JP2020134066A - 搬送設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】クリーンルームへの異物侵入の抑制精度を向上させること。【解決手段】第1室13には、外側梱包材P1及び内側梱包材P2によって二重に梱包された搬送部品Pが搬入される。第1室13で外側梱包材P1が取り除かれた搬送部品Pは、第1室13と隣接する第2室14に搬入される。搬送部品Pは、第2室14からクリーンルーム11に搬入される。第1室13は、第1室13の重力方向の上側にて空気を第1室13内に吸入する第1吸入部22と、第1室13の重力方向の下側にて空気を第1室13外に排出する第1排出部21と、を有する。第2室14は、第2室14の重力方向の上側にて空気を第1吸入部22よりも大きい吸入力で第2室14内に吸入する第2吸入部24と、第2室14の重力方向の下側にて空気を第1排出部21よりも小さい排出力で第2室14外に排出する第2排出部23と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、搬送設備に関する。
従来、室内の粉塵等の異物レベルが管理されたクリーンルームを備える搬送設備が知られている。例えば、特許文献1に記載の搬送設備は、第一の室と、第一の室と内部空間が連通する第二の室と、を備えている。第二の室は、クリーンルームの内部空間と連通している。
特許文献1に記載の搬送設備にて搬送される搬送部品は、ケースに収納されるとともに、ケースの外側から梱包材によって二重に梱包されている。特許文献1に記載の搬送設備では、まず梱包材によって二重に梱包された搬送部品が第一の室に搬送されるとともに、第一の室にて外側の梱包材が取り除かれる。その後、搬送部品が第一の室から第二の室に搬送された後、内側の梱包材が取り除かれる。そして、ケースに収容された搬送部品が第二の室からクリーンルームに搬送される。
こうした特許文献1に記載の搬送設備では、第一の室の上部にファンを設けることにより、第二の室から第一の室に向かう気流を発生させている。これにより、外側の梱包材を取り除く際に、外側の梱包材の外面に付着した異物が第一の室内に拡散したとしても、上記の気流によって第一の室から第二の室への異物侵入の抑制を図ることで、クリーンルームへの異物侵入の抑制を図っている。
特開2009−163802号公報
ところで、第一の室にて外側の梱包材を搬送部品から取り除く作業中に、外側の梱包材の外面から一旦第一の室内に飛散した異物が落下して、内側の梱包材の外面に付着するおそれがある。こうして異物が付着すると、内側の梱包材の外面に異物が付着した状態で搬送部品が第一の室から第二の室に搬入されることにより、第二の室に異物が侵入してしまい、第二の室からクリームルームに異物が侵入するおそれがある。特許文献1に記載の搬送設備では、クリーンルームへの異物侵入の抑制精度の点で改善の余地があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、クリーンルームへの異物侵入の抑制精度を向上できる搬送設備を提供することにある。
上記課題を解決する搬送設備は、外側梱包材及び内側梱包材によって二重に梱包された搬送部品が搬入されるとともに、前記外側梱包材が前記搬送部品から取り除かれる第1室と、前記第1室と重力方向と直交する方向にて隣接するとともに前記第1室と内部空間が連通する室であって、前記外側梱包材が取り除かれた前記搬送部品が前記第1室から搬入される第2室と、前記第2室と重力方向と直交する方向にて隣接するとともに前記第2室と内部空間が連通可能である室であって、前記搬送部品が前記第2室から搬入されるクリーンルームと、を備える搬送設備であって、前記第1室は、前記第1室の重力方向の上側にて前記第1室外の空気を前記第1室内に吸入する第1吸入部と、前記第1室の重力方向の下側にて前記第1室内の空気を前記第1室外に排出する第1排出部と、を有し、前記第2室は、前記第2室の重力方向の上側にて前記第2室外の空気を前記第1吸入部よりも大きい吸入力で前記第2室内に吸入する第2吸入部と、前記第2室の重力方向の下側にて前記第2室内の空気を前記第1排出部よりも小さい排出力で前記第2室外に排出する第2排出部と、を有することを特徴とする。
上記構成において、第1室では、第1吸入部から第1排出部に向けて空気が流れることにより、第1室の重力方向の上部から下部に向けて流れる気流が生じる。その一方で、第2室でも同様に、第2吸入部から第2排出部に向けて空気が流れることにより、第2室の重力方向の上部から下部に向けて流れる気流が生じる。また、第2吸入部の空気の吸入力は、第1吸入部の空気の吸入力よりも大きい。第1排出部の空気の排出力は、第2排出部の空気の排出力よりも大きい。そのため、第1室及び第2室では、第2室における第2吸入部の位置から第1室における第1排出部の位置に向けて空気が流れる。
上記構成によれば、第1室にて搬送部品の外側梱包材の外面に付着した異物が、第1室の重力方向の上下方向の気流によって外側梱包材から離れるとともに第1室の下部に向けて流される。また、外側梱包材の外面に異物が残っていると、第1室にて搬送部品から外側梱包材を取り除く作業中に外側梱包材の外面から異物が離れるが、こうした異物も、第1室の重力方向の上下方向の気流によって第1室の重力方向の下部に向けて流される。そのため、第1室内に異物が飛散することが抑制され、異物が内側梱包材に付着することを抑制することにより、異物が内側梱包材に付着した搬送部品を第2室に搬入することが抑制できる。こうして第2室への異物の侵入を抑制することによって、第2室からクリーンルームへの異物の侵入を抑制できる。
また、上記構成によれば、第1室では、万一、異物が第2室に近づく方向に流れたとしても、第2室から第1室へと流れる気流によって異物が流される。こうして第2室への異物の侵入を抑制することによって、第2室からクリーンルームへの異物の侵入を抑制できる。このように、上記構成によれば、第1室及び第2室における重力方向の上下方向の気流と第2室から第1室へと流れる気流とを生じさせることで、クリーンルームへの異物侵入の抑制精度を向上できる。
搬送設備において、前記第1室は、前記第1排出部の重力方向の上部に位置するとともに、前記外側梱包材を前記搬送部品から取り除くために前記搬送部品を載置する載置台を有し、前記載置台は、重力方向の上部から下部に空気が流通可能な貫通孔を有することが好ましい。
上記構成によれば、載置台の貫通孔を介して第1排出部に向けて空気が流れることにより、第1室の載置台上で搬送部品から取り除かれた外側梱包材が載置台上に吸着される。そのため、搬送部品から取り除かれた外側梱包材が第1室の載置台から舞い上がることを抑制できる。したがって、外側梱包材の外面に付着した異物が、外側梱包材の舞い上がりに伴って第1室に拡散することを抑制できる。第1室での異物の拡散を抑制することで、第1室から第2室への異物の侵入を抑制し、第2室からクリーンルームへの異物侵入の抑制精度をさらに向上できる。
搬送設備において、前記第1室は、前記第1排出部の重力方向の上部に位置するとともに、前記外側梱包材を前記搬送部品から取り除くために前記搬送部品を載置する載置台と、前記搬送部品から取り除かれた前記外側梱包材を前記載置台に押し付ける押圧部と、を有することが好ましい。
上記構成によれば、搬送部品から取り除かれた外側梱包材が押圧部によって第1室の載置台上に押し付けられる。そのため、搬送部品から取り除かれた外側梱包材が第1室の載置台から舞い上がることを抑制できる。したがって、外側梱包材の外面に付着した異物が、外側梱包材の舞い上がりに伴って第1室に拡散することを抑制できる。第1室での異物の拡散を抑制することで、第1室から第2室への異物の侵入を抑制し、第2室からクリーンルームへの異物侵入の抑制精度をさらに向上できる。
搬送設備において、前記第1室は、前記外側梱包材を前記搬送部品から取り除くために前記搬送部品を載置する第1載置台を前記第1排出部の重力方向の上部に有し、前記第2室は、前記外側梱包材が取り除かれた前記搬送部品を載置するための第2載置台を前記第2排出部の重力方向の上部に有し、前記第2載置台は、前記第1載置台よりも重力方向の上部に位置することが好ましい。
仮に第1室内に異物が拡散している場合では、時間の経過とともに重力方向下方に異物が移動することにより、第1室内の空間中から第1載置台上に異物が落ちてくる。上記構成によれば、第2載置台が第1載置台よりも重力方向の上部に位置しているため、第1載置台上から第2載置台上へと異物が移動しにくい。したがって、第1載置台及び第2載置台を介して第1室から第2室に異物が侵入することを抑制することで、クリーンルームへの異物侵入の抑制精度をさらに向上できる。
この発明によれば、クリーンルームへの異物侵入の抑制精度を向上できる。
実施形態の搬送設備を示す模式図。 外側梱包材の除去作業について説明するための模式図。 外側梱包材の除去作業について説明するための模式図。 第1室から第2室への搬送部品の搬入について説明するための模式図。
以下、搬送設備を具体化した実施形態について図1〜図4にしたがって説明する。
図1及び図2に示すように、搬送設備10は、部屋としてのクリーンルーム11及び搬送室12を備える。クリーンルーム11は、室内の粉塵等の異物の粒子径が十分に小さい値以下となるように異物レベルが管理された部屋であり、図1に一部を省略して図示している。搬送室12は、図1の上下方向である重力方向に対して直交する方向のうち、一方向にて互いに隣接する第1室13及び第2室14を備える。第2室14は、重力方向と直交する方向のうち、一方向にてクリーンルーム11に隣接している。また、第1室13は、図1の左側である搬送室12の一方側に位置し、第2室14は、図1の右側である搬送室12の他方側に位置する。なお、第1室13及び第2室14では、第1室13と第2室14とが隣接する方向であって、図1の左側の第1室13から図1の右側の第2室14に向けた方向である搬送方向に搬送部品Pを搬送する。以下では、こうした第1室13及び第2室14での搬送部品Pの搬送方向を、単に搬送方向という。また以下では、重力方向の上を単に上といい、重力方向の下を単に下という。搬送方向の上流側の方向であって図の左方向を一方といい、搬送方向の下流側の方向であって図の右方向を他方という。
第1室13は、上壁部13aと、上壁部13aの一方側の端部から下方に延びる側壁部13cと、を備える。また第1室13は、図示は省略しているが、上壁部13a及び側壁部13cの両方と直交して延びる壁部であって、側壁部13cを挟んで互いに対向する一対の側壁部を備える。第1室13の上壁部13a、側壁部13c、及び上記一対の側壁部は、搬送室12の一方側部分を構成する壁部にそれぞれ相当する。
第2室14は、上壁部14aと、上壁部14aの他方側の端部から下方に延びる側壁部14cと、を備える。また第2室14は、図示は省略しているが、上壁部14a及び側壁部14cの両方と直交して延びる壁部であって、側壁部14cを挟んで互いに対向する一対の側壁部を備える。第2室14の上壁部14a、側壁部14c、及び上記一対の側壁部は、搬送室12の他方側部分を構成する壁部にそれぞれ相当する。
第1室13は、上壁部13aの他方側の端部から下方に延びる側壁部は有さず、他方側に向けて開放した形状となっている。第2室14は、上壁部14aの一方側の端部から下方に延びる側壁部は有さず、一方側に向けて開放した形状となっている。これにより、第1室13と第2室14とは、搬送室12内にて内部空間が互いに連通している。
また、搬送室12は、下部に第1下室15及び第2下室16を備える。第1下室15と第2下室16とは、搬送方向にて互いに隣接している。第1下室15は搬送室12における一方側に位置し、第2下室16は搬送室12における他方側に位置する。
第1下室15は、第1室13よりも下方に位置しており、下壁部15bと、下壁部15bの一方側の端部から上方に延びる側壁部15cと、を備える。また第1下室15は、図示は省略しているが、下壁部15b及び側壁部15cの両方と直交して延びる壁部であって、側壁部15cを挟んで互いに対向する一対の側壁部を備える。第1下室15の下壁部15b、側壁部15c、及び上記一対の側壁部は、搬送室12の一方側部分を構成する壁部にそれぞれ相当する。また、第1室13の側壁部13cと第1下室15の側壁部15cとは、第1室13と第1下室15とで連続した壁部であり、搬送室12の1つの壁部を構成している。第1室13の上記一対の側壁部と第1下室15の上記一対の側壁部も同様に、第1室13と第1下室15とで連続した壁部であり、搬送室12の一対の壁部を構成している。
第2下室16は、第2室14よりも下方に位置しており、下壁部16bと、下壁部16bの他方側の端部から上方に延びる側壁部16cと、を備える。また第2下室16は、図示は省略しているが、下壁部16b及び側壁部16cの両方と直交して延びる壁部であって、側壁部16cを挟んで互いに対向する一対の側壁部を備える。第2下室16の下壁部16b、側壁部16c、及び上記一対の側壁部は、搬送室12の他方側部分を構成する壁部にそれぞれ相当する。また、第2室14の側壁部14cと第2下室16の側壁部16cとは、第2室14と第2下室16とで連続した壁部であり、搬送室12の1つの壁部を構成している。第2室14の上記一対の側壁部と第2下室16の上記一対の側壁部も同様に、第2室14と第2下室16とで連続した壁部であり、搬送室12の一対の壁部を構成している。
搬送室12は、第1下室15と第2下室16との間に、上下方向に延びる隔壁部17を備える。第1下室15と第2下室16とは、隔壁部17によって内部空間が互いに隔絶されている。なお、第1室13と第2室14との間には互いの内部空間を隔絶する隔壁部は存在しない。搬送室12においては、仮に隔壁部17を上壁部13a,14aまで上部に延ばしたときに、第1室13と第2室14との間での仮の隔壁部17の配設位置が、第1室13と第2室14との境界位置に相当する。
第1室13は、第1室13の下側であって、上下方向での第1下室15との境界部分に、第1排出部21を備える。第1排出部21は、ファンやフィルタを備えるFFU(ファンフィルタユニット)である。第1排出部21のファンの駆動によって、第1室13から第1下室15へと空気を吸引することにより、第1室13内の空気が強制的に第1室13外に排出される。この第1排出部21による空気の排出によっては、空気と共に第1室13内の異物が第1下室15へと流される。第1排出部21のフィルタによって、第1室13から第1下室15へと流れる空気中の異物のほか、第1下室15の空気中で浮遊して第1室13に近づく異物が吸着可能となっている。
第1室13は、第1室13の上側にて第1室13外の空気を第1室13内に吸入する第1吸入部22を備える。第1吸入部22は、第1室13の上壁部13aに設けられている。また、第1吸入部22は、ファンやフィルタを備えるFFUであり、第1室13外の空気が流入する空気管が接続されている。第1吸入部22では、空気管を介して第1室13外から第1吸入部22に空気が流入し、流入した空気中の異物がフィルタに吸着する。そして、第1吸入部22では、異物が除去されて清浄化された空気をファンの駆動によって第1室13内に強制的に供給する。
第2室14は、第2室14の下側であって、上下方向での第2下室16との境界部分に、第2排出部23を備える。第2排出部23は、上記第1排出部21と同様にファンやフィルタを備えるFFUであり、ファンの駆動によって第2室14内の空気を強制的に第2室14外である第2下室16に排出するものである。この第2排出部23による空気の排出によっては、空気と共に第2室14内の異物が第2下室16へと流される。第2排出部23のフィルタによって、第2室14から第2下室16へと流れる空気中の異物のほか、第2下室16の空気中で浮遊して第2室14に近づく異物が吸着可能となっている。なお、第2排出部23では、一定時間あたりのファンの回転数が第1排出部21よりも少なくなるように、ファン駆動が制御されている。ここで、第1排出部21及び第2排出部23において、一定時間あたりのファンの回転数が多いほど、一定時間あたりに第1室13外や第2室14外に排出できる空気量が多くなる。第1排出部21及び第2排出部23においては、それぞれの上記一定時間あたりのファンの回転数がそれぞれの排出力に相当する。すなわち第2排出部23は、第2室14内の空気を第1排出部21よりも小さい排出力で第2室14外に排出する。
また、第2室14は、第2室14の上側にて第2室14外の空気を第2室14内に吸入する第2吸入部24を備える。第2吸入部24は、第1吸入部22と同様の構成を有するものであり、清浄化した第2室14外の空気をファンの駆動によって第2室14内に強制的に供給するものである。なお、第2吸入部24は、一定時間あたりのファンの回転数が第1吸入部22よりも多くなるように、ファン駆動が制御されている。ここで、第1吸入部22及び第2吸入部24において、一定時間あたりのファンの回転数が多いほど、一定時間あたりに第1室13内や第2室14内に吸入できる空気量が多くなる。第1吸入部22及び第2吸入部24においては、それぞれの上記一定時間あたりのファンの回転数がそれぞれの吸入力に相当する。すなわち第2吸入部24は、第2室14外の空気を第1吸入部22よりも大きい吸入力で第2室14内に吸入する。
第1下室15の側壁部15cと第2下室16の側壁部16cとには、集塵機18がそれぞれ接続されている。第1下室15の側壁部15cに接続された集塵機18によって第1下室15内の粉塵等の異物が吸引されることにより、第1下室15の空気中の異物が取り除かれる。第2下室16の側壁部16cに接続された集塵機18によって第2下室16内の粉塵等の異物が吸引されることにより、第2下室16の空気中の異物が取り除かれる。各集塵機18からは、異物が取り除かれた空気が第1下室15及び第2下室16外に排出される。
第1室13は、第1排出部21の上部に第1コンベア25を備える。第2室14は、第2排出部23の上部に第2コンベア26を備える。第1コンベア25及び第2コンベア26は、例えばベルトコンベアである。第1コンベア25における上部に位置するベルト部分が、第1室13にて搬送部品Pを載置するための第1載置台として機能する。第2コンベア26における上部に位置するベルト部分が、第2室14にて搬送部品Pを載置するための第2載置台として機能する。第1コンベア25及び第2コンベア26が駆動することにより、載置された搬送部品Pを一方側から他方側に搬送可能となっている。
本実施形態では、第1コンベア25と第2コンベア26とが隣接して位置している。また、搬送室12内を搬送方向の上流側から見たときに、第2コンベア26が第1コンベア25よりも上部に位置している。第1コンベア25は、ベルトの厚み方向に貫通する貫通孔25hを有する。貫通孔25hは微小な大きさの孔であり、その大きさは空気が流通可能であって第1コンベア25の上部に搬送部品Pを載置するのに支障のない大きさに設定されている。また貫通孔25hは、第1コンベア25のベルトの全体に複数位置している。なお、図1〜図4では、貫通孔25hの大きさと数を模式的に図示している。第1コンベア25における上記第1載置台となる部分では、貫通孔25hがベルトの上下に貫通したものとなる。
図3に示すように、第1室13は、第1コンベア25を上部から押圧する押圧部27を備える。押圧部27は、例えば第1室13を構成するいずれかの壁部に設けられており、その壁部から第1コンベア25に近接する方向に移動することで、第1コンベア25を押圧するものである。押圧部27は、第1コンベア25を上部から押圧する押圧位置と、第1コンベア25から離間して第1コンベア25を押圧しない非押圧位置とで移動可能である。また、押圧部27は、搬送部品Pの周りのうち、搬送方向の上流側と下流側との2か所で第1コンベア25を押圧可能な形状となっている。
図4に示すように、第2室14は、側壁部14cの一部が開口してなる開口部14hを備える。また、搬送室12は、第2室14の側壁部14cにおける開口部14hを外側から塞ぐシャッター28を備える。シャッター28は、開口部14hを塞ぐ閉塞位置と、開口部14hを開放する非閉塞位置とで上下移動する。シャッター28が上記閉塞位置となると、シャッター28によって第2室14とクリーンルーム11とが隔絶される。シャッター28が上記閉塞位置から上側に移動して上記非閉塞位置となると、開口部14hを介して第2室14とクリーンルーム11とが連通する。すなわち、第2室14とクリーンルーム11とは互いの内部空間が連通可能である。また、図示は省略しているが、第1室13も、側壁部13c等、第1室13を構成するいずれかの壁部に開口部を備える。この第1室13の開口部も、シャッター等によって開閉可能となっている。
クリーンルーム11は、第2室14の側壁部14cにおける開口部14hに対応する位置に搬送路29を備える。クリーンルーム11では、搬送路29の上部に搬送部品Pが載置される。
次に、搬送室12への搬送部品Pの搬入を含む、搬送設備10による搬送部品Pの搬送方法について、本実施形態の作用と共に説明する。なお、以下では特に言及しないが、第1排出部21、第1吸入部22、第2排出部23、及び第2吸入部24の駆動は、搬送部品Pが搬送室12外にある時も含め、搬送部品Pのクリーンルーム11への搬送を行っている間は継続されている。
図1に示すように、まず第1室13の上記開口部が開放されるとともに、第1室13の上記開口部を介して搬送部品Pが第1室13内に搬入される。第1室13に搬入される搬送部品Pは、外側梱包材P1及び内側梱包材P2によって二重に梱包された状態となっている。なお、外側梱包材P1及び内側梱包材P2は、例えばいずれも袋状であり、ポリエチレン等の樹脂等を含むフィルタからなる。
第1室13外から第1室13内に搬送部品Pが搬入される際には、作業者又はロボットによって第1室13の第1コンベア25に搬送部品Pが載置される。第1コンベア25に載置された搬送部品Pは、第1コンベア25の駆動によって第1室13の一方側から他方側までの間の所定の位置まで移動される。所定の位置まで搬送部品Pが搬送されると、第1コンベア25の駆動が停止される。なお、上記所定位置は、後述する外側梱包材P1の除去を行うロボットの作業位置に対応する位置である。
次に、図2に示すように、ロボットによって搬送部品Pから外側梱包材P1が取り除かれる。このとき、第1コンベア25の上部は、外側梱包材P1を搬送部品Pから取り除くために搬送部品Pが載置される第1載置台として機能する。また本実施形態において、外側梱包材P1を取り除く方法は、例えば、まずロボットによって搬送部品Pの上面のうち中央部分に位置する外側梱包材P1の部分を上方に摘まみ上げる。そして、ロボットによって摘まみ上げた外側梱包材P1の部分を切断し、切断した部分を境に一方側と他方側とに外側梱包材P1を開く。外側梱包材P1をさらに開くと、外側梱包材P1の外面であった面が下側を向いて第1コンベア25と対向するようになる。
ここで、第1室13においては、搬送部品Pからの外側梱包材P1の除去作業を行っている間、第1吸入部22による空気の吸入と、第1排出部21による空気の排出とが行われている。こうした第1室13では、第1吸入部22から第1排出部21に向けて空気が流れることにより、図2に矢印で示すように第1室13の上部から下部に向けて流れる気流が生じる。この気流を、以下では第1室13の上下方向の気流という。その一方で、第2室14でも同様に、第2吸入部24から第2排出部23に向けて空気が流れることにより、図2の第2室14に矢印で示すように第2室14の上部から下部に向けて流れる気流が生じる。この気流を、以下では第2室14の上下方向の気流という。
また、第2吸入部24の空気の吸入力は、第1吸入部22の空気の吸入力よりも大きい。第1排出部21の空気の排出力は、第2排出部23の空気の排出力よりも大きい。そのため、搬送室12では、第2吸入部24の位置である第2室14における上方且つ他方側の位置から、第1排出部21の位置である第1室13における下方且つ一方側の位置に向けて多量の空気が流れる。この空気の流れによって、搬送室12では、図2の第1室13と第2室14との間に矢印で示すように、第2室14と第1室13とを跨ぐように他方側から一方側に向けて流れる気流が生じる。この気流を、以下では第2室14から第1室13へと流れる気流という。
第1室13では、搬送部品Pの外側梱包材P1の外面に付着した異物が、第1室13の上下方向の気流によって外側梱包材P1から離れるとともに第1室13の下部に向けて流される。また、外側梱包材P1の外面に異物が残っていると、第1室13にて搬送部品Pから外側梱包材P1を取り除く作業中に外側梱包材P1の外面から異物が第1室13内に離れることがある。こうした異物も、第1室13の上下方向の気流によって第1室13の下部に向けて流される。第1室13では、外側梱包材P1の外面であった面が下側を向くように外側梱包材P1が開かれるため、外側梱包材P1の外面に付着した異物を第1排出部21からより排出させやすい。また、第1室13では、万一、異物が第2室14に近づく方向に流れたとしても、第2室14から第1室13へと流れる気流によって異物が搬送室12の一方側に向けて流される。これにより、第1室13から第2室14への異物の侵入を抑制できる。
図3に示すように、第1室13での外側梱包材P1を取り除く作業において、外側梱包材P1をさらに開くと、外側梱包材P1が第1コンベア25上に広がる。このとき、外側梱包材P1は、搬送部品Pの下部と第1コンベア25の上部とで挟まれた状態となり、外側梱包材P1の外面であった面が第1コンベア25の上部と接触する。ここで、第1コンベア25の上下では、第1排出部21による空気の排出によって、第1コンベア25の貫通孔25hを介した上部から下部への空気の流れが生じている。そのため、第1コンベア25上の外側梱包材P1は、第1コンベア25に近接する方向に引っ張られることにより、第1コンベア25上に吸着される。また、搬送部品Pの下部以外の部分では、外側梱包材P1が取り除かれることで内側梱包材P2が露出する。ここで、第1室13では、外側梱包材P1の外面であった面が下側を向くように外側梱包材P1が開かれるため、第1コンベア25上には外側梱包材P1の外面であった面が吸着される。こうして第1コンベア25上に外側梱包材P1が吸着されることにより、外側梱包材P1の外面であった面に付着した異物が第1コンベア25上に吸着されやすくなっている。
搬送室12では、外側梱包材P1が開かれるときに、押圧部27が上記押圧位置に移動する。上記押圧位置に移動した押圧部27は、第1コンベア25上に広がった外側梱包材P1を上部から押圧する。外側梱包材P1は、押圧部27と第1コンベア25とで挟まれた状態になる。
図4に示すように、押圧部27による外側梱包材P1の押圧が継続されたまま、ロボットによって搬送部品Pが第1コンベア25から第2コンベア26に移し替えられる。この移し替えの際、押圧部27による外側梱包材P1の押圧により、外側梱包材P1が第1コンベア25上に残る。そして、第2室14には、外側梱包材P1が取り除かれているとともに内側梱包材P2によって梱包された状態の搬送部品Pが第1室13から搬入される。第2コンベア26に載置された搬送部品Pは、第2コンベア26の駆動によって第2室14の他方側に移動される。第2室14では、第1室13と同様に、異物が第2室14の上下方向の気流によって第2室14の下部に向けて流される。
そして、シャッター28が閉塞位置から非閉塞位置へと移動することにより、第2室14の開口部14hが開放される。第2コンベア26の駆動により、第2コンベア26上の搬送部品Pが第2室14の開口部14hを介してクリーンルーム11内に移動していく。クリーンルーム11には、内側梱包材P2で梱包された搬送部品Pが第2室14から搬入される。クリーンルーム11では、搬送路29上に搬送部品Pが載置される。その後、クリーンルーム11では、搬送部品Pから内側梱包材P2が取り除かれる。
なお、クリーンルーム11に搬送部品Pが搬入されて第2室14の開口部14hがシャッター28によって閉塞された後等、搬送部品Pが第2コンベア26に載置された後の任意のタイミングにて、押圧部27が非押圧位置に移動する。これより、押圧部27による外側梱包材P1の押圧が解除されるとともに、外側梱包材P1が第1コンベア25上から取り除かれる。
本実施形態では以下の効果を得ることができる。
(1)第1室13では、第1吸入部22及び第1排出部21によって第1室13に上下方向の気流を生じさせることができる。そのため、異物が第1室13の上下方向の気流によって第1室13の下部に向けて流され、第1室13内に異物が飛散することが抑制される。これにより、外側梱包材P1を切り開く前において、第1室13にて異物が内側梱包材P2に付着することを抑制することにより、異物が内側梱包材P2に付着した搬送部品Pを第2室14に搬入することが抑制できる。また、大きな吸入力を備える第2吸入部24と大きな排出力を備える第1排出部21とによって、第2室14から第1室13へと流れる気流を生じさせることができる。そのため、異物が第2室14から第1室13へと流れる気流によって搬送室12の一方側に向けて流される。こうして第2室14への異物の侵入を抑制することによって、第2室14からクリーンルーム11への異物の侵入を抑制できる。このように、本実施形態によれば、第1室13及び第2室14における上下方向の気流と第2室14から第1室13へと流れる気流とを生じさせることで、クリーンルーム11への異物侵入の抑制精度を向上できる。
(2)第1コンベア25の貫通孔25hを介して第1排出部21に空気が流れることにより、外側梱包材P1が第1コンベア25上に吸着される。また、搬送部品Pから取り除かれた外側梱包材P1が押圧部27によって第1コンベア25上に押し付けられる。そのため、搬送部品Pから取り除かれた外側梱包材P1が第1コンベア25から舞い上がることを抑制できる。したがって、外側梱包材P1の外面に付着した異物が、外側梱包材P1の舞い上がりに伴って第1室13内に拡散することを抑制できる。第1室13での異物の拡散を抑制することで、第1室13から第2室14への異物の侵入を抑制し、第2室14からクリーンルーム11への異物侵入の抑制精度をさらに向上できる。
(3)仮に第1室13内に異物が拡散している場合では、時間の経過とともに重力方向下方に異物が移動することにより、第1室13内の空間中から第1コンベア25上に異物が落ちてくる。本実施形態では、第2コンベア26が第1コンベア25よりも重力方向の上部に位置しているため、第1コンベア25上から第2コンベア26上へと異物が移動しにくい。したがって、第1コンベア25及び第2コンベア26を介して第1室13から第2室14に異物が侵入することを抑制することで、クリーンルーム11への異物侵入の抑制精度をさらに向上できる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
○ 一定時間あたりのファンの回転数以外の要素を異ならせることによって、第1吸入部22と第2吸入部24との吸入力を異ならせるようにしてもよい。例えば、第1吸入部22よりも大型の装置を第2吸入部24として採用することで、第1吸入部22よりも大きな吸入力で第2吸入部24が駆動するようにしてもよい。
○ 一定時間あたりのファンの回転数以外の要素を異ならせることによって、第1排出部21と第2排出部23との排出力を異ならせるようにしてもよい。例えば、第2排出部23よりも大型の装置を第1排出部21として採用することで、第2排出部23よりも大きな排出力で第1排出部21が駆動するようにしてもよい。
○ 第1排出部21は、第1室13内の空気を第1室13外に排出するものであればよく、上記実施形態の構成に限定されない。第1吸入部22は、第1室13内に強制的に空気を供給するものであればよく、上記実施形態の構成に限定されない。例えば、第1吸入部22として、ファン等の吸入機構によって第1室13の内圧が陽圧になるように第1室13内に空気を供給するものを採用する。第1排出部21として、ファン等の吸入機構を備えず、フィルタ等の第1室13と第1下室15とを連通する連通機構を備えるものを採用する。こうした第1吸入部22及び第1排出部21によっては、第1吸入部22によって陽圧にされた第1室13の空気が第1排出部21を介して第1下室15に押し出されるようになる。そのため、この変更例によっても、上記実施形態と同様に、第1室13に重力方向の上下方向の気流を生じさせることができる。
○ 第2排出部23は、第2室14内の空気を第2室14外に排出するものであればよく、上記実施形態の構成に限定されない。第2吸入部24は、第2室14内に強制的に空気を供給するものであればよく、上記実施形態の構成に限定されない。例えば、第2吸入部24として、ファン等の吸入機構によって第2室14の内圧が陽圧になるように第2室14内に空気を供給するものを採用する。第2排出部23として、ファン等の吸入機構を備えず、フィルタ等の第2室14と第2下室16とを連通する連通機構を備えるものを採用する。こうした第2吸入部24及び第2排出部23によっては、第2吸入部24によって陽圧にされた第2室14の空気が第2排出部23を介して第2下室16に押し出されるようになる。そのため、この変更例によっても、上記実施形態と同様に、第2室14に重力方向の上下方向の気流を生じさせることができる。
○ 第1排出部21、第1吸入部22、第2排出部23、及び第2吸入部24は、第2室14の開口部14hの開放後から、第1室13の搬送部品Pを搬入するための開口部の開放前までの間であれば、駆動が停止される期間があってもよい。
○ 上記実施形態にてロボットによって行っていた作業を作業者によって行うようにしてもよい。なお、第1室13で行う搬送部品Pから外側梱包材P1を取り除く作業等、搬送室12内で行われる作業は、作業者が搬送室12内に入らずに行うことが望ましい。例えば、搬送室12外から装着可能な手袋が搬送室12内に設置されたグローブボックス型の設備を搬送室12として採用するとともに、作業者が手袋を装着して搬送室12外から搬送室12内の作業を行うようにすれば、作業者が搬送室12内に入らずに作業を行える。
○ 押圧部27は、搬送部品Pから取り除かれた外側梱包材P1が第1コンベア25から舞い上がることが抑制できる範囲内であれば、適宜形状を変更可能である。例えば、押圧部27は、搬送部品Pの周りの3か所以上で第1コンベア25を押圧可能な形状であってもよいし、搬送部品Pの周りで第1コンベア25を一部材によって押圧可能な形状であってもよい。
○ 第1室13での押圧部27の搭載を省略してもよい。
○ 第1室13において搬送部品Pから外側梱包材P1を取り除く際には、必ずしも外側梱包材P1の外面であった面が下側を向くように外側梱包材P1を開かなくてもよい。
○ 第1コンベア25と第2コンベア26とは、上下方向の同位置等、上下方向の互いの位置関係を変更して設置してもよい。
○ 第1コンベア25の貫通孔25hと同様の貫通孔を第2コンベア26が有していてもよい。この形態では、第2コンベア26の貫通孔を介して第2室14の上下方向に空気が流れるようになるため、第2室14の下方向により異物が流れやすくなる。
○ 第1コンベア25は、貫通孔25hを有さない形態としてもよい。
○ 第1コンベア25及び第2コンベア26の一方又は両方にかえて、上部に載置させた搬送部品Pを移動させない載置台を採用してもよい。
○ 隔壁部17を省略することによって、第1下室15と第2下室16とで内部空間が連通する形態としてもよい。また、この形態においては、第2下室16の側壁部16cに接続された集塵機18を省略することが可能である。こうして第2下室16の集塵機18を省略した場合では、第1排出部21を介して第1室13から第1下室15に流れ込んだ異物のほか、第2排出部23を介して第2室14から第2下室16に流れ込んだ異物も、第1下室15の側壁部15cに接続された集塵機18によって吸引される。
○ 第2室14にて搬送部品Pから内側梱包材P2を取り除く作業を行うとともに、内側梱包材P2が取り除かれた搬送部品Pを第2室14からクリーンルーム11に搬入してもよい。
P…搬送部品、P1…外側梱包材、P2…内側梱包材、10…搬送設備、11…クリーンルーム、12…搬送室、13…第1室、14…第2室、21…第1排出部、22…第1吸入部、23…第2排出部、24…第2吸入部、25…第1コンベア、25h…貫通孔、26…第2コンベア、27…押圧部。

Claims (4)

  1. 外側梱包材及び内側梱包材によって二重に梱包された搬送部品が搬入されるとともに、前記外側梱包材が前記搬送部品から取り除かれる第1室と、
    前記第1室と重力方向と直交する方向にて隣接するとともに前記第1室と内部空間が連通する室であって、前記外側梱包材が取り除かれた前記搬送部品が前記第1室から搬入される第2室と、
    前記第2室と重力方向と直交する方向にて隣接するとともに前記第2室と内部空間が連通可能である室であって、前記搬送部品が前記第2室から搬入されるクリーンルームと、を備える搬送設備であって、
    前記第1室は、前記第1室の重力方向の上側にて前記第1室外の空気を前記第1室内に吸入する第1吸入部と、前記第1室の重力方向の下側にて前記第1室内の空気を前記第1室外に排出する第1排出部と、を有し、
    前記第2室は、前記第2室の重力方向の上側にて前記第2室外の空気を前記第1吸入部よりも大きい吸入力で前記第2室内に吸入する第2吸入部と、前記第2室の重力方向の下側にて前記第2室内の空気を前記第1排出部よりも小さい排出力で前記第2室外に排出する第2排出部と、を有する搬送設備。
  2. 前記第1室は、前記第1排出部の重力方向の上部に位置するとともに、前記外側梱包材を前記搬送部品から取り除くために前記搬送部品を載置する載置台を有し、
    前記載置台は、重力方向の上部から下部に空気が流通可能な貫通孔を有する請求項1に記載の搬送設備。
  3. 前記第1室は、
    前記第1排出部の重力方向の上部に位置するとともに、前記外側梱包材を前記搬送部品から取り除くために前記搬送部品を載置する載置台と、
    前記搬送部品から取り除かれた前記外側梱包材を前記載置台に押し付ける押圧部と、を有する請求項1又は請求項2に記載の搬送設備。
  4. 前記第1室は、前記外側梱包材を前記搬送部品から取り除くために前記搬送部品を載置する第1載置台を前記第1排出部の重力方向の上部に有し、
    前記第2室は、前記外側梱包材が取り除かれた前記搬送部品を載置するための第2載置台を前記第2排出部の重力方向の上部に有し、
    前記第2載置台は、前記第1載置台よりも重力方向の上部に位置する請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の搬送設備。
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