JP6969642B1 - エレベータの制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】エレベータにおいて、一般の利用者よりも歩行速度が速い特定の利用者にとっての利便性を向上させることが可能な制御システムを提供する。【解決手段】エレベータの制御システムにおいて、読取装置が識別情報を読み取るごとに、当該識別情報で識別される利用者が、一般の利用者よりも歩行速度が速い特定の利用者であるか否かを、第1判断処理部が判断する。特定の利用者であると判断された場合、割当処理部が、特定の利用者に対応付けられている移動時間を考慮して、そのときの利用者の乗場呼びを乗りかごに割り当てる。また、そのときの利用者が、仮に一般の利用者であったとしても、割当処理部によって割り当てられた乗りかごへの乗車に間に合うか否かを、第2判断処理部が判断する。そして、乗車に間に合うと判断された場合、表示処理部が、表示装置に、急ぐ必要がないことを利用者に知らせるための表示を実行させる。【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータにおいて利用者の乗場呼びを乗りかごに割り当てる制御技術に関する。
エレベータの制御技術には、セキュリティゲートの通行を利用者に対して許可するごとに、当該利用者の乗場呼びを、輸送効率やセキュリティを考慮して何れか1つの乗りかごに割り当てるものが存在する(例えば、特許文献1、2参照)。このような制御技術では、割り当てられた乗りかごの情報(その乗りかごを識別する情報。番号など)が、セキュリティゲートに設けられた表示装置に表示される。これにより、利用者は、自身がどの乗りかごに乗車すべきかを認識できる。
特開2013−67489号公報 特開2015−174716号公報
上述したセキュリティゲートは、例えば建物のフロア面積が大きい場合、エレベータの乗場から離れた位置に設置される場合がある。その場合、利用者は、表示装置に表示された乗りかごの情報を認識してから乗場へ移動するまでに、時間を要する。そこで、セキュリティゲートから乗場までの移動に要する時間(移動時間)を考慮して、その時間内で移動できれば乗車に間に合うように、そのときの利用者の乗場呼びを乗りかごに割り当てる技術が提案されている。
しかし従来は、全ての利用者に対して上記移動時間が一律(同じ値)に設定されていた。また、移動時間は、平均的な歩行速度で移動する一般の利用者を基準として計算された時間に設定されたり、エレベータへの乗遅れを防止するべく、それよりも長め(例えば、歩行速度が遅い利用者を基準として計算された時間)に設定されたりしていた。このため、以下のような問題が生じやすかった。
即ち、一般の利用者よりも歩行速度が速い特定の利用者(即ち、セキュリティゲートから乗場まで一般の利用者よりも短時間で移動できる利用者)にとっては、乗場に早く到着できるため、乗場への到着後、自身に割り当てられた乗りかごが到着するまでの間に、自身の行先階と同方向へ向かう先着の乗りかごを見送らなければならないといった状況が生じやすかった。それが故に、特定の利用者にとっては待ち時間が長くなるといった問題が生じやすかった。また、エレベータにとっては輸送効率に悪影響が及ぶといった問題が生じやすかった。
そこで本発明の目的は、エレベータにおいて、一般の利用者よりも歩行速度が速い特定の利用者にとっての利便性を向上させることが可能な制御システムを提供することである。
本発明に係るエレベータの制御システムは、制御装置と、特定階に設置された表示装置と、を備える。制御装置は、特定階にて読取装置が利用者の識別情報を読み取るごとに、当該利用者の乗場呼びを乗りかごに割り当てる装置であり、第1判断処理部と、割当処理部と、第2判断処理部と、表示処理部と、有する。第1判断処理部は、読取装置が識別情報を読み取るごとに、当該識別情報で識別される利用者が、一般の利用者よりも歩行速度が速い特定の利用者であるか否かを判断する。割当処理部は、特定の利用者であると第1判断処理部が判断した場合、読取装置から乗りかごまでの移動に要する時間として当該特定の利用者に対応付けられている移動時間を考慮して、そのときの利用者の乗場呼びを乗りかごに割り当てる。第2判断処理部は、特定の利用者であると第1判断処理部が判断した場合において、そのときの利用者が、仮に一般の利用者であったとしても、割当処理部によって割り当てられた乗りかごへの乗車に間に合うか否かを判断する。表示処理部は、乗車に間に合うと第2判断処理部が判断した場合、表示装置に、急ぐ必要がないことを利用者に知らせるための表示を実行させる。
上記制御システムによれば、特定の利用者は、表示装置の表示を確認することによって急ぐ必要がないことを知った場合には、自身に割り当てられた乗りかごまで、一般の利用者と同程度の歩行速度でゆっくりと移動することができる。即ち、特定の利用者は、乗りかごまで常に急いで移動する必要がないことを認識できる。よって、特定の利用者は、乗場に早く到着してしまって待ち時間が長くなる、といった状況を回避することが可能になる。
上記制御システムにおいて、乗車に間に合わないと第2判断処理部が判断した場合には、表示処理部は、表示装置に、急ぐ必要があることを利用者に知らせるための表示を実行させてもよい。この構成によれば、特定の利用者は、表示装置の表示を確認することによって急ぐ必要があることを知った場合にのみ、自身に割り当てられた乗りかごまで急いで(即ち、一般の利用者よりも速い歩行速度で)移動することができる。即ち、特定の利用者は、急ぐ必要がある場合にだけ歩行速度を速めることができる。また、特定の利用者は、急ぐことにより、一般の利用者では間に合わない乗りかごに乗車できるため、一般の利用者よりも早く行先階に到着することが可能になる。
本発明によれば、エレベータにおいて、一般の利用者よりも歩行速度が速い特定の利用者にとっての利便性を向上させることが可能になる。
実施形態に係る制御システムが適用されたエレベータの全体構成を例示した概念図である。 特定階でのエレベータの乗場の構成を例示した概念図である。 セキュリティサーバで実行されるセキュリティ管理処理を示したフローチャートである。 (A)装置管理データの一例を示した概念図、及び(B)対応管理データの一例を示した概念図である。 (A)利用者属性が「特定の利用者」である場合に用いられる移動時間管理データの一例を示した概念図、及び(B)利用者属性が「一般の利用者」である場合に用いられる移動時間管理データの一例を示した概念図である。 規制装置の表示装置に表示される画面として、(A)急ぐ必要がないことを利用者に知らせるための表示がなされた画面の一例を示した概念図、及び(B)急ぐ必要があることを利用者に知らせるための表示がなされた画面の一例を示した概念図である。 群管理制御装置で実行される呼び登録処理を示したフローチャートである。
[1]エレベータ及びその制御システムの構成
[1−1]エレベータの全体構成
図1は、実施形態に係る制御システムが適用されたエレベータの全体構成を例示した概念図である。また、図2は、建物の特定階Ft(ロビー階など)でのエレベータの乗場Hの構成を例示した概念図である。これらの図に示された例では、エレベータは、3つの乗りかご100と、特定階Ftに設けられた2つの規制装置101と、セキュリティサーバ102と、3つのエレベータ制御装置103と、群管理制御装置104と、を備える。以下、各部の構成について具体的に説明する。尚、図1及び図2では、3つの乗りかご100が符号A〜Cで区別され、2つの規制装置101が符号XとYで区別されている。
<規制装置>
規制装置101は、セキュリティゲートなど、特定階Ftにおいてエレベータの乗場Hへの進入を規制する装置である。そして本実施形態では、規制装置101は、特定階Ftにおいてエレベータの乗場Hから離れた位置に設置されている(図2参照)。
ここで、規制装置101には、それらを識別するための装置情報Pdが設定されている。また、規制装置101には、利用者が所持する記録媒体Q(ICカードや磁気カードなど)から情報を読み取る読取装置1と、利用者が乗車すべき乗りかご100の情報などを表示する表示装置2と、が設けられている。ここで、記録媒体Qには、それを所持する利用者の識別情報Pi(記録媒体Qを識別する固有の情報。固有IDなど)が記録されており、読取装置1は、記録媒体Qから識別情報Piを読み取る。また、表示装置2に表示される、利用者が乗車すべき乗りかご100の情報には、当該乗りかご100を識別する情報(番号や記号など。以下、この情報を「乗りかご情報Pg」と称す)などが含まれる(図6(A)及び(B)参照)。
尚、読取装置1による記録媒体Qの読取り方法は、接触式のものであってもよいし、NFC(Near Field Communication)等の近距離通信で情報を読み取る非接触式のものであってもよく、特に限定されるものではない。また、記録媒体Qは、カード状のものに限らず、スティック状やチップ状のものであってもよい。更に、読取装置1との近距離通信(NFC等)が可能なスマートフォン等の携帯情報端末が、記録媒体Qとして用いられてもよい。
読取装置1で読み取られた識別情報Piは、セキュリティサーバ102で実行される当該識別情報Piの認証(具体的には、当該識別情報Piで識別される利用者が規制装置101の通行を許可されている者であるか否か、を判断するための認証)などに用いられる。そこで、規制装置101は、読取装置1が識別情報Piを読み取った場合、その識別情報Piをセキュリティサーバ102に送信する(図1参照)。このとき、規制装置101は、識別情報Piの送信元である自身の位置をセキュリティサーバ102に認識させるために、自身の装置情報Pdを、識別情報Piと共にセキュリティサーバ102に送信する。尚、規制装置101は、装置情報Pdとして、自身に設けられている読取装置1(即ち、識別情報Piを読み取った読取装置1)の装置情報をセキュリティサーバ102に送信してもよい。
そして、識別情報Piに対する認証の成否に基づいて、規制装置101の動作(通行の規制及び許可)がセキュリティサーバ102によって制御される。
また、識別情報Piの認証が成功した場合には、当該識別情報Piを対象として群管理制御装置104で行われる呼び登録に必要な情報が、セキュリティサーバ102から群管理制御装置104に送信される。そして、群管理制御装置104は、その情報を用いて呼び登録を行う。ここで本実施形態においては、規制装置101は、特定階Ftにおいてエレベータの乗場Hから離れた位置に設置されている(図2参照)。このため、利用者は、規制装置101の通行が許可され、表示装置2に表示された乗りかご情報Pgを認識してから乗場Hへ移動するまでに、時間を要する。そこで実施形態では、群管理制御装置104は、規制装置101(又はその読取装置1)から乗りかご100までの移動に要する時間(移動時間)を考慮して、呼び登録を行う。尚、セキュリティサーバ102及び群管理制御装置104が行うこれらの処理(セキュリティ管理処理及び呼び登録処理)の詳細については、以下で説明する。
<セキュリティサーバ>
セキュリティサーバ102は、規制装置101での通行の規制及び許可を利用者ごとに制御することにより、建物内のセキュリティを管理する(セキュリティ管理処理)。具体的には、セキュリティサーバ102は、規制装置101から送信されてくる識別情報Piの認証を行い(認証処理)、認証に成功した場合にのみ、規制装置101の通行を利用者に対して許可する。また、セキュリティサーバ102は、識別情報Piの認証に成功した場合、その識別情報Piを対象として群管理制御装置104で行われる呼び登録に必要な情報を取得し(取得処理)、その情報を群管理制御装置104に送信する(送信処理)。以下、セキュリティ管理処理の詳細について説明する。
図3は、セキュリティサーバ102で実行されるセキュリティ管理処理を示したフローチャートである。セキュリティ管理処理は、セキュリティサーバ102が規制装置101から情報(識別情報Pi及び装置情報Pd)を受信した場合に開始される。
セキュリティ管理処理が開始されると、セキュリティサーバ102は、情報(識別情報Pi及び装置情報Pd)の送信元である規制装置101に対する制御(通行の規制及び許可のための制御)が可能となるように、その送信元がどの規制装置101であるのかを、受信した装置情報Pdに基づいて特定する(図3のステップS101)。
具体的には、セキュリティサーバ102は、装置管理データD1を有している。図4(A)は、装置管理データD1の一例を示した概念図である。装置管理データD1では、装置情報Pdごとに、当該装置情報Pdで識別される規制装置101への情報送信に使用される装置アドレスPa(IPアドレスなど)と、その規制装置101の設置階Fsと、が対応付けられている。そして、セキュリティサーバ102は、受信した装置情報Pdに対応する装置アドレスPaを装置管理データD1から読み出すことにより、情報(識別情報Pi及び装置情報Pd)の送信元である規制装置101を特定する。
その後、セキュリティサーバ102は、受信した識別情報Piの認証を行い(認証処理。図3のステップS102)、そのときの認証の成否により、当該識別情報Piで識別される利用者が規制装置101の通行を許可されている者であるか否か、を判断する。
具体的には、セキュリティサーバ102は、ステップS102にて識別情報Piの認証に成功した場合、そのことを以て、当該識別情報Piで識別される利用者は規制装置101の通行が許可されている者であると判断する。一方、セキュリティサーバ102は、ステップS102にて識別情報Piの認証に失敗した場合には、そのことを以て、当該識別情報Piで識別される利用者は規制装置101の通行が許可されている者でないと判断する。このようにして、利用者ごとに、規制装置101の通行が許可されているか否かが、当該利用者の識別情報Piに対する認証の成否により判断される。
そして、セキュリティサーバ102は、ステップS102にて識別情報Piの認証に成功した場合には、以下に説明する取得処理及び送信処理(図3のステップS103及びS104)の実行後に、ステップS101で読み出した装置アドレスPaで特定される規制装置101を制御してゲートを開き、それによって当該規制装置101の通行を利用者に対して許可する(図3のステップS105A)。尚、以下に説明する取得処理及び送信処理は、ステップS105Aの後に実行されてもよい。
取得処理(ステップS103)では、セキュリティサーバ102は、認証に成功した識別情報Piを対象として群管理制御装置104で行われる呼び登録に必要な情報を取得する。
具体的には、セキュリティサーバ102は、上述した装置管理データD1に加えて、対応管理データD2を更に有している。図4(B)は、対応管理データD2の一例を示した概念図である。対応管理データD2では、記録媒体Qの識別情報Piごとに、その識別情報Piで識別される利用者の降車階として初期設定された行先階Fdと、当該利用者の属性(以下、「利用者属性Pk」と称す)と、が対応付けられている。ここで、利用者属性Pkは、識別情報Piで識別される利用者が、平均的な歩行速度で移動する「一般の利用者」であるのか、或いは、一般の利用者よりも歩行速度が速い「特定の利用者」であるのかを分類するためのものである。そして、この利用者属性Pkは、後述する呼び登録処理にて考慮する移動時間(規制装置101から乗りかご100までの移動に要する時間)を利用者の歩行速度に応じて選択する際に用いられる(図7のステップS202〜203B参照)。尚、「一般の利用者」には、平均的な歩行速度で移動する利用者だけでなく、それよりも歩行速度が遅い利用者が更に分類されてもよい。
また、対応管理データD2では、識別情報Piの漏洩を防止するべく、記録媒体Qの識別情報Piごとに、その識別情報Piに1対1で対応する管理情報Pj(例えば、ICカードに付される通し番号のようなもの)が対応付けられている。
ここで、本実施形態において呼び登録に必要な情報は、管理情報Pj、行先階Fd、利用者属性Pk、設置階Fs、装置情報Pd、及び装置アドレスPaである。そして、管理情報Pj、行先階Fd、及び利用者属性Pkについては、セキュリティサーバ102は、ステップS102での認証に成功した識別情報Piに対応付けられているものを対応管理データD2から読み出す。また、設置階Fs及び装置アドレスPaについては、セキュリティサーバ102は、規制装置101から識別情報Piと共に送信されてきた装置情報Pdを用いて、当該装置情報Pdに対応付けられているものを装置管理データD1から読み出す。尚、設置階Fs及び装置アドレスPaについては、ステップS101で読み出されたものがそのまま用いられてもよい。このようにして、セキュリティサーバ102は、呼び登録に必要な情報を取得する。
送信処理(ステップS104)では、セキュリティサーバ102は、取得処理(ステップS103)で取得した情報(管理情報Pj、行先階Fd、利用者属性Pk、設置階Fs、装置情報Pd、及び装置アドレスPa)を群管理制御装置104に送信する(図1参照)。
そして群管理制御装置104は、セキュリティサーバ102から上記情報を受信した場合、呼び登録処理(図7参照)を開始する。尚、上述した装置管理データD1及び対応管理データD2内のデータは、それらの少なくとも一部が、セキュリティサーバ102に代えて群管理制御装置104で管理されてもよい。この場合、群管理制御装置104が、呼び登録に必要な情報の少なくとも一部を、自身が管理するデータから読み出すことになる。
一方、セキュリティサーバ102は、ステップS102にて識別情報Piの認証に失敗した場合には、ステップS101で読み出した装置アドレスPaで特定される規制装置101を制御してゲートを閉じ、それによって当該規制装置101における利用者の通行を規制(具体的には、禁止)する(図3のステップS105B)。
このようなセキュリティ管理処理は、セキュリティサーバ102内に回路を構築することによってハードウェアで構成された処理部で実行されてもよいし、セキュリティサーバ102が備えるCPU等の処理装置にプログラムを実行させることによってソフトウェアで構成された処理部で実行されてもよい。また、そのようなプログラムは、携帯可能な記憶装置(例えば、フラッシュメモリ等)に読取可能な状態で記憶されてもよいし、他のサーバなどにダウンロード可能に保存され、ダウンロードされたものがセキュリティサーバ102の記憶部(不図示)に記憶されてもよい。
<エレベータ制御装置>
エレベータ制御装置103は、乗りかご100に1つずつ対応させて設けられており、自身に対応する乗りかご100の動作を制御する。そして、エレベータ制御装置103は、群管理制御装置104によって一元的に管理及び制御される。
<群管理制御装置>
群管理制御装置104は、セキュリティサーバ102での認証に成功した識別情報Piを対象として呼び登録を行う。具体的には、群管理制御装置104は、セキュリティサーバ102から送信されてくる情報(管理情報Pj、行先階Fd、利用者属性Pk、設置階Fs、装置情報Pd、及び装置アドレスPa)を受信した場合に、その情報(以下、「受信情報Pr」と称す)を用いて呼び登録を行う(呼び登録処理)。以下、呼び登録処理の概要について説明する。尚、呼び登録処理の詳細については後述する。
呼び登録処理では、群管理制御装置104は、設置階Fsを、利用者が乗りかご100に乗車する出発階Fcとして用いる。そして、群管理制御装置104は、行先階Fd及び出発階Fcを、1つの乗場呼びとして、何れか1つの乗りかご100に割り当てる。その後、群管理制御装置104は、割り当てた乗りかご100を識別する情報(乗りかご情報Pg)を、装置アドレスPaで特定される規制装置101の表示装置2に表示させる。これにより、利用者は、規制装置101の通過時に、表示装置2に表示された乗りかご情報Pgを確認することにより、自身が乗車すべき乗りかご100を認識できる。
ここで本実施形態においては、規制装置101は、特定階Ftにおいてエレベータの乗場Hから離れた位置に設置されている(図2参照)。このため、利用者は、規制装置101の通行が許可され、表示装置2に表示された乗りかご情報Pgを認識してから乗場Hへ移動するまでに、時間を要する。そこで実施形態では、群管理制御装置104は、規制装置101(又はその読取装置1)から乗りかご100までの移動に要する時間(移動時間)を考慮して、呼び登録を行う。
その一方で、上記のように移動時間を考慮して呼び登録を行ったとしても、その移動時間が、全ての利用者に対して一律(同じ値)に設定され、しかも当該移動時間が、平均的な歩行速度で移動する一般の利用者を基準として計算された時間に設定されたり、それよりも長め(例えば、歩行速度が遅い利用者を基準として計算された時間)に設定されたりした場合には、次のような問題が生じやすくなる。即ち、一般の利用者よりも歩行速度が速い特定の利用者(即ち、規制装置101から乗場Hまで一般の利用者よりも短時間で移動できる利用者)にとっては、乗場Hに早く到着できるため、乗場Hへの到着後、自身に割り当てられた乗りかご100が到着するまでの間に、自身の行先階Fdと同方向へ向かう先着の乗りかご100を見送らなければならないといった状況が生じやすくなる。それが故に、特定の利用者にとっては待ち時間が長くなるといった問題が生じやすくなる。また、エレベータにとっては輸送効率に悪影響が及ぶといった問題が生じやすくなる。
そこで本実施形態では、群管理制御装置104は、利用者属性Pkを考慮して、その利用者属性Pkに対応した移動時間を用いて呼び登録を行う。
具体的には、群管理制御装置104は、受信情報Prに含まれている利用者属性Pkが「特定の利用者」であるか否かを判断する(第1判断処理。図7のステップS202参照)。そして、群管理制御装置104は、「特定の利用者である(Yes)」と判断した場合、規制装置101(又はその読取装置1)から乗りかご100までの移動に要する時間として当該特定の利用者に対応付けられている移動時間を考慮して、その時間内で移動できれば乗車に間に合うように、そのときの利用者の乗場呼びを何れか1つの乗りかご100に割り当てる(割当処理。図7のステップS203A参照)。
一方、群管理制御装置104は、「特定の利用者でない(No)」と判断した場合には、その判断を以て、利用者属性Pkは「一般の利用者」であると判断できる。この場合、群管理制御装置104は、規制装置101(又はその読取装置1)から乗りかご100までの移動に要する時間として一般の利用者に対応付けられている移動時間を考慮して、その時間内で移動できれば乗車に間に合うように、そのときの利用者の乗場呼びを何れか1つの乗りかご100に割り当てる(割当処理。図7のステップS203B参照)。
より具体的には、群管理制御装置104は、利用者属性Pkが「特定の利用者」である場合に用いる移動時間管理データD3(図5(A)参照)と、利用者属性Pkが「一般の利用者」である場合に用いる移動時間管理データD4(図5(B)参照)と、を有している。図5(A)は、移動時間管理データD3の一例を示した概念図である。また、図5(B)は、移動時間管理データD4の一例を示した概念図である。
ここで、移動時間管理データD3及びD4は、複数ある規制装置101及び乗りかご100をそれぞれ区別すると共にそれらの位置や配置を考慮して、規制装置101と乗りかご100との1つの組合せごとに、規制装置101から乗りかご100までの移動時間が対応付けられたテーブルである。そして、移動時間管理データD3では、移動時間として、特定の利用者が移動に要する時間が対応付けられている。一方、移動時間管理データD4では、移動時間として、一般の利用者が移動に要する時間が対応付けられている。
図2の例では、3つの乗りかご100A〜100Cと、2つの規制装置101X及び101Yと、がエレベータに設けられている。そして、図5(A)及び(B)では、例えば規制装置101Xと乗りかご100Aとの組合せに対して、規制装置101Xから乗りかご100Aまでの移動時間として、「特定の利用者」の場合には7秒(図5(A)参照)、「一般の利用者」の場合には10秒(図5(B)参照)が対応付けられている。このように、特定の利用者に対しては、移動時間が一般の利用者よりも短く設定されている。
そして、群管理制御装置104は、「特定の利用者である(Yes)」と判断した場合、移動時間管理データD3を用いて呼び登録を行い、「特定の利用者でない(No)」と判断した場合には、移動時間管理データD4を用いて呼び登録を行う。尚、これらの詳細については後述する。
ここで、特定の利用者に対応付けられている移動時間を考慮した場合でも、そのときの利用者の乗場呼びが割り当てられる乗りかご100は、必ずしも、その利用者が仮に「一般の利用者」であったとした場合に割り当てられる乗りかご100(即ち、一般の利用者に対応付けられている移動時間を考慮して割り当てられる乗りかご100)よりも先着するものになるとは限らず、同じ乗りかご100になってしまうことがある。このため、特定の利用者にとっては、自身に割り当てられた乗りかご100が、一般の利用者に割り当てられる乗りかご100よりも先着するものであれば、急いて移動することが必要になるが、その一方で、一般の利用者に割り当てられる乗りかご100と同じになるのであれば、急いで移動することは必要でなくなる。
そこで本実施形態では、群管理制御装置104が「特定の利用者である(Yes)」と判断した場合においては、群管理制御装置104は、そのときの利用者が、仮に「一般の利用者」であったとしても、上記呼び登録処理で割り当てた乗りかご100への乗車に間に合うか否かを更に判断する(第2判断処理。図7のステップS204参照)。そして、群管理制御装置104は、「乗車に間に合う(Yes)」と判断した場合、受信情報Prに含まれている装置アドレスPaで特定される規制装置101の表示装置2に、急ぐ必要がないことを利用者に知らせるための表示を実行させる(表示処理。図7のステップS205A参照)。図6(A)は、そのときに表示装置2に表示される画面の一例を示した概念図である。
一方、群管理制御装置104は、「乗車に間に合わない(No)」と判断した場合には、受信情報Prに含まれている装置アドレスPaで特定される規制装置101の表示装置2に、急ぐ必要があることを利用者に知らせるための表示を実行させる(表示処理。図7のステップS205B参照)。図6(B)は、そのときに表示装置2に表示される画面の一例を示した概念図である。
本実施形態では、上記の第1判断処理、割当処理、第2判断処理、及び表示処理は、群管理制御装置104内に構築される第1判断処理部104A、割当処理部104B、第2判断処理部104C、及び表示処理部104Dによって実行される(図1参照)。そして、これらの処理部は、群管理制御装置104内に回路を構築することによってハードウェアで構成されてもよいし、群管理制御装置104が備えるCPU等の処理装置にプログラムを実行させることによってソフトウェアで構成されてもよい。また、そのようなプログラムは、携帯可能な記憶装置(例えば、フラッシュメモリ等)に読取可能な状態で記憶されてもよいし、他のサーバなどにダウンロード可能に保存され、ダウンロードされたものが群管理制御装置104の記憶部(不図示)に記憶されてもよい。
[1−2]制御システムの構成
上述したエレベータにおいて、本実施形態に係る制御システムは、規制装置101のそれぞれに設けられた表示装置2と、群管理制御装置104と、によって構成される。以下、この制御システムで実行される制御処理として、群管理制御装置104で実行される呼び登録処理の詳細について説明する。
[2]制御システムで実行される制御処理
<呼び登録処理>
図7は、群管理制御装置104で実行される呼び登録処理を示したフローチャートである。呼び登録処理は、エレベータの運行開始に伴って開始され、エレベータの運行中は群管理制御装置104にて繰り返し実行される。
呼び登録処理が開始されると、群管理制御装置104は先ず、セキュリティサーバ102から送信されてくる情報(受信情報Prには、管理情報Pj、行先階Fd、利用者属性Pk、設置階Fs、装置情報Pd、及び装置アドレスPa)を受信したか否かを判断する(図7のステップS201)。そして、群管理制御装置104は、ステップS201にて「受信した(Yes)」と判断できるまで、ステップS201を繰り返し実行する。
群管理制御装置104は、ステップS201にて「受信した(Yes)」と判断した場合、受信した情報(受信情報Pr)に含まれている利用者属性Pkが、「特定の利用者」であるか否かを判断する(第1判断処理。図7のステップS202)。
そして、群管理制御装置104は、ステップS202にて「特定の利用者である(Yes)」と判断した場合、移動時間管理データD3(図5(A)参照)を用いて呼び登録を行う(割当処理。図7のステップS203A)。
具体的には、群管理制御装置104は、受信情報Prに含まれている装置情報Pdを用いて、識別情報Piの読取りが実行された規制装置101が、規制装置101X及び101Yのどちらであるのかを決定する。そして、群管理制御装置104は、決定した規制装置101と乗りかご100A〜101Cの各々との組合せに対して移動時間管理データD3(図5(A)参照)にて対応付けられている移動時間を考慮して、当該移動時間で乗車できる最適な乗りかご100を決定する。例えば、決定した規制装置101が規制装置101Xであった場合、図5(A)の例では、乗りかご100Aに対応する7秒、乗りかご100Bに対応する9秒、乗りかご100Cに対応する11秒、の3つの移動時間を考慮して、それらの時間内で移動したときに乗車できる最適な乗りかご100が決定される。そして、群管理制御装置104は、決定した最適な乗りかご100に、受信した情報から得られる行先階Fd及び出発階Fc(=設置階Fs)を1つの乗場呼びとして割り当てる。
これにより、規制装置101(又はその読取装置1)から乗りかご100までの移動に要する時間として「特定の利用者」に対応付けられている移動時間が考慮されて、その時間内で移動できれば乗車に間に合うように、そのときの利用者の乗場呼びが何れか1つの乗りかご100に割り当てられる。
一方、群管理制御装置104は、ステップS202にて「特定の利用者でない(No)」と判断した場合には、その判断を以て、利用者属性Pkは「一般の利用者」であると判断できる。この場合、群管理制御装置104は、移動時間管理データD4(図5(B)参照)を用いて呼び登録を行う(割当処理。図7のステップS203B)。
具体的には、群管理制御装置104は、受信情報Prに含まれている装置情報Pdを用いて、識別情報Piの読取りが実行された規制装置101が、規制装置101X及び101Yのどちらであるのかを決定する。そして、群管理制御装置104は、決定した規制装置101と乗りかご100A〜101Cの各々との組合せに対して移動時間管理データD4(図5(B)参照)にて対応付けられている移動時間を考慮して、当該移動時間で乗車できる最適な乗りかご100を決定する。例えば、決定した規制装置101が規制装置101Xであった場合、図5(B)の例では、乗りかご100Aに対応する10秒、乗りかご100Bに対応する12秒、乗りかご100Cに対応する14秒、の3つの移動時間を考慮して、それらの時間内で移動したときに乗車できる最適な乗りかご100が決定される。そして、群管理制御装置104は、決定した最適な乗りかご100に、受信した情報から得られる行先階Fd及び出発階Fc(=設置階Fs)を1つの乗場呼びとして割り当てる。
これにより、規制装置101(又はその読取装置1)から乗りかご100までの移動に要する時間として「一般の利用者」に対応付けられている移動時間が考慮されて、その時間内で移動できれば乗車に間に合うように、そのときの利用者の乗場呼びが何れか1つの乗りかご100に割り当てられる。
ここで、ステップS203Aの割当処理では、特定の利用者に対応付けられている移動時間が考慮されるが、その場合でも、そのときの利用者の乗場呼びが割り当てられる乗りかご100は、必ずしも、その利用者が仮に「一般の利用者」であったとした場合に割り当てられる乗りかご100(即ち、一般の利用者に対応付けられている移動時間を考慮して割り当てられる乗りかご100)よりも先着するものになるとは限らず、同じ乗りかご100になってしまうことがある。このため、特定の利用者にとっては、自身に割り当てられた乗りかご100が、一般の利用者に割り当てられる乗りかご100よりも先着するものであれば、急いで移動することが必要になるが、その一方で、一般の利用者に割り当てられる乗りかご100と同じになるのであれば、急いで移動することは必要でなくなる。
そこで群管理制御装置104は、ステップS203Aの実行後、そのときの利用者(即ち、受信情報Prに含まれている管理情報Pjに対応する識別情報Piで識別される利用者)が、仮に「一般の利用者」であったとしても、ステップS203Aで割り当てた乗りかご100への乗車に間に合うか否かを判断する(第2判断処理。図7のステップS204)。
そして、群管理制御装置104は、ステップS204にて「乗車に間に合う(Yes)」と判断した場合、受信情報Prに含まれている装置アドレスPaで特定される規制装置101の表示装置2に、管理情報Pj、行先階Fd、及び乗りかご情報Pgの表示と共に、急ぐ必要がないことを利用者に知らせるための表示を実行させる(表示処理。図7のステップS205A。図6(A)参照)。
一方、群管理制御装置104は、ステップS204にて「乗車に間に合わない(No)」と判断した場合には、受信情報Prに含まれている装置アドレスPaで特定される規制装置101の表示装置2に、管理情報Pj、行先階Fd、及び乗りかご情報Pgの表示と共に、急ぐ必要があることを利用者に知らせるための表示を実行させる(表示処理。図7のステップS205B。図6(B)参照)。
具体的には、群管理制御装置104は、ステップS204にて「乗車に間に合う(Yes)」と判断した場合には、変数Msに、急ぐ必要がないことを利用者に知らせるためのメッセージを代入し、ステップS204にて「乗車に間に合わない(No)」と判断した場合には、変数Msに、急ぐ必要があることを利用者に知らせるためのメッセージを代入する。その後、群管理制御装置104は、メッセージが代入された変数Msを、管理情報Pj、行先階Fd、及び乗りかご情報Pgと共に、受信情報Prに含まれている装置アドレスPaで特定される規制装置101の表示装置2に送信する(図1参照)。そして、これらの情報を表示装置2が受信した場合、当該表示装置2は、管理情報Pj、行先階Fd、及び乗りかご情報Pgと共に、変数Msに代入されているメッセージを画面に表示する(図6(A)及び(B)参照)。
これに対し、ステップS203Bの実行後においては、群管理制御装置104は、受信情報Prに含まれている装置アドレスPaで特定される規制装置101の表示装置2に、管理情報Pj、行先階Fd、及び乗りかご情報Pgの表示を、急ぐ必要があるかどうかのメッセージなしで実行させる(表示処理。図7のステップS205C)。
具体的には、群管理制御装置104は、ステップS203Bの実行後においては、変数Msをメッセージの代入がない状態に設定する。その後、群管理制御装置104は、メッセージの代入がない変数Msを、管理情報Pj、行先階Fd、及び乗りかご情報Pgと共に、受信情報Prに含まれている装置アドレスPaで特定される規制装置101の表示装置2に送信する(図1参照)。そして、これらの情報を表示装置2が受信した場合、変数Msにはメッセージの代入がないため、当該表示装置2は、管理情報Pj、行先階Fd、及び乗りかご情報Pgのみを画面に表示する。
このような呼び登録処理によれば、一般の利用者が乗車する乗りかご100よりも前の乗りかご100に特定の利用者を乗車させる機会ができるため、エレベータの輸送効率を向上させることができる。
また、特定の利用者は、規制装置101の通過時に、表示装置2の表示を確認することによって急ぐ必要がないことを知った場合には、自身に割り当てられた乗りかご100まで、一般の利用者と同程度の歩行速度でゆっくりと移動することができる。即ち、特定の利用者は、乗りかご100まで常に急いで移動する必要がないことを認識できる。よって、特定の利用者は、乗場Hに早く到着してしまって待ち時間が長くなる、といった状況を回避することが可能になる。
そして、特定の利用者は、規制装置101の通過時に、表示装置2の表示を確認することによって急ぐ必要があることを知った場合にのみ、自身に割り当てられた乗りかご100まで急いで(即ち、一般の利用者よりも速い歩行速度で)移動することができる。即ち、特定の利用者は、急ぐ必要がある場合にだけ歩行速度を速めることができる。また、特定の利用者は、急ぐことにより、一般の利用者では間に合わない乗りかご100に乗車できるため、一般の利用者よりも早く行先階Fdに到着することが可能になる。
このように、上述した制御システムによれば、エレベータにおいて、一般の利用者よりも歩行速度が速い特定の利用者にとっての利便性を向上させることが可能になる。
[3]変形例
[3−1]第1変形例
上述したエレベータには、規制装置101に替えて、読取装置1及び表示装置2と同様の装置を備えた行先階登録装置が設けられていてもよく、上述した制御システムは、そのようなエレベータにも適用できる。また、上述した制御システムは、規制装置101や行先階登録装置にて手動で行先階Fdを選択できる場合にも適用できる。更に、上述した制御システムは、乗りかご100を3つ、規制装置101を2つ備えたエレベータに限らず、それらの数が1又は複数に適宜変更されたエレベータにも適用できる。
[3−2]第2変形例
上述した制御システムは、急ぐ必要がない場合(即ち、図7のステップS204にて「乗車に間に合う(Yes)」と判断された場合)にだけ、或いは急ぐ必要がある場合(即ち、図7のステップS204にて「乗車に間に合わない(Yes)」と判断された場合)にだけ、そのことを特定の利用者に知らせるものに変更されてもよい。
[3−3]第3変形例
上述した制御システムにおいて、急ぐ必要がないことを利用者に知らせるための表示装置2への表示(図7のステップS205A)、及び、急ぐ必要があることを利用者に知らせるための表示装置2への表示(図7のステップS205B)は、急ぐ必要があるかどうかを利用者に知らせることができるものであれば、図6(A)及び(B)に例示されたものに限らず、別の表示(例えば、どのようなモードで呼び登録が実行されたのかを利用者に知らせる表示など)に適宜変更されてもよい。また、急ぐ必要があるかどうかは、表示装置2に表示される文字の色やフォント、背景色(例えば、急ぐ必要がない通常時は白色、急ぐ必要がある場合は黄色)などの変更(切替え)によって利用者に知らされてもよい。更に、急ぐ必要があるかどうかは、表示装置2へのメッセージの表示に限らず、音声などで利用者に知らされてもよい。例えば、図6(A)及び(B)に例示されている「急ぐ必要はありません」及び「急いで移動してください」の表示は、音声などで利用者に知らされてもよい。
上述の実施形態及び変形例の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態又は変形例ではなく、特許請求の範囲によって示される。更に、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
また、上述の実施形態及び変形例の説明には、特許請求の範囲に記載された発明に限らず、エレベータ又はその制御システムに含まれる各装置の構成(各種処理部を含む)及び各装置が実行する制御処理、並びにそれらの一部なども、発明として含まれている。
1 読取装置
2 表示装置
H 乗場
Q 記録媒体
D1 装置管理データ
D2 対応管理データ
D3、D4 移動時間管理データ
Fc 出発階
Fd 行先階
Fs 設置階
Ft 特定階
Pa 装置アドレス
Pd 装置情報
Pg 乗りかご情報
Pi 識別情報
Pj 管理情報
Pk 利用者属性
Pr 受信情報
100、100A、100B、100C 乗りかご
101、101X、101Y 規制装置
102 セキュリティサーバ
103 エレベータ制御装置
104 群管理制御装置
104A 第1判断処理部
104B 割当処理部
104C 第2判断処理部
104D 表示処理部

Claims (2)

  1. 特定階にて読取装置が利用者の識別情報を読み取るごとに、当該利用者の乗場呼びを乗りかごに割り当てる制御装置と、
    前記特定階に設置される表示装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記読取装置が前記識別情報を読み取るごとに、当該識別情報で識別される利用者が、一般の利用者よりも歩行速度が速い特定の利用者であるか否かを判断する第1判断処理部と、
    前記特定の利用者であると前記第1判断処理部が判断した場合、前記読取装置から前記乗りかごまでの移動に要する時間として当該特定の利用者に対応付けられている移動時間を考慮して、そのときの利用者の乗場呼びを前記乗りかごに割り当てる割当処理部と、
    前記特定の利用者であると前記第1判断処理部が判断した場合において、そのときの利用者が、仮に一般の利用者であったとしても、前記割当処理部によって割り当てられた前記乗りかごへの乗車に間に合うか否かを判断する第2判断処理部と、
    乗車に間に合うと前記第2判断処理部が判断した場合、前記表示装置に、急ぐ必要がないことを利用者に知らせるための表示を実行させる表示処理部と、
    を有する、エレベータの制御システム。
  2. 乗車に間に合わないと前記第2判断処理部が判断した場合には、前記表示処理部は、前記表示装置に、急ぐ必要があることを利用者に知らせるための表示を実行させる、請求項1に記載のエレベータの制御システム。
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