JP2020133934A - 化学蓄熱反応器、および、化学蓄熱装置 - Google Patents
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Abstract
Description
この構成によれば、流路形成部材は、流路形成部材と蓄熱材拘束カバーの横断面において、一方の蓄熱材拘束カバーと他方の蓄熱材拘束カバーとのそれぞれの接線となるように形成され配置されている。これにより、互いに沿うように配置されている2つの蓄熱材拘束カバーによってその大きさが決定される化学蓄熱反応器の体格を大きくすることなく、流路の体積を大きくすることができる。
この構成によれば、環形状に配置されている複数の蓄熱材拘束カバーの内側に、蓄熱材と熱交換する熱交換流体を流すことが可能な熱交換流路を形成することができる。これにより、熱交換流路を別途設ける必要がなくなるため、化学蓄熱反応器の体格をさらに小さくすることができる。また、反応媒体が流れる流路は、複数の蓄熱材拘束カバーが配置されている形状である環形状の内側に配置されるため、環形状の外側に位置する複数の蓄熱材拘束カバーの外面を化学蓄熱反応器の伝熱面とすることができる。これにより、化学蓄熱反応器は、効率的に放熱と蓄熱とを繰り返すことができる。
この構成によれば、反応媒体が流れる複数の流路を、1つの筒状の部材から形成することができる。これにより、化学蓄熱反応器を構成する部品の数を低減することができる。
この構成によれば、第2グループの蓄熱材拘束カバーは、環形状に配置されることによって熱交換流体が流れる熱交換流路を形成している第1グループの蓄熱材拘束カバーの内側に配置されている。これにより、熱交換流路を流れる熱交換流体との熱交換を、第1グループの蓄熱材拘束カバーの蓄熱材と、第2グループの蓄熱材拘束カバーの蓄熱材とによって同時に行うことができる。したがって、熱交換をさらに効率的に行うことができるため、熱の回収率を向上することができる。
図1は、第1実施形態の化学蓄熱反応器1を備える化学蓄熱装置10の模式図である。図1(a)は、化学蓄熱装置10の斜視図であって、図1(b)は、化学蓄熱装置10の分解斜視図である。図2は、図1のA−A線断面図である。なお、図1、2中に示す矢印xは、後述する複数の蓄熱材拘束カバー21、22が並べられている方向を示し、矢印yは、蓄熱材拘束カバー21、22の軸心A21、A22方向と平行な方向を示し、矢印zは、矢印yが示す方向と矢印xが示す方向との両方に垂直な方向を示す。また、図1、2中には、矢印xの方向に平行な方向のx軸と、矢印yの方向に平行な方向のy軸と、矢印zの方向に平行な方向のz軸とを示す。
蓄熱材11、12は、例えば、アルカリ土類金属の酸化物の一つである酸化カルシウムの成形体である。蓄熱材11、12は、酸化カルシウムの粒状物を、例えば、粘土鉱物などのバインダと混練し焼成することで所定の形状となるように成形されている。本実施形態では、蓄熱材11、12は、円柱状に形成されている。蓄熱材11、12は、式(1)に示す脱水反応によって蓄熱し、式(2)に示す水和反応によって発熱するものであり、蓄熱と発熱とを可逆的に繰り返すことが可能である。
Ca(OH)2 +Q1 →CaO + H2O ・・・(1)
CaO + H2O →Ca(OH)2 +Q2 ・・・(2)
なお、式(1)のQ1は、脱水反応における蓄熱量を示し、式(2)のQ2は、水和反応における発熱量を示す。
円筒部21aは、横断面が円形状の筒状の部位であって、例えば、エッチングフィルターなどの、一部がメッシュ状となっているシート状の部材を円筒状に加工し、蓄熱材11の径外方向の外面を覆うように形成されている。円筒部21aの外壁の一部には、蓄熱材11を構成する粒状物の平均粒径より小さい貫通孔23が形成されている(図1(b)および図2参照)。貫通孔23は、蓄熱材11を構成する粒状物の通過を制限する一方、蒸気の通過を許容する。本実施形態では、貫通孔23は、図1に示すように、蓄熱材拘束カバー21の軸心A21の方向に連続して形成されている。また、貫通孔23は、図2に示すように、円筒部21aの横断面において、中心角α1が約90度の扇型の円弧に対応する円筒部21aの外壁に形成されている。なお、本実施形態では、円筒部21aは、円筒状に形成されているが、断面が矩形の筒状や他の形状であってもよい。
閉塞部21cは、円筒部21aのy軸のプラス側に位置する円板状の部位である。閉塞部21cは、円筒部21aのy軸のプラス側の開口を塞ぐように配置されている。
二つの閉塞部21b、21cは、貫通孔23を除いて、円筒部21aの気密を保っている。
円筒部22aは、横断面が円形状の筒状の部位であって、例えば、エッチングフィルターなどの、一部がメッシュ状となっているシート状の部材を円筒状に加工し、蓄熱材12の径外方向の外面を覆うように形成されている。円筒部22aの外壁の一部には、蓄熱材12を構成する粒状物の平均粒径より小さい貫通孔24が形成されている(図1(b)および図2参照)。貫通孔24は、蓄熱材12を構成する粒状物の通過を制限する一方、蒸気の通過を許容する。本実施形態では、貫通孔24は、図1に示すように、蓄熱材拘束カバー22の軸心A22の方向に連続して形成されている。また、貫通孔24は、円筒部22aの横断面において、中心角α2が約90度の扇型の円弧に対応する円筒部22aの外壁に形成されている。なお、本実施形態では、円筒部22aは、円筒状に形成されているが、断面が矩形の筒状や他の形状であってもよい。
閉塞部22cは、円筒部22aのy軸のプラス側に位置する円板状の部位である。閉塞部22cは、円筒部22aのy軸のプラス側の開口を塞ぐように配置されている。
二つの閉塞部22b、22cは、貫通孔24を除いて、円筒部22aの気密を保っている。
第2流路形成部30cは、第1流路形成部30aのy軸のプラス側に位置し、第1流路形成部30aからz軸のマイナス方向に伸びるように形成されている三角形状の部位である。第2流路形成部30cは、第1流路形成部30aのy軸のプラス側の端部と、蓄熱材拘束カバー21の閉塞部21cと、蓄熱材拘束カバー22の閉塞部22cとに、流路35の気密を保つように接合されている。
化学蓄熱反応器1に蓄熱するとき、蓄熱材11、12がCa(OH)2となっている化学蓄熱装置10を、例えば、排ガスなどの高温熱源を用いて加熱する。これにより、蓄熱材11、12は、式(1)に示す脱水反応によって、CaOになるとともに、蒸気を生成する。蓄熱材11、12の脱水反応によって生成された蒸気は、貫通孔23、24と、流路35と、蒸気流路10bを通って蒸発凝縮器10aに流入する。蒸発凝縮器10aに流入した蒸気は、図示しない冷温媒体によって液化される。これにより、化学蓄熱反応器1に高温熱源の熱が蓄えられる。
図3は、第2実施形態における化学蓄熱反応器2の模式図である。第2実施形態の化学蓄熱反応器2は、第1実施形態の化学蓄熱反応器1(図2)と比較すると、流路形成部材の形状および流路形成部材が接合される位置が異なる。
第2流路形成部40cのもう1つは、第1流路形成部40a、40bのy軸のプラス側に位置する略矩形状の部位である。第2流路形成部40cは、第1流路形成部40aのy軸のプラス側の端部と、第1流路形成部40bのy軸のプラス側の端部と、蓄熱材拘束カバー21の閉塞部21cと、蓄熱材拘束カバー22の閉塞部22cとに、流路45の気密を保つように接合されている。
図4は、第3実施形態における化学蓄熱反応器3の模式図である。第3実施形態の化学蓄熱反応器3は、第1実施形態の化学蓄熱反応器1(図2)と比較すると、流路形成部材の形状および流路形成部材が接合される位置が異なる。
第2流路形成部50cのもう1つは、第1流路形成部50a、50bのy軸のプラス側に位置する矩形状の部位である。第2流路形成部50cは、第1流路形成部50aのy軸のプラス側の端部と、第1流路形成部50bのy軸のプラス側の端部と、蓄熱材拘束カバー21の閉塞部21cと、蓄熱材拘束カバー22の閉塞部22cとに、流路55の気密を保つように接合されている。
図5は、第4実施形態における化学蓄熱反応器4の模式図である。第4実施形態の化学蓄熱反応器4は、第1実施形態の化学蓄熱反応器1(図2)と比較すると、複数の蓄熱材拘束カバーが環形状に配置されている点が異なる。なお、図5では、蓄熱材拘束カバーの構成をわかりやすくするため、蓄熱材の大きさに対して蓄熱材拘束カバーの厚みを大きく示している。
蓄熱材15は、第1実施形態と同様に、例えば、酸化カルシウムの円柱状の成形体である。本実施形態では、化学蓄熱反応器4は、12本の蓄熱材15を備えている。
図6は、第5実施形態における化学蓄熱反応器5の模式図である。第5実施形態の化学蓄熱反応器5は、第4実施形態の化学蓄熱反応器4(図5)と比較すると、複数の蓄熱材拘束カバー間の位置関係、および、流路形成部材の形状が異なる。なお、図6では、蓄熱材拘束カバーの構成をわかりやすくするため、蓄熱材の大きさに対して蓄熱材拘束カバーの厚みを大きく示している。
図7は、第6実施形態における化学蓄熱反応器6の模式図である。第6実施形態の化学蓄熱反応器6は、第4実施形態の化学蓄熱反応器4(図5)と比較すると、複数の蓄熱材拘束カバーの一部が、環形状に配置される蓄熱材拘束カバーの内側に配置されている点が異なる。なお、図7では、蓄熱材拘束カバーの構成をわかりやすくするため、蓄熱材の大きさに対して蓄熱材拘束カバーの厚みを大きく示している。
蓄熱材17は、第1実施形態と同様に、例えば、酸化カルシウムの円柱状の成形体である。蓄熱材17は、蓄熱材15より外径が小さい。本実施形態では、化学蓄熱反応器6は、12本の蓄熱材15と、8本の蓄熱材17を備えている。
図8は、第7実施形態における化学蓄熱反応器7の模式図である。図9は、第7実施形態における別の化学蓄熱反応器7の模式図である。第7実施形態の化学蓄熱反応器7は、第1実施形態の化学蓄熱反応器1(図2)と比較すると、一方向に並べられている複数の蓄熱材拘束カバーが当該一方向とは異なる方向に積層されている点が異なる。なお、図8と図9では、蓄熱材拘束カバーの構成をわかりやすくするため、蓄熱材の大きさに対して蓄熱材拘束カバーの厚みを大きく示している。
本実施形態では、隣接する3つの蓄熱材拘束カバー21hの間の隙間86と、隣接する蓄熱材拘束カバー21dと蓄熱材拘束カバー21hの間の隙間87と、隣接する蓄熱材拘束カバー21fと蓄熱材拘束カバー21hの間の隙間88に、蓄熱材拘束カバー21d、21f、21hの蓄熱材11と反応する蒸気が流れる。
本発明は上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
第1実施形態では、流路形成部材30の第1流路形成部30aは、2つの蓄熱材拘束カバー21、22のz軸のプラス側に配置されるとした。しかしながら、流路形成部材30は、2つの蓄熱材拘束カバーのz軸のマイナス側に配置されてもよい。
また、第2実施形態では、流路形成部材40の第1流路形成部40a、40bのそれぞれは、2つの蓄熱材拘束カバー21、22のz軸のプラス側とマイナス側とに配置されるとした。第3実施形態では、流路形成部材50の第1流路形成部50a、50bのそれぞれは、2つの蓄熱材拘束カバー21、22のz軸のプラス側とマイナス側とに配置されるとした。プラス側またはマイナス側のいずれか片方であってもよい。
また、第4実施形態および第6実施形態では、内側流路形成部材60によって環形状の内側に流路65が形成され、外側流路形成部材61によって環形状の外側に流路66が形成されるとした。しかしながら、環形状の内側と外側のいずれか一方であってもよい。
第1実施形態では、貫通孔23、24は、円筒部21a、22aの横断面において、中心角α1、α2が約90度の扇型の円弧に対応する円筒部21a、22aの外壁に形成されているとした。第2実施形態では、貫通孔23、24は、円筒部21a、22aの横断面において、中心角α1、α2が180度より若干小さい扇形状の円弧に対応する円筒部21a、22aの外壁に形成されているとした。第3実施形態では、貫通孔23、24は、円筒部21a、22aの横断面において、中心角α1、α2が90度より小さい扇形状の円弧に対応する円筒部21a、22aの外壁に形成されているとした。第4〜7実施形態では、流路65、75に連通可能な幅いっぱいに貫通孔26は、形成されている。しかしながら、貫通孔23、24、26が形成される角度は、これに限定されない。
第1実施形態では、図1に示すように、貫通孔23、24は、蓄熱材拘束カバー21、22の軸心A21、A22の方向に連続して形成されているとした。しかしながら、貫通孔23、24は、連続して形成されていなくてもよい。不連続に形成されていてもよい。
第1実施形態では、化学蓄熱装置が備える蒸発凝縮器10aは、化学蓄熱反応器1において発生する蒸気を凝縮し貯留する機能を有するとした。しかしながら、蒸発凝縮器10aが有する機能は、これに限定されない。蒸発凝縮器10aは、蒸気を凝縮し貯留する機能の他に、化学蓄熱反応器1が放熱するとき、蓄熱材11、12に蒸気を供給する機能を有してもよい。
第2実施形態および第3実施形態では、第1流路形成部40a、40b、50a、50bは、中央部分が蓄熱材拘束カバー21、22に向かって湾曲している曲面状の部材であるとした。しかしながら、第1流路形成部40a、40b、50a、50bの形状はこれに限定されない。中央部分が蓄熱材拘束カバー21、22とは反対方向に向かって湾曲してもよい。この場合、第2実施形態および第3実施形態のように、第1流路形成部は、2つの蓄熱材拘束カバー21、22のそれぞれに対する2つの接線の間に配置されることが、化学蓄熱反応器の大型化を抑制するためには、望ましい。
第4実施形態では、複数の蓄熱材拘束カバー25は、円形状に配置されるとした。第5実施形態では、複数の蓄熱材拘束カバー25は、楕円形状に配置されるとした。しかしながら、複数の蓄熱材拘束カバー25が配置される形状は、これに限定されない。閉じられていない曲線状に配置されていてもよく、本発明の化学蓄熱反応器では、流路形成部材と隣接する蓄熱材拘束カバーとによって流路を形成できるため、複数の蓄熱材拘束カバーの配置の自由度を比較的高くすることができる。
第6実施形態では、複数の蓄熱材拘束カバー27は、環形状に配置されている蓄熱材拘束カバー25の内側において、環形状に配置されるとした。しかしながら、蓄熱材拘束カバー27が配置される形状は、これに限定されない。
10…化学蓄熱装置
10a…蒸発凝縮器
10b…蒸気流路
11、12、15、17…蓄熱材
21、21d、21f、21h、22、25、27…蓄熱材拘束カバー
21a、22a、25a…円筒部
21b、21c、22b、22c…閉塞部
21e、21g、23、24、26…貫通孔
30、40、50、62、70、81、82…流路形成部材
30a、40a、40b、50a、50b…第1流路形成部
30b、30c、40c、50c…第2流路形成部
30d、40d、50d…開口
35、45、55、65、66、67、75、83、84…流路
60…内側流路形成部材
61…外側流路形成部材
68…熱交換流路
85、86、87、88…隙間
90…燃焼炉
91…ダクト
95…熱生成装置
96…蒸気生成装置
Claims (6)
- 化学蓄熱反応器であって、
反応媒体と結合することで発熱し、前記反応媒体が脱離することで蓄熱する複数の蓄熱材と、
前記複数の蓄熱材のそれぞれの外面を覆う筒状の外壁であって、前記反応媒体が通過可能な孔が形成されている外壁を有する複数の蓄熱材拘束カバーと、
互いに隣接する一方の前記蓄熱材拘束カバーから他方の前記蓄熱材拘束カバーにわたって配置されており、前記一方の蓄熱材拘束カバーと前記他方の蓄熱材拘束カバーとの間の空間部を覆うことによって前記反応媒体が流れる流路を形成する流路形成部材と、を備え、
前記流路は、前記蓄熱材拘束カバーの孔によって前記蓄熱材拘束カバーの内側に連通している、
化学蓄熱反応器。 - 請求項1に記載の化学蓄熱反応器であって、
前記複数の蓄熱材拘束カバーは、横断面が円形状となるように形成され、
前記一方の蓄熱材拘束カバーと前記他方の蓄熱材拘束カバーとは、互いに沿うように配置されており、
前記流路形成部材と前記複数の蓄熱材拘束カバーの横断面において、前記流路形成部材は、前記一方の蓄熱材拘束カバーと前記他方の蓄熱材拘束カバーのそれぞれの接点に接している、
化学蓄熱反応器。 - 請求項1に記載の化学蓄熱反応器であって、
複数の前記蓄熱材拘束カバーは、互いに平行な状態で、全体として環形状に並んで配置されており、
前記流路は、前記環形状の内側に位置している、
化学蓄熱反応器。 - 請求項3に記載の化学蓄熱反応器であって、
前記流路形成部材は、前記環形状に並んだ前記複数の蓄熱材拘束カバーの内側に配置されている筒状の部材である、
化学蓄熱反応器。 - 請求項3または請求項4に記載の化学蓄熱反応器であって、
前記複数の蓄熱材拘束カバーは、環形状に配置されている第1のグループの内側に、環形状に配置されている第2のグループが位置する、
化学蓄熱反応器。 - 化学蓄熱装置であって、
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の化学蓄熱反応器と、
前記流路に接続し、前記反応媒体を凝縮する凝縮部と、を備える、
化学蓄熱装置。
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