JP2020141239A - A/d変換方法およびa/d変換装置 - Google Patents

A/d変換方法およびa/d変換装置 Download PDF

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秀利 清水
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Abstract

【課題】パルス信号を含むアナログ信号をA/D変換する際に、パルス信号周波数Fpをサンプリング周波数FsによってA/D変換すると、Fpの高調波の折り返し周波数がFpに重なることで干渉を生じ、パルス信号を精度良くA/D変換する妨げとなっていた。【解決手段】サンプリング周波数Fsでサンプリングを行う際、パルス信号周波数Fpの高調波の折り返し信号周波数がパルス信号周波数Fpの整数倍とならないようにする。【選択図】図4

Description

本発明は、パルス信号を含むアナログ信号をA/D変換してディジタル信号を得るA/D変換の方法および当該A/D変換方法を用いたA/D変換装置に関するものである。
一定の周期を持つパルス信号は基本周波数の正弦波とその高調波が重畳されたものである。このようなパルス波形を測定に利用すると、前述の通り複数の周波数(基本波とその高調波)が含まれていることから各周波数の位相情報を容易に取得することができるため、個別に生成された複数の正弦波を合成したものを利用するより簡便である。
A/D変換そのものは広く用いられている技術であり、たとえば先行技術文献のようなものが一例である。
特開2005−175751公報
しかしながら、アナログ信号としてのパルス信号をA/D変換装置によりサンプリングする際に、A/D変換装置のサンプリング周波数Fsに対して、Fs/2を超える高次高調波が存在する場合、それらの高調波の折り返し周波数が基本波やFs/2より低い低次高調波に重なると、基本波やの低次高調波の本来の位相が高次高調波の干渉を受けてしまう。結果として目的の測定の結果が不正確となってしまう。
具体例として、周期が1MHzのパルス信号をFs=1GHzでサンプリングする場合、999次高調波である999MHzは1MHzとして観測され、基本波である1MHzの信号の位相に999MHz成分の位相が重畳されてしまい、基本波本来の位相が正しく測定できなくなる。同様に他の高次高調波も低次高調波に干渉してしまう。
なお、最初に干渉する高調波は501MHzであるので、高調波の干渉を完全に防ぐためには500MHz以上をカットする急峻なLPF(ローパスフィルター)をA/D変換処理の前段に挿入することが必要となる。
上述の条件の場合、高次高調波と折返し周波数の関係は以下のようになる。
高次高調波 : 折返し周波数
501MHz : 499MHz
502MHz : 498MHz
503MHz : 497MHz

997MHz : 3MHz
998MHz : 2MHz
999MHz : 1MHz
本発明は、上記の課題を解決するために成されたものであり、解決策としてパルス周波数Fpとサンプリング周波数Fsの関係を一定の条件とすることが有用であることを見出し、本発明に至った。
上述の問題を解決すべく本発明が成された。
本発明のA/D変換方法は、
「パルス信号を含むアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換の方法であって、
パルス信号周波数Fp、サンプリング周波数Fs、1以上の整数nおよびm、の関係が、
(Fs/2 − Fp×n)≠ Fp×m
を満たす」
ことを特徴としている。
さらに本発明のA/D変換装置は、本発明のA/D変換方法を用いてA/D変換を行うことを特徴としている。
この特徴のように、パルス周波数Fpとサンプリング周波数Fsの関係を特定の条件とすることにより、パルス周波数の高調波の折り返し周波数がパルス周波数の基本波や低次高調波と重なる現象を低減することができる。
結果として、パルス信号を高精度にA/D変換することが可能となる。またパルス信号を高精度にA/D変換することが可能なA/D変換装置を実現することができる。
以下、図面を参照しながら本発明を説明する。
Fp=1.00MHzの際の、高調波周波数と折返し周波数の関係を示すグラフである。 Fp=1.00MHzの際の、高調波次数を1から1000まで変化させた時の高調波周波数−折返し周波数の関係を示すグラフである。 Fp=1.20MHzの際の、高調波周波数と折返し周波数の関係を示すグラフである。 Fp=1.20MHzの際の、高調波次数を1から1000まで変化させた時の高調波周波数−折返し周波数の関係を示すグラフである。 Fp=1.12MHzの際の、高調波周波数と折返し周波数の関係を示すグラフである。 Fp=1.12MHzの際の、高調波次数を1から1000まで変化させた時の高調波周波数−折返し周波数の関係を示すグラフである。
まず、従来技術の問題点を、図1および図2を参照しながら説明する。
サンプリング周波数Fsを1GHzとし、パルス周波数Fpを1.00MHzとしている。高調波の次数は1から10000までである。
図1は、パルス周波数Fpの高調波と折返し周波数との関係を示している。
図2は、高調波の次数を1から10000まで変化させた際に、高調波周波数とその折返し周波数が重複関係にある場合にプロットするよう示している。
折返し周波数は、ナイキスト周波数(サンプリング周波数Fs/2)からパルス周波数Fpのn倍(nは1以上の整数)を引いた値である。高調波周波数はFpのm倍(mは1以上の整数)である。
(Fs/2 − Fp×n)≠ Fp×m が成り立たない状況であるため、パルス周波数Fpの高調波は折返して再びパルス周波数Fpおよびその高調波に重なるため、前述のように問題となる。
図1と図2はほぼ同じであるが、次数が1の時は高調波の折返し周波数として500MHz以下が存在しないため、当該区間では異なる。当該区間以外では一致するが、それは全ての次数で高調波の折返しが干渉を生じていることを意味している。
続いて、図3および図4を参照しながら説明する。
サンプリング周波数Fsを1GHzとし、パルス周波数Fpを1.20MHzとしている。高調波の次数は1から10000までである。
図3は、図1と同様にパルス周波数Fpの高調波と折返し周波数との関係を示している。パルス周波数Fpが先ほどと異なる1.20MHzであるため、10000次高調波は12GHzとなる。
図4は、図2と同様に高調波の次数を1から10000まで変化させた際に、高調波周波数とその折返し周波数が重複関係にある場合にプロットするよう示している。図2と異なり、2.5GHzあたりまでは干渉を生じない。すなわち、サンプリング周波数より高い周波数で減衰する程度のローパスフィルターを用いれば良いことということを示している。
さらには、図5および図6を参照しながら説明する。
サンプリング周波数Fsを1GHzとし、パルス周波数Fpを1.12MHzとしている。高調波の次数は1から10000までである。
図5は、図1と同様にパルス周波数Fpの高調波と折返し周波数との関係を示している。パルス周波数Fpが先ほどと異なる1.12MHzであるため、10000次高調波は11.2GHzとなる。
図6は、図2と同様に高調波の次数を1から10000まで変化させた際に、高調波周波数とその折返し周波数が重複関係にある場合にプロットするよう示している。図2と異なり、6.5GHzあたりまでは干渉を生じない。すなわち、サンプリング周波数よりかなり高い周波数で減衰する程度のローパスフィルターを用いれば良いことということを示している。
上述の通り、サンプリング周波数Fsは比較的高い周波数である1GHzとしていながらも、パルス信号周波数を1.00MHzから1.20MHzや1.12MHzとしたことにより、干渉が生じる高調波の周波数はそれぞれFp=1.20MHzで2,500,800,000Hzへ、Fp=1.12MHzで6,500,480,000Hzへ、と遠ざかる。このため、A/D変換の前段に挿入するLPF(ローパスフィルター)は安価で簡便なものを利用可能となる。あるいは、A/D変換の前段までの回路の帯域が最初に干渉する高調波の周波数よりも低ければ、LPFそのものを省略することも可能であり、回路の簡略化、そしてコストダウンを図ることができる。
実用的な事例として、パルスレーザーを用いた位相差方式のレーザー測距等に応用することができる。
以上までに、本発明の原理と効果を説明してきた。
発明の精神を逸脱しない範囲で自由に改良や改善を施すことができるのは言うまでもない。
無し

Claims (2)

  1. パルス信号を含むアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換の方法であって、
    パルス信号周波数Fp、サンプリング周波数Fs、1以上の整数nおよびm、の関係が、
    (Fs/2 − Fp×n)≠ Fp×m
    を満たすことを特徴とするA/D変換方法。
  2. 請求項1に記載のA/D変換方法を用いてA/D変換を行うA/D変換装置。




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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006075505A1 (ja) * 2005-01-11 2006-07-20 Anritsu Corporation 改良された時間インタリーブ方式のアナログ-デジタル変換装置及びそれを用いる高速信号処理システム
JP2011188181A (ja) * 2010-03-08 2011-09-22 Kenwood Corp 受信機及び受信方法

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