JP2020135596A - 商品収容装置および自動販売機 - Google Patents

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憲 諏訪部
秀一 本田
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Abstract

【課題】軟包装容器で包装された商品であっても、適正に商品を保持することのできる商品収容装置を提供する。【解決手段】上部回転軸20および下部回転軸21(上下の回転軸)で回転される搬送ベルト22(搬送部材)と、搬送ベルト22に定ピッチで設けられた商品収容棚30の収容板33と、搬送ベルト22と対向する上下に延在する側板11と、上部回転軸20、部回転軸および側板11を支持する保持板12と収容板33とで形成され商品4を収容する収容空間を上下方向に構成している。【選択図】図3

Description

本発明は、商品収容装置および自動販売機に係り、特に、柔軟性のある容器に収容された商品を投出するための商品収容装置および自動販売機に関するものである。
従来、清涼飲料水などの飲料を無人販売する装置として、自動販売機が多く用いられている。
これらの飲料を販売する自動販売機としては、従来、商品投出装置の上部フラッパに、補助支持部材を装備し、商品投出装置を太缶の排出に使用する場合は、上部フラッパの突端部が下から二個目の缶と当接し、商品投出装置を細缶の排出に使用する場合は、補助支持部材に上部フラッパがつっかえられた状態となり、補助支持部材が閉じず、補助支持部材の最先端が、2個目の細缶と接し、缶の落下を防ぐようにした技術が開示されている(例えば、特許文献1を参照。)。
特許第3422789号公報
前記特許文献1の技術においては、径の異なる缶容器、瓶、ペットボトルなどの各種容器に対応することが可能である。
しかしながら、近年、いわゆるパウチ容器などの軟包装容器で包装された商品を自動販売機において販売する要望がある。
このような軟包装容器で包装された商品を自動販売機で販売しようとすると、商品は、商品収容部の最下方から水平に直積みされて収容されることになる。
そのため、最下方の商品が商品の重量により変形してしまい、商品収容部において、商品詰まりが発生したり、適正な商品の販売を行うことができない課題があった。
本発明は前記した点に鑑みてなされたものであり、軟包装容器で包装された商品であっても、適正に商品を保持することのできる商品収容装置および自動販売機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、上下の回転軸で回転される搬送部材と、前記搬送部材に定ピッチで設けられた商品収容棚の収容板と、前記搬送部材と対向し上下に延在する側板と、前記回転軸および前記側板を支持する保持板と前記収容板とで形成され商品を収容する収容空間を上下方向に構成したことを特徴とする。
本発明によれば、搬送部材に設けられた収容板により形成された収容空間を構成したことにより、各収容空間に収容される商品を個別に保持することができ、例えば、軟包装容器で包装された商品のような不定形で脆弱な商品を適正に保持することが可能となる。
これにより、軟包装容器で包装された商品の販売を適正に行うことができる。
本発明の実施形態を示す自動販売機の概略斜視図 本実施の形態の商品収容装置を示す斜視図 本実施形態の商品収容装置を示す側面図 本実施の形態の商品収容装置を示す搬送ベルト部分の斜視図 本実施の形態の商品収容装置の搬送ベルト部分の斜視図 本実施の形態の搬出装置を示す斜視図 本実施の形態の商品収容装置の下部を示す拡大図 図8(a)〜図8(c)はそれぞれ商品収容棚の動作を示す説明図
第1の発明は、上下の回転軸で回転される搬送部材と、前記搬送部材に定ピッチで設けられた商品収容棚の収容板と、前記搬送部材と対向し上下に延在する側板と、前記回転軸および前記側板を支持する保持板と前記収容板とで形成され商品を収容する収容空間を上下方向に構成した。
これによれば、搬送部材に設けられた収容板により形成された収容空間を構成したことにより、各収容空間に収容される商品を個別に保持することができ、例えば、軟包装容器で包装された商品のような不定形で脆弱な商品を適正に保持することが可能となる。
第2の発明は、前記上下の回転軸は、それぞれ軸受により回転自在に支持されている。
これによれば、上部回転軸と下部回転軸とを円滑に回転させることができるため、商品荷重で搬送ベルトを回転させることができ、簡単な構成で、製造コストも低減させることができる。
第3の発明は、前記搬送部材は、ばね部材により回転駆動力が付与されている。
これによれば、商品の重量に関係なく、搬送ベルトを無電力で駆動することができるため、製造コストの低減を図ることができる。
第4の発明は、前記収容板は、上方に向かう方向に回動自在に設けられ、前記収容板は、前記搬送部材に近づく方向に付勢されている。
これによれば、商品搬出後に、搬送ベルトが下部回転軸を過ぎると、搬送ベルトに収容板が近づくことになり、収容板が邪魔にならずに搬送ベルトの回転を行うことができる。また、収容板に商品が載置されていないときは、収容板を省スペースで格納できるため、商品収容効率を上げることができる。
第5の発明は、前記収容板の先端は、前記収容板に前記商品が載置された状態で前記側板に当接し、前記収容板は、当該当接部分に向かって斜め上方に配される。
これによれば、収容板の先端を側板に当接させることで、収容板に掛かる垂直方向の荷重を、側板にも分散することができるため、重量の大きい商品の保持が可能となり、販売商品の汎用性を向上させることができる。
第6の発明は、前記搬送部材の周長のうち略半分の領域に前記商品収容棚を配置し、前記搬送部材に、前記搬送部材を手動で回転動作させる操作部を設けた。
これによれば、搬送ベルトの片側にのみ商品収容棚を配置することで、搬送ベルトの回転によりすべての商品収容棚がもう一方に移動すると、搬送ベルトを逆方向に回動させて基準位置状態とすることができ、商品収容棚の数量を半減できるため、より安価に提供することが可能となる。
第7の発明は、前記操作部は、最上部に位置する前記商品収容棚の上方であって前記商品収容棚の配置ピッチとほぼ同じ位置に、商品収容部の外側に伸縮可能に設けられている。
これによれば、最上位の商品収容棚に商品が残っていても操作レバーを手でつかむことが可能となり操作性が向上する。
第8の発明は、いずれかの前記商品収容棚を保持または解除するストッパ部材と、前記ストッパ部材を駆動する駆動部材と、前記駆動部材を電気的に駆動させる駆動源と、を備えた搬出装置を備えている。
これによれば、ストッパ部材で商品収容棚を保持することで、搬送ベルトの回転を阻止して搬送ベルトを停止させることができ、販売時にソレノイドへの通電を行うことにより、ストッパ部材による商品収容棚の保持を解除することで搬送ベルトを回転させ、商品の搬出を行うことができる。
第9の発明は、前記駆動源は、既存の飲料商品搬出用駆動源と同一である。
これによれば、商品の搬出機構の駆動源として既存飲料商品搬出用と同一とすることで、既設の自動販売機への代替が可能となり、商品販売の汎用性を向上させることができる。
第10の発明は、前記請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の商品収容装置を着脱自在に備えている。
これによれば、自動販売機に商品収容装置を着脱自在にすることで、軟包装容器の商品の自動販売を行うことができる。
以下、本発明に係る自動販売機および商品収容装置の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態を示す自動販売機の概略斜視図である。図2は、本実施の形態の商品収容装置を示す斜視図である。図3は、本実施形態の商品収容装置を示す側面図である。図4は、本実施の形態の商品収容装置を示す搬送ベルト部分の斜視図である。図5は、本実施の形態の商品収容装置の搬送ベルト部分の斜視図である。
本実施形態の自動販売機1は、図1に示すように、箱型の本体2を備えており、本体2の前面側には、扉3が開閉自在に取付けられている。本体2の内部には、商品4を収容するための複数の列で構成される商品収容部5が設けられている。
この商品収容部5は、既存の缶やペットボトル(例えば、350mlや500ml)や軟包装容器からなる商品4を収容可能な程度の大きさを有する。
なお、本実施形態においては、商品4として、プラスティック製の飲み口付きのアルミラミネート・フィルムなどで形成された軟包装容器で包装された商品4を用いた例について説明する。
次に、商品収容装置10について説明する。
商品収容装置10は、一対の側板11と、この側板11により支持される保持板12とにより、上下が開放された直方体形状の商品収容部材13を備えている。
商品収容部材13は、自動販売機の商品収容部5に着脱可能とされており、一般的なサーペンタインコラムに代えて、交換可能とされている。
商品収容部材13の上下端部には、保持板12により前後方向に支持された上部回転軸20および下部回転軸21が回転自在に支持されている。上部回転軸20と下部回転軸21との間には、搬送部材としての搬送ベルト22が掛け渡されている。上部回転軸20および下部回転軸21は、それぞれベアリングなどの軸受(図示せず)により回転自在に支持されている。
搬送ベルト22は、幅方向に所定間隔をもって略平行に配置された2つのベルト部材23から構成されており、各ベルト部材23の両端部は、上部回転軸20と下部回転軸21と略平行に延在するベルト連結部材24により一体に保持されている。
各ベルト連結部材24には、各ベルト連結部材24を近づける方向に付勢するばね25が連結されており、ばね25により各ベルト部材23に一定の張力を付与するように構成されている。
上部回転軸20の軸方向略中央部には、ばね巻き取り部26が設けられている。ばね巻き取り部26には、例えば、コンストンばねなどの長尺ばね27の一端が固定されている。長尺ばね27の他端部は、上方に位置するベルト連結部材24の軸方向略中央部に連結されている。長尺ばね27は、各ベルト部材23の間に配置されている。
搬送ベルト22は、長尺ばね27により、ベルト連結部材24を上方に向かう方向に付勢するように構成されている。
搬送ベルト22の基準位置における最上部分には、操作部としての操作レバー28が設けられている。操作レバー28は、最上部に位置する商品収容棚30の上方であって商品収容棚の配置ピッチとほぼ同じ位置に、商品収容部の外側に伸縮可能に設けられている。これにより、最上部の商品収容棚に商品4が残っていても操作レバー28の操作を容易に行うことができる。
操作レバー28は、搬送ベルト22が基準位置から商品4が販売される毎に徐々に下方に移動され、全ての商品4が販売された状態の搬送ベルト22を基準位置に戻すように操作するためのものである。
搬送ベルト22は、図2に示すように、各ベルト連結部材24が最下方に位置する状態が、基準位置とされている。この基準位置における搬送ベルト22の一側には、複数(本実施の形態においては、7つ)の商品収容棚30が取り付けられている。すなわち、本実施形態においては、搬送ベルト22の周長のうち略半分の領域に複数の商品収容棚30を配置している。
各商品収容棚30は、ベルト部材23の幅方向に延在し各ベルト部材23に固定される基部31を備えている。基部31の両端部には、それぞれ2つのガイドピン32が突出されている。ガイドピン32は、保持板12の互いに対向する面に形成された図示しないガイドレールに係合されており、ガイドピン32がガイドレールに沿って移動することにより、基部31を安定して昇降動作させることができるように構成されている。
ガイドピン32の下方には、ベルト部材23の幅方向に延在する金属製のロックピン34が設けられている。
各基部31の上縁には、収容板33が基部31に対して上下に揺動自在に取付けられている。収容板33は、図示しない付勢部材により上方に回動する方向に付勢されている。
収容板33の上面には、商品4が載置されるものであり、収容板33は、商品4が載置されていない状態では、付勢部材の付勢力により収容板33はベルト部材23に近づいた状態に保持されるように構成されている。
そして、収容板33の上面に商品4が載置されると、収容板33が商品4の重量で下方に揺動され、この状態で、収容板33の先端縁は、一方の側板11の内面に当接されるように構成されている。すなわち、収容板33の長さ寸法は、搬送ベルト22と側板11との間隔よりもわずかに長く形成されている。
これにより、収容板33は、搬送ベルト22に設けた基部31のみならず側板11により商品4の重量を受け止めるものであり、安定した商品4の支持が可能となる。このように収容板33と側板11とで形成された空間が商品4を収容する収容空間とされ、この収容空間は、収容板33毎に上下方向に配列されるものである。
図6は、本実施の形態の搬出装置を示す斜視図である。図7は、本実施の形態の商品収容装置の下部を示す拡大図である。
下部回転軸21の上方近傍には、搬出装置40が配置されている。搬出装置40は、搬送ベルト22の間に位置しており、搬出装置40は、略四角形状の本体部41を備えている。本体部41の両側には、本体部41を保持板12に固定するための固定フランジ42が設けられている。
本体部41の固定フランジ42の内側近傍には、固定フランジ42と略平行に延在する支持板43がそれぞれ設けられている。
各支持板43の下方の間には、ストッパ回動軸44が設けられている。支持板43の下方であってストッパ回動軸44の上方近傍には、長穴状に形成されたストッパガイド孔45が形成されている。
ストッパ回動軸44の両端部には、各支持板43の外側に位置するストッパ部材47が取付けられており、ストッパ部材47は、ストッパ回動軸44を中心として回動自在とされている。ストッパ部材47の先端部には、商品収容棚30のロックピン34に係合するフック48が形成されている。
ストッパ部材47のフック48は、商品4の搬出動作を行っていない状態で、ベルト連結部材24の両端部または商品収容棚30のロックピン34の両端部に係合されている。このようにフック48が係合されることにより、搬送ベルト22を回転させようとする長尺ばね27の付勢力に抗して搬送ベルト22を停止状態に保持することができるように構成されている。
さらにストッパ部材47には、ストッパ部材47の長手方向に延在する回動ガイド孔49が形成されている。
ストッパガイド孔45には、回動ガイド軸50が挿入されている。回動ガイド軸50の両端部は、支持板43の外側に延在し、ストッパ部材47の回動ガイド孔49に係合されるように構成されている。
回動ガイド軸50と本体部41の下端部との間には、付勢ばね46が設けられており、これにより、回動ガイド軸50は、本体部41の下方に向かう方向に付勢されている。
各支持板43の上方の間には、サブストッパ回動軸51が設けられている。支持板43の上方であってサブストッパ回動軸51の上方近傍には、長穴状に形成されたサブストッパガイド孔52が形成されている。
また、サブストッパ回動軸51の両端部には、各支持板43の外側に位置するサブストッパ部材53が取付けられており、サブストッパ部材53は、サブストッパ回動軸51を中心として回動自在とされている。サブストッパ部材53の先端部には、商品収容棚30のロックピン34に係合するフック54が形成されている。
さらにサブストッパ部材53には、サブストッパ部材53の長手方向に延在するサブ回動ガイド孔55が形成されている。
サブストッパガイド孔52には、サブ回動ガイド軸56が挿入されている。サブ回動ガイド軸56の両端部は、支持板43の外側に延在し、サブストッパ部材53のサブ回動ガイド孔55に係合されるように構成されている。
本体部41の上部一側には、ソレノイド駆動部材60が設けられている。ソレノイド駆動部材60は、駆動源としてのソレノイド61で駆動される駆動板62を備えている。駆動板62の下端部には、係合スリット63が形成されおり、係合スリット63には、駆動部材64の上端部に形成された係合フック65が係合されている。
駆動部材64は、上下方向に延在する平板状に形成されており、駆動部材64の下方には、回動ガイド軸50が挿通されるガイド軸支持部材66が設けられている。また、駆動部材64のガイド軸支持部材66の上方には、サブ回動ガイド軸56に挿通されるサブガイド軸支持部材67が設けられている。
そして、ソレノイド61に通電して、駆動板62を上方に駆動すると、駆動部材64のガイド軸支持部材66により、回動ガイド軸50が、図6において上方に移動される。
これにより、回動ガイド軸50が、ストッパガイド孔45に沿って移動され、ストッパガイド孔45における回動ガイド軸50の移動により回動ガイド軸50は、ストッパ部材47の回動ガイド孔49に沿って移動される。この回動ガイド軸50の移動により、ストッパ部材47は、図7において、時計方向に回動される。
このストッパ部材47の回動により、ストッパ部材47のフック48とベルト連結部材24またはロックピン34との係合が解除され、搬送ベルト22は長尺ばね27の付勢力により、図7において時計方向に回転される。
また、駆動板62の上方への駆動により、駆動部材64のサブガイド軸支持部材67により、サブ回動ガイド軸56が、図6において上方に移動される。
これにより、サブ回動ガイド軸56が、サブストッパガイド孔52に沿って移動され、サブストッパガイド孔52におけるサブ回動ガイド軸56の移動により、サブ回動ガイド軸56は、サブストッパ部材53のサブ回動ガイド孔55に沿って移動される。このサブ回動ガイド軸56の移動により、サブストッパ部材53は、図7において、反時計方向に回動される。
このサブストッパ部材53の回動により、サブストッパ部材53のフック54とベルト連結部材24またはロックピン34とが係合され、搬送ベルト22の回転が停止される。
すなわち、ストッパ部材47のフック48の係合が解除された状態で、搬送ベルト22が急激に回転を開始するため、サブストッパ部材53のフック54をベルト連結部材24またはロックピン34に係合させることにより、搬送ベルト22の急激な移動を防止することができ、商品収容棚30に載置された商品4の搬出動作を緩やかに行うことができる。
そして、ソレノイド61への通電を解除して、駆動板62を下方に移動させることにより、回動ガイド軸50およびサブ回動ガイド軸56が付勢ばね46の付勢力により下方に戻される。
これにより、ストッパ部材47は、図7において、反時計方向に回動されるとともに、サブストッパ部材53は、時計方向に回動され、ストッパ部材47のフック48が商品収容棚30のロックピン34に係合するとともに、サブストッパ部材53のフック54とロックピン34との係合が解除され、搬送ベルト22は、ストッパ部材47のフック48によりその回転が停止される。
また、搬出装置40の略中央部分には、商品4の売り切れ検出機構70が設けられている。売り切れ検出機構70は、詳細は図示しないが、商品収容棚30の配置側に突出した検出部を備えている。
そして、商品収容棚30の収容板33の上面に商品4が載置されている状態で、検出部を押動させることにより、商品収容棚30に商品4が存在していることを検出するように構成されている。商品収容棚30に商品4が存在していない、すなわち、商品4が売り切れている状態では、検出部が押動されないので、商品4の売り切れを検出する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図8(a)〜図8(c)はそれぞれ商品収容棚30の動作を示す説明図である。
図8(a)に示すように、搬送ベルト22が基準位置に位置している状態で、商品収容棚30の上面に商品4を載置する。
商品収容棚30に商品4を載置することにより、収容板33は、搬送ベルト22のみならず側板11により商品4の重量を受け止めて安定した商品4の支持が可能となる。
次に、購入者により自動販売機の商品4が選択され、ソレノイド61に通電されると、駆動板62が上方に駆動され、駆動部材64が上方に移動される。そして、駆動部材64のガイド軸支持部材66および回動ガイド軸50が上方に移動され、回動ガイド軸50の移動により、回動ガイド軸50がストッパ部材47の回動ガイド孔49に沿って移動され、ストッパ部材47のフック48とベルト連結部材24またはロックピン34との係合が解除される。
ストッパ部材47のフック48の係合が解除されることにより、搬送ベルト22が回転駆動され、これにより、図8(b)に示すように、最下方に位置する商品収容棚30が下方に移動することで、商品収容棚30に載置された商品4が搬出される。
このとき、サブ回動ガイド軸56の移動により、サブストッパ部材53が回動され、サブストッパ部材53のフック54とロックピン34とが係合され、搬送ベルト22の回転が停止され、商品収容棚30に載置された商品4の搬出動作を緩やかに行うことができる。
そして、ソレノイド61への通電を解除して、駆動板62を下方に移動させることにより、回動ガイド軸50およびサブ回動ガイド軸56が付勢ばねの付勢力により下方に戻される。
これにより、ストッパ部材47が回動するとともに、サブストッパ部材53が回動することで、ストッパ部材47のフック48が商品収容棚30のロックピン34に係合するとともに、サブストッパ部材53のフック54とロックピン34との係合が解除され、搬送ベルト22は、ストッパ部材47のフック48によりその回転が停止される。
この場合に、ロックピン34を金属製としているので、ストッパ部材47のフック48による係合解除時における摩擦抵抗を低減させることができ、また、ストッパ部材47のフック48をまたはサブストップ部材53のフック54をロックピン34に係合させる際の強度を確保することができる。
搬送ベルト22の回転が停止された状態で、商品4が載置されていた商品収容棚30は、ばねの付勢力により搬送ベルト22に近づく方向に付勢されるので、図8(c)に示すように、商品収容棚30の収容板33は、搬送ベルト22側に近接した状態に保持される。
そして、前述の動作を繰り返して行うことにより、商品収容棚30に載置された商品4を最下方から1つずつ順次搬出させることができる。
そして、売り切れ検出機構70の検出部により、商品4の売り切れを検出した場合は、自動販売機の売り切れを表示させる。
販売者は、操作レバー28を操作することにより、長尺ばね27の付勢力に抗して搬送ベルト22をもとの基準位置に戻すように操作する。
このとき、商品収容棚30の収容板33を搬送ベルト22に近づく方向に付勢してるので、搬送ベルト22の下部回転軸21を通過した後における収容板33は、側板11に当接してしまうことなく、円滑に移動される。
以上述べたように、本実施形態においては、上部回転軸20および下部回転軸21(上下の回転軸)で回転される搬送ベルト22(搬送部材)と、搬送ベルト22に定ピッチで設けられた商品収容棚30の収容板33と、搬送ベルト22と対向し上下に延在する側板11と、上部回転軸20、部回転軸および側板11を支持する保持板12と収容板33とで形成され商品4を収容する収容空間を上下方向に構成している。
これにより、搬送ベルト22に設けられた収容板33により形成された収容空間を構成したことにより、各収容空間に収容される商品4を個別に保持することができ、例えば、軟包装容器で包装された商品4のような不定形で脆弱な商品4を適正に保持することが可能となる。
また、本実施形態においては、上部回転軸20および下部回転軸21(上下の回転軸)は、それぞれ軸受により回転自在に支持されている。
これにより、上部回転軸20と下部回転軸21とを円滑に回転させることができるため、商品荷重で搬送ベルト22を回転させることができ、簡単な構成で、製造コストも低減させることができる。
また、本実施形態においては、搬送ベルト22(搬送部材)は、ばね部材により回転駆動力が付与されている。
これにより、商品4の重量に関係なく、搬送ベルト22を無電力で駆動することができるため、製造コストの低減を図ることができる。
また、本実施形態においては、収容板33は、上方に向かう方向に回動自在に設けられ、収容板33は、搬送ベルト22(搬送部材)に近づく方向に付勢されている。
これにより、商品搬出後に、搬送ベルト22が下部回転軸21を過ぎると、搬送ベルト22に収容板33が近づくことになり、収容板33が邪魔にならずに搬送ベルト22の回転を行うことができる。また、収容板33に商品4が載置されていないときは、収容板33を省スペースで格納できるため、商品収容効率を上げることができる。
また、本実施形態においては、収容板33の先端は、収容板33に商品4が載置された状態で側板11に当接し、収容板33は、当該当接部分に向かって斜め上方に配される。
これにより、収容板33の先端を側板11に当接させることで、収容板33に掛かる垂直方向の荷重を、側板11にも分散することができるため、重量の大きい商品4の保持が可能となり、販売商品4の汎用性を向上させることができる。
また、本実施形態においては、搬送ベルト22(搬送部材)の周長のうち略半分の領域に商品収容棚30を配置し、搬送ベルト22に、搬送ベルト22を手動で回転動作させる操作部を設けた。
これにより、搬送ベルト22の片側にのみ商品収容棚30を配置することで、搬送ベルト22の回転によりすべての商品収容棚30がもう一方に移動すると、搬送ベルト22を逆方向に回動させて基準位置状態とすることができ、商品収容棚30の数量を半減できるため、より安価に提供することが可能となる。
また、本実施形態においては、操作レバー28(操作部)は、最上部に位置する商品収容棚30の上方であって商品収容棚30の配置ピッチとほぼ同じ位置に、商品収容棚30の外側に伸縮可能に設けられている。
これにより、最上位の商品収容棚30に商品4が残っていても操作レバー28を手でつかむことが可能となり操作性が向上する。
また、本実施形態においては、いずれかの商品収容棚30を保持または解除するストッパ部材47と、ストッパ部材47を駆動する駆動部材64と、駆動部材64を電気的に駆動させるソレノイド61(駆動源)と、を備えた搬出装置40を備えている。
これにより、ストッパ部材47で商品収容棚30を保持することで、搬送ベルト22の回転を阻止して搬送ベルト22を停止させることができ、販売時にソレノイド61への通電を行うことにより、ストッパ部材47による商品収容棚30の保持を解除することで搬送ベルト22を回転させ、商品4の搬出を行うことができる。
また、本実施形態においては、ソレノイド61(駆動源)は、既存の飲料商品搬出用駆動源と同一である。
これにより、商品4の搬出機構の駆動源として既存飲料商品搬出用と同一とすることで、既設の自動販売機への代替が可能となり、商品販売の汎用性を向上させることができる。
なお、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、本発明は、前記実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
以上のように、本発明に係る自動販売機は、軟包装容器で包装された商品を収容して適正に保持することができ、軟包装容器の商品の適正な販売を行うことのできる自動販売機に好適に利用することができる。
1 自動販売機
2 本体
4 商品
5 商品収容部
10 商品収容装置
11 側板
12 保持板
13 商品収容部材
20 上部回転軸
21 下部回転軸
22 搬送ベルト
23 ベルト部材
24 ベルト連結部材
28 操作レバー
30 商品収容棚
32 ガイドピン
33 収容板
34 ロックピン
40 搬出装置
43 支持板
44 ストッパ回動軸
45 ストッパガイド孔
47 ストッパ部材
48 フック
49 回動ガイド孔
50 回動ガイド軸
51 サブストッパ回動軸
52 サブストッパガイド孔
53 サブストッパ部材
54 フック
55 サブ回動ガイド孔
56 サブ回動ガイド軸
60 ソレノイド駆動部材
61 ソレノイド
62 駆動板
64 駆動部材
70 検出機構

Claims (10)

  1. 上下の回転軸で回転される搬送部材と、
    前記搬送部材に定ピッチで設けられた商品収容棚の収容板と、
    前記搬送部材と対向し上下に延在する側板と、
    前記回転軸および前記側板を支持する保持板と前記収容板とで形成され商品を収容する収容空間を上下方向に構成したことを特徴とする商品収容装置。
  2. 前記上下の回転軸は、それぞれ軸受により回転自在に支持されていることを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載の商品収容装置。
  3. 前記搬送部材は、ばね部材により回転駆動力が付与されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の商品収容装置。
  4. 前記収容板は、上方に向かう方向に回動自在に設けられ、前記収容板は、前記搬送部材に近づく方向に付勢されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の商品収容装置。
  5. 前記収容板の先端は、前記収容板に前記商品が載置された状態で前記側板に当接し、前記収容板は、当該当接部分に向かって斜め上方に配されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の商品収容装置。
  6. 前記搬送部材の周長のうち略半分の領域に前記商品収容棚を配置し、前記搬送部材に、前記搬送部材を手動で回転動作させる操作部を設けたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の商品収容装置。
  7. 前記操作部は、最上部に位置する前記商品収容棚の上方であって前記商品収容棚の配置ピッチとほぼ同じ位置に、商品収容部の外側に伸縮可能に設けられていることを特徴とする請求項6に記載の商品収容装置。
  8. いずれかの前記商品収容棚を保持または解除するストッパ部材と、前記ストッパ部材を駆動する駆動部材と、前記駆動部材を電気的に駆動させる駆動源と、を備えた搬出装置を備えていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の商品収容装置。
  9. 前記駆動源は、既存の飲料商品搬出用駆動源と同一であることを特徴とする請求項8に記載の商品収容装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の商品収容装置を着脱自在に備えていることを特徴とする自動販売機。
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