JP2020141532A - 流体動圧軸受装置およびこれを備えるモータ - Google Patents

流体動圧軸受装置およびこれを備えるモータ Download PDF

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Shinji Komatsubara
慎治 小松原
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Abstract

【課題】低コストで、かつ所望の軸受性能を長期間に亘って安定的に発揮することのできる流体動圧軸受装置を提供する。【解決手段】有底筒状のハウジング7と、ハウジング7の内周に配置された軸部材2と、潤滑油10が介在するラジアル軸受隙間Grと、ラジアル軸受隙間Grに生じる潤滑油10の動圧作用で軸部材2をラジアル方向に非接触支持するラジアル軸受部R1,R2とを備える流体動圧軸受装置1において、互いに対向するハウジング7の底部7bの上端面7b1および軸部材2の下端面2bの何れか一方又は双方に潤滑剤を薄膜状にコーティングすることで形成した第1潤滑皮膜12を設け、第1潤滑皮膜12を介して軸部材2をスラスト方向に接触支持する。【選択図】図2

Description

本発明は、流体動圧軸受装置およびこれを備えるモータに関する。
周知のように、流体動圧軸受装置は、高速回転、高回転精度および低騒音等の特長を有する。このため、流体動圧軸受装置は、例えば、HDD等のディスク駆動装置に組み込まれるスピンドルモータ、PC等に組み込まれるファンモータ、あるいはレーザビームプリンタに組み込まれるポリゴンスキャナモータなどのモータ用軸受装置として好適に使用される。
例えば、下記の特許文献1には、軸部材と、軸部材を収容したハウジングと、軸部材をラジアル方向に支持するラジアル軸受部と、軸部材をスラスト方向に支持するスラスト軸受部とを備えた流体動圧軸受装置が開示されている。この種の流体動圧軸受装置において、ラジアル軸受部は、ラジアル軸受隙間に生じる流体(例えば、潤滑油)の動圧作用で軸部材を非接触支持する動圧軸受で構成されるのが一般的である。一方、スラスト軸受部は、スラスト軸受隙間に生じる流体の動圧作用で軸部材を非接触支持する動圧軸受で構成される場合と、軸部材を接触(点接触)支持するピボット軸受で構成される場合とがある。
軸部材は、ステンレス鋼等の高剛性の金属材料で形成されるのに対し、ハウジングは、黄銅等の軟質金属材料又は樹脂材料で形成される。金属製のハウジングを用いた場合、流体動圧軸受装置の耐衝撃荷重性等を高める上で有利となるが、特にハウジングの内底面で軸部材をスラスト方向に接触支持する場合(スラスト軸受部をピボット軸受で構成する場合)には、ハウジングの内底面が摩耗し易くなる。そのため、金属製のハウジングを用いる場合には、例えば下記の特許文献2に記載されているように、「スラスト受け」などと称される樹脂製の板状部材をハウジング内に配置し、このスラスト受けで軸部材をスラスト方向に接触支持するという対策が講じられる場合が多い。
特開2007−24089号公報 特許第4006810号公報
金属製のハウジング内に樹脂製のスラスト受けを配置する場合、スラスト受けを配置しない場合と比較すると、部品点数の増加などによって流体動圧軸受装置が高コスト化する。このような高コスト化、およびスラスト軸受面の摩耗の双方を回避するには、有底筒状をなしたハウジングの全体を摺動特性に優れた樹脂材料で形成すれば良いとも考えられる。しかしながら、所望の摺動特性を満足するような樹脂材料は、PPSやLCPなどの高価なスーパーエンジニアリングプラスチックをベース樹脂とする必要があることから、このような樹脂材料で有底筒状に形成したハウジングは、有底筒状の金属製ハウジングと、このハウジング内に配置した樹脂製のスラスト受けとのアセンブリよりも高価になる場合がある。
また、主に製造工数削減の観点から、スラスト受けは、ハウジングに対して固定せず、ハウジングの内底面上に載置するだけの場合が多い。しかしながら、比較的大きなスラスト荷重が作用した状態で軸部材が回転すると、スラスト受けが軸部材と共回りしてハウジングに対する摺動抵抗(回転トルク)が増大し、軸受性能(回転精度や音響性能)の低下や使用電力量の増加、などといった問題を引き起こす懸念がある。
以上の実情に鑑み、本発明は、低コストでありながら、所望の軸受性能を長期間に亘って安定的に発揮することのできる流体動圧軸受装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために創案された本発明は、軸方向の一端が開口すると共に他端が閉塞された有底筒状のハウジングと、ハウジングの内周に配置された軸部材と、流体が介在するラジアル軸受隙間と、ラジアル軸受隙間に生じる流体の動圧作用で軸部材をラジアル方向に非接触支持するラジアル軸受部とを備える流体動圧軸受装置において、互いに対向するハウジングの底部の一端面および軸部材の他端面の何れか一方又は双方に潤滑剤を薄膜状にコーティングすることで形成した第1潤滑皮膜を設け、この第1潤滑皮膜を介して軸部材をスラスト方向に接触支持することを特徴とする。
上記の構成を有する本発明に係る流体動圧軸受装置は、例えば特許文献2に開示された流体動圧軸受装置に設けられるスラスト受けが、第1潤滑皮膜に置換された構成に相当する。この場合、スラスト受けが省略され、部品点数が減少する分、装置全体の低コスト化を図ることができる。また、第1潤滑皮膜をハウジングの底部の一端面上に設ける場合でも、第1潤滑皮膜は、ハウジングの底部の一端面を潤滑剤でコーティングすることで形成された付着物であるので、軸部材に比較的大きなスラスト荷重が作用している状態でも第1潤滑皮膜が軸部材と共回りする可能性は可及的に減じられる。さらに、第1潤滑皮膜は、スラスト受けのように部品単体の状態で取り扱われることがなく、特段の機械的強度を有している必要がないので、所望の摺動特性を発揮し得る限りにおいて軸方向寸法(膜厚)をスラスト受けの軸方向寸法よりも格段に小さくすることができる。そのため、流体動圧軸受装置を軸方向にコンパクト化することもできる。
潤滑皮膜を構成する上記潤滑剤としては、例えば、フッ素系潤滑剤、又は層状の結晶構造を有する固体潤滑剤(例えば、二硫化モリブデンやグラファイト)を採用することができる。このような潤滑剤であれば、膜厚が薄くても、摺動特性に優れた潤滑皮膜を容易に形成することができる。
上記構成において、ラジアル軸受隙間を介して対向する二面の何れか一方又は双方に上記潤滑剤を薄膜状にコーティングすることで形成した第2潤滑皮膜を設けるようにしても良い。このようにすれば、流体動圧軸受装置の起動・停止時(起動直後や停止直前)のように、ラジアル軸受隙間に形成される流体膜の剛性が不十分で、上記対向二面が繰り返し摺動接触するような場合でも、上記対向二面が摩耗等し難くなる。
軸部材が定常回転している間、ラジアル軸受隙間に介在する流体には動圧作用が生じるので、ラジアル軸受隙間を介して対向する二面は基本的に接触しない。そのため、第2潤滑皮膜は、その膜厚を第1潤滑皮膜の膜厚より小さくしても耐久性に問題はない。これにより、潤滑皮膜の形成コストを抑制することができる。
本発明は、さらに、流体が介在するスラスト軸受隙間を備え、このスラスト軸受隙間に生じる流体の動圧作用で軸部材が他のスラスト方向に非接触支持される流体動圧軸受装置にも適用することができる。この場合において、上記スラスト軸受隙間を介して対向する二面の何れか一方又は双方に上記潤滑剤を薄膜状にコーティングすることで形成した第3潤滑皮膜を設けておけば、流体動圧軸受装置の起動・停止時等、スラスト軸受隙間に形成される流体膜の剛性が不十分で、上記対向二面が繰り返し摺動接触するような場合でも、上記対向二面が摩耗等し難くなる。
本発明に係る流体動圧軸受装置は、例えばディスク駆動装置用のスピンドルモータ、PC用のファンモータ、レーザビームプリンタ用のポリゴンスキャナモータ等の各種モータに組み込んで好適に使用することができる。
以上より、本発明によれば、低コストでありながら、所望の軸受性能を長期間に亘って安定的に発揮することができる流体動圧軸受装置を提供することができる。
ファンモータの一構成例を概念的に示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る流体動圧軸受装置の縦断面図である。 軸受部材の縦断面図である。 軸受部材の上端面を示す平面図である。 (a)図および(b)図は、何れも、変形例に係る流体動圧軸受装置の部分拡大断面図である。 (a)図および(b)図は、何れも、変形例に係る流体動圧軸受装置の部分拡大断面図である。 本発明の他の実施形態に係る流体動圧軸受装置の縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に、本発明の実施形態に係る流体動圧軸受装置1が組み込まれたファンモータの一構成例を概念的に示す。同図に示すファンモータは、流体動圧軸受装置1と、モータの静止側を構成するモータベース6と、モータベース6に取り付けられたステータコイル5と、羽根(図示省略)を有する回転部材としてのロータ3と、ロータ3に取り付けられ、ステータコイル5と半径方向のギャップを介して対向するロータマグネット4とを備える。流体動圧軸受装置1のハウジング7は、モータベース6の内周に固定され、ロータ3は、流体動圧軸受装置1の軸部材2の一端に固定されている。このように構成されたファンモータにおいて、ステータコイル5に通電すると、ステータコイル5とロータマグネット4との間の電磁力でロータマグネット4が回転し、これに伴って軸部材2、および軸部材2に固定されたロータ3が一体回転する。
ロータ3の回転時には、ロータ3に設けられた羽根の形態に応じて図中上向き又は下向きに風が送られる。このため、ロータ3の回転中にはこの送風作用の反力として、流体動圧軸受装置1の軸部材2に図中下向き又は上向きの推力が作用する。ステータコイル5とロータマグネット4との間には、この推力を打ち消す方向の磁力(斥力)を作用させており、上記推力と磁力の大きさの差により生じたスラスト荷重が流体動圧軸受装置1のスラスト軸受部T1で支持される。上記推力を打ち消す方向の磁力は、例えば、ステータコイル5とロータマグネット4とを軸方向にずらして配置することにより発生させることができる(詳細な図示は省略)。また、ロータ3の回転時には、流体動圧軸受装置1の軸部材2にラジアル荷重が作用する。このラジアル荷重は、流体動圧軸受装置1のラジアル軸受部R1,R2で支持される。
図2に、本発明の一実施形態に係る流体動圧軸受装置1の縦断面図を示す。この流体動圧軸受装置1は、有底筒状のハウジング7と、ハウジング7に収容された軸受部材8と、軸受部材8の内周に挿入された軸部材2と、ハウジング7の開口部をシールするシール部材9とを備える。以下、説明の便宜上、シール部材9が配置された側を上側とし、その軸方向反対側を下側とするが、流体動圧軸受装置1の運転姿勢を限定する趣旨ではない。
軸部材2は、ステンレス鋼等の高剛性の金属材料で形成され、その外周面2aは凹凸のない平滑な円筒面に、またその下端面2bは凸球面に形成されている。軸部材2の上端には、羽根を有するロータ3(図1参照)が固定される。
ハウジング7は、黄銅等の軟質金属材料、又は樹脂材料により、円筒状の筒部7aと、筒部7aの下端開口を閉塞する底部7bと、筒部7aと底部7bの境界部内周に設けられた段部7cとを一体に有する有底筒状に形成されている。
このハウジング7は、図2中の拡大図に示すように、底部7bの上端面7b1のうち少なくとも軸部材2の下端面2bと対向する領域を被覆するように形成された潤滑皮膜(第1潤滑皮膜)12を有する。第1潤滑皮膜12は、底部7bの上端面7b1に潤滑剤を薄膜状にコーティングすることで形成されたものであり、その膜厚は1μm以上20μm以下、好ましくは2μm以上5μm以下とされる。第1潤滑皮膜12を構成する潤滑剤としては、摺動特性に優れたもの、例えば、フッ素系潤滑剤(フッ素化合物を主たる潤滑成分としたもの)や層状の結晶構造を有する固体潤滑剤(例えば、二硫化モリブデンやグラファイト等)を好ましく採用することができる。なお、第1潤滑皮膜12は、例えば、粉末状をなした上記潤滑剤を適当な溶媒に溶解(又は分散)させてなる潤滑液をマイクロピペット、刷毛、スプレー等を用いて皮膜形成面に塗布した後、乾燥処理を施すことによって形成することができる。
ハウジング7の内部空間には、流体としての潤滑油10(図2中、密な散点ハッチングで示す)が充填されている。潤滑油10としては、例えばエステル系の潤滑油を採用することができる。本実施形態の流体動圧軸受装置1は、ハウジング7の内部空間全域を潤滑油10で満たしたいわゆるフルフィル構造ではなく、ハウジング7の内部空間の一部領域に潤滑油10を介在させた(ハウジング7の内部空間に潤滑油10と空気を混在させた)いわゆるパーシャルフィル構造を採用している。ここでは、流体動圧軸受装置1の運転中に、少なくともラジアル軸受部R1,R2が形成されるラジアル軸受隙間Grとスラスト軸受部T1が形成される底側空間11とを潤滑油10で満たすことができる程度に潤滑油10の充填量が調整されている。
軸受部材8は、無数の内部気孔を有する多孔質体、例えば鉄および銅を主成分とする焼結金属の多孔質体で円筒状に形成され、その内部気孔には潤滑油10が含浸している。軸受部材8としては、焼結金属以外の多孔質体(例えば多孔質樹脂)で形成されたものや、非多孔質の軟質金属材料や樹脂材料で形成されたものを用いることもできる。
軸受部材8の内周面8aには、対向する軸部材2の外周面2aとの間にラジアル軸受部R1,R2のラジアル軸受隙間Grを形成する円筒状のラジアル軸受面が軸方向に離間した二箇所に設けられる。図3に示すように、各ラジアル軸受面には、ラジアル軸受隙間Grに介在する潤滑油10に動圧作用を発生させるための動圧発生部(ラジアル動圧発生部)A1,A2がそれぞれ形成される。図示例のラジアル動圧発生部A1,A2は、それぞれ、軸方向に対して傾斜した複数の上側動圧溝Aa1と、上側動圧溝Aa1とは反対方向に傾斜した複数の下側動圧溝Aa2と、両動圧溝Aa1,Aa2を区画する凸状の丘部とを有し、丘部は全体としてヘリングボーン形状を呈する。すなわち、丘部は、周方向で隣り合う動圧溝間に設けられた傾斜丘部Abと、上下の動圧溝Aa1,Aa2間に設けられた環状丘部Acとからなる。
上側のラジアル動圧発生部A1においては、上側動圧溝Aa1の軸方向寸法X1が下側動圧溝Aa2の軸方向寸法X2よりも大きく設定され(X1>X2)、下側のラジアル動圧発生部A2においては、上側動圧溝Aa1および下側動圧溝Aa2の軸方向寸法が、上側のラジアル動圧発生部A1の下側動圧溝Aa2の軸方向寸法X2と同一に設定されている。そのため、軸部材2の回転時、軸部材2の外周面2aと軸受部材8の内周面8aの間の径方向隙間(ラジアル軸受隙間Gr)に介在する潤滑油10は下側(ハウジング7の底部7b側)に押し込まれる。
上述したラジアル動圧発生部A1,A2の形態はあくまでも一例であり、適宜の変更が可能である。例えば、ラジアル動圧発生部A1,A2の何れか一方又は双方は、スパイラル形状の動圧溝を円周方向に複数配列したものとしても良い。また、ラジアル動圧発生部A1,A2を構成する上側動圧溝Aa1の軸方向寸法X1には必ずしも大小関係を設ける必要はなく、両上側動圧溝Aa1の軸方向寸法X1は同一としても良い。また、ラジアル動圧発生部A1,A2は、図示例のように軸方向に離間して設ける他、軸方向で連続するように設けることもできる。さらに、ラジアル動圧発生部A1,A2の何れか一方又は双方は、対向する軸部材2の外周面2aに形成しても良い。
図3にも示すように、本実施形態の軸受部材8の下端面8bには、下端面8bを横断するように径方向に延びた放射状の径方向溝8b1が形成されている。また、図4にも示すように、本実施形態の軸受部材8の上端面8cには、上端面8cを横断するように径方向に延びた放射状の径方向溝8c2と、径方向溝8c2を分断するようにして上端面8cの径方向略中央部に設けられた環状溝8c1とが形成されている。さらに、軸受部材8の外周面8dには、下端部が軸受部材8の下端外周縁部に設けた面取り8eに開口すると共に、上端部が軸受部材8の上端外周縁部に設けた面取り8fに開口した軸方向溝8d1が形成されている。上記の径方向溝8b1,8c2および軸方向溝8d1は、周方向の一箇所、又は周方向に離間した複数箇所に形成され、本実施形態では周方向に離間した3箇所に形成されている(図4参照)。詳細は後述するが、上記の径方向溝8b1,8c2、環状溝8c1および軸方向溝8d1は、流体動圧軸受装置1の運転時に潤滑油10を流動循環させる通路として、また、流体動圧軸受装置1の組立時(軸部材2の挿入時)にハウジング7の内部空間で生じる圧縮空気を装置外部に排出するための通路として機能する。そのため、同様の機能を奏し得るのであれば、径方向溝等を本実施形態とは異なる態様で設けても構わない。
以上の構成を有する軸受部材8は、その下端面8bをハウジング7の段部7cの上端面7c1に当接させた状態でハウジング7の内周に固定されている。軸受部材8は、圧入、接着、又は圧入接着(圧入と接着の併用)等によりハウジング7に対して固定することができるが、本実施形態では、シール部材9とハウジング7の段部7cとで軸受部材8を軸方向両側から挟持することにより軸受部材8をハウジング7の内周に固定している。このような固定方法を採用すれば、ハウジング7に対してシール部材9を固定するのと同時に軸受部材8をハウジング7に固定することができるので、部材同士の組み付けに要する手間を軽減することができる。また、例えば、軸受部材8をハウジング7の筒部7aの内周に大きな締め代をもって圧入すると、圧入に伴う軸受部材8の変形が軸受部材8の内周面8aに波及し、ラジアル軸受隙間Grの幅精度、ひいてはラジアル軸受部R1,R2の軸受性能に悪影響が及ぶ可能性がある。これに対し、上記の固定方法ではこのような弊害が可及的に防止される。
シール部材9は、金属材料又は樹脂材料で断面逆L字状に形成され、ハウジング7の筒部7aの上端部内周に適宜の手段で固定される。シール部材9の内周面9aは、対向する軸部材2の外周面2aとの間にシール隙間Sを形成している。シール隙間Sの隙間幅は、軸部材2の外周面2aと軸受部材8の内周面8aとの間に形成される径方向隙間(ラジアル軸受隙間Gr)の隙間幅よりも大きく設定され、半径値で例えば0.2mm程度に設定される。また、上記態様で軸受部材8を固定したことにより、シール部材9の下端面9bは、軸受部材8の上端面8c(上端面8cのうち環状溝8c1よりも外径側の領域)に当接している。
図示は省略しているが、シール隙間Sを介しての油漏れを可及的に防止するため、例えば、シール隙間Sを形成するシール部材9の内周面9aおよび軸部材2の外周面2aの何れか一方又は双方には撥油膜を形成しても良い。
以上の構成を有する流体動圧軸受装置1において、軸部材2が回転すると、軸受部材8の内周面8aの上下2箇所に離間して設けられたラジアル軸受面と、これに対向する軸部材2の外周面2aとの間にラジアル軸受隙間Grがそれぞれ形成される。また、軸部材2が回転すると、軸部材2の回転に伴う圧力(負圧)の発生と昇温による潤滑油10の熱膨張により、軸受部材8の内部気孔に含浸した潤滑油10が軸受部材8の表面開孔を介して軸受部材8の外部に滲み出す。軸受部材8から滲み出た潤滑油10(の一部)は、ラジアル軸受隙間Gr内で油膜を形成し、この油膜の圧力がラジアル動圧発生部A1,A2の動圧作用によって高められる。これにより、軸部材2をラジアル方向に非接触支持するラジアル軸受部R1,R2が軸方向の二箇所に離間して形成される。
また、これと同時に、軸部材2をスラスト方向に接触(点接触)支持するスラスト軸受部T1が形成される。前述したとおり、軸部材2には、軸部材2を下方に押し付けるための外力(磁力)を作用させている。従って、軸部材2の回転に伴って底側空間11内の圧力が高まった場合でも、軸部材2が過浮上するのを可及的に防止することができる。なお、上記外力は必ずしも作用させる必要はなく、必要に応じて作用させれば良い。
軸部材2の回転時には、上側のラジアル動圧発生部A1を構成する上側動圧溝Aa1と下側動圧溝Aa2の軸方向寸法差により、軸部材2の外周面2aと軸受部材8の内周面8aとの間の径方向隙間(特にラジアル軸受部R1のラジアル軸受隙間Gr)に介在する潤滑油10は下方に押し込まれて底側空間11に流入する。底側空間11に流入した潤滑油10は、軸受部材8の下端面8bに設けた径方向溝8b1で形成される通路と、軸受部材8の下端外周縁部に設けた面取り8eで形成される環状通路と、軸受部材8の外周面8dに設けた軸方向溝8d1で形成される軸方向通路と、軸受部材8の上端外周縁部に設けた面取り8fで形成される環状通路と、軸受部材8の上端面8cに設けた環状溝8c1および径方向溝8c2で形成される通路とからなる連通路を経由してラジアル軸受部R1のラジアル軸受隙間Grに引き込まれる。これにより、ラジアル軸受隙間Grに介在させるべき潤滑油10が不足することによる回転精度の不安定化を効果的に防止することができる。
以上の構成を有する流体動圧軸受装置1は、底部7bの上端面7b1に第1潤滑皮膜12が形成されたハウジング7に対し、軸受部材8およびシール部材9を組み付けた後、軸受部材8の内周に軸部材2を挿入する、といった手順を踏んで組み立てられる。軸部材2の挿入前には、ハウジング7の内部空間に介在させるべき量の潤滑油10が軸受部材8の内周に充填される。そのため、軸部材2の挿入時には、軸部材2の下端面2bと軸受部材8の内周に充填された潤滑油10との間に介在する空気が圧縮されるが、軸受部材8の内周面8aと軸部材2の外周面2aとの間に形成される径方向隙間(ラジアル軸受隙間Gr)の隙間幅は半径値で5μm程度の微小幅に設定されることから、圧縮空気を軸部材2と軸受部材8の間の径方向隙間、さらにはシール隙間Sを介して装置外部に排出するのは困難である。軸部材2の挿入に伴って圧縮空気を装置外部に排出できない場合、軸部材2を適切に挿入することが難しくなる他、潤滑油10の外部漏洩を引き起こすおそれもある。
この点、本実施形態の流体動圧軸受装置1は、底側空間11とシール隙間Sとを連通させる上記の連通路を有するので、軸部材2をスムーズに挿入することができる他、潤滑油10の外部漏洩を防止することができる。
上述したように、本実施形態の流体動圧軸受装置1においては、軸部材2がスラスト方向に接触支持されることから、所望の軸受性能を長期間に亘って安定的に確保するには、軸部材2とハウジング7の接触部(摺動接触部)の摩耗を極力抑える必要がある。この点、本実施形態の流体動圧軸受装置1では、ハウジング7の底部7bの上端面7b1に摺動特性に優れた潤滑剤を薄膜状にコーティングすることで形成した第1潤滑皮膜12を設け(ハウジング7の内底面のうち軸部材2の下端面2bが摺動接触する部分を第1潤滑皮膜12で構成し)、この第1潤滑皮膜12を介して軸部材2をスラスト方向に接触支持するようにした。これにより、軸部材2とハウジング7の摺動接触部の摩耗量を抑え、流体動圧軸受装置1の耐久性を高めることができる。
参考までに、特許文献2のように、金属製ハウジングの底部上に配置した樹脂製のスラスト受け(詳細には、PPSを主成分とする樹脂材料で形成した厚み3mmのスラスト受け。)で軸部材をスラスト方向に接触支持した場合(比較例)と、本発明のように、潤滑剤を薄膜状にコーティングすることで形成した潤滑皮膜(第1潤滑皮膜12に相当)を介して軸部材をスラスト方向に接触支持した場合(実施例)とで摩耗量にどの程度の差が生じるかを試験機を用いて確認した。なお、実施例に係る試験体においては、潤滑皮膜を上記のスラスト受け上に形成した。確認試験の試験条件は以下のとおりである。
[試験条件]
・軸部材の回転速度:11000r/min
・温度:室温(24〜27℃)
・軸部材に負荷したスラスト荷重:0.7N
・潤滑油:エステル系潤滑油
・皮膜形成材料:フッ素系潤滑剤(カントーカセイ社製「ハナール(登録商標)」)
・潤滑皮膜の膜厚:5μm以下
試験開始後、300時間経過した時点、および1000時間経過した時点で、実施例に係る試験体および比較例に係る試験体の摩耗量を確認した。実施例に係る試験体では、300時間経過した時点での摩耗量が13μmであったが、1000時間経過した時点でも摩耗量に変化はなく、300時間経過した時点での摩耗量と同様に13μmであった。これに対し、比較例に係る試験体では、300時間経過した時点での摩耗量が57μmと過大であったことから、その時点で試験を中止した。
本発明で採用した上記構成は、従来の流体動圧軸受装置(例えば特許文献2を参照)に設けられていた樹脂製のスラスト受けが、第1潤滑皮膜12に置換された構成に相当する。この場合、スラスト受けが省略され、部品点数が減少する分、流体動圧軸受装置1を低コスト化することができる。
また、樹脂製のスラスト受けは、ハウジングへの組み付け時等に部品単体の状態で取り扱われるため、PPS等、耐摩耗性のみならず機械的特性に優れた高価なスーパーエンジニアリングプラスチックをベース樹脂とした樹脂材料で比較的厚肉に形成されていた。これに対し、潤滑皮膜12は、スラスト受けのように部品単体の状態で取り扱われることがなく、特段の機械的強度を有している必要がないので、所望の摺動特性を発揮し得る限りにおいてその軸方向寸法(膜厚)をスラスト受けの軸方向寸法よりも格段に小さくすることができる。実際、第1潤滑皮膜12の膜厚は、上記のとおり5μm以下とすることができる。これにより、流体動圧軸受装置1の低コスト化を図ることができる他、流体動圧軸受装置1を軸方向にコンパクト化することもできる。
さらに、本実施形態のように、ハウジング7の底部7bの上端面7b1上に第1潤滑皮膜12を設けた場合でも、この潤滑皮膜12は底部7bの上端面7b1に潤滑剤を薄膜状にコーティングすることで形成された付着物であるので、軸部材2に比較的大きなスラスト荷重が作用している状態でも、第1潤滑皮膜12が軸部材2と共回りすることがない。そのため、従来構造でスラスト受けが軸部材と共回りすることにより生じる回転トルクの増大、およびこれに起因した使用電力量の増大などの問題発生を防止することができる。
以上のことから、本発明の一実施形態に係る流体動圧軸受装置1は、低コストでありながら、所望の軸受性能を長期間に亘って安定的に発揮することができて信頼性に富む、という特長を有する。
上記の実施形態では、ハウジング7の底部7bの上端面7b1上に第1潤滑皮膜12を設けたが、この第1潤滑皮膜12を設けることにより奏される上述の作用効果は、図5(a)に示すように、軸部材2の下端面2bに第1潤滑皮膜12を設けた場合や、図5(b)に示すように、軸部材2の下端面2bおよびハウジング7の底部7bの上端面7b1の双方に第1潤滑皮膜12を設けた場合にも同様に享受することができる。
また、流体動圧軸受装置1には、図6(a)(b)に示すように、ラジアル軸受隙間Grを介して対向する二面の何れか一方又は双方に上記潤滑剤を薄膜状にコーティングすることで形成した第2潤滑皮膜13を設けるようにしても良い。なお、図6(a)は、図2に示す流体動圧軸受装置1において、ラジアル軸受部R1(R2)のラジアル軸受隙間Grを形成する軸受部材8の内周面8aに第2潤滑皮膜13を設けた場合(ラジアル軸受面を第2潤滑皮膜13で構成した場合)の一例であり、図6(b)は、ラジアル軸受隙間Grを形成する軸部材2の外周面2aに第2潤滑皮膜13を設けた場合の一例である。このようにすれば、流体動圧軸受装置1の起動・停止時のように、ラジアル軸受隙間Grに形成される潤滑油10の油膜の剛性が不十分で、軸受部材8の内周面8aと軸部材2の外周面2aとが繰り返し摺動接触するような場合でも、上記対向二面2a,8aが摩耗するのを効果的に防止することができる。これにより、流体動圧軸受装置1の耐久性・信頼性を一層向上することができる。
第2潤滑皮膜13を設ける場合、その膜厚は、第1潤滑皮膜12の膜厚よりも小さくすることができる。このようにすれば、潤滑皮膜12,13の双方を設けることによるコスト増を抑制する上で有利となる。前述したように、軸部材2が定常回転している間、ラジアル軸受隙間Grに介在する潤滑油10(ラジアル軸受隙間Grに形成される油膜)には動圧作用が生じるので、ラジアル軸受隙間Grを介して対向する二面は基本的に接触しない。そのため、第2潤滑皮膜13の膜厚を第1潤滑皮膜12の膜厚よりも小さく設定しても、第2潤滑皮膜13の耐久性に問題はない。
図7に本発明の他の実施形態に係る流体動圧軸受装置1を示す。この実施形態の流体動圧軸受装置1が図2等を参照して説明した流体動圧軸受装置1と異なる主な点は、
(1)軸部材2の外周面2aに環状のシール部材9を固定し、シール部材9の外周面9cとこれに対向するハウジング7の筒部7aの内周面7a1との間に潤滑油10の油面を保持したシール隙間Sを形成した点、および
(2)シール部材9の下端面9bとこれに対向する軸受部材8の上端面8cとの間に潤滑油10が介在するスラスト軸受隙間Gsを形成し、このスラスト軸受隙間Gsに生じる潤滑油10の動圧作用で軸部材2を他のスラスト方向に非接触支持するスラスト軸受部T2を形成した点、にある。これ以外の点については、図2等に示す流体動圧軸受装置1と実質的に同一の構成を有するので、共通の参照番号を付して重複説明を省略する。
上記の相違点(1)に関連し、この実施形態では、ハウジング7の内部空間全域を潤滑油10で満たす、いわゆるフルフィル構造を採用している。また、上記の相違点(2)に関連し、互いに対向する軸受部材8の上端面8cおよびシール部材9の下端面9bの少なくとも一方には、複数の動圧溝とこれを区画する丘部とからなるスラスト動圧発生部(図示省略)を形成すると共に、互いに対向する軸受部材8の上端面8cおよびシール部材9の下端面9bの少なくとも一方(図示例ではシール部材9の下端面9b)には、上記潤滑剤を薄膜状にコーティングすることで形成した第3潤滑皮膜14を設けている。
係る構成の流体動圧軸受装置1では、軸部材2が他のスラスト方向にも非接触支持されるので、スラスト荷重の負荷能力を高めることができる。また、流体動圧軸受装置1の起動・停止時等、スラスト軸受隙間Gsに形成される油膜の剛性が不十分で、軸受部材8の上端面8cおよびシール部材9の下端面9bが繰り返し摺動接触するような場合でも、上記の第3潤滑皮膜14を設けたことによって上記対向二面8c,9bが摩耗等し難くなる。
以上、本発明の実施形態に係る流体動圧軸受装置1について説明したが、流体動圧軸受装置1には、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を施すことができる。
例えば、ラジアル軸受部は、以上で説明したように軸方向の二箇所に設ける他、軸方向の一箇所、あるいは軸方向に相互に離間した三箇所以上に設けることもできる。また、いわゆるピボット軸受からなるスラスト軸受部T1は、軸部材2の下端面2bを軸方向と直交する方向の平坦面に形成すると共に、ハウジング7の底部7bに軸部材2の下端面2bが点接触する凸球面を設けることによっても形成することができる。
また、以上では、軸受部材8を静止側のハウジング7に固定した流体動圧軸受装置1に本発明を適用した場合について説明したが、本発明は、軸受部材8が回転側の軸部材2に固定して設けられる流体動圧軸受装置にも適用することができる。この場合、ラジアル軸受部のラジアル軸受隙間Grは、軸受部材8の外周面8dとハウジング7の筒部7aの内周面7a1との間に形成することができる。
また、以上では、羽根を有するロータ3が軸部材2に固定される流体動圧軸受装置1に本発明を適用した場合について説明を行ったが、本発明は、ディスク搭載面を有するディスクハブ、あるいはポリゴンミラーが軸部材2に固定される流体動圧軸受装置1にも好ましく適用することができる。すなわち、本発明は、図1に示すようなファンモータのみならず、ディスク装置用のスピンドルモータや、レーザビームプリンタ(LBP)用のポリゴンスキャナモータ等、その他の小型モータに組み込まれる流体動圧軸受装置1にも好ましく適用することができる。
1 流体動圧軸受装置
2 軸部材
7 ハウジング
8 軸受部材
9 シール部材
10 潤滑油
11 底側空間
12 第1潤滑皮膜
13 第2潤滑皮膜
14 第3潤滑皮膜
A1、A2 ラジアル動圧発生部
Gr ラジアル軸受隙間
Gs スラスト軸受隙間
R1、R2 ラジアル軸受部
T1、T2 スラスト軸受部

Claims (6)

  1. 軸方向の一端が開口すると共に他端が閉塞された有底筒状のハウジングと、該ハウジングの内周に配置された軸部材と、流体が介在するラジアル軸受隙間と、該ラジアル軸受隙間に生じる前記流体の動圧作用で前記軸部材をラジアル方向に非接触支持するラジアル軸受部とを備える流体動圧軸受装置において、
    互いに対向する前記ハウジングの底部の一端面および前記軸部材の他端面の何れか一方又は双方に潤滑剤を薄膜状にコーティングすることで形成した第1潤滑皮膜を設け、該第1潤滑皮膜を介して前記軸部材をスラスト方向に接触支持することを特徴とする流体動圧軸受装置。
  2. 前記潤滑剤が、フッ素系潤滑剤、又は層状の結晶構造を有する固体潤滑剤である請求項1に記載の流体動圧軸受装置。
  3. 前記ラジアル軸受隙間を介して対向する二面の何れか一方又は双方に前記潤滑剤を薄膜状にコーティングすることで形成された第2潤滑皮膜を有する請求項1又は2に記載の流体動圧軸受装置。
  4. 前記第2潤滑皮膜の膜厚を前記第1潤滑皮膜の膜厚よりも小さくした請求項3記載の流体動圧軸受装置。
  5. さらに、前記流体が介在するスラスト軸受隙間を備え、該スラスト軸受隙間に生じる前記流体の動圧作用で前記軸部材が他のスラスト方向に非接触支持され、
    前記スラスト軸受隙間を介して対向する二面の何れか一方又は双方に前記潤滑剤を薄膜状にコーティングすることで形成された第3潤滑皮膜を有する請求項1〜4の何れか一項に記載の流体動圧軸受装置。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載の流体動圧軸受装置を備えたモータ。
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