JP2023118032A - 情報処理プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
図1を用いて、実施形態の情報処理装置などにより実現される情報処理について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理(その1)の一例を示す図である。なお、図1では、実施形態に係る情報処理装置の一例である決済サーバ100によって、実施形態に係る情報処理などが実現されるものとする。
図1に示すように、実施形態に係る情報処理システム1は、利用者端末10と、店舗端末20と、決済サーバ100とを含む。利用者端末10、店舗端末20、及び決済サーバ100は、ネットワークN(例えば、図4参照)を介して有線または無線により相互に通信可能に接続される。ネットワークNは、例えば、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)である。なお、図1に示した情報処理システム1には、複数の利用者端末10や、複数の店舗端末20や、複数の決済サーバ100が含まれていてもよい。
ここで、決済サーバ100により実行される情報処理の説明に先立ち、利用者端末10を用いたコード決済(電子決済)の一例について説明する。なお、以下の説明では、店舗Xに配置された2次元コード(QRコード(登録商標))であって、店舗Xを識別する店舗識別情報を示す2次元コードC-Xを用いて、利用者UYが利用者端末10を用いた決済を行う例について説明するが、実施形態は、これに限定されるものではない。以下に説明するコード決済の一例は、任意の利用者が任意の利用者端末10を用いて、任意の店舗にて決済を行う場合においても適用可能である。また、店舗識別情報を示す2次元コードC-Xは、QRコードのみならず、バーコードや所定のマーク、番号などであってもよい。また、2次元コードC-Xは、紙などの媒体に印字された印刷物により物理的に構成される例に限られず、店舗端末20に表示される画像情報により構成されていてもよい。
(1-3-1.情報処理(その1))
従来、店舗ロケーションなどの環境的な要因により、利用者端末10や店舗端末20が圏外となり、データ通信ができない状況となった場合、コード決済が利用できなくなってしまう。このように、コード決済の利用は通信状況に左右され、必ずしも信頼性が高いとは言い切れない。
以下、図2を用いて、決済サーバ100を有する情報処理システム1が実行する情報処理(その2)について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理(その2)の一例を示す図である。図2に示す情報処理(その2)は、店舗端末20が利用者端末10に表示されたコード情報を読み取ることにより、店舗端末20を主体としてオフラインで行われる決済に関する取引処理の一例を示している。なお、図2に示す情報処理(その2)は、ステップS31~ステップS33までの処理が図1に示すステップS11~ステップS13までの処理と同一であるが、ステップS34~ステップS39までの処理が図1に示す情報処理(その1)とは相違する。以下では、図2に示す情報処理(その2)について、図1に示す情報処理(その1)と相違する部分を説明する。
従来、利用者が予め自らのアカウントにチャージしたマネー残高を用いてコード決済を行う場合、残高を適宜チャージする必要があり、利用者に対して少なからず手間をかけさせることになる。また、事情により、電子マネーを即時チャージできない場合、コード決済そのものが利用できなくなってしまう。このように、従来のコード決済には、ユーザビリティを高める上で改善の余地がある。
次に、図4を用いて、決済サーバ100の構成について説明する。図4は、実施形態に係る決済サーバの構成例を示す図である。図4に示すように、決済サーバ100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、利用者端末10や、店舗端末20などとの間で情報の送受信を行う。
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図4に示すように、記憶部120は、口座情報記憶部121と、店舗情報記憶部122と、利用者情報記憶部123とを有する。
口座情報記憶部121は、利用者(一般消費者)や店舗(事業者)などのサービス利用者が電子決済サービスにおいて所有する口座に関する各種の情報を記憶する。ここで、図5を用いて、口座情報記憶部121が記憶する情報の一例を説明する。図5は、実施形態に係る口座情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。図5の例において、口座情報記憶部121は、「口座ID」や、「所有者ID」や、「総残高(円)」などといった複数の項目を有する。
店舗情報記憶部122は、店舗のオフライン設定に関する情報が記憶される。ここで、図6を用いて、店舗情報記憶部122が記憶する情報の一例を説明する。図6は、実施形態に係る店舗情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。図6の例において、店舗情報記憶部122は、「店舗ID」や、「オフライン設定」や、「上限金額(円)」などといった複数の項目を有する。
利用者情報記憶部123は、決済サーバ100が提供する電子決済サービスの利用者に関する各種の情報を記憶する。ここで、図7を用いて、利用者情報記憶部123が記憶する情報の一例を説明する。図7は、実施形態に係る利用者情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。図7の例において、利用者情報記憶部123は、「利用者ID」や、「自動チャージ設定」や、「チャージ可能額(円)」などといった複数の項目を有する。
制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などによって、決済サーバ100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、たとえば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路により実現され得る。実施形態に係る制御部130は、図4に示すように、受付部131と、判定部132と、チャージ部133と、実行部134とを有し、これらの各部により、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
受付部131は、利用者端末10または店舗端末20からオフラインでの決済取引である旨を示す情報と、決済取引による店舗(たとえば、図1または図2に示す店舗X)の売上額とを含む取引データ(「取引情報」の一例)を受け付ける。受付部131は、利用者端末10または店舗端末20から受け付けた取引データを実行部134に受け渡す。
判定部132は、電子決済サービスのサービス利用者(たとえば、図3に示す利用者UY)の置かれる状態が所定の条件を満たしているか否かを判定する。
チャージ部133は、判定部132によりサービス利用者(たとえば、図3に示す利用者UY)の置かれる状態が所定の条件を満たしていると判定された場合、サービス利用者に割り当てられたアカウントに対して電子マネーの自動チャージを実行する。
実行部134は、オフライン決済による店舗の売上額が所定の条件を満たす場合、オフライン決済に対応する取引処理を実行する。たとえば、実行部134は、店舗の売上額の合計が店舗ごとに個別に割り当てられる所定の上限金額に満たないことを条件として、オフライン決済に対応する取引処理を実行する。具体的には、実行部134は、該当店舗についてオフライン決済が有効な状態であり、かつ、オフライン決済における売上額の合計額が所定の上限金額未満であり、かつ、利用者端末10からの取引データが所定の時間内に受信された場合、オフライン決済に対応する取引処理を実行する。つまり、決済サーバ100は、オフライン決済が有効である場合、所定時間内に受信した取引データについて、所定の条件金額に達するまでオフライン決済を受け入れ可能である。
(3-1.処理の流れ(その1))
以下、実施形態に係る決済サーバ100を有する情報処理システムにおける処理の流れを説明する。まず、図8を用いて、実施形態に係る処理の流れ(その1)について説明する。図8は、実施形態に係る処理の流れ(その1)の一例を示すシーケンス図である。
続いて、図9を用いて、実施形態に係る処理の流れ(その2)について説明する。図9は、実施形態に係る処理の流れ(その2)の一例を示すシーケンス図である。
続いて、図10を用いて、実施形態に係る決済サーバ100による処理手順の一例について説明する。図10は、実施形態に係る決済サーバによる処理手順の一例を示すフローチャートである。図10に示す処理手順は、決済サーバ100の制御部130により繰り返し実行される。
(4-1.取引データの突合処理について)
上述の実施形態は一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。たとえば、上述の実施形態において、利用者端末10が主体となるオフライン決済(ユーザ決済)を行った場合も、店舗端末20が主体となって行うオフライン決済(ストア決済)を行った場合も、利用者端末10と店舗端末20との間で取引データをやり取りすることにより、互いに共有してもよい。この場合、決済サーバ100は、利用者端末10から取引データを先に受信した場合、取引データに含まれる利用者識別情報に対応するアカウントに紐づくマネー残高のうち、取引データに含まれる決済額に相当する分の電子マネーを取引保留状態として一時的に留保できる。その後、決済サーバ100は、店舗端末20から取引データを受信すると、利用者端末10から受信した取引データと、店舗端末20から受信した取引データとを突合することにより、取引内容に問題がない場合、取引保留状態を解除して、取引処理を実行する。
たとえば、上述の実施形態において、店舗Xにおいてオフライン決済が発生してから、所定時間内(たとえば、24時間以内)に決済サーバ100に伝送されなかった取引データは無効にしてもよい。この場合、決済サーバ100は、たとえば、店舗Xにおいてオフライン決済が発生してから所定時間を超えて店舗端末20から伝送された取引データを破棄する。そして、決済サーバ100は、取引保留状態として一時的に留保していた利用者の電子マネーを、該当の利用者に紐付くアカウントに返金する。
上述の実施形態では、情報処理システム1に含まれる決済サーバ100が、オフライン決済に対応する取引処理を行うとともに、サービス利用者に対する自動チャージを実行する例を説明したが、実施形態に係る情報処理システム1の構成は、このような例には特に限定される必要はない。たとえば、実施形態に係る情報処理システム1は、オフライン決済に対応する取引処理を行うサーバと、サービス利用者に対する自動チャージを実行するサーバとは、それぞれ物理的に異なるサーバであってもよく、あるいは、それぞれのサーバが異なるシステムに属するサーバであってもよい。
上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、逆に、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
上述してきたように、実施形態に係る決済サーバ100は、受付部131と、実行部134とを有する。受付部131は、利用者端末10または店舗端末20からオフラインでの決済取引である旨を示す情報と決済取引による店舗の売上額とを含む取引情報を受け付ける。実行部134は、売上額が所定の条件を満たす場合、決済取引に対応する取引処理を実行する。
また、上述してきた本実施形態に係る決済サーバ100は、たとえば、図11に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図11は、実施形態に係る決済サーバの機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
10 利用者端末
20 店舗端末
100 決済サーバ
110 通信部
120 記憶部
121 口座情報記憶部
122 店舗情報記憶部
123 利用者情報記憶部
130 制御部
131 受付部
132 判定部
133 チャージ部
134 実行部
Claims (13)
- 利用者端末または店舗端末からオフラインでの決済取引である旨を示す情報と前記決済取引による店舗の売上額とを含む取引情報を受け付ける受付部と、
前記売上額が所定の条件を満たす場合、前記決済取引に対応する取引処理を実行する実行部と
を有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記実行部は、
前記売上額の合計が前記店舗ごとに個別に割り当てられる所定の上限金額に満たないことを条件として、前記取引処理を実行する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記所定の上限金額は、
前記店舗の過去の取引履歴に基づいて規定される
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記受付部は、
前記店舗を識別するための店舗識別情報を含む前記取引情報を前記利用者端末から受け付け、
前記実行部は、
前記店舗識別情報に対応付けられている前記上限金額に基づいて、前記取引処理を実行する
ことを特徴とする請求項2または3に記載の情報処理装置。 - 前記受付部は、
前記決済取引が行われた日時を示す日時情報を含む前記取引情報を前記利用者端末から受け付け、
前記実行部は、
前記店舗識別情報により識別される店舗において前記決済取引が有効な状態である期間内に前記決済取引が行われた日時が含まれていることを条件として、前記取引処理を実行する
ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。 - 前記受付部は、
前記決済取引を行った利用者を識別するための利用者識別情報を含む前記取引情報を前記店舗端末から受け付け、
前記実行部は、
前記利用者識別情報により識別される前記利用者により前記決済取引の事実が承認されることを条件として、前記取引処理を実行する
ことを特徴とする請求項2または3に記載の情報処理装置。 - コンピュータが、
利用者端末または店舗端末からオフラインでの決済取引である旨を示す情報と前記決済取引による店舗の売上額とを含む取引情報を受け付ける受付工程と、
前記売上額が所定の条件を満たす場合、前記決済取引に対応する取引処理を実行する実行工程と
を実行することを特徴とする情報処理方法。 - コンピュータに、
利用者端末または店舗端末からオフラインでの決済取引である旨を示す情報と前記決済取引による店舗の売上額とを含む取引情報を受け付ける受付手順と、
前記売上額が所定の条件を満たす場合、前記決済取引に対応する取引処理を実行する実行手順と
を実行させることを特徴とする情報処理プログラム。 - コンピュータに、
コード情報から読み取った情報の中にオフラインでの決済取引である旨が含まれる場合、前記コード情報の読取に連動して決済取引が完了した旨を利用者に通知する手順を実行させる
ことを特徴とする情報処理プログラム。 - コンピュータに、
オフラインでの決済取引である旨を示す情報に関連付けて、前記決済取引が行われた店舗を示す店舗識別情報と、前記決済取引が行われた日時を示す日時情報と、前記決済取引による店舗の売上額を示す情報とを含む取引情報を記録する手順を実行させる
ことを特徴とする請求項9に記載の情報処理プログラム。 - コンピュータに、
利用者端末に表示されるコード情報を読み取った際、オフラインでの売上処理が有効な状態であることを条件として、前記コード情報の読取に連動してオフラインでの決済取引が完了した旨を利用者に通知する手順を実行させる
ことを特徴とする情報処理プログラム。 - コンピュータに、
オフラインでの決済取引である旨を示す情報に関連付けて、前記決済取引を行った利用者を識別するための利用者識別情報と、前記決済取引が行われた日時を示す日時情報と、前記決済取引による店舗の売上額を示す情報とを含む取引情報を記録する手順を実行させる
ことを特徴とする情報処理プログラム。 - コンピュータに、
近距離無線通信により、前記決済取引が完了した旨を示す情報を送信する手順を実行させる
ことを特徴とする請求項11または12に記載の情報処理プログラム。
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