JP2020134958A - プログラム、情報処理方法、及び情報処理装置 - Google Patents

プログラム、情報処理方法、及び情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】サーバに決済情報を送信する携帯端末がオフラインであっても、適切に決済情報をサーバに送信すること。【解決手段】プログラムは、ユーザが利用する情報処理装置に、電子決済における決済情報を取得するステップと、情報処理装置が、電子決済を管理する他の第1情報処理装置にネットワークを介して接続されている場合、他の第1情報処理装置に決済情報を送信するステップと、情報処理装置が他の第1情報処理装置にネットワークを介して接続されていない場合、他の通信手段を用いて接続される他の第2情報処理装置に決済情報を送信するステップと、を実行させる。【選択図】図6

Description

本開示は、プログラム、情報処理方法、及び情報処理装置に関する。
従来、オフラインのPOS(Point of Sales)端末での決済情報を、不正に書き換えられることなく、携帯端末を介して決済サーバ装置に送信する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2016−133921号公報
しかしながら、POS端末から店舗情報を読み取って、携帯端末から決済情報をサーバに送信する場合、携帯端末がオフラインであれば、決済情報をサーバに送信することができない。
本開示は、サーバに決済情報を送信する携帯端末がオフラインであっても、適切に決済情報をサーバに送信することが可能なプログラム、情報処理方法、及び情報処理装置を提供することを目的とする。
本開示の一実施形態に係るプログラムは、ユーザが利用する情報処理装置に、電子決済における決済情報を取得するステップと、前記情報処理装置が、前記電子決済を管理する他の第1情報処理装置にネットワークを介して接続されている場合、前記他の第1情報処理装置に前記決済情報を送信するステップと、前記情報処理装置が前記他の第1情報処理装置にネットワークを介して接続されていない場合、他の通信手段を用いて接続される他の第2情報処理装置に前記決済情報を送信するステップと、を実行させる。
図1は、実施形態の一態様に係る通信システムの構成を示す。 図2は、本開示に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す。 図3は、実施形態に係る情報処理装置の機能的な構成を示すブロック図の一例 を示す。 図4は、実施形態に係るユーザ管理DBの一例を示す。 図5は、実施形態に係る決済管理DBの一例を示す。 図6は、実施形態に係る通信システム1の処理のシーケンスの一例を示す。 図7は、実施形態に係る端末120Aの画面遷移例を示す。 図8は、実施形態に係る端末120Bの画面遷移例を示す。
<法令遵守>
本明細書に記載の開示は、実施される場合、本開示を実施する各国の法令を遵守のうえで実施される。また、本明細書に記載の開示は、各国の法令を遵守するために必要な、当業者が成し得る全ての変更、置換、変形、改変、および修正をもって実施される。
本開示に係るプログラム、情報処理方法、及び情報処理装置を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
<システム構成>
図1は、本開示の一実施形態に係る通信システム1の構成を示す。図1に開示されるように、通信システム1では、ネットワーク130を介してサーバ110A、サーバ110Bと、端末120A、端末120B、端末120Cと、端末120Dと、外部システム140とが接続される。端末120Dは、限定でなく例として、店舗に設置されるPOS(Point Of Sales)端末である。外部システム140は、限定でなく例として、他の事業者(金融機関、クレジットカード会社など)や他の事業部門によって運営されるサーバなどによって構築される。
本開示において、サーバ110Aと、サーバ110Bとをそれぞれ区別する必要がない場合は、サーバ110Aとサーバ110Bとは、それぞれサーバ110と表現されてもよい。
本開示において、端末120Aと、端末120Bと、端末120Cとをそれぞれ区別する必要がない場合は、端末120Aと端末120Bと端末120Cとは、それぞれ端末120と表現されてもよい。
本開示において、サーバ110と、端末120とをそれぞれ区別する必要がない場合は、サーバ110と端末120とは、それぞれ情報処理装置200と表現されてもよい。なお、ネットワーク130に接続される情報処理装置200の数は限定されない。
サーバ110は、ネットワーク130を介してユーザが利用する端末120に、所定のサービスを提供する。所定のサービスは、限定でなく例として、決済サービス、金融サービス、電子商取引サービス、インスタントメッセンジャーを代表とするSNS(Social Networking Service)、楽曲・動画・書籍などのコンテンツ提供サービス、等を含む。ユーザが端末120を介して所定のサービスを利用することで、サーバ110は1以上の端末120に所定のサービスを提供することができる。
本開示において、決済サービスとは1以上のユーザが金銭または金銭相当物の授受ができるサービスを意味する。限定でなく例として、一次元コード(バーコードなど)、二次元コード(QRコード(登録商標)など)(以下で、一次元コードおよび二次元コードをまとめて「二次元コード等」と総称する。)、近距離無線通信(NFC (Near Field Communication)、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)、Wi-Fi(登録商標)、超音波通信、赤外線通信など)を利用して決済を行うサービスを含む。また、代金の支払いを行うユーザ(支払者)の端末120が二次元コード等を読み取ることで決済を行うことを「ユーザ読取型コード決済」または「MPM(Merchant Presented Mode)」と表現し、支払いを行うユーザの端末120が二次元コード等を表示し、表示された二次元コード等を、代金を請求する店舗側等のユーザ(販売者、請求者)の端末120が読み取ることで決済を行うことを「店舗読取型コード決済」または「CPM(Consumer Presented Mode)」と表現する。なお、MPMおよびCPMは、動的であってもよいし、静的であってもよい。
必要に応じて、ユーザXが利用する端末を端末120Xと表現し、ユーザXまたは端末120Xに対応づけられた、所定のサービスにおけるユーザ情報をユーザ情報Xと表現する。なお、ユーザ情報とは、所定のサービスにおいてユーザが利用するアカウントに対応付けられたユーザの情報である。ユーザ情報は、限定でなく例として、ユーザにより入力される、または、所定のサービスにより付与される、ユーザの名前、ユーザのアイコン画像、ユーザの年齢、ユーザの性別、ユーザの住所、ユーザの趣味趣向、ユーザの識別子などのユーザに対応づけられた情報、ユーザに対応付けられた電子バリュー(電子マネー)の残高情報、ユーザに対応付けられたクレジットカード情報(クレジットカード番号など)を含み、これらのいずれか一つまたは、組み合わせであってもよい。
ネットワーク130は、2以上の情報処理装置200を接続する役割を担う。ネットワーク130は、端末120がサーバ110に接続した後、データを送受信することができるように接続経路を提供する通信網を意味する。
ネットワーク130のうちの1つまたは複数の部分は、有線ネットワークや無線ネットワークであってもよい。ネットワーク130は、限定でなく例として、アドホック・ネットワーク(Ad Hoc Network)、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベート・ネットワーク(Virtual Private Network:VPN)、ローカル・エリア・ネットワーク(Local Area Network:LAN)、ワイヤレスLAN(Wireless LAN:WLAN)、広域ネットワーク(Wide Area Network:WAN)、ワイヤレスWAN(Wireless WAN:WWAN)、大都市圏ネットワーク(Metropolitan Area Network:MAN)、インターネットの一部、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)の一部、携帯電話網、ISDNs(Integrated Service Digital Networks)、無線LANs、LTE(Long Term Evolution)、CDMA(Code Division Multiple Access)、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、衛星通信など、または、これらの2つ以上の組合せを含むことができる。ネットワーク130は、1つまたは複数のネットワーク130を含むことができる。
情報処理装置200は、本開示に記載される機能および方法を実現できる情報処理装置であればどのような情報処理装置であってもよい。
情報処理装置200は、限定ではなく例として、スマートフォン、携帯電話(フィーチャーフォン)、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、サーバ装置、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダなど)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA(Personal Digital Assistant)、電子メールクライアントなど)、ウェアラブル端末(限定でなく例として、メガネ型デバイス、時計型デバイスなど)、他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。
<ハードウェア構成>
図2を用いて、通信システム1に含まれる情報処理装置200のハードウェア構成について説明する。
情報処理装置200は、プロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と、入出力インタフェース(入出力I/F)204と、通信インタフェース(通信I/F)205とを含む。情報処理装置200のハードウェアの各構成要素は、限定でなく例として、バスBを介して相互に接続される。
情報処理装置200は、プロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と、入出力I/F204と、通信I/F205との協働により、本開示に記載される機能、および/または、方法を実現する。
プロセッサ201は、ストレージ203に記憶されるプログラムに含まれるコードまたは命令によって実現する機能および方法を実行する。プロセッサ201は、限定でなく例として、中央処理装置(CPU)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(Application-Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等を含み、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって各実施形態に開示される各処理を実現してもよい。また、これらの回路は、1または複数の集積回路により実現されてよく、各実施形態に示す複数の処理を1つの集積回路により実現されることとしてもよい。また、LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIなどと呼称されることもある。
メモリ202は、ストレージ203からロードしたプログラムを一時的に記憶し、プロセッサ201に対して作業領域を提供する。メモリ202には、プロセッサ201がプログラムを実行している間に生成される各種データも一時的に格納される。メモリ202は、限定でなく例として、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などを含む。
ストレージ203は、プログラムを記憶する。ストレージ203は、限定でなく例として、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリなどを含む。
通信I/F205は、ネットワーク130を介して各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F205は、ネットワーク130を介して、他の情報処理装置との通信を実行する機能を有する。通信I/F205は、各種データをプロセッサ201からの指示に従って、他の情報処理装置に送信する。また、通信I/F205は、他の情報処理装置から送信された各種データを受信し、プロセッサ201に伝達する。
入出力I/F204は、情報処理装置200に対する各種操作を入力する入力装置、および、情報処理装置200で処理された処理結果を出力する出力装置を含む。入出力I/F204は、入力装置と出力装置が一体化していてもよいし、入力装置と出力装置とに分離していてもよい。
入力装置は、ユーザからの入力を受け付けて、当該入力に係る情報をプロセッサ201に伝達できる全ての種類の装置のいずれか、または、その組み合わせにより実現される。入力装置は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、キーボード等のハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイス、カメラ(画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含む。
出力装置は、プロセッサ201で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれか、または、その組み合わせにより実現される。当該処理結果を映像または動画像として出力する場合、出力装置は、フレームバッファに書き込まれた表示データに従って、当該表示データを表示することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力装置は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、モニタ(限定でなく例として、液晶ディスプレイ、OELD(Organic Electroluminescence Display)など)、ヘッドマウントディスプレイ(HDM:Head Mounted Display)、プロジェクションマッピング、ホログラム、空気中など(真空であってもよい)に画像やテキスト情報等を表示可能な装置、スピーカ(音声出力)、プリンターなどを含む。なお、これらの出力装置は、3Dで表示データを表示可能であってもよい。
本開示の各実施形態のプログラムは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよい。 記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムを記憶可能である。プログラムは、限定でなく例として、ソフトウェアプログラムやコンピュータプログラムを含む。
記憶媒体は適切な場合、1つまたは複数の半導体ベースの、または他の集積回路(IC)(限定でなく例として、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、特定用途向けIC(ASIC)など)、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピィ・ディスケット、フロッピィ・ディスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、固体ドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュア・デジタル・カードもしくはドライブ、任意の他の適切な記憶媒体、またはこれらの2つ以上の適切な組合せを含むことができる。記憶媒体は、適切な場合、揮発性、不揮発性、または揮発性と不揮発性の組合せでよい。
また、本開示のプログラムは、当該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して、情報処理装置200に提供されてもよい。また、本開示の各実施形態は、プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
なお、本開示のプログラムは、限定でなく例として、JavaScript(登録商標)、Pythonなどのスクリプト言語、C言語、Go言語、Swift、Kotlin、Java(登録商標)などを用いて実装される。
情報処理装置200における処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよい。
情報処理装置200における処理の少なくとも一部を、他の情報処理装置により行う構成としてもよい。この場合、プロセッサ201により実現される各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、他の情報処理装置で行う構成としてもよい。
<その他>
明示的な言及のない限り、本開示の実施形態における判定の構成は必須でなく、判定条件を満たした場合に所定の処理が動作されたり、判定条件を満たさない場合に所定の処理がされたりしてもよい。
本開示では、明記されていない限り、または文脈によって示されない限り、「AおよびBの少なくとも一方」は、「A、B、またはその両方」を意味する。さらに、明記されない限り、または文脈によって示されない限り、「a」、「an」、または「the」は「1つまたは複数」を意味するものとする。したがって、本明細書では、別段に明記されない限り、または文脈によって示されない限り、「an A」または「the A」は「1つまたは複数のA」を意味する。
本開示は、本開示の実施形態および実施例に対して、当業者が成し得る全ての変更、置換、変形、改変、または修正を包含する。また、添付の特許請求の範囲は、本開示の実施形態および実施例に対して、当業者が成し得る全ての変更、置換、変形、改変、または修正を包含する。さらに、本開示は、当業者が成し得る、本開示における実施形態または実施例の1以上の特徴と、本開示における他の実施形態または実施例の1以上の特徴との任意の組合せを包含する。
加えて、特定の機能を実施するように適合される、配置される、能力を有する、構成される、使用可能である、動作可能である、または動作できる装置またはシステムあるいは装置またはシステムの構成要素に対する添付の特許請求の範囲での参照は、その装置、システム、または構成要素がそのように適合される、配置される、能力を有する、構成される、使用可能にされる、動作可能にされる、または動作できる限り、その装置、システム、構成要素またはその特定の機能がアクティベートされ、オンにされ、またはロック解除されているか否かに関わらず、その装置、システム、構成要素を包含する。
本開示は、明示されない限り、いずれの実施形態または実施例を実施するに際して、事前に、または、実施の直前にユーザからの同意を取得してもよい。また、取得する同意は、包括的なものでもよく、都度取得するものでもよい。
<実施形態>
本実施形態は、決済情報をサーバ110に送信するユーザの端末120が、サーバ110とネットワークを介して接続されていな場合に、他の端末120を中継してサーバ110に送信する実施形態である。本開示では、MPMを例に説明をするが、これに限定されない。
本実施形態により、決済情報をサーバ110に送信する端末120がオフラインであっても、他の端末120を中継して決済情報をサーバ110に適切に送信することができる。これにより、決済システムの信頼性を高めることができる。
<実施形態の機能構成>
図3を用いてサーバ110および端末120の機能構成を説明する。図3に開示の機能部は、情報処理装置200が備えるプロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と、入出力I/F204と、通信I/F205との協働により実現される。
(1)サーバの機能構成
サーバ110は、入出力I/F311と、通信I/F312と、制御部313と、記憶部314と、表示制御部315と、通信部316と、決済処理部317と、特典付与部318と、を有する。なお、各機能部の機能または処理は、実現可能な範囲において、機械学習またはAI(Artificial Intelligence)により実現されてもよい。
入出力I/F311は、例えば、入出力I/F204を用いて実現されうる。また、通信I/F312は、例えば、通信I/F205を用いて実現されうる。制御部313は、プロセッサ201が、記憶部314に格納されているプログラムを読み出して実行することで実現されうる。記憶部314は、メモリ202及び/又はストレージ203を用いて実現されうる。
記憶部314は、本実施形態に係るサーバ110が実行するプログラムと、電子決済事業者により提供される電子決済を利用するユーザのアカウント情報を管理するユーザ管理DB(DataBase)と、決済処理を管理する決済管理DBとを格納する。なお、各DBは、別のサーバ等に記憶されており、適宜参照することで必要なデータが取得されるようにしてもよい。ここで、電子決済とは、商品またはサービスの代金の決済を、硬貨や紙幣などの現金で支払うのではなく、現金と同じ価値を持つデータの送受によって行う仕組みである。図4〜5は、実施形態に係る各管理DBの一例を示す図である。
図4は、実施形態に係るユーザ管理DBの一例を示す。ユーザ管理DBには、決済事業者により作成された各ユーザのアカウントに関する情報が管理される。決済事業者は、例えば、電子商取引プラットフォームを運営、管理する者であってもよい。「ユーザID」には、サーバ110がユーザを一意に識別するためのユーザ識別情報(ユーザID:Identifier)が含められる。「パスワード」には、ユーザ認証を行うためのパスワードが含められる。「残高」には、ユーザが保有するアカウントの電子マネー(又は電子バリュー)の残高が含められる。
図4に示す例では、残高には、チャージ金額、売上高、ポイント1、ポイント2などが含まれる。この種類は一例であって、これらに限定されるものではない。チャージ金額とは、例えば、ユーザが、自身の銀行口座から、決済事業者により作成されたアカウントの口座へ入金した金額を示す。売上高とは、例えば、ユーザが、電子商取引プラットフォームに商品を出品して販売することで得た収益を示す。ポイント1とは、例えば、ユーザが、売上高を変換して得たポイントであり、電子商取引プラットフォームにおいて利用されるポイントを示す。ポイント2とは、例えば、決済事業者等の他者が付与したポイントであり、電子商取引プラットフォームにおいて利用されるポイントである。
チャージ金額は、ユーザが、決済事業者が提供するアプリケーション内で、自身の銀行口座の情報を入力し、ユーザIDと銀行口座とを対応付け、本人確認が完了した場合に、アカウントの残高に任意の金額をチャージ可能となる。なお、チャージ金額は、銀行口座以外にも、コンビニエンスストアなどでチャージすることも可能である。以下、犯罪による収益の移転防止に関する法律に基づく本人確認を伴う、ユーザIDと銀行口座との対応付けが完了していれば、「銀行接続後」と表現し、本人確認が未完了であれば、「銀行接続前」と表現する。
ポイント1は、銀行接続前に、ユーザが電子商取引プラットフォームにおいて取引するために、売上高が変換された有償のポイントであり、ポイント1は、有効期限が設定されてもよい。有効期限は、例えば6か月である。ポイント1は、銀行接続後であれば、売上高からの出金が可能になるため、新規に敢えてポイント1に変換して保有される必要がない。したがって、銀行接続前に保有されたポイント1は、使用により徐々に減少する。
ポイント2は、決済事業者等の他者が、特典として配布、又は付与する無償のポイントであり、ポイント2は、有効期限が設定されてもよい。ポイントの2の有効期限は、ポイント1の有効期限よりも短く設定されてもよい。
例えば、売上高は、銀行接続前であれば、所定期間内にポイント1に変換されて電子商取引プラットフォームで利用されるが、銀行接続後であれば、例えば残高などの名称に変更され、ポイント1に変換せずにそのまま利用することが可能になる。また、ユーザ管理DBには、図4に示す情報以外にもユーザの信用スコア、メールアドレスや電話番号や住所などが保持されてもよい。ユーザの信用スコアは、ユーザの支払い履歴や決済履歴等に基づいて、決済事業者がユーザに与える信用の度合いを示す。
図5は、決済管理DBの一例を示す図である。「決済ID」には、決済を識別するための識別情報(決済ID)が含められる。「日時」には、二次元コード決済が完了した日時が含められる。「店舗ID」には、二次元コード決済が行われた店舗の店舗情報(店舗IDとも称す)が含められる。なお、店舗IDは、店舗に複数のPOS端末120Dがある場合は、POS端末のIDでもよい。「支払額」には、二次元コード決済が行われた際の支払額が含められる。
図3に戻り、通信I/F312は、端末120から決済情報などを受信し、あるいは、端末120に、決済完了通知やサーバ110で付与された特典の特典情報などを送信する。決済情報は、例えば、決済ID、決済の日時情報、店舗ID、ユーザID、決済額(支払額)を含む。
入出力I/F311は、決済事業者の管理者等から、所定のデータの入力を受け付けたり、管理画面等の画面情報を出力したりする。
制御部313内の表示制御部315は、電子決済に関するサービスにおいて表示される表示画面などを生成する機能を有する。例えば、表示制御部315は、端末120に対して、オフラインである場合の決済情報の送信画面などを生成し、この画面情報を端末120に送信するよう制御してもよい。
通信部316は、通信I/F312を用いて、データの送受信を制御する機能を有する。例えば、通信部316は、端末120にデータを送信する送信部としての機能と、端末120からデータを受信する受信部としての機能とを有する。
送信部から送信されるデータは、例えば、決済が完了した場合の決済完了通知、所定のユーザに特典が付与された場合の特典通知などである。受信部により受信されるデータは、端末120からの決済情報などである。
例えば、通信部316の受信部は、電子決済における決済情報を送信した端末120Aであって、ユーザAが利用する端末120Aとは異なる、ユーザBが利用する端末120Bから決済情報を受信する。
決済処理部317は、電子決済を実行するための各種処理を実行する機能を有する。例えば、決済処理部317は、ユーザの端末120や店舗の端末から受信された決済情報に基づいて決済処理を行う。決済処理は、支払い対象のユーザのアカウントの残高から、決済情報に含まれる金額を減算し、決済情報などから特定される支払い先のアカウントの残高に支払額を加算する処理を含む。
通信部316の送信部は、決済処理の完了後、決済情報に対する決済完了通知を、端末120Bを介して端末120Aに送信する。これにより、サーバ110は、決済情報を取得した端末120A以外の端末120Bから決済情報を取得した場合にも適切な決済処理を実行することができる。
特典付与部318は、決済情報を転送したユーザに特典を付与する。上記例の場合、特典付与部318は、端末120Bを利用するユーザBに特典を付与する。付与された特典情報は、120Bに送信されてもよい。これにより、決済情報を転送するモチベーションをユーザに与えることができる。また、2以上の端末120を経由して決済情報が送信される場合、各端末120は、自身の端末識別情報を決済情報とともに送信する。これにより、サーバ110は、各端末識別情報が示す端末を利用するユーザに特典を付与することができる。
また、通信部316の送信部は、決済情報を受信してから所定時間経過後に、端末120Bを介さずに端末120Aに、決済完了通知を送信してもよい。これにより、所定期間が経過していれば、端末120Aが、ネットワークがつながるエリアに移動している可能性があるので、端末120Aにダイレクトに送信することを試みることができる。また、これにより、端末120間の通信を減らすことができるため、通信帯域を効率よく使用することができる。
また、決済処理部317は、端末120Aを利用するユーザAの秘密鍵を用いて決済情報が署名される場合、ユーザAの公開鍵を用いて署名を検証してもよい。これにより、決済情報の転送先で決済情報が変更されることを防ぐことができる。なぜなら、端末120BのユーザBは、公開されたユーザAの公開鍵を用いて復号することはできても、ユーザAの秘密鍵を知らないため、再度暗号化することはできない。
また、決済処理部317は、決済処理を実行した後に、ユーザAの公開鍵を更新してもよい。例えば、決済処理部317は、ユーザAの端末120Aで秘密鍵及び公開鍵が更新されると、この更新された公開鍵を取得する。ユーザAの端末120Aは、署名された決済情報を他の端末120Bに送信した場合に、秘密鍵及び公開鍵を更新し、サーバ110に更新後の公開鍵を送信する。これにより、秘密鍵及び公開鍵が適宜更新されるため、セキュリティが向上した決済情報の転送システムを構築することができる。
また、決済処理部317は、複数の端末120から、同じ決済IDを含む複数の決済情報を取得する場合がある。この場合、決済処理部317は、例えば最初に受信した決済情報を用いて決済処理を実行し、その他の決済情報は破棄する。
(2)端末の機能構成
端末120は、入出力I/F321と、通信I/F322と、制御部323と、記憶部324と、表示制御部325と、通信部326と、決済取得部327と、要求処理部328と、を有する。なお、各機能部の機能または処理は、実現可能な範囲において、機械学習またはAI(Artificial Intelligence)により実現されてもよい。
入出力I/F321は、例えば、入出力I/F204を用いて実現されうる。また、通信I/F322は、例えば、通信I/F205を用いて実現されうる。制御部323は、プロセッサ201が、記憶部324に格納されているプログラムを読み出して実行することで実現されうる。記憶部324は、メモリ202及び/又はストレージ203を用いて実現されうる。
入出力I/F321は、所定の画面を表示し、また、端末120の画面に表示されたボタンや、端末120のタッチパネルなどを用いてユーザ操作を受け付けて、ユーザ操作の位置や操作時間などを制御部323に出力する。
通信I/F322は、サーバ110や他の端末120に、ユーザIDや決済IDなどを含む決済情報などの所定のデータを送信したり、特典情報などの所定のデータを受信したりする。
記憶部324は、本実施形態に係る端末120が実行するプログラムを記憶する。
制御部323内の表示制御部325は、電子決済に関するサービスにおいて表示される表示画面などを表示装置(入出力I/F321)に表示制御する機能を有する。例えば、表示制御部325は、サーバ110から電子決済に関する所定画面(決済情報表示画面、特典表示画面など)の表示要求を受けた場合には、この所定画面を表す画面情報を入出力I/F321に出力するようにする。
通信部326は、通信I/F322を用いて、データの送受信を制御する機能を有する。例えば、通信部326は、サーバ110にデータを送信する送信部としての機能と、サーバ110からデータを受信する受信部としての機能とを有する。
受信部により受信されるデータは、例えば、決済が完了した場合の決済完了通知、所定のユーザに特典が付与された場合の特典情報などである。送信部から送信されるデータは、端末120からの決済情報などである。
決済取得部327は、電子決済における決済情報を取得する。決済情報は、例えば、店舗ID、支払額、ユーザIDを含む。また、決済取得部327は、店舗端末が表示した二次コードを読み取ることで、決済情報の少なくとも1つの情報を取得し、決済情報を生成してもよい。その他の情報は、ユーザにより入力されることで決済情報が生成され、又は取得されてもよい。
ここで、端末120Aが、電子決済を管理するサーバ110にネットワークを介して接続されている場合、サーバ110に決済情報を送信する。また、端末120Aが、サーバ110にネットワークを介して接続されていない場合、他の通信手段を用いて接続される他の端末120(例えば端末120B)に決済情報を送信する。これにより、決済情報を取得した端末120がオフラインであっても、他の通信手段を用いて決済情報をサーバ110に向けて送信することができる。
要求処理部328は、上述した決済情報の送信先を振り分ける処理を行う。例えば、要求処理部328は、端末120Aがネットワークを介してサーバ110に接続されていないことを検知した場合、決済取得部327により取得された決済情報を、通信部326を介して端末120Bに送信するよう制御する。他方、要求処理部328は、端末120Aがネットワークを介してサーバ110に接続されていることを検知した場合、決済情報を、通信部326を介してサーバ110に送信するよう制御する。要求処理部328は、ネットワークに接続されているか否かは、圏外か否かで判定してもよい。また、要求処理部328は、ネットワークに接続されているか否かを、通信強度により判定してもよい。より具体的には、通信強度が所定値以下である場合に、ネットワークに接続されていないと判断してもよい。
また、決済取得部327は、端末120Aを利用するユーザAの秘密鍵を用いて決済情報に署名してもよい。端末120Aは、ユーザAの秘密鍵及び公開鍵を生成する。秘密鍵は端末120Aに保持される。公開鍵は公開されることで、サーバ110が公開鍵を取得することが可能になる。これにより、決済情報が改ざんされることを防止することができる。また、要求処理部328において、端末120Aがサーバ110に接続されていないことが検知された場合に、決済取得部327は、電子署名の実行を許可するようにしてもよい。これにより、不必要な署名を避け、端末120Aのリソースを有効活用することができる。なお、秘密鍵及び公開鍵の生成、更新は、端末120ではなく、サーバ110が行ってもよい。この場合、サーバ110は、秘密鍵を暗号化してユーザに通知する。
また、通信部326の受信部は、決済情報が端末120Bを介してサーバ110に送信された場合、端末120Bから、他の通信手段を用いて決済情報に対する決済完了通知を受信してもよい。例えば、通信部326の受信部は、サーバ110、端末120Bの順で送信されてきた決済完了通知を受信する。これにより、端末120Aは、サーバ110への決済情報の送信ルートを用いて送信された決済完了通知を適切に受信することができる。
また、通信部326の受信部は、決済情報が端末120Bを介してサーバ110に送信された場合、かつ端末120Aがサーバ110と接続されている場合、決済完了通知をサーバ110から受信してもよい。例えば、サーバ110が決済処理に時間がかかった場合、端末120Aは移動し、ネットワークを介してサーバ110に接続される可能性がある。この場合、サーバ110は、ダイレクトに端末120Aに決済完了通知を送信してもよい。これにより、無駄な通信を減らすことができ、通信帯域を効率よく使用することができる。
また、他の通信手段は、例えば、近距離無線通信であり、BLE(Bluetooth (登録商標)Low Energy)やZigBee(登録商標)などの通信を含む。これにより、既存の通信技術を用いて開示の技術を実装することが可能である。
端末120Bがサーバ110にネットワークを介して接続されていない場合、他の通信手段を用いて接続される端末120Cに決済情報が送信されてもよい。この場合、端末120Cが決済情報をサーバ110に送信してもよい。
また、決済取得部327は、決済情報を一意に識別可能な決済IDを含む決済情報を取得してもよい。これにより、サーバ110が複数の決済IDが同一の決済情報を取得した場合でも、決済IDを判定することで、多重決済を回避することができ、決済情報を一つだけ処理することが可能になる。
端末120Aがネットワークを介してサーバ110に接続されていない場合に、通信部326は、通信可能な端末120Bを検知してもよい。例えば、通信部326は、ブロードキャストを用いて自身と通信可能な他の端末120を検知してもよい。これにより、端末120Aは、事前に通信可能な他の端末120を検知してから決済情報を送信するため、サーバ110へ決済情報を届ける可能性を高めることができる。
通信部326は、端末120に対応付けられたユーザの信用スコアが所定値以上である1以上の端末120を検出してもよい。例えば、通信部326は、通信可能な端末120から識別情報と信用スコアとを取得する。なお、信用スコアが所定値以下の端末120を表示しないように制御してもよい。通信部326は、この信用スコアが所定値以上であるユーザが利用する端末120に対して、決済情報を送信する。また、各端末120が信用スコアを保持している場合は、通信部326は、各端末120に信用スコアの取得要求を送信して、信用スコアを取得するようにしてもよい。これにより、信頼できるユーザが利用する端末120に決済情報を送ることができ、決済情報の転送システムの信頼性を向上させることができる。
また、通信部326の送信部は、複数の端末120に決済情報を送信してもよい。例えば、通信部326の送信部は、ブロードキャストにて決済情報を送信してもよい。これにより、決済情報がサーバ110に届く可能性を高めることができる。
<実施形態の動作処理>
図6を参照し、実施形態に係る通信システム1の処理について説明する。図6は、実施形態に係る通信システム1の処理のシーケンスの一例を示す。図6に示す例では、ユーザAが端末120Aを利用し、ユーザBが端末120Bを利用し、ユーザCが端末10Cを利用する。端末120Dは、店舗に設置された店舗端末を示す。
ステップS102で、店舗端末120Dは、店舗IDを含む二次元コードを表示画面に表示する。
ステップS104で、端末120Aの決済取得部327は、店舗端末120Dの表示画面に表示された二次元コードを読み取り、店舗IDなどを取得する。
ステップS106で、端末120Aの決済取得部327は、金額などの入力を受け付け、店舗ID、ユーザID、決済IDを含めて決済情報を取得する。決済情報には、サーバ110のIPアドレスなど、サーバ110を特定する情報が含められる。
ステップS108で、端末120Aの決済取得部327は、ユーザAが保有する秘密鍵を用いて決済情報に電子署名を行う。なお、電子署名は、後続のステップS110の処理で、端末120Aがサーバ110に接続されていないと検知された場合に、実行可能なようにしてもよい。
ステップS110で、端末120Aの要求処理部328は、端末120Aがネットワークを介してサーバ110に接続されているか否かを判定する。端末120Aがネットワークに接続されている場合、ステップS111で、端末120Aの通信部326は、決済情報をサーバ110に送信する。
ステップS112で、端末120Aの通信部326は、決済情報を他の通信手段を用いて周辺にいる端末120に送信する。他の通信手段は、例えばBLEであってよい。通信部326は、事前に送信先を特定してから決済情報を送信してもよいし、決済情報をブロードキャスト送信して、周辺にいる複数の端末120が受信できるようにしてもよい。図9に示す例では、端末120Bが決済情報を取得したとする。
ステップS114で、端末120Bの通信部326は、端末120Aから決済情報を取得すると、要求処理部328は、端末120Bがサーバ110に接続されているか否かを判定する。
ステップS116で、端末120Bの通信部326は、他の端末120Cに決済情報を送信する。なお、図6に示す例では、端末120Bの通信部326は、サーバ110にも端末120Cにも決済情報を送信したとする。
ステップS118で、サーバ110の決済処理部317は、決済情報が署名されている場合は、ユーザAの公開鍵を用いて復号し、決済情報の検証処理を実行する。
ステップS120で、サーバ110の決済処理部317は、決済情報に基づいて決済処理を実行する。
ステップS122で、端末120Cがサーバ110に接続されている場合、端末120Cの通信部326は、決済情報をサーバ110に送信する。
ステップS124で、サーバの決済処理部317は、決済情報に含まれる決済IDを用いて、決済情報の重複判定を行う。既に決済処理を実行した決済IDと同じ決済IDを含む決済情報が受信された場合、決済処理部317は、2番目以降に受信された決済情報を破棄する。これにより、重複して決済処理が行わることを防止することができる。
ステップS126で、サーバ110の通信部316は、決済情報の送信元である端末120Bに、決済完了通知を送信する。
ステップS128で、サーバ110の特典付与部318は、端末120BのユーザBに、決済情報を転送したリワードとして、特典を付与する。特典は、例えば所定のポイントなどである。
ステップS130で、端末120Bの通信部326は、決済完了通知を端末120Aに送信する。
ステップS132で、サーバ110の通信部316は、店舗端末120Dに決済完了通知を送信する。
以上の処理によれば、サーバに決済情報を送信する携帯端末がオフラインであっても、適切に決済情報をサーバに送信することが可能になる。また、決済情報が端末120で取得されるため、端末120は、事前に生成し、保持しておいたユーザの秘密鍵を用いて決済情報を電子署名することで、セキュリティを向上させることができる。
なお、サーバ110が決済情報を受信してから所定期間経過した後に決済完了通知を送信する場合、サーバ110は、端末120Aに決済完了通知を直接送信するとよい。これは、時間の経過により、端末120Aがオンラインエリアにいる可能性が有り、他の端末120Bを経由しなくても決済完了通知を送ることができる可能性があるからである。サーバ110は、決済完了通知を端末120Aに直接送信できなかった場合は、ステップS126のように、他の端末120Bを経由して決済完了通知を送信するようにする。
また、サーバ110は、決済情報の転送を行った他の端末120Bを利用するユーザに、リワードとして所定の特典を付与する。これにより、通信システム1は、ユーザに対し、決済情報を転送するモチベーションを与えることができる。また、端末120Aは、店舗端末120Dが他の通信手段を有していれば、取得した決済情報を店舗端末120Dに送信してもよい。
<実施形態の表示態様>
次に、図7〜8を用いて、端末120の表示画面に表示されるユーザインターフェース(UI)について説明する。図7は、実施形態に係る端末120Aの画面遷移例を示す図である。
図7に示す例では、画面D10は、決済情報を取得した後に表示される画面例である。画面D10は、決済がなされた店舗や、決済額(支払額)や、署名ボタンB10や、オフライン送信ボタンB12を含む。なお、署名ボタンB10及びオフライン送信ボタンB12は、端末120Aの電波の状況が圏外の時に表示されるようにしてもよい。オフライン送信とは、例えば、圏外であるときに、周囲の端末120を経由させて、決済情報を送信することである。なお、当然に署名ボタンB10は必須の構成ではない。
電波が圏外ではない場合は、署名ボタンB10及びオフライン送信ボタンB12の代わりに、サーバ110に決済情報を送信するための送信ボタン(図示なし)が画面D10に表示されるとよい。なお、通信部326が電波の状況を判定し、表示制御部325が画面の制御を行う。
ここで、ユーザが、オフライン送信ボタンB12を押下すると、画面D12が表示される。画面D12は、「決済情報を送信しました。」という表示を含む。
さらに、決済情報が送信されてから所定時間経過後、端末120Aは、決済完了通知を受信すると、この決済完了通知を画面D16に表示する。これにより、無事に決済処理が完了したことをユーザBに通知することができる。
図8は、実施形態に係る端末120Bの画面遷移例を示す図である。図8に示す画面D20は、端末120Bを利用するユーザBに対する、決済情報の転送を許可するか否かの問い合わせを含む。
ユーザBが、画面D20に表示されるYESボタンを押下すると、決済情報は、サーバ110又は別の端末120Cに送信される。この場合、電波状況が圏外ではないので、決済情報はサーバ110に送信される。また、ユーザBが、画面D20に表示されるNOボタンを押下すると、決済情報は送信されず、表示画面は他の画面に遷移する。なお、ユーザBは、決済情報の転送を許可するか否かを事前に設定しておいてもよい。
決済情報が送信された場合、画面D22が表示される。画面D22は、「決済情報を転送しました。」という表示を含む。
さらに、決済情報が転送されてから所定時間経過後に、端末120Bは、特典情報を受信し、この特典情報を画面D24に表示する。画面D24には、特典(10ポイント)が付与されたことが表示される。これにより、ユーザは、決済情報を転送することで特典が付与されることを把握することができる。
1…通信システム、110A…サーバ、110B…サーバ、120A…端末、120B…端末、120C…端末、130…ネットワーク、200…情報処理装置、201…プロセッサ、202…メモリ、203…ストレージ、204…入出力インタフェース(入出力I/F)、205…通信インタフェース(通信I/F)、311…入出力I/F、312…通信I/F、313…制御部、314…記憶部、315…表示制御部、316…通信部、317…決済処理部、318…特典付与部、321…入出力I/F、322…通信I/F、323…制御部、324…記憶部、325…表示制御部、326…通信部、327…決済取得部、328…要求処理部

Claims (16)

  1. ユーザが利用する情報処理装置に、
    電子決済における決済情報を取得するステップと、
    前記情報処理装置が、前記電子決済を管理する他の第1情報処理装置にネットワークを介して接続されている場合、前記他の第1情報処理装置に前記決済情報を送信するステップと、
    前記情報処理装置が前記他の第1情報処理装置にネットワークを介して接続されていない場合、他の通信手段を用いて接続される他の第2情報処理装置に前記決済情報を送信するステップと、を実行させるプログラム。
  2. 前記情報処理装置に、
    前記情報処理装置を利用するユーザの秘密鍵を用いて前記決済情報に署名するステップを、さらに実行させる請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記情報処理装置に、
    前記決済情報が前記他の第2情報処理装置を介して前記他の第1情報処理装置に送信された場合、前記他の第2情報処理装置から、前記他の通信手段を用いて、前記決済情報に対する決済完了通知を受信するステップを、さらに実行させる、請求項1または2に記載のプログラム。
  4. 前記情報処理装置に、
    前記決済情報が前記他の第2情報処理装置を介して前記他の第1情報処理装置に送信された後に、前記情報処理装置が前記他の第1情報処理装置に接続される場合、前記決済完了通知を前記他の第1情報処理装置から受信するステップを、さらに実行させる請求項3に記載のプログラム。
  5. 前記他の通信手段は、近距離無線通信手段を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載のプログラム。
  6. 前記決済情報を取得するステップは、当該決済情報を一意に識別可能な決済IDを含む決済情報を取得する、請求項1から5のいずれか一項に記載のプログラム。
  7. 前記情報処理装置に、
    前記情報処理装置が前記他の第1情報処理装置にネットワークを介して接続されていない場合に、前記他の第2情報処理装置を検出するステップ、をさらに実行させる請求項1から6のいずれか一項に記載のプログラム。
  8. 前記検出するステップは、対応付けられたユーザの信用スコアが所定値以上である1以上の前記他の第2情報処理装置を検出することを含む、請求項7に記載のプログラム。
  9. 前記他の第2情報処理装置に前記決済情報を送信するステップは、複数の他の第2情報処理装置に前記決済情報を送信することを含む、請求項1から8のいずれか一項に記載のプログラム。
  10. ユーザが利用する情報処理装置が、
    電子決済における決済情報を取得するステップと、
    前記情報処理装置が前記電子決済を管理する他の第1情報処理装置にネットワークを介して接続されている場合、前記他の第1情報処理装置に前記決済情報を送信するステップと、
    前記情報処理装置が前記他の第1情報処理装置にネットワークを介して接続されていない場合、他の通信手段を用いて接続される他の第2情報処理装置に前記決済情報を送信するステップと、を実行する情報処理方法。
  11. ユーザが利用する情報処理装置であって、
    電子決済における決済情報を取得する決済取得部と、
    前記情報処理装置が前記電子決済を管理する他の第1情報処理装置にネットワークを介して接続されている場合、前記他の第1情報処理装置に前記決済情報を送信し、又は、前記情報処理装置が前記他の第1情報処理装置にネットワークを介して接続されていない場合、他の通信手段を用いて接続される他の第2情報処理装置に前記決済情報を送信する送信部と、を備える情報処理装置。
  12. 情報処理装置が、
    第1ユーザが利用し、電子決済における決済情報を送信する第1情報処理装置とは異なる、第2ユーザが利用する第2情報処理装置から前記決済情報を受信するステップと、
    前記決済情報に基づき決済処理を実行するステップと、
    前記決済情報に対する決済完了通知を、前記第2情報処理装置を介して前記第1情報処理装置に送信するステップと、を実行する情報処理方法。
  13. 前記情報処理装置が、
    前記第2情報処理装置を利用するユーザに特典を付与するステップと、を実行する請求項12に記載の情報処理方法。
  14. 前記送信するステップは、前記決済情報を受信してから所定時間経過後に、前記第2情報処理装置を介さずに前記第1情報処理装置に、前記決済完了通知を送信することを含む、請求項12又は13に記載の情報処理方法。
  15. 前記決済処理を実行するステップは、前記第1情報処理装置を利用するユーザの秘密鍵を用いて前記決済情報が署名される場合、前記ユーザの公開鍵を用いて署名を検証することを含む、請求項12から14のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  16. 前記決済処理を実行するステップの後に前記ユーザの公開鍵が更新される、請求項15に記載の情報処理方法。
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