JP2020138592A - 動力伝達軸に用いられる管体及び動力伝達軸 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コスト化及び軽量化を図れるとともに、軸線方向に所定の荷重が入力したときに確実に破損する動力伝達軸を提供する。【解決手段】回転することで動力を伝達する繊維強化プラスチック製の動力伝達軸1に用いられる管体1である。管体2は、軸線O1を中心とする筒状の本体部10と、本体部10の端部に連続し、スタブシャフト4(連結部材)が接合される第二接続部30と、を備えている。本体部10には、軸線O1方向に入力された荷重が所定値を超えると破損する脆弱部50が形成されている。脆弱部50の外周面15には線状の破断部51が形成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、動力伝達軸に用いられる管体及び動力伝達軸に関する。
車両に搭載される動力伝達軸(プロペラシャフト)は、車両の前後方向に延在しており、原動機で発生して変速機で減速された動力を終減速装置に伝達している。このような動力伝達軸としては、繊維強化プラスチックで形成されたものがある。
繊維強化プラスチック製の筒状の動力伝達軸としては、本体部と、本体部よりも拡径された接続部と、本体部と接続部との間に形成された傾斜部と、を備え、接続部に自在継手のシャフト部が嵌め込まれているものがある(例えば、特許文献1参照)。
前記した動力伝達軸では、車両が前方から衝突され、動力伝達軸に所定値を超える衝突荷重が入力したときに、接続部に対してシャフト部がスライドして傾斜部の内面に接触することで、傾斜部が破損する。これにより、車体の前部に搭載されたエンジンや変速機が速やかに後退し、衝突エネルギーが車体の前部により吸収される。
また、動力伝達軸の他の構成としては、接続部の周壁部を多層に形成し、動力伝達軸に所定値を超えた衝突荷重が入力したときに、シャフト部とともに接続部の内層部が剥離して、シャフト部が後退するものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開平9−175202号公報 特開平7−208445号公報
前記した従来の動力伝達軸において、所定値を超える衝突荷重が入力した場合のみに接続部に対してシャフト部がスライドする構成では、接続部とシャフト部との接合力を精度良く設定する必要がある。そのためには、接続部及びシャフト部の寸法を高精度に成形する必要があるとともに、接続部が大径になるため、製造コスト及び重量が増加するという問題がある。
また、前記した従来の動力伝達軸において、衝突時にシャフト部とともに接続部の内周部が剥離する構成では、接続部の周壁部を多層に形成するため、製造コストが増加するという問題がある。
本発明は、前記した問題を解決し、低コスト化及び軽量化を図れるとともに、軸線方向に所定の荷重が入力したときに確実に破損する動力伝達軸を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、第一の発明は、回転することで動力を伝達する繊維強化プラスチック製の動力伝達軸に用いられる管体であって、軸線を中心とする筒状の本体部と、前記本体部の端部に連続し、連結部材が接合される接続部と、を備えている。前記本体部には、軸線方向に入力された荷重が所定値を超えると破損する脆弱部が形成されており、前記脆弱部の外周面には、線状の破断部が形成されている。
前記課題を解決するため、第二の発明は、動力伝達軸であって、前記した動力伝達軸に用いられる管体と、前記接続部に接合された前記連結部材と、を備えている。
本発明の動力伝達軸に用いられる管体を備えている動力伝達軸では、軸線方向に荷重が入力され、その荷重が所定値を超えると、脆弱部が破損して、本体部の一部が押し潰される。
この構成では、接続部と連結部材との接合力を精度良く設定する必要がなくなり、接続部の成形が容易になるとともに、脆弱部の外周面に線状の破断部を加工し易い。また、本体部を大きくしたり、本体部に他の部材を設けたりすることなく、脆弱部を形成できる。
したがって、本発明の動力伝達軸では、低コスト化及び軽量化を図れる。また、本発明の動力伝達軸では、線状の破断部の形状を調整することで、脆弱部が破損する荷重値を設定できる。
第一実施形態の動力伝達軸を示した側面図である。 第一実施形態の動力伝達軸の脆弱部を示した側面図である。 第一実施形態の動力伝達軸において、脆弱部が破損した状態を示した側面図である。 第二実施形態の動力伝達軸の脆弱部を示した側面図である。 第三実施形態の動力伝達軸の脆弱部を示した側面図である。 第四実施形態の動力伝達軸を示した側面図である。
続いて、各実施形態の管体及び動力伝達軸について図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態では、本発明の動力伝達軸を、FF(Front−engine Front−drive)ベースの四輪駆動車に搭載されるプロペラシャフトに適用した例を挙げる。また、各実施形態で共通する技術的要素には、共通の符号を付し、説明を省略する。
[第一実施形態]
図1に示すように、第一実施形態の動力伝達軸1は、車両の前後方向に延在する略円筒状の管体2(パイプ)を備えている。また、動力伝達軸1は、管体2の前端に接合されたカルダンジョイントのスタブヨーク3と、管体2の後端に接合された等速ジョイントのスタブシャフト4(特許請求の範囲における「連結部材」)と、を備えている。
動力伝達軸1は、スタブヨーク3を介して車体の前部に搭載された変速機に連結するとともに、スタブシャフト4を介して車体の後部に搭載された終減速装置と連結している。
そして、変速機から動力伝達軸1に動力(トルク)が伝達すると、動力伝達軸1が軸線O1回りに回転して、終減速装置に動力が伝達される。
管体2は、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製に形成されている。なお、本発明において繊維強化プラスチックに使用される強化繊維は、炭素繊維に限られず、ガラス繊維やアラミド繊維であってもよい。
管体2の製造方法は、図示しないマンドレルに連続炭素繊維を巻き付けて成形体を形成し、その後、成形体の外周にプリプレグ(炭素繊維に樹脂を含浸させたシート)を巻き付けている。よって、動力伝達軸1は、フィラメントワインディング法とシートワインディング法との二つの工法を取り入れられて製造されている。
ここで、フィラメントワインディング法によって製造される成形体は、繊維(炭素繊維)の連続性が保たれるため機械的強度(特にねじり強度)が高い。
また、シートワインディング法によれば、炭素繊維をマンドレルの軸線方向に延在するように配置することができ、軸線O1方向に高弾性化した成形体を製造できる。
つまり、上記した製造方法によれば、管体102の内部で、軸O1回りに巻回された繊維からなる繊維層と、軸線O1方向に延在する繊維からなる繊維層と、が積層しており、機械的強度が高く、かつ、軸線O1方向に高弾性化した管体2を製造できる。
なお、周方向に配向する繊維としてPAN系(Polyacrylonitrile)繊維が好ましく、軸線O1方向に配向する繊維としてピッチ繊維が好ましい。
なお、本発明の管体2は、上記した製造方法に限定されない。管体2の製造方法としては、マンドレルにプリプレグを巻き付けて成形体を形成し、その成形体の外周に連続炭素繊維を巻き付けてもよい。又は、管体2の製造方法としては、単一の製造方法(フィラメントワインディング法又はシートワインディング法)を用いてもよい。
管体2は、軸線O1を中心軸とする筒状の本体部10と、本体部10の前側に配置された第一接続部20と、本体部10の後側に配置された第二接続部30と、を備えている。また、動力伝達軸1は、本体部10に脆弱部50が形成されている。
軸線O1を法線とする平面で本体部10を切った場合には、本体部10の外周面15の断面形状は円形状となっている。
また、本体部10の外径は、中央部から両端部に向うに連れて縮径しており、中央部の外径は、両端部の外径よりも大きい。
つまり、軸線O1に沿って本体部10を切った場合には、本体部10の外周面15の断面形状は、緩やかな曲線を描き、外側に向けて突出する円弧状となっている。よって、本体部10の外形は、中央部が径方向外側に膨らんだ樽形状(バレル形状)となっている。
なお、第一実施形態の管体2では、軸線O1に沿って本体部10を切った場合に、本体部10の外周面15の断面形状は円弧状となっているが、本発明においては、本体部10の外周面15の断面形状を階段状に形成してもよい。
また、軸線O1に沿って本体部10を切った場合に、本体部10の外周面15の断面形状が中央部から両端部に向かうに連れて中心側に向かうように直線状に傾斜させてもよい。
第一接続部20内には、スタブヨーク3のシャフト部(図示せず)が嵌め込まれている。第一接続部20の内周面は、スタブヨーク3のシャフト部の多角形状の外周面に倣った多角形状を呈している。このように、管体2とスタブヨーク3とが互いに相対回転しないように構成されている。
第二接続部30内には、スタブシャフト4のシャフト部5が嵌め込まれている。第二接続部30の内周面は、スタブシャフト4のシャフト部5の多角形状の外周面に倣った多角形状を呈している。このように、管体2とスタブシャフト4とが互いに相対回転しないように構成されている。
本体部10と第二接続部30との間には、円筒状の傾斜部40が形成されている。傾斜部40の外径は、本体部10から第二接続部30に向かうに連れて次第に縮径し、円錐台形状となっている。
傾斜部40の板厚は、第二接続部30側(後側)の端部(後端部、一端部)から本体部10側(前側)の端部(前端部、他端部)に向かうに連れて漸次薄くなっている。このため、傾斜部40のうち前端部の板厚が最も薄くなっており、傾斜部40の前端部が脆弱部を構成している。脆弱部は、傾斜部40のせん断強度が最も低下している部位である。
なお、管体2では、傾斜部40全体の板厚が変化しているが、傾斜部40の一部区間において板厚を変化させてもよい。
また、傾斜部40の板厚を、本体部10側(前側)の端部(前端部、他端部)から第二接続部30側(後側)の端部(後端部、一端部)に向かうに連れて漸次薄くして、傾斜部40の後端部に脆弱部を設けてもよい。
本体部10の後部12には、図2に示すように、脆弱部50が形成されている。
第一実施形態の脆弱部50には、本体部10の外周面15を切り込んだ線状の破断部51が形成されている。破断部51は、本体部10の軸線O1方向(前後方向)に直線状に延びている切り込み線である。
また、線状の破断部51は、本体部10の周壁部を貫通しておらず、各破断部51から本体部10内に水や埃が入り込まないように構成されている。
第一実施形態の脆弱部50には、破断部51が外周面15の周方向に間隔を空けて複数形成されている。
このように、本体部10に複数の破断部51を形成することで、本体部10の他の部位よりも強度が低下した脆弱部50が形成されている。
なお、本発明においては、破断部51の数は限定されるものではなく、例えば、脆弱部50の外周面15に一本の破断部51のみを形成してもよい。
また、線状の破断部51の長さや太さは限定されるものではない。また、線状の破断部51を軸線O1方向に対して湾曲や屈曲させてもよい。さらに、複数の破断部51を軸線O1方向に並べてもよい。
以上のような第一実施形態の管体2を備えている動力伝達軸1では、車両が前方から衝突され、動力伝達軸1に対して軸線O1方向に入力された衝突荷重が所定値を超えると、図3に示すように、各破断部51が周方向に切り開かれて破損する。これにより、本体部10の脆弱部50(後部12)が径方向に膨らんで押し潰される。よって、車両衝突時に動力伝達軸1が破損することで、車体の前部に搭載されたエンジンや変速機は速やかに後退し、衝突エネルギーは車体の前部により吸収される。
以上、第一実施形態の管体2及び動力伝達軸1では、図2に示すように、第二接続部30とスタブシャフト3との接合力を精度良く設定する必要がなくなり、第二接続部30の成形が容易になるとともに、脆弱部50の外周面15に線状の破断部51を加工し易い。また、本体部10を大きくしたり、本体部10に他の部材を設けたりすることなく、脆弱部50を形成できる。
したがって、第一実施形態の管体2及び動力伝達軸1では、低コスト化及び軽量化を図れる。また、第一実施形態の管体2及び動力伝達軸1では、線状の破断部51の形状を調整することで、脆弱部50が破損する荷重値を設定できる。
また、管体2及び動力伝達軸1では、図1に示すように、曲げ応力が集中し易い本体部10の中央部の外径が大径に形成されているため、所定の曲げ強度を有している。
また、管体2及び動力伝達軸1は、繊維強化プラスチックにより形成されているため、設計の自由が高く、更なる低コスト化を図れる。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態に係る管体102を備えている動力伝達軸101について説明する。
第二実施形態の動力伝達軸101は、図4に示すように、管体102と、管体102の前端に接合されたスタブヨーク3(図1参照)と、管体102の後端に接合されたスタブシャフト4と、を備えている。
第二実施形態の管体102は、本体部10と、本体部10の前側に配置された第一接続部20(図1参照)と、本体部10の後側に配置された第二接続部30と、を備えている。また、本体部10には脆弱部150が形成されている。
第二実施形態の脆弱部150に形成された線状の破断部151は、本体部10の外周面15を窪ませた溝である。破断部151は、本体部10の軸線O1方向(前後方向)に直線状に延びている。
なお、第二実施形態の破断部151を、軸線O1を法線とする平面で切った場合には、破断部151の断面形状は四角形となっているが、本発明において、破断部151の断面形状は限定されるものではなく、例えば、半円形状や三角形状に形成してもよい。
第二実施形態の脆弱部150には、複数の破断部151が外周面15の周方向に間隔を空けて形成されている。
なお、第一実施形態の動力伝達軸1(図2参照)と同様に、第二実施形態の破断部151の数、長さ、太さ、形状及び配置は限定されるものではない。
以上のような第二実施形態の管体102を用いた動力伝達軸101では、車両が前方から衝突され、軸線O1方向に入力された衝突荷重が所定値を超えると、各破断部151が周方向に開いて破損し、本体部10の脆弱部150が押し潰される。よって、車両衝突時に動力伝達軸101が破損することで、車体の前部に搭載されたエンジンや変速機は速やかに後退し、衝突エネルギーは車体の前部により吸収される。
以上、第二実施形態の管体102及び動力伝達軸101では、第一実施形態の動力伝達軸1(図2参照)と同様に、第二接続部30及び本体部10の成形が容易になるとともに、脆弱部150の外周面15に線状の破断部151を形成している。したがって、第二実施形態の管体102及び動力伝達軸101では、低コスト化及び軽量化を図れる。また、第二実施形態の管体102及び動力伝達軸101では、線状の破断部151の形状を調整することで、脆弱部150が破損する荷重値を設定できる。
[第三実施形態]
次に、本発明の第三実施形態に係る管体202を備えている動力伝達軸201について説明する。
第三実施形態の動力伝達軸201は、図5に示すように、管体202と、管体202の前端に接合されたスタブヨーク3(図1参照)と、管体202の後端に接合されたスタブシャフト4と、を備えている。
第三実施形態の管体202は、本体部10と、本体部10の前側に配置された第一接続部20(図1参照)と、本体部10の後側に配置された第二接続部30と、を備えている。また、本体部10には脆弱部250が形成されている。
第三実施形態の脆弱部250に形成された線状の破断部251は、本体部10の周方向に螺旋状に形成した切り込み線である。第三実施形態の破断部251は、軸線O1を中心軸として螺旋状に回転している。
なお、第三実施形態の破断部251は、連続した一本の螺旋状の線であるが、本発明においては、破断部251を一定の間隔で隙間を空けた破線によって形成してもよい。また、破断部251を螺旋状の溝によって形成してもよい。
以上のような第三実施形態の管体202を備えている動力伝達軸201では、車両が前方から衝突され、軸線O1方向に入力された衝突荷重が所定値を超えると、破断部251が切り開かれて破損し、本体部10の脆弱部250が押し潰される。よって、車両衝突時に動力伝達軸201が破損することで、車体の前部に搭載されたエンジンや変速機は速やかに後退し、衝突エネルギーは車体の前部により吸収される。
以上、第三実施形態の管体202及び動力伝達軸201では、第一実施形態の動力伝達軸1(図2参照)と同様に、第二接続部30及び本体部10の成形が容易になるとともに、脆弱部250の外周面15に線状の破断部251を形成している。したがって、第三実施形態の管体202及び動力伝達軸201では、低コスト化及び軽量化を図れる。
また、第三実施形態の管体202及び動力伝達軸201では、脆弱部250の形状を調整することで、脆弱部250が破損する荷重値を設定できる。なお、螺旋状の破断部251の回転方向は限定されるものではない。
[第四実施形態]
次に、本発明の第四実施形態に係る管体302を備えている動力伝達軸301について説明する。
第四実施形態の動力伝達軸301は、図6に示すように、管体302と、管体302の前端に接合されたスタブヨーク3(図1参照)と、管体302の後端に接合されたスタブシャフト4と、を備えている。
第三実施形態の管体302は、本体部310と、本体部310の前側に配置された第一接続部20と、本体部310の後側に配置された第二接続部30と、を備えている。また、本体部310には脆弱部350が形成されている。
第四実施形態の本体部310の外径は、前端部から後端部まで均一である。つまり、第四実施形態の本体部310の外形は、ストレートな円筒体となっている。
なお、第四実施形態の本体部310の外径は、前端部から後端部まで均一であるが、本発明においては、本体部310の外径を中央部から一端部に向かうに連れて縮径するとともに、中央部から他端部まで均一に形成してもよい。
第四実施形態の脆弱部350に形成された線状の破断部351は、本体部310の後部312の外周面315を切り込んだ切り込み線である。第四実施形態では、複数の破断部351が脆弱部350の外周面315の周方向に間隔を空けて形成されている。
なお、第一実施形態の動力伝達軸1(図2参照)と同様に、第四実施形態の破断部351の数、長さ、太さ、形状及び配置は限定されるものではない。
以上のような第四実施形態の管体302を備えている動力伝達軸301では、車両が前方から衝突され、軸線O1方向に入力された衝突荷重が所定値を超えると、各破断部351が周方向に開いて破損し、本体部310の脆弱部350が押し潰される。よって、車両衝突時に動力伝達軸301が破損することで、車体の前部に搭載されたエンジンや変速機は速やかに後退し、衝突エネルギーは車体の前部により吸収される。
以上、第四実施形態の管体302及び動力伝達軸301では、第一実施形態の動力伝達軸1(図2参照)と同様に、第二接続部30及び本体部310の成形が容易になるとともに、脆弱部350の外周面315に線状の破断部351を形成している。したがって、第四実施形態の管体302及び動力伝達軸301では、低コスト化及び軽量化を図れる。また、第四実施形態の管体302及び動力伝達軸301では、線状の破断部351の形状を調整することで、脆弱部350が破損する荷重値を設定できる。
以上、各実施形態について説明したが、本発明は各実施形態で説明した例に限定されない。
例えば、各実施形態の動力伝達軸では、本体部の後部に脆弱部を形成しているが、本体部の前部又は中間部に脆弱部を形成してもよい。
1,101,201,301 動力伝達軸
2,102,202,302 管体
3 スタブヨーク
4 スタブシャフト
10,310 本体部
12,312 後部
15,315 外周面
20 第一接続部
30 第二接続部
40 傾斜部
50,150,250,350 脆弱部
51,151,251,351 破断部
O1 軸線
前記課題を解決するため、第一の発明は、回転することで動力を伝達する繊維強化プラスチック製の動力伝達軸に用いられる管体であって、軸線を中心とする筒状の本体部と、前記本体部の端部に連続し、連結部材が接合される接続部と、前記本体部と前記接続部との間に形成され、前記本体部から前記接続部に向かうに連れて縮径する傾斜部と、を備えている。前記本体部の前記傾斜部側の端部の外周面には、軸線方向に入力された荷重が所定値を超えると破損する線状の破断部が形成されている。
以上、各実施形態について説明したが、本発明は各実施形態で説明した例に限定されない。
例えば、各実施形態の動力伝達軸では、本体部の後部に脆弱部を形成しているが、本発明の参考例としては、本体部の前部又は中間部に脆弱部を形成してもよい。

Claims (8)

  1. 回転することで動力を伝達する繊維強化プラスチック製の動力伝達軸に用いられる管体であって、
    軸線を中心とする筒状の本体部と、
    前記本体部の端部に連続し、連結部材が接合される接続部と、を備え、
    前記本体部には、軸線方向に入力された荷重が所定値を超えると破損する脆弱部が形成されており、
    前記脆弱部の外周面には、線状の破断部が形成されていることを特徴とする動力伝達軸に用いられる管体。
  2. 前記繊維強化プラスチックは、炭素繊維強化プラスチックであることを特徴とする請求項1に記載の動力伝達軸に用いられる管体。
  3. 前記破断部は、前記本体部の軸方向に延びている切り込み線又は溝であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の動力伝達軸に用いられる管体。
  4. 前記破断部は、前記本体部の周方向に間隔を空けて複数形成されていることを特徴とする請求項3に記載の動力伝達軸に用いられる管体。
  5. 前記破断部は、前記本体部の周方向に螺旋状に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の動力伝達軸。
  6. 前記本体部の外径は、中央部から両端部に向かうに連れて縮径されており、
    前記本体部の外周面は、前記両端部の一端部から他端部にかけて前記軸線方向に円弧状に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の動力伝達軸に用いられる管体。
  7. 前記本体部の外径が一端部から他端部まで均一であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の動力伝達軸に用いられる管体。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の動力伝達軸に用いられる管体と、
    前記接続部に接合された前記連結部材と、を備えていることを特徴とする動力伝達軸。
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