JP2020137240A - モータユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】モータを収容するハウジングの上に電力変換装置が固定されているモータユニットに関し、ガスケットへの水の付着を防ぐとともに、電力変換装置から滴る水がハウジングの低耐水範囲に落下することを防止する。【解決手段】モータユニットの上に固定されている電力変換装置は、その筐体の下部に設けられている冷媒流路と、冷媒流路を囲むように配置されたガスケットを挟んで筐体の下面に取り付けられているカバーと、リブを備えている。リブは、筐体の下面にU字状に設けられている。リブは、U字の両端がU字の湾曲部よりも、前下がりに傾斜している下面の前方に位置するとともにU字がガスケットの前記筐体後方側を囲むように設けられている。ハウジングの上面に、高耐水範囲と、耐水性が高耐水範囲よりも低い低耐水範囲が定められている。電力変換装置は、鉛直方向からみて、リブのU字の両端が高耐水範囲に位置するように配置されている。【選択図】図6

Description

本明細書が開示する技術は、走行用のモータを収容しているハウジングの上に、電源の電力をモータの駆動電力に変換する電力変換装置が、ハウジングの上面との間に隙間が確保された状態で前下がりの姿勢で固定されているモータユニットに関する。
電気自動車は、バッテリなどの電源の電力を走行用のモータの駆動電力に変換する電力変換装置を搭載している。特許文献1に、電力変換装置がモータを収容するハウジングの上に固定されているモータユニットが開示されている。ハウジングの上面は前下がりに傾斜しており、電力変換装置も前下がりの姿勢でハウジングの上に保持されている。また、電力変換装置は、フロントブラケットとリアブラケットにより、ハウジングの上面との間に隙間が確保された状態でハウジングに固定されている。
一方、電力変換装置は、大電力を扱うため、液体冷媒を使った冷却器を備える。また、車載される電力変換装置には、水滴が付着する可能性があり、その筐体には耐水性が求められる。
特許文献2には、筐体の下部に冷媒流路が設けられている電力変換装置が開示されている。冷媒流路の周囲を囲むように筐体の下面にガスケットが配置され、冷媒流路を塞ぐように、ガスケットを挟んでカバーが下面に取り付けられている。
特許文献3に開示されている電力変換装置では、冷媒流路から漏れた水が筐体内部の電気部品に付着しないように、冷媒流路よりも低い位置に配置されている電気部品と冷媒流路の間に、漏水を導く溝が設けられている。
特開2018−085208号公報 特開2016−111250号公報 特開2016−076511号公報
特許文献2に開示されている電力変換装置は、冷媒流路を塞ぐカバーがガスケットを挟んで筐体下面に取り付けられている。筐体下面とカバーの間でガスケットがわずかに露出している。筐体側面を伝う水(あるいは塩水)が筐体下面も伝ってガスケットに付着すると、そこからガスケットやカバーの腐食が進行するおそれがある。本明細書は、冷媒流路を塞ぐカバーがガスケットを挟んで筐体下面に取り付けられている電力変換装置において、ガスケットへの水の付着を防ぐ技術を提供する。さらに、モータのハウジングにも、コネクタやハウジングの部品の連結部など水の付着を避けたい箇所(低耐水範囲)がある。本明細書は、モータを収容するハウジングの上に電力変換装置が固定されているモータユニットに関し、ガスケットへの水の付着を防ぐとともに、電力変換装置から滴る水がハウジングの低耐水範囲に落下することを防止する技術を提供する。
本明細書が開示するモータユニットは、走行用のモータを収容しているハウジングの上に、電源の電力をモータの駆動電力に変換する電力変換装置が固定されているユニットである。電力変換装置は、ハウジングの上面との間に隙間が確保された状態で、前下がりの姿勢で固定されている。
電力変換装置は、冷媒流路と、冷媒流路を塞ぐカバーと、リブを備えている。冷媒流路は、電力変換装置の筐体の下部に設けられている。筐体の冷媒流路は下方が開放されているため、カバーで塞がれる。カバーは、冷媒流路を囲むように配置されたガスケットを挟んで筐体の下面に取り付けられている。リブは、筐体の下面にU字状に設けられている。リブは、U字の両端がU字の湾曲部よりも、前下がりに傾斜している筐体の下面の前方に位置するとともにU字がガスケットの筐体後方側を囲むように設けられている。さらに、ハウジングの上面に、高耐水範囲と、耐水性が高耐水範囲よりも低い低耐水範囲が定められている。電力変換装置は、鉛直方向からみて、リブのU字の両端が高耐水範囲に位置するように配置されている。
筐体の後面から下面へ伝ってくる水は、U字形状でガスケットを囲んでいるリブに沿って移動し、ガスケットには達しない。また、リブに沿って移動した水は、U字の両端から落下するが、U字の両端の下方には、ハウジングの高耐水範囲が位置している。水滴は高耐水範囲に落下し、低耐水範囲に水が落ちることはない。低耐水範囲の典型は、部品の継ぎ目が存在する範囲であり、高耐水範囲の典型は部品の継ぎ目のない範囲である。
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
実施例のモータユニットが搭載されているフロントコンパートメントの平面図である。 電力変換装置の斜視図である。 電力変換装置を斜め下からみた斜視図である。 図2のIV−IV線に沿った断面図である。 図4の範囲Vの拡大図である。 実施例のモータユニットの側面図である。 モータユニットの平面図である。 変形例の電力変換装置の拡大断面図である。
図面を参照して実施例のモータユニット2を説明する。モータユニット2は、走行用のモータ41を収容したハウジング40の上に、電力変換装置10が固定されているユニットである。電力変換装置10は、バッテリや燃料電池などの車載の電源の電力を、モータ41の駆動電力に変換するデバイスである。モータユニット2は、ハイブリッド車100のフロントコンパートメントに搭載される。図1に、モータユニット2を含むフロントコンパートメント80の平面図を示す。図中の座標系Front/Up/Sideは、車両のFront/Up/Sideを意味する。フロントコンパートメント80は、キャビンとフロントコンパートメント80を仕切るカウルパネル87よりも前の空間を意味する。
電力変換装置10は、ハウジング40の上に固定されている。ハウジング40には、走行用モータ41とギアセット42が収容されている。
ハウジング40の横にエンジン82が連結されている。ハウジング40とエンジン82は、フロントコンパートメント80の下側を車両前後方向に延びる一対のサイドメンバ81に懸架されている。エンジン82とハウジング40の車幅方向の外側には、フロントタイヤ(不図示)を覆うフェンダーエプロン84とサスペンションタワー85が配置されている。エンジン82とハウジング40の後方には、一対のサイドメンバ81を連結するクロスメンバ86が配置されている。
ハイブリッド車100は走行中、フロントタイヤが跳ねた水の多くはフェンダーエプロン84で遮断されるが、一部はクロスメンバ86やサイドメンバ81の横からフロントコンパートメント80の中へ跳ね上がる。矢印Wが侵入した水の経路を模式的に示している。図の矢印Wが示すように、フロントコンパートメント80に侵入した水は、後方から電力変換装置10へ向かう。電力変換装置10の筐体11の後面や側面に付着した水は、下面へと伝わる。
詳しくは後述するが、筐体11の下部には冷媒流路が設けられており、筐体11の下面には冷媒流路を塞ぐカバーが取り付けられている。筐体11の下面とカバーの間にはガスケット14が挟まれている。筐体11の下面には、U字形状にガスケット14を囲むようにリブ15が設けられている。図1では、理解を助けるため、ガスケット14を破線で示してある。リブ15は筐体11の下面に設けられており、図1の平面図では実際には見えないが、理解を助けるために図1ではリブ15を太線で示してある。
リブ15は、筐体11の下面の外縁とガスケット14の間に設けられている。また、リブ15は、ガスケット14の後部の外側に沿って延びている。上記の通りに配置されたリブ15は、後方から筐体11に付着した水がガスケット14に到達することを防止する。
筐体11に設けられたリブ15について詳しく説明する。図2に、電力変換装置10の斜視図を示す。図3に、電力変換装置10を斜め下からみた斜視図を示す。図3は、ロアカバー16を外した図である。図2、図3では、電力変換装置10の筐体11を簡略化して単純な直方体で描いてある。電力変換装置10は、ハイブリッド車100に搭載され、走行用のモータ41に駆動電力を供給するデバイスである。図3では、図中の下向きがUpの向きであることに留意されたい。
電力変換装置10の筐体11は、その下部に冷媒が流れる流路(冷媒流路12)を備えている(図3参照)。冷媒流路12は、筐体11の外側の下面115に設けられている。冷媒流路12は、仕切板13によって、横方向(Side方向)で、供給路121と排出路122に二分されている。供給路121は、筐体11の前面112に設けられている供給口18aと連通しており、排出路122は、前面112に設けられている排出口18bと連通している。仕切板13は、前方から後方へ向けて延びており、途中で終わっている。供給路121と排出路122は、冷媒流路12の後部のUターン部123でつながっている。供給口18aと排出口18bには、不図示の冷媒循環装置が接続され、冷媒は供給口18aから供給される。供給口18aから供給された冷媒は、供給路121、Uターン部123、排出路122を通り、排出口18bから排出される。冷媒は、水、または、不凍液などの液体である。筐体11の内部で冷媒流路12と対向するように発熱量の大きい電気部品(例えばパワーモジュールやリアクトルなど)が配置される。電気部品の熱は、冷媒流路12を通る冷媒に吸収される。
筐体11の下部(下面115)に設けられた冷媒流路12は、下側(冷媒流路12の底)が開放されている。筐体11の下面115には、冷媒流路12を囲むようにガスケット14が配置される。冷媒流路12の解放されている底面は、ロアカバー16で覆われる。ロアカバー16は、ガスケット14を挟んで筐体11の下面115に取り付けられる。ロアカバー16は、複数のボルト28で下面115に取り付けられる。筐体11の下面115には、ボルト28と螺合する複数のボルト孔29が、冷媒流路12とガスケット14を囲むように設けられている。
ガスケット14は、金属ガスケットでもよいし、ゴムガスケットでもよい。あるいは、ガスケット14は、FIPG(Formed In Place Gasket)でもよい。
筐体11の下面115には、ガスケット14の外側を沿うようにU字形状に延びるリブ15が設けられている。リブ15は、下面115の後部の外縁115aとガスケット14との間に位置している。また、リブ15は、車両前後方向における筐体11の後方側に設けられている。別言すれば、U字形状に延びるリブ15は、下面115において、U字形状がガスケット14の筐体後方側を囲むように設けられている。
図4に、図2のIV−IV線に沿った断面図を示す。図4の断面図は、図中の座標系のFront軸とUp軸を含む平面であって供給口18aを通る平面でカットした断面図である。先に述べたように、筐体11の内部には、冷媒流路12と対向するように電気部品90が配置されている。電気部品90は、例えば、リアクトルやコンデンサである。また、先に述べたように、筐体11の下面115にはリブ15が設けられており、リブ15は、ガスケット14の筐体後部側を囲むように、下面115の後部の外縁115aとガスケット14の間に配置されている。以下、後部の外縁115aを単純に外縁115aと称する。
リブ15の機能を説明する。電力変換装置10は、車両のフロントコンパートメントに搭載される。走行中に跳ねた水(あるいは塩水)がフロントコンパートメントに侵入してくることがある。下面と115とロアカバー16の間に挟まれているガスケット14に多くの水(または塩水)が付着して溜まると、ガスケット14やその周囲の腐食が進行するおそれがある。それゆえ、ガスケット14への水(または塩水)の付着は防止することが望ましい。図4において破線Vで示した範囲の拡大図を図5に示す。例えば、筐体11の後面113に付着した水滴は、後面113から下面115へと伝わる。しかし下面115に到達した水滴は、リブ15に阻まれて落下する。リブに到達した水の一部は、ガスケット14を避けるようにリブ15に沿って流れる。図5において太矢印線Rが水滴の経路を模式的に表している。下面115へ達した水滴はリブ15に阻まれて落下するので、ガスケット14には到達しない。リブ15は、後面113または側面から下面115へ伝わった水滴がガスケット14に到達することを防止する。
図6に、モータユニット2の側面図を示す。電力変換装置10は、走行用のモータ41とギアセット42を収容しているハウジング40の上に、ブラケット43、45を介して固定されている。電力変換装置10は、ハウジング40の上面401との間に隙間SPを隔てて固定されている。電力変換装置10がハウジング40に直接に接触していないのは、電力変換装置10に伝わるハウジング40の振動を低減するためである。ブラケット43と電力変換装置10の筐体11との間には防振ブッシュ44が挟まれており、ブラケット45と筐体11の間には防振ブッシュ46が挟まれている。防振ブッシュ44、46が、筐体11に伝わる振動を減衰させる。
電力変換装置10とハウジング40は、6本のパワーケーブル47で電気的に接続されている。6本のパワーケーブル47は、ハウジング40に収容されているモータ41へ、駆動電力を供給するケーブルである。なお、ハウジング40には、2個の三相交流モータが収容されており、6本のパワーケーブル47は、2セットの三相交流を伝送する。
ハウジング40の上面401に、パワーケーブル47が接続されるコネクタ49が設けられている。コネクタ49は、電力変換装置10の前部の下方に位置している。コネクタ49よりも車両後方側にはリブ48が設けられている。リブ48は、車両の側方(図中の座標系のSide方向)からみて、コネクタ49と、筐体の下面115のリブ15との間に位置する。
先に述べたように、電力変換装置10の筐体11の下面にはロアカバー16が取り付けられており、下面115とロアカバー16の間にはガスケットが挟まれている。ガスケットの筐体後部側を囲むようにリブ15が設けられている。図1で示したように、リブ15はU字形状をなしており、U字の両先端がU字の湾曲部分よりも車両前側に位置する。
ハウジング40の上面401は、角度Aで前下がりに傾斜している。角度Aは、10−30度の範囲である。上面401が前下がりに傾斜しているので、上面401の上方に支持されている電力変換装置10の筐体11も、前下がりに傾斜している。そして、筐体11と上面401との間には隙間SPが確保されているため、後方からの水がガスケット14に付着しやすい。電力変換装置10の筐体11には、ガスケット14の後方部分の外側を沿うようにリブ15が設けられている。後方から筐体11に付着して下面に伝わる水滴(または塩水)は、リブ15によって、ガスケット14に到達することが防止される。
先に述べたように、リブ15は筐体11の下面115に沿ってU字形状に延びており、U字の両先端がU字の湾曲部分よりも車両前側に位置する。筐体11(下面115)が前下がりの姿勢で固定されているので、リブ15の両先端がU字の湾曲部分よりも鉛直下方に位置する。リブ15に到達した水の一部は、リブ15に沿って移動し、鉛直方向で最も低いU字の両先端から落下する。
図7に、モータユニット2の平面図を示す。図7では、理解を助けるため、筐体11の下面に設けられているリブ15は破線で示してある。また、電力変換装置10が備えているガスケット14とロアカバー16も破線で示してある。さらに、ハウジング40の上面に設けられているコネクタ49も破線で描いてある。ハウジング40の上面のコネクタ49よりも車両後方側にはリブ48が設けられている。ハウジング40の上面のリブ48は、鉛直上方(すなわち図中の座標系のUp方向)からみて、コネクタ49と筐体11のリブ15の間に位置している。
ハウジング40は、2個のブロックが組み合わされて作られており、符号51が示す破線が、ハウジング40の分割境界を示している。分割境界51は、別言すれば、ハウジング40を構成している2個のブロックの連結面である。なお、上記したコネクタ49も、ハウジング40の上面に取り付けられている部品の一つである。
2個のブロックの連結境界や、コネクタ49が取り付けられている範囲は、他の範囲と比較して耐水性が低い。逆に言えば、ハウジング40の表面において、ブロックの境界やコネクタ49の取り付け箇所のように、なんらかの部品が取り付けられている範囲は、部品が取り付けられていない範囲よりも耐水性が低い。ハウジング40の表面において、なんらかの部品が取り付けられている範囲を低耐水範囲と称し、部品が取り付けられていない範囲を高耐水範囲と称する。図7では、グレーで示した範囲R1、R2が低耐水範囲であり、低耐水範囲R1、R2以外の範囲が高耐水範囲である。
図7に示されているように、ハウジング40の上面に設けられているリブ48は、低耐水範囲R1とリブ15の両端との間に位置する。それゆえ、リブ15の両端から落下した水滴は、前下がりになっているハウジング40の上面に沿って前方へ流れるが、リブ48によって遮られ、低耐水範囲R1へ到達することはない。
先に述べたように、筐体11の下面115に設けられたリブ15に沿って流れる水は、最も低いリブ15の両端(図7における先端P1とP2)から下方へ落下する。電力変換装置10は、鉛直方向からみて、リブ15のU字の両端が、ハウジング40の高耐水範囲に位置するように配置されている。それゆえ、リブ15の両端から落下した水滴は、低耐水範囲R1、R2には到達しない。実施例のモータユニット2は、ガスケット14への水の付着を防ぐとともに、電力変換装置10のリブ15の両端から滴る水がハウジング40の低耐水範囲R1、R2に落下することを防止する。
(変形例)図8に変形例の電力変換装置10aの筐体11aの拡大断面図を示す。図8は、図5の断面に対応する。筐体11aの下面115には、先のリブ15よりも幅の太いリブ15aが設けられている。幅の太いリブ15aを採用することで、筐体11aの下部後方の強度を高めることができる。
モータユニット2に関する技術的な留意点について説明する。ガスケット14を下面115の後部の外縁115aに近い側へ配置することで、冷媒流路12を大きくすることができる。逆に、ガスケット14の位置を外縁115aから遠ざけることで、電力変換装置の筐体を小型化することができる。
電力変換装置の筐体は、鋳型に溶融金属を流し込んで作られる。ガスケット14の近傍で筐体を薄肉化することで、筐体を鋳造するときの鋳巣不良を低減することができる。また、鋳型の分割面がリブに位置するよう鋳型を分割することで、筐体の分割面に生じるバリの除去が容易になる。
本明細書が開示する技術は、ハイブリッド車のほか、電気自動車、燃料電池車に適用することも好適である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:モータユニット
10、10a:電力変換装置
11、11a:筐体
12:冷媒流路
13:仕切
14:ガスケット
15、15a:リブ
16:ロアカバー
40:ハウジング
41:モータ
43、45:ブラケット
80:フロントコンパートメント
81:サイドメンバ
82:エンジン
84:フェンダーエプロン
85:サスペンションタワー
86:クロスメンバ
87:カウルパネル
90:電気部品
100:ハイブリッド車

Claims (2)

  1. 走行用のモータを収容しているハウジングの上に、電源の電力を前記モータの駆動電力に変換する電力変換装置が、前記ハウジングの上面との間に隙間が確保された状態で前下がりの姿勢で固定されているモータユニットであり、
    前記電力変換装置は、
    当該電力変換装置の筐体の下部に設けられている冷媒流路と、
    前記冷媒流路を囲むように配置されたガスケットを挟んで前記筐体の下面に取り付けられており、前記冷媒流路を塞ぐカバーと、
    前記下面にU字状に設けられているリブであって、U字の両端がU字の湾曲部よりも、前下がりに傾斜している前記下面の前方に位置するとともにU字が前記ガスケットの前記筐体後方側を囲むように設けられているリブと、
    を備えており、
    前記ハウジングの上面に、高耐水範囲と、耐水性が前記高耐水範囲よりも低い低耐水範囲が定められており、
    前記電力変換装置は、鉛直方向からみて、前記リブのU字の両端が前記高耐水範囲に位置するように配置されている、モータユニット。
  2. 前記高耐水範囲は、部品の継ぎ目のない範囲である、請求項1に記載のモータユニット。
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