JP2020140885A - ジョイントコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】コストを抑えつつ小型化でき、しかも、組立作業が容易なジョイントコネクタを提供すること。【解決手段】インナブロック23は、外面に端子90が配列されて組付けられる端子保持部75A,75Bを有するとともに、回路基板80が装着される基板装着空間71を有するインナハウジング70を備え、インナハウジング70は、端子保持部75A,75Bに保持された端子90の接触子92が挿通されて基板装着空間71へ突出される端子挿通穴76を有し、基板装着空間71に回路基板80が装着されることで、端子挿通穴76に挿通された端子90の接触子92が回路基板80の回路導体83の接触パッド81と接触して電気的に接続される。【選択図】図4

Description

本発明は、ジョイントコネクタに関する。
コネクタハウジング内に回路基板を設け、コネクタハウジングの開口部に嵌合されるソケットの端子が回路基板の縁部に設けられた端子部に接続されるジョイントコネクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。このジョイントコネクタでは、ソケットの端子と双方向接続可能な端子を回路基板に圧入等によって固定する必要をなくすことで小型化を図っている。
特開2007−335094号公報
ところで、上記のジョイントコネクタでは、ソケット(コネクタ)を嵌合させる開口部を有する嵌合空間をコネクタハウジングに複数設けた場合、嵌合空間ごとに回路基板を設けることになり、組立作業の煩雑化及び大型化を招いてしまう。しかも、ソケット(コネクタ)側に、回路基板の縁部の端子部を挟持する特殊な形状の端子が必要となり、コストアップを招いてしまう。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、コストを抑えつつ小型化でき、しかも、組立作業が容易なジョイントコネクタを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るジョイントコネクタは、下記(1)〜(4)を特徴としている。
(1) 相手側端子を備えた複数のコネクタが接続され、前記コネクタの前記相手側端子を、回路導体を介して導通させるジョイントコネクタであって、
前記コネクタが嵌合可能な複数の嵌合部を有するアウタハウジングと、
前記相手側端子に接続可能な端子を備え、前記アウタハウジングに設けられたインナ収容部に収容されるインナブロックと、
前記回路導体を有し、前記インナブロックに装着される回路基板と、
を具備し、
前記インナブロックは、外面に前記端子が配列されて組付けられる端子保持部を有するとともに、前記回路基板が装着される基板装着空間を有するインナハウジングを備え、
前記インナハウジングは、前記端子保持部に保持された前記端子の接触子が挿通されて前記基板装着空間へ突出される端子挿通穴を有し、前記端子挿通穴に挿通された前記端子の前記接触子が、前記基板装着空間に装着された前記回路基板の前記回路導体と接触して電気的に接続される
ことを特徴とするジョイントコネクタ。
(2) 前記インナハウジングの前記端子保持部は、前記端子に形成された係止孔部を係止する係止ピンを有し、
前記係止ピンは、前記端子の配列方向に沿って千鳥状に配置されている
ことを特徴とする(1)に記載のジョイントコネクタ。
(3) 前記インナハウジングに装着される複数の前記端子は、前記相手側端子に接続される電気接続部を両端に有し、それぞれ長手方向の同一位置に前記接触子及び前記係止孔部が形成された同一形状とされ、
前記インナハウジングの前記端子保持部に装着されて隣接する前記端子は、互いに長手方向逆向きに配置されて前記電気接続部が揃えられる
ことを特徴とする(2)に記載のジョイントコネクタ。
(4) 前記アウタハウジングは、それぞれ前記嵌合部を有して互いに連結される第一ハウジング及び第二ハウジングを備え、
前記インナブロックは、前記第一ハウジングまたは前記第二ハウジングにおける互いの連結部分に設けられた前記インナ収容部に収容され、
前記第一ハウジングまたは前記第二ハウジングには、前記インナ収容部に収容された前記インナブロックの前記インナハウジングに形成された前記基板装着空間と連通する基板挿入スリットを有する
ことを特徴とする(1)から(3)のいずれか一つに記載のジョイントコネクタ。
上記(1)の構成のジョイントコネクタによれば、インナハウジングの基板装着空間に回路基板を挿し込んで装着すると、端子保持部に保持された端子の接触子が回路基板の回路導体と接触して電気的に接続される構造を備えている。つまり、アウタハウジングの複数の嵌合部に嵌合されるコネクタの相手側端子同士を導通させる回路を形成するために、インナハウジングの基板装着空間に回路基板を装着するだけでよく、組立作業の簡略化及び小型化を図ることができる。しかも、インナハウジングに装着された回路基板を異なるパターンの回路導体を有するものに変更するだけで、アウタハウジングの複数の嵌合部に嵌合されるコネクタの相手側端子同士を導通させる回路を極めて容易に変更させることができる。また、コネクタの相手側端子として、回路基板の縁部を把持する特殊な形状の端子を不要にでき、コストを抑えることができる。
上記(2)の構成のジョイントコネクタによれば、インナハウジングの端子保持部に設けられた係止ピンが端子の配列方向に沿って千鳥状に配置されているので、互いに隣接する端子保持部同士を極力近接させて端子を高密度に装着させることができ、全体の小型化を図ることができる。
上記(3)の構成のジョイントコネクタによれば、端子の共通化による製造コスト及び管理コストを抑えることができる。
上記(4)の構成のジョイントコネクタによれば、第一ハウジングまたは第二ハウジングにおける互いの連結部分に設けられたインナ収容部にインナブロックを容易に収容させることができる。また、インナブロックを構成するインナハウジングの基板装着空間に対して基板挿入スリットから回路基板を着脱させ、複数の嵌合部に嵌合されるコネクタの相手側端子同士を導通させる回路を極めて容易に変更させることができる。
本発明によれば、コストを抑えつつ小型化でき、しかも、組立作業が容易なジョイントコネクタを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本実施形態に係るジョイントコネクタ及びジョイントコネクタに接続されるコネクタの概略斜視図である。 図2は、本実施形態に係るジョイントコネクタの分解斜視図である。 図3は、本実施形態に係るジョイントコネクタの正面図である。 図4は、図3におけるA−A断面図である。 図5は、インナブロックの斜視図である。 図6は、インナブロックの分解斜視図である。 図7は、インナハウジングの斜視図である。 図8は、端子を示す図であって、図8(a)は端子の側面図、図8(b)は、端子の平面図である。 図9は、回路基板の一例を示す図であって、図9(a)は回路基板の概略平面図、図9(b)は回路基板の概略断面図、図9(c)は回路基板の概略裏面図である。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
図1は、本実施形態に係るジョイントコネクタ及びジョイントコネクタに接続されるコネクタの概略斜視図である。図2は、本実施形態に係るジョイントコネクタの分解斜視図である。図3は、本実施形態に係るジョイントコネクタの正面図である。図4は、図3におけるA−A断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係るジョイントコネクタ10は、第一接続部11と、第二接続部12とを有している。第一接続部11及び第二接続部12は、互いに反対側に設けられており、複数のコネクタ1がそれぞれ接続される。コネクタ1は、メス端子からなる相手側端子が設けられたハウジング2を有しており、このハウジング2の後端側から相手側端子に接続された電線3が引き出されている。
図2から図4に示すように、ジョイントコネクタ10は、アウタハウジング24と、インナブロック23とを備えている。アウタハウジング24は、第一ハウジング21と、第二ハウジング22とを有している。アウタハウジング24を構成する第一ハウジング21及び第二ハウジング22は、絶縁性を有する合成樹脂から成形されている。第一接続部11は、第一ハウジング21に設けられ、第二接続部12は、第二ハウジング22に設けられている。
第一ハウジング21は、嵌合筒部30と、インナ収容部31とを有している。嵌合筒部30は、角筒状に形成されており、この嵌合筒部30が第一接続部11を構成している。
嵌合筒部30は、複数の隔壁33によって複数の嵌合部34に区画されており、これらの嵌合部34にコネクタ1がそれぞれ嵌合される。インナ収容部31は、角筒状に形成されており、このインナ収容部31にはインナブロック23が収容される。インナ収容部31の両側部には、係止突起36が形成されている。
第一ハウジング21は、嵌合筒部30とインナ収容部31との間に、底壁40を有しており、この底壁40によって、嵌合筒部30とインナ収容部31とが区画されている。底壁40には、上下二列に配列された複数の挿通孔41が形成されている。また、第一ハウジング21には、高さ方向の中央位置に、幅方向にわたる基板挿入スリット42が形成されている。
第二ハウジング22は、嵌合筒部50と、連結部51とを有している。嵌合筒部50は、角筒状に形成されており、この嵌合筒部50が第二接続部12を構成している。
嵌合筒部50は、複数の隔壁53によって複数の嵌合部54に区画されており、これらの嵌合部54それぞれにコネクタ1が嵌合される。連結部51は、角筒状に形成されており、この連結部51に第一ハウジング21のインナ収容部31が嵌め込まれる。連結部51には、その両側部に、係止孔56が形成されている。
第二ハウジング22は、嵌合筒部50と連結部51との間に、底壁60を有しており、この底壁60によって、嵌合筒部50と連結部51とが区画されている。底壁60には、上下二列に配列された複数の挿通孔61が形成されている。
図5は、インナブロック23の斜視図である。図6は、インナブロック23の分解斜視図である。
図5及び図6に示すように、インナブロック23は、インナハウジング70と、端子90とを有しており、インナハウジング70の表裏に複数の端子90が装着される。
インナハウジング70は、絶縁性を有する合成樹脂から成形されたもので、平面視長方形状の板状に形成されている。インナハウジング70は、一方の長辺側に開口した基板装着空間71を有しており、この基板装着空間71には、開口側から回路基板80が挿し込まれて収容される。基板装着空間71の両端には、基板係止部72が形成されている。基板係止部72は、一対の係止片73を有しており、これらの係止片73には、互いに近接する方向に突出する係止爪74が形成されている。係止片73の係止爪74は、基板装着空間71に挿し込まれた回路基板80の縁部を係止する。これにより、基板装着空間71に挿し込まれた回路基板80が基板装着空間71に収容された状態に維持される。
図7は、インナハウジングの斜視図である。
図7に示すように、インナハウジング70は、その表裏に複数の端子保持部75A,75Bを有しており、これらの端子保持部75A,75Bに端子90がそれぞれ保持される。端子保持部75A及び端子保持部75Bは、インナハウジング70の長手方向に沿って交互に設けられている。端子保持部75A,75Bは、端子挿通穴76と、一対の係止ピン77とを有しており、端子挿通穴76は、基板装着空間71と連通されている。本実施形態では、端子保持部75A及び端子保持部75Bは、インナハウジング70の表裏にそれぞれ12個ずつ設けられ、端子挿通穴76がインナハウジング70の長手方向に沿って間隔をあけて一列に配置されている。
それぞれの端子保持部75A,75Bにおいて、係止ピン77は、端子挿通穴76を挟んだ両側に形成されている。端子保持部75A,75Bは、それぞれの係止ピン77の端子挿通穴76から異なる位置に形成されている。つまり、端子保持部75A,75Bでは、一方の係止ピン77の中心と端子挿通穴76の中心との間隔A1が、他方の係止ピン77の中心と端子挿通穴76の中心との間隔A2より大きくされている。これにより、係止ピン77は、装着される端子90の配列方向に沿って千鳥状に配置されている。
また、インナハウジング70には、端子保持部75Aと端子保持部75Bとの間に、仕切り壁78が形成されている。
図8は、端子90を示す図であって、図8(a)は端子90の側面図、図8(b)は、端子90の平面図である。
図8(a)及び図8(b)に示すように、端子90は、棒状に形成されている。端子90は、例えば、銅、銅合金、アルミニウムあるいはアルミニウム合金等の導電性を有する金属材料から形成されている。端子90の両端は、電気接続部91を構成している。また、端子90は、その中央部を屈曲させることで、接触子92が突設されている。また、端子90は、一対の係止孔部93を有しており、これらの係止孔部93は、接触子92を挟んだ両側に形成されている。それぞれの係止孔部93は、接触子92から異なる位置に形成されている。つまり、一方の係止孔部93の中心と接触子92の中心との間隔B1が、他方の係止孔部93の中心と接触子92の中心との間隔B2より大きくされている。この係止孔部93の中心と接触子92の中心との間隔B1,B2は、端子保持部75A,75Bの係止ピン77の中心と端子挿通穴76の中心との間隔A1,A2とそれぞれ同一寸法になっている。
図9は、回路基板80の一例を示す図であって、図9(a)は回路基板80の概略平面図、図9(b)は回路基板80の概略断面図、図9(c)は回路基板80の概略裏面図である。
図9(a)〜図9(c)に示すように、インナハウジング70の基板装着空間71に嵌め込まれる回路基板80は、硬質樹脂等から形成されたプリント配線板であり、その表裏面には、複数の接触パッド81が形成されている。回路基板80は、平面視長方形状に形成されており、接触パッド81は、表裏面において、長手方向に間隔をあけて一列に配列されている。接触パッド81は、インナハウジング70の端子挿通穴76と同一間隔をあけて形成されている。本実施形態では、表裏面それぞれに12個の接触パッド81が配列されており、3極、4極及び5極に分割されている。回路基板80には、その表裏面及び内部に、回路導体83が設けられており、接触パッド81が回路導体83によって導通されて回路が構成されている。なお、回路基板80は、表裏面だけに回路導体83が形成されていてもよい。
次に、本実施形態に係るジョイントコネクタ10を組み立てる場合について説明する。
まず、インナハウジング70の表裏のそれぞれの端子保持部75A,75Bに端子90を組付ける。具体的には、インナハウジング70の端子保持部75A,75Bに対して端子90を近づけ、端子90の接触子92を端子挿通穴76に挿し込み、さらに、端子90の係止孔部93に係止ピン77を嵌合させる。このとき、端子90の長手方向の向きを互い違いにし、係止ピン77に対して各端子90の係止孔部93の位置を一致させる。インナハウジング70の端子保持部75A,75Bに端子90を組付けると、端子挿通穴76に挿し込まれた端子90の接触子92が基板装着空間71内に突出される。
端子90を組付けたインナハウジング70を、基板装着空間71の開口側から第一ハウジング21のインナ収容部31へ嵌め込んで収容する。すると、端子90の一方の電気接続部91が底壁40の挿通孔41に挿し込まれて嵌合筒部30の各嵌合部34内に配置される。また、端子90は、第一ハウジング21のインナ収容部31の内面によってインナハウジング70に組付けられた状態に維持される。また、インナハウジング70の基板装着空間71が第一ハウジング21の基板挿入スリット42に連通される。
第二ハウジング22の連結部51に第一ハウジング21のインナ収容部31を嵌合させ、係止孔56に係止突起36を係止させる。すると、端子90の他方の電気接続部91が底壁60の挿通孔61に挿し込まれて嵌合筒部50の各嵌合部54内に配置される。また、第一ハウジング21のインナ収容部31が第二ハウジング22の底壁60によって封鎖され、インナハウジング70が第一ハウジング21と第二ハウジング22との連結箇所に保持される。
第一ハウジング21の基板挿入スリット42から回路基板80を挿し込む。そして、この回路基板80を、インナ収容部31に収容されているインナハウジング70の基板装着空間71に嵌め込み、基板係止部72の係止片73の係止爪74によって回路基板80の縁部を係止させる。これにより、基板装着空間71に挿し込んだ回路基板80を基板装着空間71に収容させた状態に維持させる。このように、基板装着空間71に回路基板80を挿し込んで収容させると、基板装着空間71内に突出されている端子90の接触子92が回路基板80の接触パッド81に接触する。これにより、端子90と回路基板80の回路導体83とが電気的に接続される。
このようにして組み立てたジョイントコネクタ10に対して、その第一接続部11の嵌合部34及び第二接続部12の嵌合部54にコネクタ1を嵌合させる。すると、各コネクタ1に設けられたメス端子からなる相手側端子に端子90の電気接続部91が挿し込まれ、端子90と電線3とが電気的に接続される。これにより、各コネクタ1の電線3同士が回路基板80に形成された回路を介して配線される。
以上、説明したように、本実施形態に係るジョイントコネクタ10によれば、インナハウジング70の基板装着空間71に回路基板80を挿し込んで装着すると、端子保持部75A,75Bに保持された端子90の接触子92が回路基板80の回路導体83の接触パッド81と接触して電気的に接続される構造を備えている。つまり、アウタハウジング24の複数の嵌合部34,54に嵌合されるコネクタ1の相手側端子同士を導通させる回路を形成するために、インナハウジング70の基板装着空間71に回路基板80を装着するだけでよく、組立作業の簡略化及び小型化を図ることができる。しかも、インナハウジング70に装着された回路基板80を異なるパターンの回路導体83を有するものに変更するだけで、アウタハウジング24の複数の嵌合部34,54に嵌合されるコネクタ1の相手側端子同士を導通させる回路を極めて容易に変更させることができる。また、コネクタ1の相手側端子として、回路基板80の縁部を把持する特殊な形状の端子を不要にでき、コストを抑えることができる。
しかも、インナハウジング70の端子保持部75A,75Bに設けられた係止ピン77が端子90の配列方向に沿って千鳥状に配置されているので、互いに隣接する端子保持部75A,75B同士を極力近接させて端子90を高密度に装着させることができ、全体の小型化を図ることができる。
また、端子90が同一形状とされ、インナハウジング70に対して互いに長手方向逆向きに配置されて電気接続部91が揃えられるので、端子90の共通化による製造コスト及び管理コストを抑えることができる。
さらに、アウタハウジング24を構成する第一ハウジング21に設けられたインナ収容部31にインナブロック23を容易に収容させることができる。また、インナブロック23を構成するインナハウジング70の基板装着空間71に対して基板挿入スリット42から回路基板80を着脱させ、複数の嵌合部34,54に嵌合されるコネクタ1の相手側端子同士を導通させる回路を極めて容易に変更させることができる。したがって、この回路を変更するのみにより、ワイヤーハーネスを組み立てる工程において手作業によるコネクタ接続が必要になる後嵌めを減らし、自動でコネクタ接続が可能となる先嵌めを増やすことも可能となり、ワイヤーハーネスの生産効率を向上させることができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
ここで、上述した本発明の実施形態に係るジョイントコネクタの特徴をそれぞれ以下[1]〜[4]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 相手側端子を備えた複数のコネクタ(1)が接続され、前記コネクタ(1)の前記相手側端子を、回路導体(83)を介して導通させるジョイントコネクタ(10)であって、
前記コネクタ(1)が嵌合可能な複数の嵌合部(34,54)を有するアウタハウジング(24)と、
前記相手側端子に接続可能な端子(90)を備え、前記アウタハウジング(24)に設けられたインナ収容部(31)に収容されるインナブロック(23)と、
前記回路導体(83)を有し、前記インナブロック(23)に装着される回路基板(80)と、
を具備し、
前記インナブロック(23)は、外面に前記端子(90)が配列されて組付けられる端子保持部(75A,75B)を有するとともに、前記回路基板(80)が装着される基板装着空間(71)を有するインナハウジング(70)を備え、
前記インナハウジング(70)は、前記端子保持部(75A,75B)に保持された前記端子(90)の接触子(92)が挿通されて前記基板装着空間(71)へ突出される端子挿通穴(76)を有し、前記端子挿通穴(76)に挿通された前記端子(90)の前記接触子(92)が、前記基板装着空間(71)に装着された前記回路基板(80)の前記回路導体(83)と接触して電気的に接続される
ことを特徴とするジョイントコネクタ。
[2] 前記インナハウジング(70)の前記端子保持部(75A,75B)は、前記端子(90)に形成された係止孔部(93)を係止する係止ピン(77)を有し、
前記係止ピン(77)は、前記端子(90)の配列方向に沿って千鳥状に配置されている
ことを特徴とする[1]に記載のジョイントコネクタ。
[3] 前記インナハウジング(70)に装着される複数の前記端子(90)は、前記相手側端子に接続される電気接続部(91)を両端に有し、それぞれ長手方向の同一位置に前記接触子(92)及び前記係止孔部(93)が形成された同一形状とされ、
前記インナハウジング(70)の前記端子保持部(75A,75B)に装着されて隣接する前記端子(90)は、互いに長手方向逆向きに配置されて前記電気接続部(91)が揃えられる
ことを特徴とする[2]に記載のジョイントコネクタ。
[4] 前記アウタハウジング(24)は、それぞれ前記嵌合部(34,54)を有して互いに連結される第一ハウジング(21)及び第二ハウジング(22)を備え、
前記インナブロック(23)は、前記第一ハウジング(21)または前記第二ハウジング(22)における互いの連結部分に設けられた前記インナ収容部(31)に収容され、
前記第一ハウジング(21)または前記第二ハウジング(22)には、前記インナ収容部(31)に収容された前記インナブロック(23)の前記インナハウジング(70)に形成された前記基板装着空間(71)と連通する基板挿入スリット(42)を有する
ことを特徴とする[1]から[3]のいずれか一つに記載のジョイントコネクタ。
1 コネクタ
10 ジョイントコネクタ
21 第一ハウジング
22 第二ハウジング
23 インナブロック
24 アウタハウジング
31 インナ収容部
34,54 嵌合部
42 基板挿入スリット
70 インナハウジング
71 基板装着空間
75A,75B 端子保持部
76 端子挿通穴
77 係止ピン
80 回路基板
83 回路導体
90 端子
91 電気接続部
92 接触子
93 係止孔部

Claims (4)

  1. 相手側端子を備えた複数のコネクタが接続され、前記コネクタの前記相手側端子を、回路導体を介して導通させるジョイントコネクタであって、
    前記コネクタが嵌合可能な複数の嵌合部を有するアウタハウジングと、
    前記相手側端子に接続可能な端子を備え、前記アウタハウジングに設けられたインナ収容部に収容されるインナブロックと、
    前記回路導体を有し、前記インナブロックに装着される回路基板と、
    を具備し、
    前記インナブロックは、外面に前記端子が配列されて組付けられる端子保持部を有するとともに、前記回路基板が装着される基板装着空間を有するインナハウジングを備え、
    前記インナハウジングは、前記端子保持部に保持された前記端子の接触子が挿通されて前記基板装着空間へ突出される端子挿通穴を有し、前記端子挿通穴に挿通された前記端子の前記接触子が、前記基板装着空間に装着された前記回路基板の前記回路導体と接触して電気的に接続される
    ことを特徴とするジョイントコネクタ。
  2. 前記インナハウジングの前記端子保持部は、前記端子に形成された係止孔部を係止する係止ピンを有し、
    前記係止ピンは、前記端子の配列方向に沿って千鳥状に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のジョイントコネクタ。
  3. 前記インナハウジングに装着される複数の前記端子は、前記相手側端子に接続される電気接続部を両端に有し、それぞれ長手方向の同一位置に前記接触子及び前記係止孔部が形成された同一形状とされ、
    前記インナハウジングの前記端子保持部に装着されて隣接する前記端子は、互いに長手方向逆向きに配置されて前記電気接続部が揃えられる
    ことを特徴とする請求項2に記載のジョイントコネクタ。
  4. 前記アウタハウジングは、それぞれ前記嵌合部を有して互いに連結される第一ハウジング及び第二ハウジングを備え、
    前記インナブロックは、前記第一ハウジングまたは前記第二ハウジングにおける互いの連結部分に設けられた前記インナ収容部に収容され、
    前記第一ハウジングまたは前記第二ハウジングには、前記インナ収容部に収容された前記インナブロックの前記インナハウジングに形成された前記基板装着空間と連通する基板挿入スリットを有する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のジョイントコネクタ。
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