVT1に変更する(図6(c))。アクティブモードから省エネモードに移行される場合、閾値変更部52は、移行トリガー情報の検出後、動作モードが省エネモードに移行したタイミングで電圧閾値をVT1からVT3に変更する(図6(d))。
省エネモードから待機モードに移行される場合、閾値変更部52は、移行トリガー情報の検出に基づいて電圧閾値をVT3からVT2に変更する(図6(e))。待機モードからアクティブモードに移行される場合、閾値変更部52は、移行トリガー情報の検出に基づいて電圧閾値をVT2からVT1に変更する(図6(f))。
図7は、図2のコントローラ50による電源遮断部26の制御の例を示すフロー図である。図7に示す動作は、コントローラ50のハードウェアにより実現されてもよく、コントローラ50に搭載されるCPUが電源制御プログラムを実行することにより実現されてもよく、ハードウェアとソフトウェアとが協働することにより実現されてもよい。例えば、図7に示す動作は、画像形成装置1の電源が起動されたことに基づいて、後述する図9に示す処理が実行された後に開始される。
まず、ステップS102において、コントローラ50は、動作モードの移行を示す移行トリガー情報を検出したか否かを判定する。コントローラ50は、移行トリガー情報を検出した場合、処理をステップS104に移行し、移行トリガー情報を検出しない場合、ステップS102を再度実行する。例えば、移行トリガー情報は、コピーのスタート指示、プリントジョブの受信、プリントジョブの終了または省エネモードの解除等により、画像形成装置1内で発生する。
例えば、省エネモードの解除は、画像形成装置1に設けられるタッチパネルが操作されたとき、または、自動原稿送り装置2がリフトアップされ、画像スキャン用のプラテンガラスが露出されたときに行われる。また、待機モードへの移行は、紙媒体への印刷の終了後に行われる。
ステップS104において、コントローラ50は、移行トリガー情報がアクティブモードへの移行を示すか否かを判定する。コントローラ50は、移行トリガー情報がアクティブモードへの移行を示す場合、処理をステップS110に移行する。コントローラ50は、移行トリガー情報がアクティブモードへの移行を示さない場合、処理をステップS106に移行する。
ステップS106において、コントローラ50は、移行トリガー情報が待機モードへの移行を示すか否かを判定する。コントローラ50は、移行トリガー情報が待機モードへの移行を示す場合、処理をステップS112に移行する。コントローラ50は、移行トリガー情報が待機モードへの移行を示さない場合、省エネモードへの移行であると判断し、処理をステップS114に移行する。
ステップS110において、コントローラ50は、閾値テーブル54を参照し、変更する閾値電圧をアクティブモードに対応する電圧閾値VT1に決定し、処理をステップS200に移行する。ステップS112において、コントローラ50は、閾値テーブル54を参照し、変更する閾値電圧を待機モードに対応する電圧閾値VT2に決定し、処理をステップS200に移行する。
ステップS114において、コントローラ50は、閾値テーブル54を参照し、変更する閾値電圧を省エネモードに対応する電圧閾値VT3に決定し、処理をステップS200に移行する。なお、コントローラ50は、ステップS110、S112、S114において、変更する電圧閾値を決定するが、決定した電圧閾値の変更は、ステップS200の処理により実施する。
ステップS200において、コントローラ50は、電圧閾値の変更処理を実施し、図7に示す処理を終了する。この後、コントローラ50は、動作モードに応じた電圧閾値を使用して、遮断信号OFFの生成を制御することで電源遮断部26の制御を実施する。
図8は、図7のステップS200の処理の例を示すフロー図である。まず、コントローラ50は、ステップS202において、現在の電圧閾値がVT1であるか否かを判定する。コントローラ50は、現在の電圧閾値がVT1である場合、処理をステップS208に移行する。コントローラ50は、現在の電圧閾値がVT1でない場合、処理をステップS204に移行する。
コントローラ50は、ステップS204において、現在の電圧閾値がVT2であるか否かを判定する。コントローラ50は、現在の電圧閾値がVT2である場合、処理をステップS206に移行する。コントローラ50は、現在の電圧閾値がVT2でない場合、現在の電圧閾値はVT3であるため、処理をステップS210に移行する。
コントローラ50は、ステップS206において、変更後の電圧閾値がVT1であるか否かを判定する。コントローラ50は、変更後の電圧閾値がVT1である場合、処理をステップS210に移行する。コントローラ50は、変更後の電圧閾値がVT1でない場合、処理をステップS208に移行する。
コントローラ50は、ステップS208において、動作モードの移行後に、電圧閾値をVT2またはVT3に設定し、図6に示す処理を終了する。コントローラ50は、ステップS210において、動作モードの移行前に、電圧閾値をVT1またはVT2に設定し、図8に示す処理を終了する。これにより、図6に示した電圧閾値VTの変更動作を実現することができる。
図9は、図2の画像形成装置1の電源オン時の閾値変更部52による電圧閾値の設定例を示すフロー図である。図9に示す動作は、画像形成装置1の電源が起動され、コンバータ部23が5V系の直流電圧の生成を開始したことに基づいて開始される。
まず、コントローラ50は、電源オンを示すトリガー情報を検出したか否かを判定する。コントローラ50は、電源オンを示すトリガー情報を検出した場合、処理をステップS304に移行し、電源オンを示すトリガー情報を検出しない場合、ステップS302を再度実行する。例えば、電源の起動を示すトリガー情報は、電源スイッチのオン操作に基づいて、画像形成装置1内で発生する。
コントローラ50は、ステップS304において、電圧閾値VT1-VT3のうち最も低い電圧閾値をVT1に設定し、図7に示す処理を終了する。なお、温度検出部25が設けられる場合、コントローラ50は、ステップS304において、図4の電圧閾値VT11を設定してもよい。
画像形成装置1の起動時には、画像形成装置1内の様々な要素が動作を開始するため、負荷が大きくなる。電源オン時の負荷が大きい期間に、負荷が大きいアクティブモード時の電圧閾値VT1に設定することで、アルミ電解コンデンサ22を開弁させることなく、画像形成装置1を安全に起動することができる。なお、図9に示す電源オン時に設定された電圧閾値VT1は、その後、図7および図8の処理により動作モードに応じた電圧閾値VTに設定される。
図10は、図2のコントローラ50のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。例えば、コントローラ50は、CPU501、ROM(Read Only Memory)502、RAM(Random Access Memory)503、外部記憶装置504、入出力インターフェース部505および通信インタフェース部506を有し、これらがバスBUSで相互に接続されている。
CPU501は、電源制御プログラムを実行するコンピュータの一例である。CPU501は、画像形成装置1の全体の動作を制御する。例えば、CPU501は、ROM502または外部記憶装置504に格納された電源制御プログラムを実行することで、上述した閾値変更部52の機能を含めた電源制御方法を実現する。
ROM502は、例えば、画像形成装置1の制御プログラムおよび電源制御プログラムを記憶する。画像形成装置1の制御プログラムは、電源制御プログラムを含んでもよい。RAM503は、例えば、CPU501のワークエリアとして用いられ、画像形成装置1の制御プログラムおよび電源制御プログラムを実行可能に保持し、各種パラメータを記憶する。
外部記憶装置504は、HDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)等である。例えば、外部記憶装置504は、画像形成装置1の動作を制御するOS(Operating System)等の制御プログラム等が格納される。
入出力インターフェース部505は、画像形成装置1の操作部および表示画面等との間で情報を送受信する。また、入出力インターフェース部505は、電圧検出部24から受信する検出電圧値をCPU501に出力し、CPU501からの指示に基づいて遮断信号OFFを電源装置20に出力する。例えば、通信インタフェース部506は、ネットワークに接続される。
以上、この実施形態では、開弁電圧の想定値が高い動作モードほど、電圧閾値VTを高く設定することで、アルミ電解コンデンサ22の開弁のおそれがない電圧において電源が無駄に遮断されることを抑止することができる。この結果、電解コンデンサの開弁を抑止しつつ、余計なダウンタイムの発生を抑制することができ、あるいは、余計な修理対応サービスのコストの発生を抑制することができる。
動作モード毎に、アルミ電解コンデンサ22の周囲温度が高いほど電圧閾値VTを下げることで、アルミ電解コンデンサ22の開弁を、動作モードおよび周囲温度に応じて適正に抑止することができる。この結果、余計なダウンタイムの発生を抑制することができ、あるいは、余計な修理対応サービスのコストの発生を抑制することができる。
電源オン時の負荷が大きい期間に、負荷が大きいアクティブモード時の電圧閾値VT1に設定することで、アルミ電解コンデンサ22を開弁させることなく、画像形成装置1を安全に起動することができる。
図11は、他の電源装置および他の電源装置から直流電圧が供給される負荷の概略を示すブロック図である。図2と同様の要素については、同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
図11に示す画像形成装置1Aは、図4の電源装置20の代わりに電源装置20Aを有し、図4の負荷40の代わりに負荷40Aを有する。電源装置20Aは、図2の温度検出部25を持たないことを除き、図2の電源装置20と同様の構成および機能を有する。負荷40Aは、図2のコントローラ50の代わりにコントローラ50Aを有することを除き、図2の負荷40と同様の構成および機能を有する。
コントローラ50Aは、図2の閾値変更部52および閾値テーブル54を持たない。そして、コントローラ50Aは、画像形成装置1Aの動作モード(アクティブモード、待機モードまたは省エネモード)にかかわりなく、固定の電圧閾値VT1に基づいて、遮断信号OFFの出力するか否かを判断する。固定の電圧閾値VT1は、図4に示した電圧閾値VT1である。
例えば、コントローラ50Aは、動作モードにかかわりなく、電圧検出部24により検出された電圧が電圧閾値VT1以上の場合、遮断信号OFFを出力し、電源遮断部26に電源を遮断させる。例えば、図4に示したように、省エネモードでは、アクティブモードに比べて開弁電圧の想定値が高く、開弁電圧は、電圧閾値VT1に対して十分余裕がある。しかしながら、画像形成装置1Aでは、電圧閾値VT1が固定の1種類のみであるため、省エネモードにおいても、電圧検出部24により検出された電圧が電圧閾値VT1になった場合、電源が遮断されてしまう。本来電源が遮断されなくてもよい電圧で電源が遮断されるため、余計なダウンタイムが発生し、あるいは、余計な修理対応サービスのコストが発生する。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
1、1A 画像形成装置
2 自動原稿送り装置
3 画像読み取り装置
4 書き込みユニット
5 プリンタユニット
6 感光体ドラム
7 現像装置
8 搬送ベルト
9 定着装置
10 給紙トレイ10
20、20A 電源装置
30 交流電源
21 ダイオードブリッジ
22 アルミ電解コンデンサ
23 コンバータ部
24 電圧検出部
25 温度検出部
26 電源遮断部
27 ヒューズ
30 交流電源
40、40A 負荷
41 帯電器
42 モータ
50、50A コントローラ
52 閾値変更部
54 閾値テーブル
501 CPU
502 ROM
503 RAM
504 外部記憶装置
505 入出力インターフェース部
506 通信インタフェース部
OFF 遮断信号
VT1(VT11、VT12、VT13) 電圧閾値
VT2(VT21、VT22、VT23) 電圧閾値
VT1(VT31、VT32、VT33) 電圧閾値
2 自動原稿送り装置
3 画像読み取り装置
4 書き込みユニット
5 プリンタユニット
6 感光体ドラム
7 現像装置
8 搬送ベルト
9 定着装置
10 給紙トレイ10
20、20A 電源装置
30 交流電源
21 ダイオードブリッジ
22 アルミ電解コンデンサ
23 コンバータ部
24 電圧検出部
25 温度検出部
26 電源遮断部
27 ヒューズ
30 交流電源
40、40A 負荷
41 帯電器
42 モータ
50、50A コントローラ
52 閾値変更部
54 閾値テーブル
501 CPU
502 ROM
503 RAM
504 外部記憶装置
505 入出力インターフェース部
506 通信インタフェース部
OFF 遮断信号
VT1(VT11、VT12、VT13) 電圧閾値
VT2(VT21、VT22、VT23) 電圧閾値
VT1(VT31、VT32、VT33) 電圧閾値
Claims (6)
- 電解コンデンサを含み交流電圧を直流電圧に変換する整流部と、前記直流電圧を負荷装置に供給する所定の電圧に変換する電圧生成部と、遮断信号に応じて整流部への交流電圧の供給を遮断する電源遮断部と、を有する電源装置を制御する電源制御装置であって、
前記直流電圧または前記交流電圧の電圧値を検出する電圧検出部と、
前記負荷装置の複数の動作モードにそれぞれ対応する複数の電圧閾値を保持する閾値保持部と、
前記閾値保持部に保持された複数の電圧閾値のうち、動作中の前記動作モードに対応する電圧閾値を選択し、前記電圧検出部が検出した電圧値が選択した電圧閾値以上の場合に前記遮断信号を出力する制御部と、
を有することを特徴とする電源制御装置。 - 前記制御部は、前記動作モードの移行により、選択する電圧閾値の値が高くなる場合、前記動作モードが移行したタイミングで電圧閾値を選択し、前記動作モードの移行により、選択する電圧閾値の値が低くなる場合、前記動作モードの移行が決定したタイミングで電圧閾値を選択すること
を特徴とする請求項1に記載の電源制御装置。 - 前記電解コンデンサの周囲温度を検出する温度検出部を有し、
前記閾値保持部は、前記複数の動作モードの各々に対応して、所定の温度毎に値が変化する複数の電圧閾値を保持し、
前記制御部は、前記閾値保持部に保持された複数の電圧閾値のうち、動作中の前記動作モードと前記温度検出部が検出した周囲温度とに対応する電圧閾値を選択し、前記電圧検出部が検出した電圧値が選択した電圧閾値以上の場合、前記遮断信号を出力すること
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の電源制御装置。 - 前記制御部は、前記負荷装置に電圧の供給を開始する電源オン時、前記閾値保持部に保持された複数の電圧閾値のうち、最も低い電圧閾値を選択すること
を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の電源制御装置。 - 画像を形成する画像形成部と、
電解コンデンサを含み交流電圧を直流電圧に変換する整流部と、前記直流電圧を前記画像形成部に供給する所定の電圧に変換する電圧生成部と、遮断信号に応じて整流部への交流電圧の供給を遮断する電源遮断部と、を有する電源装置と、
前記直流電圧または前記交流電圧の電圧値を検出する電圧検出部と、
前記画像形成部の複数の動作モードにそれぞれ対応する複数の電圧閾値を保持する閾値保持部と、
前記閾値保持部に保持された複数の電圧閾値のうち、動作中の前記動作モードに対応する電圧閾値を選択し、前記電圧検出部が検出した電圧値が選択した電圧閾値以上の場合、前記遮断信号を出力する制御部と、
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 電解コンデンサを含み交流電圧を直流電圧に変換する整流部と、前記直流電圧を負荷装置に供給する所定の電圧に変換する電圧生成部と、遮断信号に応じて整流部への交流電圧の供給を遮断する電源遮断部と、を有する電源装置を制御する電源制御方法であって、
前記直流電圧または前記交流電圧の電圧値を検出し、
前記負荷装置の複数の動作モードにそれぞれ対応する複数の電圧閾値を保持する閾値保持部に保持された複数の電圧閾値のうち、動作中の前記動作モードに対応する電圧閾値を選択し、検出した電圧値が選択した電圧閾値以上の場合に前記遮断信号を出力すること
を特徴とする電源制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021203521A JP2023088653A (ja) | 2021-12-15 | 2021-12-15 | 電源制御装置、画像形成装置および電源制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021203521A JP2023088653A (ja) | 2021-12-15 | 2021-12-15 | 電源制御装置、画像形成装置および電源制御方法 |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP2021203521A Pending JP2023088653A (ja) | 2021-12-15 | 2021-12-15 | 電源制御装置、画像形成装置および電源制御方法 |
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