JP2020142920A - エレベータの制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】グループで行動する利用者がエレベータを利用する場合でも、そのグループでの行動を、エレベータの運行効率を低下させずに可能にする制御システムを提供する。【解決手段】制御システムは、読取装置1と、制御装置(一例として、群管理制御装置3)と、を備える。又、制御システムにおいて、グループ内の少なくとも1人の利用者が所持する記録媒体Q(一例として、グループ用記録媒体Qg)の識別情報Piに、そのグループの利用人数Pnが予め対応付けられている。そして、読取装置1は、記録媒体Qから識別情報Piを読み取り、制御装置は、読取装置1が読み取った識別情報Piに上記利用人数Pnが対応付けられていた場合に、当該識別情報Piを対象として、その識別情報Piに対応付けられている利用人数Pnを用いて呼び登録を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、利用者の識別情報に基づいて呼び登録を行うことが可能なエレベータの制御技術に関する。
エレベータの制御技術には、乗場に設けられた行先階登録装置によって利用者からの乗場呼びを受け付け、その乗場呼びを、輸送効率やセキュリティを考慮して何れか1つの乗りかごに割り当てることで呼び登録を行うものが存在する。この様な制御技術では、通常、利用者ごとに呼び登録が行われる。従って、複数の利用者がグループで行動したい場合でも、エレベータを利用する際には個々に乗りかごが割り当てられてしまうため、それらの利用者は、必ずしも同じ乗りかごに乗車できるとは限らず、エレベータでの移動先(行先階)までは個別に行動しなければなかった。このため、グループで行動する利用者にとっては不便であった。
そこで、行先階登録装置において利用人数の入力を可能にし、当該行先階登録装置で入力された利用人数を乗場呼びと共に受け付けた場合に、その利用人数を用いて呼び登録を行う技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第5087281号
しかし、行先階登録装置において利用人数の入力を可能にした場合、利用者が、実際の利用人数とは異なる人数を誤って入力してしまったり、悪意のある利用者が、実際の利用人数よりも多い人数を入力したりする虞がある。不必要に多い人数で呼び登録が行われると、呼び登録された人数よりも実際には少ない人数でエレベータを運行しなければならず、エレベータの運行効率が低下してしまう。
そこで本発明の目的は、グループで行動する利用者がエレベータを利用する場合でも、そのグループでの行動を、エレベータの運行効率を低下させずに可能にする制御システムを提供することである。
本発明に係る制御システムは、エレベータに適用可能であり、読取装置と、制御装置と、を備える。又、制御システムにおいて、グループ内の少なくとも1人の利用者が所持する記録媒体の識別情報に、そのグループ内の利用人数が予め対応付けられている。そして、読取装置は、記録媒体から識別情報を読み取り、制御装置は、読取装置が読み取った識別情報に上記利用人数が対応付けられていた場合に、当該識別情報を対象として、その識別情報に対応付けられている利用人数を用いて呼び登録を行う。
上記制御システムによれば、識別情報に予め対応付けられている利用人数が呼び登録に用いられるため、グループで行動する利用者に、利用人数の入力といった利用者の意図で人数を決定できる操作を行わせずに、グループで行動する利用者に対する呼び登録を纏めて行うことができる。従って、不必要に多い人数で呼び登録が行われることがない。
上記制御システムは、次のようなエレベータに適用されてもよい。即ち、このエレベータでは、乗場への進入を規制する規制装置が設置され、利用者による規制装置の通過を許可するか否かが、読取装置が読み取った識別情報に基づいて判断される。そして、制御システムにおいて、グループ内の利用者はそれぞれ記録媒体を所持し、そのうちの特定の利用者が所持する記録媒体の識別情報に、利用人数が予め対応付けられていてもよい。この構成によれば、グループ内の他の利用者による規制装置の通過を可能にしつつ、特定の利用者が規制装置を通過するときに、その利用者が所持する記録媒体の識別情報に対応付けられている利用人数を用いた呼び登録を行うことができる。よって、規制装置が設置されたエレベータであっても、グループでの行動が可能になる。
或いは、制御システムにおいて、グループ内の利用者がそれぞれ前記記録媒体を所持し、それらの識別情報の何れにも、同じグループ情報と、そのグループ情報に対応する情報としての利用人数と、が対応付けられていてもよい。この構成において、制御装置は、読取装置が読み取った識別情報にグループ情報が対応付けられていた場合に、グループ情報に対応する利用人数を用いて呼び登録を行ってもよい。この構成によれば、グループで行動する利用者が所持する記録媒体全てに、共通のグループ情報が対応付けられており、且つ、そのグループ情報に利用人数が対応しているため、制御装置は、グループ内の利用者の誰かが最初に規制装置を通過したときに、そのグループ情報に対応する利用人数を用いた呼び登録を行うことができる。
上記制御システムにおいて、制御装置は、利用人数を用いて呼び登録を行った後において、読取装置が読み取った識別情報に、呼び登録が実行済みであるグループ情報と同じグループ情報が対応付けられていた場合には、新たな呼び登録を行わずに、実行済みの呼び登録で割り当てた乗りかごの情報を利用者に通知してもよい。この構成によれば、同じグループに対して複数の呼び登録が実行されることが防止される。又、制御装置は、グループ情報に基づいて、規制装置の通過が許可された利用者がグループ内の利用者であるか否かを精度良く判別できる。よって、グループ内の全ての利用者に、搭乗すべき乗りかごの情報を通知することができ、その結果として、利用者にとっての利便性が向上する。
本発明によれば、グループで行動する利用者がエレベータを利用する場合でも、そのグループでの行動を、エレベータの運行効率を低下させずに可能にすることができる。
実施形態に係る制御システムが適用されたエレベータを示す概念図である。 セキュリティサーバで実行される認証処理を示したフローチャートである。 実施形態で用いられる対応管理データの一例を示した概念図である。 制御システムで実行される呼び登録処理を示したフローチャートである。 第1変形例に係る制御システムが適用されたエレベータを示す概念図である。 セキュリティサーバで実行される認証処理を示したフローチャートである。 第1変形例で用いられる対応管理データの一例を示した概念図である。 第2変形例として、第1変形例で用いることができる対応管理データの他の例を示した概念図である。 第2変形例で実行される呼び登録処理を示したフローチャートである。
[1]エレベータ及びその制御システムの構成
[1−1]エレベータの構成
図1は、実施形態に係る制御システムが適用されたエレベータを示す概念図である。図1に示されるように、エレベータは、複数の乗りかご100と、行先階登録装置101Aと、を備える。図1では、乗りかご100を3つ備えたエレベータが示されているが、以下に説明する制御システムは、3つに限定されない複数の乗りかご100を備えたエレベータにも適用できる。
行先階登録装置101Aは、ICカードや磁気カードなどの記録媒体Qを用いて利用者が乗場呼びを行うための装置であり、利用者が所持する記録媒体Q(ICカードや磁気カードなど)から情報を読み取る読取装置1Aを有する。具体的には、記録媒体Qに、それを所持する利用者の識別情報Pi(記録媒体Qを識別する固有の情報。固有IDなど)が記録されており、読取装置1Aは、記録媒体Qから識別情報Piを読み取る。又、行先階登録装置101Aは、利用者が乗車すべき乗りかご100の情報などを表示する表示装置5Aを更に有する。
ここで、読取装置1Aによる記録媒体Qの読取り方法は、接触式のものであってもよいし、NFC(Near Field Communication)等の近距離通信で情報を読み取る非接触式のものであってもよく、特に限定されるものではない。又、記録媒体Qは、カード状のものに限らず、スティック状やチップ状のものであってもよい。更に、読取装置1Aとの近距離通信(NFC等)が可能なスマートフォン等の携帯情報端末が、記録媒体Qとして用いられてもよい。
又、本実施形態では、セキュリティの向上のために、読取装置1Aによって記録媒体Qから読み取られた識別情報Piの認証が行われ、認証が成功した場合に、その識別情報Piで識別される利用者の乗場呼びが受け付けられる(認証処理)。具体的には、読取装置1Aで読み取られた識別情報Piは、当該読取装置1Aを有する行先階登録装置101Aの装置情報Pd1と共に、行先階登録装置101Aからセキュリティサーバ102に送信される(図1参照)。ここで、装置情報Pd1は、行先階登録装置101Aを識別する情報である。尚、装置情報Pd1は、読取装置1Aを識別する情報であってもよい。そして、セキュリティサーバ102は、識別情報Piを受信した場合に、その識別情報Piに対する認証処理を実行する。
図2は、セキュリティサーバ102で実行される認証処理を示したフローチャートである。認証処理では、セキュリティサーバ102は、行先階登録装置101Aから識別情報Piを受信したか否かを判断する(図2のステップS101)。そして、セキュリティサーバ102は、ステップS101にて「受信した(Yes)」と判断できるまでステップS101を繰り返し実行し、ステップS101にて「受信した(Yes)」と判断できた場合に、受信した識別情報Piの認証を行う(図2のステップS102)。
セキュリティサーバ102は、ステップS102にて識別情報Piの認証に成功した場合、行先階登録装置101Aからの利用者の乗場呼びを受け付ける(図2のステップS103)。
具体的には、セキュリティサーバ102は対応管理データDsを有する。図3は、本実施形態で用いられる対応管理データDsの一例を示した概念図である。対応管理データDsでは、記録媒体Qの識別情報Piに、その識別情報Piで識別される利用者に許可する降車階である行先階Fdが対応付けられている。更に、対応管理データDsでは、識別情報Piの漏洩を防止するべく、記録媒体Qの識別情報Piに、その識別情報Piに1対1で対応する管理情報Pj(例えば、ICカードに付される通し番号のようなもの)が対応付けられている。セキュリティサーバ102は、行先階Fd等の情報を外部に送信する場合には、管理情報Pjを識別情報Piの代替として用いる。
そして、セキュリティサーバ102は、行先階登録装置101Aから送信されてきた識別情報Piの認証(図2のステップS102)に成功した場合、ステップS103において、その識別情報Piを対象とした呼び登録に必要な情報を、後述する群管理制御装置3に送信する。具体的には、セキュリティサーバ102は、認証に成功した識別情報Piに対応付けられている情報(管理情報Pj及び行先階Fdなど)を対応管理データDsから読み出し、読み出した情報を、認証前に行先階登録装置101Aから識別情報Piと共に送信されてきた装置情報Pd1と一緒に群管理制御装置3に送信する(図1参照)。その後、セキュリティサーバ102はステップS101に戻る。
一方、セキュリティサーバ102は、ステップS102にて識別情報Piの認証に失敗した場合、行先階登録装置101Aからの乗場呼びの受付けを拒否する(図2のステップS104)。
このようなエレベータにおいて、本実施形態の記録媒体Qには、グループ内の少なくとも1人の利用者が所持するグループ用記録媒体Qgと、グループに属さない利用者が所持する個人用記録媒体Qpと、が含まれる。ここで、グループは、複数の利用者で構成されるものに限らず、1人の利用者で構成されたものであってもよい。そして、セキュリティサーバ102が有する対応管理データDsでは、グループ用記録媒体Qgの識別情報Piに、その識別情報Piで識別されるグループに許可する降車階である行先階Fdが対応付けられると共に、更にそのグループ内の利用人数Pnが予め対応付けられている(図3参照)。
一方、対応管理データDsにおいて、個人用記録媒体Qpの識別情報Piには利用人数Pnは対応付けられていない(図3参照)。ここで、識別情報Piへの利用人数Pnの対応付けがないことは、利用人数Pnの対応付けがないことを示す情報(例えば、Pn=0などのデータ)が対応管理データDs内で識別情報Piに対応付けられることにより、管理されてもよい。
そして、セキュリティサーバ102は、認証に成功した識別情報Piに対応付けられている情報(管理情報Pj及び行先階Fd)をステップS103にて対応管理データDsから読み出したときに、その識別情報Piに、利用人数Pnに関連した情報(利用人数Pnそのものを示す情報や、利用人数Pnの対応付けがないことを示す情報など)が対応付けられていた場合には、その情報も、呼び登録に必要な情報として群管理制御装置3に送信する(図1参照)。尚、群管理制御装置3が実行する呼び登録の処理内容の詳細については、後述する。
尚、図3の対応管理データDsにおいて、個人用記録媒体Qpの識別情報Piにも利用人数Pnが対応付けられ、その利用人数Pnが1人に設定されてもよい。これにより、個人用記録媒体Qpも、グループ用記録媒体Qgの1つとして扱うことが可能になる。
[1−2]制御システムの構成
本実施形態の制御システムは、読取装置1Aと、複数のエレベータ制御装置2と、群管理制御装置3と、で構成されている(図1)。
エレベータ制御装置2は、乗りかご100のそれぞれに1つずつ対応させて設けられており、各エレベータ制御装置2は、自身に対応する乗りかご100を駆動する駆動装置(不図示)を制御することにより、当該乗りかご100の動作を制御する。そして、これらのエレベータ制御装置2は、群管理制御装置3によって一元的に管理及び制御される。
群管理制御装置3は、セキュリティサーバ102での識別情報Piの認証が成功した場合に、その識別情報Pi(本実施形態では、識別情報Piの代わりに用いられる後述の管理情報Pj)を対象として呼び登録を行う(呼び登録処理)。具体的には、群管理制御装置3は、呼び登録の対象になる識別情報Piの乗場呼び(行先階Fd及び出発階)を、エレベータの輸送効率等を考慮して複数の乗りかご100のどれか1つに割り当てる。又、本実施形態では、呼び登録の対象になる識別情報Piに利用人数Pnが対応付けられていた場合、その利用人数Pnを用いた呼び登録を行う。尚、呼び登録処理の詳細については後述する。そして、各エレベータ制御装置2は、群管理制御装置3から乗場呼びが割り当てられた場合に、その乗場呼びに基づいて乗りかご100の動作を制御する。
本実施形態では、群管理制御装置3は、呼び登録処理を実行する呼び登録処理部31を有する(図1)。尚、呼び登録処理部31は、群管理制御装置3内に回路を構築することによってハードウェアで構成されてもよいし、群管理制御装置3が備えるCPU(Central Processing Unit)等の処理装置にプログラムを実行させることによってソフトウェアで構成されてもよい。そして、そのようなプログラムは、携帯可能な記憶装置(例えば、フラッシュメモリ等)に読取可能な状態で記憶されてもよいし、サーバなどにダウンロード可能に保存され、ダウンロードされたものが制御システムの記憶部(不図示)に記憶されてもよい。
[2]制御システムで実行される制御処理
[2−1]呼び登録処理
図4は、呼び登録処理を示したフローチャートである。呼び登録処理は、群管理制御装置3がセキュリティサーバ102から情報(呼び登録に必要な情報)を受信することにより開始される。呼び登録処理が開始されると、呼び登録処理部31は、セキュリティサーバ102から受信した情報(受信情報Pr)に基づいて、その受信情報Prに含まれている管理情報Pjに利用人数Pnが対応付けられているか否かを判断する(図4のステップS11)。これにより、呼び登録処理部31は、呼び登録の対象にする管理情報Pjが、どのような記録媒体Qに対応したものであるのか(即ち、グループに対する呼び登録を行うべきか、それとも個人(利用者の1人)に対する呼び登録を行うべきか)を判断できる。具体的には、呼び登録処理部31は、ステップS11にて「利用人数Pnが対応付けられている(Yes)」と判断できた場合には、呼び登録の対象にする管理情報Pjは、グループ用記録媒体Qgに対応したものであると判断できる。又、呼び登録処理部31は、ステップS11にて「利用人数Pnが対応付けられていない(No)」と判断できた場合には、呼び登録の対象にする管理情報Pjは、個人用記録媒体Qpに対応したものであると判断できる。
そこで、呼び登録処理部31は、ステップS11にて「利用人数Pnが対応付けられていない(No)」と判断した場合、受信情報Prに含まれている管理情報Pjを対象として、通常の呼び登録(即ち、1人分の呼び登録)を行う(図4のステップS12)。
具体的には、呼び登録処理部31は、受信情報Prに含まれている行先階Fdと、呼び登録の対象である管理情報Pjで識別される利用者の出発階(乗車階)と、を含んだ情報を乗場呼びとして、その乗場呼びを複数の乗りかご100のどれか1つに割り当てる。ここで、出発階は、例えば次のように決まる。群管理制御装置3は装置管理データを有し、当該装置管理データでは、行先階登録装置101Aの装置情報Pd1と、その行先階登録装置101Aの設置階と、が対応付けられている。そして、呼び登録処理部31は、受信情報Prに含まれている装置情報Pd1を用いて、その装置情報Pd1に対応付けられている行先階登録装置101Aの設置階を装置管理データから読み出し、読み出した設置階を出発階として用いる。尚、出発階には、呼び登録処理部31が装置情報Pd1に基づいて決めたものを用いる場合に限らず、セキュリティサーバ102が装置情報Pd1に基づいて決め、管理情報Pjと一緒にセキュリティサーバ102から送信されてきたものを用いてもよい。
又、呼び登録処理部31は、乗場呼びの割当て後、割り当てた乗りかご100を識別するための乗りかご情報(番号や記号など)を、装置情報Pd1を用いて特定した行先階登録装置101Aの表示装置5Aに表示する。これにより、利用者は、行先階登録装置101Aからの乗場呼びを実行したときに、表示装置5Aに表示された乗りかご情報を確認することで、自身が乗車すべき乗りかご100を認識できる。尚、呼び登録処理部31は、表示装置5Aへの表示に限らず、音声などの手段を用いて乗りかご情報を利用者に通知してもよい。
一方、呼び登録処理部31は、ステップS11にて「利用人数Pnが対応付けられている(Yes)」と判断した場合には、その利用人数Pnを用いて、受信情報Prに含まれている管理情報Pjを対象とした呼び登録を行う(図4のステップS13)。
具体的には、呼び登録処理部31は、管理情報Pjに対応付けられている利用人数Pn分の呼び登録を纏めて行う。より具体的には、呼び登録処理部31は、行先階Fd及び出発階に加えて利用人数Pnを更に含んだ情報を乗場呼びとして、その乗場呼びを複数の乗りかご100のどれか1つに割り当てる。一例として、呼び登録処理部31は、利用人数Pn分の利用者全てを収容できる乗りかご100を複数の乗りかご100から選択し、選択した乗りかご100に、利用人数Pn分の乗場呼びを割り当てる。
この場合も、呼び登録処理部31は、乗場呼びの割当て後、割り当てた乗りかご100を識別するための乗りかご情報(番号や記号など)を、装置情報Pd1を用いて特定した行先階登録装置101Aの表示装置5Aに表示する。このとき、呼び登録処理部31は、乗りかご情報に加えて、登録した利用人数Pnを表示装置5Aに表示してもよい。これにより、グループ内の利用者は、行先階登録装置101Aからの乗場呼びを実行したときに、自身が乗車すべき乗りかご100を認識でき、更に呼び登録された利用人数Pnも認識できる。
本実施形態の制御システムによれば、識別情報Piに予め対応付けられている利用人数Pnが呼び登録に用いられるため、グループで行動する利用者に、利用人数の入力といった利用者の意図で人数を決定できる操作を行わせずに、グループで行動する利用者に対する呼び登録を纏めて行うことができる。従って、不必要に多い人数で呼び登録が行われることがない。よって、上記制御システムによれば、グループで行動する利用者がエレベータを利用する場合でも、そのグループでの行動を、エレベータの運行効率を低下させずに可能にすることができる。
[3]変形例
[3−1]第1変形例
(1)エレベータ及びその制御システムの構成
<エレベータの構成>
図5は、第1変形例に係る制御システムが適用されたエレベータを示す概念図である。図5に示されるように、エレベータは、複数の規制装置101Bを備えていてもよい。図5では、規制装置101Bを3つ備えたエレベータが示されているが、以下に説明する本変形例の制御システムは、3つに限定されない複数の規制装置101Bを備えたエレベータにも適用でき、又、規制装置101Bを一つだけ備えたエレベータにも適用できる。
規制装置101Bは、エレベータの乗場Hへの進入を規制するセキュリティゲートなどの装置であり、利用者が所持する記録媒体Q(ICカードや磁気カードなど)から情報を読み取る読取装置1Bを有する。具体的には、記録媒体Qに、それを所持する利用者の識別情報Pi(記録媒体Qを識別する固有の情報。固有IDなど)が記録されており、読取装置1Bは、記録媒体Qから識別情報Piを読み取る。又、規制装置101Bは、利用者が乗車すべき乗りかご100の情報などを表示する表示装置5Bを更に有する。
ここで、読取装置1Bによる記録媒体Qの読取り方法は、接触式のものであってもよいし、NFC(Near Field Communication)等の近距離通信で情報を読み取る非接触式のものであってもよく、特に限定されるものではない。又、記録媒体Qは、カード状のものに限らず、スティック状やチップ状のものであってもよい。更に、読取装置1Bとの近距離通信(NFC等)が可能なスマートフォン等の携帯情報端末が、記録媒体Qとして用いられてもよい。
そして本変形例では、セキュリティの向上のために、読取装置1Bによって記録媒体Qから読み取られた識別情報Piの認証が行われ、認証が成功した場合に、規制装置101Bの通過が許可されると共に、その識別情報Piで識別される利用者の乗場呼びが受け付けられる(認証処理)。具体的には、読取装置1Bで読み取られた識別情報Piは、当該読取装置1Bを有する規制装置101Bの装置情報Pd2と共に、当該規制装置101Bからセキュリティサーバ102に送信される(図5参照)。ここで、装置情報Pd2は、規制装置101Bを識別する情報である。尚、装置情報Pd2は、読取装置1Bを識別する情報であってもよい。そして、セキュリティサーバ102は、識別情報Piを受信した場合に、その識別情報Piに対する認証処理を実行する。
図6は、セキュリティサーバ102で実行される認証処理を示したフローチャートである。認証処理では、セキュリティサーバ102は、規制装置101Bから識別情報Piを受信したか否かを判断する(図6のステップS201)。そして、セキュリティサーバ102は、ステップS201にて「受信した(Yes)」と判断できるまでステップS201を繰り返し実行し、ステップS201にて「受信した(Yes)」と判断できた場合に、受信した識別情報Piの認証を行う(図6のステップS202)。
セキュリティサーバ102は、ステップS202にて識別情報Piの認証に成功した場合、当該識別情報Piを送信してきた規制装置101Bを、その識別情報Piと共に送信されてきた装置情報Pd2に基づいて特定し、特定した規制装置101Bの動作を制御して利用者の通過を許可する(図6のステップS203)。これにより、エレベータへの搭乗が許可される。一方、セキュリティサーバ102は、ステップS202にて識別情報Piの認証に失敗した場合、装置情報Pd2に基づいて特定した規制装置101Bの動作を制御して利用者の通過を規制(具体的には、禁止)する(図6のステップS204)。これにより、エレベータへの搭乗が規制(具体的には、禁止)される。
更に本変形例でも、セキュリティサーバ102は対応管理データDsを有する。図7は、第1変形例で用いられる対応管理データDsの一例を示した概念図である。又、記録媒体Qには、複数の利用者をグループ化するための複数のグループ用記録媒体Qgと、グループに属さない利用者が所持する個人用記録媒体Qpと、が含まれている。グループ用記録媒体Qgは、グループ内の利用者によってそれぞれ1つずつ所持される。そして、対応管理データDsにおいて、グループ内の特定の利用者(例えば、代表者)が所持するグループ用記録媒体Qgの識別情報Piに、その識別情報Piで識別されるグループに許可する降車階である行先階Fdが対応付けられると共に、更にそのグループ内の利用人数Pnが予め対応付けられている(図7参照)。
一方、対応管理データDsにおいて、グループ内の他の利用者が所持するグループ用記録媒体Qgの識別情報Piには、行先階Fd及び利用人数Pnは何れも対応付けられていない(図7参照)。ここで、識別情報Piへの行先階Fd及び利用人数Pnの対応付けがないことは、行先階Fd及び利用人数Pnの対応付けがないことを示す情報(例えば、Fd=0、Pn=0などのデータ)が対応管理データDs内で識別情報Piに対応付けられることにより、管理されてもよい。
そして、セキュリティサーバ102は、ステップS202にて識別情報Piの認証に成功した場合、その識別情報Piに対応付けられている情報を対応管理データDsから読み出す(図6のステップS205)。その後、セキュリティサーバ102は、対応管理データDsから読み出した情報に基づいて、認証に成功した識別情報Piには行先階Fdが対応付けられているか否かを判断する(図6のステップS206)。これにより、セキュリティサーバ102は、認証に成功した識別情報Piが、どのような記録媒体Qに対応したものであるのかを判断できる。具体的には、セキュリティサーバ102は、ステップS206にて「行先階Fdが対応付けられている(Yes)」と判断できた場合には、認証に成功した識別情報Piは、グループ内の特定の利用者が所持するグループ用記録媒体Qgか、或いはグループに属さない利用者が所持する個人用記録媒体Qpに対応したものであると判断できる。又、セキュリティサーバ102は、ステップS206にて「行先階Fdが対応付けられていない(No)」と判断できた場合、認証に成功した識別情報Piは、グループ内の他の利用者が所持するグループ用記録媒体Qgに対応したものであると判断できる。
そこで、セキュリティサーバ102は、ステップS206にて「行先階Fdが対応付けられている(Yes)」と判断した場合には、呼び登録に必要な情報として、対応管理データDsから読み出した情報(管理情報Pj及び行先階Fdなど)を群管理制御装置3に送信する(図6のステップS207。図5参照)。このとき、セキュリティサーバ102は、認証前に規制装置101Bから識別情報Piと共に送信されてきた装置情報Pd2も一緒に群管理制御装置3に送信する。又、セキュリティサーバ102は、認証に成功した識別情報Piに対応付けられている情報をステップS205にて対応管理データDsから読み出したときに、その識別情報Piに、利用人数Pnに関連した情報(利用人数Pnそのものを示す情報や、利用人数Pnの対応付けがないことを示す情報など)が対応付けられていた場合には、その情報も、呼び登録に必要な情報として群管理制御装置3に送信する。その後、セキュリティサーバ102はステップS201に戻る。尚、群管理制御装置3が実行する呼び登録の処理内容の詳細については、後述する。
一方、セキュリティサーバ102は、ステップS206にて「行先階Fdが対応付けられていない(No)」と判断した場合には、群管理制御装置3に情報を送信せずにステップS201に戻る。これにより、グループ内の他の利用者については、規制装置101Bの通過が許可される一方で、当該他の利用者に対する呼び登録が個別に実行されなくなる。そして、グループ内の他の利用者に対する呼び登録は、後述するようにグループ内の特定の利用者に対する呼び登録で纏めて実行される。
尚、図7の対応管理データDsにおいて、個人用記録媒体Qpの識別情報Piには利用人数Pnは対応付けられていないが、これに限らず、個人用記録媒体Qpの識別情報Piにも利用人数Pnが対応付けられ、その利用人数Pnが1人に設定されてもよい。これにより、個人用記録媒体Qpも、グループ用記録媒体Qgの1つとして扱うことが可能になる。
<制御システムの構成>
第1変形例の制御システムは、上述した実施形態と同様、複数のエレベータ制御装置2と、群管理制御装置3と、で構成されている(図5)。そして本変形例では、群管理制御装置3は、識別情報Piに基づいて規制装置101Bの通過(即ち、エレベータへの搭乗)が許可された場合であって、且つ、通過(搭乗)が許可された利用者の識別情報Piに行先階Fdが対応付けられていた場合に、その識別情報Pi(本変形例では、識別情報Piの代わりに用いられる管理情報Pj)を対象として呼び登録を行う(呼び登録処理)。具体的には、呼び登録処理部31が、図4の呼び登録処理と同様の処理を実行する。そして、呼び登録処理部31は、通過(搭乗)が許可された利用者の識別情報Piに利用人数Pnが対応付けられていた場合には、その利用人数Pnを用いた呼び登録を行う。より具体的には、呼び登録処理部31は、識別情報Piに対応付けられている利用人数Pn分の呼び登録を纏めて行う。
又、呼び登録処理部31は、乗場呼びの割当て後、割り当てた乗りかご100を識別するための乗りかご情報(番号や記号など)を、装置情報Pd2を用いて特定した規制装置101Bの表示装置5Bに表示する。これにより、利用者は、規制装置101Bの通過時に、表示装置5Bに表示された乗りかご情報を確認することで、自身が乗車すべき乗りかご100を認識できる。尚、呼び登録処理部31は、表示装置5Bへの表示に限らず、音声などの手段を用いて乗りかご情報を利用者に通知してもよい。又、呼び登録処理部31は、乗りかご情報に加えて、登録した利用人数Pnを表示装置5Bに表示してもよい。これにより、グループ内の特定の利用者は、規制装置101Bの通過時に、自身が乗車すべき乗りかご100を認識でき、更に呼び登録された利用人数Pnも認識できる。
第1変形例の制御システムによれば、グループ内の他の利用者による規制装置101Bの通過を可能にしつつ、特定の利用者が規制装置101Bを通過するときに、その利用者が所持するグループ用記録媒体Qgの識別情報Piに対応付けられている利用人数Pnを用いた呼び登録を行うことができる。よって、規制装置101Bが設置されたエレベータであっても、上述した実施形態と同様、利用者のグループでの行動を、エレベータの運行効率を低下させずに可能にすることができる。
又、本変形例では、グループ内の特定の利用者(例えば、代表者)が所持するグループ用記録媒体Qgの識別情報Piにだけ利用人数Pnが対応付けられているため、群管理制御装置3は、特定の利用者の搭乗が許可された場合にだけ、利用人数Pnを用いた呼び登録を行えばよい。よって、グループで行動する利用者に対する呼び登録を纏めて行うための制御を、簡単な処理で行うことができ、その結果として、群管理制御装置3での制御の複雑化を防ぐことができる。
[3−2]第2変形例
図8は、第2変形例として、第1変形例で用いることができる対応管理データDsの他の例を示した概念図である。図8に示されるように、対応管理データDsでは、利用者をグループ化するためのグループ用記録媒体Qgに記録されている識別情報Piの何れにも、同じグループ情報Pgと、そのグループ情報Pgに対応する情報としての行先階Fd及び利用人数Pnと、が対応付けられていてもよい。
このような対応管理データDsによれば、規制装置101Bの通過(搭乗)がグループ内の利用者に許可された場合に、許可された利用者が同じグループ内の何れの利用者であったとしても、セキュリティサーバ102は、その利用者の識別情報Piに対応付けられている管理情報Pj、グループ情報Pg、行先階Fd、及び利用人数Pnを対応管理データDsから読み出し、読み出した情報を、呼び登録に必要な情報として群管理制御装置3に送信できる。
図9は、第2変形例で実行される呼び登録処理を示したフローチャートである。呼び登録処理は、群管理制御装置3がセキュリティサーバ102から情報(呼び登録に必要な情報)を受信することにより開始される。呼び登録処理が開始されると、群管理制御装置3(呼び登録処理部31)は、セキュリティサーバ102から受信した情報(受信情報Pr)に基づいて、管理情報Pjにグループ情報Pgが対応付けられているか否かを判断する(図9のステップS21)。これにより、呼び登録処理部31は、呼び登録の対象にする管理情報Pjが、どのような記録媒体Qに対応したものであるのか(即ち、グループに対する呼び登録を行うべきか、それとも個人(利用者の1人)に対する呼び登録を行うべきか)を判断できる。具体的には、呼び登録処理部31は、ステップS21にて「グループ情報Pgが対応付けられている(Yes)」と判断できた場合には、呼び登録の対象にする管理情報Pjは、グループ用記録媒体Qgに対応したものであると判断できる。又、呼び登録処理部31は、ステップS21にて「グループ情報Pgが対応付けられていない(No)」と判断できた場合には、呼び登録の対象にする管理情報Pjは、個人用記録媒体Qpに対応したものであると判断できる。
そこで、呼び登録処理部31は、ステップS21にて「グループ情報Pgが対応付けられていない(No)」と判断した場合、受信情報Prに含まれている管理情報Pjを対象として、通常の呼び登録(即ち、1人分の呼び登録)を行う(図9のステップS22)。このときの呼び登録で行われる具体的な処理は、上記実施形態で説明したとおりである(図4のステップS12参照)。
一方、呼び登録処理部31は、ステップS21にて「グループ情報Pgが対応付けられている(Yes)」と判断した場合には、そのグループ情報Pgで識別されるグループに対する呼び登録が実行済みであるか否かを判断する(図9のステップS23)。換言すれば、呼び登録処理部31は、受信情報Pr内において、管理情報Pjに、呼び登録が実行済みであるグループ情報Pgと同じグループ情報Pgが対応付けられているか否かを判断する。この判断は、同じグループに対して複数の呼び登録が実行されることを防ぐべく、グループ内の利用者の誰かが最初に規制装置101Bを通過したときにのみ、そのグループに対する呼び登録(グループ情報Pgに対応する利用人数Pnを用いた呼び登録)を行うためのものである。
そして、呼び登録処理部31は、ステップS23にて「実行済みでない(No)」と判断した場合、グループ情報Pgに対応する利用人数Pn(即ち、グループ情報Pgと共に受信情報Prに含まれている利用人数Pn)を用いることにより、そのグループ情報Pgで識別されるグループに対する呼び登録を纏めて行う(図9のステップS24)。このときの呼び登録で行われる具体的な処理は、上記実施形態で説明したとおりである(図4のステップS13参照)。
一方、呼び登録処理部31は、ステップS23にて「実行済みである(Yes)」と判断した場合には、新たな呼び登録を行わずに、実行済みの呼び登録(図9のステップS24)で割り当てた乗りかご100の情報(乗りかご情報)を、装置情報Pd2を用いて特定した規制装置101Bの表示装置5Bに表示する(図9のステップS25)。これにより、グループ内の利用者は、規制装置101Bの通過時に、表示装置5Bに表示された乗りかご情報を確認することで、自身が乗車すべき乗りかご100を認識できる。尚、呼び登録処理部31は、表示装置5Bへの表示に限らず、音声などの手段を用いて乗りかご情報を利用者に通知してもよい。
第2変形例の制御システムによれば、グループで行動する利用者が所持するグループ用記録媒体Qg全てに、共通のグループ情報Pgが対応付けられており、且つ、そのグループ情報Pgに利用人数Pnが対応しているため、グループ内の利用者の誰かが最初に規制装置101Bを通過したときに、そのグループ情報Pgに対応する利用人数Pnを用いた呼び登録が行われる。そして、その後、同じグループ情報Pgが対応付けられている管理情報Pjを対象としては、新たな呼び登録は行われない。従って、同じグループに対して複数の呼び登録が実行されることが防止される。よって、上記制御システムによれば、規制装置101Bが設置されたエレベータであっても、上述した第1変形例と同様、利用者のグループでの行動を、エレベータの運行効率を低下させずに可能にすることができる。
又、第2変形例の制御システムによれば、群管理制御装置3は、グループ情報Pgに基づいて(本変形例では、受信情報Prに含まれている管理情報Pjにグループ情報Pgが対応付けられているか否かを判断することにより)、規制装置101Bの通過が許可された利用者がグループ内の利用者であるか否かを精度良く判別できる。よって、グループ内の全ての利用者に、搭乗すべき乗りかご100の情報(乗りかご情報)を通知することができ、その結果として、利用者にとっての利便性が向上する。
[3−3]第3変形例
セキュリティサーバ102は、上述した対応管理データDsに代えて、識別情報Piに管理情報Pjだけが対応付けられた第1対応管理データDs1を有していてもよい。この場合、管理情報Pjに、行先階Fd及び利用人数Pn(更には、グループ情報Pg)が対応付けられた第2対応管理データDs2を、群管理制御装置3に持たせることができる。即ち、セキュリティサーバ102での認証にだけ必要な情報を除いて、エレベータの制御に必要な全ての情報をエレベータの制御システム側で管理することが可能になる。この場合、セキュリティサーバ102及び群管理制御装置3では以下の制御が実行される。
セキュリティサーバ102は、識別情報Piの認証に成功した場合、その識別情報Piに対応する管理情報Pj及び装置情報(Pd1又はPd2)を含んだ情報のみを群管理制御装置3に送信する。そして、群管理制御装置3は、その情報を受信したときに、当該情報に含まれている管理情報Pjに対応する情報を第2対応管理データDs2から読み出して、上述した制御処理(呼び登録処理)に用いる。
[3−4]他の変形例
上述した制御システムは、行先階登録装置101A、規制装置101B、及びセキュリティサーバ102を含めずに構築されたものに限らず、これらの少なくとも何れか1つを含めて構築されたものであってもよい。セキュリティサーバ102を制御システムに含めた場合、群管理制御装置3とセキュリティサーバ102とを纏めて1つの制御装置と把握してもよい。
又、セキュリティサーバ102を設けずに、群管理制御装置3、行先階登録装置101A、又は規制装置101Bで識別情報Piの認証を行うように制御システムが変形されてもよい。この場合、管理情報Pjを用いずに識別情報Piでエレベータの制御が行われてもよい。
更に、上述した制御システムは、乗りかご100を1つだけ備えたエレベータにも適用可能である。この場合、群管理制御装置3はなくてもよく、呼び登録処理はエレベータ制御装置2で実行される。
上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。更に、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1A、1B 読取装置
2 エレベータ制御装置
3 群管理制御装置
5A、5B 表示装置
H 乗場
Q 記録媒体
31 呼び登録処理部
Ds 対応管理データ
Fd 行先階
Pg グループ情報
Pi 識別情報
Pj 管理情報
Pn 利用人数
Pr 受信情報
Qg グループ用記録媒体
Qp 個人用記録媒体
100 乗りかご
101A 行先階登録装置
101B 規制装置
102 セキュリティサーバ
Ds1 第1対応管理データ
Ds2 第2対応管理データ
Pd1、Pd2 装置情報

Claims (4)

  1. エレベータに適用可能な制御システムであって、
    グループ内の少なくとも1人の利用者が所持する記録媒体の識別情報に、そのグループ内の利用人数が予め対応付けられており、
    前記記録媒体から前記識別情報を読み取る読取装置と、
    前記読取装置が読み取った前記識別情報に前記利用人数が対応付けられていた場合に、当該識別情報を対象として、その識別情報に対応付けられている前記利用人数を用いて呼び登録を行う制御装置と、
    を備える、エレベータの制御システム。
  2. 乗場への進入を規制する規制装置が設置され、利用者による前記規制装置の通過を許可するか否かが、前記読取装置が読み取った前記識別情報に基づいて判断されるエレベータ、に適用される請求項1に記載の制御システムであって、
    前記グループ内の利用者はそれぞれ前記記録媒体を所持し、そのうちの特定の利用者が所持する前記記録媒体の識別情報に、前記利用人数が予め対応付けられている、請求項1に記載のエレベータの制御システム。
  3. 乗場への進入を規制する規制装置が設置され、利用者による前記規制装置の通過を許可するか否かが、前記読取装置が読み取った前記識別情報に基づいて判断されるエレベータ、に適用される請求項1に記載の制御システムであって、
    前記グループ内の利用者はそれぞれ前記記録媒体を所持し、それらの識別情報の何れにも、同じグループ情報と、そのグループ情報に対応する情報としての前記利用人数と、が対応付けられており、
    前記制御装置は、前記読取装置が読み取った前記識別情報に前記グループ情報が対応付けられていた場合に、当該グループ情報に対応する前記利用人数を用いて前記呼び登録を行う、請求項1に記載のエレベータの制御システム。
  4. 前記制御装置は、前記利用人数を用いて前記呼び登録を行った後において、前記読取装置が読み取った前記識別情報に、前記呼び登録が実行済みである前記グループ情報と同じグループ情報が対応付けられていた場合には、新たな呼び登録を行わずに、実行済みの前記呼び登録で割り当てた乗りかごの情報を利用者に通知する、請求項3に記載のエレベータの制御システム。
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