JP2020142605A - 人力駆動車用の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータを好適に制御できる人力駆動車用の制御装置を提供する。【解決手段】人力駆動車は、人力駆動車に推進力を付与するモータと、クランク軸と、駆動輪と、変速比率を変更するための変速機と、を含み、制御装置は、人力駆動力に応じてモータを制御する制御部を含み、制御部は、アシスト比率、および、アシスト力の少なくとも1つに関するアシスト状態を変更可能に構成され、アシスト状態は、変速比率が第1変速比率の場合における第1アシスト状態と、変速比率が第1変速比率よりも小さい第2変速比率の場合における第2アシスト状態と、を含み、制御部は、予め定める条件を満たす場合の第1アシスト状態を、第2アシスト状態と異ならせるようにモータを制御し、予め定める条件を満たさない場合の第1アシスト状態を、予め定める条件を満たす場合の第1アシスト状態と異ならせるようにモータを制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、人力駆動車用の制御装置に関する。
例えば、特許文献1に開示されている人力駆動車用制御装置は、人力駆動車両に入力される人力駆動力に対するモータの出力の比率が所定の比率になるようにモータを制御している。
特開2000−344176号公報
本発明の目的の1つは、モータを好適に制御できる人力駆動車用の制御装置を提供することである。
本開示の第1側面に従う制御装置は、人力駆動車用の制御装置であって、前記人力駆動車は、前記人力駆動車に推進力を付与するモータと、クランク軸と、駆動輪と、前記クランク軸の回転速度に対する前記駆動輪の回転速度の変速比率を変更するための変速機と、を含み、前記制御装置は、人力駆動力に応じて前記モータを制御する制御部を含み、前記制御部は、予め定める前記人力駆動力に対する前記モータによるアシスト力のアシスト比率、および、前記モータによる前記アシスト力の少なくとも1つに関するアシスト状態を変更可能に構成され、前記アシスト状態は、前記変速比率が第1変速比率の場合における第1アシスト状態と、前記変速比率が前記第1変速比率よりも小さい第2変速比率の場合における第2アシスト状態と、を含み、前記制御部は、予め定める条件を満たす場合の前記第1アシスト状態を、前記第2アシスト状態と異ならせるように前記モータを制御し、前記予め定める条件を満たさない場合の前記第1アシスト状態を、前記予め定める条件を満たす場合の前記第1アシスト状態と異ならせるように前記モータを制御する。
第1側面の制御装置によれば、アシスト状態を予め定める条件を満たす場合と予め定める条件を満たさない場合のそれぞれの場合に適した第1アシスト状態でモータを制御することによって、モータを好適に制御できる。
本開示の第1側面に従う第2側面の制御装置において、前記予め定める条件は、前記人力駆動車の走行速度、前記人力駆動車の走行抵抗、および前記人力駆動力の少なくとも1つを含む。
第2側面の制御装置によれば、人力駆動車の走行速度、人力駆動車の走行抵抗、および人力駆動力の少なくとも1つに適した第1アシスト状態でモータを制御することによって、モータを好適に制御できる。
本開示の第1または第2側面に従う第3側面の制御装置において、前記制御部は、前記人力駆動車の走行速度が予め定める速度よりも小さい場合、前記変速比率が前記第1変速比率の場合における前記アシスト比率が、前記変速比率が前記第2変速比率の場合における前記アシスト比率よりも大きくなるように、前記モータを制御する。
第3側面の制御装置によれば、人力駆動車の走行速度が予め定める速度よりも小さい場合、かつ、第1変速比率の場合、アシスト比率を大きくできるため、ユーザの負荷が大きくなることを抑制できる。
本開示の第1から第3側面のいずれか1つに従う第4側面の制御装置において、前記制御部は、前記人力駆動車の走行速度が予め定める速度よりも小さい場合、前記変速比率が大きいほど、前記アシスト比率が大きくなるように前記モータを制御する。
第4側面の制御装置によれば、人力駆動車の走行速度が予め定める速度よりも小さい場合、かつ、第1変速比率の場合、ユーザの負荷が大きくなることをより好適に抑制できる。
本開示の第1から第4側面のいずれか1つに従う第5側面の制御装置において、前記制御部は、前記人力駆動車の走行抵抗が予め定める値よりも大きい場合、前記変速比率が前記第1変速比率の場合における前記アシスト比率よりも、前記変速比率が前記第2変速比率の場合における前記アシスト比率が大きくなるように、前記モータを制御する。
第5側面の制御装置によれば、人力駆動車の走行抵抗が予め定める値よりも大きい場合、かつ、第1変速比率の場合、アシスト比率を大きくできるため、ユーザの負荷が大きくなることを抑制できる。
本開示の第1から第5側面のいずれか1つに従う第6側面の制御装置において、前記制御部は、前記人力駆動力が予め定める値よりも大きい場合、前記変速比率が前記第1変速比率の場合における前記アシスト比率よりも、前記変速比率が前記第2変速比率の場合における前記アシスト比率が大きくなるように、前記モータを制御する。
第6側面の制御装置によれば、人力駆動力が予め定める値よりも大きい場合、かつ、第1変速比率の場合、アシスト比率を大きくできるため、ユーザの負荷が大きくなることを抑制できる。
本開示の第1から第6側面のいずれか1つに従う第7側面の制御装置において、前記制御部は、前記人力駆動車の走行速度が予め定める速度よりも小さい場合、前記変速比率が前記第1変速比率の場合における前記アシスト力よりも、前記変速比率が前記第2変速比率の場合における前記アシスト力が大きくなるように、前記モータを制御する。
第7側面の制御装置によれば、人力駆動車の走行速度が予め定める速度よりも小さい場合、かつ、第1変速比率の場合、アシスト力を大きくできるため、ユーザの負荷が大きくなることを抑制できる。
本開示の第1から第7側面のいずれか1つに従う第8側面の制御装置において、前記制御部は、前記人力駆動車の走行速度が予め定める速度よりも小さい場合、前記変速比率が大きいほど、前記アシスト力が大きくなるように前記モータを制御する。
第8側面の制御装置によれば、人力駆動車の走行速度が予め定める速度よりも小さい場合、かつ、第1変速比率の場合、ユーザの負荷が大きくなることをより好適に抑制できる。
本開示の第1から第8側面のいずれか1つに従う第9側面の制御装置において、前記制御部は、前記人力駆動車の走行抵抗が予め定める値よりも大きい場合、前記変速比率が前記第1変速比率の場合における前記アシスト力よりも、前記変速比率が前記第2変速比率の場合における前記アシスト力が大きくなるように、前記モータを制御する。
第9側面の制御装置によれば、人力駆動車の走行抵抗が予め定める値よりも大きい場合、かつ、第1変速比率の場合、アシスト力を大きくできるため、ユーザの負荷が大きくなることを抑制できる。
本開示の第1から第9側面のいずれか1つに従う第10側面の制御装置において、前記制御部は、前記人力駆動力が予め定める値よりも大きい場合、前記変速比率が前記第1変速比率の場合における前記アシスト力よりも、前記変速比率が前記第2変速比率の場合における前記アシスト力が大きくなるように、前記モータを制御する。
第10側面の制御装置によれば、人力駆動力が予め定める値よりも大きい場合、かつ、第1変速比率の場合、アシスト力を大きくできるため、ユーザの負荷が大きくなることを抑制できる。
本開示の第1から第10側面のいずれか1つに従う第11側面の制御装置において、前記制御部は、前記変速比率を変更するように前記変速機を動作可能に構成され、前記予め定める条件に応じて前記変速機を制御する。
第11側面の制御装置によれば、予め定める条件に適した変速比率になるように変速機を制御できる。
本開示の人力駆動車用の制御装置は、モータを好適に制御できる。
実施形態の人力駆動車用の制御装置を含む人力駆動車の側面図。 実施形態の人力駆動車用の制御装置の電気的な構成を示すブロック図。 図2の制御部によって実行されるモータを制御する処理の第1例を示すフローチャート。 図2の制御部によって実行されるモータを制御する処理の第2例を示すフローチャート。 図2の制御部によって実行されるモータを制御する処理の第3例を示すフローチャート。 図2の制御部によって実行されるモータを制御する処理の第1例の変形例を示すフローチャート。
(実施形態)
図1から図5を参照して、実施形態の人力駆動車用の制御装置40について説明する。人力駆動車10は、少なくとも人力駆動力Hによって駆動することができる車である。人力駆動車10は、車輪の数が限定されず、例えば1輪車および3輪以上の車輪を有する車も含む。人力駆動車10は、例えばマウンテンバイク、ロードバイク、シティバイク、カーゴバイク、および、リカンベントなど種々の種類の自転車、ならびに、電動自転車(E−bike)を含む。電動自転車は、電気モータによって車両の推進を補助する電動アシスト自転車を含む。以下、実施形態において、人力駆動車10を、自転車として説明する。
人力駆動車10は、人力駆動車10に推進力を付与するモータ12と、クランク軸14Aと、駆動輪16Aと、クランク軸14Aの回転速度に対する駆動輪16Aの回転速度の変速比率Rを変更するための変速機18と、を含む。人力駆動車10は、従動輪16Bと、クランク14と、フレーム20と、をさらに含む。クランク14には、人力駆動力Hが入力される。クランク14は、フレーム20に対して回転可能なクランク軸14Aと、クランク軸14Aの軸方向の端部にそれぞれ設けられるクランクアーム14Bとを含む。各クランクアーム14Bには、ペダル22が連結される。駆動輪16Aは、クランク14が回転することによって駆動される。駆動輪16Aは、フレーム20に支持される。クランク14と駆動輪16Aとは、駆動機構24によって連結される。駆動機構24は、クランク軸14Aに結合される第1回転体26を含む。クランク軸14Aと第1回転体26とは、第1ワンウェイクラッチを介して結合されていてもよい。第1ワンウェイクラッチは、クランク14が前転した場合に、第1回転体26を前転させ、クランク14が後転した場合に、第1回転体26を後転させないように構成される。第1回転体26は、スプロケット、プーリ、または、ベベルギアを含む。駆動機構24は、第2回転体28と、連結部材30とをさらに含む。連結部材30は、第1回転体26の回転力を第2回転体28に伝達する。連結部材30は、例えば、チェーン、ベルト、または、シャフトを含む。
第2回転体28は、駆動輪16Aに連結される。第2回転体28は、スプロケット、プーリ、または、ベベルギアを含む。第2回転体28と駆動輪16Aとの間には、好ましくは、第2ワンウェイクラッチが設けられている。第2ワンウェイクラッチは、第2回転体28が前転した場合に、駆動輪16Aを前転させ、第2回転体28が後転した場合に、駆動輪16Aを後転させないように構成される。
駆動輪16Aおよび従動輪16Bの一方は前輪を含み、駆動輪16Aおよび従動輪16Bの他方は後輪を含む。フレーム20には、フロントフォーク32を介して前輪が取り付けられている。フロントフォーク32には、ハンドルバー34がステム36を介して連結されている。以下の実施形態では、後輪を駆動輪16Aとして説明するが、前輪が駆動輪16Aであってもよい。
人力駆動車10は、人力駆動車用のバッテリ38を含む。バッテリ38は、1または複数のバッテリ素子を含む。バッテリ素子は、充電池を含む。バッテリ38は、制御装置40の制御部42に電力を供給する。バッテリ38は、好ましくは、制御装置40の制御部42と有線または無線によって通信可能に接続される。バッテリ38は、例えば電力線通信(PLC;power line communication)によって制御部42と通信可能である。
モータ12は、人力駆動車10の推進をアシストする。モータ12は、電気モータを含む。モータ12は、ペダル22から後輪までの人力駆動力Hの動力伝達経路、または、前輪に回転を伝達するように設けられる。ペダル22から後輪までの人力駆動力Hの動力伝達経路は、後輪を含む。本実施形態では、モータ12は、第1回転体26に回転を伝達するように設けられる。モータ12およびモータ12が設けられるハウジングは、ドライブユニットを構成する。モータ12とクランク軸14Aとの間の動力伝達経路には、好ましくは、クランク軸14Aを人力駆動車10が前進する方向に回転させた場合にクランク14の回転力によってモータ12が回転しないように第3ワンウェイクラッチが設けられる。
変速機18は、好ましくは、変速比率Rを段階的に変更するように構成される。変速機18は、電動アクチュエータ18Aと、電動アクチュエータ18Aによって駆動される変速機本体18Bとを含む。制御装置40の制御部42は、電動アクチュエータ18Aを制御する。電動アクチュエータ18Aは、電気モータと、電気モータに与える電力を制御する駆動回路と、を含む。電動アクチュエータ18Aは、変速機本体18Bに変速動作を実行させる。電動アクチュエータ18Aに含まれる駆動回路46は、制御部42と有線または無線によって通信可能に接続されている。電動アクチュエータ18Aは、例えば電力線通信(PLC)によって制御部42と通信可能である。電動アクチュエータ18Aは、制御部42からの制御信号に応じて変速機本体18Bに変速動作を実行させる。変速機18は、例えば、内装ハブ変速機および外装変速機(ディレイラ)の少なくとも一方を含む。ディレイラは、フロントディレイラおよびリアディレイラの少なくとも一方を含む。本実施の形態では、変速機18は、リアディレイラを含む。変速機18としては、CVT(Continuously Variable Transmission)など様々な種類の変速機を用いることができる。変速機18は、例えばドライブユニットのハウジング内に設けられてもよい。
制御装置40は、制御部42を含む。制御部42は、予め定められる制御プログラムを実行する演算処理装置を含む。演算処理装置は、例えばCPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)を含む。演算処理装置は、相互に離れた複数の場所に設けられてもよい。制御部42は、1または複数のマイクロコンピュータを含んでいてもよい。制御装置40は、記憶部44をさらに含んでいてもよい。記憶部44には、各種の制御プログラムおよび各種の制御処理に用いられる情報が記憶される。記憶部44は、例えば不揮発性メモリおよび揮発性メモリを含む。
制御装置40は、好ましくは、モータ12の駆動回路46をさらに備える。駆動回路46と、制御部42とは、好ましくは、モータ12のハウジングに設けられる。駆動回路46と、制御部42とは、例えば同一の回路基板に設けられる。駆動回路46は、インバータ回路を含む。駆動回路46は、バッテリ38からモータ12に供給される電力を制御する。駆動回路は、制御部42と有線または無線によって通信可能に接続されている。駆動回路46は、例えばシリアル通信によって制御部42と通信可能である。駆動回路46は、制御部42からの制御信号に応じてモータ12を駆動させる。
制御装置40は、人力駆動車10の走行速度V、クランク軸14Aの回転速度N、および、人力駆動力Hに応じてモータ12を制御する。制御装置40は、好ましくは、走行速度Vを検出するための車速センサ48、クランク軸14Aの回転速度Nを検出するためのクランク回転センサ50、および、人力駆動力Hを検出するためのトルクセンサ52をさらに備える。
車速センサ48は、人力駆動車10の車輪の回転速度を検出するために用いられる。車速センサ48は、車輪の回転速度に応じた信号を出力する。制御部42は、車輪の回転速度に基づいて人力駆動車10の走行速度Vを算出できる。車速センサ48は、好ましくは、リードスイッチを構成する磁性体リード、または、ホール素子を含む。車速センサ48は、人力駆動車10のフレーム20のチェーンステイに取り付けられ、後輪に取り付けられる磁石を検出する構成としてもよく、フロントフォーク32に設けられ、前輪に取り付けられる磁石を検出する構成としてもよい。本実施形態において、車速センサ48は、車輪が一回転した場合に、リードスイッチが磁石を1回検出するように構成される。
クランク回転センサ50は、クランク軸14Aの回転速度Nを検出するために用いられる。クランク回転センサ50は、例えば、人力駆動車10のフレーム20に取り付けられる。クランク回転センサ50は、磁界の強度に応じた信号を出力する磁気センサを含んで構成される。周方向に磁界の強度が変化する環状の磁石が、クランク軸14A、クランク軸14Aに連動して回転する部材、または、クランク軸14Aから第1回転体26までの間の動力伝達経路に設けられる。クランク軸14Aに連動して回転する部材は、モータ12の出力軸を含む。クランク回転センサ50は、クランク軸14Aの回転速度Nに応じた信号を出力する。磁石は、クランク軸14Aから第1回転体26までの人力駆動力Hの動力伝達経路において、クランク軸14Aと一体に回転する部材に設けられてもよい。例えば、磁石は、クランク軸14Aと第1回転体26との間に第1ワンウェイクラッチが設けられない場合、第1回転体26に設けられてもよい。クランク回転センサ50は、磁気センサに代えて光学センサ、加速度センサ、またはトルクセンサなどを含んでいてもよい。
トルクセンサ52は、クランク14に入力される人力駆動力Hのトルクを検出するために用いられる。トルクセンサ52は、例えば、動力伝達経路に第1ワンウェイクラッチが設けられる場合、第1ワンウェイクラッチよりも動力伝達経路の上流側に設けられる。トルクセンサ52は、歪センサ、磁歪センサ、または、圧力センサなどを含む。歪センサは、歪ゲージを含む。トルクセンサ52は、動力伝達経路、または、動力伝達経路に含まれる部材の近傍に含まれる部材に設けられる。動力伝達経路に含まれる部材は、例えば、クランク軸14A、クランク軸14Aと第1回転体26との間において人力駆動力Hを伝達する部材、クランクアーム14B、または、ペダル22である。トルクセンサ52は、無線または有線の通信部を含んでいてもよい。人力駆動力Hは、人力駆動力Hの仕事率を含んでいてもよい。この場合、トルクセンサ52によって検出されたトルクとクランク回転センサ50によって検出されたクランク軸14Aの回転速度Nとを乗算した値が仕事率である。
制御部42は、人力駆動力Hに応じてモータ12を制御する。制御部42は、予め定める人力駆動力Hに対するモータ12によるアシスト力Mのアシスト比率X、および、モータ12によるアシスト力Mの少なくとも1つに関するアシスト状態Aを変更可能に構成される。
制御部42は、例えば、人力駆動力Hに対して、モータ12によるアシスト力Mが所定のアシスト比率Xになるように、モータ12を制御する。制御部42は、例えば、人力駆動車10の人力駆動力HのトルクTHに対する、モータ12によるアシスト力Mの出力トルクTMが所定のアシスト比率Xになるように、モータ12を制御してもよい。制御部42は、例えば、アシスト比率Xの異なる複数の制御モードから選択される1つの制御モードでモータ12を制御する。人力駆動車10の人力駆動力HのトルクTHに対するモータ12によるアシスト力Mの出力トルクTMのトルク比率を、アシスト比率Xと記載する場合がある。制御部42は、例えば、人力駆動力Hの仕事率WH(ワット)に対して、モータ12の仕事率WM(ワット)が所定のアシスト比率Xになるように、モータ12を制御してもよい。人力駆動力Hの仕事率WHは、人力駆動力Hとクランク軸14Aの回転速度Nとの乗算によって算出される。モータ12の出力が減速機を介して人力駆動力Hの動力経路に入力される場合は、減速機の出力を、アシスト力Mとする。制御部42は、人力駆動力HのトルクTHまたは仕事率WHに応じて、制御指令をモータ12の駆動回路46に出力する。制御指令は、例えばトルク指令値を含む。
制御部42は、アシスト力Mの最大値MXが所定値以下になるようにモータ12を制御する。制御部42は、例えば、最大値MXの異なる複数の制御モードから選択される1つの制御モードでモータ12を制御する。アシスト力Mは、モータ12の出力トルクTMを含む。アシスト力Mは、モータ12の仕事率WMを含んでいてもよい。この場合、制御部42は、モータ12の仕事率WMが所定値WM1以下になるようにモータ12を制御する。所定値WM1は、一例では、500ワットである。所定値WM1は、別の例では、300ワットである。制御部42は、トルク比率ATが所定トルク比率AT1以下になるようにモータ12を制御してもよい。所定トルク比率AT1は、一例では、300%である。
制御部42は、好ましくは、走行速度Vおよびクランク軸14Aの回転速度Nの少なくとも一方に応じて、モータ12を制御する。例えば、制御部42は、走行開始時にクランク14の回転量が大きくなるほど、アシスト比率Xおよびアシスト力Mが大きくなるようにモータ12を制御する。具体的には、制御部42は、走行速度Vまたはクランク軸14Aの回転速度Nが0から0よりも大きくなると、クランク14の回転量が大きくなるほど、アシスト比率Xおよびアシスト力Mの少なくとも1つが大きくなるようにモータ12を制御する。例えば、制御部42は、走行速度Vが所定速度VA以上になると、モータ12を停止する。所定速度VAは、例えば、時速45Kmである。所定速度VAは、時速45Km未満であってもよく、例えば、時速25Kmである。
制御装置40が車速センサ48とクランク回転センサ50とを含む場合、制御部42は、車速センサ48によって検出される車輪の回転速度をクランク軸14Aの回転速度Nで除算することによって変速比率Rを算出してもよい。制御装置40は、変速状態検出部54をさらに備えていてもよい。変速状態検出部54は、例えば、変速機18の可動部の位置に応じた信号を制御部42に出力する。変速機18の可動部の位置は、変速比率Rと対応する。変速状態検出部54は、変速機18の電動アクチュエータ18Aのモータの回転位置またはモータに連結される減速機における回転部材の回転位置を検出してもよい。
アシスト状態Aは、変速比率Rが第1変速比率R1の場合における第1アシスト状態A1と、変速比率Rが第1変速比率R1よりも小さい第2変速比率R2の場合における第2アシスト状態A2と、を含む。制御部42は、予め定める条件を満たす場合の第1アシスト状態A11を、第2アシスト状態A2と異ならせるようにモータ12を制御し、予め定める条件を満たさない場合の第1アシスト状態A12を、予め定める条件を満たす場合の第1アシスト状態A11と異ならせるようにモータ12を制御する。第1変速比率R1は、好ましくは、予め定める所定の変速比率R以上の全ての変速比率Rと対応する。第2変速比率R2は、好ましくは、第1変速比率R1よりも小さい全ての変速比率Rと対応する。
予め定める条件は、人力駆動車10の走行速度V、人力駆動車10の走行抵抗Y、および人力駆動力Hの少なくとも1つを含む。第1例では、予め定める条件は、走行速度Vに関する条件を含む。第2例では、予め定める条件は、走行抵抗Yに関する条件を含む。第3例では、予め定める条件は、人力駆動力Hに関する条件を含む。制御部42は、例えば、下記の式(1)によって走行抵抗Yを算出する。

Y=(2P/60)×(T×N×eH)÷V…(1)

Pは、円周率を示す。
Tは、人力駆動車10の出力トルクを示す。人力駆動車10の出力トルクTは、本実施形態のように第1回転体26にモータ12の回転が伝達される場合、第1回転体26が取り付けられる部分のクランク軸14Aまわりのトルクである。モータ12がクランク軸14A近傍に設けられ、人力駆動力Hの動力伝達経路において第1回転体26よりも上流側でモータ12の出力が人力駆動力Hと合流する場合、人力駆動車10の出力トルクTは、人力駆動車10に入力される人力駆動力HのトルクTHと、第1回転体26が取り付けられる部分に入力されるモータ12によって発生する出力トルクTMとを加算して得られる。この場合、人力駆動力Hの動力伝達経路においてモータ12の出力が人力駆動力Hと合流した部分よりも下流にトルクセンサ52を設けることによって、トルクセンサ52によって人力駆動車10の出力トルクTを検出できる。
Nは、人力駆動車10のクランク軸14Aの回転速度を示す。
eHは、人力駆動車10の人力駆動力Hの駆動輪16Aまでの動力伝達効率を示す。動力伝達効率は、予め記憶部44に記憶される動力伝達経路の動力損失、および、人力駆動車10の現在の変速比率Rによって求められる。人力駆動車10の変速比率Rに応じて動力伝達効率が異なる場合、記憶部44には、好ましくは、各変速比率Rに対応する動力伝達効率が記憶されている。eHは、モータ12の出力の駆動輪16Aまでの動力伝達効率を含んでいてもよい。eHがモータ12の出力の駆動輪16Aまでの動力伝達効率を含む場合、モータ12の出力に対応する動力伝達効率が記憶されていてもよい。
Vは、人力駆動車10の走行速度を示す。
第1変速比率R1は、例えば、予め定める条件を満たす場合に、ライダの負荷が所定負荷よりも大きくなる変速比率Rと対応する。アシスト状態Aがアシスト比率Xに関する場合、好ましくは、第1アシスト状態A1のアシスト比率Xは、第2アシスト状態A2のアシスト比率Xよりも大きい。アシスト状態Aがアシスト力Mに関する場合、好ましくは、第1アシスト状態A1のアシスト力Mは、第2アシスト状態A2のアシスト力Mよりも大きい。例えば、変速比率Rが大きい状態のアシスト状態Aを第1アシスト状態A1にすることによって、ライダの負荷が大きくなることを抑制できる。
アシスト状態Aがアシスト比率Xに関する場合、第1アシスト状態A11におけるアシスト比率Xは、好ましくは、第1アシスト状態A12におけるアシスト比率X12よりも大きい。例えば、変速比率Rが大きい状態において走行が開始される場合、走行開始直後の走行速度Vが小さい状態でアシスト状態Aを第1アシスト状態A11にすることによって、ライダの負荷が大きくなることを抑制できる。例えば、変速比率Rが大きい状態において走行抵抗Yが大きい場合、アシスト状態Aを第1アシスト状態A11にすることによって、ライダの負荷が大きくなることを抑制できる。例えば、変速比率Rが大きい状態において人力駆動力Hが大きい場合、アシスト状態Aを第1アシスト状態A11にすることによって、ライダの負荷が大きくなることを抑制できる。
制御部42は、変速比率Rが第1変速比率R1の場合、かつ、予め定める条件が満たされる場合、変速比率Rに応じて第1アシスト状態A11を変更してもよい。例えば、アシスト状態Aがアシスト比率Xに関する場合、制御部42は、第1アシスト状態A11において、変速比率Rが大きいほど、アシスト比率Xを大きくする。例えば、アシスト状態Aがアシスト力Mに関する場合、制御部42は、第1アシスト状態A11において、変速比率Rが大きいほど、アシスト力Mを大きくする。第1アシスト状態A11におけるアシスト比率Xまたはアシスト力Mは、変速比率Rごとに設定されていてもよい。この場合、好ましくは、アシスト比率Xまたはアシスト力Mと、変速比率Rとの関係を含む第1情報が記憶部44に記憶される。制御部42は、記憶部44に記憶される第1情報に応じて、第1アシスト状態A11におけるアシスト比率Xおよびアシスト力Mの少なくとも1つを変更する。
アシスト状態Aがアシスト比率Xに関する場合、制御部42は、変速比率Rの変化率に対する第1アシスト状態A11のアシスト比率Xの変化率を異ならせてもよい。例えば、第1変速比率R1が下限値R11から下限値R11の500%の上限値R12までを含む場合、上限値R12の場合のアシスト比率X12を下限値R11の場合のアシスト比率X11の300%にする。アシスト状態Aがアシスト比率Xに関する場合、制御部42は、変速比率Rの変化率に対する第1アシスト状態A11のアシスト比率Xの変化率を同じにしてもよい。例えば、第1変速比率R1が下限値R11から下限値R11の300%の上限値R12までを含む場合、上限値R12の場合のアシスト比率X12を下限値R11の場合のアシスト比率X11の300%にする。
アシスト状態Aがアシスト力Mに関する場合、制御部42は、変速比率Rの変化率に対する第1アシスト状態A11のアシスト力Mの変化率を異ならせてもよい。例えば、第1変速比率R1が下限値R11から下限値R11の500%の上限値R12までを含む場合、上限値R12の場合のアシスト力M12を下限値R11の場合のアシスト力M11の300%にする。アシスト状態Aがアシスト力Mに関する場合、制御部42は、変速比率Rの変化率に対する第1アシスト状態A11のアシスト力Mの変化率を同じにしてもよい。例えば、第1変速比率R1が下限値R11から下限値R11の300%の上限値R12までを含む場合、上限値R12の場合のアシスト力M12を下限値R11の場合のアシスト力M11の300%にする。
制御部42は、好ましくは、変速比率Rを変更するように変速機18を動作可能に構成され、予め定める条件に応じて変速機18を制御する。制御部42は、予め定める条件が満たされる場合、変速比率Rを変更するように変速機18を制御する。制御部42は、好ましくは、予め定める条件が満たされる場合、変速比率Rを小さくするように変速機18を制御する。制御部42は、予め定める条件が満たされる場合、変速比率Rを予め定める変速比率RXになるように変速機18を制御してもよく、所定のパラメータに応じて変速機18を制御してもよい。例えば、制御部42は、走行抵抗Yが大きいほど変速比率Rを小さくする。
第1例の一例では、制御部42は、好ましくは、人力駆動車10の走行速度Vが予め定める速度VXよりも小さい場合、変速比率Rが第1変速比率R1の場合におけるアシスト比率Xが、変速比率Rが第2変速比率R2の場合におけるアシスト比率Xよりも大きくなるように、モータ12を制御する。第1例の一例では、制御部42は、好ましくは、人力駆動車10の走行速度Vが予め定める速度VXよりも小さい場合、変速比率Rが大きいほど、アシスト比率Xが大きくなるようにモータ12を制御する。予め定める速度VXは、例えば、時速10Kmである。
第1例の別例では、制御部42は、人力駆動車10の走行速度Vが予め定める速度VXよりも小さい場合、変速比率Rが第1変速比率R1の場合におけるアシスト力Mよりも、変速比率Rが第2変速比率R2の場合におけるアシスト力Mが大きくなるように、モータ12を制御する。第1例の別例では、制御部42は、好ましくは、人力駆動車10の走行速度Vが予め定める速度VXよりも小さい場合、変速比率Rが大きいほど、アシスト力Mが大きくなるようにモータ12を制御する。制御部42は、第1例の一例の制御と、第1例の別例の制御とを、相互に矛盾しない限り、並行してまたは組み合わせて行ってもよい。
図3を参照して、第1例におけるモータ12を制御する処理について説明する。制御部42は、制御部42に電力が供給されると、処理を開始して図3に示すフローチャートのステップS11に移行する。制御部42は、図3のフローチャートが終了すると、電力の供給が停止されるまでは、所定周期後にステップS11からの処理を繰り返す。
制御部42は、ステップS11において、変速比率Rが第1変速比率R1よりも小さいか否かを判定する。制御部42は、変速比率Rが第1変速比率R1よりも小さくない場合、ステップS12に移行する。制御部42は、ステップS12において、走行速度Vが予め定める速度VXよりも小さいか否かを判定する。制御部42は、走行速度Vが予め定める速度VXよりも小さい場合、ステップS13に移行する。制御部42は、ステップS13において、第1アシスト状態A11でモータ12を制御し、ステップS14に移行する。制御部42は、ステップS14において、変速比率Rを変更するように変速機18を制御し、処理を終了する。制御部42は、好ましくは、ステップS14において、変速比率Rを小さくするように変速機18を制御する。
制御部42は、ステップS12において、走行速度Vが予め定める速度VXよりも小さくない場合、ステップS15に移行する。制御部42は、ステップS15において、第1アシスト状態A12でモータ12を制御し、処理を終了する。
制御部42は、ステップS11において、変速比率Rが第1変速比率R1よりも小さい場合、ステップS16に移行する。制御部42は、ステップS16において、第2アシスト状態A2でモータ12を制御し、処理を終了する。
第2例の一例では、制御部42は、好ましくは、人力駆動車10の走行抵抗Yが予め定める値YXよりも大きい場合、変速比率Rが第1変速比率R1の場合におけるアシスト比率Xよりも、変速比率Rが第2変速比率R2の場合におけるアシスト比率Xが大きくなるように、モータ12を制御する。第2例の一例では、制御部42は、好ましくは、人力駆動車10の走行抵抗Yが予め定める値YXよりも大きい場合、変速比率Rが大きいほど、アシスト比率Xが大きくなるようにモータ12を制御する。
第2例の別例では、制御部42は、人力駆動車10の走行抵抗Yが予め定める値YXよりも大きい場合、変速比率Rが第1変速比率R1の場合におけるアシスト力Mよりも、変速比率Rが第2変速比率R2の場合におけるアシスト力Mが大きくなるように、モータ12を制御する。第2例の別例では、制御部42は、好ましくは、人力駆動車10の走行抵抗Yが予め定める値YXよりも大きい場合、変速比率Rが大きいほど、アシスト力Mが大きくなるようにモータ12を制御する。制御部42は、第2例の一例の制御と、第2例の別例の制御とを、相互に矛盾しない限り、並行してまたは組み合わせて行ってもよい。
図4を参照して、第2例におけるモータ12を制御する処理について説明する。制御部42は、制御部42に電力が供給されると、処理を開始して図4に示すフローチャートのステップS21に移行する。制御部42は、図4のフローチャートが終了すると、電力の供給が停止されるまでは、所定周期後にステップS21からの処理を繰り返す。
制御部42は、ステップS21において、変速比率Rが第1変速比率R1よりも小さいか否かを判定する。制御部42は、変速比率Rが第1変速比率R1よりも小さくない場合、ステップS22に移行する。制御部42は、ステップS22において、走行抵抗Yが予め定める値YXよりも大きいか否かを判定する。制御部42は、走行抵抗Yが予め定める値YXよりも大きい場合、ステップS23に移行する。制御部42は、ステップS23において、第1アシスト状態A11でモータ12を制御し、ステップS24に移行する。制御部42は、ステップS24において、変速比率Rを変更するように変速機18を制御し、処理を終了する。制御部42は、好ましくは、ステップS24において、変速比率Rを小さくするように変速機18を制御する。
制御部42は、ステップS22において、走行抵抗Yが予め定める値YXよりも大きくない場合、ステップS25に移行する。制御部42は、ステップS25において、第1アシスト状態A12でモータ12を制御し、処理を終了する。
制御部42は、ステップS21において、変速比率Rが第1変速比率R1よりも小さい場合、ステップS26に移行する。制御部42は、ステップS26において、第2アシスト状態A2でモータ12を制御し、処理を終了する。
第3例の一例では、制御部42は、好ましくは、人力駆動力Hが予め定める値HXよりも大きい場合、変速比率Rが第1変速比率R1の場合におけるアシスト比率Xよりも、変速比率Rが第2変速比率R2の場合におけるアシスト比率Xが大きくなるように、モータ12を制御する。第3例の一例では、制御部42は、好ましくは、人力駆動力Hが予め定める値HXよりも大きい場合、変速比率Rが大きいほど、アシスト比率Xが大きくなるようにモータ12を制御する。
第3例の別例では、制御部42は、人力駆動力Hが予め定める値HXよりも大きい場合、変速比率Rが第1変速比率R1の場合におけるアシスト力Mよりも、変速比率Rが第2変速比率R2の場合におけるアシスト力Mが大きくなるように、モータ12を制御する。第3例の別例では、制御部42は、好ましくは、人力駆動力Hが予め定める値HXよりも大きい場合、変速比率Rが大きいほど、アシスト力Mが大きくなるようにモータ12を制御する。制御部42は、第3例の一例の制御と、第3例の別例の制御とを、相互に矛盾しない限り、同時に行ってもよい。制御部42は、第1例の制御、第2例の制御、および、第3例の制御を、相互に矛盾しない限り、少なくとも2つを並行してまたは組み合わせて行ってもよい。
図5を参照して、第3例におけるモータ12を制御する処理について説明する。制御部42は、制御部42に電力が供給されると、処理を開始して図5に示すフローチャートのステップS31に移行する。制御部42は、図5のフローチャートが終了すると、電力の供給が停止されるまでは、所定周期後にステップS31からの処理を繰り返す。
制御部42は、ステップS31において、変速比率Rが第1変速比率R1よりも小さいか否かを判定する。制御部42は、変速比率Rが第1変速比率R1よりも小さくない場合、ステップS32に移行する。制御部42は、ステップS32において、人力駆動力Hが予め定める値HXよりも大きいか否かを判定する。制御部42は、人力駆動力Hが予め定める値HXよりも大きい場合、ステップS33に移行する。制御部42は、ステップS33において、第1アシスト状態A11でモータ12を制御し、ステップS34に移行する。制御部42は、ステップS34において、変速比率Rを変更するように変速機18を制御し、処理を終了する。制御部42は、好ましくは、ステップS34において、変速比率Rを小さくするように変速機18を制御する。
制御部42は、ステップS32において、走行抵抗Yが予め定める値HXよりも大きくない場合、ステップS35に移行する。制御部42は、ステップS35において、第1アシスト状態A12でモータ12を制御し、処理を終了する。
制御部42は、ステップS31において、変速比率Rが第1変速比率R1よりも小さい場合、ステップS36に移行する。制御部42は、ステップS36において、第2アシスト状態A2でモータ12を制御し、処理を終了する。
(変形例)
実施形態に関する説明は、本発明に従う人力駆動車用の制御装置が取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本開示に従う人力駆動車用の制御装置は、例えば以下に示される実施形態の変形例、および、相互に矛盾しない少なくとも2つの変形例が組み合わせられた形態を取り得る。以下の変形例において、実施形態の形態と共通する部分については、実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
・予め定める条件は、走行速度V、走行抵抗Y、および、人力駆動力Hのうちの2つまたは3つを含んでもよく、走行速度V、走行抵抗Y、および、人力駆動力Hに変えてまたは加えて、走行速度V、走行抵抗Y、および、人力駆動力H以外に関する条件を含んでいてもよい。制御部42は、図1のステップS12を、図6のステップS17に変更してもよい。制御部42は、ステップS11において、変速比率Rが第1変速比率R1よりも小さい場合、ステップS17に移行する。制御部42は、ステップS17において、予め定める条件を満たす場合、ステップS13に移行する。制御部42は、ステップS17において、予め定める条件を満たさない場合、ステップS15に移行する。
予め定める条件が、走行速度V、走行抵抗Y、および、人力駆動力Hのうちの2つを含む場合、ステップS17における予め定める条件は、以下(A)から(F)のいずれかの場合に満たされるようにしてもよい。
(A)走行速度Vが予め定める速度VXよりも小さく、かつ、走行抵抗Yが予め定める値YXよりも大きい。
(B)走行速度Vが予め定める速度VXよりも小さい、または、走行抵抗Yが予め定める値YXよりも大きい。
(C)走行速度Vが予め定める速度VXよりも小さく、かつ、人力駆動力Hが予め定める値HXよりも大きい。
(D)走行速度Vが予め定める速度VXよりも小さい、または、人力駆動力Hが予め定める値HXよりも大きい。
(E)走行抵抗Yが予め定める値YXよりも大きく、かつ、人力駆動力Hが予め定める値HXよりも大きい。
(F)走行抵抗Yが予め定める値YXよりも大きい、または、人力駆動力Hが予め定める値HXよりも大きい。
予め定める条件が、走行速度V、走行抵抗Y、および、人力駆動力Hを含む場合、ステップS17における予め定める条件は、以下(G)から(I)のいずれかの場合に満たされるようにしてもよい。
(G)走行速度Vが予め定める速度VXよりも小さく、かつ、走行抵抗Yが予め定める値YXよりも大きく、かつ、人力駆動力Hが予め定める値HXよりも大きい。
(H)走行速度Vが予め定める速度VXよりも小さい、走行抵抗Yが予め定める値YXよりも大きい、または、人力駆動力Hが予め定める値HXよりも大きい。
(I)走行速度Vが予め定める速度VXよりも小さい、走行抵抗Yが予め定める値YXよりも大きい、および、人力駆動力Hが予め定める値HXよりも大きい、のうち2つの条件を満たす。
・図3のステップS14、図4のステップS24、図5のステップS34、および、図6のステップS14は、それぞれ省略してもよい。制御部42は、例えば、変速比率Rが第1変速比率R1以上であり、かつ、予め定める条件を満たす場合、変速比率Rを変更しなくてもよい。この場合、変速機18は、ライダがワイヤを介して手動によって変速するマニュアル式の変速機であってもよく、電動アクチュエータ18Aを含まなくてもよい。
・アシスト状態Aがアシスト比率Xに関する場合、第1アシスト状態A1のアシスト比率Xは、第2アシスト状態A2のアシスト比率Xよりも小さくしてもよい。アシスト状態Aがアシスト力Mに関する場合、第1アシスト状態A1のアシスト力Mは、第2アシスト状態A2のアシスト力Mよりも小さくしてもよい。例えば、変速比率Rが第1変速比率R1の場合、アシスト比率Xまたはアシスト力Mを小さくすることによって、走行速度Vが所定速度VA以上になることを抑制できる。
・制御部42は、所定の条件に応じて、第1アシスト状態A1と第2アシスト状態A2との関係を変更してもよい。例えば、アシスト状態Aがアシスト比率Xに関する場合、所定の条件が満たされる場合、制御部42は、第1アシスト状態A1のアシスト比率Xを、第2アシスト状態A2のアシスト比率Xよりも大きくし、所定の条件が満たされない場合、第1アシスト状態A1のアシスト比率Xを、第2アシスト状態A2のアシスト比率Xよりも小さくする。例えば、アシスト状態Aがアシスト力Mに関する場合、制御部42は、所定の条件が満たされる場合、第1アシスト状態A1のアシスト力Mを第2アシスト状態A2のアシスト力Mよりも大きくし、所定の条件が満たされない場合、第1アシスト状態A1のアシスト力Mを第2アシスト状態A2のアシスト力Mよりも小さくする。所定の条件は、例えば、人力駆動車10の走行状態に関する条件、および、人力駆動車10の走行環境に関する条件の少なくとも1つを含む。
本明細書において使用される「少なくとも1つ」という表現は、所望の選択肢の「1つ以上」を意味する。一例として、本明細書において使用される「少なくとも1つ」という表現は、その選択肢の数が2つであれば「1つの選択肢のみ」または「2つの選択肢の双方」を意味する。他の例として、本明細書において使用される「少なくとも1つ」という表現は、その選択肢の数が3つ以上であれば「1つの選択肢のみ」または「2つ以上の任意の選択肢の組み合わせ」を意味する。
10…人力駆動車、12…モータ、14A…クランク軸、16A…駆動輪、18…変速機、40…制御装置、42…制御部。

Claims (11)

  1. 人力駆動車用の制御装置であって、
    前記人力駆動車は、前記人力駆動車に推進力を付与するモータと、クランク軸と、駆動輪と、前記クランク軸の回転速度に対する前記駆動輪の回転速度の変速比率を変更するための変速機と、を含み、
    前記制御装置は、人力駆動力に応じて前記モータを制御する制御部を含み、
    前記制御部は、予め定める前記人力駆動力に対する前記モータによるアシスト力のアシスト比率、および、前記モータによる前記アシスト力の少なくとも1つに関するアシスト状態を変更可能に構成され、
    前記アシスト状態は、前記変速比率が第1変速比率の場合における第1アシスト状態と、前記変速比率が前記第1変速比率よりも小さい第2変速比率の場合における第2アシスト状態と、を含み、
    前記制御部は、
    予め定める条件を満たす場合の前記第1アシスト状態を、前記第2アシスト状態と異ならせるように前記モータを制御し、
    前記予め定める条件を満たさない場合の前記第1アシスト状態を、前記予め定める条件を満たす場合の前記第1アシスト状態と異ならせるように前記モータを制御する、制御装置。
  2. 前記予め定める条件は、前記人力駆動車の走行速度、前記人力駆動車の走行抵抗、および前記人力駆動力の少なくとも1つを含む、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記制御部は、前記人力駆動車の走行速度が予め定める速度よりも小さい場合、前記変速比率が前記第1変速比率の場合における前記アシスト比率が、前記変速比率が前記第2変速比率の場合における前記アシスト比率よりも大きくなるように、前記モータを制御する、請求項1または2に記載の制御装置。
  4. 前記制御部は、前記人力駆動車の走行速度が予め定める速度よりも小さい場合、前記変速比率が大きいほど、前記アシスト比率が大きくなるように前記モータを制御する、請求項1から3のいずれか1項に記載の制御装置。
  5. 前記制御部は、前記人力駆動車の走行抵抗が予め定める値よりも大きい場合、前記変速比率が前記第1変速比率の場合における前記アシスト比率よりも、前記変速比率が前記第2変速比率の場合における前記アシスト比率が大きくなるように、前記モータを制御する、請求項1から4のいずれか1項に記載の制御装置。
  6. 前記制御部は、前記人力駆動力が予め定める値よりも大きい場合、前記変速比率が前記第1変速比率の場合における前記アシスト比率よりも、前記変速比率が前記第2変速比率の場合における前記アシスト比率が大きくなるように、前記モータを制御する、請求項1から5のいずれか1項に記載の制御装置。
  7. 前記制御部は、前記人力駆動車の走行速度が予め定める速度よりも小さい場合、前記変速比率が前記第1変速比率の場合における前記アシスト力よりも、前記変速比率が前記第2変速比率の場合における前記アシスト力が大きくなるように、前記モータを制御する、請求項1から6のいずれか1項に記載の制御装置。
  8. 前記制御部は、前記人力駆動車の走行速度が予め定める速度よりも小さい場合、前記変速比率が大きいほど、前記アシスト力が大きくなるように前記モータを制御する、請求項1から7のいずれか1項に記載の制御装置。
  9. 前記制御部は、前記人力駆動車の走行抵抗が予め定める値よりも大きい場合、前記変速比率が前記第1変速比率の場合における前記アシスト力よりも、前記変速比率が前記第2変速比率の場合における前記アシスト力が大きくなるように、前記モータを制御する、請求項1から8のいずれか1項に記載の制御装置。
  10. 前記制御部は、前記人力駆動力が予め定める値よりも大きい場合、前記変速比率が前記第1変速比率の場合における前記アシスト力よりも、前記変速比率が前記第2変速比率の場合における前記アシスト力が大きくなるように、前記モータを制御する、請求項1から9のいずれか1項に記載の制御装置。
  11. 前記制御部は、前記変速比率を変更するように前記変速機を動作可能に構成され、前記予め定める条件に応じて前記変速機を制御する、請求項1から10のいずれか1項に記載の制御装置。
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