JP2020138690A - バックドア - Google Patents

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JP2020138690A
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明博 高橋
Akihiro Takahashi
明博 高橋
渡 徳原
Wataru Tokuhara
渡 徳原
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Abstract

【課題】インナパネルとアウタパネルとを接合しても、アウタパネルの変形を抑制することができるバックドアを提供する。【解決手段】バックドア1は、インナパネル4と、インナパネル4の線膨張係数K1と異なる線膨張係数K2とを有し開口部5aが設けられたアウタパネル5とを備え、インナパネル4とアウタパネル5との間に設けられ開口部5aの周りを囲む環状防水部材6を有し、環状防水部材6は、開口部5aに対して重力方向の下側部分が接着剤6aで構成され、上側部分が接着剤およびスポンジからなるスポンジシール部材6bで構成され、アウタパネル5が、環状防水部材6により囲まれた領域内であって、開口部5aよりも下側に位置する排水口5bを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、インナパネルとアウタパネルとを有するバックドアに関する。
この種のバックドアとして、インナパネルとアウタパネルとが接着剤で接合される際、アウタパネルの接着剤で接合される部分に対応する位置にレリーフを設けて接着するものが開示されている(特許文献1参照)。
特開2017−185834号公報
しかしながら、特許文献1に記載のバックドアにおいて、レリーフを設けないような平坦なアウタパネルの箇所で接着を行うと、接着箇所が円環状であるため、インナパネルとアウタパネルの線膨張係数が異なっている場合、アウタパネルが変形してしまうおそれがあるという問題がある。なお、バックドアにランプやドアオープナーなどの部品を配置するために開口部を形成する場合、アウタパネルの開口部から雨水や洗車時の水が浸入することを防ぐ必要があり、開口部を囲む環状の防水部材を設ける必要がある。開口部を囲む環状の防水部材を設けるとアウタパネルの変形が起き易いという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、インナパネルとの膨張係数の相異によるアウタパネルの変形を抑制することができるバックドアを提供することを課題とする。
本発明に係るバックドアは、インナパネルと、該インナパネルの膨張係数と異なる膨張係数を有し開口部が設けられたアウタパネルとを備えたバックドアにおいて、前記インナパネルと前記アウタパネルとの間に設けられ前記開口部の周りを囲む環状防水部材を有し、該環状防水部材は、前記開口部に対して重力方向の下側部分が接着剤で構成され、上側部分が接着剤およびスポンジからなるスポンジシール部材で構成され、前記アウタパネルが、前記環状防水部材により囲まれた領域内であって、前記開口部よりも下側に位置する排水口を有することを特徴とする。
本発明に係るバックドアは、インナパネルとアウタパネルとの間に設けられた環状防水部材の開口部に対する重力方向の下側部分が、接着剤により接合されるので、インナパネルとアウタパネルとが固く接合される。一方、環状防水部材の開口部に対する上側部分が接着剤およびスポンジからなるスポンジシール部材で接合されているので、インナパネルとアウタパネルが異なる膨張係数を有し、異なる膨張係数に起因して生ずる力がアウタパネルを変形させる方向に作用しても、その力の作用は、スポンジシール部材で緩衝され、アウタパネルの変形が抑制される。また、アウタパネルが、環状防水部材により囲まれた領域内であって、開口部よりも下側に位置する排水口を有しているので、雨水や洗車時の水が開口部からインナパネルとアウタパネルとの間に浸入しても排水口から排水され、内部に水が溜まることが防止される。また、環状防水部材により開口部の周りが囲まれているので、水が開口部からインナパネルとアウタパネルとの間に浸入しても、バックドアから車室内に浸入することが防止される。
本発明によれば、インナパネルとの膨張係数の相異によるアウタパネルの変形を抑制することができるバックドアを提供することができる。
本発明の実施形態に係るバックドアの外観図。 本発明の実施形態に係るバックドアの部分断面図。 従来のバックドアの外観図。
本発明に係るバックドアを適用した実施形態に係るバックドア1について図面を参照して説明する。
バックドア1は、図示しない自動車の後部に開閉自在に設けられているドアであり、図1および図2に示すように、スポイラー2と、リヤウインドウ3と、インナパネル4と、アウタパネル5と、環状防水部材6と、ライセンスランプ7とを有している。バックドア1は、通常の状態では閉じており、荷物の出し入れなどで自動車の後部を開放させる必要があるときに開けることができるようになっている。バックドア1は、ドア上部が自動車の車体にヒンジによって支持されており、通常の状態では図1に示すように重力方向に沿って上下に亘るように配置され、バックドア1の下部を上に持ち上げることにより自動車の後部を開放するようになっている。
スポイラー2は、自動車の走行中に発生する揚力を低減する機能を有し、バックドア1の上部に設けられている。リヤウインドウ3は、自動車の後部ガラス窓であり、スポイラー2の下部にスポイラー2に隣接して設けられている。
インナパネル4は、図2に示すように、バックドア1の車室内側に設けられており、合成樹脂を射出成形することにより形成されている。合成樹脂としては、例えば、ガラス繊維やカーボン繊維で強化されたポリプロピレン樹脂(PP)などの熱可塑性樹脂や、不飽和ポリエステル樹脂(UP)などの熱硬化樹脂が挙げられる。
熱可塑性樹脂として、例えば、日本ポリプロ株式会社製のガラス繊維強化ポリプロピレン樹脂が挙げられる。インナパネル4は、膨張係数としての線膨張係数(/K)K1を有している。インナパネル4には、ライセンスランプ7を取り付ける取付部4aが形成されている。
アウタパネル5は、インナパネル4と所定の隙間を開けて対向し、インナパネル4の外側に設けられており、合成樹脂を射出成形することにより形成されている。合成樹脂としては、例えば、ポリプロピレン樹脂(PP)やポリカーボネイト樹脂(PC)などの熱可塑性樹脂が挙げられる。具体的には、日本ポリプロ株式会社製のポリプロピレン樹脂が挙げられる。アウタパネル5は、インナパネル4の線膨張係数K1と異なる線膨張係数K2を有している。
アウタパネル5には、ライセンスランプ7から照射される光を透過する開口部5aが設けられている。また、アウタパネル5には、環状防水部材6により囲まれた領域内であって、開口部5aよりも下側に排水口5bが設けられている。排水口5bは、開口部5aからインナパネル4とアウタパネル5との間の隙間に浸入する雨水や洗車時の水を排水する機能を有している。また、アウタパネル5には、美的効果を有する意匠面5cが形成されている。
環状防水部材6は、開口部5aの周りを連続して囲む環状の部材からなり、インナパネル4とアウタパネル5との間に設けられている。環状防水部材6は、開口部5aから浸入した雨水や洗車時の水が、インナパネル4とアウタパネル5との間の隙間を通って車室内に浸入するのを防止する機能を有している。
環状防水部材6は、図1に示すように、アウタパネル5の開口部5aに対して重力方向の下側部分が接着剤6aで構成され、上側部分が接着剤およびスポンジからなるスポンジシール部材6bで構成されている。接着剤6aとしては、例えば、ウレタン接着剤やアクリル接着剤が挙げられる。具体的には、横浜ゴム株式会社製のウレタン接着剤が挙げられる。スポンジとしては、例えば、ゴム系のフォーム材が挙げられる。具体的には、日東電工株式会社製の発泡シール材が挙げられる。
ライセンスランプ7は、アウタパネル5に取り付けられている図示しない自動車登録番号標、いわゆるナンバープレートに向けて、アウタパネル5の開口部5aから光を照射するように構成されている。
次いで、環状防水部材6をインナパネル4およびアウタパネル5の間に形成する形成方法について図面を参照して簡単に説明する。
まず、図1の破線の楕円で示す開口部5aに対して上側の細い破線部分、即ち意匠面5cに対向する位置のインナパネル4の表面にスポンジシール部材6bを、接着剤としての両面テープで貼り付ける。
次いで、図1の破線の楕円で示す開口部5aに対して下側の太い破線部分に対向するインナパネル4の表面に接着剤6aを塗布する。次いで、アウタパネル5をインナパネル4に向けて圧接し、インナパネル4に塗布した接着剤6aが所定の厚みになるように、治具を使用して、アウタパネル5およびインナパネル4を固定する。なお、本実施例では、インナパネル4の表面にのみ接着剤6aを塗布する場合について説明したが、これに加えて、図1の破線の楕円で示す開口部5aに対して下側の太い破線部分のアウタパネル5の内側面に接着剤6aを塗布してもよい。
次いで、接着剤6a部分を加熱し、接着剤6aを硬化させる。硬化後に装着した治具を取り外して、環状防水部材6のインナパネル4およびアウタパネル5の間への形成が終了する。
次いで、本実施形態に係るバックドア1の効果について図面を参照して説明する。
本実施形態に係るバックドア1は、インナパネル4と、インナパネル4の線膨張係数K1と異なる線膨張係数K2を有し開口部5aが設けられたアウタパネル5とを備え、インナパネル4とアウタパネル5との間に設けられ開口部5aの周りを囲む環状防水部材6を有している。
環状防水部材6は、開口部5aに対して重力方向の下側部分が接着剤6aで構成され、上側部分が接着剤およびスポンジからなるスポンジシール部材6bで構成され、アウタパネル5が、環状防水部材6により囲まれた領域内であって、開口部5aよりも下側に位置する排水口5bを有している。
この構成により、インナパネル4とアウタパネル5との間に設けられた環状防水部材6の開口部5aに対する下側部分が、接着剤6aにより接合されるので、インナパネル4とアウタパネル5とが固く接合されるという効果が得られる。
一方、環状防水部材6の開口部5aに対する上側部分が接着剤およびスポンジからなるスポンジシール部材6bで接合されるので、インナパネル4とアウタパネル5がそれぞれ異なる線膨張係数K1、K2を有し、インナパネル4との線膨張係数の相異によりアウタパネル5を変形させる力がアウタパネル5に作用しても、その変形させる力の作用は、スポンジシール部材6で緩衝され、アウタパネル5の変形が抑制されるという効果が得られる。
また、アウタパネル5が、環状防水部材6により囲まれた領域内であって、開口部5aよりも下側に位置する排水口5bを有しているので、雨水や洗車時の水が開口部5aからインナパネル4とアウタパネル5との間に浸入しても、排水口5bから排水されるので、内部に水が溜まることが防止されるという効果が得られる。
また、環状防水部材6により開口部5aの周りが囲まれているので、水が開口部5aからインナパネル4とアウタパネル5との間に浸入しても、バックドア1から車室内に浸入することが防止されるという効果が得られる。
本実施形態に係るバックドア1は、従来のバックドアにおける問題を解消することができるという効果が得られる。即ち、従来のバックドアは、アウタパネルにレリーフを設けるため、アウタパネルの意匠は、レリーフを含んだものであり、その位置も接着剤の塗布位置に合わせる必要があり、意匠面で制約を受けるという問題がある。即ち、レリーフを含まない平滑な意匠にすることは困難であり、また、意図しないところにレリーフを設けなければならない場合があるという問題があった。
また、従来のバックドアは、インナパネルにガラス繊維強化ポリプロピレン樹脂が用いられ、アウタパネルにポリプロピレン樹脂が用いられており、図3の太破線で示すように、環状に塗布した接着剤で強固に接合した構造となっている。この構造においては、車両が日中の炎天下に晒されて高温になると、アウタパネルとインナパネルとの線膨張係数の差により、接着部に高い応力が生ずる。この応力により、アウタパネルに永久変形が生じて、外観を損なってしまうという問題があった。
一方、バックドアにライセンスランプ、バックカメラやドアオープナーなどの部品が装着された場合、これらの部品を組み付けるために、アウタパネルに開口部を開ける必要がある。この開口部から、雨水や洗車時の水が内部に浸入し、車室内に浸入するおそれがある。この浸水を防止するために、アウタパネルの開口部を囲む形で、図3の太破線で示す部分に接着剤を塗布している。
この接着剤は、インナパネルとアウタパネルとを固着させるとともに、インナパネルとアウタパネルとの間をシールするシール剤としても使われている。なお、開口部から浸入した水は、接着剤で囲まれた領域内で、開口部よりも下側の位置に設けられた排水口から排出される。このように、開口部の周りを接着剤で囲む必要があり、従来のバックドアでは、接着剤が、インナパネルとアウタパネルとの接合と、防水の機能を有していた。したがって、アウタパネルに永久変形が生じ易くなっていた。
本実施形態に係るバックドア1は、このような従来のバックドアにおける問題を解消することができるという効果が得られる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。
1・・・バックドア、2・・・スポイラー、3・・・リヤウインドウ、4・・・インナパネル、4a・・・取付部、5・・・アウタパネル、5a・・・開口部、5b・・・排水口、5c・・・意匠面、6・・・環状防水部材、6a・・・接着剤、6b・・・スポンジシール部材、7・・・ライセンスランプ

Claims (1)

  1. インナパネルと、該インナパネルの膨張係数と異なる膨張係数を有し開口部が設けられたアウタパネルとを備えたバックドアにおいて、
    前記インナパネルと前記アウタパネルとの間に設けられ前記開口部の周りを囲む環状防水部材を有し、
    該環状防水部材は、前記開口部に対して重力方向の下側部分が接着剤で構成され、上側部分が接着剤およびスポンジからなるスポンジシール部材で構成され、
    前記アウタパネルが、前記環状防水部材により囲まれた領域内であって、前記開口部よりも下側に位置する排水口を有することを特徴とするバックドア。
JP2019037524A 2019-03-01 2019-03-01 バックドア Pending JP2020138690A (ja)

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