JP2020134569A - 数概念習得用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】数概念(数の順番、数の量感、数字表記、数の合成・分解)を習得することを補助する数概念習得用具を提供すること。【解決手段】左右方向に等間隔で設けられ上下方向に移動するコマが配置された5つ以上のコマ配置部3と、コマ配置部3の真上、真下又は一部に設けられたコマ配置部と同数の数字表示部5とを備え、数字表示部5は、左端に位置するものから右方に向かって順に1、2、3、...の数字を表示する数概念習得用具1を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、1、2、3、...の数概念を有していない者(幼児、知的障害を有する児童等)が数概念を習得することを補助する数概念習得用具に関する。
1、2、3、...の数概念、すなわち、「1」の意味、「2」の意味、「3」の意味を理解していない者は、多く存在する。未だに数概念に触れたことのない低年齢の幼児が該当する。この他、やや高年齢となっても、知的障害を有する児童等も該当する。
ここで、「数概念」は、足し算、引き算等の計算を行うことのみを意味するものではない。本明細書では、以下の(1)〜(4)を「数概念」と言い、これらを理解することを「数概念習得」と言う。(1)(数の順番)1,2,3...の数の順番。(2)(数の量感)「1とはどういう数か」「2とはどういう数か」「3とはどういう数か」を理解し、例えば3個のボールを見た時に「3個」と認識できるようになること。(3)(数字表記)物の数(量感)を数字として表すこと。(4)(数の合成・分解)例えば5が「3と2」や「4と1」であるというように、大きな数と2つの小さな数の組とを対応させること。(3と2を合わせて5と理解する「合成」、5は3と2の組と理解する「分解」の両方を「数概念習得」に含む。)
従来、数概念を習得することを補助することを目的とした数概念習得用具は知られていなかった。例えば特許文献1に示されたような十玉計数器によれば、「1、2、3、...」と数えながら玉を移動させることで、数概念(数の順番・数の量感)を習得できる可能性がある。しかし、数字表記や数の合成・分解の学習には困難がある。十玉計数器は「1、2」と数えながら2個の玉を移動させ、その後に「1、2、3」と数えながら3個の玉を移動させ、移動した玉の数が5個であることを認識する数の合成の演習に用いられる。しかし、実際には、玉を1つ1つ移動させるため、「2+3=5」を学習することを目的としながらも、「2+1+1+1=5」を学習することとなってしまっていた。あるいは3つの玉を同時に移動させた場合においても、合わせられた5つの玉を見て、1、2、3、4、5と数唱するに留まり(数の順番)、数概念(数の合成・分解)を理解することが困難であった。
特開2001−188463号公報
本発明は、数概念(数の順番、数の量感、数字表記、数の合成・分解)を習得することを補助する数概念習得用具を提供することを課題とする。
十玉計数器を数概念の習得に用いることの問題は、玉を1つずつ左右方向に移動させることに起因する。すなわち、n個の玉を移動させ、その後にm個の玉を移動させると必然的にn+m個の玉が移動し、足し算の学習となってしまう。足し算の学習以前に習得すべき数の概念を理解させるための構造は、十玉計数器にはない。
本発明は、n個のみを移動させた状態において「n」の意味を理解させるための構造により、課題を解決する。
本発明の数概念習得用具は、
左右方向に等間隔で設けられた5つ以上のコマ配置部と、
前記コマ配置部の真上、真下又は一部に設けられた前記コマ配置部と同数の数字表示部とを備え、
前記コマ配置部には、上下方向に移動するコマが配置され、
前記数字表示部は、左端に位置するものから右方に向かって順に1、2、3、...の数字を表示することを特徴とする。
この特徴によれば、数字表示部に表示された数字によって移動させたコマの数を把握することができる。すなわち、学習者は、移動したコマと数字とを同時に見ることとなり、数概念習得(主に数の順番、数字表記)を補助する情報を得ることができる。
本発明の数概念習得用具は、
前記コマは、上面の色が、左端から順に5つが同色であり、6つ目は別色であり、以下5つずつの単位に色分けされていることを特徴とすることができる。
この特徴によれば、5以下の数と6以上の数とを峻別するような情報を学習者が得ることができる。10以下の数と11以上の数についても同様に峻別される。
ここで、5以下の数と6以上の数とを峻別するのは、以下の理由による。数概念を初めて習得しようとする者が直感的に数を認識できるのは3までであると言われている。そこで、4及び5について、3と1を合わせた数、3と2を合わせた数、として3以下の数のみを使い5までの数を認識できる。本発明の数概念習得用具では、下に移動したコマと上に残る同一色のコマの数の合計は5つであることから、同一色の下段のコマと上段のコマによって5の数の合成・分解を常に目にすることにより、5までの数概念の容易な習得を可能とする。一方、6については、3進法では20となり上位桁が「2」となる。「3が2つ」、「3が3つ」...と言うようにして6、9...を把握することは、学習者が3進法の感覚を持ってしまい、10進法を学ぶ学習者にとって必ずしも好ましいものではない。そこで5以下の数と6以上の数とを峻別して、学習者の誤解を予防する。なお、3進法の感覚を持ってしまう弊害を避けつつ、6を「3と3を合わせた」と把握することは、5以下の数と6以上の数とが峻別されていても可能である。さらに、5までの数の概念の理解を前提として、峻別された5をひとつのまとまりと認識し、6以上10以下の数は5のひとまとまりと3以下の数で合成・分解できることを認識することで10までの数概念習得を容易にする。例えば、9は5と3と1の組、または5と2と2の組であること。
10以下の数と11以上の数とを峻別するような情報(20以下の数と21以上の数、30以下の数と31以上の数、...についても同じ)は、将来に10進法を学ぶ学習者にとって、貴重である。
本発明の数概念習得用具は、
前記コマは、前記コマ配置部に係合され、前記数概念習得用具をいかなる向きに配置しても前記数概念習得用具から落下してしまうことがないことを特徴とすることができる。
この特徴によれば、数概念習得用具を運搬等する際にコマが落下してしまうことがなく、多くの環境において数概念習得用具を活用することができる。
本発明の数概念習得用具は、
前記コマは、前記数概念習得用具の上下方向を傾斜させた時に、自重によって上方向又は下方向に移動することを特徴とすることができる。
この特徴によれば、数概念習得用具の上下方向を傾斜させることで、コマを1つも移動させていない状態(そろばんに例えると「ご破算」の状態)を、容易に導出することができる。
本発明の数概念習得用具は、
前記コマは、矩形状の板体であり、
前記コマ配置部は、前記コマの縦辺を係合する溝を有することを特徴とすることができる。
この特徴によれば、数概念習得用具の上下方向を傾斜させた時にコマが自重によって上方向又は下方向に移動する数概念習得用具の具体例が与えられる。
本発明の数概念習得用具は、
前記コマ配置部は、横辺の長さが前記コマの横辺の長さと略等しく、縦辺の長さが前記コマの縦辺の長さの2倍と略等しくかつ前記コマの縦辺の長さの2倍以下であることを特徴とすることができる。
この特徴によれば、コマの移動距離がコマの縦辺の長さにほぼ等しい数概念習得用具が提供される。
本発明の数概念習得用具は、
前記コマ配置部は、前記コマによって部分的に被覆される底面を有し、
前記底面は、前記コマを上方に移動させた時に被覆されない部分の色と前記コマを下方に移動させた時に被覆されない部分の色とが、明度又は色相の相違によって明白に峻別可能な2つの色であることを特徴とすることができる。
この特徴によれば、コマの移動の有無が、視認される底面の色によって明確に認識される(註:コマは移動しても移動しなくても同一色である。コマの移動を視覚的に明示するために底面の色を活用する。)。ここで、「明度又は色相の相違によって明白に峻別可能」であるか否かは学習者の感覚に依存するようにも思われるが、例えば色を0〜255のRGB値(3次元ベクトル)で表す時、成分の値の差の絶対値の和が256を超える2つの色(例えば赤色と青色、白色と黒色)は明度又は色相の相違によって明白に峻別可能である。
本発明の数概念習得用具は、
前記数字表示部に数字を表示する状態と数字を表示しない状態とを実現する表示選択機構を有することを特徴とすることができる。
この特徴によれば、数字表示部に数字を表示しない状態を実現することができる。ここまで、数字を表示する状態を前提として説明したが、やや学習の進んだ学習者が、数字を見ないで学習することもできる。
本発明の数概念習得用具は、
前記表示選択機構は、数字を表示して左右方向に移動する板体と、
前記板体の一部を視認させる窓である前記数字表示部とから構成されることを特徴とすることができる。
この特徴によれば、表示選択機構の1つの態様が提供される。全ての数字の表示/非表示を同時に切替えることが容易である。
本発明の数概念習得用具は、
2つ以上の前記数概念習得用具を連続して使用するための、連結機構を、左端又は右端の少なくとも一方に有することを特徴とすることができる。
この特徴によれば、2つ以上の数概念習得用具を連結し、連続して用いてより大きな数の数概念習得を行うことができる。例えば1つの数概念習得用具が10のコマを有する時に、2つの数概念習得用具を連結して1から20までの数概念習得に用いることができる。
本発明の数概念習得用具は、
前記連結機構は、前記数概念習得用具の左端と右端とで逆極性の磁石であることを特徴とすることができる。
この特徴によれば、連結機構の1つの態様が提供される。容易に連結することができ、また、連結の方向を誤ってしまうことがない。
本発明によれば、数概念を習得することを補助する数概念習得用具を提供することができる。
図1は、数概念習得用具の構成を示す図である。 図2は、コマ配置部及びコマの構成を示す切断面端面図である。 図3は、コマを移動させた状態を示す図である。 図4は、数字表示部及び表示選択機構を示す切断面端面図である。 図5は、数字を表示しない状態を示す図である。 図6は、数概念習得用具の連結を示す図である。 図7は、数概念習得用具の変形例を示す図である。
以下、本発明の実施例を説明する。
図1は、数概念習得用具の構成を示す図である。数概念習得用具1は、数概念習得用具本体2に、コマ配置部3及び数字表示部5が設けられている。数概念習得用具本体2の左右端には、磁石7(7a、7b)が配されている。
(コマ配置部の構造)
コマ配置部3には、コマ4が配されている。図2は、コマ配置部及びコマの構成を示す切断面端面図である。図1におけるA−A線の切断面端面図である。コマ配置部3に溝3aが設けられており、コマ4は、矩形状であり、その縦辺が溝3aに係合している。指等で押すことで、溝3aに沿って図1の上下方向(図2の紙面垂直方向)に移動する。
数概念習得用具本体2を図1の上下方向に傾斜させることで、コマ4が自重によって移動する。全てのコマ4を上側又は下側に揃えることが容易である。図1は、下側に揃えた状態である。また、コマ4は、上側又は下側に揃えられた状態を超えてさらに移動すること(数概念習得用具から落下してしまうこと)がない。
コマ配置部3は、上面は学習者がコマ4に触れるように空洞であるが、下面には底面31を備えている。図1においてはコマ4が下方にあるので、上方の底面31aが視認される。
図3は、コマを移動させた状態を示す図である。左端から3個のコマを上方に移動させた状態である。コマが上方に移動したことにより、上方の底面31aに替えて下方の底面31bが視認されている。
コマ4の移動によって底面31の視認される部分が変化する。コマ4を下方に移動させた時に視認される上方の底面31aの色と、コマ4を上方に移動させた時に視認される下方の底面31bの色とが、明度又は色相の相違によって明白に峻別可能であると、学習者は、視認される色によって「コマが移動した」ことを容易に認識することができる。本実施例では、上方の底面31aを白色、下方の底面31bを黒色とした。
ここで、底面31a及び31bがいかなる部分であるかは、コマ配置部3の縦長と、コマ4の縦辺の長さに依存する。コマ配置部3の縦長がコマ4の縦辺の長さの2倍を超えると、コマ4を下方に移動させた時とコマ4を上方に移動させた時のいずれの時にも視認される部分が底面31の中央に存在する。色によってコマの位置を認識しやすくするためには、同一箇所が両方の時に視認されることは好ましくない。したがって、コマ配置部3の縦長をコマ4の縦辺の長さの2倍以下とすることが好ましい。
また、コマ4を下方に移動させた時とコマ4を上方に移動させた時のいずれの時にも、視認される底面31a及び31bの面積が大きいことが、学習者の理解を助ける。したがって、コマ配置部3の縦長をコマ4の縦辺の長さの2倍以下とすることが好ましい。2倍と略等しく(1.9倍〜2倍)として、底面31a及び31bの面積が大きくすることが好ましい。
以上、コマ配置部3の構造について説明した、コマ配置部3の構造は本実施例のものに限定されるものではなく、学習者がコマ4を動かしてその動きを把握できるものであれば、いかなるものでもよい。
(学習の手順)
図1に示されたコマ配置部3は、隣接するものの間隔が2cm程度であることが好ましい。学習者は1つ1つのコマ4を動かすこともでき、2本、3本、...の指を用いて2つ、3つ、...の隣接するコマ4を同時に動かすこともできる。例えば、3本の指を用いて図1に示す状態から図3に示す状態を、簡単に(ワンアクションで)導くことができる。数字表示部5における「3」の数字を見ることと合わせ、「3」の数概念(数字表記)を習得する上で、有用である。同様にして、「1」「2」の数概念(数字表記)を習得することもできる。
1個のコマを動かす時、及び、2個または3個のコマ4を同時に動かす時、学習者は、使用する指の数によって「1」「2」又は「3」の数を意識することができる。この点は、十玉計数器では得られない効果であり、数概念(数の順番、数の量感)の習得に有効である。
4以上の数についても、3以下の数のコマ4を動かすことを複数回行い、数字表示部5における「4」「5」等の数字を見ることで数概念(数字表記)習得することができる。その際、同時に数概念(数の合成・分解)を習得する。
ここで、コマ4の色が1〜5と6〜10とで異なる。例えば、1〜5のコマ4を茶色、6〜10のコマ4を黄色とする。学習者は、5毎の区切りを意識する。上述のように、6(=3×2)までを同一色にしたくないことで色を変えているが、将来に10進法を学ぶ際には5(=10÷2)の区切りを意識することが有効である。
本実施例ではコマ4の数を10としたが、10以外の数(例えば、8、9、11、12)の場合にも、左端から順に5つずつ色分けすることが好ましい。
(数字表示部の構造)
数字表示部5には、数字が表示されている。本実施例では、数字表示部5は窓(孔)を備え、その下方にある数字表示板体6に記された数字が表示されるものとする。図4は、数字表示部及び表示選択機構を示す切断面端面図である。図1におけるB−B線の切断面端面図である。数字表示板体6が数字表示部(窓)5の下方に配され、数字表示板体6に記された数字が視認される状態を図4(A)に示す。
数字表示板体6は、つまみ6aを有し、これをつまんで左右方向に移動可能である。左側に移動させた状態を図4(B)に示す。この状態では、数字表示板体6に記された数字が、数概念習得用具本体2の境界部2aに被覆され、視認されない。図5は、数字を表示しない状態を示す図である。図4(B)の状態におけるものである。
数字が表示されない図5の状態は、上級の学習者のためのものである。すなわち、数字が表示されなくても、例えば自分が移動させたコマ4の数を意識できる学習者に適している。表示される数字に依存せずに自己の能力で学習するものである。
なお、移動させた状態において数字表示板体6に記された数字が、数概念習得用具本体2を透過して視認されないようにすることが好ましい。このために、境界部2aを濃色(明度の小さな色)とする、その他配色の工夫を行うとよい。
以上、数字表示部5の構造について説明した。数字表示部5の構造は本実施例のものに限定されるものではなく、多くの学習者のために数字を表示できるものであれば、いかなるものでもよい。数字の表示の有無は、学習者の必要性に応じて設計することができる。この意味で、数字表示板体6が移動せずに常に数字を表示してもよく、また、数字表示板体6を用いずに(数字表示部5の窓を有さずに)数概念習得用具本体に数字を表示してもよい。
以上詳細に説明したように、本実施例の数概念習得用具1によれば、学習者がコマ4を移動させて数概念を習得することができる。また、上級の学習者のために数字を表示しないこともできる。
本実施例は、2つの数概念習得用具1を用いるものである。各々の数概念習得用具1は、実施例1と同様であり、詳細な説明を省略する。
図6は、数概念習得用具の連結を示す図である。2つの数概念習得用具1が、磁石7(7a及び7b)によって連結されている。磁石7aと7bとの数概念習得用具本体2から露出した部分は、互いに磁着する逆極性である。これによって、2つの数概念習得用具1を容易に連結することができる。
図において右側の数概念習得用具1は、数字表示部5に11〜20の数字が表示されている。これにより、20までの数概念を習得することが可能となる。なお、図において右側の数概念習得用具1の数字表示部5に1〜10の数字を表示してもよい。
2つの数概念習得用具1を磁石7によって連結したが、他の連結機構、例えば、一方の数概念習得用具1に設けられた凸部と他方の数概念習得用具1に設けられた該凸部を受容する凹部、双方の数概念習得用具1に設けられた面ファスナ、を用いてもよい。
1つの数概念習得用具1の横幅を例えば27cmとする。コマ4の数が10であれば、隣接するコマ4の間隔が2.5cm程度となり、2個または3個のコマ4を同時に指で動かすのに好都合である。また、2つの数概念習得用具を連結した横幅(54cm)が、学校における学習机に載置できる幅となる。
以上詳細に説明したように、2つの数概念習得用具1を連結して、より大きな数の数概念を習得することもできる。
本実施例は、実施例1に比して、数字表示部5が相違するものである。その他の点は、実施例1と同様であり、詳細な説明を省略する。
図7は、数概念習得用具の変形例を示す図である。実施例1における数字表示部5が設けられておらず、それに替えて下方の底面31bに数字が表示され、下方の底面31bが数字表示部として機能する。学習者は、コマ4を動かすことで数字を見ることとなる。コマ4を動かしたその時に数字を見ることで、見た数字の印象が強くなる。
本実施例では、数字表示部5をコマ配置部3の一部として設けたが、他の箇所に数字表示部5を設けることもできる。例えば、コマ配置部3の上側に実施例1と同様の数字表示部を設けてもよい。
以上詳細に説明したように、数字表示部5をコマ配置部3の一部に設け、コマ4を動かした時に数字が見えるようにすることもできる。
数概念(数の順番、数の量感、数字表記、数の合成・分解)を習得することを補助する数概念習得用具である。多くの教育施設、保育施設等による利用が考えられる。
1 数概念習得用具
2 数概念習得用具本体
3 コマ配置部
3a 溝
31 底面
4 コマ
5 数字表示部
6 数字表示板体
7 磁石

Claims (11)

  1. 左右方向に等間隔で設けられた5つ以上のコマ配置部と、
    前記コマ配置部の真上、真下又は一部に設けられた前記コマ配置部と同数の数字表示部とを備え、
    前記コマ配置部には、上下方向に移動するコマが配置され、
    前記数字表示部は、左端に位置するものから右方に向かって順に1、2、3、...の数字を表示することを特徴とする、数概念習得用具。
  2. 前記コマは、上面の色が、左端から順に5つが同色であり、6つ目は別色であり、以下5つずつの単位に色分けされていることを特徴とする、請求項1に記載の数概念習得用具。
  3. 前記コマは、前記コマ配置部に係合され、前記数概念習得用具をいかなる向きに配置しても前記数概念習得用具から落下してしまうことがないことを特徴とする、請求項1又は2に記載の数概念習得用具。
  4. 前記コマは、前記数概念習得用具の上下方向を傾斜させた時に、自重によって上方向又は下方向に移動することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の数概念習得用具。
  5. 前記コマは、矩形状の板体であり、
    前記コマ配置部は、前記コマの縦辺を係合する溝を有することを特徴とする、請求項4に記載の数概念習得用具。
  6. 前記コマ配置部は、横辺の長さが前記コマの横辺の長さと略等しく、縦辺の長さが前記コマの縦辺の長さの2倍と略等しくかつ前記コマの縦辺の長さの2倍以下であることを特徴とする、請求項5に記載の数概念習得用具。
  7. 前記コマ配置部は、前記コマによって部分的に被覆される底面を有し、
    前記底面は、前記コマを上方に移動させた時に被覆されない部分の色と前記コマを下方に移動させた時に被覆されない部分の色とが、明度又は色相の相違によって明白に峻別可能な2つの色であることを特徴とする、請求項6に記載の数概念習得用具。
  8. 前記数字表示部に数字を表示する状態と数字を表示しない状態とを実現する表示選択機構を有することを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の数概念習得用具。
  9. 前記表示選択機構は、数字を表示して左右方向に移動する板体と、
    前記板体の一部を視認させる窓である前記数字表示部とから構成されることを特徴とする、請求項8に記載の数概念習得用具。
  10. 2つ以上の前記数概念習得用具を連続して使用するための、連結機構を、左端又は右端の少なくとも一方に有することを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の数概念習得用具。
  11. 前記連結機構は、前記数概念習得用具の左端と右端とで逆極性の磁石であることを特徴とする、請求項10に記載の数概念習得用具。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022018780A1 (ja) * 2020-07-19 2022-01-27 明子 直井 算数学習用コンピュータプログラム

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