JP2020143497A - 立体トラス構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】片持ちトラスを有するトラス構造において、支持部側に位置されるトラス部材に付加される荷重を低減することが可能な立体トラス構造を提供すること。【解決手段】下弦11と、上弦12と、前記下弦11と前記上弦12とを接合する斜材構造13と、を有する片持ちトラスを備えた立体トラス構造10であって、前記下弦11において軸方向に沿って見たときの断面積が前記後方側Rよりも前記前方側Fが小さい下弦断面積変化部と、前記上弦12において前記上弦12を軸方向に沿って見たときの断面積が前記後方側Rよりも前記前方側Fが小さい上弦断面積変化部と、前記斜材構造13において前記斜材部材130を軸方向に沿って見たときの断面積が前記後方側Rよりも前記前方側Fが小さい斜材断面積変化部とを有する断面形状変化部を備えていることを特徴とする。【選択図】図5

Description

本発明は、片持ちトラスを有する立体トラス構造に関する。
従来、トラス構造を設計する際には、例えば、最大曲げモーメントを軸力に変換して設計することが一般的である。
また、トラス構造の設計においては、施工、製作上の観点から、トラス構造における斜材の長さを統一することが一般的である(例えば、特許文献1参照。)。
したがって、トラス構造を設計する際には、トラス部材が最も大きな軸力(圧縮力、引張力)に耐え得るように設計する。
一方、近年、設計及び施工における有利さから、下弦部材、上弦部材、斜材部材を、ボールジョイント(ジョイント部)によって接合して構成する立体トラス(システムトラス)が広く適用されている(例えば、非特許文献1参照。)。
このような立体トラスの適用は、軽量化、コスト及び施工期間短縮の観点からも非常に有利である。
特開平7−189424号公報
URL:http://www.nsec-steelstructures.jp/data/spatial_structure/catalog_ns_truss.pdf
しかしながら、片持ちトラスを有する立体トラス構造では、トラス部材(下弦部材、上弦部材、斜材部材等、ジョイント部とジョイント部とを接合する棒状部材)に作用する応力は支持部付近と自由端付近とで大きく異なる。
したがって、支持部側のトラス部材に付加される荷重に合わせてトラス部材を設定すると、トラス部材のサイズが大きくなり、立体トラス構造の重量が増大するとともに建設コストが増加するという問題がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、片持ちトラスを有するトラス構造において、支持部側に位置されるトラス部材に付加される荷重を低減することが可能な立体トラス構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
(1)この発明の第1の態様は、下弦と、上弦と、前記下弦と前記上弦とを接合する複数の斜材部材により構成される斜材構造と、を有し、少なくとも一部が支持部によって支持されるとともに前記支持部から離間された位置に自由端が形成された片持ちトラスを備えた立体トラス構造であって、前記下弦において、前記下弦を軸方向に沿って見たときの断面積が前記支持部側よりも前記自由端側が小さく形成された下弦断面積変化部と、前記上弦において、前記上弦を軸方向に沿って見たときの断面積が前記支持部側よりも前記自由端側が小さく形成された上弦断面積変化部と、前記斜材構造において、前記斜材部材を軸方向に沿って見たときの断面積が前記支持部側よりも前記自由端側が小さく形成された斜材断面積変化部と、のうち、少なくともいずれかを有する断面形状変化部を備えていることを特徴とする。
この発明に係る立体トラス構造によれば、下弦と、上弦と、下弦に配置されたジョイント部と上弦に位置されたジョイント部とを介して下弦と上弦とを接合する複数の斜材部材により構成される斜材構造と、を有する片持ちトラスを備えた立体トラス構造が、下弦断面積変化部と、上弦断面積変化部と、斜材断面積変化部と、のうち、少なくともいずれかを備えているので、下弦断面積変化部、上弦断面積変化部、斜材断面積変化部の支持部側において、支持部側に位置されるトラス部材(下弦部材、上弦部材、斜材部材)に付加される荷重を低減することができる。
その結果、片持ちトラスを構成するトラス部材に生じる圧縮応力又は引張応力を小さくすることができる。
また、トラス構造が大型化することに起因する重量増大及び建設コストの増大を抑制することができる。
ここで、軸方向(長手方向)に沿って見たときの断面積とは、上弦、下弦、斜材構造を、それぞれを構成するトラス部材(下弦部材、上弦部材、斜材部材)の肉部分の断面積であり、中空部を有する場合には外形の断面積から中空部の断面積を差し引いた断面積をいう。
また、断面積の比較は、トラス部材本体同士の間で行うものとする。ここで、トラス部材本体とは、トラス部材のうち、ジョイント部と接続するために形成された部材又は部分(例えば、コーン部、スプライスプレート等)を除いた部分をいう。
また、断面積が支持部側よりも自由端側が小さく形成されているとは、支持部側位置における断面積と自由端側位置における断面積との大小関係をいい、支持部側位置と自由端側位置の間に、断面積が変化しない部分や断面積が一端拡大する部分が形成されていてもよい。
また、断面積変化部を特定する場合の支持部側位置と自由端側位置は、下弦、上弦、斜材構造を構成するひとつのトラス部材内、複数のトラス部材の間のいずれの間に構成されてもよい。
(2)上記(1)に記載の立体トラス構造であって、前記断面形状変化部は、前記下弦が複数の下弦部材をジョイント部で接合されて構成されるとともに、前記下弦において、前記支持部側に位置される第1下弦部材と前記第1下弦部材の前記自由端側に配置されて軸方向に沿って見たときの断面積が前記第1下弦部材よりも小さく形成された第2下弦部材とを有することにより構成された下弦断面積変化部と、前記上弦が複数の上弦部材をジョイント部で接合されて構成されるとともに、前記上弦において、前記支持部側に位置される第1上弦部材と前記第1上弦部材の前記自由端側に配置されて軸方向に沿って見たときの断面積が前記第1上弦部材よりも小さく形成された第2上弦部材とを有することにより構成された上弦断面積変化部と、前記斜材構造において、前記支持部側に位置される第1斜材部材と前記第1斜材部材の前記自由端側に配置されて軸方向に沿って見たときの断面積が前記第1斜材部材よりも小さく形成された第2斜材部材とを有することにより構成された斜材断面積変化部と、のうち、少なくともいずれかを備えていてもよい。
この発明に係る立体トラス構造によれば、断面積変化部が、複数の下弦部材がジョイントで接合された下弦と、複数の上弦部材がジョイントで接合された上弦と、斜材構造と、のうち、少なくともいずれかに形成されているので、例えば、軸方向に沿って断面が一定に形成されたストレートな棒状のトラス部材(下弦部材、上弦部材、斜材部材)を用いることにより、容易に下弦断面積変化部、上弦断面積変化部、斜材断面積変化部を形成することができる。
その結果、簡単な構造によって、容易かつ効率的に立体トラス構造を形成することができる。
(3)上記(1)又は(2)に記載の立体トラス構造であって、前記断面形状変化部は、前記下弦が複数の下弦部材をジョイント部で接合されて構成されるとともに、軸方向に沿って見たときに前記自由端側の断面積が前記支持部側の断面積よりも小さく形成されたテーパ付き下弦部材と、前記上弦が複数の上弦部材をジョイント部で接合されて構成されるとともに、軸方向に沿って見たときに前記自由端側の断面積が前記支持部側の断面積よりも小さく形成されたテーパ付き上弦部材と、前記斜材構造において、軸方向に沿って見たときに前記自由端側の断面積が前記支持部側の断面積よりも小さく形成されたテーパ付き斜材部材と、のうち、少なくともいずれかを備えていてもよい。
この発明に係る立体トラス構造によれば、断面積変化部が、下弦が複数の下弦部材をジョイント部で接合されて構成されるとともに、軸方向に沿って見たときに自由端側の断面積が支持部側の断面積よりも小さく形成されたテーパ付き下弦部材と、上弦が複数の上弦部材をジョイント部で接合されて構成されるとともに、軸方向に沿って見たときに自由端側の断面積が支持部側の断面積よりも小さく形成されたテーパ付き上弦部材と、斜材構造において、軸方向に沿って見たときに自由端側の断面積が支持部側の断面積よりも小さく形成されたテーパ付き斜材部材と、のうち、少なくともいずれかを備えているので、例えば、ジョイント部とジョイント部の間においても、容易に断面積変化部を形成することができる。
その結果、ジョイント部とジョイント部の間隔が長い区間において、トラス部材に付加される荷重を効率的に軽減することができる。
(4)上記(3)に記載の立体トラス構造であって、前記断面形状変化部は、前記テーパ付き下弦部材が前記支持部から前記自由端側に向かって隣接配置されるとともに、前記支持部側に配置される第1テーパ付き下弦部材の前記自由端側の前記断面積が、前記自由端側に配置される第2テーパ付き下弦部材の前記支持部側の前記断面積以上に形成されているテーパ付き下弦部材列と、前記テーパ付き上弦部材が前記支持部から前記自由端側に向かって隣接配置されるとともに、前記支持部側に配置される第1テーパ付き上弦部材の前記自由端側の前記断面積が、前記自由端側に配置される第2テーパ付き上弦部材の前記支持部側の前記断面積以上に大きく形成されているテーパ付き上弦部材列と、前記テーパ付き斜材部材が前記支持部から前記自由端側に向かって隣接配置されるとともに、前記支持部側に配置される第1テーパ付き斜材部材の前記自由端側の前記断面積が、前記自由端側に配置される第2テーパ付き斜材部材の前記支持部側の前記断面積以上に形成されているテーパ付き斜材部材列と、のうち、少なくともいずれかを備えていてもよい。
この発明に係る立体トラス構造によれば、断面形状変化部が、テーパ付き下弦部材が隣接配置されるとともに第1テーパ付き下弦部材の自由端側の断面積が第2テーパ付き下弦部材の支持部側の断面積以上に形成されてたテーパ付き下弦部材列と、テーパ付き上弦部材が隣接配置されるとともに第1テーパ付き上弦部材の自由端側の断面積が第2テーパ付き上弦部材の支持部側の断面積以上に大きく形成されているテーパ付き上弦部材列と、テーパ付き斜材部材が隣接配置されるとともに第1テーパ付き斜材部材の自由端側の断面積が第2テーパ付き斜材部材の支持部側の断面積以上に形成されているテーパ付き斜材部材列と、のうち、少なくともいずれかを備えているので、テーパ付き下弦部材、テーパ付き上弦部材、テーパ付き斜材部材を、トラス構造において、断面積変化部をさらに有効に活用することができる。
また、テーパ付き下弦部材、テーパ付き上弦部材、テーパ付き斜材部材を用いたトラス構造の力学的な安定性、意匠的安定性を向上することができる。
本発明の立体トラス構造によれば、片持ちトラスを有するトラス構造において、支持部側に位置されるトラス部材に付加される荷重及びモーメントを低減することができる。
本発明の第1実施形態に係る立体トラス構造を適用した建築物の一例の概略構成を説明する斜視図である。 第1実施形態に係る立体トラス構造の概略構成を説明する斜視図である。 第1実施形態に係る立体トラス構造の概略構成を説明する側面から見た図である。 第1実施形態に係る立体トラス構造の概略構成を説明する平面図である。 第1実施形態に係る立体トラス構造の詳細を説明する側面から見た概念図である。 第1実施形態に係る立体トラス構造における断面積変化部の概略構成を説明する隣接配置されたトラス部材を、軸方向に沿って見たときの断面形状の概略を示す概念図であり、(A)は図5に矢視VIA-VIAで示す図であり、(B)は図5に矢視VIB-VIBで示す図である。 第1実施形態に係る立体トラス構造を構成するボールジョイントの一例を説明する概略構成図である。 第1実施形態の第1変形例に係る断面積変化部の概略構成を説明する隣接配置されたトラス部材を、軸方向に沿って見たときの断面形状の概略を示す概念図であり、(A)は図5に矢視VIA-VIAで示す図であり、(B)は図5に矢視VIB-VIBで示す図である。 第1実施形態の第2変形例に係る立体トラス構造を構成するボールジョイントを説明する概略構成図である。 本発明の第2実施形態に係る立体トラス構造の詳細を説明する側面から見た概念図である。 第2実施形態に係る立体トラス構造を構成するテーパ付きトラス部材の概略構成を説明する軸線を含む縦断面図である。 本発明の第3実施形態に係る立体トラス構造の詳細を説明する側面から見た概念図である。 本発明の第4実施形態に係る立体トラス構造の詳細を説明する側面から見た概念図である。 本発明の第5実施形態に係る立体トラス構造の詳細を説明する側面から見た概念図である。
以下、図1〜図7を参照して、本発明の第1実施形態に係る立体トラス構造について説明する。図1は、第1実施形態に係る立体トラス構造を適用した建築物の一例の概略構成を説明する斜視図である。また、図2は、第1実施形態に係る立体トラス構造の概略構成を説明する上方から見た斜視図であり、図3は側面から見た概略構成図であり、図4は平面図である。また、図5は、第1実施形態に係る立体トラス構造の詳細を説明する側面から見た概念図である。また、図6は、下弦部材(トラス部材)を、軸方向に沿って見たときの断面形状の概略を示す概念図であり、(A)は図5に矢視VIA-VIAで示す図であり、(B)は図5に矢視VIB-VIBで示す図である。また、図7は、立体トラス構造を構成するボールジョイント(ジョイント部)の一例を説明する概略構成図である。
図1〜図7において、符号100は建築物を、符号10は立体トラス(立体トラス構造)を、符号11は下弦を、符号110は下弦部材を、符号12は上弦を、符号120は上弦部材を、符号13は斜材構造を、符号130は斜材部材を、符号14はボールジョイント(ジョイント部)を示している。また、符号10Fは片持ちトラスを示している。また、片持ちトラス10Fにおける支持部側を後方側R、自由端側を前方側Fとする。なお、下弦部材、上弦部材、斜材部材をとらす部材という場合がある。
第1実施形態に係る建築物100は、図1に示すように、例えば、複数(例えば、4本)の前方支持柱(支持部)101と、複数(例えば、4本)の後方支持柱102と、天井部材103と、複数(例えば、4組)の立体トラス(立体トラス構造)10と、横部材10Jと、を備えている。
ここで、前方支持柱(支持部)101、後方支持柱102、立体トラス(立体トラス構造)10の数については、任意の数(単数又は複数)に設定することが可能である。
また、この実施形態において、立体トラス(立体トラス構造)10は、図示していないが、建築物100の左側Aから右側Bにわたって前方支持柱(支持部)101、後方支持柱102と対応して配置されていて、天井部材103を上方から保持する構成とされている。
前方支持柱(支持部)101は、天井部材103の前方側Fと後方側Rの中間位置において、天井部材103の左側Aの端部近傍と右側Bの端部近傍、及び両端部近傍の前方支持柱101の間に間隔(例えば、等間隔)をあけて配置され、立体トラス10を下方から支持している。
後方支持柱102は、天井部材103の後方側Rの端部において、天井部材103の左側Aの端部近傍と右側Bの端部近傍、及び両端部近傍の後方支持柱102の間に間隔(例えば、等間隔)をあけて配置され、立体トラス10を下方から支持している。
また、それぞれの立体トラス(立体トラス構造)10は、左側Aから右側Bに向かって間隔をあけて隣接配置されている。なお、隣接する立体トラス(立体トラス構造)10の間に間隔をあけるかどうかは任意に設定することが可能である。
横部材10Jは、例えば、立体トラス10の前後方向における任意の位置で、隣接する立体トラス10の下弦11を構成するボールジョイント(ジョイント部)14同士、及び上弦12を構成するボールジョイント(ジョイント部)14同士を左右方向で接合(必要に応じて斜材を用いてもよい)して、隣接する立体トラス10の間にトラス構造を構成している。なお、横部材10Jを配置する位置及び数については任意に設定することが可能である。
立体トラス(立体トラス構造)10は、図2〜図4に示すように、例えば、下弦11と、上弦12と、複数の斜材13と、複数のボールジョイント(ジョイント部)14と、複数の横部材10Mと、を備えている。
また、立体トラス(立体トラス構造)10は、前側支持柱101の前方側Fに位置される片持ちトラス10Fを備えている。
片持ちトラス10Fは、支持部前側支持柱101を支持部とし、前方側Fの先端部が自由端とされている。
片持ちトラス10Fにおいて、下弦11と上弦の間隔で表されるデプスは任意に設定することが可能であるが、この実施形態では、例えば、片持ちトラス10Fのデプスは全長にわたって一定に設定されている。
下弦11は、図2〜図4に示すように、それぞれ前後方向(前方側Fから後方側Rに向かう方向)に沿って延在し、左右に並行して配置される二つの下弦部材列110・・・110と、横部材10Mと、を備えている。
また、下弦11は、例えば、同一平面状に形成され、後方側Rに対して前方側Fがわずかに上方に位置されている。
下弦部材列110・・・110は、前後方向に配列された複数の下弦部材110がボールジョイント(ジョイント部)14によって接合された構成とされている。
また、左右の下弦部材列110・・・110は、前後方向における対応する位置で、横部材10Mによって接合されている。
また、下弦11は、図5に示すように、下弦部材111S、112S、113S(110)がボールジョイント(ジョイント部)14を介して接合された構成とされている。
また、下弦部材111S、112S、113S(110)は、それぞれ軸方向(長手方向)に沿って外形形状(外径)が同一とされそれぞれ軸方向に沿ってストレートに形成されている。
また、互いに隣接配置された下弦部材111S、112S、113S(110)は、軸方向に沿って見たときの断面積が、片持ちトラス10Fの支持部101側から先端側Fに向かって順次縮小(縮径)されている。その結果、ボールジョイント(ジョイント部)14ごとに断面積変化が生じる下弦断面積変化部を備えている。
ここで、下弦部材111S、112S、113S(110)は、後方側Rに治されるものを第1下弦部材、先端側Fに位置されるものを第2下弦部材とする。
また、それぞれの下弦部材110、横部材10Mは、配置された位置における圧縮力、引張力に耐え得うる強度を備えている。
すなわち、(下弦部材111Sの断面積)>(下弦部材112Sの断面積)、(下弦部材112Sの断面積)>(下弦部材113Sの断面積)に設定されている。
また、この実施形態において、(下弦部材111Sの断面積)>(下弦部材112Sの断面積)は、図6に示すように、例えば、(下弦部材111Sの外形(外径)φD111S)>(下弦部材121Sの外形(外径)φD121S)、及び(下弦部材111Sの肉厚t111S)=(下弦部材121Sの肉厚t121S)であることによって実現されている。
また、(下弦部材112Sの断面積)>(下弦部材113Sの断面積)についても同様である。
なお、図5では、下弦断面積変化部を、3つの下弦部材111S、112S、113S(110)によって示したが、第1実施形態に係る下弦断面積変化部は、片持ちトラス10Fの全長にわたって形成されている。
下弦部材110は、例えば、STK400、STK490、STKN400、STKN49により形成され、断面が中空円形に形成された円筒状の軸部材とされていて、軸方向における両端には、先端側が縮径されるコーン部が形成されている。(例えば、図7に示す上弦部材120と同様の構成とされている。)
横部材10Mは、前後方向に間隔をあけて配置され、前後方向において互いに対応する位置で左右の下弦部材列下弦部材列110・・・110に配置されたボールジョイント14同士を接合するように構成されている。
なお、横部材10Mは、例えば、STK400、STK490、STKN400、STKN49により形成されている。
上弦12は、図2〜図4に示すように、前後方向に配列された複数の上弦部材120がボールジョイント(ジョイント部)14によって接合された構成とされている。
また、この実施形態において、図3、図4に示すように、上弦12と下弦11とは並行して形成されている。
上弦部材120は、例えば、STK400、STK490、STKN400、STKN49により形成され、図6に示すように、断面が中空円形に形成された円筒状の軸部材とされていて、軸方向における両端部には、先端側が縮径されるコーン部が形成されている。
また、上弦12は、前側支持柱101の後方側Rにおける最初のボールジョイント(ジョイント部)14までの片持ちトラス10Fでは、前方側Fから後方側Rに向かって次第に高くなり、片持ちトラス10Fの後方側Rでは、後方側Rに向かうにしたがってしだいに低くなる構成とされている。
また、上弦12は、図2、図4に示すように、例えば、平面視して左右二つの下弦部材列の中央に配置されている。
また、上弦12は、図5に示すように、上弦部材121S、122S、123S(120)がボールジョイント(ジョイント部)14を介して接合された構成とされている。
上弦部材121S、122S、123S(120)は、それぞれ軸方向(長手方向)に沿って外形形状(外径)が同一とされそれぞれ軸方向に沿ってストレートに形成されている。
また、互いに隣接配置された上弦部材121S、122S、123S(120)は、軸方向に沿って見たときの断面積が、片持ちトラス10Fの支持部101側から先端側Fに向かって順次縮小(縮径)されている。その結果、ボールジョイント(ジョイント部)14ごとに断面積変化が生じる上弦断面積変化部を備えている。
ここで、上弦部材121S、122S、123S(120)は、後方側Rに治されるものを第1上弦部材、先端側Fに位置されるものを第2上弦部材とする。
また、それぞれの上弦部材120は、配置された位置における圧縮力、引張力に耐え得うる強度を備えている。
すなわち、(上弦部材121Sの断面積)>(下弦部材122Sの断面積)、(下弦部材122Sの断面積)>(下弦部材123Sの断面積)に設定されている。
なお、(上弦部材121Sの断面積)>(下弦部材122Sの断面積)、(下弦部材122Sの断面積)>(下弦部材123S)の構成については、上述の図6で示した構成と同様であるので説明を省略する。
なお、図5では、上弦断面積変化部を、3つの下弦部材121S、122S、123S(120)によって示したが、第1実施形態に係る上弦断面積変化部は、片持ちトラス10Fの全長(支持部から最も前方側F位置されるボールジョイント14までの範囲)にわたって形成されている。
上弦部材120は、例えば、STK400、STK490、STKN400、STKN490により形成され、図7に示すように、断面が中空円形に形成された円筒状の軸部材とされていて、軸方向における両端部には、先端側が縮径されるコーン部が形成されている。
斜材構造13は、例えば、下弦11に配置されたボールジョイント(ジョイント部)14と上弦12に配置されたボールジョイント(ジョイント部)14を介して、下弦11と上弦12とを接合する複数の斜材部材130を備えている。
また、それぞれの斜材部材130は、配置された位置における圧縮力、引張力に耐え得うる強度を備えている。
そして、斜材部材130は、支持部材R側に位置されるボールジョイント14と、前方側Fに位置されるボールジョイント14とを、下弦11側と上弦12側とを交互に接合して斜めに配置されている。
斜材構造13は、この実施形態において、図5に示すように、例えば、斜材部材130F(130)と、斜材部材131R(130)と、斜材部材131F(130)と、斜材部材132R(130)と、斜材部材132F(130)と、を備えている。
また、斜材部材130F、斜材部材131R、斜材部材131F、斜材部材132R、斜材部材132Fは、それぞれ長手方向に沿って外形形状(外径)が同一に形成されそれぞれ軸方向に沿ってストレートに形成されている。
また、斜材部材130F(130)、斜材部材131R(130)及び斜材部材131F(130)、斜材部材132R(130)及び斜材部材132F(130)は、軸方向に沿って見たときの断面積が、片持ちトラス10Fの支持部101側から先端側Fに向かって、上弦11側のボールジョイント(ジョイント部)14ごとに、順次縮小(縮径)されている。その結果、ボールジョイント(ジョイント部)14ごとに断面積変化が生じる斜材断面積変化部を備えている。
ここで、斜材部材130F、131R、131F、132R、132F(130)は、後方側Rに治されるものを第1斜材部材、先端側Fに位置されるものを第2斜材部材とする。
すなわち、(斜材部材130Fの断面積)>(斜材部材131Rの断面積)、(斜材部材131Rの断面積)=(斜材部材131Fの断面積)、(斜材部材131Fの断面積)>(斜材部材132Rの断面積)、(斜材部材132Rの断面積)=(斜材部材132Fの断面積)に設定されている。
なお、(斜材部材130Fの断面積)>(斜材部材131Rの断面積)、(斜材部材131Fの断面積)>(斜材部材132Rの断面積)の構成については、上述の図6で示した構成と同様であるので説明を省略する。
また、図5において、斜材断面積変化部は、3種類の斜材部材130F、斜材部材131R及び斜材部材131F、斜材部材132R及び斜材部材132Fにより示したが、第1実施形態に係る斜材断面積変化部は、例えば、片持ちトラス10Fの全長にわたって形成されている。
なお、斜材断面積変化部は、例えば、上弦11側のボールジョイント14及び下弦12側のボールジョイント14ごとに形成された構成とされていてもよい。
斜材部材130は、例えば、STK400、STK490、STKN400、STKN49により形成され、図7に示すように、断面が中空円形に形成された円筒状の軸部材とされていて、軸方向における両端部には、先端側が縮径されるコーン部が形成されている。
ボールジョイント(ジョイント部)14は、図7に示すように、例えば、球形に形成されていて、球面には内方に向かって略U字形にくぼむ凹部14Uが形成されている。
また、ボールジョイント14には、球面から凹部14Uに貫通する複数のねじ穴14Tが形成されている。
そして、例えば、上弦部材120のコーン部に軸方向に沿って配置されスプリング15Sによって押圧、保持されたボルト15Aや、斜材部材130のコーン部に軸方向に沿って配置、保持されたボルト15Bが、ねじ穴14Tに螺合される構成とされている。
その結果、上弦部材120や斜材部材130とボールジョイント14とを接合するとともに、ボールジョイント14を介して上弦部材120と斜材部材130とを接合するようになっている。
なお、上弦部材120、斜材部材130に、ボルト15A及びスプリング15S、ボルト15Bのいずれを適用するかは任意に設定することが可能である。また、下弦部材110に対して上記構成を適用してもよい。
第1実施形態に係る立体トラス10によれば、下弦断面積変化部と、上弦断面積変化部と、斜材断面積変化部とを備えているので、下弦11、上弦12、斜材構造13の後方側Rにおいて付加される荷重を低減することができる。
その結果、片持ちトラス10Fを構成するトラス部材に生じる圧縮応力又は引張応力を小さくすることができる。
また、立体トラス10が大型化することに起因する重量増大及び建設コストの増大を抑制することができる。
また、第1実施形態に係る立体トラス10によれば、複数の下弦部材11がボールジョイント14で接合された下弦11と、複数の上弦部材12がボールジョイント14で接合された上弦12と、斜材構造13に形成されているので、ストレートに形成された下弦部材110、上弦部材120、斜材部材130を用いることにより、容易に下弦断面積変化部、上弦断面積変化部、斜材断面積変化部を形成することができる。
その結果、簡単な構造によって、容易かつ効率的に立体トラス構造を形成することができる。
また、立体トラス10によれば、設計自由度が向上するとともに、片持ちトラス10Fを軽量化することが可能となり、片持ちトラス10Fを曲面的に配置して立体トラスの意匠性を向上することができる。
<第1実施形態(第1変形例)>
以下、図8を参照して、第1実施形態の変形例に係るトラス部材について説明する。図8は、第1実施形態の第1変形例に係る断面積変化部の概略構成を説明する隣接配置された下弦部材(トラス部材)120を、軸方向に沿って見たときの断面形状の概略を示す概念図であり、図8(A)は図5に矢視VIA-VIAで示す図であり、図8(B)は図5に矢視VIB-VIBで示す図である。
図8において、符号111S、112Sは、隣接配置された下弦部材(トラス部材)120を示している。なお、この変形例において、図5に示した下弦部材111S、112Sは、外形(外径)が同一に設定されているものとする。
第1実施形態の変形例では、例えば、図5において隣接配置された下弦部材(トラス部材)111S、下弦部材(トラス部材)112Sは、軸方向に沿って見たときの断面形状は、図8に示すように、例えば、外形が同径に形成され、かつ(上弦部材122Sの肉厚)>(第2上弦部材123Sの肉厚)に設定されている。
その結果、外形が同径に形成されている場合であっても、軸方向に見たときに、(第1上弦部材122Sの断面積)>(第2上弦部材123Sの断面積)に設定することができる。
その結果、後方側Rにおけるトラス部材の荷重を軽減することができる。
なお、トラス部材は、下弦部材120に限定されることなく、上弦部材120、斜材部材130に適用してもよい。
<第1実施形態(第2変形例)>
以下、図9を参照して、第1実施形態の変形例に係るボールジョイントについて説明する。図7は、第1実施形態に係る立体トラス構造を構成するボールジョイントの変形例を説明する概略構成図である。図7において、符号140はボールジョイント(ジョイント部)を示している。
ボールジョイント(ジョイント部)140は、図7に示すように、例えば、球形に形成され、球面に内方に向かってくぼむとともに、内方が拡径された略C字形の凹部14Cが形成されている。
また、ボールジョイント140には、球面から凹部14Cに貫通する複数の貫通穴14Hが形成されている。
そして、貫通穴14Hを通じて上弦部材120のコーン部端面に軸方向に沿って形成されたねじ穴12Tや、斜材部材130のコーン部端面に軸方向に沿って形成されたねじ穴13Tに、凹部14C内に配置したボルト16Aやボルト15Bを螺合させるように構成されている。
かかる構成により、上弦部材120や斜材部材130とボールジョイント140とを接合するとともに、ボールジョイント140を介して上弦部材120と斜材部材130とを接合するようになっている。なお、下弦部材110に対して上記構成を適用してもよい。
また、ボールジョイント(ジョイント部)14、140以外の構成のボールジョイント(ジョイント部)を用いてもよい。
<第2実施形態>
以下、図10を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。
図10は、本発明の第2実施形態に係る立体トラスの詳細を説明する側面から見た概念図である。図10において、符号20は立体トラス(立体トラス構造)を、符号11Aは下弦を、符号111T〜113T(110)はテーパ付き下弦部材を、符号12Aは上弦を、符号121T〜123T(120)はテーパ付き上弦部材を、符号130F、131R、131F、132R、132F(130)は斜材部材を示している。なお、図10は、立体トラス20を部分的に示すものである。
立体トラス(立体トラス構造)20は、図10に示すように、例えば、下弦11Aと、上弦12Aと、斜材構造13と、複数のボールジョイント(ジョイント部)14とを備えている。
また、立体トラス(立体トラス構造)20は、下弦断面積変化部と、上弦断面積変化部と、斜材断面積変化部と、を備えている。
下弦11Aは、図10に示すように、例えば、テーパ付き下弦部材111T(110)と、テーパ付き下弦部材112T(110)と、テーパ付き下弦部材113T(110)と、を備えている。
また、テーパ付き下弦部材111T、テーパ付き下弦部材112T、テーパ付き下弦部材113Tは、隣接配置される場合に、支持部が位置される後方側Rに配置されるものを第1テーパ下弦部材、自由端が位置される前方側Fに配置されるものを第2テーパ下弦部材とする。
また、(テーパ付き下弦部材111Tの前方側Fの断面積)≧(テーパ付き下弦部材112Tの後方側Rの断面積)、(テーパ付き下弦部材112Tの前方側Fの断面積)≧(テーパ付き下弦部材113Tの後方側Rの断面積)に設定されていることが好適である。
上弦12Aは、例えば、テーパ付き上弦部材121T(120)と、テーパ付き下弦部材122T(120)と、テーパ付き下弦部材123T(120)と、を備えている。
また、テーパ付き上弦部材121T、テーパ付き上弦部材122T、テーパ付き上弦部材123Tは、隣接配置される場合に、支持部が位置される後方側Rに配置されるものを第1テーパ上弦部材、自由端が位置される前方側Fに配置されるものを第2テーパ上弦部材とする。
また、(テーパ付き上弦部材121Tの前方側Fの断面積)≧(テーパ付き上下弦部材122Tの後方側Rの断面積)、(テーパ付き上弦部材122Tの前方側Fの断面積)≧(テーパ付き上弦部材123Tの後方側Rの断面積)に設定されていることが好適である。
斜材構造13は、例えば、下弦11Aに配置されたボールジョイント(ジョイント部)14と上弦12Aに配置されたボールジョイント(ジョイント部)14を介して、下弦11Aと上弦12Aとを接合する複数の斜材部材130を備えている。その他は、第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
以下、図11を参照して、テーパ付き下弦部材110Tについて説明する。
テーパ付き下弦部材110Tは、図10に示すテーパ付き下弦部材111T、112T、113(110)の概略構成を説明する軸線を含む縦断面図である。
テーパ付き下弦部材110Tは、図11に示すように、例えば、軸線Oを含む断面において、後方側Rから前方側Fに向かって漸次縮径される略テーパ形円筒状に形成されている。
また、テーパ付き下弦部材110Tは、この実施形態において、後方側Rの肉厚D1と、前方側Fの肉厚D2が同一に設定されている。
なお、テーパ付き下弦部材110Tの後方側Rの肉厚D1と前方側Fの肉厚D2については任意に設定することが可能であり、(後方側Rの肉厚D1)≧(前方側Fの肉厚D2)に設定してもよいし、軸方向に見たときに、後方側Rの断面積が前方側Fよりも小さくなる範囲で、(後方側Rの肉厚D1)<(前方側Fの肉厚D2)に設定してもよい。
なお、テーパ付き上弦部材121T〜123T(120)の構成について、テーパ付き下弦部材110Tと同様であるので説明を省略する。
第2実施形態に係る立体トラス20によれば、断面積変化部が、下弦11Aに配置されボールジョイント14で接合される複数のテーパ付き下弦部材111T〜113T(110)と、上弦12Aに配置されボールジョイント14で接合される複数のテーパ付き上弦部材121T〜123T(120)と、斜材構造13とを備え、下弦断面積変化部と、上弦断面積変化部と、斜材断面積変化部と、を備えているので、ので、テーパ付き下弦部材110、テーパ付き上弦部材120、斜材構造13を構成する斜材部材130の後方側Rにおける荷重を低減することができる。
その結果、片持ちトラスを構成するトラス部材に生じる圧縮応力又は引張応力を小さくすることができる。
また、立体トラス10が大型化することに起因する重量増大及び建設コストの増大を抑制することができる。
また、テーパ付き下弦部材111T〜113T(110)、テーパ付き上弦部材121T〜123T(120)を用いることにより、ボールジョイント14とボールジョイント14の間に、容易に下弦断面積変化部、上弦断面積変化部を形成することができる。
その結果、ボールジョイント14とボールジョイント14の間隔が長い区間において、トラス部材に付加される荷重を効率的に軽減することができる。
また、第2実施形態に係る立体トラス20によれば、隣接配置されるテーパ付き下弦部材列111T及び112T、112T及び113T(110)、隣接配置されるテーパ付き上弦部材列121T及び122T、122T及び123T(110)において、それぞれの後方側Rに位置されるテーパ付きトラス部材(第1テーパ付きトラス部材)の前方側Fの断面積が、前方側Fに位置されるテーパ付きトラス部材(第2テーパ付きトラス部材)の後方側Rの断面積以上に設定されているので、立体トラス20において、断面積変化部をさらに有効に活用することができる。
また、立体トラス20における力学的な安定性、及び意匠的安定性を向上することができる。
<第3実施形態>
以下、図12を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。
図12は、本発明の第3実施形態に係る立体トラスの詳細を説明する側面から見た概念図である。図12において、符号30は立体トラス(立体トラス構造)を、符号11は下弦を、符号111S〜11S(110)は下弦部材を、符号12Aは上弦を、符号121T〜123T(120)はテーパ付き上弦部材を、符号130F、131R、131F、132R、132F(130)は斜材部材を示している。なお、図12は、立体トラス30を部分的に示すものである。
立体トラス(立体トラス構造)30は、図12に示すように、例えば、下弦11と、上弦12Aと、斜材構造13と、複数のボールジョイント(ジョイント部)14とを備えている。
また、立体トラス(立体トラス構造)30は、下弦断面積変化部と、上弦断面積変化部と、斜材断面積変化部と、を備えている。
下弦11は、図12に示すように、下弦部材111S、112S、113S(110)がボールジョイント(ジョイント部)14を介して接合された構成とされている。
また、下弦部材111S、112S、113S(110)は、それぞれ軸方向(長手方向)に沿って外形形状(外径)が同一とされそれぞれ軸方向に沿ってストレートに形成されている。その他は、第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
上弦12Aは、例えば、テーパ付き上弦部材121T(120)と、テーパ付き下弦部材122T(120)と、テーパ付き下弦部材123T(120)と、を備えている。
また、(テーパ付き上弦部材121Tの前方側Fの断面積)≧(テーパ付き上下弦部材122Tの後方側Rの断面積)、(テーパ付き上弦部材122Tの前方側Fの断面積)≧(テーパ付き上弦部材123Tの後方側Rの断面積)に設定されていることが好適である。その他は、第2実施形態と同様であるので説明を省略する。
斜材構造13は、例えば、下弦11に配置されたボールジョイント(ジョイント部)14と上弦12Aに配置されたジョイント部14とを介して、下弦11と上弦12Aとを接合する複数の斜材部材130を備えている。その他は、第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
<第4実施形態>
以下、図13を参照して、本発明の第4実施形態について説明する。
図13は、本発明の第4実施形態に係る立体トラスの一例の詳細を説明する側面から見た概念図である。図13において、符号40は立体トラス(立体トラス構造)を、符号11は下弦を、符号110は下弦部材を、符号12は上弦を、符号120は上弦部材を、符号130TR、130TFはテーパ付き斜材部材を示している。なお、図13は、立体トラス40を部分的に示すものである。
立体トラス(立体トラス構造)40は、図13に示すように、例えば、下弦11と、上弦12と、斜材構造13Aと、複数のボールジョイント(ジョイント部)14とを備えている。
立体トラス(立体トラス構造)40は、斜材構造13Aに形成された斜材断面積変化部を備えている。
下弦11、上弦12に断面変化部を形成するかどうかは任意に設定可能であり、それぞれ第1実施形態に係る下弦11、上弦12、第2実施形態に係る下弦11A、上弦12Aを任意に適用してもよい。
斜材構造13Aは、図13に示すように、テーパ付き斜材部材131TR(130)と、テーパ付き斜材部材131TF(130)と、を備えている。
ここで、支持部が位置される後方側Rに配置されるテーパ付き斜材部材131TR(130)を第1テーパ付き斜材部材、自由端が位置される前方側Fに配置されるテーパ付き斜材部材131TF(130)を第2テーパ付き斜材部材とする。
第1テーパ付き斜材部材131TRは、上弦12に配置され後方側Rに位置されるボールジョイント(ジョイント部)14と、下弦11に配置され前方側Fに位置されるボールジョイント(ジョイント部)14と斜めに接合する。
また、第1テーパ付き斜材部材131TRは、例えば、第2実施形態において図11に示したテーパ付き下弦部材110と同様に、軸線を含む断面において、後方側Rから前方側Fに向かって漸次縮径される略テーパ形円筒状に形成され、例えば、軸方向における肉厚が一定に形成されている。
第2テーパ付き斜材部材131TFは、下弦11に配置され後方側Rに位置されるボールジョイント(ジョイント部)14と、上弦12に配置され前方側Fに位置されるボールジョイント(ジョイント部)14と斜めに接合する。
また、第2テーパ付き斜材部材131TFは、例えば、第2実施形態において図11に示したテーパ付き下弦部材110と同様に、軸線を含む断面において、後方側Rから前方側Fに向かって漸次縮径される略テーパ形円筒状に形成され、例えば、軸方向における肉厚が一定に形成されている。
また、この実施形態において、第1テーパ付き斜材部材131TR(130)の前方側Fの断面積と、第2テーパ付き斜材部材131TF(130)の後方側Rの断面積の関係については任意に設定することが可能である。
この実施形態においては、例えば、第1テーパ付き斜材部材131TR(130)の前方側Fの断面積は、第2テーパ付き斜材部材131TF(130)の後方側Rの断面積以上に形成されている。
また、第1テーパ付き斜材部材131TR、第2テーパ付き斜材部材131TFの後方側Rの肉厚と前方側Fの肉厚については任意に設定することが可能であり、(後方側Rの肉厚)≧(前方側Fの肉厚)に設定してもよいし、軸方向に見たときに、後方側Rの断面積が前方側Fよりも小さくなる範囲で、(後方側Rの肉厚)<(前方側Fの肉厚)に設定してもよい。
また、同じ外径のテーパ付き斜材部材130を、後方側Rから前方側Fに複数配置してもよい。
第4実施形態に係る立体トラス(立体トラス構造)40によれば、斜材構造13Aが、テーパ付き斜材部材を用いて形成されているので、後方側Rに位置されるトラス部材にかかる荷重をより効率的に軽減することができる。
<第5実施形態>
以下、図14を参照して、本発明の第5実施形態について説明する。
図14は、本発明の第5実施形態に係る立体トラスの詳細を説明する側面から見た概念図である。図14において、符号50は立体トラス(立体トラス構造)を、符号11Cは下弦を、符号110Hは下弦部材を、符号12Cは上弦を、符号120Hは上弦部材を、符号13Cは斜材構造を、符号130DR、130DF(130D)は斜材部材を、符号14Gは接続部材(ジョイント部)を示している。なお、図14は、立体トラス50を部分的に示すものである。
立体トラス(立体トラス構造)50は、図14に示すように、例えば、下弦11Cと、上弦12Cと、斜材構造13Cと、複数の接続部材(ジョイント部)14Gとを備えている。
また、立体トラス(立体トラス構造)50は、例えば、斜材部材構造の全長にわたって斜材断面積変化部が形成されている。
下弦11Cは、図14に示すように、例えば、軸方向(長手方向)に沿って見たときに断面形状が一定とされた一本の下弦部材110Hを備えている。
この実施形態において、上弦部材120Hは、例えば、上面及び下面にフランジ部を配置したH形鋼により構成されている。
また、下弦11Cには間隔をあけて複数の接続部材(ジョイント部)14Gが配置されている。
なお、立体トラス50に下弦断面積変化部が形成された構成としてもよい。また、下弦11Cに下弦断面積変化部を形成する際には、例えば、H形鋼のウエブに後方側Rから先端側Fに向かうにしたがってウエブ高さが低くなる傾斜部を加工して、軸方向に沿って見たときの断面積が、支持部側よりも自由端側が小さく形成されたトラス部材(テーパ付きH形鋼)を用いてもよいし、断面積が順次小さくなる複数のトラス部材(例えば、H形鋼等)を接合して下弦断面変化部を構成してもよい。
また、下弦の断面形状については任意に設定することが可能であり、例えば、H形鋼に代えて、他の形状の形鋼、多角形や断面円形の中実又は中空の棒状部材により構成してもよい。
上弦12Cは、例えば、軸方向(長手方向)に沿って見たときに断面形状が一定とされた一本の上弦部材120Hを備えている。
この実施形態において、上弦部材120Hは、例えば、上面及び下面にフランジ部を配置したH形鋼により構成されている。
また、上弦12Cには、下弦11Cに配置された接続部材(ジョイント部)14Gと交互に複数の接続部材(ジョイント部)14Gが配置されている。
なお、立体トラス50に上弦断面積変化部が形成された構成としてもよい。また、上弦12Cに上弦断面積変化部を形成する際には、例えば、H形鋼のウエブに後方側Rから先端側Fに向かうにしたがってウエブ高さが低くなる傾斜部を加工して、軸方向に沿って見たときの断面積が、支持部側よりも自由端側が小さく形成されたトラス部材(テーパ付きH形鋼)を用いてもよいし、断面積が順次小さくなる複数のトラス部材(例えば、H形鋼等)を接合して上弦断面変化部を構成してもよい。
また、上弦の断面形状については任意に設定することが可能であり、例えば、H形鋼に代えて、他の形状の形鋼、多角形や断面円形の中実又は中空の棒状部材により構成してもよい。
斜材構造13Cは、例えば、下弦11Cに配置されたカセットプレート(ジョイント部)14Gと上弦12Cに配置されたカセットプレート(ジョイント部)14Gを介して下弦11Cと上弦12Cとを接合する複数の斜材部材130Dを備えている。
斜材部材130Dは、例えば、軸方向(長手方向)に沿って見たときの断面形状がそれぞれ一定な円形状とされた、ストレートな中実丸棒により形成されている。
また、斜材部材130Dの両端部には、ジョイント部14Gと接続するためのスプライスプレート130Sが形成されている。また、スプライスプレート130Sは、周知のものを適用することができる。
なお、斜材部材130Dを軸方向に沿って見たときの断面形状は任意に設定することが可能であり、例えば、H形鋼、断面形状が多角形の形鋼のほか、断面形状が円形や多角形の中空パイプ等を適用してもよい。
斜材構造13Cにおける斜材断面積変化部は、図14に示すように、例えば、斜材部材(第1斜材部材)130DRと、斜材部材(第2斜材部材)130DFと、を備えている。
そして、斜材断面積変化部は、(斜材部材(第1斜材部材)130DRの断面積)>(斜材部材(第2斜材部材)130DFの断面積)に設定されている。
なお、斜材構造において、斜材断面変化部をどの範囲に形成するかは任意に設定することが可能であり、全長にわたって形成してもよいし一部に形成してもよい。
ジョイント部14Gは、例えば、ガゼットプレートにより構成されている。また、ガゼットプレートは、周知のものを適用することができる。
そして、ジョイント部14は、ボルト等の接続部材により摩擦力によって斜材部材130Dを接合する。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更をすることが可能である。
例えば、上記実施形態においては、断面積変化部が片持ちトラス10Fの全長にわたって形成されている場合について説明したが、断面積変化部を片持ちトラス10Fに長手方向の一部に形成してもよい。
また、上記実施形態においては、断面積変化部が、下弦断面積変化部と、上弦断面積変化部と、斜材断面積変化部とを備える場合について説明したが、下弦断面積変化部と、上弦断面積変化部と、斜材断面積変化部のうち、いずれに形成するかは任意に設定してもよく、下弦断面積変化部と、上弦断面積変化部と、斜材断面積変化部のうち一部だけを備えていてもよい。
また、下弦断面積変化部、上弦断面積変化部、斜材断面積変化部を形成する場合のトラス部材(下弦部材、上弦部材、斜材部材)の数、位置に着いては任意に設定することができる。
また、上記実施形態においては、下弦部材110、上弦部材120、斜材13が、軸方向に沿って見たときに、断面が中空円形に形成されている場合について説明したが、これらの断面形状については任意に設定することが可能であり、例えば、中実や多角形(例えば、角形)に形成されていてもよい。
また、ストレートなトラス部材、テータ付きとトラス部材を任意に組み合わせて断面変化部を形成してもよい。
また、複数の断面形状変化部を形成する場合に、断面形状変化部と断面形状変化部の間に、断面が変化しない部分、断面が増大する部分を配置してもよい。
また、上記第5実施形態においては、立体トラス(立体トラス構造)50が斜材断面変化部のみを備えている場合について説明したが、例えば、下弦断面変化部や上弦断面変化部を備えた構成としてもよい。また、下弦断面変化部や上弦断面変化部を形成する場合に、軸方向に沿って見たときの断面積が支持部側よりも自由端側が小さく形成されたトラス部材により形成してもよいし、断面積が順次小さくなる複数のトラス部材を接合して形成してもよい。
また、上記第5実施形態においては、斜材断面変化部が、斜材部材130Dを軸方向に沿って見たときの断面積が、後方側Rから前方側Fに向かって順次小さくなる複数の第1斜材部材130DR、第2斜材部材130DFを用いて構成されている場合について説明したが、例えば、支持部側に比べて自由端側の断面積が小さく形成されたテーパ付き斜材部材を用いてもよいし、上記構成とテーパ付き斜材部材とを組み合わせて断面積変化部を構成してもよい。
また、上記実施形態においては、トラス構造を構成する下弦部材110、上弦部材120、斜材13が、ボールジョイント14、140においてボルトで接合される場合について説明したが、ボルト以外の締結部材を用いて接合してもよい。
また、ジョイント部の形態については、ボールジョイントに限定されることなく球形以外の多面体を用いてもよい。
また、上記第1〜第4実施形態においては、下弦部材、上弦部材、斜材、横部材を互いに接合する際に、ボールジョイント(ジョイント部)を適用する場合について説明したが、ジョイント部の構成については適宜設定することが可能である。例えば、ノードであるボールジョイント(ジョイント部)、コーン部、ボルト等を有するトラス用機械式継手に代えて、又はトラス用機械式継手とともに高力ボルト接合による接合を適用してもよい。
また、上記第5実施形態におけるガゼットプレートに代えて、周知の接合部材を用いてもよい。
また、上記実施形態においては、上弦12が下弦11よりも前方側Fに延在する片持ちトラスである場合について説明したが、例えば、下弦11が上弦12よりも前方側Fに延在し、先端の斜材13Fが下弦11を構成する下弦部材110のジョイント部に接合される片持ちトラスに適用してもよい。
また、上記実施形態においては、建築物100が、支持部101に対して一方側(前方側F)に片持ちトラス10Fを備える場合について説明したが、例えば、図1に示す符号R側にも片持ちトラスが形成されていてもよい。
また、基端側Rから先端側Fを見たときの左側Aと右側Bのいずれか一方又は双方に片持ちトラスを備える構成とされていてもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の構成の変更、組み合わせ、削除等も含まれる。
10、20、30、40、50 トラス構造
10F 片持ちトラス
11、11A、11C 下弦
110、111S、112S、113S 下弦部材
110H 下弦部材
110、110T、111T、112T テーパ付き下弦部材
12、12A、12C 上弦
120、121S、122S、123S 上弦部材
120、120T、121T、122T テーパ付き下弦部材
120H 上弦部材
13、13A、13C 斜材構造
130F、131R、131F、132R、132F 斜材部材
131TR、131TF テーパ付き斜材部材
130D、130DR、130DF 斜材部材
14、140 ボールジョイント(ジョイント部)
14G カセットプレート(ジョイント部)
15A、15B、16A、16B ボルト(締結部材)
100 建築物
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
(1)この発明の第1の態様は、下弦と、上弦と、前記下弦と前記上弦とを接合する複数の斜材部材により構成される斜材構造と、を有し、少なくとも一部が支持部によって支持されるとともに前記支持部から離間された位置に自由端が形成された片持ちトラスを備えた立体トラス構造であって、前記下弦において、前記下弦を軸方向に沿って見たときの断面積が前記支持部側よりも前記自由端側が小さく形成された下弦断面積変化部と、前記上弦において、前記上弦を軸方向に沿って見たときの断面積が前記支持部側よりも前記自由端側が小さく形成された上弦断面積変化部と、前記斜材構造において、前記斜材部材を軸方向に沿って見たときの断面積が前記支持部側よりも前記自由端側が小さく形成された斜材断面積変化部と、の全てを有する断面形状変化部を備えていることを特徴とする。
(2)上記(1)に記載の立体トラス構造であって、前記断面形状変化部は、前記下弦が複数の下弦部材をジョイント部で接合されて構成されるとともに、前記下弦において、前記支持部側に位置される第1下弦部材と前記第1下弦部材の前記自由端側に配置されて軸方向に沿って見たときの断面積が前記第1下弦部材よりも小さく形成された第2下弦部材とを有することにより構成された前記下弦断面積変化部と、前記上弦が複数の上弦部材をジョイント部で接合されて構成されるとともに、前記上弦において、前記支持部側に位置される第1上弦部材と前記第1上弦部材の前記自由端側に配置されて軸方向に沿って見たときの断面積が前記第1上弦部材よりも小さく形成された第2上弦部材とを有することにより構成された前記上弦断面積変化部と、前記斜材構造において、前記支持部側に位置される第1斜材部材と前記第1斜材部材の前記自由端側に配置されて軸方向に沿って見たときの断面積が前記第1斜材部材よりも小さく形成された第2斜材部材とを有することにより構成された前記斜材断面積変化部と、のうち、少なくともいずれかを備えていてもよい。

Claims (4)

  1. 下弦と、上弦と、前記下弦と前記上弦とを接合する複数の斜材部材により構成される斜材構造と、を有し、少なくとも一部が支持部によって支持されるとともに前記支持部から離間された位置に自由端が形成された片持ちトラスを備えた立体トラス構造であって、
    前記下弦において、前記下弦を軸方向に沿って見たときの断面積が前記支持部側よりも前記自由端側が小さく形成された下弦断面積変化部と、
    前記上弦において、前記上弦を軸方向に沿って見たときの断面積が前記支持部側よりも前記自由端側が小さく形成された上弦断面積変化部と、
    前記斜材構造において、前記斜材部材を軸方向に沿って見たときの断面積が前記支持部側よりも前記自由端側が小さく形成された斜材断面積変化部と、
    のうち、少なくともいずれかを有する断面形状変化部を備えている
    ことを特徴とする立体トラス構造。
  2. 請求項1に記載の立体トラス構造であって、
    前記断面形状変化部は、
    前記下弦が複数の下弦部材をジョイント部で接合されて構成されるとともに、前記下弦において、前記支持部側に位置される第1下弦部材と前記第1下弦部材の前記自由端側に配置されて軸方向に沿って見たときの断面積が前記第1下弦部材よりも小さく形成された第2下弦部材とを有することにより構成された下弦断面積変化部と、
    前記上弦が複数の上弦部材をジョイント部で接合されて構成されるとともに、前記上弦において、前記支持部側に位置される第1上弦部材と前記第1上弦部材の前記自由端側に配置されて軸方向に沿って見たときの断面積が前記第1上弦部材よりも小さく形成された第2上弦部材とを有することにより構成された上弦断面積変化部と、
    前記斜材構造において、前記支持部側に位置される第1斜材部材と前記第1斜材部材の前記自由端側に配置されて軸方向に沿って見たときの断面積が前記第1斜材部材よりも小さく形成された第2斜材部材とを有することにより構成された斜材断面積変化部と、
    のうち、少なくともいずれかを備えている
    ことを特徴とする立体トラス構造。
  3. 請求項1又は2に記載の立体トラス構造であって、
    前記断面形状変化部は、
    前記下弦が複数の下弦部材をジョイント部で接合されて構成されるとともに、軸方向に沿って見たときに前記自由端側の断面積が前記支持部側の断面積よりも小さく形成されたテーパ付き下弦部材と、
    前記上弦が複数の上弦部材をジョイント部で接合されて構成されるとともに、軸方向に沿って見たときに前記自由端側の断面積が前記支持部側の断面積よりも小さく形成されたテーパ付き上弦部材と、
    前記斜材構造において、軸方向に沿って見たときに前記自由端側の断面積が前記支持部側の断面積よりも小さく形成されたテーパ付き斜材部材と、
    のうち、少なくともいずれかを備えている
    ことを特徴とする立体トラス構造。
  4. 請求項3に記載の立体トラス構造であって、
    前記断面形状変化部は、
    前記テーパ付き下弦部材が前記支持部から前記自由端側に向かって隣接配置されるとともに、前記支持部側に配置される第1テーパ付き下弦部材の前記自由端側の前記断面積が、前記自由端側に配置される第2テーパ付き下弦部材の前記支持部側の前記断面積以上に形成されているテーパ付き下弦部材列と、
    前記テーパ付き上弦部材が前記支持部から前記自由端側に向かって隣接配置されるとともに、前記支持部側に配置される第1テーパ付き上弦部材の前記自由端側の前記断面積が、前記自由端側に配置される第2テーパ付き上弦部材の前記支持部側の前記断面積以上に大きく形成されているテーパ付き上弦部材列と、
    前記テーパ付き斜材部材が前記支持部から前記自由端側に向かって隣接配置されるとともに、前記支持部側に配置される第1テーパ付き斜材部材の前記自由端側の前記断面積が、前記自由端側に配置される第2テーパ付き斜材部材の前記支持部側の前記断面積以上に形成されているテーパ付き斜材部材列と、
    のうち、少なくともいずれかを備えている
    ことを特徴とする立体トラス構造。
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