JP2020140819A - 蓄電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性が向上された蓄電装置を提供すること。【解決手段】蓄電装置10は、複数の蓄電素子300、及び、複数の蓄電素子300を収容する中間ケース200を備える。蓄電装置10はさらに、中間ケース200の、複数の蓄電素子300それぞれの電極端子302が配置された端子配置面303と対向しない側壁部211dに配置されたバスバー510と、バスバー510の角部512を係止するバスバー係止部610とを備える。バスバー係止部610は、バスバー510の角部512における外側面512aに対向して配置された第一係止部611、及び、バスバー510の角部512において隣接する2つの端面512bに対向して配置された第二係止部612を有する。【選択図】図6

Description

本発明は、複数の蓄電素子を備える蓄電装置に関する。
特許文献1には、下部ケースに収容された複数の電池セルと、複数の電池セルの電極端子が配置された側に配置されるセルホルダとを備える組電池が開示されている。この組電池では、セルホルダの上方に、バッテリコントローラ及びリレー等の制御用機器が配置され、これら制御用機器は複数のバスバーを介して、複数の電池セルと電気的に接続されている。
特開2018−6275号公報
複数の蓄電素子を備える蓄電装置では、一般に、上記従来の組電池と同様に、複数の蓄電素子を並べてケースに収容し、その蓋体(特許文献1におけるセルホルダ)の上に、制御用機器及び制御用機器に接続されるバスバーを配置する。そのため、蓄電装置の高さ方向のサイズが大きくなる傾向にある。そこで、蓄電装置において、バスバー及び制御用機器を、ケースの上方ではなく側方に配置することで、蓄電装置の高さ方向のサイズを小さくすることが考えられる。しかしながらこの場合、例えば、蓄電装置の組み立ての際に、バスバー等が縦向きになるため安定させ難く、そのため、例えば組み立ての精度が低下する可能性がある。
本発明は、本願発明者が上記課題に新たに着目することによってなされたものであり、信頼性が向上された蓄電装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る蓄電装置は、複数の蓄電素子、及び、前記複数の蓄電素子を収容するケースを備える蓄電装置であって、前記ケースの、前記複数の蓄電素子それぞれの電極端子が配置された端子配置面と対向しない側壁部に配置されたバスバーと、前記バスバーの角部における外側面に対向して配置された第一係止部、及び、前記角部において隣接する2つの端面に対向して配置された第二係止部を有するバスバー係止部とを備える。
この構成によれば、例えば、蓄電装置の組み立て工程において、端子配置面が上向きにされた場合など、側壁部が鉛直方向に平行に向けられた場合、バスバー係止部があることで、バスバーを安定的に仮保持することができる。これにより、例えば精度よく蓄電装置を組み立てることができる。また、バスバー係止部は、第一係止部及び第二係止部によって形成される、互いに交差する方向に平行な3面でバスバーの角部の移動を規制することができる。従って、バスバー係止部は、バスバーの角部の、外向きへの移動、及び、バスバーの面と平行な方向への移動を規制できるため、バスバーをより安定させた状態で蓄電装置の組み立てを行うことができる。これにより、蓄電装置10の組み立て(製造)を精度よく行うことができる。このように、本態様に係る蓄電装置は、信頼性が向上された蓄電装置である。
また、蓄電装置はさらに、前記バスバーを導電部材と接続する締結部材であって、前記バスバーの、前記角部を有する端部に配置された締結部材を備える、としてもよい。
この構成によれば、バスバー係止部は、例えば、締結部材であるナットを締める際のトルクによるバスバーの回動を、効率よく規制することができる。従って、例えば、バスバーが回転することによる、バスバーと導電部材との接続部分の不具合等が生じ難い。このことは、蓄電装置の信頼性の向上に寄与する。
また、前記角部は、前記バスバーの前記端部において突出状に設けられた、前記端部における幅より狭い幅の突出部に設けられている、としてもよい。
つまり、バスバー係止部に係止される角部が設けられる突出部は、導電部材と接続される端部において突出した部分であり、従って、導通に影響しない部分である。そのため、上記のように、突出部の幅を突出部以外の部分よりも狭くすることで、蓄電装置の充放電に実質的な影響を与えず、かつ、例えば軽量化を可能とすることができる。従って、蓄電装置の信頼性の向上と軽量化との両立を図ることができる。
また、蓄電装置はさらに、前記側壁部に沿って配置された、前記複数の蓄電素子を制御する制御装置を備え、前記バスバー係止部は、前記制御装置を覆うカバーの一部である、としてもよい。
この構成によれば、制御装置を覆うカバーにバスバー係止部が設けられるため、例えばカバーの外側面に、バスバーと接続される電気機器が配置された場合であってもそのバスバーをバスバー係止部に係止させることができる。つまり、カバーを、バスバー及びそのバスバーに接続される電気機器を支持する部材として利用することができる。これにより、例えば、蓄電装置の構成を複雑化することなく、蓄電装置の信頼性を向上させることができる。
また、本発明の一態様に係る蓄電装置は、複数の蓄電素子、及び前記複数の蓄電素子を収容するケースを備える蓄電装置であって、前記ケースの、前記複数の蓄電素子それぞれの電極端子が配置された端子配置面と対向しない側壁部に配置されたバスバーと、前記側壁部に沿って配置された、前記複数の蓄電素子を制御する制御装置と、前記制御装置を覆うカバーとを備え、前記カバーは、前記バスバーの、前記側壁部とは反対側に設けられたバスバー係止部を有する、としてもよい。
この構成によれば、例えば、ケースの側壁部に沿って配置したバスバーの側方(外側)からバスバー係止部を配置することができる。つまり、バスバーをケースに配置した後に、カバーをケースに固定する、という手順でバスバー係止部を配置することが可能である。そのため、比較的に大きなバスバー係止部によって、バスバーの外側への移動を規制することができる。従って、例えばバスバーが比較的に大きなサイズであっても、バスバー係止部によってバスバーを安定して係止することができる。これにより、ケースに対するバスバーの配置を含む、蓄電装置の組み立てが精度よく行われ、その結果、蓄電装置の信頼性が向上される。
本発明によれば、信頼性が向上された蓄電装置を提供することができる。
実施の形態に係る蓄電装置の外観を示す斜視図である。 実施の形態に係る蓄電装置において外装ケースの本体と蓋とを分離して外装ケースの内方を示す斜視図である。 実施の形態に係る蓄電装置において外装ケースの内方の構成を分解して示す分解斜視図である。 実施の形態に係る中間ケースの側壁部、制御回路基板、及びバスバーの位置関係を示す分解斜視図である。 実施の形態に係る中間ケースの側壁部に制御回路基板が取り付けられた状態を示す斜視図である。 実施の形態に係る中間ケースの側壁部側における、電気機器及び複数のバスバーの位置関係を示す分解斜視図である。 実施の形態に係るバスバー係止部と、バスバーの角部との構造上の関係を示す部分拡大図である。 実施の形態に係る中間ケースの側壁部に電気機器が取り付けられた状態を示す第1の斜視図である。 実施の形態に係る中間ケースの側壁部に電気機器が取り付けられた状態を示す第2の斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態に係る蓄電装置について説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、製造工程、製造工程の順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また、各図において、寸法等は厳密に図示したものではない。
また、以下の説明及び図面中において、外装ケースの長手方向(外装ケースの短側面の対向方向)、中間ケースの長手方向(中間ケースの短側面の対向方向)、中間ケースと制御回路基板との並び方向、蓄電素子の容器の蓋の長手方向(容器の短側面の対向方向)、または、1つの蓄電素子における一対の電極端子の並び方向をX軸方向と定義する。また、中間ケースの本体と蓋体との並び方向(中間ケースの底面と蓋体との対向方向)、または、蓄電素子の容器の本体と蓋との並び方向(容器の底面と蓋との対向方向)をY軸方向と定義する。また、外装ケースの本体と蓋との並び方向(外装ケースの底面と蓋との対向方向)、蓄電素子の容器の長側面の対向方向、または、当該容器の厚さ方向をZ軸方向と定義する。これらX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向は、互いに交差(本実施の形態では直交)する方向である。なお、以下の説明において、例えば、X軸方向プラス側とは、X軸の矢印方向側を示し、X軸方向マイナス側とは、X軸方向プラス側とは反対側を示す。Y軸方向及びZ軸方向についても同様である。さらに、平行及び直交などの、相対的な方向または姿勢を示す表現は、厳密には、その方向または姿勢ではない場合も含む。例えば、2つの方向が直交している、とは、当該2つの方向が完全に直交していることを意味するだけでなく、実質的に直交していること、すなわち、例えば数%程度の差異を含むことも意味する。
(実施の形態)
[1.蓄電装置10の全般的な説明]
まず、本実施の形態における蓄電装置10の構成について説明する。図1は、実施の形態に係る蓄電装置10の外観を示す斜視図である。図2は、実施の形態に係る蓄電装置10において外装ケース100の本体と蓋とを分離して外装ケース100の内方を示す斜視図である。図3は、実施の形態に係る蓄電装置10において外装ケース100の内方の構成を分解して示す分解斜視図である。
蓄電装置10は、外部からの電気を充電し、また外部へ電気を放電することができる装置である。例えば、蓄電装置10は、電力貯蔵用途または電源用途等に使用される電池モジュールである。具体的には、蓄電装置10は、例えば、電気自動車(EV)、ハイブリッド電気自動車(HEV)またはプラグインハイブリッド電気自動車(PHEV)等の自動車、自動二輪車、ウォータークラフト、スノーモービル、農業機械、建設機械等の移動体の駆動用またはエンジン始動用のバッテリ等として用いられる。
図1〜図3に示すように、蓄電装置10は、外装ケース100、外装ケース100に収容される中間ケース200、バスバー400等の複数のバスバー、電気機器500、及び制御回路基板700を備えている。中間ケース200には複数の蓄電素子300が収容されている。
外装ケース100は、蓄電装置10の外装体を構成する箱形(直方体形状)の容器(モジュールケース)である。つまり、外装ケース100は、複数の蓄電素子300、複数のバスバー400及び制御回路基板700等を収容し、これら蓄電素子300等を外部からの衝撃等から保護する。外装ケース100は、例えば、ポリカーボネート(PC)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリフェニレンエーテル(PPE(変性PPEを含む))またはABS樹脂等の絶縁部材により形成されている。これにより、外装ケース100は、内部の蓄電素子300等が外部の金属等の導電部材に電気的に接続されるのを回避する。なお、蓄電素子300等との間における絶縁性が保たれる構成であれば、外装ケース100は、金属等の導電部材で形成されていてもよい。
外装ケース100は、外装ケース100の本体を構成する外装ケース本体110と、外装ケース100の蓋体(蓄電装置10の外蓋)を構成する外装ケース蓋体120とを有している。外装ケース本体110は、Z軸方向プラス側に開口110aが形成された有底矩形筒状のハウジングである。外装ケース蓋体120は、外装ケース本体110のZ軸方向プラス側に配置され、外装ケース本体110と接続されて外装ケース本体110の開口110aを塞ぐ扁平な矩形状の蓋である。なお、外装ケース本体110及び外装ケース蓋体120は、同じ材質の部材で形成されていてもよいし、異なる材質の部材で形成されていてもよい。
また、外装ケース蓋体120には、X軸方向プラス側の端部に、正極側及び負極側の一対のモジュール端子(総端子)である外部端子130及び131が配置されている。外部端子130及び131は、複数の蓄電素子300と電気的に接続されており、蓄電装置10は、この外部端子130及び131を介して、外部からの電気を充電し、また外部へ電気を放電する。なお、外部端子130及び131は、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金等の金属製の導電部材で形成されている。なお、本実施の形態では、外部端子130は正極側の外部端子であり、外部端子131は、負極側の外部端子である。
また、外装ケース蓋体120には、外部端子130及び131のそれぞれと、中間ケース200とを電気的に接続するための2つの接続用開口部120aを塞ぐ2つの開口部カバー120bが配置されている。接続用開口部120aは、中間ケース200に配置された正極側及び負極側のバスバーそれぞれの軸部が露出する部分である。つまり、蓄電装置10を組み立てる場合には、2つの接続用開口部120aを介して、外部端子130及び131のそれぞれに接続されたバスバー(図示せず)と、中間ケース200に配置された正極側及び負極側のバスバーとをナットによって締結する。その後2つの接続用開口部120aが開口部カバー120bによって封止される。
中間ケース200は、複数の蓄電素子を収容するケースの一例であり、蓄電装置10の内箱を構成する箱形(直方体形状)の容器である。具体的には、中間ケース200は、複数の蓄電素子300を収容するとともに、複数のバスバー400及び制御回路基板700等が取り付けられることで、外装ケース100に収容する構成部品を一体的に保持する。中間ケース200は、どのような材質の部材で形成されていてもよいが、絶縁性確保の観点からは、樹脂等の絶縁部材により形成されるのが好ましく、強度確保の観点からは、金属等の強度の高い部材により形成されるのが好ましい。絶縁部材としては、外装ケース100と同様に、例えば、PC、PP、PE、PPS、PBT、PPE(変性PPEを含む)またはABS樹脂等が挙げられる。金属としては、例えば、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、鉄、メッキ鋼板等が挙げられる。
中間ケース200は、中間ケース200の本体を構成する中間ケース本体210と、中間ケース200の蓋体(蓄電装置10の内蓋)を構成する中間ケース蓋体220とを有している。中間ケース本体210は、Y軸方向マイナス側に開口が形成された有底矩形筒状のハウジングである。中間ケース本体210は、複数の蓄電素子300を囲む壁部として、4つの側壁部211a、211b、211c、及び211dと、中間ケース蓋体220に対向する位置にある底壁部211eとを有している。
中間ケース蓋体220は、中間ケース本体210のY軸方向マイナス側に配置され、中間ケース本体210と接続されて中間ケース本体210の開口を塞ぐ扁平な矩形状の蓋である。つまり、中間ケース蓋体220は、外装ケース本体110の側壁部に対向して配置されている。また、中間ケース蓋体220は、蓄電素子300のY軸方向マイナス側に配置され、かつ、バスバー400、420、430、及び440(以下、バスバー400等)を保持してバスバー400等の位置規制等を行うバスバーフレーム(バスバープレート)としての機能も有している。
また、中間ケース200は、外装ケース100に接着されて固定されている。本実施の形態では、中間ケース本体210が外装ケース本体110に接着剤等で接着されることで、中間ケース200が外装ケース100に固定されている。なお、中間ケース本体210及び中間ケース蓋体220は、同じ材質の部材で形成されていてもよいし、異なる材質の部材で形成されていてもよい。
蓄電素子300は、電気を充電し、また、電気を放電することのできる二次電池(単電池)であり、より具体的には、リチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池である。なお、本実施の形態では、8個の蓄電素子300のそれぞれを区別するために、図3に示すように、各蓄電素子300に互い異なる符号(300a〜300h)を付している。
蓄電素子300は、扁平な角形(直方体形状)の形状を有しており、本実施の形態では、8個の蓄電素子300が横置き(横倒し)にされた状態で、X軸方向及びZ軸方向に配列されている。つまり、複数の蓄電素子300が行列状に配列されている。具体的には、蓄電素子300a〜300dがZ軸方向に積層(平積み)され、かつ、蓄電素子300e〜300hがZ軸方向に積層(平積み)されて、蓄電素子300a〜300dと蓄電素子300e〜300hとがX軸方向に並んで配列されている。
言い換えれば、複数の蓄電素子300のそれぞれは、長側面(図3に示す長側面301a)が、Z軸方向(第一方向の一例)に向く姿勢で配置されている。なお、各蓄電素子300は、Z軸方向の両側(プラス側及びマイナス側)のそれぞれに長側面301aを有している。また、Z軸方向と直交するX軸方向(第二方向の一例)に2つの蓄電素子300が並んで配置されている。さらに、複数の蓄電素子300のそれぞれは、Z軸方向及びX軸方向と直交するY軸方向(第三方向の一例)の端部に電極端子302を有している。本実施の形態では、8つの蓄電素子300は、Y軸方向マイナス側の端部に一対の電極端子302が位置する姿勢で中間ケース200に収容されている。つまり、蓄電素子300は、電極端子302が配置された面である端子配置面303(図3参照)を有しており、複数の蓄電素子300それぞれの端子配置面303と対向する位置に、中間ケース蓋体220が配置される。
例えば、蓄電素子300a及び蓄電素子300eは、長側面301aがZ軸方向に向く姿勢で、かつX軸方向に並んで配置されている。また、蓄電素子300a及び蓄電素子300eはY軸方向マイナス側の端部に一対の電極端子302を有している。
なお、蓄電素子300の個数は特に限定されず、何個の蓄電素子300がZ軸方向に積層(平積み)されていてもよいし、何個の蓄電素子300がX軸方向に配列されていてもよい。また、蓄電素子300の形状は、上記角形には限定されず、それ以外の多角柱形状、円柱形状、楕円柱形状、長円柱形状等であってもよいし、蓄電素子300はラミネート型の蓄電素子であってもよい。また、蓄電素子300は、非水電解質二次電池には限定されず、非水電解質二次電池以外の二次電池であってもよいし、キャパシタであってもよい。また、蓄電素子300は、二次電池ではなく、使用者が充電をしなくても蓄えられている電気を使用できる一次電池であってもよい。さらに、蓄電素子300は、固体電解質を用いた電池であってもよい。
本実施の形態では、蓄電素子300は、容器301を備え、容器301の蓋部分には、上述のように一対の電極端子302が配置されている。なお、一対の電極端子302のうち、図3において中央に円形が描かれた電極端子302が負極端子であり、他方の電極端子302が正極端子である。例えば蓄電素子300aにおいて、X軸方向プラス側の電極端子302が負極端子であり、X軸方向マイナス側の電極端子302が正極端子である。マイナス側の電極端子302に描かれた円形は端子本体(容器301の外部に配置された部分)から露出した軸部の端部を表している。なお、マイナス側の電極端子302において軸部の端部が端子本体から露出することは必須ではなく、マイナス側の電極端子302において、軸部の端部は端子本体に覆われていてもよい。
また、容器301の内方には、電極体、集電体(正極集電体及び負極集電体)、及び電解液(非水電解質)等が収容されているが、これらの図示は省略する。なお、当該電解液としては、蓄電素子300の性能を損なうものでなければその種類に特に制限はなく、様々なものを選択することができる。また、容器301の側面には、図示しない絶縁シートが配置されており、これにより、隣り合う蓄電素子300の間の絶縁性が確保されている。
容器301は、角形(直方体形状)の容器であり、例えば、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、鉄、メッキ鋼板等の金属製の部材で形成されている。電極端子302は、容器301の蓋部分から、中間ケース蓋体220に向けて(Y軸方向マイナス側に向けて)突出して配置された金属製の一対の端子(正極端子及び負極端子)である。つまり、電極端子302は、集電体を介して、電極体の正極板及び負極板に電気的に接続され、電極体に蓄えられている電気を蓄電素子300の外部空間に導出し、また、電極体に電気を蓄えるために蓄電素子300の内部空間に電気を導入する。なお、電極端子302は、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金等で形成されている。
電極体は、正極板と負極板とセパレータとが積層されて形成された蓄電要素(発電要素)である。ここで、電極体が有する正極板は、アルミニウムまたはアルミニウム合金等の金属からなる長尺帯状の集電箔である正極基材層上に正極活物質層が形成されたものである。また、負極板は、銅または銅合金等の金属からなる長尺帯状の集電箔である負極基材層上に負極活物質層が形成されたものである。また、正極活物質層に用いられる正極活物質、負極活物質層に用いられる負極活物質としては、リチウムイオンを吸蔵放出可能なものであれば、適宜公知の材料を使用できる。また、集電体は、電極端子302と電極体とに電気的に接続される導電性と剛性とを備えた部材(正極集電体及び負極集電体)である。なお、正極集電体は、正極板の正極基材層と同様、アルミニウムまたはアルミニウム合金等で形成され、負極集電体は、負極板の負極基材層と同様、銅または銅合金等で形成されている。
バスバー400等(400、420、430、及び440)は、複数の蓄電素子300のY軸方向マイナス側に配置され、2つまたは4つの蓄電素子300の電極端子302同士を電気的及び機械的に接続する矩形状の板状部材である。バスバー400等は、例えば、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等の金属製の導電部材で形成されている。本実施の形態では、バスバー400等が電極端子302に溶接されることで、バスバー400等と電極端子302とが接続される。この溶接の手法としては、例えばレーザー溶接が用いられるが、他の手法が用いられてもよい。
また、本実施の形態では、並列に接続された2つの蓄電素子300が、4つ直列に接続されている。具体的には、蓄電素子300g及び300h、蓄電素子300c及び300d、蓄電素子300a及び300b、並びに、蓄電素子300e及び300fのそれぞれが並列に接続される。これにより得られた4つの蓄電素子300の組が直列に接続される。
より詳細には、蓄電素子300g及び300hそれぞれの正極側の電極端子302にバスバー440が接合される。蓄電素子300g及び300hそれぞれの負極側の電極端子302と、蓄電素子300c及び300dそれぞれの正極側の電極端子302とに、バスバー400が接合される。蓄電素子300c及び300dそれぞれの負極側の電極端子302と、蓄電素子300a及び300bそれぞれの正極側の電極端子302とに、バスバー420が接合される。蓄電素子300a及び300bそれぞれの負極側の電極端子302と、蓄電素子300e及び300fそれぞれの正極側の電極端子302とに、バスバー400が接合される。さらに、蓄電素子300e及び300fそれぞれの負極側の電極端子302にバスバー430が接合される。つまり、8個の蓄電素子300からなる蓄電素子群の総プラス端子がバスバー440であり、当該蓄電素子群の総マイナス端子がバスバー430である。バスバー440は、バスバー530、電気機器500、及びバスバー510等を介して外部端子130(図1参照)に接続される。バスバー430は、バスバー540、制御回路基板700、及びバスバー520等を介して外部端子131(図1参照)に接続される。
また、制御用機器である制御回路基板700及び電気機器500、ならびに、制御用機器に接続される複数のバスバー510、520、及び530は、中間ケース200の側壁部211dに配置されている。例えばバスバー520は、中間ケース200の側壁部211d及び側壁部211aにまたがって設けられたバスバー配置部213(図3参照)に配置されている。
つまり、本実施の形態に係る蓄電装置10では、中間ケース200に収容される複数の蓄電素子300を平積みにするとともに、制御回路基板700等の制御用機器及び制御用機器に接続されるバスバーを中間ケース200の側方に配置している。本実施の形態では、中間ケース200の長手方向(X軸方向)の側方に制御用機器(500、700)及びバスバー(510、520、530)が配置されている。これにより、例えば、蓄電装置10の高さ(Z軸方向の幅)を比較的に小さくすることができる。なお、側壁部211dは、ケースの側壁部であって、複数の蓄電素子それぞれの電極端子が配置された端子配置面と対向しない側壁部の一例である。
電気機器500は、リレー及びコネクタ等の制御用部品を有する機器であり、制御回路基板700は、CPU(Central Processing Unit)及び抵抗素子等の各蓄電素子300の充放電を制御するための制御装置である。制御回路基板700は、例えばBMU(Battery Management Unit)とも呼ばれる。蓄電装置10は、図示しないサーミスタ及び電圧検出のための配線等を有し、制御回路基板700は、検出した温度及び電圧値等に基づいて各蓄電素子300の充放電を制御する。なお、図3及び後述する図4では、制御回路基板700が有するCPU及び抵抗素子等の電子部品の図示は省略されている。制御回路基板700は、回路カバー600に覆われた状態で、中間ケース200に取り付けられている。回路カバー600は、制御装置を覆うカバーの一例であり、中間ケース200と同じく、PCまたはPP等の樹脂で形成されている。また、本実施の形態では、回路カバー600は、バスバー510及びバスバー530を保持する役目も有している。
ここで、本実施の形態に係る蓄電装置10の製造工程において、中間ケース200に対する制御回路基板700及びバスバー520等の配置は、例えば、複数の蓄電素子300を中間ケース200に収容し、バスバー400及び420等の接合を終えた状態で行われる。
そのため、例えば、中間ケース200が、中間ケース蓋体220が上向きとなる姿勢、または、側壁部211aが上向きとなる姿勢で、バスバー520等が配置される。従って、例えば図3に示すように、側壁部211dの面に位置するバスバー520等が縦向き(平板状であるバスバーの厚み方向が水平となる)姿勢で、中間ケース200に配置されることになり、バスバー520等は、ボルト等で固定されるまでは不安定な状態である。もちろん、側壁部211dが上向きとなるように中間ケース200の姿勢を変更することでバスバー520等を側壁部211dに安定的に仮保持させることは可能である。しかし、この場合、複数の蓄電素子300を収容した中間ケース200の長手方向を鉛直方向に向けることになるため、姿勢の変更に大きな力が必要であり、変更後の姿勢を安定させ難く、また、中間ケース200の変形等も生じやすい。つまり、このような姿勢の変更を行うことは、例えば、中間ケース200に、バスバー520等の部材を精度よく配置するという観点から好ましくない。
そこで、本実施の形態では、中間ケース200の側壁部211d側に、より具体的には中間ケース200の側壁部211d側に位置する回路カバー600に、バスバー520等を係止するバスバー係止部を設けている。これにより、バスバー520等を用いた蓄電装置10の組み立てを精度よく行うことを可能としている。以下、図4〜図9を参照しながら、本実施の形態に係る中間ケース200の側壁部211d側の構成について説明する。
[2.中間ケース200の側壁部211d側の構成]
図4は、実施の形態に係る中間ケース200の側壁部211d、制御回路基板700、及びバスバー520の位置関係を示す分解斜視図である。図5は、実施の形態に係る中間ケース200の側壁部211dに制御回路基板700が取り付けられた状態を示す斜視図である。
図4に示すように、バスバー430が、蓄電素子300e及び300fに接合され、かつ、バスバー430とバスバー540とが締結されている状態で、バスバー520が、中間ケース200の側壁部211dに配置される。さらに、制御回路基板700及び回路カバー600が中間ケース200の側壁部211dに配置され、回路カバー600は、ねじ止めまたは溶着等によって側壁部211dに固定される。また、制御回路基板700は、電気的な接続のための接続部として、第一接続部701と第二接続部702とを有する。なお、第一接続部701及び第二接続部702は、制御回路基板700に電気的に接続されたシャント抵抗の一部である。第一接続部701は、バスバー540の軸部541とナット803によって締結され、第二接続部702は、バスバー520の一端に設けられた軸部521とナット802によって締結される。
なお、軸部541は、バスバー540とは別体のボルト部材の一部であり、バスバー540の開口にボルト部材のネジ形状が形成された軸部を挿通することによって、バスバー表面から軸部541が突出する形状が構成されている。ボルト部材の頭部は、中間ケース200の側壁部211dに埋設するなどして、ボルト部材の回転を規制することが可能である。本実施の形態で用いる軸部は、全て同様の形態により構成することができる。
このような作業が行われることで、中間ケース200の側壁部211d側は、図5に示す状態となる。このとき、L字状で比較的に大きなサイズのバスバー520における、側壁部211a側に位置する端部は、中間ケース200のバスバー配置部213(図3参照)に置かれているだけである。つまり、バスバー520は、外側(X軸方向プラス側)に倒れやすい状態である。しかしながら、本実施の形態では、バスバー係止部630が、X軸方向においてバスバー520を挟んで、側壁部211dとは反対側に配置されている。これにより、バスバー520の外側への傾きまたは変形が規制される。言い換えると、平板状であるバスバー520の厚み方向の一方の表面(X軸方向マイナス側の表面)は中間ケース200の側壁部211d側に位置し、バスバー520の厚み方向の他方の表面(X軸方向プラス側の表面)は回路カバー600のバスバー係止部630に対向している。また、バスバー520がバスバー係止部630によって係止されている位置は、バスバー520が延伸する長さ方向の略中央に対応する位置である。
なお、本実施の形態では、バスバー係止部630は回路カバー600に設けられており、回路カバー600にはさらに、図5に示すように、他のバスバーを係止するためのバスバー係止部610及び620が設けられている。具体的には、バスバー係止部610及び620は、図6〜図9に示すように、バスバー510及びバスバー530の角部を係止する部位として機能する。
ここで、「係止」とは、一方の部材が他方の部材に係りあって止まること、一方の部材の移動が他方の部材によって規制されること、または、一方と他方の部材どうしが互いに係わり合う状態を意味している。そのため、必ずしも一方の部材が有する、例えば爪形状の部分に他方の部材が引っ掛かっている構造を必要とするものではない。例えば、本実施の形態で説明するように、単にバスバーとバスバー係止部が当接する状態や、バスバーの回転動作を規制する機能作用も係止に含まれる。
また、バスバー係止部は、バスバーに常に当接している必要はない。仮にバスバー係止部の一部または全部からバスバーが離間していたとしても、バスバー係止部は、バスバーの移動または回動等を規制できる位置に、バスバーの移動または回動等を規制できる形状で配置されていればよい。例えば、蓄電装置10の使用時に、振動等に起因してバスバーがバスバー係止部から離間することが考えられる。しかし、この場合であっても、バスバー係止部がバスバーの移動または回動等を規制できる位置にあることで、仮に、バスバーをずらすような外力がバスバーに作用したとしても、バスバー係止部はバスバーの移動を規制することができる。また、バスバー係止部は、例えば、蓄電装置10の製造時においてバスバーの位置を規制する部位として機能すれば、その後に、バスバーと当接しない状態となっても、蓄電装置10がバスバー係止部を備えることの有意性は損なわれない。すなわち、バスバー係止部は、蓄電装置10の製造の開始から使用の終了に至るまでのいずれかの時点で、バスバーを係止する機能を発揮すれば、蓄電装置10の信頼性の向上に寄与することができる。
図6は、実施の形態に係る中間ケース200の側壁部211d側における、電気機器500、バスバー440、510及び530の位置関係を示す分解斜視図である。図7は、実施の形態に係るバスバー係止部610と、バスバー510の角部512との構造上の関係を示す部分拡大図である。なお、図7では、回路カバー600からバスバー係止部610及びその周辺を切り出し、かつ、バスバー510から角部512及びその周辺のみを切り出して図示している。また、図7では、バスバー510の角部512は、バスバー係止部610から外された状態で図示されている。
図8は、中間ケース200の側壁部211dに電気機器500が取り付けられた状態を示す第1の斜視図である。図9は、中間ケース200の側壁部211dに電気機器500が取り付けられた状態を示す第2の斜視図である。
図6に示すように、中間ケース200の側壁部211dに回路カバー600が固定された状態で、バスバー510が、中間ケース200のバスバー配置部214に配置され、バスバー530が、中間ケース200のバスバー配置部215部に配置される。このとき、バスバー510の角部512がバスバー係止部610に係止され、バスバー530の角部532がバスバー係止部620に係止される。
バスバー510の角部512は、図6に示すように、バスバー510の端部において突出状に設けられた突出部511の一部である。バスバー530の角部532は、図6に示すように、バスバー530の端部において突出状に設けられた突出部531の一部である。
つまり、図6においてY軸方向に長尺状のバスバー510の、Y軸方向マイナス側の端部は、中間ケース200のバスバー配置部214に支持され、Y軸方向プラス側の端部は、バスバー係止部610に支持される。また、図6においてY軸方向に長尺状のバスバー530の、Y軸方向マイナス側の端部は、中間ケース200のバスバー配置部215に支持され、Y軸方向プラス側の端部は、バスバー係止部620に支持される。これにより、バスバー510及び530のそれぞれは、中間ケース200の側壁部211d側において仮保持された状態となる。
ここで、本実施の形態に係るバスバー係止部610は、互いに交差する方向に平行な3面で、バスバー510の角部512の3方向の移動を規制する。バスバー係止部620も同じく3面で、バスバー530の角部532の3方向の移動を規制する。この構造について図7を用いて説明する。
図7に示すように、バスバー係止部610は、バスバー510の角部512における外側面512aに対向して配置された第一係止部611を有する。これにより、角部512の、外側(X軸方向プラス側)への移動が規制される。また、バスバー係止部610は、バスバー510の角部512において隣接する2つの端面512bに対向して配置された第二係止部612を有する。つまり、本実施の形態において、第二係止部612は、角部512の2つの端面512bに対向する、L字状に配置された2つの壁部として配置されている。これにより、角部512の、下方及び右方(Z軸方向マイナス側、及び、Y軸方向プラス側)への移動が規制される。
また、第二係止部612は、回路カバー600から外側に立ち上がったL字状の壁部であり、かつ、バスバー係止部610において、第二係止部612に対向する部分は開口している。つまり、バスバー係止部610は、角部512が挿入されるためのL字状の開口を有している。そのため、本実施の形態では、角部512は、Y軸方向及びZ軸方向のいずれからでも角部512を挿入できる。これにより、例えば、蓄電装置10の組み立てが容易化される。
なお、図7等に示すバスバー係止部610の形状は一例であり、バスバー係止部610の形状は、図7等に示される形状には限定されない。例えば、第一係止部611は、X軸方向から見て矩形状である必要はなく、三角形または円形等の他の形状でもよい。また、L字状に配置された第二係止部612において、2つの壁部は連続していなくてもよい。つまり、図7において、Z軸方向に平行な壁部と、Y軸方向に平行な壁部とは分離されていてもよい。また、第二係止部612は、「壁」と認識される態様である必要はなく、例えば、回路カバー600設けられた2つの突起であって、角部512の2つの端面512bに対向する2つの突起によって第二係止部612が実現されてもよい。つまり、図7において、角部512のZ軸方向マイナス側、及び、Y軸方向プラス側への移動を規制できれば、第二係止部612として、様々な態様を採用し得る。
また、本実施の形態では、回路カバー600において、第一係止部611に対向する位置に開口部613設けられている。この開口部613は、バスバー係止部610を樹脂成型によって形成するための金型用の孔である。つまり、開口部613は、バスバー係止部610を金型を用いて形成する便宜上で生じる要素であり、バスバー係止部610に必須の要素ではない。
また、本実施の形態において、バスバー係止部620と角部532との構造上の関係は、図7に示す、バスバー係止部610と角部512との構造上の関係と共通する。つまり、バスバー係止部620も、バスバー係止部610と同じく、第一係止部及び第二係止部を有している。
このように、バスバー係止部610及び620を利用して、バスバー510及び530を中間ケース200の側壁部211dに配置した状態で、電気機器500とバスバー510及び530とを接続する。
具体的には、電気機器500は、電気的な接続端子として第一端子部501及び第二端子部502(図9参照)を有する。電気機器500の第一端子部501は、バスバー510の角部512を有する端部に設けられた軸部513と、ナット804によって締結される。このとき、バスバー510の当該端部には、時計回りの回転トルクが付与される。その結果、角部512は、時計回りに変位しようとする。しかしながら、角部512の2つの端面512bには、バスバー係止部610が有する第二係止部612が対向して配置されている(図7参照)。そのため、角部512の時計回りの変位は規制され、その結果、ナット804による締結は適切に実行される。また、バスバー510等の変形も抑制される。なお、角部512と軸部513は、バスバー510の端部に設けられており、互いに近接して配置されていることが好ましい。
また、電気機器500の第二端子部502は、バスバー530の角部532を有する端部に設けられた軸部533と、ナット805によって締結される。このとき、上記の角部512と同じく、角部532は、時計回りに変位しようとするが、バスバー係止部620が有する第二係止部によってその変位は規制される。その結果、ナット805による締結は適切に実行される。また、バスバー530等の変形も抑制される。なお、角部532と軸部533は、バスバー530の端部に設けられており、互いに近接して配置されていることが好ましい。
さらに、バスバー530の他方の端部に設けられた軸部534と、バスバー440とがナット806によって締結される。バスバー440は、蓄電素子300h及び300gと、レーザー溶接等によって接合される。
このような作業が行われることで、中間ケース200の側壁部211d側は、図8及び図9に示す状態となる。その後、中間ケース200は、外装ケース本体110に収容され、外装ケース蓋体120によって外装ケース本体110の開口が塞がれる。このとき、外装ケース蓋体120に配置された外部端子130及び131と、中間ケース200に収容された複数の蓄電素子300が電気的に接続される。具体的には、外装ケース蓋体120を、外装ケース本体110の開口を塞ぐように配置することで、バスバー510の軸部514及びバスバー520の軸部522が、外装ケース蓋体120に設けられた2つの接続用開口部120a(図1参照)から露出する。この状態で、外部端子130に接続されたバスバーと、軸部514とをナットによって締結する。これにより、一端がバスバー係止部610に係止されたバスバー510の他端が固定される。さらに、外部端子131に接続されたバスバーと、軸部522とをナットによって締結する。これにより、一端が第二接続部702と接続されたバスバー520の他端が固定される。その後、2つの接続用開口部120aが開口部カバー120bによって塞がれる。このようにして、蓄電装置10の組み立て(製造)が行われる。
[3.効果等]
以上説明したように、本実施の形態に係る蓄電装置10は、複数の蓄電素子300、及び、複数の蓄電素子300を収容する中間ケース200を備える。蓄電装置10はさらに、中間ケース200の、複数の蓄電素子300それぞれの電極端子302が配置された端子配置面303と対向しない側壁部211dに配置されたバスバー510と、バスバー510の角部512を係止するバスバー係止部610とを備える。バスバー係止部610は、バスバー510の角部512における外側面512aに対向して配置された第一係止部611、及び、バスバー510の角部512において隣接する2つの端面512bに対向して配置された第二係止部612を有する。
この構成によれば、例えば、蓄電装置10の組み立て工程において、端子配置面303が上向きにされた場合など、側壁部211dが鉛直方向に平行に向けられた場合、バスバー係止部610があることで、バスバー510を安定的に仮保持することができる。これにより、例えば精度よく蓄電装置10を組み立てることができる。また、バスバー係止部610は、第一係止部611及び第二係止部612によって形成される、互いに交差する方向に平行な3面でバスバー510の角部512の移動を規制することができる。従って、バスバー係止部610は、バスバー510の角部512の、外向き(X軸方向プラス側)への移動、及び、バスバー510の面と平行な方向(Y軸方向およびZ軸方向)への移動を規制できるため、バスバー510をより安定させた状態で蓄電装置10の組み立てを行うことができる。これにより、蓄電装置10の組み立て(製造)をより精度よく行うことができる。さらに、中間ケース200に複数の蓄電素子300が収容されている状態で中間ケース200の向きを変更する必要がないため、中間ケース200の向きを変更することによるケースの変形等の不具合も生じない。このように、本実施の形態に係る蓄電装置10は、信頼性が向上された蓄電装置である。
なお、本実施の形態では、蓄電装置10には、側壁部211dに配置されたバスバー530の角部532を係止するバスバー係止部620も備えられている。バスバー係止部620は、上記及び以下に記す、バスバー係止部610による効果と同じ効果を奏することができる。また、実施の形態では、バスバー510及び530は、側壁部211dに固定された回路カバー600を介して、側壁部211dに配置されている(例えば図6参照)。
また、本実施の形態に係る蓄電装置10はさらに、バスバー510を導電部材と接続する締結部材(軸部513およびナット804)であって、バスバー510の、角部512を有する端部に配置された締結部材(軸部513およびナット804)を備える。本実施の形態では、バスバー510の端部に設けられた軸部513と、リレー等を有する電気機器500の第一端子部501とが、ナット804によって締結されている。
この構成によれば、バスバー係止部610は、例えば、ナット804を締める際のトルクによる、バスバー510のナット804との供回り(回動)を、効率よく規制することができる。従って、例えば、バスバー510が回動することによる、バスバー510と、第一端子部501との接続部分の不具合等が生じ難い。このことは、蓄電装置10の信頼性の向上に寄与する。
また、本実施の形態に係る蓄電装置10において、第一端子部501を有する他の部材(電気機器500)は、第一端子部501が軸部513およびナット804によってバスバー510と接続されていることで、バスバー510に支持されている。具体的には、第一端子部501を有する電気機器500は、例えば図6及び図7に示すように、バスバー510及び530に支持されている。つまり、電気機器500は、第一端子部501及び第二端子部502の2か所で支持された状態で蓄電装置10に備えられる。そのため、例えば、蓄電装置10に振動が与えられた場合に、電気機器500ががたつくことも考えられる。この点に関し、本実施の形態では、バスバー係止部610及び620によって、バスバー510及び530それぞれの、電気機器500を支持する端部を3つの面で係止することができる。すなわち、バスバー係止部610及び620は、電気機器500を支持している部分の移動(ずれ)を抑制することができ、その結果、電気機器500のがたつきも抑制され、例えばがたつきに起因する電気機器500の不具合の発生が抑制される。また、電気機器500の重量が比較的に大きい場合であっても、バスバー係止部610が間接的にその重量を受けることができるため、例えば、電気機器500の重量に起因するバスバー510及び530の端部のずれまたは変形等が抑制される。
また、本実施の形態において、バスバー510の角部512は、バスバー510の端部から突出して設けられた、当該端部における幅より狭い幅の突出部511に設けられている。具体的には、例えば図6に示すように、突出部511の幅(突出方向(Y軸方向)と直交するZ軸方向の幅)は、バスバー510の軸部513が設けられた端部の幅(Y軸方向の幅)よりも狭い。また、バスバー530についても同様に、突出部531の幅(突出方向(Y軸方向)と直交するZ軸方向の幅)は、バスバー530の軸部533が設けられた端部の幅(Z軸方向の幅)よりも狭い。
つまり、バスバー係止部610に係止される角部512を有する突出部511は、第一端子部501と接続される端部から突出した部分であり、従って、導通に影響しない部分である。そのため、上記のように、突出部511の幅を突出部511以外の部分よりも狭くすることで、蓄電装置10の充放電に実質的な影響を与えず、かつ、例えば軽量化を可能とすることができる。従って、蓄電装置10の信頼性の向上と軽量化との両立を図ることができる。
また、本実施の形態において、蓄電装置10はさらに、側壁部211dに沿って配置された、複数の蓄電素子300を制御する制御回路基板700を備え、バスバー係止部610は、制御回路基板700を覆う回路カバー600の一部である。
この構成によれば、回路カバー600にバスバー係止部610が設けられる。そのため、例えば本実施の形態のように、回路カバー600の外側面に、バスバー510と接続される電気機器500が配置された場合であってもそのバスバー510をバスバー係止部610に係止させることができる。つまり、本来的には、制御回路基板700を保護するための部材である回路カバー600を、バスバー510及びそのバスバー510に接続される電気機器500を支持する部材として利用することができる。これにより、例えば、蓄電装置10の構成を複雑化することなく、蓄電装置10の信頼性を向上させることができる。また、回路カバー600は、PCまたはPP等の絶縁性の樹脂によって形成されるため、バスバー係止部610のサイズ、位置、及び形状についての自由度が高い。従って、例えば、係止すべきバスバーのサイズ、位置、または形状等に応じた、サイズ、位置、または形状等のバスバー係止部610を形成することが容易である。
また、本実施の形態に係る蓄電装置10は、バスバー係止部610及び620とは異なる態様のバスバー係止部630を備えており、バスバー係止部630に着目すると蓄電装置10の構成は以下のように説明される。すなわち、本実施の形態に係る蓄電装置10は、複数の蓄電素子300、及び複数の蓄電素子300を収容する中間ケース200を備える。蓄電装置10はさらに、中間ケース200の、複数の蓄電素子300それぞれの電極端子302が配置された端子配置面303と対向しない側壁部211dに配置されたバスバー520と、側壁部211dに沿って配置された、複数の蓄電素子300を制御する制御回路基板700と、制御回路基板700を覆う回路カバー600とを備える。回路カバー600は、バスバー520の、側壁部211dとは反対側に設けられたバスバー係止部630を有する。
この構成によれば、例えば、中間ケース200の側壁部211dに沿って配置したバスバー520の外側からバスバー係止部630を配置することができる。つまり、図4及び図5に示すように、バスバー520を中間ケース200に配置した後に、回路カバー600を中間ケース200に固定する、という手順でバスバー係止部630を配置することが可能である。そのため、例えば比較的に大きなバスバー係止部630によって、バスバー520の外側への移動を規制することができる。従って、例えば本実施の形態のように、バスバー520が比較的に大きなサイズであっても、バスバー係止部630によってバスバー520を安定して係止することができる。これにより、中間ケース200に対するバスバー520の配置を含む、蓄電装置10の組み立てが精度よく行われ、その結果、蓄電装置10の信頼性が向上される。
(他の実施の形態)
以上、本発明の実施の形態に係る蓄電装置10について説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。つまり、今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではなく、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれる。
例えば、中間ケース200の側壁部211dに配置されるバスバー510、520、及び530の形状及びサイズは、図2〜図6、図8及び図9に示される形状及びサイズである必要はない。バスバー510、520、及び530の形状及びサイズは、例えば、中間ケース200の形状もしくはサイズ、回路カバー600の形状もしくはサイズ、または、電気機器500の形状もしくはサイズに応じて適宜決定されてもよい。同様に、中間ケース200の側壁部211dに配置されるバスバーの数についても特に限定はなく、例えば、電気機器500等の制御用機器の構成または数に応じて適宜決定されてもよい。
また、上記実施の形態では、バスバー係止部610及び620は、回路カバー600の一部であるとしたが、回路カバー600の一部がバスバー係止部であることは必須ではない。バスバー係止部610及び620の位置は、例えば組み立ての容易化のために係止すべきバスバーのサイズ等に応じて適宜決定されてもよい。例えば、バスバー係止部610及び620が、側壁部211dと一体に設けられていてもよい。
また、例えば、制御回路基板700の第二接続部702とバスバー520との接続箇所などの、中間ケース200の側壁部211dの外側に位置する、電気的かつ機械的な接続箇所のそれぞれにおける接続の手法は、軸部およびナットによる締結には限定されない。例えば、かしめ等の塑性接合、溶接、またははんだ付け等が、少なくとも1つの接続箇所における接続手法として採用されてもよい。
また、中間ケース200に収容される複数の蓄電素子300は平積みされている必要はない。例えば、複数の蓄電素子300を、それぞれの長側面301aがX軸方向に向く姿勢でX軸方向に並べられた状態で中間ケース200に収容されていてもよい。また、複数の蓄電素子300の全てが同じ姿勢である必要はなく、複数の蓄電素子300の中に、互いに異なる姿勢の2つの蓄電素子300が含まれていてもよい。
また、バスバー400と、4つの蓄電素子300それぞれの電極端子302とは溶接により接続されるとしたが、バスバー400と電極端子302との接続の手法に特に限定はない。当該接続の手法として、ボルト及びナットによる締結が用いられてもよく、リベットをかしめる等の塑性接合が用いられてもよい。
また、上記実施の形態及びその変形例に含まれる構成要素を任意に組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
本発明は、リチウムイオン二次電池等の蓄電素子を備えた蓄電装置に適用できる。
10 蓄電装置
200 中間ケース
211a、211b、211c、211d 側壁部
211e 底壁部
300、300a、300b、300c、300d、300e、300f、300g、300h 蓄電素子
302 電極端子
303 端子配置面
400、420、430、440、510、520、530、540 バスバー
511、531 突出部
512、532 角部
512a 外側面
512b 端面
600 回路カバー
610、620、630 バスバー係止部
611 第一係止部
612 第二係止部
700 制御回路基板
802、803、804、805、806 ナット

Claims (5)

  1. 複数の蓄電素子、及び、前記複数の蓄電素子を収容するケースを備える蓄電装置であって、
    前記ケースの、前記複数の蓄電素子それぞれの電極端子が配置された端子配置面と対向しない側壁部に配置されたバスバーと、
    前記バスバーの角部における外側面に対向して配置された第一係止部、及び、前記角部において隣接する2つの端面に対向して配置された第二係止部を有するバスバー係止部と、
    を備える蓄電装置。
  2. さらに、前記バスバーを導電部材と接続する締結部材であって、前記バスバーの、前記角部を有する端部に配置された締結部材を備える、
    請求項1記載の蓄電装置。
  3. 前記角部は、前記バスバーの前記端部において突出状に設けられた、前記端部における幅より狭い幅の突出部に設けられている、
    請求項2記載の蓄電装置。
  4. さらに、前記側壁部に沿って配置された、前記複数の蓄電素子を制御する制御装置を備え、
    前記バスバー係止部は、前記制御装置を覆うカバーの一部である、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の蓄電装置。
  5. 複数の蓄電素子、及び前記複数の蓄電素子を収容するケースを備える蓄電装置であって、
    前記ケースの、前記複数の蓄電素子それぞれの電極端子が配置された端子配置面と対向しない側壁部に配置されたバスバーと、
    前記側壁部に沿って配置された、前記複数の蓄電素子を制御する制御装置と、
    前記制御装置を覆うカバーとを備え、
    前記カバーは、前記バスバーの、前記側壁部とは反対側に設けられたバスバー係止部を有する、
    蓄電装置。
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