JP2020143497A - 立体トラス構造 - Google Patents
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Abstract
Description
また、トラス構造の設計においては、施工、製作上の観点から、トラス構造における斜材の長さを統一することが一般的である(例えば、特許文献1参照。)。
したがって、トラス構造を設計する際には、トラス部材が最も大きな軸力(圧縮力、引張力)に耐え得るように設計する。
このような立体トラスの適用は、軽量化、コスト及び施工期間短縮の観点からも非常に有利である。
(1)この発明の第1の態様は、下弦と、上弦と、前記下弦と前記上弦とを接合する複数の斜材部材により構成される斜材構造と、を有し、少なくとも一部が支持部によって支持されるとともに前記支持部から離間された位置に自由端が形成された片持ちトラスを備えた立体トラス構造であって、前記下弦において、前記下弦を軸方向に沿って見たときの断面積が前記支持部側よりも前記自由端側が小さく形成された下弦断面積変化部と、前記上弦において、前記上弦を軸方向に沿って見たときの断面積が前記支持部側よりも前記自由端側が小さく形成された上弦断面積変化部と、前記斜材構造において、前記斜材部材を軸方向に沿って見たときの断面積が前記支持部側よりも前記自由端側が小さく形成された斜材断面積変化部と、のうち、少なくともいずれかを有する断面形状変化部を備えていることを特徴とする。
その結果、片持ちトラスを構成するトラス部材に生じる圧縮応力又は引張応力を小さくすることができる。
また、トラス構造が大型化することに起因する重量増大及び建設コストの増大を抑制することができる。
また、断面積の比較は、トラス部材本体同士の間で行うものとする。ここで、トラス部材本体とは、トラス部材のうち、ジョイント部と接続するために形成された部材又は部分(例えば、コーン部、スプライスプレート等)を除いた部分をいう。
また、断面積が支持部側よりも自由端側が小さく形成されているとは、支持部側位置における断面積と自由端側位置における断面積との大小関係をいい、支持部側位置と自由端側位置の間に、断面積が変化しない部分や断面積が一端拡大する部分が形成されていてもよい。
また、断面積変化部を特定する場合の支持部側位置と自由端側位置は、下弦、上弦、斜材構造を構成するひとつのトラス部材内、複数のトラス部材の間のいずれの間に構成されてもよい。
その結果、簡単な構造によって、容易かつ効率的に立体トラス構造を形成することができる。
その結果、ジョイント部とジョイント部の間隔が長い区間において、トラス部材に付加される荷重を効率的に軽減することができる。
また、テーパ付き下弦部材、テーパ付き上弦部材、テーパ付き斜材部材を用いたトラス構造の力学的な安定性、意匠的安定性を向上することができる。
ここで、前方支持柱(支持部)101、後方支持柱102、立体トラス(立体トラス構造)10の数については、任意の数(単数又は複数)に設定することが可能である。
片持ちトラス10Fは、支持部前側支持柱101を支持部とし、前方側Fの先端部が自由端とされている。
また、下弦11は、例えば、同一平面状に形成され、後方側Rに対して前方側Fがわずかに上方に位置されている。
また、左右の下弦部材列110・・・110は、前後方向における対応する位置で、横部材10Mによって接合されている。
また、下弦部材111S、112S、113S(110)は、それぞれ軸方向(長手方向)に沿って外形形状(外径)が同一とされそれぞれ軸方向に沿ってストレートに形成されている。
ここで、下弦部材111S、112S、113S(110)は、後方側Rに治されるものを第1下弦部材、先端側Fに位置されるものを第2下弦部材とする。
また、それぞれの下弦部材110、横部材10Mは、配置された位置における圧縮力、引張力に耐え得うる強度を備えている。
また、この実施形態において、(下弦部材111Sの断面積)>(下弦部材112Sの断面積)は、図6に示すように、例えば、(下弦部材111Sの外形(外径)φD111S)>(下弦部材121Sの外形(外径)φD121S)、及び(下弦部材111Sの肉厚t111S)=(下弦部材121Sの肉厚t121S)であることによって実現されている。
また、(下弦部材112Sの断面積)>(下弦部材113Sの断面積)についても同様である。
なお、横部材10Mは、例えば、STK400、STK490、STKN400、STKN49により形成されている。
また、この実施形態において、図3、図4に示すように、上弦12と下弦11とは並行して形成されている。
また、上弦12は、図2、図4に示すように、例えば、平面視して左右二つの下弦部材列の中央に配置されている。
上弦部材121S、122S、123S(120)は、それぞれ軸方向(長手方向)に沿って外形形状(外径)が同一とされそれぞれ軸方向に沿ってストレートに形成されている。
ここで、上弦部材121S、122S、123S(120)は、後方側Rに治されるものを第1上弦部材、先端側Fに位置されるものを第2上弦部材とする。
また、それぞれの上弦部材120は、配置された位置における圧縮力、引張力に耐え得うる強度を備えている。
なお、(上弦部材121Sの断面積)>(下弦部材122Sの断面積)、(下弦部材122Sの断面積)>(下弦部材123S)の構成については、上述の図6で示した構成と同様であるので説明を省略する。
また、それぞれの斜材部材130は、配置された位置における圧縮力、引張力に耐え得うる強度を備えている。
そして、斜材部材130は、支持部材R側に位置されるボールジョイント14と、前方側Fに位置されるボールジョイント14とを、下弦11側と上弦12側とを交互に接合して斜めに配置されている。
ここで、斜材部材130F、131R、131F、132R、132F(130)は、後方側Rに治されるものを第1斜材部材、先端側Fに位置されるものを第2斜材部材とする。
なお、斜材断面積変化部は、例えば、上弦11側のボールジョイント14及び下弦12側のボールジョイント14ごとに形成された構成とされていてもよい。
また、ボールジョイント14には、球面から凹部14Uに貫通する複数のねじ穴14Tが形成されている。
その結果、上弦部材120や斜材部材130とボールジョイント14とを接合するとともに、ボールジョイント14を介して上弦部材120と斜材部材130とを接合するようになっている。
その結果、片持ちトラス10Fを構成するトラス部材に生じる圧縮応力又は引張応力を小さくすることができる。
また、立体トラス10が大型化することに起因する重量増大及び建設コストの増大を抑制することができる。
その結果、簡単な構造によって、容易かつ効率的に立体トラス構造を形成することができる。
以下、図8を参照して、第1実施形態の変形例に係るトラス部材について説明する。図8は、第1実施形態の第1変形例に係る断面積変化部の概略構成を説明する隣接配置された下弦部材(トラス部材)120を、軸方向に沿って見たときの断面形状の概略を示す概念図であり、図8(A)は図5に矢視VIA-VIAで示す図であり、図8(B)は図5に矢視VIB-VIBで示す図である。
図8において、符号111S、112Sは、隣接配置された下弦部材(トラス部材)120を示している。なお、この変形例において、図5に示した下弦部材111S、112Sは、外形(外径)が同一に設定されているものとする。
その結果、後方側Rにおけるトラス部材の荷重を軽減することができる。
なお、トラス部材は、下弦部材120に限定されることなく、上弦部材120、斜材部材130に適用してもよい。
以下、図9を参照して、第1実施形態の変形例に係るボールジョイントについて説明する。図7は、第1実施形態に係る立体トラス構造を構成するボールジョイントの変形例を説明する概略構成図である。図7において、符号140はボールジョイント(ジョイント部)を示している。
また、ボールジョイント140には、球面から凹部14Cに貫通する複数の貫通穴14Hが形成されている。
また、ボールジョイント(ジョイント部)14、140以外の構成のボールジョイント(ジョイント部)を用いてもよい。
以下、図10を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。
図10は、本発明の第2実施形態に係る立体トラスの詳細を説明する側面から見た概念図である。図10において、符号20は立体トラス(立体トラス構造)を、符号11Aは下弦を、符号111T〜113T(110)はテーパ付き下弦部材を、符号12Aは上弦を、符号121T〜123T(120)はテーパ付き上弦部材を、符号130F、131R、131F、132R、132F(130)は斜材部材を示している。なお、図10は、立体トラス20を部分的に示すものである。
また、立体トラス(立体トラス構造)20は、下弦断面積変化部と、上弦断面積変化部と、斜材断面積変化部と、を備えている。
また、テーパ付き下弦部材111T、テーパ付き下弦部材112T、テーパ付き下弦部材113Tは、隣接配置される場合に、支持部が位置される後方側Rに配置されるものを第1テーパ下弦部材、自由端が位置される前方側Fに配置されるものを第2テーパ下弦部材とする。
また、テーパ付き上弦部材121T、テーパ付き上弦部材122T、テーパ付き上弦部材123Tは、隣接配置される場合に、支持部が位置される後方側Rに配置されるものを第1テーパ上弦部材、自由端が位置される前方側Fに配置されるものを第2テーパ上弦部材とする。
テーパ付き下弦部材110Tは、図10に示すテーパ付き下弦部材111T、112T、113(110)の概略構成を説明する軸線を含む縦断面図である。
テーパ付き下弦部材110Tは、図11に示すように、例えば、軸線Oを含む断面において、後方側Rから前方側Fに向かって漸次縮径される略テーパ形円筒状に形成されている。
なお、テーパ付き下弦部材110Tの後方側Rの肉厚D1と前方側Fの肉厚D2については任意に設定することが可能であり、(後方側Rの肉厚D1)≧(前方側Fの肉厚D2)に設定してもよいし、軸方向に見たときに、後方側Rの断面積が前方側Fよりも小さくなる範囲で、(後方側Rの肉厚D1)<(前方側Fの肉厚D2)に設定してもよい。
その結果、片持ちトラスを構成するトラス部材に生じる圧縮応力又は引張応力を小さくすることができる。
また、立体トラス10が大型化することに起因する重量増大及び建設コストの増大を抑制することができる。
その結果、ボールジョイント14とボールジョイント14の間隔が長い区間において、トラス部材に付加される荷重を効率的に軽減することができる。
また、立体トラス20における力学的な安定性、及び意匠的安定性を向上することができる。
以下、図12を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。
図12は、本発明の第3実施形態に係る立体トラスの詳細を説明する側面から見た概念図である。図12において、符号30は立体トラス(立体トラス構造)を、符号11は下弦を、符号111S〜11S(110)は下弦部材を、符号12Aは上弦を、符号121T〜123T(120)はテーパ付き上弦部材を、符号130F、131R、131F、132R、132F(130)は斜材部材を示している。なお、図12は、立体トラス30を部分的に示すものである。
また、立体トラス(立体トラス構造)30は、下弦断面積変化部と、上弦断面積変化部と、斜材断面積変化部と、を備えている。
また、下弦部材111S、112S、113S(110)は、それぞれ軸方向(長手方向)に沿って外形形状(外径)が同一とされそれぞれ軸方向に沿ってストレートに形成されている。その他は、第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
以下、図13を参照して、本発明の第4実施形態について説明する。
図13は、本発明の第4実施形態に係る立体トラスの一例の詳細を説明する側面から見た概念図である。図13において、符号40は立体トラス(立体トラス構造)を、符号11は下弦を、符号110は下弦部材を、符号12は上弦を、符号120は上弦部材を、符号130TR、130TFはテーパ付き斜材部材を示している。なお、図13は、立体トラス40を部分的に示すものである。
下弦11、上弦12に断面変化部を形成するかどうかは任意に設定可能であり、それぞれ第1実施形態に係る下弦11、上弦12、第2実施形態に係る下弦11A、上弦12Aを任意に適用してもよい。
ここで、支持部が位置される後方側Rに配置されるテーパ付き斜材部材131TR(130)を第1テーパ付き斜材部材、自由端が位置される前方側Fに配置されるテーパ付き斜材部材131TF(130)を第2テーパ付き斜材部材とする。
また、第2テーパ付き斜材部材131TFは、例えば、第2実施形態において図11に示したテーパ付き下弦部材110と同様に、軸線を含む断面において、後方側Rから前方側Fに向かって漸次縮径される略テーパ形円筒状に形成され、例えば、軸方向における肉厚が一定に形成されている。
この実施形態においては、例えば、第1テーパ付き斜材部材131TR(130)の前方側Fの断面積は、第2テーパ付き斜材部材131TF(130)の後方側Rの断面積以上に形成されている。
また、同じ外径のテーパ付き斜材部材130を、後方側Rから前方側Fに複数配置してもよい。
以下、図14を参照して、本発明の第5実施形態について説明する。
図14は、本発明の第5実施形態に係る立体トラスの詳細を説明する側面から見た概念図である。図14において、符号50は立体トラス(立体トラス構造)を、符号11Cは下弦を、符号110Hは下弦部材を、符号12Cは上弦を、符号120Hは上弦部材を、符号13Cは斜材構造を、符号130DR、130DF(130D)は斜材部材を、符号14Gは接続部材(ジョイント部)を示している。なお、図14は、立体トラス50を部分的に示すものである。
また、立体トラス(立体トラス構造)50は、例えば、斜材部材構造の全長にわたって斜材断面積変化部が形成されている。
この実施形態において、上弦部材120Hは、例えば、上面及び下面にフランジ部を配置したH形鋼により構成されている。
また、下弦11Cには間隔をあけて複数の接続部材(ジョイント部)14Gが配置されている。
また、下弦の断面形状については任意に設定することが可能であり、例えば、H形鋼に代えて、他の形状の形鋼、多角形や断面円形の中実又は中空の棒状部材により構成してもよい。
この実施形態において、上弦部材120Hは、例えば、上面及び下面にフランジ部を配置したH形鋼により構成されている。
また、上弦12Cには、下弦11Cに配置された接続部材(ジョイント部)14Gと交互に複数の接続部材(ジョイント部)14Gが配置されている。
また、上弦の断面形状については任意に設定することが可能であり、例えば、H形鋼に代えて、他の形状の形鋼、多角形や断面円形の中実又は中空の棒状部材により構成してもよい。
また、斜材部材130Dの両端部には、ジョイント部14Gと接続するためのスプライスプレート130Sが形成されている。また、スプライスプレート130Sは、周知のものを適用することができる。
そして、斜材断面積変化部は、(斜材部材(第1斜材部材)130DRの断面積)>(斜材部材(第2斜材部材)130DFの断面積)に設定されている。
なお、斜材構造において、斜材断面変化部をどの範囲に形成するかは任意に設定することが可能であり、全長にわたって形成してもよいし一部に形成してもよい。
そして、ジョイント部14は、ボルト等の接続部材により摩擦力によって斜材部材130Dを接合する。
例えば、上記実施形態においては、断面積変化部が片持ちトラス10Fの全長にわたって形成されている場合について説明したが、断面積変化部を片持ちトラス10Fに長手方向の一部に形成してもよい。
また、下弦断面積変化部、上弦断面積変化部、斜材断面積変化部を形成する場合のトラス部材(下弦部材、上弦部材、斜材部材)の数、位置に着いては任意に設定することができる。
また、複数の断面形状変化部を形成する場合に、断面形状変化部と断面形状変化部の間に、断面が変化しない部分、断面が増大する部分を配置してもよい。
また、ジョイント部の形態については、ボールジョイントに限定されることなく球形以外の多面体を用いてもよい。
また、上記第5実施形態におけるガゼットプレートに代えて、周知の接合部材を用いてもよい。
また、基端側Rから先端側Fを見たときの左側Aと右側Bのいずれか一方又は双方に片持ちトラスを備える構成とされていてもよい。
10F 片持ちトラス
11、11A、11C 下弦
110、111S、112S、113S 下弦部材
110H 下弦部材
110、110T、111T、112T テーパ付き下弦部材
12、12A、12C 上弦
120、121S、122S、123S 上弦部材
120、120T、121T、122T テーパ付き下弦部材
120H 上弦部材
13、13A、13C 斜材構造
130F、131R、131F、132R、132F 斜材部材
131TR、131TF テーパ付き斜材部材
130D、130DR、130DF 斜材部材
14、140 ボールジョイント(ジョイント部)
14G カセットプレート(ジョイント部)
15A、15B、16A、16B ボルト(締結部材)
100 建築物
(1)この発明の第1の態様は、下弦と、上弦と、前記下弦と前記上弦とを接合する複数の斜材部材により構成される斜材構造と、を有し、少なくとも一部が支持部によって支持されるとともに前記支持部から離間された位置に自由端が形成された片持ちトラスを備えた立体トラス構造であって、前記下弦において、前記下弦を軸方向に沿って見たときの断面積が前記支持部側よりも前記自由端側が小さく形成された下弦断面積変化部と、前記上弦において、前記上弦を軸方向に沿って見たときの断面積が前記支持部側よりも前記自由端側が小さく形成された上弦断面積変化部と、前記斜材構造において、前記斜材部材を軸方向に沿って見たときの断面積が前記支持部側よりも前記自由端側が小さく形成された斜材断面積変化部と、の全てを有する断面形状変化部を備えていることを特徴とする。
Claims (4)
- 下弦と、上弦と、前記下弦と前記上弦とを接合する複数の斜材部材により構成される斜材構造と、を有し、少なくとも一部が支持部によって支持されるとともに前記支持部から離間された位置に自由端が形成された片持ちトラスを備えた立体トラス構造であって、
前記下弦において、前記下弦を軸方向に沿って見たときの断面積が前記支持部側よりも前記自由端側が小さく形成された下弦断面積変化部と、
前記上弦において、前記上弦を軸方向に沿って見たときの断面積が前記支持部側よりも前記自由端側が小さく形成された上弦断面積変化部と、
前記斜材構造において、前記斜材部材を軸方向に沿って見たときの断面積が前記支持部側よりも前記自由端側が小さく形成された斜材断面積変化部と、
のうち、少なくともいずれかを有する断面形状変化部を備えている
ことを特徴とする立体トラス構造。 - 請求項1に記載の立体トラス構造であって、
前記断面形状変化部は、
前記下弦が複数の下弦部材をジョイント部で接合されて構成されるとともに、前記下弦において、前記支持部側に位置される第1下弦部材と前記第1下弦部材の前記自由端側に配置されて軸方向に沿って見たときの断面積が前記第1下弦部材よりも小さく形成された第2下弦部材とを有することにより構成された下弦断面積変化部と、
前記上弦が複数の上弦部材をジョイント部で接合されて構成されるとともに、前記上弦において、前記支持部側に位置される第1上弦部材と前記第1上弦部材の前記自由端側に配置されて軸方向に沿って見たときの断面積が前記第1上弦部材よりも小さく形成された第2上弦部材とを有することにより構成された上弦断面積変化部と、
前記斜材構造において、前記支持部側に位置される第1斜材部材と前記第1斜材部材の前記自由端側に配置されて軸方向に沿って見たときの断面積が前記第1斜材部材よりも小さく形成された第2斜材部材とを有することにより構成された斜材断面積変化部と、
のうち、少なくともいずれかを備えている
ことを特徴とする立体トラス構造。 - 請求項1又は2に記載の立体トラス構造であって、
前記断面形状変化部は、
前記下弦が複数の下弦部材をジョイント部で接合されて構成されるとともに、軸方向に沿って見たときに前記自由端側の断面積が前記支持部側の断面積よりも小さく形成されたテーパ付き下弦部材と、
前記上弦が複数の上弦部材をジョイント部で接合されて構成されるとともに、軸方向に沿って見たときに前記自由端側の断面積が前記支持部側の断面積よりも小さく形成されたテーパ付き上弦部材と、
前記斜材構造において、軸方向に沿って見たときに前記自由端側の断面積が前記支持部側の断面積よりも小さく形成されたテーパ付き斜材部材と、
のうち、少なくともいずれかを備えている
ことを特徴とする立体トラス構造。 - 請求項3に記載の立体トラス構造であって、
前記断面形状変化部は、
前記テーパ付き下弦部材が前記支持部から前記自由端側に向かって隣接配置されるとともに、前記支持部側に配置される第1テーパ付き下弦部材の前記自由端側の前記断面積が、前記自由端側に配置される第2テーパ付き下弦部材の前記支持部側の前記断面積以上に形成されているテーパ付き下弦部材列と、
前記テーパ付き上弦部材が前記支持部から前記自由端側に向かって隣接配置されるとともに、前記支持部側に配置される第1テーパ付き上弦部材の前記自由端側の前記断面積が、前記自由端側に配置される第2テーパ付き上弦部材の前記支持部側の前記断面積以上に大きく形成されているテーパ付き上弦部材列と、
前記テーパ付き斜材部材が前記支持部から前記自由端側に向かって隣接配置されるとともに、前記支持部側に配置される第1テーパ付き斜材部材の前記自由端側の前記断面積が、前記自由端側に配置される第2テーパ付き斜材部材の前記支持部側の前記断面積以上に形成されているテーパ付き斜材部材列と、
のうち、少なくともいずれかを備えている
ことを特徴とする立体トラス構造。
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