JP2020138167A - 塗工装置、塗工方法、リチウムイオン二次電池用電極の製造方法、及びドクターブレード - Google Patents

塗工装置、塗工方法、リチウムイオン二次電池用電極の製造方法、及びドクターブレード Download PDF

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Abstract

【課題】適切な塗工量で安定して塗工することが可能な塗工装置を提供する。【解決手段】塗工装置は、グラビアロール12と、グラビアロール12に、一方の面21の先端部が押し当たるように配置されるプラスチックブレード20とを備える。プラスチックブレード20の一方の面21は、先端部がその基端側の面23に対して鈍角で接続する傾斜面25であり、傾斜面25の傾斜長さS1が0.05mm以上0.45mm以下である。【選択図】図2

Description

本発明は、塗工装置、塗工方法、ドクターブレード及び塗工装置を用いたリチウムイオン二次電池用電極の製造方法に関する。
従来、チャンバ内部に充填された塗工液に接触させながらグラビアロールを回転させることにより、グラビアロールの外周面に塗工液を付着させ、その付着させた塗工液を被塗工材に転写するグラビア塗工装置が知られている。グラビア塗工装置は、従来、様々な分野で使用されており、例えば、金属箔に電極材料を塗工するためなどに使用されている。
グラビア塗工装置では、一般的にグラビアロールに付着された塗工液を掻き取るドクターブレードが設けられる。ドクターブレードとしてはポリプロピレンなどのプラスチックブレードが使用されることがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−340345号公報
しかしながら、グラビア装置に使用するドクターブレードは、プラスチックブレードを使用する場合、グラビアロールとの接触部分が摩耗することがあり、長期間にわたって適切な塗工量にて塗工することが難しいことがある。特に、リチウムイオン二次電池用の電極材料を塗工する場合、塗工液は一般的に電極活物質、絶縁性粒子などの粒子状材料を含むスラリーであり、塗工液が高粘度であるため、塗工量の調整を行うことが難しかったり、ドクターブレードが摩耗して塗工量が変動しやすかったりする。
そこで、本発明は、リチウムイオン二次電池用の電極材料などを塗工する場合であっても、適切な塗工量で安定して塗工することが可能な塗工装置、及び塗工方法、及びその塗工装置を用いて行うリチウムイオン二次電池用電極の製造方法を提供することを課題とする。
本発明者らは、鋭意検討の結果、プラスチックブレードのグラビアロールに押し当てられる側の面の先端部を、所定の構造に調整することで上記課題を解決できることを見出し、以下の本発明を完成させた。本発明は、以下の[1]〜[11]を要旨とする。
[1]グラビアロールと、前記グラビアロールに、一方の面の先端部が押し当たるように配置されるプラスチックブレードとを備え、
前記プラスチックブレードの一方の面は、前記先端部がその基端側の面に対して鈍角で接続する傾斜面であり、前記傾斜面の傾斜長さが0.05mm以上0.45mm以下である塗工装置。
[2]前記傾斜面が、前記基端側の面に対して120°以上155°以下で接続する上記[1]に記載の塗工装置。
[3]前記プラスチックブレードがポリエステルから形成される上記[1]又は[2]に記載の塗工装置。
[4]前記プラスチックブレードの厚さが0.2mm以上2mm以下である上記[1]〜[3]のいずれか1項に記載の塗工装置。
[5]前記プラスチックブレードの他方の面は、その先端部がその根元側の面に対して鈍角で接続する傾斜面であり、その傾斜面の傾斜長さが前記一方の面の前記傾斜面の傾斜長さよりも大きい上記[1]〜[4]のいずれか1項に記載の塗工装置。
[6]上記[1]〜[5]のいずれか1項に記載の塗工装置を用いて、リチウムイオン二次電池用電極材料を含む塗工液を、シート状電極材に塗工する工程を含むリチウムイオン二次電池用電極の製造方法。
[7]前記リチウムイオン二次電池用電極材料が、平均粒子径0.01μm以上50μm以下の無機粒子を含む上記[6]に記載のリチウムイオン二次電池用電極の製造方法。
[8]前記リチウムイオン二次電池用電極材料が、絶縁性微粒子及び電極活物質のいずれかを含む上記[6]又は[7]に記載のリチウムイオン二次電池用電極の製造方法。
[9]前記塗工液の粘度が、500mPa・s以上3000mPa・s以下である上記[6]〜[8]のいずれか1項に記載のリチウムイオン二次電池用電極の製造方法。
[10]上記[1]〜[5]のいずれか1項に記載の塗工装置を用いて塗工液を被塗工材に対して塗工する塗工方法。
[11]プラスチックブレードであるドクターブレードであって、前記プラスチックブレードの一方の面の先端部がその基端側の面に対して鈍角で接続する傾斜面であり、前記傾斜面の傾斜長さが0.05mm以上0.45mm以下であるドクターブレード。
本発明によれば、リチウムイオン二次電池用の電極材料などを塗工する場合であっても、適切な塗工量で安定して塗工することが可能になる。
本発明の一実施形態に係る塗工装置を示す側面図である。 本発明の一実施形態において使用されるブレードの先端の構造を示す縦断面図である。
(塗工装置)
以下、本発明の塗工装置に関して、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る塗工装置10を示す側面図である。
図1に示すように、塗工装置10は、チャンバ11、グラビアロール12、ブレード20などを備える。チャンバ11は、内部に塗工液Aが充填された容器であって、液受けパンなどとも呼ばれることもある。グラビアロール12は、チャンバ11の上方に配置される。グラビアロール12は、チャンバ11内部に充填される塗工液Aに接触するように、少なくとも一部がチャンバ11内部に配置される。グラビアロール12は、塗工液Aを外周面12Aに付着させて、回転させることで被塗工材Bに転写させる。
グラビアロール12は、その外周面12Aに溝を有することが好ましい。溝は、例えば、メッシュなどでもよいし、ロール12の回転方向に対して傾斜するように設けられる傾斜型の溝であってもよい。傾斜型の溝は、例えば、螺旋状に設けられるとよい。グラビアロール12は、傾斜型の溝が設けられることで、塗工液Aを被塗工材Bに対して均一に塗布する、いわゆる「ベタ塗り」に好適に使用される。グラビアロール12の外周面12Aは、金属又はセラミックなどで形成され、溝は、その外周面12Aに例えば、彫られて形成されるとよい。
溝は、特に限定されないが、例えば、幅300〜1000μm、深さ10〜1000μm、軸方向に沿う溝ピッチ50〜400個/インチとすればよい。また、グラビアロール12の外径は、例えば、3〜10cm、軸方向における長さは30〜200cmであればよい。
ブレード20は、ブレードホルダ16によって挟み込まれるように保持される。ブレードホルダ16は、ブレード台18に固定される。ブレード20は、位置P1において、先端部がグラビアロール12に接触し、グラビアロール12に付着された塗工液を掻き取る。位置P1は、チャンバ11内部の塗工液Aに接触する位置よりも回転方向下流側で、かつ塗工液Aを被塗工材Bへ転写する位置P2よりも回転方向上流側の位置である。なお、位置P2は一般的にグラビアロール12の上側に配置される。
ブレード20は、板状の部材であり、グラビアロール12に押し当たるように配置される裏面(一方の面)21と、その反対側の面である表面(他方の面)22とを有する。ブレード20は、水平に設けられてもよいが、図1に示すように、先端側が上方に配置されるように水平方向に対して傾斜して配置されることが好ましい。ブレード20は、先端側が上方になるように傾斜すると、裏面21の先端をグラビアロール12に上側から安定して押し当てることが可能になる。そして、例えば、ロール12がブレード20によって傷が付けられたりすることが防止できる。
被塗工材Bは、位置P2において、グラビアロール12の外周面と接触するように供給され、グラビアロール12の外周面12Aに付着された塗工液Aが被塗工材Bに転写され、これにより、被塗工材Bに塗工液Aが塗工される。なお、位置P2において、グラビアロール12の回転方向は、被塗工材Bの進行方向とは反対となる。
塗工装置10には、バックアップロール13が設けられる。バックアップロール13は、位置P2において、被塗工材Bを、グラビアロール12との間に挟みこむように配置され、被塗工材Bを加圧する。バックアップロール13によって加圧されることで、塗工液Aは被塗工材Bに転写しやすくなる。バックアップロール13は、例えば、その外周面がゴムにより形成されるゴムロールである。
チャンバ11には、供給口14及び排出口15が設けられ、チャンバ11内部に供給口14から塗工液Aが供給される。また、チャンバ11において余分な塗工液Aは排出口15から排出される。
図2は、本実施形態におけるブレード20の先端の構造を示す縦断面図である。以下、ブレードの詳細について、図2を参照しつつ説明する。
ブレード20は、一般的にドクターブレードと呼ばれるものである。ブレード20は、プラスチックブレードである限り特に限定されないが、ブレード20を形成する材料は、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレンなどのポリオレフィン、ポリアセタール、ポリオキシメチレンなどが挙げられる。これらのなかでも、ポリエステル、ポリエチレン、ポリアセタールが好ましく、ポリエステルがより好ましい。ポリエステルは安価かつ強度が高いため、長く使用することが可能である。
ブレード20は、上記のように板状の部材であり、ブレード20の裏面21の先端部が、グラビアロール12の外周面12Aに押し当たるように配置される。グラビアロール12に押し当てられる先端部は、傾斜面25である。傾斜面25は、裏面21の基端側(すなわち、ブレード20の根元側)の面23に対して鈍角である傾斜角R1で接続し、その傾斜長さS1が0.05mm以上0.45mm以下となるものである。傾斜面25は、典型的には平面である。本実施形態では、このような傾斜面25を有することで、適切な塗工量で長期間にわたって安定的に塗工することが可能になり、例えば、後述するように電極材料を塗工液として使用する場合などにおいて、適切な厚さを有する絶縁層、電極活物質層などを形成できる。また、傾斜面25をグラビアロール12に押し当てることで、グラビアロール12に対する押し当て面積が大きくなるので、グラビアロール12に傷がついたりすることを防止しやすくなる。
なお、傾斜長さS1とは、ブレード20の縦方向に沿う傾斜面25の長さであり、図2に示すようにブレード20の縦断面における傾斜面25の長さに相当する。
本実施形態では、上記したように傾斜長さS1は、0.05mm以上0.45mm以下となるものである。傾斜長さS1が0.05mm未満となると、プラスチックブレードが摩耗しやすくなり、適切な塗工量で長期間にわたって安定的に塗工することが難しくなる。また、傾斜長さS1が0.45mmより大きくなると、塗工量が少なくなり、適切な厚さの塗膜を形成することが難しくなる。プラスチックブレードの摩耗を抑えて、安定的に適切な厚さの塗膜を形成できる時間を長くする観点から、傾斜長さS1は0.10mm以上が好ましく、0.15mm以上がより好ましい。また、塗膜が薄くなることを防止する観点から、傾斜長さS1は0.40mm以下が好ましく、0.30mm以下がさらに好ましい。
傾斜面25の傾斜角R1は、鈍角ならばよいが、適切な厚さの塗膜で長時間にわたって塗工できるようにする観点から、好ましくは120°以上、より好ましくは130°以上、さらに好ましくは135°以上である。また、塗工量が少なくなるのを防止して、塗膜の厚さを適切にしやすくする観点から、傾斜面25の傾斜角R1は、155°以下が好ましく、150°以下がより好ましい。
また、ブレード20は、裏面21の反対側の面(他方の面)である表面22も、図2に示すように先端部が傾斜面26となるとよい。傾斜面26は、表面22の基端側(すなわち、ブレード20の根元側)の面24に対して鈍角である傾斜角R2で接続し、かつ傾斜面26の傾斜長さS2が裏面21の傾斜面25の傾斜長さS1よりも大きくなるとよい。傾斜面26は、典型的には平面である。そして、基端側の面24と傾斜面26の接続部分は、裏面21側の面23と傾斜面25との接続部分よりも、ブレード20の基端(すなわち、ブレード20の根元)側に配置されるとよい。ここで、傾斜角R2は、120〜170°であることが好ましく、140〜160°であることがより好ましい。また、傾斜長さS2は、0.2〜5mmが好ましく、0.5〜3mmがより好ましい。
ブレード20は、裏面21、表面22の先端部が、上記のような傾斜面25、26となることで、先細り形状となる。そして、グラビアロール12に押し当てられる裏面21の先端部(傾斜面25)は、ブレード20の厚さが比較的小さくなる先細り部分に配置されることになる。そのため、ブレード20は、塗工時に撓みやすくなり、被塗工材Bに対して適切に塗工しやすくなる。
裏面21における基端側の面23は、ブレード20の基端に向かって延在する面であり、縦方向に沿う長さが傾斜面25よりも十分に長い平面であることが好ましく、具体的には、傾斜面25の傾斜長さS1よりも10倍以上の長さを有すればよい。
同様に、表面22における基端側の面24は、ブレード20の基端に向かって延在する面であり、縦方向の長さが傾斜面26よりも十分に長い平面であることが好ましく、具体的には、傾斜面26の傾斜長さS2よりも5倍以上の長さを有すればよい。
基端側の面23、24は、特に限定されないが、互いに平行となるとよい。これらは互いに平行となることで、ブレード20がブレードホルダ16によって支持されやすくなる。また、ブレード20を製造しやすくなる。なお、裏面21及び表面22は、互いに平行となる基端側の面23、24がブレード20の基端(すなわち、根元)まで平行のまま延ばされてもよいが、途中でいずれか少なくとも一方が傾斜、湾曲などされることで、基端側の面23,24が基端まで平行のまま延ばされなくてもよい。
ブレード20の先端において、傾斜面25、26は、端面27を介して接続される。ブレード20は、端面27を有することで、先端においても一定の厚みを有することになるので、機械強度が向上して長期にわたって安定的に塗工液Aを塗工しやすくなる。また、グラビアロール12に傷をつけにくくなる。なお、端面27は典型的には基端側の面23、24に対して垂直な平面であるが、その構成に限定されない。端面27は、2つ以上の平面や曲面からなるものでもよいし、端面27が省略されて傾斜面25、26同士が直接接続されてもよい。
ブレード20の厚さは、0.2mm以上2mm以下であることが好ましい。厚さが上記範囲内となることで、適切な塗工量で長期間にわたって安定的に塗工しやすくなる。ブレード20の厚さは、より好ましくは0.3mm以上1mm以下である。
なお、ブレード20は、上記のように先細り形状となるが、ブレード20の厚さは、その先細り部分を除いた部分の最も先端となる部分の厚さである。したがって、図2に示す本実施形態の構成では、表面22側の基端側の面24と傾斜面26の接続部分と、裏面21側の面23との距離Dをブレード20の厚さとすればよい。
なお、塗工装置10は、グラビアロール12と、ブレード20とを有し、かつ本発明の効果を損なわない限り、他の部材は適宜省略されてもよい。例えば、バックアップロール13などは省略されてもよい。
(塗工方法)
次に、上記塗工装置を用いた塗工方法について詳細に説明する。本発明において、被塗工材Bは、シート状、又はフィルム状であることが好ましい。具体的には、金属箔などの金属シート、樹脂フィルム、紙基材、布材、これらから選択される2以上の組み合わせなどグラビア塗工において被塗工材になり得るものであれば特に限定されない。被塗工材Bは、これらの中では、金属箔などの金属シートが好ましい。金属シートを構成する金属としては、銅、アルミニウム、チタン、ニッケル、ステンレス鋼等が挙げられる。被塗工材Bが金属シートである場合、金属シートは適宜表面処理されていてもよいし、金属シートの表面に別の層が積層されていてもよい。また、被塗工材Bは、金属シートなどが樹脂フィルム、剥離シートなどの支持体に保持された積層シートであってもよい。
被塗工材Bの厚さは特に限定されないが、例えば、1〜1000μm、好ましくは5〜500μm、より好ましくは7〜300μmである。
塗工液Aは、グラビア塗工において塗工液になり得るものであれば限定されないが、各種の樹脂、樹脂に各種添加剤を加えた樹脂組成物、樹脂又は樹脂組成物を有機溶剤又は水に溶解又は分散させた樹脂塗工液、粒子と樹脂バインダーとを有機溶剤又は水に分散させたスラリー液などが挙げられる。
本発明の好ましい一実施形態に係る塗工方法は、リチウムイオン二次電池用電極材料を含む塗工液Aを、被塗工材Bとしてのシート状電極材に塗工することで、リチウムイオン二次電池用電極を製造するものである。したがって、被塗工材Bは、各種電池の電極材、特にリチウムイオン二次電池用の電極材であることが好ましい。また、塗工液Aは、電極、特にリチウムイオン二次電池用電極の一部を構成する電極材料用の塗工液であることが好ましい。
被塗工材Bがリチウムイオン二次電池用電極材である場合、電極材は、電極集電体を構成するものがより好ましい。被塗工材Bがリチウムイオン二次電池用電極材である場合、被塗工材は上記した金属シート、又は、金属シートの表面に電極活物質層などの別の層が積層されてなる積層シートであることが好ましい。
塗工液Aは、上記のとおり、リチウムイオン二次電池用電極材料を含む塗工液であることが好ましい。塗工液Aは、具体的には、電極活物質層形成用塗工液、絶縁層形成用塗工液などが好ましい。電極活物質層形成用塗工液は、電極材上に電極活物質層を形成するための塗工液である。絶縁層形成用塗工液は、電極材に絶縁層を形成するための塗工液である。なお、絶縁層とは、電極と、セパレータの間、又は2つの電極間の絶縁性を確保するために、電極材に設けられる層である。電極活物質層形成用塗工液及び絶縁層形成用塗工液は、後述するように例えば無機粒子を含有し、スラリー液となる。
塗工液Aとしては、絶縁層形成用塗工液がより好ましい。絶縁層形成用塗工液は、含有される無機粒子の粒径が小さく高粘度となりやすいが、本実施形態の塗工装置では、高粘度の塗工液を使用しても、適切な層厚さで安定して塗工することが可能になる。
上記のとおり電極活物質層、絶縁層などを形成するために、塗工液Aは、電極活物質、絶縁性粒子などを含むことが好ましい。電極活物質及び絶縁性粒子は、典型的には無機粒子である。電極活物質は、負極活物質、正極活物質のいずれでもよい。また、塗工液Aに含有される無機粒子は、平均粒子径が0.01μm以上50μm以下の無機粒子であることが好ましく、無機粒子の平均粒子径は0.05μm以上30μm以下であることがより好ましい。無機粒子の平均粒子径を上記範囲内とすることで、絶縁層、電極活物質を適切に形成できる。
また、無機粒子の平均粒子径は、0.1μm以上2μm以下であることがさらに好ましい。絶縁層を形成する絶縁性粒子は、一般的に小粒径であるので、このような平均粒子径の範囲内とすることで、絶縁層を適切に形成しやすくなる。
なお、平均粒子径とは、レーザー回折・散乱法によって求めた無機粒子の粒度分布において、体積積算が50%での粒径(D50)を意味する。
絶縁性微粒子に使用される無機粒子としてはチタニア(TiO)、アルミナ(Al)、ジルコニア(ZrO)、二酸化ケイ素(SiO)、炭化ケイ素(SiC)、窒化ケイ素(Si)、酸化マグネシウム(MgO)、四酸化三鉄(Fe)、ベーマイト、窒化ホウ素、酸化亜鉛、二酸化スズ、酸化ニオブ(Nb)、酸化タンタル(Ta)、フッ化カリウム、フッ化リチウム、クレイ、ゼオライト、炭酸カルシウム等の無機化合物から構成される粒子が挙げられる。また、絶縁性微粒子に使用される無機粒子は、ニオブ−タンタル複合酸化物、マグネシウム−タンタル複合酸化物等の公知の複合酸化物から構成される粒子であってもよい。絶縁性微粒子は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらのなかでは、チタニア、アルミナ、ジルコニア、二酸化ケイ素、炭化ケイ素、窒化ケイ素、酸化マグネシウム、四酸化三鉄が好ましく、アルミナがより好ましい。
電極活物質に使用される無機粒子は、正極活物質として、金属酸リチウム化合物が挙げられる。金属酸リチウム化合物としては、コバルト酸リチウム(LiCoO)、ニッケル酸リチウム(LiNiO)、マンガン酸リチウム(LiMn)等が例示できる。また、オリビン型リン酸鉄リチウム(LiFePO)などであってもよい。さらに、リチウム以外の金属を複数使用したものでもよく、三元系と呼ばれるNCM(ニッケルコバルトマンガン)系酸化物、NCA(ニッケルコバルトアルミニウム系)系酸化物などを使用してもよい。正極活物質は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
また、負極活物質として、グラファイト、ハードカーボンなどの炭素材料、スズ化合物とシリコンと炭素の複合体、リチウムなどが挙げられる。負極活物質は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
また、電極活物質層形成用塗工液は、無機粒子として導電助剤を含有してもよい。導電助剤は、電極活物質が正極活物質である場合に好ましく使用される。電極活物質層に使用する導電助剤は、例えば、上記電極活物質よりも導電性が高い材料が使用され、具体的には、ケッチェンブラック、アセチレンブラック等のカーボンブラック、カーボンナノチューブ、カーボンナノホーン、グラフェン、フラーレン等の炭素質材料などが挙げられる。導電助剤は1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
電極活物質層形成用塗工液は、典型的には、電極活物質などの無機粒子に加えて、電極活物質を結着させるための樹脂バインダーを含み、さらに任意で導電助剤などのこれら以外の成分を含有してもよい。
また、絶縁層形成用塗工液は、典型的には、絶縁性粒子などの無機粒子に加えて、絶縁性粒子を結着させるための樹脂バインダーを含み、さらに任意でこれら以外の成分を含有してもよい。
樹脂バインダーとしては、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(PVDF−HFP)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のフッ素含有樹脂、ポリメチルアクリレート(PMA)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)などのアクリル樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリイミド(PI)、ポリアミド(PA)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエーテルニトリル(PEN)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリアクリロニトリル(PAN)、アクリロニトリル・ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、ポリ(メタ)アクリル酸、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、及びポリビニルアルコール等が挙げられる。これらバインダーは、1種単独で使用されてもよいし、2種以上が併用されてもよい。また、カルボキシメチルセルロースなどは、ナトリウム塩などの塩の態様にて使用されていてもよい。
電極活物質層形成用塗工液、及び絶縁層形成用塗工液は、一般的にさらに水、有機溶剤などの希釈溶剤を含み、スラリー液である。有機溶剤としては、N−メチルピロリドン、N−エチルピロリドン、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミドなどが挙げられる。
塗工液Aの粘度は、500mPa・s以上3000mPa・s以下であることが好ましい。塗工液Aの粘度を上記範囲内とすることで、塗工液Aの塗工性を良好にしつつ、被塗工材Bに対する塗工量を適切な量にすることができる。また、被塗工材Bと塗膜との密着性が高くなり、剥離強度が高い塗膜を形成しやすくなる。
塗工量を多くして被塗工材Bの表面に形成される電極活物質層、絶縁層などの電極材料層の厚さをより適切な範囲内にする観点から、塗工液Aの粘度は、1200mPa・s以上がより好ましく、1500mPa・s以上がさらに好ましい。
また、塗工液Aの粘度は、2800mPa・s以下であることが好ましい。粘度を2800mPa・s以下とすると、チャンバ11内の塗工液Aのレベリング性が向上し、高速塗工なども可能にしやすくなる。塗工液Aの粘度は、2500mPa・s以下であることがより好ましい。
なお、塗工液Aの粘度とは、チャンバ内部の塗工液Aの液温と同じ温度条件下で、B型粘度計で60rpmの条件で測定した粘度である。
塗工液Aにおける無機粒子の含有量は、塗工液の固形分全量基準で、20〜99質量%であることが好ましく、30〜99質量%がより好ましく、40〜98.5質量%がさらに好ましい。無機粒子の含有量をこれら範囲内とすることで、適切な機能を有する絶縁層、電極活物質層を形成できる。
また、塗工液Aにおける樹脂バインダーの含有量は、固形分全量基準で、1〜60質量%であることが好ましく、1.5〜50質量%がより好ましく、2〜45質量%がさらに好ましい。樹脂バインダーの含有量をこれら範囲内とすることで、絶縁層、電極活物質層に適切な機能を付与しつつ、無機粒子を樹脂バインダーによって結着させることができる。
なお、塗工液Aの固形分濃度は、特に限定されず、所望の粘度を得るために適宜調整されればよいが、例えば、5〜75質量%、好ましくは10〜50質量%、より好ましくは12〜30質量%である。
本塗工方法において、供給口14からの塗工液Aの供給は、グラビアロール12が回転している間継続して行われるとよい。供給口14からの塗工液の供給量は、グラビアロール12のサイズ、塗工速度などに応じて適宜調整されればよく、特に限定されないが、例えば、5〜30L/分程度である。また、過剰に供給された塗工液は、排出口15から適宜排出されるとよい。
塗工装置10における塗工速度は、例えば5m/min以上であるが、生産性の観点からは、速いほうがよく、好ましくは10m/min以上、より好ましくは15m/min以上である。また、塗工速度は、特に限定されないが、グラビアロールの回転速度を速くしすぎてチャンバ11から塗工液Aが溢れたりすることを防止するために、例えば、50m/min以下とすればよい。なお、塗工速度とは、1分間に被塗工材Bに塗工液Aが塗工される長さを意味し、被塗工材Bの供給速度と同じになる。また、グラビアロールの回転速度は、塗工速度に対して、80〜160%程度の速度比率で運転するとよい。
また、塗工液Aの被塗工材Bへの塗工量は、例えば0.1mg/cm2以上であるが、好ましくは0.17mg/cm2以上、より好ましくは0.20mg/cm2以上である。また、塗工量は、例えば、2.0mg/cm2以下であるが、好ましくは0.40mg/cm2以下、より好ましくは0.30mg/cm2以下である。このような塗工量とすることで、適切な厚さを有する電極活物質層、絶縁層などを形成可能である。なお、塗工量とは、揮発成分を除く単位面積あたりの塗工液Aの固形分重量である。
塗工後の塗膜の厚さは、例えば1μm以上であるが、好ましくは1.5μm以上、より好ましく2μm以上であり、また、例えば100μm以下、好ましくは50μm以下、より好ましくは15μm以下、さらに好ましくは10μm以下である。このような塗膜の厚さとすることで、適切な厚さを有する電極活物質層、絶縁層などを形成可能であり、15μm以下とすることで、特に絶縁層を形成する際に有利である。なお、塗工後の塗膜の厚さは、塗工液Aが溶剤などの揮発成分を含む場合には乾燥後の厚さを意味する。
本発明は、さらにドクターブレードを提供する。ドクターブレードは、プラスチックブレードであって、その一方の面の先端部がその基端側の面に対して鈍角で接続する傾斜面であり、傾斜面の傾斜長さが0.05mm以上0.45mm以下となるものである。ドクターブレードは、グラビアコートなどにおいて、一方の面の先端部をグラビアロールに押し当ててグラビアロールに付着された塗工液を掻き取る。本発明のドクターブレードの詳細な説明は、上記で説明したプラスチックブレードと同様であるので、その説明は省略する。本発明のドクターブレードは、グラビアコートなどにおいてリチウムイオン二次電池用の電極材料などを塗工する場合であっても、適切な塗工量で安定して塗工することが可能になる。
以下に実施例を用いて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
図2に示すブレード20を有する図1に示す塗工装置を用いて、塗工液Aの被塗工材Bに対する塗工試験を実施した。グラビアロール12は、外径が60mm、軸方向における長さ70cmであり、溝深さ150μm、溝ピッチ80個/インチの傾斜溝を外周面に有していた。
ブレード20は、傾斜角R1が135°、傾斜長さS1が0.1mm、傾斜角R2が150°、傾斜長さS2が1mm、厚さ(距離D)が0.5mm、ブレード全体の長さが70cmであり、ポリエステルから形成されたプラスチックブレードであった。ブレード20において、傾斜面25、26それぞれに接続する基端側の面23、24は、互いに平行なまま基端まで延びる平面であり、傾斜長さS1,S2よりも十分に長いものであった。
塗工液Aとしては、アルミナ(平均粒子径:0.5μm)60質量%と、樹脂バインダーとしてのポリフッ化ビニリデン40質量%と、溶剤であるN−メチル−2−ピロリドンで希釈した、固形分濃度18質量%のスラリー液(絶縁層形成用塗工液)を用意した。塗工液Aの25℃における粘度は、2000mPa・sであった。被塗工材Bとしては、厚さ15μmのアルミニウム箔上に正極活物質層(片面あたりの厚さ60μm)を両面に形成したシート状電極材(合計厚さ135μm)を用意した。
チャンバ11内部の塗工液Aの温度を25℃に調整して、供給口14からの塗工液Aの供給量を10L/分とし、塗工速度を15m/分とし、25℃環境下で被塗工材Bに、塗工液Aを塗工した後、塗工された塗工液を加熱乾燥して、正極活物質層の上に絶縁層を形成して、リチウムイオン二次電池用電極を作製した。
(評価方法)
上記リチウムイオン二次電池用電極を作製するために塗工液Aの塗工を連続的に行い、上記傾斜角R1、傾斜長さS1を維持して塗工できる時間を塗工可能時間として測定した。なお、塗工を連続的に行うと、プラスチックブレードは摩耗し、時間経過とともに、傾斜角R1と傾斜長さS1は大きくなる。したがって、傾斜角R1及び傾斜長さS1を維持できる時間を測定することで、塗工が長期間にわたって安定して行うことができるか否かを判定できる。
また、傾斜角R1、傾斜長さS1を維持して塗工した間の塗工量の平均値、及び絶縁層の厚さの平均値をそれぞれ「塗工量」、「平均厚み」として表1に示した。また、傾斜角R1、傾斜長さS1を維持して塗工した間の塗工量は、「塗工量範囲」に記載した範囲内の塗工量に収まっていた。
[実施例2〜3、比較例1,2]
プラスチックブレード20の傾斜角R1及び傾斜長さS1を表1に示す値に変更した以外は実施例1と同様に実施した。なお、比較例2においては、傾斜面25が設けられず、面23が端面27に直接接続しており、その接続角度が90°であったことを示す。
[実施例4〜6、比較例3,4]
実施例4〜6、比較例3,4はそれぞれ、塗工液Aの固形分濃度を15質量%に変更としたことで、塗工液Aの25℃における粘度を800mPa・sとした点を除いて、実施例1〜3、比較例1、2と同様に実施した。
実施例1〜3では、プラスチックブレードのグラビアロールに押し当てられる先端部を、所定の長さの傾斜面とすることで、プラスチックブレードを長期間にわたって摩耗が抑えられ、適切な厚さを有する絶縁層を安定的に形成することができた。一方で、比較例1のように、傾斜面の傾斜長さS1を大きくしすぎると、塗工量が少なくなりすぎて、適切な厚さを有する絶縁層を形成できなかった。また、比較例2のように、傾斜面を設けないと、プラスチックブレードが即座に摩耗して、長期間にわたって安定して絶縁層を形成することができなかった。このような傾向は、実施例4〜6、比較例3、4に示すように、塗工液の粘度を低くしても同様であった。
10 塗工装置
11 チャンバ
12 グラビアロール
13 バックアップロール
14 供給口
15 排出口
16 ブレードホルダ
18 ブレード台
20 ブレード(プラスチックブレード)
21 裏面(一方の面)
22 表面(他方の面)
23、24 基端側の面
25、26 傾斜面
27 端面
A 塗工液
B 被塗工材
S1,S2 傾斜長さ
R1,R2 傾斜角

Claims (11)

  1. グラビアロールと、前記グラビアロールに、一方の面の先端部が押し当たるように配置されるプラスチックブレードとを備え、
    前記プラスチックブレードの一方の面は、前記先端部がその基端側の面に対して鈍角で接続する傾斜面であり、前記傾斜面の傾斜長さが0.05mm以上0.45mm以下である塗工装置。
  2. 前記傾斜面が、前記基端側の面に対して120°以上155°以下で接続する請求項1に記載の塗工装置。
  3. 前記プラスチックブレードがポリエステルから形成される請求項1又は2に記載の塗工装置。
  4. 前記プラスチックブレードの厚さが0.2mm以上2mm以下である請求項1〜3のいずれか1項に記載の塗工装置。
  5. 前記プラスチックブレードの他方の面は、その先端部がその根元側の面に対して鈍角で接続する傾斜面であり、その傾斜面の傾斜長さが前記一方の面の前記傾斜面の傾斜長さよりも大きい請求項1〜4のいずれか1項に記載の塗工装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の塗工装置を用いて、リチウムイオン二次電池用電極材料を含む塗工液を、シート状電極材に塗工する工程を含むリチウムイオン二次電池用電極の製造方法。
  7. 前記リチウムイオン二次電池用電極材料が、平均粒子径0.01μm以上50μm以下の無機粒子を含む請求項6に記載のリチウムイオン二次電池用電極の製造方法。
  8. 前記リチウムイオン二次電池用電極材料が、絶縁性微粒子及び電極活物質のいずれかを含む請求項6又は7に記載のリチウムイオン二次電池用電極の製造方法。
  9. 前記塗工液の粘度が、500mPa・s以上3000mPa・s以下である請求項6〜8のいずれか1項に記載のリチウムイオン二次電池用電極の製造方法。
  10. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の塗工装置を用いて塗工液を被塗工材に対して塗工する塗工方法。
  11. プラスチックブレードであるドクターブレードであって、前記プラスチックブレードの一方の面の先端部がその基端側の面に対して鈍角で接続する傾斜面であり、前記傾斜面の傾斜長さが0.05mm以上0.45mm以下であるドクターブレード。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112820881A (zh) * 2020-12-31 2021-05-18 佛山市中技烯米新材料有限公司 一种电池集流体及其制备方法
CN112820879A (zh) * 2020-12-31 2021-05-18 佛山市中技烯米新材料有限公司 一种电池集流体及其制备方法
CN113193202A (zh) * 2020-12-31 2021-07-30 佛山市中技烯米新材料有限公司 一种电池集流体及其制备方法

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