JP2020143507A - 設定システム、設定装置、設定方法及びプログラム - Google Patents

設定システム、設定装置、設定方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】日射遮蔽設備の高精度な制御を容易に実現する。【解決手段】端末装置10は、日射遮蔽設備30による日射遮蔽の対象となる窓40の設置方位と窓40の設置位置と窓40の窓面に関する情報とを示す窓情報を取得する窓情報取得部と、窓40の近辺に存在する物体を示す物体情報を取得する物体情報取得部と、窓情報と物体情報とを設定装置50に送信する通信部とを備える。設定装置50は、窓情報と物体情報とを端末装置10から受信する通信部と、物体情報に基づいて、窓40の近辺に存在する遮蔽物を示す遮蔽物情報を取得する遮蔽物情報作成部と、窓情報と遮蔽物情報と太陽の位置に関する情報とに基づいて、窓40の窓面への日当たりに関する情報を示す日当たり情報を取得する日当たり情報作成部と、日当たり情報に基づく制御パラメータを制御装置20に設定する設定部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、設定システム、設定装置、設定方法及びプログラムに関する。
電動ブラインド、電動シャッターなどの日射遮蔽設備を制御して、日射を窓から屋内に適度に取り入れる技術が知られている。例えば、夏は日射を遮蔽し、冬は日射を積極的に取り入れることで、屋内の空調に要するエネルギーを節約できるが、完全に日射を遮蔽すると屋内の照度が低くなり、日射を全て取り入れると屋内の照度が過剰となる。そのため、屋内の照度を適度なものとするためには、日射遮蔽設備を制御して日射を適度に取り入れることが必要となる。
特許文献1には、窓の設置方位、窓の設置位置、太陽の位置などの環境条件に応じて日射遮蔽設備を制御する技術が開示されている。環境条件に応じて日射遮蔽設備を制御することにより、日射を適度に取り入れることができる。
特開2016−69988号公報
特許文献1の技術には、窓の近辺に存在する遮蔽物を考慮せずに日射遮蔽設備を制御するという問題がある。例えば、窓の上方にひさしが設置されている場合、太陽の高度が高いと日射がひさしにより遮蔽されやすく、太陽の高度が低いと日射がひさしにより遮蔽されづらい。そのため、遮蔽物を考慮せずに日射遮蔽設備を制御すると、日射を精度良く取り入れることができない。つまり、特許文献1の技術では、精度良く日射遮蔽設備を制御できない。
精度良く日射遮蔽設備を制御するために、遮蔽物に関する情報に基づいて日射遮蔽設備を制御することが考えられる。しかし、このような制御は必ずしも容易ではないという問題がある。
例えば、当該日射遮蔽設備が設けられた住宅のCAD(Computer-Aided Design)図面データに基づいて、ひさし、垣根などの遮蔽物に関する情報を作成することが考えられる。しかし、CAD図面データの入手は必ずしも容易ではなく、また、当該住宅の周囲に他の建造物が存在する場合、当該他の建造物のCAD図面データも必要となる上、当該住宅と当該他の建造物との位置関係も考慮する必要がある。したがって、遮蔽物に関する情報を作成することは必ずしも容易ではない。
本発明の目的は、上記の事情に鑑み、日射遮蔽設備の高精度な制御を容易に実現する設定システム等を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明に係る設定システムは、
端末装置と設定装置とを備え、
前記端末装置は、
日射遮蔽設備による日射遮蔽の対象となる窓の設置方位と前記窓の設置位置と前記窓の窓面に関する情報とを示す窓情報を取得する窓情報取得手段と、
前記窓の近辺に存在する物体を示す物体情報を取得する物体情報取得手段と、
前記窓情報と前記物体情報とを前記設定装置に送信する送信手段と、
を備え、
前記設定装置は、
前記窓情報と前記物体情報とを前記端末装置から受信する受信手段と、
前記物体情報に基づいて、前記窓の近辺に存在する遮蔽物を示す遮蔽物情報を取得する遮蔽物情報取得手段と、
前記窓情報と前記遮蔽物情報と太陽の位置に関する情報とに基づいて、前記窓の窓面への日当たりに関する情報を示す日当たり情報を取得する日当たり情報取得手段と、
前記日当たり情報に基づく制御パラメータを、前記日射遮蔽設備を制御する制御装置に設定する設定手段と、
を備える。
本発明によれば、物体情報に基づいて遮蔽物情報を取得し、窓情報と遮蔽物情報と太陽の位置に関する情報とに基づいて日当たり情報を取得し、日当たり情報に基づく制御パラメータを制御装置に設定するので、日射遮蔽設備の高精度な制御を容易に実現できる。
本発明の実施の形態に係る設定システムの構成を示す図 本発明の実施の形態に係る端末装置の外観の一例を示す正面図 本発明の実施の形態に係る日射遮蔽装置及び窓の取り付け例を示す正面図 本発明の実施の形態に係る端末装置の取り付け例を示す正面図 本発明の実施の形態に係る端末装置の構成を示す図 本発明の実施の形態に係る設定装置により撮像された撮像画像内の各箇所の画角を示す図 本発明の実施の形態に係る設定装置の機能的構成を示す図 本発明の実施の形態に係る設定装置により作成される日当たり情報の一例を示す図 本発明の実施の形態に係る端末装置に表示される確認画面の一例を示す図 本発明の実施の形態に係る設定装置のハードウェア構成の一例を示す図 本発明の実施の形態に係る端末装置の動作の一例を示すフローチャート 本発明の実施の形態に係る設定装置の動作の一例を示すフローチャート
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態に係る設定システムを説明する。各図面においては、同一又は同等の部分に同一の符号を付す。
(実施の形態)
図1を参照しながら、実施の形態に係る設定システム1を説明する。設定システム1は、端末装置10と制御装置20と日射遮蔽設備30と設定装置50とを備える。また、図1に示す破線は取り付けを示すものであり、日射遮蔽設備30は窓40に取り付けられており、端末装置10は日射遮蔽設備30に取り付けられている。ただし、詳細は後述するが、端末装置10は携帯可能な端末装置であり、一時的に日射遮蔽設備30に取り付けられるものである。端末装置10、制御装置20、日射遮蔽設備30及び窓40は住宅2に設けられている。ただし、端末装置10は一時的に住宅2に設けられている。設定装置50は、インターネットNTを介して端末装置10及び制御装置20と通信する。
詳細は後述するが、設定システム1は、日射遮蔽設備30を制御する制御装置20の制御パラメータを設定する設定システムである。設定システム1は、例えば日射遮蔽設備の設置、メンテナンスなどの業務を行う施工業者により管理されている。設定システム1は、本発明に係る設定システムの一例である。
端末装置10は、制御装置20の設定に必要な情報を収集して設定装置50に送信する端末装置である。詳細は後述するが、端末装置10は、一部の情報について、日射遮蔽設備30に取り付けられている状態で収集する。端末装置10は、例えば施工業者が携帯する端末装置である。端末装置10を携帯可能なものとすることにより、施工業者は、1つの端末装置10を使い回して複数の住宅2の制御装置20を個別に設定することができる。端末装置10は、例えば携帯電話通信網を介してインターネットNTに接続される。端末装置10の構成については後述する。端末装置10は、本発明に係る端末装置の一例である。
図2に示す正面図を参照しながら、端末装置10の外観の一例を説明する。端末装置10の大きさは、例えば縦15センチメートル、横15センチメートル、奥行き8センチメートル程度であり、施行業者が容易に携帯できる大きさである。端末装置10の正面部分には、後述の撮像部140、表示部150及び操作部160が設けられている。図2に示す例では、撮像部140は上下方向及び左右方向に45度程度回動可能かつオートフォーカス機能を有する光学カメラであり、表示部150及び操作部160はタッチスクリーンである。端末装置10の左側面部分及び底面部分には、後述の測距部130が設けられている。図2に示す例では、測距部130はレーザ測距センサである。端末装置10は、ネジ、両面テープなどにより日射遮蔽設備30に着脱自在に取り付けられる。
再び図1を参照する。制御装置20は、日射遮蔽設備30を制御する制御装置である。制御装置20は、日射遮蔽設備30の制御に用いられる制御パラメータを、設定装置50から受信する。つまり、制御装置20の制御パラメータは、設定装置50により設定される。制御装置20は、例えば、施工業者により住宅2に設置されたHEMS(Home Energy Management System)コントローラである。制御装置20は、例えば図示しないブロードバンドルータを介してインターネットNTに接続される。制御装置20は、例えば電気機器用の通信線により日射遮蔽設備30と接続され、電気機器用の通信プロトコルにより日射遮蔽設備30と通信する。制御装置20は、本発明に係る制御装置の一例である。
太陽の位置は日時ごとに異なるので、日射遮蔽設備30の高精度な制御のためには、制御パラメータも、日時ごとに異なるものとする必要がある。そのため、制御装置20は、例えば今後1年間の各日の毎時0分における制御パラメータが設定装置50によりまとめて設定される。あるいは、制御装置20は、設定装置50と常時通信し、設定装置50からリアルタイムに制御パラメータを設定されてもよい。制御パラメータの詳細は後述する。
日射遮蔽設備30は、電動ブラインド、電動シャッター、電動カーテン、電動オーニングなど、制御装置20の制御に基づいて窓40に入射する日射を遮蔽する日射遮蔽設備である。日射遮蔽設備30は、例えば施工業者により設置され、制御装置20と接続される。日射遮蔽設備30は、本発明に係る日射遮蔽設備の一例である。
理解を容易にするため、以下の説明では、日射遮蔽設備30は、スラットを下ろすことにより日射を遮蔽する電動ブラインドであるものとする。また、日射遮蔽設備30のスラットは常に窓40の窓面と平行であり、スラットが下ろされている部分については日射が完全に遮蔽されるものとする。また、日射遮蔽設備30は、住宅2の外側に設置されているものとする。
窓40は、日射を住宅2の屋内に取り込む窓である。理解を容易にするため、以下の説明では、窓40の窓面の形状は長方形であるものとする。窓40は、本発明に係る窓の一例である。
図3に示す正面図を参照しながら、日射遮蔽設備30及び窓40の取り付け例を説明する。図3に示す点描部分が日射遮蔽設備30の本体であり、斜線部分が日射遮蔽設備30から下ろされたスラット31である。また、矢印は、制御装置20の制御によりスラット31が上げられたり下ろされたりすることを示す。スラット31が完全に上げられたとき、スラット31は全て日射遮蔽設備30に収納される。図3に示すとおり、日射遮蔽設備30は、窓40の上部の窓枠に隣接して設置されている。上述のとおり、日射遮蔽設備30は住宅2の外側に設置されているので、図3は、屋外から日射遮蔽設備30及び窓40を見たときの正面図である。
さらに、図4に示す正面図を参照しながら、図2にて示される端末装置10の取り付け例を説明する。図4では、スラット31は全て収納されているものとする。図4に示す例では、端末装置10は、日射遮蔽設備30の右下部分に取り付けられている。上述のとおり、端末装置10の測距部130は左側面部分及び底面部分に設けられているので、端末装置10を図4に示す向きに取り付けることにより、左方向及び下方向に測距することができる。図4に示す破線矢印は、測距部130から照射される測距レーザを示す。そして、窓40の左端及び下端に反射板11を設置することにより、測距部130にて窓40の縦幅及び横幅を測定することができる。ただし、横幅については端末装置10の横幅を考慮する必要がある。反射板11は、例えば端末装置10の付属品であり、施行業者が携帯及び設置する。また、端末装置10を図4に示す向きに取り付けることにより、撮像部140によって窓40の近辺の物体の撮像が可能となる。
再び図1を参照する。設定装置50は、制御装置20の設定に必要な情報を端末装置10から受信し、日射遮蔽設備30の制御に用いられる制御パラメータを制御装置20に設定する設定装置である。設定装置50は、例えば施工業者が運営するクラウドサーバである。設定装置50の構成については後述する。設定装置50は、本発明に係る設定装置の一例である。
次に、図5を参照しながら、端末装置10の構成を説明する。端末装置10は、制御部100と、方位情報取得部110と、位置情報取得部120と、測距部130と、撮像部140と、表示部150と、操作部160と、通信部170と、を備える。
制御部100は、端末装置10を統括制御する。制御部100は、例えばマイクロコントローラにより実現される。制御部100は、窓情報取得部101と、物体情報取得部102と、識別情報取得部103と、確認処理実行部104と、を備える。制御部100の各機能部の詳細は後述する。
方位情報取得部110は、端末装置10がどの方位を向いているかを示す方位情報を取得する。方位情報取得部110は、例えば地磁気センサにより実現される。方位情報取得部110は、例えば、端末装置10の正面部分がどの方位を向いているかを示す方位情報を取得する。この場合、端末装置10を、例えば図4に示すように日射遮蔽設備30に取り付けることにより、方位情報は窓40の設置方位を示す。
位置情報取得部120は、端末装置10の位置を示す情報を取得する。位置情報取得部120は、例えばGPS(Global Positioning System)モジュールにより実現され、位置情報は緯度及び経度で表現された端末装置10の位置を示す。端末装置10を日射遮蔽設備30に取り付けることにより、位置情報は窓40の設置位置を示す。
測距部130は、端末装置10から物体までの距離を測定する。測距部130は、例えばレーザ測距センサにより実現され、物体にレーザを照射し反射光を受けることにより測距する。上述のように、例えば図4に示すように端末装置10を日射遮蔽設備30に取り付け、反射板11を設置することにより、測距部130は窓40の縦幅及び横幅を測定できる。測距部130は、本発明に係る測距手段の一例である。
撮像部140は、端末装置10の近辺に存在する物体を撮像する。撮像部140は、例えば、上述のとおり、上下方向及び左右方向に45度程度回動可能かつオートフォーカス機能を有する光学カメラにより実現される。例えば図4に示すように端末装置10を日射遮蔽設備30に取り付けることにより、撮像部140は、ひさし、垣根、近隣の建造物など、窓40の近辺に存在する物体を撮像することができる。撮像部140は、本発明に係る撮像手段の一例である。
表示部150は、各種情報を表示する。上述のとおり、表示部150は、例えば操作部160と一体となったタッチスクリーンにより実現される。詳細は後述するが、表示部150は、特に、日当たり画像と確認画像とを表示する。表示部150は、本発明に係る表示手段の一例である。
操作部160は、端末装置10のユーザからの操作を受け付ける。端末装置10のユーザは、例えば施行業者である。上述のとおり、操作部160は、例えば表示部150と一体となったタッチスクリーンにより実現される。操作部160により、ユーザは、測距、撮像、情報入力等の各種操作を行うことができる。詳細は後述するが、操作部160は、特に、上述の確認画像に対するユーザの確認操作を受け付ける。操作部160は、本発明に係る操作手段の一例である。
通信部170は、インターネットNTを介して設定装置50と通信する。通信部170は、例えばLTE(Long Term Evolution)通信モジュールにより実現される。当該LTE通信モジュールにより、端末装置10は、携帯電話通信網を介してインターネットNTに接続可能となる。通信部170は、特に、後述の窓情報と物体情報と識別情報とを設定装置50に送信し、後述の日当たり情報を設定装置50から受信し、後述の確認応答を設定装置50に送信する。通信部170は、本発明に係る送信手段、日当たり情報受信手段及び確認応答送信手段の一例である。
次に、制御部100の各機能部を説明する。窓情報取得部101は、方位情報取得部110が取得した方位情報と、位置情報取得部120が取得した位置情報と、測距部130による測定結果とに基づいて、窓40の設置方位と窓40の設置位置と窓40の窓面に関する情報とを示す窓情報を取得する。窓40の窓面に関する情報として、例えば、測距部130により測定された窓40の縦幅及び横幅を示す情報が挙げられる。窓情報取得部101は、本発明に係る窓情報取得手段の一例である。
物体情報取得部102は、撮像部140により撮像された撮像画像と、撮像時の焦点距離と、撮像時の回動角と、撮像画像内の各箇所の画角とを示す情報を、窓40の近辺に存在する物体を示す物体情報として取得する。撮像部140により窓40の近辺に存在する物体が撮像され、撮像時の焦点距離と撮像時の回動角とが既知であり、また、撮像画像内の各箇所の画角を撮像部140のレンズの仕様及び焦点距離から求めることができるので、当該物体情報により窓40の近辺に存在する物体を精度良く示すことができる。例えば図6に示すように、画角ごとに撮像画像内に一点鎖線で示される境界線を設けることにより、撮像画像内の各箇所の画角を表現することができる。なお、図6に示す点描部は、撮像された物体であるひさしを示す。物体情報取得部102は、本発明に係る物体情報取得手段の一例である。
識別情報取得部103は、日射遮蔽設備30及び当該日射遮蔽設備30を制御する制御装置20を個別に識別する識別情報を取得する。識別情報取得部103は、例えば、ユーザが操作部160により入力した日射遮蔽設備30及び制御装置20のシリアルナンバーを識別情報として取得する。あるいは、端末装置10に図示しない電子タグリーダを設け、識別情報取得部103は、日射遮蔽設備30及び制御装置20に設けられた電子タグを当該電子タグリーダにより読み込むことにより得られた情報を、識別情報として取得してもよい。
確認処理実行部104は、後述の確認画面表示、確認操作受け付け及び確認応答送信に関する処理を実行する。確認処理実行部104の詳細な説明について、ここでは保留とし、後述の設定装置50の確認要求実行部503の説明の際に併せて説明する。
次に、図7を参照しながら、設定装置50の機能的構成を説明する。設定装置50は、制御部500と、記憶部510と、通信部520と、を備える。
制御部500は、設定装置50を統括制御する。制御部500は、通信部520を介して端末装置10と通信する。制御部500は、特に、通信部520を介して、端末装置10から窓情報、物体情報及び識別情報を受信し、後述の日当たり情報を端末装置10に送信し、後述の確認応答を端末装置10から受信し、後述の制御パラメータを制御装置20に送信する。制御部500は、遮蔽物情報作成部501と、日当たり情報作成部502と、確認要求実行部503と、設定対象識別部504と、設定部505と、を備える。
遮蔽物情報作成部501は、端末装置10から受信した物体情報に基づいて、窓40の近辺に存在する遮蔽物を示す情報を作成する。窓40の近辺に存在する遮蔽物とは、ひさし、垣根、近隣の建造物など、窓40の近辺に存在し、窓40への日射を遮蔽する物体である。遮蔽物情報は、例えば遮蔽物の形状と位置とを示す三次元データである。上述のとおり、物体情報は、例えば撮像画像と撮像時の焦点距離と撮像時の回動角と撮像画像内の各箇所の画角とを示す。そのため、撮像画像に基づいて遮蔽物の形状がわかり、焦点距離と回動角と画角とに基づいて、撮像が行われた位置から遮蔽物までの位置がわかる。遮蔽物情報作成部501は、本発明に係る遮蔽物情報取得手段の一例である。
日当たり情報作成部502は、端末装置10から受信した窓情報と、遮蔽物情報作成部501により作成された遮蔽物情報と、太陽の位置に関する情報とに基づいて、窓40の窓面への日当たりに関する情報を示す日当たり情報を作成する。具体例は後述する。日当たり情報作成部は、本発明に係る日当たり情報取得手段の一例である。
まず、太陽の位置に関する情報の取得の一例を説明する。太陽の位置に関する情報は、窓情報が示す設置位置と日当たり情報の作成対象となる日時とに基づいて、太陽の方位及び高度を求めることにより取得できる。日当たり情報の作成対象となる日時とは、例えば、後述の確認要求のために日当たり情報を作成する場合であれば現在日時であり、後述の制御パラメータのために今後1年間の日当たり情報を作成する場合であれば今後1年間の各日の毎時0分である。
次に、日当たり情報作成の一例を説明する。まず、窓情報が示す窓40の設置方位及び窓面と、上述の太陽の方位及び高度に基づいて、窓40の窓面に入射する日射光線の角度を求めることができる。次に、窓情報が示す窓40の縦幅及び横幅と、遮蔽物情報が示す遮蔽物の三次元データと、上記の日射光線の角度とに基づいて、窓40の窓面の日当たり部分と日陰部分とを求めることができる。日当たり情報作成部502は、窓40の窓面の日当たり部分と日陰部分とを示す情報を、日当たり情報として作成する。このような日当たり情報の作成は、例えば既知の日射シミュレーション手法に基づいて行うことができる。
日当たり情報作成部502は、窓40の窓面を、例えば縦横10センチメートルごとのメッシュ状に区切り、メッシュごとに日が当たるか否かを判定して日当たり情報を作成してもよい。その結果、例えば図8に示すような日当たり情報を得ることができる。図8に示す斜線部分のメッシュが日陰部分であり、斜線でない部分のメッシュが日当たり部分である。図8に示す例は、窓40の上方にひさしがあり、ひさしにより窓40の窓面の右側部分が日陰になっている場合の例である。ある程度の大きさのメッシュ状に窓面を区切ることにより、日当たり情報作成の際の処理負担を軽減することができる。なお、メッシュ幅として、日射遮蔽設備30から下ろされる各スラット31の縦幅を採用してもよい。
再び図7を参照する。確認要求実行部503は、確認要求を実行する。確認要求とは、日当たり情報作成部502により作成された、現在日時における日当たり情報が正しいか否かを、端末装置10のユーザが確認することを要求することをいう。
窓情報又は物体情報が誤っていた場合、あるいは遮蔽物情報が誤って求められた場合、作成された日当たり情報が示す窓40の窓面への日当たりは、実際の日当たりとは異なるものとなる。そのため、日当たり情報が示す日当たりと実際の日当たりとが一致しているか否かをユーザに確認させることにより、情報に誤りがあるかを検出できる。
確認要求実行部503は、通信部520を介して、現在日時における日当たり情報を端末装置10に送信することにより確認要求を実行する。
図5を参照しながら、説明を保留していた確認処理実行部104を説明する。確認画面表示、確認操作受け付け及び確認応答送信についても説明する。確認処理実行部104は、通信部170が設定装置50から受信した日当たり情報に基づく日当たり画像と、ユーザに確認を促す画像とを示す確認画面を、例えば図9に示すように表示部150に表示する。
ユーザは、操作部160を操作して確認操作をすることにより、確認画面に対して応答する。ユーザは、例えば、図9に示される「はい」のボタンをタッチして選択することにより、表示されている日当たり画像が実際の日当たりと一致していることを確認した旨の応答をする。なお、「いいえ」が選択された場合、当該操作は設定作業を中止する操作であり、制御部100は、例えば設定作業のやり直しを促す画面を表示部150に表示し、動作を中止する。
確認処理実行部104は、ユーザの確認操作に応答して、ユーザが確認したことを示す確認応答を、通信部170を介して設定装置50に送信する。
再び図7を参照する。設定対象識別部504は、端末装置10から受信した識別情報に基づいて、設定対象となる制御装置20と、制御装置20による制御の対象となる日射遮蔽設備30とを識別する。制御装置20のみではなく日射遮蔽設備30も識別するのは、1つの制御装置20が複数の日射遮蔽設備30を制御対象とする場合があるからである。設定対象の識別は、例えば端末装置10からの確認応答の受信に応答して行われるが、後述の設定部505による制御パラメータの送信より前であれば任意のタイミングで行われうる。
設定部505は、端末装置10からの確認応答の受信に応答して、日当たり情報に基づく制御パラメータを制御装置20に設定する。以下、より具体的に説明する。設定部505は、本発明に係る設定手段の一例である。
まず、設定部505は、端末装置10からの確認応答の受信に応答して、予め定められた設定対象期間に対応する日当たり情報を日当たり情報作成部502に作成させる。例えば、今後1年間の制御パラメータを作成する場合、予め定められた設定対象期間とは今後1年間であり、設定部505は、今後1年間の各日の毎時0分における日当たり情報を全て日当たり情報作成部502に作成させる。
ここで、制御パラメータとして、例えば日当たり情報そのものを採用することができる。例えば窓40の窓面への日当たりが図8に示すものである場合を考える。この場合において、日当たり面積を窓面全体の50%としたいときには、日射遮蔽設備30のスラット31をメッシュ2つ分下ろすことにより所望の日当たり面積を得ることができる。一方、制御パラメータとして日当たり情報を採用せず、単純に窓面の縦幅の半分だけスラット31を下ろすと、日当たり面積は窓面全体の37.5%となってしまう。したがって、制御パラメータとして日当たり情報そのものを採用することにより、制御装置20は、日射遮蔽設備30を高精度に制御することができる。
また、制御パラメータとして、日当たり情報そのものではなく、日当たり情報に基づいて得られる、スラット31の下げ幅と日当たり面積との対応関係を制御パラメータとしてもよい。例えば窓40の窓面への日当たりが図8に示すものである場合、日当たり面積が50%となる下げ幅はメッシュ2つ分であり、日当たり面積が20%程度となる下げ幅はメッシュ6つ分である。また、スラット31を全く下ろさないときの日当たり面積は57%程度である。このような、下げ幅と日当たり面積との対応関係を制御パラメータとすすることにより、制御装置20は、所望の日当たり面積に最も近い下げ幅にてスラット31を下げることにより、高精度に日射遮蔽設備30を制御できる。
再び図7を参照する。設定部505は、制御パラメータを作成したら、設定対象識別部504により設定対象として識別された制御装置20に、通信部520を介して制御パラメータを送信することにより、制御装置20に制御パラメータを設定する。例えば、設定部505は、今後1年間の各日の毎時0分における制御パラメータを作成し、すべて制御装置20に送信する。また、設定部505は、制御パラメータの送信の際、設定対象識別部504により設定対象として識別された日射遮蔽設備30を示す情報も併せて送信する。制御パラメータは、日射遮蔽設備30ごとに設定されるべきパラメータだからである。
上記のほか、制御部500は、遮蔽物情報と識別情報とを関連付けて記憶部510に保存する。遮蔽物情報と識別情報とを関連付けて保存することにより、例えば設定から1年経過して新たに制御パラメータを作成する必要が生じた場合に、端末装置10を再び操作することなく新たな制御パラメータを作成することができる。
記憶部510は、遮蔽物情報と識別情報とを関連付けて保存する。また、設定部505により作成された制御パラメータをこれらにさらに関連付けて保存してもよい。例えば、設定部505により今後5年間の制御パラメータを作成して保存しつつ、制御装置20には今後1年間の分だけ制御パラメータを設定することが考えられる。
通信部520は、端末装置10及び制御装置20と通信する。通信部520は、特に、端末装置10から窓情報と物体情報と識別情報とを受信し、端末装置10に日当たり情報を送信し、端末装置10から確認応答を受信し、制御装置20に制御パラメータを送信する。通信部520は、本発明に係る受信手段、日当たり情報送信手段及び確認応答受信手段の一例である。
以上、設定装置50の機能的構成を説明した。次に、設定装置50のハードウェア構成の一例について、図10を参照しながら説明する。図10に示す設定装置50は、例えばパーソナルコンピュータ、スーパーコンピュータなどのコンピュータにより実現される。
設定装置50は、バス1000を介して互いに接続された、プロセッサ1001と、メモリ1002と、インタフェース1003と、二次記憶装置1004と、を備える。
プロセッサ1001は、例えばCPU(Central Processing Unit: 中央演算装置)である。プロセッサ1001が、二次記憶装置1004に記憶された動作プログラムをメモリ1002に読み込んで実行することにより、設定装置50の各機能が実現される。
メモリ1002は、例えば、RAM(Random Access Memory)により構成される主記憶装置である。メモリ1002は、プロセッサ1001が二次記憶装置1004から読み込んだ動作プログラムを記憶する。また、メモリ1002は、プロセッサ1001が動作プログラムを実行する際のワークメモリとして機能する。
インタフェース1003は、例えばシリアルポート、USB(Universal Serial Bus)ポート、ネットワークインタフェースなどのI/O(Input/Output)インタフェースである。インタフェース1003により通信部520の機能が実現される。
二次記憶装置1004は、例えば、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)である。二次記憶装置1004は、プロセッサ1001が実行する動作プログラムを記憶する。二次記憶装置1004により、記憶部510の機能が実現される。
次に、図11及び図12を参照しながら、設定システム1による制御装置20の設定の動作の一例を説明する。図11に示す動作は端末装置10により行われ、図12に示す動作は設定装置50により行われる。また、図11及び図12に示す動作は、図11のステップS101〜S105、図12のステップS206〜S209、図11のステップS110〜S112、図12のステップS213〜S216の順に実行される。
まず、図11を参照しながら、端末装置10によるステップS101〜S105までの動作を説明する。図11に示す動作は、例えば施行業者が端末装置10を日射遮蔽設備30に取り付け、操作部160により各種情報の取得を開始する操作を行ったタイミングで実行される。
端末装置10の制御部100の窓情報取得部101は、窓情報を取得する(ステップS101)。制御部100の物体情報取得部102は、物体情報を取得する(ステップS102)。制御部100の識別情報取得部103は、識別情報を取得する(ステップS103)。
制御部100は、通信部170を介して、窓情報、物体情報及び識別情報を設定装置50に送信する(ステップS104)。そして制御部100は、設定装置50から送信される日当たり情報の受信を待つ(ステップS105)。
次に、図12を参照しながら、設定装置50によるステップS101〜S105までの動作を説明する。図12に示す動作は、端末装置10から窓情報、物体情報及び識別情報を受信したタイミングで実行される。
設定装置50の制御部500の遮蔽物情報作成部501は、物体情報に基づいて遮蔽物情報を作成する(ステップS206)。制御部500の日当たり情報作成部502は、現在日時における日当たり情報を作成する(ステップS207)。
制御部500の確認要求実行部503は、ステップS207にて作成された、現在日時における日当たり情報を、通信部520を介して端末装置10に送信する(ステップS208)。そして制御部500は、端末装置10からの確認応答の受信を待つ(ステップS209)。
次に、図11を参照しながら、端末装置10によるステップS110〜S112までの動作を説明する。
制御部100が通信部170を介して設定装置50から日当たり情報を受信すると、制御部100の確認処理実行部104は、日当たり画像と確認を促す画像とを含む確認画面を表示部150に表示し、ユーザの確認操作を待ち受ける(ステップS110)。
ユーザの確認操作が、作業の中止を示す操作であるとき(ステップS111:Yes)、制御部100は動作を中止する。この際、上述のとおり、制御部100は、例えば例えば設定作業のやり直しを促す画面を表示部150に表示する。
ユーザの確認操作が、作業の中止を示す操作ではないとき(ステップS111:No)、つまり日当たり画像が実際の日当たりと一致するとユーザが確認したとき、確認処理実行部104は、通信部520を介して確認応答を設定装置50に送信する(ステップS112)。そして制御部100は、動作を終了する。
次に、図12を参照しながら、設定装置50によるステップS213〜S216までの動作を説明する。
端末装置10からの確認応答を受信したら、制御部500の設定対象識別部504は、識別情報に基づいて、設定対象となる制御装置20及び日射遮蔽設備30を識別する(ステップS213)。
制御部500の設定部505は、設定対象期間における日当たり情報を日当たり情報作成部502に作成させる(ステップS214)。上述のとおり、設定対象期間は、例えば今後1年間であり、日当たり情報作成部502は、窓情報と遮蔽物情報と太陽の位置を示す情報とに基づいて、今後1年間の各日の毎時0分の日当たり情報を作成する。
制御部500は、遮蔽物情報と識別情報とを関連付けて記憶部510に保存する(ステップS215)。
制御部500の設定部505は、ステップS214にて作成された、設定対象期間における日当たり情報に基づく制御パラメータを作成して制御装置20に設定する(ステップS216)。
以上の動作により、設定システム1による設定の動作が完了する。
以上、実施の形態に係る設定システム1を説明した。設定システム1によれば、物体情報に基づいて遮蔽物情報を取得し、窓情報と遮蔽物情報と太陽の位置に関する情報とに基づいて日当たり情報を取得し、日当たり情報に基づく制御パラメータを制御装置20に設定するので、日射遮蔽設備30の高精度な制御を容易に実現できる。具体的には、施行業者は、端末装置10により各種情報を収集して設定装置50に送信するのみでよいので、容易性に優れる。設定装置50は、各種情報と太陽の位置に関する情報とに基づいて、窓40の窓面への日当たりを示す日当たり情報を作成するので、精度に優れる。
また、設定システム1において、端末装置10は施行業者により携帯可能であり、設定装置50は施行業者が運営するクラウドサーバであるため、複数の住宅2の制御装置20に対して、1つの端末装置10及び設定装置50により制御パラメータを設定することができる。そのため、住宅2ごとに端末装置10及び設定装置50を用意する必要がなく、利便性に優れ、かつコストを削減できる。
また、設定システム1では、現在日時における日当たり情報に基づく日当たり画像を端末装置10の表示部150に表示することにより、施行業者は、実際の日当たりと一致しているかを確認することができる。
(変形例)
実施の形態では、方位情報取得部110により窓40の設置方位を示す情報を取得し、位置情報取得部120により窓40の設置位置を示す情報を取得し、測距部130により窓40の縦幅及び横幅を示す情報を取得した。しかし、これに代えて、ユーザが操作部160を操作して窓40の設置方位、設置位置、縦幅及び横幅を示す情報を入力する形態としてもよい。
実施の形態では、物体情報取得部102は、撮像部140により撮像された撮像画像と、撮像時の焦点距離と、撮像時の回動角と、撮像画像内の各箇所の画角とを示す情報を物体情報として取得した。しかし、例えば、複数の測距センサを複数方向に測定可能に端末装置10に設け、各測距センサにより測定された距離と測距方向とを示す情報を物体情報が含む形態としてもよい。また、例えば、放射熱センサを端末装置10に設け、熱画像を示す情報を物体情報がさらに含む形態としてもよい。いずれの場合も、撮像部140により得られる情報のみを物体情報とする場合と比べて物体の検知精度が上がるので、遮蔽物情報作成の際の精度向上が期待できる。
実施の形態では、設定装置50はクラウドサーバであるものとした。しかし、例えば、施行業者が携帯するノートパソコンを設定装置50とする形態であってもよい。この場合、一般的にノートパソコンはクラウドサーバと比べて処理能力が劣るので、遮蔽物情報作成及び日当たり情報作成の処理を簡易化する、日当たりの強い時間帯についてのみ制御パラメータを作成する、省エネ効果が期待できる夏及び冬についてのみ制御パラメータを作成するなど、処理負担を軽減することが好ましい。
実施の形態の変形例として、端末装置10に外付けの撮像装置を接続可能な形態を採用することが考えられる。そして、当該撮像装置にて、端末装置10を日射遮蔽設備30に取り付けた状態で窓40を撮像する。当該撮像により得られた撮像画像により、窓40の窓面の形状、窓40と端末装置10との位置関係などがわかるので、遮蔽物情報作成及び日当たり情報作成の精度向上が期待できる。
図10に示すハードウェア構成においては、設定装置50が二次記憶装置1004を備えている。しかし、これに限らず、二次記憶装置1004を設定装置50の外部に設け、インタフェース1003を介して設定装置50と二次記憶装置1004とが接続される形態としてもよい。この形態においては、USBフラッシュドライブ、メモリカードなどのリムーバブルメディアも二次記憶装置1004として使用可能である。
また、図10に示すハードウェア構成に代えて、ASIC(Application Specific Integrated Circuit: 特定用途向け集積回路)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などを用いた専用回路により設定装置50を構成してもよい。また、図10に示すハードウェア構成において、設定装置50の機能の一部を、例えばインタフェース1003に接続された専用回路により実現してもよい。
1 設定システム、2 住宅、10 端末装置、11 反射板、20 制御装置、30 日射遮蔽設備、31 スラット、40 窓、50 設定装置、100 制御部、101 窓情報取得部、102 物体情報取得部、103 識別情報取得部、104 確認処理実行部、110 方位情報取得部、120 位置情報取得部、130 測距部、140 撮像部、150 表示部、160 操作部、170 通信部、500 制御部、501 遮蔽物情報作成部、502 日当たり情報作成部、503 確認要求実行部、504 設定対象識別部、505 設定部、510 記憶部、520 通信部、1000 バス、1001 プロセッサ、1002 メモリ、1003 インタフェース、1004 二次記憶装置、NT インターネット。

Claims (8)

  1. 端末装置と設定装置とを備え、
    前記端末装置は、
    日射遮蔽設備による日射遮蔽の対象となる窓の設置方位と前記窓の設置位置と前記窓の窓面に関する情報とを示す窓情報を取得する窓情報取得手段と、
    前記窓の近辺に存在する物体を示す物体情報を取得する物体情報取得手段と、
    前記窓情報と前記物体情報とを前記設定装置に送信する送信手段と、
    を備え、
    前記設定装置は、
    前記窓情報と前記物体情報とを前記端末装置から受信する受信手段と、
    前記物体情報に基づいて、前記窓の近辺に存在する遮蔽物を示す遮蔽物情報を取得する遮蔽物情報取得手段と、
    前記窓情報と前記遮蔽物情報と太陽の位置に関する情報とに基づいて、前記窓の窓面への日当たりに関する情報を示す日当たり情報を取得する日当たり情報取得手段と、
    前記日当たり情報に基づく制御パラメータを、前記日射遮蔽設備を制御する制御装置に設定する設定手段と、
    を備える設定システム。
  2. 前記設定装置は、
    前記日当たり情報を前記端末装置に送信する日当たり情報送信手段と、
    前記端末装置からの確認応答を受信する確認応答受信手段と、
    をさらに備え、
    前記端末装置は、
    前記日当たり情報を前記設定装置から受信する日当たり情報受信手段と、
    前記窓の窓面上における日当たり部分が示された日当たり画像を前記日当たり情報に基づいて表示し、前記制御装置に前記制御パラメータを設定してよいか否かの確認画像を表示する表示手段と、
    ユーザによる確認操作を受け付ける操作手段と、
    前記ユーザによる確認操作に応答して前記確認応答を前記設定装置に送信する確認応答送信手段と、
    をさらに備え、
    前記設定手段は、前記確認応答の受信に応答して前記制御パラメータを前記制御装置に設定する、
    請求項1に記載の設定システム。
  3. 前記端末装置は、前記窓の縦幅と横幅とを測定する測距手段をさらに備え、
    前記窓情報は、前記測距手段により測定された前記窓の縦幅と横幅とを示す情報を含む、
    請求項1又は2に記載の設定システム。
  4. 前記端末装置は、前記窓の近辺の物体を撮像する撮像手段をさらに備え、
    前記物体情報は、前記撮像手段により撮像された撮像画像を示し、
    前記遮蔽物情報取得手段は、前記物体情報が示す前記撮像画像に基づいて前記遮蔽物情報を取得する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の設定システム。
  5. 前記物体情報はさらに、撮像時の焦点距離を示す情報を含み、
    前記遮蔽物情報取得手段はさらに、前記物体情報が示す前記焦点距離にも基づいて前記遮蔽物情報を取得する、
    請求項4に記載の設定システム。
  6. 日射遮蔽設備による日射遮蔽の対象となる窓の近辺に存在する物体を示す物体情報に基づいて、前記窓の近辺に存在する遮蔽物を示す遮蔽物情報を取得する遮蔽物情報取得手段と、
    前記窓の設置方位と前記窓の設置位置と前記窓の窓面に関する情報と前記遮蔽物情報と太陽の位置に関する情報とに基づいて、前記窓の窓面への日当たりに関する情報を示す日当たり情報を取得する日当たり情報取得手段と、
    前記日当たり情報に基づく制御パラメータを、前記日射遮蔽設備を制御する制御装置に設定する設定手段と、
    を備える設定装置。
  7. 日射遮蔽設備による日射遮蔽の対象となる窓の近辺に存在する物体を示す物体情報に基づいて、前記窓の近辺に存在する遮蔽物を示す遮蔽物情報を取得し、
    前記窓の設置方位と前記窓の設置位置と前記窓の窓面に関する情報と前記遮蔽物情報と太陽の位置に関する情報とに基づいて、前記窓の窓面への日当たりに関する情報を示す日当たり情報を取得し、
    前記日当たり情報に基づく制御パラメータを、前記日射遮蔽設備を制御する制御装置に設定する、
    設定方法。
  8. コンピュータを、
    日射遮蔽設備による日射遮蔽の対象となる窓の近辺に存在する物体を示す物体情報に基づいて、前記窓の近辺に存在する遮蔽物を示す遮蔽物情報を取得する遮蔽物情報取得手段、
    前記窓の設置方位と前記窓の設置位置と前記窓の窓面に関する情報と前記遮蔽物情報と太陽の位置に関する情報とに基づいて、前記窓の窓面への日当たりに関する情報を示す日当たり情報を取得する日当たり情報取得手段、
    前記日当たり情報に基づく制御パラメータを、前記日射遮蔽設備を制御する制御装置に設定する設定手段、
    として機能させるプログラム。
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