JP2020134813A - 定着装置 - Google Patents

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JP2020134813A JP2019030312A JP2019030312A JP2020134813A JP 2020134813 A JP2020134813 A JP 2020134813A JP 2019030312 A JP2019030312 A JP 2019030312A JP 2019030312 A JP2019030312 A JP 2019030312A JP 2020134813 A JP2020134813 A JP 2020134813A
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浩司 半田
Hiroshi Handa
浩司 半田
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Abstract

【課題】幅方向における回転体に対する圧力分布を均一に確保でき、かつ、ニップの位置が不安定となることを抑制できる定着装置を提供する。【解決手段】定着装置は、加熱ローラと、ベルトと、第1部分40および第2部分41を有する第1弾性パッド4と、第1規制部61を有するパッドホルダとを備える。第1規制部61は、第1面63および第2面64を有し、第1弾性パッド4の変形を規制する。第1部分40は、ベルトを加熱ローラに接触させてニップを形成する。第2部分41は、ニップを形成しない。第1面63は、第1部分40の端面40Aと向かい合い、第1弾性パッド4が弾性変形した際に端面40Aと接触する。第2面64は、第2部分41の端面41Aと向かい合う。端面40Aと第1面63との間の距離は、端面41Aと第2面64との間の距離よりも短い。【選択図】図4

Description

本開示は、定着装置に関する。
従来、画像形成装置に設けられる定着装置が知られている。例えば、定着装置は、加熱ローラと、ベルトと、弾性パッドと、パッドホルダとを備える。パッドホルダは、弾性パッドを保持する。弾性パッドは、ベルトの幅方向に延びる。弾性パッドは、ベルトを加熱ローラに接触させてニップを形成する第1部分と、ニップを形成しない第2部分とを備える。定着装置は、トナー像が転写された用紙がニップを通過するときに、用紙を加熱および加圧して、用紙にトナー像を定着させる(下記特許文献1参照。)。
特開2010−231008号公報
上記した特許文献1に記載の定着装置において、弾性パッドの第1部分がベルトを加熱ローラに接触させると、弾性パッドは、ベルトの幅方向に広がるように弾性変形する。すると、ベルトの幅方向において加熱ローラに対する圧力分布が不均一となる場合がある。
そこで、ベルトの幅方向における弾性パッドの変形を規制することが検討される。しかし、ニップを形成する第1部分の変形のみを規制すると、ニップを形成しない第2部分の変形に応じて、ニップの位置が不安定となるおそれがある。
また、ベルトの幅方向における弾性パッド全体の変形を規制すると、弾性パッドは、ベルトの幅方向に変形できないために、加熱ローラに向かって膨出するように変形し、ニップの位置が不安定となるおそれがある。
このようにニップの位置が不安定となると、用紙に定着するトナー像の品質や用紙の搬送性が悪化するおそれがある。
そこで、本開示の目的は、幅方向における回転体に対する圧力分布を均一に確保できながら、ニップの位置が不安定となることを抑制できる定着装置を提供することにある。
(1)本開示の定着装置は、回転体と、ベルトと、第1弾性パッドと、パッドホルダと、を備える。第1弾性パッドは、ベルトを回転体との間で挟む。パッドホルダは、第1弾性パッドを保持する。パッドホルダは、規制部を有する。規制部は、ベルトの幅方向において第1弾性パッドと並ぶように配置される。規制部は、第1弾性パッドの変形を規制する。第1弾性パッドは、第1部分と、第2部分とを有する。第1部分は、ベルトを回転体に接触させてニップを形成する。第2部分は、ニップにおける用紙搬送方向において第1部分と異なる位置に位置する。第2部分は、ニップを形成しない。規制部は、第1面と、第2面とを有する。第1面は、幅方向における第1部分の端面と向かい合う。第1面は、第1弾性パッドが弾性変形した際に第1部分の端面と接触する。第2面は、幅方向における第2部分の端面と向かい合う。幅方向における第1部分の端面と第1面との間の距離は、幅方向における第2部分の端面と第2面との間の距離よりも短い。
このような構成によれば、幅方向における第1部分の端面と第1面との間の距離は、幅方向における第2部分の端面と第2面との間の距離よりも短い。そのため、第1弾性パッドが弾性変形した際に、まず、第1部分の端面が第1面と接触する。その結果、第1部分が幅方向に変形することを規制でき、幅方向における回転体に対する圧力分布を均一に確保することができる。
また、幅方向における第2部分の変形は、第2部分の端面が第2面と接触するまで許容され、その後、第2部分の端面が第2面と接触することにより、幅方向における第2部分の変形が規制される。その結果、ニップ形成時の弾性パッドの形状を安定化させることができ、ニップの位置が不安定となることを抑制できる。これによって、用紙に定着するトナー像の品質の向上および用紙の搬送性の向上を図ることができる。
(2)第1部分は、第2部分に対して用紙搬送方向の下流側に位置してもよい。
このような構成によれば、ニップを形成しない第2部分が、第1部分に対して用紙搬送方向の上流側に位置するので、回転体とベルトとの間に用紙を安定して受け入れることができる。
(3)規制部は、第3面を有してもよい。第3面は、幅方向および用紙搬送方向の両方向と交差する第1方向において回転体と対面する。第3面の用紙搬送方向における下流端部が、第3面の用紙搬送方向における上流端部よりも、回転体の近くに位置する。
このような構成によれば、第3面の用紙搬送方向における下流端部が上流端部よりも、回転体の近くに位置するので、規制部が、用紙搬送方向の下流側に位置する第1部分の変形を確実に規制することができながら、用紙搬送方向の上流側に位置する第2部分の変形を適度に許容することができる。
(4)定着装置は、第2弾性パッドをさらに備えてもよい。第2弾性パッドは、第1弾性パッドに対して用紙搬送方向の下流側に位置する。第2弾性パッドは、第1弾性パッドよりも硬質である。第2弾性パッドは、ベルトを回転体に接触させて下流ニップを形成する。
このような構成によれば、第1弾性パッドが、用紙搬送方向の上流側に位置する上流ニップを形成し、第2弾性パッドが、用紙搬送方向の下流側に位置する形成する下流ニップを形成する。そのため、ベルトが回転体に接触するニップの領域を十分に確保することができる。また、上記のように、規制部が第1弾性パッドの変形を規制しているので、上流ニップにおける圧力分布を均一に確保することができながら、上流ニップの位置が不安定となることを抑制できる。
(5)定着装置は、第1弾性パッドの底面が固定される板をさらに備えてもよい。この場合、パッドホルダは、板を介して第1弾性パッドを保持する。板は、幅方向における長さが第1弾性パッドよりも長い。板は、幅方向において規制部と重なる位置まで延びる。板は、規制部に対して用紙搬送方向から接触する。
このような構成によれば、第1弾性パッドが固定される板が規制部に対して用紙搬送方向から接触するので、用紙搬送方向における規制部に対する第1弾性パッドの位置精度の向上を図ることができる。
(6)幅方向における板の端部は、規制部を挟んで第1弾性パッドの反対側に位置してもよい。この場合、板は、凹部を有する。凹部は、幅方向において、第1弾性パッドの底面が固定される固定部と端部との間に位置する。凹部は、規制部が嵌合する。
このような構成によれば、板が有する凹部が規制部と嵌合するので、板に固定される第1弾性パッドと規制部との相対的な位置精度の向上を確実に図ることができる。
(7)幅方向における第1弾性パッドの端面および規制部の第1面は、互いに平行な平面であってもよい。第2面は、第1面と交差する平面であってもよい。
このような構成によれば、第2面が第1面と交差する平面であるので、第2部分が変形した際に、第2部分の変形の程度に応じて、第2部分の端面を第2面に徐々に接触させることができる。そのため、ニップの位置が不安定となることを確実に抑制することができる。
(8)幅方向における第1弾性パッドの端面および規制部の第1面は、互いに平行な平面であってもよい。第2面は、曲面であってもよい。
このような構成によれば、第2面が曲面であるので、第2部分が変形した際に、第2部分の変形の程度に応じて、第2部分の端面を第2面に徐々に接触させることができる。そのため、ニップの位置が不安定となることを確実に抑制することができる。
(9)幅方向における第1弾性パッドの端面は、平面であってもよい。第1面および第2面は、第1弾性パッドの端面と平行な平面であってもよい。第1面および第2面は、段差を形成してもよい。
このような構成によれば、簡易な構成でありながら、幅方向における第1部分の端面と第1面との間の距離を、幅方向における第2部分の端面と第2面との間の距離よりも短く安定して確保することができる。
(10)回転体は、ヒータを内蔵する加熱ローラであってもよい。
このような構成によれば、ニップを通過する用紙を加熱することができる。そのため、用紙に転写されたトナー像を、用紙に定着させることができる。
本開示の定着装置によれば、幅方向における回転体に対する圧力分布を均一に確保でき、かつ、ニップの位置が不安定となることを抑制できる。
図1は、本発明の第1実施形態の定着装置を備える画像形成装置の概略構成図である。 図2は、図1に示す定着装置の概略構成図を示す。 図3は、図2に示すパッドホルダの平面図である。 図4Aは、図3に示す第1規制部の拡大図であって、第1弾性パッドが弾性変形していない状態を示す。図4Bは、図3に示す第1規制部の拡大図であって、第1弾性パッドが弾性変形している状態を示す。 図5は、図2に示すパッドホルダの側面図である。 図6は、図5に示すパッドホルダのA−A断面図である。 図7は、本発明の第2実施形態に係る第1規制部の平面図を示す。 図8は、本発明の第3実施形態に係る第1規制部の平面図を示す。
1.画像形成装置の概略
図1に示すように、本発明の定着装置1は、画像形成装置100に設けられる。以下、画像形成装置100の概略について説明する。
画像形成装置100は、感光ドラム101と、帯電器102と、レーザースキャンユニット103と、現像ローラ104と、転写ローラ105と、定着装置1と、給紙部106と、給紙トレイ107と、排紙トレイ108とを備える。
帯電器102は、感光ドラム101の表面を帯電する。レーザースキャンユニット103は、帯電器102によって帯電された感光ドラム101の表面を露光する。これにより、感光ドラム101の表面には、静電潜像が形成される。現像ローラ104は、静電潜像が形成された感光ドラム101の表面にトナーを供給する。これにより、感光ドラム101の表面には、トナー像が形成される。給紙部106は、給紙トレイ107内の用紙を、感光ドラム101と転写ローラ105との間に供給する。転写ローラ105は、感光ドラム101の表面に形成されたトナー像を用紙に転写する。定着装置1は、トナー像が転写された用紙を加熱および加圧して、用紙にトナー像を定着させる。定着装置1を通過した用紙は、排紙トレイ108に排紙される。
2.定着装置の詳細
図2に示すように、定着装置1は、ベルト3と、回転体の一例としての加熱ローラ2と、第1弾性パッド4と、第2弾性パッド5と、パッドホルダ6と、第1板8と、第2板9と、ステイ7と、を備える。
2.1 ベルト3
図2に示すように、ベルト3は、無端ベルトである。ベルト3は、所定方向に延びる円筒形状を有する。ベルト3は、耐熱性と可撓性とを有し、一例としてポリイミド樹脂で構成される。ベルト3の延びる方向が、ベルト3の幅方向である。
2.2 加熱ローラ2
図2に示すように、加熱ローラ2は、ベルト3と向かい合う。加熱ローラ2は、ベルト3と接触する。加熱ローラ2は、トナー像が転写された用紙が加熱ローラ2とベルト3との間を通過するときに、その用紙を加熱する。加熱ローラ2は、用紙のトナー像が転写された面に接する。加熱ローラ2は、ベルト3の幅方向に延びる。加熱ローラ2は、ベルト3の幅方向に延びる回転軸線について回転可能である。加熱ローラ2は、回転駆動力が与えられることで用紙を搬送する。加熱ローラ2は、ヒータ21を内蔵する。加熱ローラ2は、ローラ本体20と、ヒータ21とを備える。ローラ本体20は、ベルト3の幅方向に延びる円筒形状を有する。ヒータ21は、ローラ本体20を加熱する。ヒータ21は、ハロゲンヒータである。ヒータ21は、ローラ本体20の内部に位置する。ヒータ21は、ベルト3の幅方向に延びる。
2.3 第1弾性パッド4
図2に示すように、第1弾性パッド4は、トナー像が転写された用紙が加熱ローラ2とベルト3との間を通過するときに、その用紙を加圧する。第1弾性パッド4は、ベルト3を加熱ローラ2との間で挟む。第1弾性パッド4は、ベルト3の内部に位置する。第1弾性パッド4は、第2弾性パッド5よりも軟質である。第1弾性パッド4は、ゴムなどの弾性体からなる。第1弾性パッド4は、ベルト3の幅方向に延びる。第1弾性パッド4は、ベルト3の幅方向から見て矩形状を有する。第1弾性パッド4の底面4Aは、後述する第1板8に固定される。第1弾性パッド4は、第1部分40と、第2部分41とを有する。
第1部分40は、ベルト3を加熱ローラ2に接触させて上流ニップN1を形成する。第2部分41は、ニップを形成しない。第2部分41は、上流ニップN1における用紙搬送方向において第1部分40と異なる位置に位置する。なお、以下では、上流ニップN1における用紙搬送方向を単に用紙搬送方向とする。用紙搬送方向は、ベルト3の幅方向と交差する。用紙搬送方向は、好ましくは、ベルト3の幅方向と直交する。用紙搬送方向は、用紙が加熱ローラ2とベルト3との間を通過するときの搬送方向であり、上流ニップN1における加熱ローラ2の回転方向と同じである。第1部分40は、第2部分41に対して、用紙搬送方向の下流側に位置する。第2部分41は、第1部分40に対して用紙搬送方向の上流側に位置する。第1部分40は、ベルト3の一部を加熱ローラ2との間に挟む。第2部分41は、ベルト3に対して間隔を空けて位置する。
2.4 第2弾性パッド5
図2に示すように、第2弾性パッド5は、トナー像が転写された用紙が加熱ローラ2とベルト3との間を通過するときに、その用紙を加圧する。第2弾性パッド5は、第1弾性パッド4に対して用紙搬送方向の下流側に位置する。第2弾性パッド5は、第1弾性パッド4に対して間隔を空けて位置する。第2弾性パッド5は、第1弾性パッド4よりも硬質である。第2弾性パッド5は、ゴムなどの弾性体からなる。第2弾性パッド5は、ベルト3の幅方向に延びる。第2弾性パッド5は、ベルト3の幅方向から見て矩形状を有する。第2弾性パッド5の底面5Aは、後述する第2板9に固定される。
第2弾性パッド5は、ベルト3を加熱ローラ2に接触させて下流ニップN2を形成する。第2弾性パッド5は、ベルト3の一部を加熱ローラ2との間に挟む。これにより、第1弾性パッド4の第1部分40および第2弾性パッド5の一部が、ベルト3を加熱ローラ2に向けて加圧する。そして、ベルト3において、第1部分40と加熱ローラ2との間に挟まれる部分から、第2弾性パッド5と加熱ローラ2とに挟まれる部分までが、加熱ローラ2と接触して、ニップNを形成する。つまり、用紙搬送方向において上流ニップN1の上流端から下流ニップN2の下流端までが、ニップNとして構成される。
2.5 パッドホルダ6
図2および図3に示すように、パッドホルダ6は、第1弾性パッド4および第2弾性パッド5を保持する。パッドホルダ6は、ベルト3の内部に位置する。パッドホルダ6は、ベルト3の幅方向に延びる。パッドホルダ6は、底壁60と、第1壁66と、第2壁67と、仕切壁68と、規制部の一例としての第1規制部61と、第2規制部62とを有する。パッドホルダ6は、例えば、第2弾性パッド5よりも高硬度な耐熱樹脂からなる。
図2に示すように、底壁60は、第1弾性パッド4および第2弾性パッド5に対して加熱ローラ2の反対側に位置する。底壁60は、ベルト3の幅方向に延びる。第1弾性パッド4が固定される第1板8と、第2弾性パッド5が固定される第2板9とが、底壁60上に配置される。
第1壁66および第2壁67は、用紙搬送方向に互いに間隔を空けて位置する。第1壁66は、第1弾性パッド4に対して第2弾性パッド5の反対側に位置する。第1壁66は、第1弾性パッド4に対して用紙搬送方向の上流側に位置する。第1壁66は、第2部分41に接触する。第1壁66は、ベルト3の幅方向に延びる。
第2壁67は、第2弾性パッド5に対して第1弾性パッド4の反対側に位置する。第2壁67は、第2弾性パッド5に対して用紙搬送方向の下流側に位置する。第2壁67は、第2弾性パッド5に接触する。第2壁67は、ベルト3の幅方向に延びる。
仕切壁68は、用紙搬送方向において、第1弾性パッド4と第2弾性パッド5との間に位置する。仕切壁68は、底壁60から加熱ローラ2に向かって突出する。仕切壁68は、ベルト3の幅方向に延びる。
図3に示すように、第1規制部61および第2規制部62は、ベルト3の幅方向に互いに間隔を空けて位置する。第1規制部61は、第1弾性パッド4および第2弾性パッド5に対して、ベルト3の幅方向の一方側に位置する。第2規制部62は、第1弾性パッド4および第2弾性パッド5に対して、ベルト3の幅方向の他方側に位置する。第1規制部61は、ベルト3の幅方向における第1壁66の一端と、ベルト3の幅方向における第2壁67の一端とに接続される。第2規制部62は、ベルト3の幅方向における第1壁66の他端と、ベルト3の幅方向における第2壁67の他端とに接続される。第1規制部61は、ベルト3の幅方向における仕切壁68の一端が接続され、第2規制部62は、ベルト3の幅方向における仕切壁68の他端が接続される。なお、第2規制部62の構造は、第1規制部61の構造と同様であるため、以下において、第2規制部62の構造についての説明を省略する。
図4Aに示すように、第1規制部61は、ベルト3の幅方向において第1弾性パッド4および第2弾性パッド5と並ぶように配置される。第1規制部61は、第1弾性パッド4の変形を規制する(図4B参照)。第1規制部61は、第1面63と、第2面64と、第3面65と、第4面69と、を有する。
第1面63および第2面64は、第1弾性パッド4の端面と向かい合う第1規制部61の側面に含まれる。第1面63および第2面64は、第1壁66と仕切壁68との間に位置する。第1面63は、ベルト3の幅方向における第1部分40の端面40Aと向かい合う。第1面63は、第1弾性パッド4が弾性変形する前の状態において、第1部分40の端面40Aと間隔を空けて向かい合う。第1面63は、第1弾性パッド4が弾性変形した際に第1部分40の端面40Aと接触する(図4B参照)。第1弾性パッド4の端面40Aおよび第1規制部61の第1面63は、互いに平行な平面である。端面40Aは、用紙搬送方向に沿って延びる。第1面63は、用紙搬送方向に沿って延びる。
第2面64は、ベルト3の幅方向における第2部分41の端面41Aと向かい合う。ベルト3の幅方向における第1部分40の端面40Aと第1面63との間の距離は、ベルト3の幅方向における第2部分41の端面41Aと第2面64との間の距離よりも短い。第2面64は、第1面63に対して、用紙搬送方向の上流側に位置する。第2面64は、第2部分41の端面41Aと間隔を空けて向かい合う。第2面64は、第1弾性パッド4が弾性変形した際に第2部分41の端面41Aと接触する(図4B参照)。詳しくは、第1弾性パッド4が弾性変形した際に、端面41Aは、用紙搬送方向における第2面64の上流端から中央付近まで接触する(図4B参照)。第2部分41の端面41Aは、用紙搬送方向に沿って延びる。第2部分41の端面41Aは、第1部分40の端面40Aと連続しており、端面40Aと面一である。第2面64は、第1面63と交差する平面である。第2面64は、用紙搬送方向において、下流端部64Aと、下流端部64Aから離れて位置する上流端部64Bとを備える。下流端部64Aは、第1面63に接続される。上流端部64Bは、第1壁66に接続される。下流端部64Aは、ベルト3の幅方向において、上流端部64Bよりも第1弾性パッド4の近くに位置する。
第3面65および第4面69は、第1規制部61における加熱ローラ2と向かい合う面である。第3面65および第4面69は、第1方向において加熱ローラ2と対面する。第1方向は、ベルト3の幅方向および用紙搬送方向の両方向と交差する。第3面65は、第4面69に対して、用紙搬送方向の上流側に位置する。第3面65は、ベルト3の幅方向において、一端と、一端から離れて位置する他端とを有する。第3面65の一端は、第3面65の他端よりも第1弾性パッド4の近くに位置する。第3面65の一端は、第1方向における第2面64の加熱ローラ2側の端部に連続する。
図5に示すように、第3面65は、第4面69と交差する平面である。第3面65は、用紙搬送方向において、下流端部65Aと、下流端部65Aから離れて位置する上流端部65Bとを有する。第3面65の用紙搬送方向における下流端部65Aは、第3面65の用紙搬送方向における上流端部65Bよりも、加熱ローラ2の近くに位置する(図2参照)。下流端部65Aは、第4面69に接続される。上流端部65Bは、第1壁66に接続される。第4面69は、第1方向と直交するように延びる。
パッドホルダ6は、第1板8を介して第1弾性パッド4を保持する。パッドホルダ6は、第2板9を介して第2弾性パッド5を保持する。
図6に示すように、第1板8は、ベルト3の幅方向に延びる。第1板8は、ベルト3の幅方向における長さが第1弾性パッド4よりも長い(図3参照)。第1板8は、ベルト3の幅方向において第1規制部61および第2規制部62と重なる位置まで延びる。第1板8は、第1規制部61および第2規制部62に対して用紙搬送方向から接触する。第1板8は、ベルト3の幅方向において、一端部8Aと、一端部8Aから離れて位置する他端部8Bとを有する。ベルト3の幅方向における第1板8の一端部8Aは、第1規制部61を挟んで第1弾性パッド4の反対側に位置する(図3参照)。ベルト3の幅方向における第1板8の他端部8Bは、第2規制部62を挟んで第1弾性パッド4の反対側に位置する(図3参照)。第1板8は、一端部8Aと、他端部8Bと、固定部82と、連結部85,86と、凹部83,84とを有する。
固定部82は、第1板8のうち第1弾性パッド4の底面4Aが固定される部分である。固定部82は、ベルト3の幅方向において、一端部8Aと他端部8Bとの間に位置する。固定部82は、用紙搬送方向において、第1壁66と仕切壁68との間に位置する。連結部85は、固定部82と一端部8Aとの間に位置する。連結部85は、固定部82と一端部8Aとを連結する。連結部85は、第1規制部61を貫通する。凹部83は、連結部85に設けられる。つまり、凹部83は、ベルト3の幅方向において、固定部82と一端部8Aとの間に位置する。凹部83は、第1規制部61が嵌合する。凹部83は、用紙搬送方向の下流側に向かって開放される凹形状を有する。連結部85は、第1規制部61に対して用紙搬送方向の上流側から接触する。
連結部86は、固定部82と他端部8Bとの間に位置する。連結部86の構造は、連結部85の構成と同じであり、凹部84の構造は、凹部83の構造と同じである。そのため、連結部86および凹部84の構造の説明を省略する。
第2板9は、ベルト3の幅方向に沿う仮想線に対して、第1板8と線対称な構造を有する。そのため、第2板9の構造の説明を省略する。第2板9は、用紙搬送方向において、仕切壁68と第2壁67との間に位置する。第2板9は、第1規制部61および第2規制部62に対して用紙搬送方向の下流側から接触する。
ステイ7は、パッドホルダ6の底壁60に接触し、パッドホルダ6を支持する。ステイ7は、パッドホルダ6よりも硬質であり、例えば、金属からなる。ステイ7は、図示しないバネにより、加熱ローラ2に向かって押圧される。これによって、第1弾性パッド4および第2弾性パッド5が、ベルト3を加熱ローラ2に接触させ、ニップNが形成される。また、このとき、第1弾性パッド4は弾性変形する。
3.作用効果
図4Aに示すように、ベルト3の幅方向における第1部分40の端面40Aと第1面63との間の距離は、ベルト3の幅方向における第2部分41の端面41Aと第2面64との間の距離よりも短い。そのため、図4Bに示すように、第1弾性パッド4が弾性変形した際に、まず、第1部分40の端面40Aが第1面63と接触する。その結果、第1部分40が幅方向に変形することを規制でき、ベルト3の幅方向における加熱ローラ2に対する圧力分布を均一に確保することができる。
また、ベルト3の幅方向における第2部分41の変形は、第2部分41の端面41Aが第2面64と接触するまで許容され、その後、第2部分41の端面41Aが第2面64と接触することにより、ベルト3の幅方向における第2部分41の変形が規制される。
その結果、ニップ形成時の第1弾性パッド4の形状を安定させることができ、上流ニップN1の位置が不安定となることを抑制できる。これによって、用紙に定着するトナー像の品質の向上および用紙の搬送性の向上を図ることができる。
図2に示すように、ニップを形成しない第2部分41が、第1部分40に対して用紙搬送方向の上流側に位置する。そのため、加熱ローラ2とベルト3との間に用紙を安定して受け入れることができる。
図5に示すように、第3面65の下流端部65Aが上流端部65Bよりも、加熱ローラ2の近くに位置する。そのため、第1規制部61が、用紙搬送方向の下流側に位置する第1部分40の変形を確実に規制することができながら、用紙搬送方向の上流側に位置する第2部分41の変形を適度に許容することができる。
図2に示すように、第1弾性パッド4が、用紙搬送方向の上流側に位置する上流ニップN1を形成し、第2弾性パッド5が、用紙搬送方向の下流側に位置する形成する下流ニップN2を形成する。そのため、ベルト3が加熱ローラ2に接触するニップNを十分に確保することができる。
図6に示すように、第1弾性パッド4が固定される第1板8が、第1規制部61に対して用紙搬送方向から接触する。そのため、用紙搬送方向における第1規制部61に対する第1弾性パッド4の位置精度の向上を図ることができる。また、凹部83が第1規制部61と嵌合する。そのため、第1板8に固定される第1弾性パッド4と第1規制部61との相対的な位置精度の向上を確実に図ることができる。
図4Aに示すように、第2面64は、第1面63と交差する平面である。そのため、第2部分41が変形した際に、第2部分41の変形の程度に応じて、第2部分41の端面を第2面64に徐々に接触させることができる。その結果、上流ニップN1の位置が不安定となることを確実に抑制することができる。
図2に示すように、加熱ローラ2は、ヒータ21を内蔵する。そのため、上流ニップN1を通過する用紙を加熱することができる。その結果、用紙に転写されたトナー像を、用紙に定着させることができる。
4.第2実施形態
次に、図7を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態において、上記した実施形態と同様の部材には同じ符号を付し、説明を省略する。
図7に示すように、第2実施形態において、第2面64は、曲面である。
そのため、第2部分41が変形した際に、第2部分41の変形の程度に応じて、第2部分41の端面41Aを第2面64に徐々に接触させることができる。その結果、上流ニップN1の位置が不安定となることを確実に抑制することができる。また、第2実施形態においても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
5.第3実施形態
次に、図8を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態において、上記した実施形態と同様の部材には同じ符号を付し、説明を省略する。
図8に示すように、第3実施形態において、第1面63および第2面64は、第1弾性パッド4の端面と平行な平面であり、第1面63および第2面64は、段差を形成する。第1面63および第2面64のそれぞれは、用紙搬送方向に沿って延びる。第2面64は、第1面63に対して、第1弾性パッド4の反対側に位置する。第1面63と第2面64とは、ベルト3の幅方向に延びる段差面70により連結される。
このような第3実施形態では、簡易な構成でありながら、ベルト3の幅方向における第1部分40の端面40Aと第1面63との間の距離を、ベルト3の幅方向における第2部分41の端面41Aと第2面64との間の距離よりも短く安定して確保することができる。また、第3実施形態においても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
6.変形例
第1実施形態では、第1部分40の端面40Aおよび第2部分41の端面41Aのそれぞれが、用紙搬送方向に沿って延び、互いに面一であるが、本発明は、これに限定されない。例えば、端面41Aは、第2面64から離れるように、用紙搬送方向と交差するように延びてもよい。この場合、第2面64は、用紙搬送方向に沿って延びてもよい。これによっても、ベルト3の幅方向における第1部分40の端面40Aと第1面63との間の距離を、ベルト3の幅方向における第2部分41の端面41Aと第2面64との間の距離よりも短くすることができる。
また、第1実施形態では、回転体の一例としての加熱ローラ2が、ローラ本体20の内側に配置されるヒータ21を備えるが、本発明は、これに限定されない。例えば、定着装置1は、ヒータ21がローラ本体20の外側に位置する外部加熱方式であってもよい。また、定着装置1は、ローラ本体20を誘導加熱するIH方式であってもよい。また、回転体はベルトであってもよい。また、ヒータ21は、ローラ本体20の内側に配置されず、ベルト3の内側に配置されてもよい。この場合、回転体とベルトとの位置関係を逆にして配置するのが好ましい。すなわち、用紙のトナー像が転写された面にヒータを内蔵したベルト3の外周面が接触するように配置し、用紙のトナー像が転写された面とは反対の面に、回転体の一例としての加圧ローラが接触するように配置するのが好ましい。
また、定着装置1は、第1弾性パッド4に加えて第2弾性パッド5を備えるが、定着装置1は、第2弾性パッド5を備えなくてもよい。また、上流ニップN1を形成する第1部分40は、第2部分41に対して用紙搬送方向の下流側に位置するが、第1部分40は、第2部分41に対して用紙搬送方向の上流側に位置してもよい。また、定着装置1は、複数の感光ドラム101を備える画像形成装置100に設けられてもよい。
1 定着装置
2 加熱ローラ
3 ベルト
4 第1弾性パッド
5 第2弾性パッド
6 パッドホルダ
8 第1板
40 第1部分
41 第2部分
63 第1面
64 第2面
65 第3面

Claims (10)

  1. 回転体と、
    ベルトと、
    前記ベルトを前記回転体との間で挟む第1弾性パッドと、
    前記第1弾性パッドを保持するパッドホルダと、を備え、
    前記パッドホルダは、前記ベルトの幅方向において前記第1弾性パッドと並ぶように配置され、前記第1弾性パッドの変形を規制する規制部を有し、
    前記第1弾性パッドは、
    前記ベルトを前記回転体に接触させてニップを形成する第1部分と、
    前記ニップにおける用紙搬送方向において前記第1部分と異なる位置に位置し、ニップを形成しない第2部分と、を有し、
    前記規制部は、
    前記幅方向における前記第1部分の端面と向かい合い、前記第1弾性パッドが弾性変形した際に前記第1部分の端面と接触する第1面と、
    前記幅方向における前記第2部分の端面と向かい合う第2面と、を有し、
    前記幅方向における前記第1部分の端面と前記第1面との間の距離は、前記幅方向における前記第2部分の端面と前記第2面との間の距離よりも短いことを特徴とする、定着装置。
  2. 前記第1部分は、前記第2部分に対して前記用紙搬送方向の下流側に位置することを特徴とする、請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記規制部は、前記幅方向および前記用紙搬送方向の両方向と交差する第1方向において前記回転体と対面する第3面を有し、
    前記第3面の前記用紙搬送方向における下流端部は、前記第3面の前記用紙搬送方向における上流端部よりも、前記回転体の近くに位置することを特徴とする、請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記第1弾性パッドに対して前記用紙搬送方向の下流側に位置する第2弾性パッドをさらに備え、
    前記第2弾性パッドは、前記第1弾性パッドよりも硬質であり、前記ベルトを前記回転体に接触させて下流ニップを形成することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の定着装置。
  5. 前記第1弾性パッドの底面が固定される板をさらに備え、
    前記パッドホルダは、前記板を介して前記第1弾性パッドを保持しており、
    前記板は、前記幅方向における長さが前記第1弾性パッドよりも長く、前記幅方向において前記規制部と重なる位置まで延びており、前記規制部に対して前記用紙搬送方向から接触することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の定着装置。
  6. 前記幅方向における前記板の端部は、前記規制部を挟んで前記第1弾性パッドの反対側に位置し、
    前記板は、前記幅方向において、前記第1弾性パッドの底面が固定される固定部と前記端部との間に、前記規制部が嵌合する凹部を有することを特徴とする、請求項5に記載の定着装置。
  7. 前記幅方向における前記第1弾性パッドの端面および前記規制部の前記第1面は、互いに平行な平面であり、
    前記第2面は、前記第1面と交差する平面であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の定着装置。
  8. 前記幅方向における前記第1弾性パッドの端面および前記規制部の前記第1面は、互いに平行な平面であり、
    前記第2面は、曲面であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の定着装置。
  9. 前記幅方向における前記第1弾性パッドの端面は、平面であり、
    前記第1面および前記第2面は、前記第1弾性パッドの端面と平行な平面であり、
    前記第1面および前記第2面は、段差を形成することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の定着装置。
  10. 前記回転体は、ヒータを内蔵する加熱ローラであることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の定着装置。
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