JP2020135059A - 見守り装置および見守り装置用プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】各センサーからネットワークまでの通信経路を形成するために必要な設備を削減可能な見守り装置を提供する。【解決手段】検出部は、撮影部としてのカメラ13と、対象者の体動を検出する体動検出部としての体動センサー14と、撮影部により撮影された対象者を含む撮影画像、および体動検出部により検出された体動の少なくともいずれかに基づいて、対象者の所定のイベントを検出する制御部11と、撮影部、体動検出部および制御部とともに一体化され、撮影画像、体動、および所定のイベントの少なくともいずれかのデータを、ネットワークを介して送信先の装置へ送信するルーター17と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、見守り装置および見守り装置用プログラムに関する。
我が国は、戦後の高度経済成長に伴う生活水準の向上、衛生環境の改善、および医療水準の向上等により、長寿命化が顕著になっている。このため、出生率の低下と相まって、高齢化率が高い高齢化社会になっている。このような高齢化社会では、病気、怪我、および加齢などにより、介護や支援等のケアを必要とする対象者の増加が想定される。
対象者は、自宅、または、病院や老人福祉施設等の施設において、歩行中に転倒したり、ベッドから転落したりして怪我をするおそれがある。そのため、対象者がこのような状態になったときに介護士や看護師等がすぐに駆けつけられるようにするために、対象者の状態を検知し、検知結果をネットワークを介して関係者によりアクセス可能なサーバーへ送信するためのシステムの開発が進められている。
このようなシステムに関連し、下記特許文献1には、次の技術が開示されている。見守り対象となる住居者の住居に設置した人感センサーにより検出された人感センサーデータと、居住者が装着している加速度センサーにより検出された加速度センサーデータとを、それぞれアクセスポイントを介して住居内または居室外のサーバーPCへ送信する。そして、サーバーPCにおいて、人感センサーデータから推定した居住者の居場所と、加速度センサーデータから推定した居住者の行動等とに基づいて居住者の転倒等のイベントを判断し、居住者のイベントの情報として保存する。これにより、インターネット等を介してサーバーPCに接続可能な端末から、介護担当者等による居住者のイベントの情報の閲覧等を可能としている。
特開2014−89494号公報
しかし、上記先行技術は、各種センサーデータを、各センサーからインターネットに接続されたサーバーPCへ送信するために、各センサーからサーバーPCまでの通信経路として、アクセスポイント等の設備を配設する必要があるという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものである。すなわち、各センサーからネットワークまでの通信経路を形成するために必要な設備を削減可能な見守り装置を提供することを目的とする。
本発明の上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)所定の撮影領域を撮影する撮影部と、所定の照射領域にマイクロ波を照射するとともに、反射波を検出することで前記照射領域内の対象者の体動を検出する体動検出部と、前記撮影部により撮影された、前記所定の撮影領域内の前記対象者を含む撮影画像、および前記体動検出部により検出された、前記対象者の体動の少なくともいずれかに基づいて、前記対象者の所定のイベントを検出する制御部と、前記撮影部、前記体動検出部、および前記制御部とともに一体化され、前記撮影部により撮影された前記撮影画像、前記体動検出部により検出された前記対象者の体動、および、前記制御部により検出された前記所定のイベントの少なくともいずれかのデータを、ネットワークを介して送信先の装置へ送信するルーターと、を有する見守り装置。
(2)所定の端末との間で無線により通信するための第1インターフェイス、および前記対象者から情報を検出する機器との間で無線により通信するための第2インターフェイスの少なくともいずれかがさらに一体化された、上記(1)に記載の見守り装置。
(3)前記ルーターは有線ルーターである、上記(1)または(2)に記載の見守り装置。
(4)前記制御部は、前記撮影画像に基づいて前記対象者の行動を検出することにより、前記イベントを検出する、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の見守り装置。
(5)前記制御部は、検出された前記対象者の体動に基づいて前記イベントを検出する、上記(1)〜(4)のいずれかに記載の見守り装置。
(6)前記見守り装置を天井に設置するための設置部をさらに有する、上記(1)〜(5)のいずれかに記載の見守り装置。
(7)前記ネットワークは、インターネットである上記(1)〜(6)のいずれかに記載の見守り装置。
(8)前記データを前記ネットワークで送信可能な信号に変換する変換部が前記撮影部、前記体動検出部、および前記イベント検出部とともに前記ルーターにさらに一体化され、前記ルーターは、前記データを、前記変換部で変換された信号により、前記ネットワークを介して前記送信先の装置へ送信する、上記(2)に記載の見守り装置。
(9)撮影部と、体動検出部と、制御部と、ルーターとが一体化された見守り装置において実行されるプログラムであって、前記撮影部により所定の撮影領域が撮影された撮影画像を取得する手順(a)と、前記体動検出部により所定の照射領域にマイクロ波を照射するとともに、反射波を検出することで前記照射領域内の対象者の体動を取得する手順(b)と、前記手順(a)において取得された、前記所定の撮影領域内の前記対象者を含む前記撮影画像、および前記手順(b)において検出された、前記対象者の体動の少なくともいずれかに基づいて、前記制御部により前記対象者の所定のイベントを検出する手順(c)と、前記手順(a)において撮影された前記撮影画像、前記手順(b)において検出された前記対象者の体動、および、前記手順(c)において検出された前記所定のイベントの少なくともいずれかのデータを、前記ルーターによりネットワークを介して送信先の装置へ送信する手順(d)と、を有する処理をコンピューターに実行させるための見守り装置用プログラム。
撮影部と、体動検出部と、撮影部により撮影された対象者を含む撮影画像、および体動検出部により検出された対象者の体動の少なくともいずれかに基づいて、所定のイベントを検出する制御部と、撮影画像、体動、および検出された所定のイベントの少なくともいずれかのデータをネットワークを介して送信先の装置へ送信するルーターと、を一体化する。これにより、各センサーからネットワークまでの通信経路を形成するために必要な設備を削減できる。
見守りシステムの全体構成を示す図である。 対象者の部屋のベッド周辺に設置された検出部の例を示す図である。 検出部のハードウェア構成を示すブロック図である。 検出部を居室の天井等に設置するための設置部を示す図である。 タブレット端末に表示された連絡帳の画面を示す図である。 スタッフ端末に表示された伝言板の画面を示す図である。 サーバーのハードウェア構成を示すブロック図である。 サーバーに記憶されたバイタルデータが、スタッフ端末において表示された画面の例を示す図である。 サーバーに記憶されたバイタルデータが、スタッフ端末において表示された画面の他の例を示す図である。 サーバーに記憶されたバイタルデータが、スタッフ端末において表示された画面のさらに他の例を示す図である。 管理者端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 スタッフ端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 見守りシステムのネットワーク構成と、ネットワークを通じて送受信されるデータを示す説明図である。 検出部の動作を示すフローチャートである。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
(全体構成)
図1は見守りシステム1の全体構成を示す図であり、図2は対象者70の部屋のベッド60周辺に設置された検出部10の例を示す図である。
図1に示すように、見守りシステム1は、複数の検出部10、サーバー20、管理者端末30、および1つ以上のスタッフ端末40、および1つ以上のタブレット端末100を備える。検出部10は見守り装置を構成する。検出部10、サーバー20、管理者端末30、およびスタッフ端末40は、有線または無線によって、ネットワーク50を介して、相互に通信可能に接続される。ネットワーク50は、通信信号を中継するリピーター、ブリッジ、ルーターまたはクロスコネクト等の中継機を備えてもよい。図1に示す例では、スタッフ端末40は、検出部10、サーバー20、および管理者端末30と、アクセスポイント51を含む無線LAN(例えばIEEE802.11規格に従ったLAN)を含むネットワーク50によって、相互に通信可能に接続されている。タブレット端末100は、後述するように、例えばWi−Fi(登録商標)により検出部10と相互に無線通信する。
対象者70(見守り対象者)は、例えば、病気や怪我等によって看護を必要とする患者、高齢による身体能力の低下等によって介護を必要とする被介護者、一人暮らしの独居者、または病院施設に入院している患者等である。特に、早期発見および早期対処を可能にする観点から、対象者70は、例えば異常状態等の所定の不都合な事象がその者に生じた場合に、その発見を必要としている者であり得る。
検出部10は、対象者70の観察領域であるそれぞれの自宅の居室に配置され得る。図1に示す例では、4つの検出部10が対象者70であるAさん、Bさん、CさんおよびDさんの自宅の居室にそれぞれ配置されている。検出部10の観察領域にはベッド60が含まれている。対象者70に対して、業務に応じて、介護または看護等の対応(例えば、ケア)を行うスタッフ80は、それぞれ携帯端末であるスタッフ端末40を持ち歩いている。
管理者端末30は、管理者90用の端末である。管理者90は、例えば、複数のスタッフ80を統括するマネージャーである。
見守りシステム1が備える各構成の位置や個数等は、図1に示す例に限定されない。
(検出部10)
図3は、検出部10のハードウェア構成を示すブロック図である。図4は、検出部10が居室の天井等に設置するための設置部10aを示す図である。図3に示すように、検出部10は、制御部11、記憶部12、カメラ13、体動センサー14、マイク15、スピーカー16、ルーター17、Wi−Fi(登録商標)インターフェイス18、およびブルートゥース(Bluetooth(登録商標))インターフェイス19を備え、これらはバスによって、相互に接続されている。カメラ13は撮影部を構成する。体動センサー14は体動検出部を構成する。Wi−Fi(登録商標)インターフェイス18は第1インターフェイスを構成する。ブルートゥースインターフェイス19は第2インターフェイスを構成する。図4に示すように、検出部10は、少なくとも一部が平面になっていることで構成される設置部10aを有し、当該平面が居室の天井と接するように固定配置され得る。設置部10aは、居室の天井に検出部10を固定するためのボルトを通す穴が設けられた止め板を、検出部10の側面等の一部分に固定することにより構成されてもよい。
なお、検出部10は、上記構成要素以外の構成要素を含んでもよく、上記構成要素の一部を含まなくてもよい。例えば、検出部10は、温度センサーをさらに含み得る。
検出部10の各構成要素は物理的に一体化される。一体化には、一つの筐体に複数の構成要素が配置されることや、一つの基板に複数の構成要素が実装されることや、複数の構成要素の位置が相対的に一定の距離(距離が0の場合も含む)を保って固定されていること等が広く含まれる。例えば、構成要素の一体化には、各構成要素に電力を供給する電源が共通であることが含まれる。この場合、構成要素のすべてが収容された筐体への電力供給が一経路でなされ、筐体内で当該経路が分岐されて各構成要素へ電力が分配され得る。構成要素の一体化には、同一の筐体内で各構成要素間の配線がなされることが含まれる。さらに、構成要素の一体化には、各構成要素間でローカルでの信号の授受がされることを含む。ここでローカルとは、インターネットあるいは公衆回線など不特定多数により接続可能な通信回線に接続されていない範囲を指す。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)により構成され、プログラムにしたがって検出部10の各部の制御および演算処理を行う。制御部11の具体的な作用については後述する。
記憶部12は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、およびHDD(Hard Disk Drive)等を備え、各種プログラムおよび各種データを記憶する。
カメラ13は、検出部10が居室の天井、固定されたスタンドの上部、壁の上部等に固定配置されることで、対象者70のベッド60を含む領域を俯瞰可能な位置に配置される。これにより、カメラ13は、所定の撮影領域(観察領域)として対象者70のベッド60を含む領域を撮影し、撮影画像(画像データ)を出力する。以下、カメラ13により撮影された画像を、単に「撮影画像」とも称する。撮影画像には対象者70を含む画像が含まれる。撮影画像には、静止画および動画(映像)が含まれる。カメラ13は近赤外線カメラであるが、これに換えて可視光カメラを用いてもよく、これらを併用してもよい。
体動センサー14は、所定の照射領域にマイクロ波を送信し、反射波を受信することにより、対象者70の体動(例えば呼吸動)によって生じたマイクロ波のドップラシフトを体動として検出する。所定の照射領域は、対象者70に対しマイクロ波の照射が可能な領域であり、例えば、ベッド60の一部または全部を含む領域とし得る。体動センサー14により、対象者70の呼吸動作に伴う胸部の体動(胸部の上下動)を検出し、その胸部の体動における周期の乱れや予め設定された閾値以下である胸部の体動における振幅を検知することで、微体動異常を検出する。
マイク15は、音声を電気信号に変換して出力する。
スピーカー16は、電気信号を音声(音波)に変換して出力する。
ルーター17は、撮影画像、体動を含むバイタルデータ、および後述する所定のイベント等のデータ(以下、「検出データ等」と称する)に、送信元である自身を特定するためのアドレス(例えば、グローバルIPアドレス)と、送信先であるサーバー20を特定するためのアドレス(例えば、グローバルIPアドレス)とを付加して、ネットワーク50を介してサーバー20へ送信する。
なお、カメラ13からは、撮影画像(画像データ)にカメラ13を特定するためのアドレス(ローカルIPアドレス)が付加されて出力され得る。また、体動センサー14からは、体動(マイクロ波のデータ)に体動センサー14を特定するためのアドレス(ローカルIPアドレス)が付加されて出力され得る。これらの場合、ルーター17は、カメラ13のローカルIPアドレスおよび体動センサー14のローカルIPアドレスをルーター17のグローバルIPアドレス等に統一的に変換(ローカルIPアドレスを削除し、グローバルIPアドレス等を付加)して検出データをサーバー20へ送信する。
カメラ13や体動センサー14から出力される検出データには、カメラ13や体動センサー14を特定するためのアドレスが付加されなくてもよい。この場合、ルーター17は、検出データにグローバルIPアドレス等を単に付加してサーバー20へ送信する。
ルーター17には、無線アンテナおよびSIMカード等を用い、無線でデータのやり取りをする無線ルーターと、ケーブル等の差込口を有し、有線でデータのやり取りをする有線ルーターとが含まれる。
ルーター17が無線ルーターである場合は、ルーター17は、SIMカードに記憶された、SIMカードの識別番号を基地局へ送信することで、基地局から動的にSIMカードに割り当てられたグローバルIPアドレスを取得して、ルーター17を特定するためのアドレスとして用い得る。ルーター17のグローバルIPアドレスは、予め専用のグローバルIPアドレスとして設定されてもよい。
ルーター17が無線ルーターである場合は、ルーター17は、SIMカードに記憶された、SIMカードの識別番号と結び付けられた電話番号を着信先とする電話の音声信号を受信し、スピーカー16へ送信して音声として出力させる。ルーター17は、着信した電話の応答として対象者70等が発した音声がマイク15により変換された電気信号を音声データとしてネットワーク50(具体的には、公衆電話回線53(図13参照))を介して、着信した電話の発信元の端末(例えば、家族の端末92(図13参照))へ送信する。なお、ルーター17は、予め着信可能な端末の電話番号が設定されることで、設定された電話番号以外の端末を発信元とする電話の着信を拒否し得る。
ルーター17が有線ルーターである場合は、ルーター17は、差込口に差し込まれたケーブル等を介して検出データ等を送信する。この場合は、予め、ルーター17を特定するためのアドレス(例えば、グローバルIPアドレス)がルーター17に設定され得る。また、ルーター17が有線ルーターである場合は、ルーター17は、光信号と電気信号との相互の変換、およびデジタル信号とアナログ信号との相互の変換の少なくともいずれかの変換を行う変換部が一体化されることでさらに含み得る。
ルーター17が有線ルーターである場合は、予めルーター17に電話番号が設定され、当該電話番号を着信先とする電話の音声信号を受信し、スピーカー16へ送信して音声として出力させる。ルーター17は、着信した電話の応答として対象者70等が発した音声がマイク15により変換された電気信号を音声データとしてケーブルからネットワーク50(具体的には、公衆電話回線53)を介して、着信した電話の発信元の端末(例えば、家族の端末92)へ送信する。なお、ルーター17は、固定電話に利用される4芯または2芯のモジュラーケーブルの差込口を有し得る。この場合は、電気通信事業者の設備である電話交換機等により、検出部10が設置された対象者70の自宅の電話番号を発信先とする電話の発信元の端末と、当該モジュラーケーブルに接続される電話回線とが接続される。これにより、ルーター17と当該発信元の端末とが接続されて通話可能になる。
Wi−Fiインターフェイス18は、Wi−Fiモジュール(半導体チップ)を含み、タブレット端末100、スタッフ端末40、およびPC等と検出部10とをWi−Fi(登録商標)により相互に無線通信可能に接続する。
ブルートゥースインターフェイス19は、ブルートゥース用のSoC(System−on−a−Chip)を含み、対象者70のバイタルデータを取得する測定機器(図示せず)と、ブルートゥース(登録商標)により相互に無線通信可能に接続する。
制御部11の作用について説明する。
制御部11は、カメラ13が撮影した撮影画像から、対象者70の行動を認識する。この認識する行動には、ベッド60から起き上がる「起床」、ベッド60から離れる「離床」、ベッド60から落ちる「転落」、および床面等に転倒する「転倒」が含まれる。
制御部11は、複数の撮影画像(動画像)から画像のシルエット(以下、「人シルエット」と称する)を検出する。人シルエットは、例えば、撮影時刻が前後する画像の差分を抽出する時間差分法により差分が相対的に大きい画素の範囲を抽出することで検出され得る。人シルエットは、撮影画像と背景画像との差分を抽出する背景差分法により検出されてもよい。起床、離床、転倒、転落は、検出した人シルエットから対象者70の姿勢(例えば立位、座位および横臥等)、およびベッド60等の居室内の設置物との相対的な位置から検出する。これらの検出は、制御部11のCPUが処理するプログラムにより行ってもよく、組み込み型の処理回路により行うようにしてもよい。また、これに限られずサーバー20側でこれらの認識の全部またはほとんどの処理を行うようにし、制御部11ではサーバー20への撮影画像の送信のみを行うようにしてもよい。制御部11は、いずれかの行動を認識した場合、その行動が発生した旨の通知を、所定のイベントを検出した旨を通知するイベント通知(アラート)として、サーバー20等に送信する。イベント通知には、対象者70の氏名、部屋番号、およびイベントの内容が含まれる。イベント通知により通知される所定のイベントには、体動センサー14により検出される体動に基づいて検出される入眠や微体動異常等が含まれる。制御部11は、ナースコール部(図示せず)のボタンが押されることで出力されるナースコール部から出力されるナースコール信号や、マイク15により電気信号に変換された音声信号に基づいて、ナースコールを検出し得る。このように検出されたナースコールも所定のイベントに含まれ得る。
制御部11は、ルーター17により、検出データ等に、送信元である自身を特定するためのアドレスと、送信先であるサーバー20を特定するためのアドレスとを付加して、ネットワーク50を介して、サーバー20へ検出データ等を送信する。
制御部11は、最新の所定時間の撮影画像を継続的に記憶部12に記憶させることで、記憶部12の一部をリングバッファとして機能させる。所定時間は、例えば、5分間とし得る。制御部11は、撮影画像に基づいてイベントを検出した場合、リングバッファに記憶された所定時間の撮影画像のうち、イベントを検出した時間の、例えば前後1分間の撮影画像を、当該イベントを通知するイベント通知に含めてサーバー20へ送信し得る。
制御部11は、Wi−Fiインターフェイス18により、対象者70の居室ごとに備えられたタブレット端末100から、連絡帳のデータを受信する。制御部11は、受信した連絡帳のデータを、ルーター17により、サーバー20へ送信する。なお、タブレット端末100はPC(personal Computer)等により代替され得る。
図5はタブレット端末100に表示された連絡帳の画面を示す図である。図5のAは、タブレット端末100を起動したときに表示される連絡帳の画面である。図5のBは、タブレット端末100において、連絡帳の画面におけるスタッフ80による記入例を示す図である。
図5のAに示すように、タブレット端末100を起動したときは、日時のみが記入された連絡帳の画面が初期画面として表示される。
図5のBに示すように、スタッフ80は、連絡帳の画面の「記録者」の欄のプルダウンメニューにおいて自分の名前(氏名または名字等)を選択することで、連絡帳に、記録者(記載者)として自分の名前を記入する。スタッフ80は、連絡帳の画面において、「体温」、「血圧」、および「SPO2」の欄にそれぞれ測定したバイタルデータを入力する。スタッフ80は、「カメラ起動」ボタンを選択することでタブレット端末100が備えるカメラ(図示せず)を起動し、当該カメラで対象者70を撮影することで、対象者70画像を連絡帳に入力し得る。スタッフ80は、「自由記載」の欄に連絡事項を自由に記載する。図5のBの例においては、「体調も良いようで息子さんの話を沢山されていました。スタッフA」と記載されている。連絡帳への記載は、タッチペンを用いた自筆入力により行い得る。連絡帳への記載は、「キーボード入力」ボタンを選択することで表示されるキーボードの画面上でタッチペンによりキー入力してもよい。連絡帳への記載内容は、白抜きの左向き矢印または右向き矢印を選択することでスクロールされて表示される。「記入者」の欄のプルダウンメニューにおいて他人または自分の名前を選択することで、選択された名前のスタッフ80による連絡帳への記載内容が画面に表示される。
制御部11は、ブルートゥースインターフェイス19により、対象者70のバイタルデータを取得する測定機器からバイタルデータを受信する。制御部11は、受信したバイタルデータを、検出データ等としてサーバー20へ送信する。
制御部11は、予め登録されたメンバーがサーバー20にアクセスすることで閲覧および投稿可能な、検出部10ごとの伝言板のうち、当該制御部11を備える検出部10に関する伝言板に対象者70宛の投稿がされた場合、ルーター17により、当該投稿の内容をサーバー20からネットワーク50を介して受信する。制御部11は、受信した投稿の内容を、例えば、検出部10が備えるプロジェクター(図示せず)により、居室の壁に設けられたスクリーン等に対象者70に視認可能に投影する。
図6は、スタッフ端末40に表示された伝言板の画面を示す図である。予めメンバーとして登録されたスタッフ80のスタッフ端末40からサーバー20にアクセスすることで、スタッフ端末40に伝言板の画面を表示できる。
図6のAには、サーバー20がイベント通知を検出部10から受信することでイベントが表示された伝言板の画面が示されている。図6の例においては、Aさんの「起床」のイベント通知をサーバー20が受信したことで、Aさんに関する伝言板のスレッドに「起床」のイベントが表示されている。伝言入力欄には、当該伝言入力欄に投稿された伝言を通知する宛先を選択するためのチェックボックスが表示される。宛先の候補としては、対象者70本人、医療スタッフ、介護スタッフ、家族等の任意のカテゴリーやグループが予め設定され得る。なお、図6においては、Aさんに対応する検出部10に関連付けて1つの伝言板のスレッドが作成されるものとして説明したが、Aさんに関する各イベントや各投稿に関連付けて伝言板のスレッドが作成されるようにしてもよい。
図6のBには、スタッフBおよびスタッフCが、それぞれAさんの伝言板のスレッドにおいて、「起床」のイベントに対応してスタッフ端末40から投稿したときの伝言板の画面が示されている。スタッフBにより投稿された伝言入力欄に表示されたチェックボックスのうち対象者70、介護スタッフ、および家族のチェックボックスには選択のためのチェックが入力されている。このため、当該伝言入力欄に投稿された伝言内容は、上述したように、サーバー20から検出部10のルーター17へ送信され、検出部10が備えるプロジェクターにより、居室の壁に設けられたスクリーン等に投影される。介護スタッフおよび家族の端末に対しては、例えばメール等が送信され、当該メールに、伝言板にアクセスするためのURLが記載されることで、伝言板へのアクセスが誘導され得る。
制御部11は、ルーター17により受信した電話の音声信号を、スピーカー16へ送信して音声として出力させる。制御部11は、ルーター17により受信した電話の応答として対象者70等が発した音声がマイク15により変換された電気信号を、音声データとしてルーター17によりネットワーク50を介して、着信した電話の発信元の端末へ送信する。
制御部11は、撮影画像の明度を、カメラ13を構成するイメージセンサーの出力に基づいて調整する。制御部11は、撮影画像の明度の調整量に基づいて、カメラ13周辺の明るさを測定することで、就寝時間帯における消灯忘れ等を検出する。制御部11は、消灯忘れ等を検出した場合は、ルーター17により、消灯忘れ等の通知を、ネットワーク50を介してスタッフ端末40等へ送信し得る。
制御部11は、検出部10に含まれる温度センサー(図示せず)により対象者70の居室の気温を測定し、測定した気温が所定値以上となった場合、ルーター17により、対象者70が熱中症になる可能性を示唆する通知を、ネットワーク50を介してスタッフ端末40等へ送信し得る。
制御部11は、対象者70の居宅の庭を撮影範囲とするカメラ(図示せず)により撮影された庭の映像を、当該カメラからWi−Fiインターフェイス18を介して受信し、検出部10が備えるプロジェクター(図示せず)により、居室の壁に設けられたスクリーン等に対象者70に視認可能に投影する。
スタッフ80が行う業務には、医療業務、介護業務を含み得る。ここで、スタッフ80の業務が、対象者70に対する介護業務である場合に、各イベントに関する対応内容について説明する。イベントとして「起床」を判定し、その判定が所定時間内(施設で設定された起床時間(例えば午前7〜8時))であれば、モーニングケアを行う。このモーニングケアには、洗顔、歯磨き介助、義歯装着、着替え介助等が含まれる。また、「離床」のイベントであれば、車椅子移乗、歩行介助が必要となる場合がある。また、検出部10が判定したイベント以外の定期的(定時)なイベントとして、飲料、および食事介助、排泄介助、車椅子移乗、歩行介助、体位変換(褥瘡予防)がある。これらの定期的なイベントは、ナースコール部等により、定時になるとアラートを発生させるようにしてもよい。なお、飲料、および食事介助、排泄介助において、対象者70の水分摂取量、排尿量、および排泄量等がスタッフ80により把握され、対応記録に記録されてサーバー20において記憶され得る。対応記録は、スタッフ端末40において入力され、スタッフ端末40からサーバー20へ送信される。
(サーバー20)
図7は、サーバー20のハードウェア構成を示すブロック図である。
サーバー20は、制御部21、通信部22、および記憶部23を備える。サーバー20は、インターネット等のネットワーク50上に配置された複数のサーバーによって仮想的に構築されるクラウドサーバーであり得る。サーバー20は、遠隔地に設けられてネットワーク50を介して接続可能な単一の専用サーバーであってもよい。各構成は、バスによって、相互に通信可能に接続されている。サーバー20の構成要素のうち検出部10の構成要素と対応するものは、検出部10の構成要素と基本構成が同様であるので、重複する説明は省略する。
通信部22は、イーサネット(登録商標)等の規格による有線通信のネットワークインターフェースや、IEEE802.11等の規格による無線通信のインターフェイス等であり、ネットワーク50に接続した各端末との通信を行う。記憶部23は、各種プログラムおよび各種データを記憶する。サーバー20の上記構成要素は、プログラムに従い、制御部21により制御される。記憶部23は、対象者70に関する情報、および伝言板等のデータを記憶する。対象者70に関する情報には、撮影画像、バイタルデータ、イベント、居室の気温、および連絡帳の情報等が含まれる。
サーバー20は、検出部10からイベント通知を受信したときは、各スタッフ端末40へイベント通知を転送等することで、スタッフ80にイベントの発生を報知してイベントへの対応を指示する。
サーバー20は、予め登録されたスタッフ80等のユーザーからの要求に応じて、記憶部23に記憶されたデータをスタッフ端末40等へ送信して画面に表示させる。当該データには伝言板が含まれる。
図8は、サーバー20に記憶されたバイタルデータが、スタッフ端末40において表示された画面の例を示す図である。
図8に示すように、スタッフ端末40には、バイタルの詳細(測定値)と、バイタルごとの最終の更新日時が表示される。なお、「部屋の様子」アイコンを選択することで、画面に、カメラ13による撮影画像が表示される。また「利用者リスト」アイコンを選択することで、プルダウンメニュー等により、バイタルの測定対象である対象者70のリストが、選択可能に表示され、当該プルダウンメニュー等において選択された対象者70のバイタルの詳細と、バイタルごとの最終の更新日時が表示される。
図9は、サーバー20に記憶されたバイタルデータが、スタッフ端末40において表示された画面の他の例を示す図である。
図9に示すように、スタッフ端末40には、睡眠、覚醒、および不在(居室内に不在)のいずれかの時間帯がグラフにより視認可能に表示される。表示される期間は選択可能であり、例えば任意の1週間とし得る。なお、図8の例と同様に、「部屋の様子」アイコンと「利用者リスト」のアイコンが表示される。
図10は、サーバー20に記憶されたバイタルデータが、スタッフ端末40において表示された画面のさらに他の例を示す図である。
図10に示すように、スタッフ端末40には、呼吸数の推移がグラフにより視認可能に表示される。表示される期間は選択可能であり、例えば任意の1週間とし得る。なお、図8の例と同様に、「部屋の様子」アイコンと「利用者リスト」のアイコンが表示される。
(管理者端末30)
図11は、管理者端末30のハードウェア構成を示すブロック図である。管理者端末30は、いわゆるPC(Personal Computer)であり、制御部31、通信部32、記憶部33、表示部34、および入力部35を備え、これらはバスにより相互に接続される。管理者端末30の構成要素のうちサーバー20の構成要素と対応するものは、サーバー20の構成要素と基本構成が同様であるので、重複する説明は省略する。
表示部34は、例えば液晶ディスプレイであり、各種情報を表示する。
入力部35は、キーボード、テンキー、マウス等を備えており、各種情報の入力を行う。
管理者端末30は、管理者90により入力部35に入力される指示に従い、記憶部33に記憶された画像等を検出部10へ送信する。当該画像には、薬の服用説明のための映像や、リハビリ説明のための映像が含まれる。
管理者端末30は、マイク(図示せず)により取得した管理者90の音声を、ネットワーク50を介して検出部10へ送信し得る。これにより、例えば、薬の服用説明のための映像とともに、管理者90の音声を検出部10へ送信することで、検出部10が備えるプロジェクター(図示せず)により当該映像を投影させながら、音声により薬の服用について、居室内にいる対象者70に説明できる。なお、上述の映像を管理者端末30から検出部10へ予め送信して、検出部10の記憶部12に予め記憶させておき、管理者端末30から、当該映像を再生させるための制御信号を検出部10へ送信することにより、検出部10が備えるプロジェクター(図示せず)により当該映像を投影させてもよい。
(スタッフ端末40)
図12は、スタッフ端末40のハードウェア構成を示すブロック図である。スタッフ端末40は、制御部41、無線通信部42、記憶部43、表示部44、入力部45、および音声入出力部46を備え、これらはバスにより相互に接続される。スタッフ端末40の構成要素のうちサーバー20の構成要素と対応するものは、サーバー20の構成要素と基本構成が同様であるので、重複する説明は省略する。
無線通信部42により、4G、Wi−Fi、Bluetooth(登録商標)等の規格を用いた無線通信が可能であり、アクセスポイント51を経由して、または直接的に各装置と無線通信する。表示部44、および入力部45は、タッチパネルであり、液晶等で構成される表示部44の表示面に、入力部45としてのタッチセンサーを重畳させたものである。表示部44、入力部45によって、スタッフ80に対して、各種指示が表示される。また、表示部44、入力部45によって、イベント通知を表示した操作画面を表示したり、操作画面を通じてイベントへの対応の意思の入力や、介護記録の入力等の各種の操作を受け付けたりする。また、表示部44は、サーバー20に要求することでサーバー20から受信した撮影画像(ライブ映像を含む)を表示する。音声入出力部46は、例えばスピーカーとマイクであり、無線通信部42を介して、他のスタッフ端末40や検出部10との間で音声通話を可能にする。スタッフ端末40は、例えば、タブレット型コンピューター、スマートフォンまたは携帯電話等の、持ち運び可能な通信端末機器によって構成できる。
なお、サーバー20、管理者端末30、およびスタッフ端末40は、上記の構成要素以外の構成要素を含んでもよく、あるいは、上記の構成要素のうちの一部を含まなくてもよい。
図13は、見守りシステム1のネットワーク構成と、ネットワーク50を通じて送受信されるデータを示す説明図である。図13に示すように、ネットワーク50には、インターネット52と公衆電話回線53が含まれる。
撮影画像、バイタルデータ、およびイベント通知(アラート)等のデータは、各検出部10からインターネット52を介してサーバー20へ送信される。また、これらのデータは、予め登録された、スタッフ端末40、管理者端末30、医師の端末91、および対象者70の家族の端末92の要求に応じて、これらの端末へインターネット52を介して送信される。伝言板のデータは、サーバー20と、スタッフ端末40、管理者端末30、医師の端末91、および家族の端末92との間でインターネット52を介して送受信される。伝言板へ投稿された伝言のうち対象者70宛の伝言は、当該対象者70の居室に配設された検出部10へサーバー20からインターネット52を介して送信される。
音声信号は、公衆電話回線53を介して、検出部10と、スタッフ端末40および管理者端末30との間で送受信される。なお、IP電話により、検出部10とスタッフ端末40等との間で通話する場合は、インターネット50を介して音声信号が検出部10とスタッフ端末40との間で送受信される。
見守りシステムにおける検出部10の動作について説明する。
図14は、検出部10の動作を示すフローチャートである。本フローチャートは、検出部10の記憶部12に記憶されたプログラムに従い、制御部11により実行され得る。
制御部11は、撮影画像をカメラ13から取得する(S101)。
制御部11は、体動を体動センサー14から取得する(S102)。
制御部11は、撮影画像および体動の少なくともいずれかに基づいて、対象者70の所定のイベントを検出する(103)。
制御部11は、撮影画像、体動、および所定のイベントの少なくともいずれかのデータを、ルーター17により、当該ルーター17を特定するためのアドレスを付加して、インターネット52を介してサーバー20へ送信する(S104)。
本実施形態は以下の効果を奏する。
撮影部と、体動検出部と、撮影部により撮影された対象者を含む撮影画像、および体動検出部により検出された対象者の体動の少なくともいずれかに基づいて、所定のイベントを検出する制御部と、撮影画像、体動、および検出された所定のイベントの少なくともいずれかのデータをネットワークを介して送信先の装置へ送信するルーターと、を一体化する。これにより、各センサーからネットワークまでの通信経路を形成するために必要な設備を削減できる。また、一体化された装置を天井等に配設することで、撮影部による撮影範囲および体動検出部による検出範囲を拡大できる。
さらに、所定の端末との間で無線により通信するための第1インターフェイス、および対象者から情報を検出する機器との間で無線により通信するための第2インターフェイスの少なくともいずれかをさらに検出部の構成要素として一体化する。これにより、対象者の居室内に備えられた端末から入力された連絡帳のデータ等や、バイタルデータの測定機器による測定されたバイタルデータを、一体化された単一の見守り装置により取得し利用できる。また、一体化された装置を天井等に配設することで、第1インターフェイスと所定の端末との間で、無線通信を障害の少ない状態で有利に実現できる
さらに、ルーターを有線ルーターとする。これにより、インターネット等に接続されたケーブル等を、一体化された単一の見守り装置へ差し込むことで、撮影画像等のデータをインターネット等を介して利用できる。
さらに、撮影画像に基づいて対象者の行動を検出することにより、所定のイベントを検出する。これにより、イベントを検出するための設備を抑制できる。
さらに、対象者の体動に基づいて所定のイベントを検出する。これにより、一つのバイタルデータに基づいて複数のイベントを検出できる。
さらに、一体化された単一の装置に、天井に設置するための設置部を設ける。これにより、撮影画像の撮影領域を拡大できるとともに、より効果的に対象者の体動を検出できる。
さらに、ネットワークをインターネットとする。これにより、撮影画像等のデータを利用するユーザーの範囲を拡大できる。
さらに、データをネットワークで送信可能な信号に変換する変換部を撮影部、体動検出部、およびイベント検出部とともにルーターにさらに一体化し、ルーターにより、データを、変換部で変換された信号により、ネットワークを介して送信先の装置へ送信する。これにより、データをネットワークで送信するために信号変換が必要な場合であっても、そのための設備の配設を不要にし、通信経路の長さの増大を抑制できる。
以上に説明した見守りシステムの構成は、上述の実施形態の特徴を説明するにあたって主要構成を説明したのであって、上述の構成に限られず、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。また、一般的な見守りシステムが備える構成を排除するものではない。
例えば、検出部10が有する一部の機能を、サーバー20、管理者端末30、またはスタッフ端末40が備えるようにしてもよい。
また、検出部10、サーバー20、管理者端末30およびスタッフ端末40は、それぞれ複数の装置により構成されてもよく、いずれか複数の装置が単一の装置として構成されてもよい。
また、上述したフローチャートは、一部のステップを省略してもよく、他のステップが追加されてもよい。また各ステップの一部は同時に実行されてもよく、一つのステップが複数のステップに分割されて実行されてもよい。
また、上述した実施形態に係る見守りシステム1における各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウェア回路、またはプログラムされたコンピューターのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、例えば、USBメモリやDVD(Digital Versatile Disc)−ROM等のコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に転送され記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、一機能としてその検出部等の装置のソフトウエアに組み込まれてもよい。
1 見守りシステム、
10 検出部、
10a 設置部、
11 制御部、
12 記憶部、
13 カメラ、
14 体動センサー、
15 マイク、
16 スピーカー、
17 ルーター、
18 Wi−Fiインターフェイス、
19 ブルートゥースインターフェイス、
20 サーバー、
30 管理者端末、
40 スタッフ端末、
50 ネットワーク、
51 インターネット、
52 公衆電話回線。

Claims (9)

  1. 所定の撮影領域を撮影する撮影部と、
    所定の照射領域にマイクロ波を照射するとともに、反射波を検出することで前記照射領域内の対象者の体動を検出する体動検出部と、
    前記撮影部により撮影された、前記所定の撮影領域内の前記対象者を含む撮影画像、および前記体動検出部により検出された、前記対象者の体動の少なくともいずれかに基づいて、前記対象者の所定のイベントを検出する制御部と、
    前記撮影部、前記体動検出部、および前記制御部とともに一体化され、前記撮影部により撮影された前記撮影画像、前記体動検出部により検出された前記対象者の体動、および、前記制御部により検出された前記所定のイベントの少なくともいずれかのデータを、ネットワークを介して送信先の装置へ送信するルーターと、
    を有する見守り装置。
  2. 所定の端末との間で無線により通信するための第1インターフェイス、および前記対象者から情報を検出する機器との間で無線により通信するための第2インターフェイスの少なくともいずれかがさらに一体化された、請求項1に記載の見守り装置。
  3. 前記ルーターは有線ルーターである、請求項1または2に記載の見守り装置。
  4. 前記制御部は、前記撮影画像に基づいて前記対象者の行動を検出することにより、前記イベントを検出する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の見守り装置。
  5. 前記制御部は、検出された前記対象者の体動に基づいて前記イベントを検出する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の見守り装置。
  6. 前記見守り装置を天井に設置するための設置部をさらに有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の見守り装置。
  7. 前記ネットワークは、インターネットである請求項1〜6のいずれか一項に記載の見守り装置。
  8. 前記データを前記ネットワークで送信可能な信号に変換する変換部が前記撮影部、前記体動検出部、および前記制御部とともに前記ルーターにさらに一体化され、前記ルーターは、前記データを、前記変換部で変換された信号により、前記ネットワークを介して前記送信先の装置へ送信する、請求項2に記載の見守り装置。
  9. 撮影部と、体動検出部と、制御部と、ルーターとが一体化された見守り装置において実行されるプログラムであって、
    前記撮影部により所定の撮影領域が撮影された撮影画像を取得する手順(a)と、
    前記体動検出部により所定の照射領域にマイクロ波を照射するとともに、反射波を検出することで前記照射領域内の対象者の体動を取得する手順(b)と、
    前記手順(a)において取得された、前記所定の撮影領域内の前記対象者を含む前記撮影画像、および前記手順(b)において検出された、前記対象者の体動の少なくともいずれかに基づいて、前記制御部により前記対象者の所定のイベントを検出する手順(c)と、
    前記手順(a)において撮影された前記撮影画像、前記手順(b)において検出された前記対象者の体動、および、前記手順(c)において検出された前記所定のイベントの少なくともいずれかのデータを、前記ルーターによりネットワークを介して送信先の装置へ送信する手順(d)と、
    を有する処理をコンピューターに実行させるための見守り装置用プログラム。
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