JP2006343027A - 熱交換装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 熱交換装置10は扁平な流路を形成する流体ケース12、14、16が積層されている。流体ケース内には波板30がその波面38、39を流路の上流側と下流側を結ぶ方向と交差する方向に向けて配設されている。波板30の波面38、39には貫通孔36が形成されている。波面38、39が遮蔽壁を形成しており、貫通孔36が流体通路を形成する。流体流入口18から流入した流体は遮蔽壁にぶつかり横断方向に広がる。横断方向に流れた流体は流体通路を通って下流側に流れる。流体は扁平な流体ケース内の扁平面に平行な同一平面内の2次元的な流れによって流路の横断方向に広がりつつ下流へと流れる。流路内での圧力損失を抑制しつつ扁平な流路内の横断方向に流体を広げて熱交換効率を向上させることができる。
【選択図】 図1
Description
ヘリンボーンタイプの熱交換装置では、2枚の波板を用いる。2枚の波板の波面が交差する角度で2枚の波板を積層する。2枚の波板は、下面の波板の頂部と上面の波板の底部が交差する点で固着されている。上下の波板の固着部は点状に分布することになる。点状に分布した固着点の間には空間が形成される。流体はこの空間を上流側から下流側に流れる。
ヘリンボーンタイプの熱交換装置では、2枚の波板の波面が交差する角度で積層されており、2枚の波板の間に形成される流路は、主流方向に交差する方向成分を持っている。
扁平な流路の扁平面に略平行な面内で流路の上流側と下流側を結ぶ主流方向に交差する方向を横断方向ということにすると、流路は主流方向成分と横断方向成分を持つ方向に伸びている。流体は波板の波面にぶつかりながら流れる。流体の波板の間で活発に熱交換することができる。ヘリンボーンタイプの熱交換装置では、高い熱交換効率を得ることができる。
しかしながら、ヘリンボーンタイプの熱交換装置では、主流方向成分と横断方向成分を持つ流路を有しているため、扁平な流路内での流速分布を均一に分布させることが難しい。主流方向成分の流路では流体の流路抵抗が小さい。横断方向成分の流路では流体の流路抵抗が大きい。そのため流体は、流入口と流出口の間の流路抵抗が小さい部分を優先的に流れる。流動抵抗が大きい部分では流体が流れにくい。ヘリンボーンタイプの熱交換装置では、流路抵抗が小さい部分での流路抵抗と流路抵抗が大きい部分での流路抵抗の差を小さくすることが難しい。ヘリンボーンタイプの熱交換装置では、流動抵抗が大きい部分では流体が流れにくいために、圧力損失を低減させることが困難となる。熱交換装置内での圧力損失が大きい場合、熱交換装置に流入させる流体の圧力を高くしないと熱交換装置内で流体の流速が低下する。熱交換装置内での流体の流速が低下することは熱交換効率の面からも不利である。
現状の熱交換技術では、熱交換効率が高くて圧力損失が低い熱交換装置を得ることができない。本発明では、扁平な流路内での流速分布を均一に分布させることによって、熱交換効率が高くて圧力損失が低い熱交換装置を得る。
本発明の熱交換装置では、各々の流体ケースの内部に、遮蔽壁と流体通路が形成されている。遮蔽壁は、隣接する流体ケースとの境界板に接しているとともに、扁平流路の上流側と下流側を結ぶ主流方向に交差する横断方向に伸びている。流体通路は、遮蔽壁の横断方向の側方に設けられており、流体が上流側から下流側へ通過することを許容する。
また流体は、主流方向に流れた後に横断方向に流れる動きを繰返し、遮蔽壁に活発にぶつかる。流体と遮蔽壁の間で活発に熱交換される。高い熱交換効率を実現することもできる。
なお、本願発明において、「隣接する流体ケースとの境界板」とは各流体ケースを構成する外壁板のうち、隣接する流体ケースが存在する側の外壁板をいう。従って、「隣接する流体ケースとの境界板」とは、隣接する流体ケースとの境界板が1枚の板で形成されている場合のみならず、複数の板によって構成されている場合を含めた概念として用いる。例えば隣接する流体ケースの間に他の板が配設されている場合にあっては、各流体ケースにおいて、隣接する流体ケースが存在する面の外壁板が「隣接する流体ケースとの境界板」に相当する。
なかでも、第2流体ケースの両側に第1流体ケースが積層されていることが好ましい。
この場合、環境温度よりも大きく相違する流体を第2流体ケースに導き、環境温度に近い流体を第1流体ケースに導くと、環境に放熱する熱量を減少させることができる。
この場合、両外側に位置する第1流体ケースが、中間に位置する第2流体ケースの両面を補強することになる。圧力が高い流体を使って熱交換する熱交換装置を実現することができる。
なお、ここで「接している」とは接着や融着等により接合されることを含む概念として用いている。
流体は、主流方向に流れてから横断方向に流れる動きを繰返し、遮蔽壁との間で活発に熱交換する。
遮蔽壁は、主流方向に沿った断面で観測したときに、主流方向に対して傾斜していてもよい。傾斜していても、流体が扁平流路の横断方向に広く分布して均一に流れることを邪魔しない。
熱交換効率が高くしかも圧力損失が小さな熱交換装置を実現することができる。
(第1形態) 遮蔽壁と流体通路は、横断方向にも主流方向にも交互に配置されている。これにより、扁平流路の全体で流体の乱れを促進することができる。横断方向に分布する流体の温度差を小さくできる。熱交換効率を一層向上させることができる。
(第2形態) 夫々の流体ケースは、上面が開放された蓋のない箱状ケースとすることができる。それらを積層すると、上方の箱状ケースの底板(下面板)で下方の箱状ケースの上面が閉じられる。最上層の流体ケースには別途上面閉鎖部品を用意する。逆に、夫々の流体ケースは、下面が開放された底のない箱状ケースとすることができる。それらを積層すると、下方の箱状ケースの上面板で上方の箱状ケースの下面が閉じられる。最下層の流体ケースには別途下面閉鎖部品を用意する。このように構成することで熱交換装置の部品点数を少なくすることができる。熱交換装置を低コストで実現できる。
<実施例1>
図1と図2を用いて実施例1の熱交換装置10の構造を説明する。図1は、実施例1の熱交換装置10の模式的斜視図である。図2(A)は、熱交換装置10の平面図である。図2(B)は、図2(A)に示すB−B線に対応する縦断面図である。
また図2(A)に示す熱交換装置10の平面図では、流体ケースの内部構造を理解しやすくするために、熱交換装置10の上面板の図示を省略してある。さらに図2(B)の縦断面図では、第2流体ケース14および下側の第1流体ケース16は図示を省略してある。
第2流体ケース14では、第2流体が第2流体流入口22から流入し、第2流体ケース14を通って第2流体流出口24から流出する。
下側の第1流体ケース16では、第1流体が第3流体流入口26から流入し、下側の第1流体ケース16内を通って第3流体流出口28から流出する。
即ち隣り合う流体ケース(上側の第1流体ケース12と第2流体ケース14、および第2流体ケース14と下側の第1流体ケース16)では流体は互いに反対方向に流れる。
なお、各流体ケース12、14、16において、流体流入口が設けられている側面の側を上流側と呼び、流体流出口が設けられている側面の側を下流側と呼ぶ。また流れの上流側と下流側を結ぶ方向を主流方向と呼ぶことにする。即ち図1に示すX軸の方向が主流方向となる。ここで、X軸の方向を「主流方向」と呼ぶのは、流体ケース内を流れる流体は局所的には図1に示す座標系でY軸方向やZ軸方向にも流れるが、流体を包括的に見ると流体は上流側から下流側へ向かって(即ちX軸に平行に)流れることによる。
また主流方向(図1に示すX軸方向)と流体ケースの積層方向(図1に示すZ軸方向)の両方向に直交する方向(図1に示すY軸方向)を横断方向と称する。
上側の第1流体ケース12の内部には波板30が配設されている。波板30には4つの波部が形成されている。夫々の波部の上流側(X軸の負方向)に面する波面を図1の右側から順に波面38a、波面38b、波面38c、波面38dと称する。また4つの波面38a、38b、38c、38dを総称する場合には符号38で表す。同様に夫々の波部の下流側(X軸の正方向)に面する波面を図2の右側から波面39a、波面39b、波面39c、波面39dと称する。また4つの波面39a、39b、39c、39dを総称する場合には符号39で表す。
波板30は、その波面38と39が、主流方向に略直交する横断方向に沿って伸びる向きに配設されている。換言すれば、波板30は主流方向(X軸方向)に沿った断面において主流方向に沿って波面の頂部32と底部34が繰り返して形成されている。
図2(B)に示すように、波板30の底部34は流体ケース12の内部で下面板42に固着されている。また波板30の頂部32は流体ケース12の内部で上面板40に固着されている。ここで流体ケース12の上面板40と下面板42は、扁平な流体ケース12の扁平面に平行な面を形成しており、扁平流路を閉じている。
第1流体流入口18から流入した流体は波板30の波面38a(遮蔽壁)にぶつかる。これにより流入した流体はその流れの方向が流体ケース12内の横断方向に変えられる。第1流体流入口18からは継続的に流体が流入する。これにより横断方向に流れた流体は波面38aに設けられた貫通孔36(流体通路)を通過する。即ち流体は上流から下流へと流れる。図2(A)では波面38aに設けられた貫通孔36を通過した流体はそのまま波面39aに設けられた貫通孔36へと流れるように描いてある。しかし波面38aに設けられた貫通孔36を通過した流体の一部は波面38aと39aの間でも横方向に流れる。従って波面38aと39aの間に位置する空間でも、流体に横断方向の流れが生じる。
流体が上流から下流へと流れる間に、流体は波面38b、39b、38c、39c、38d、39dにもぶつかって横断方向にその流れの方向が変えられる。横断方向に流れた流体は貫通孔36を通ってさらに下流へと流れる。最後の波面39dの貫通孔を通過した流体は、第1流体流出口20から上側の流体ケース12の外部(即ち熱交換装置10の外部)へと流出する。
波板30の波面38、39によって形成された遮蔽壁と貫通孔36によって形成された流体通路は、同一の面内(流路の扁平面に平行な面内)に設けられている。従って、一旦横断方向に流れた流体はスムーズに貫通孔36を通って下流へと流れる。これにより圧力損失をさらに抑制することができる。
これに対し本願発明の熱交換装置では、遮蔽壁と流体通路が、同一の面内(流路の扁平面に平行な面内)に設けられている。従って、流体は平面的な(2次元的な)流れによって横断方向に分布しつつ下流へと流れる構造となっている。2次元的な流れによって流体を横断方向と下流方向へと流す構造とすることで、流体ケース内の圧力損失を抑制しつつ横断方向の分布を向上させることができる。
なお、遮蔽壁と通過部の横断方向の長さや総数および配置を適切に設定することで横断方向への流体の速やかな分布と圧力損失の抑制とをバランスさせるように設計することができる。即ち、流体の横断方向へ速やかに分布させつつ、上流側から下流側へと通過させる流路を十分に確保することができる。
さらに遮蔽壁が上側第1流体ケース12の内側で上面板40と下面板42に固着されていることによって、流体ケース12内の流体と隣接する流体ケース内の流体との間の熱交換の効率を向上させることができる。
また実施例1では、波板30におけるひとつの波部を形成する波面、例えば波面38aと39aには主流方向から見て同一の位置に貫通孔36が設けられている。ひとつの波部を形成する両側の波面(波面38aと39a)に設ける貫通孔の位置を主流方向から見て横断方向にずらして配置してもよい。
さらに主流方向に並ぶ貫通孔を横断方向に同一の位置に設けてもよい。主流方向に並ぶ貫通孔を横断方向に同一の位置に設けても貫通孔がオリフィスの役目を果たし、貫通孔を通過した流体は横断方向へも流れるようになるからである。
また、実施例1では図2(A)に示すように上側第1流体ケース12は略矩形に形成されている。そして第1流体流入口18と第1流体流出口20は流体ケース12の略対角の位置に設けてある。本願発明の熱交換装置では、扁平な流路内に流体を速やかに分布させることができるので、流体の流入口と流出口を流体ケースの対角の位置に設けなくともよい。例えば流体の流入口と流出口を、流体ケースの上流側の側面と下流側の側面に夫々設ける際に主流方向から見て略一致する位置に配置してもよい。
さらに実施例1では、遮蔽壁を形成する波面38、39が主流方向と略直交する方向となるように波板30が配設されている。遮蔽壁は主流方向に交差する横断方向に伸びていれば良く、遮蔽壁は必ずしも主流方向と直交していなくともよい。
上記構成の他にも、隣接する流体ケースの扁平流路の境界板が一枚の板で構成されていてもよい。例えば、各流体ケースは上面の無い箱状ケースを積層することにより形成する。下層の箱状ケースの上面を上層の箱状ケースの下面板が覆うように積層する。即ち積層された各箱状ケースの上面を形成する上面板がその上層に積層された箱状ケースの下面板で兼用されているように構成する。上面の無い箱状ケースとその上部に積層された箱状ケースの下面板で流体ケースが形成できる。このように構成することで、一枚の板が隣接する流体ケースの扁平流路の境界板を形成することができる。これにより第1流体ケースを流れる第1流体と第2流体ケースを流れる第2流体との間の熱交換効率を向上することができる。また熱交換装置全体の部品点数を少なくすることができる。熱交換装置を低コストで実現できる。但し最上層の流体ケースには別途上面部品を用意する。
次に実施例2について説明する。この実施例2では実施例1の波板30の代わりに複数の折り曲げ部を有する平板を利用する。図3にその平板の斜視図を示す。この平板44は、図3に示す座標系でY軸方向に伸びる折り曲げ部46が複数設けてある。折り曲げ部46はその平面が平板44に略直角となるように折り曲げられている。
Y軸方向に複数設けられた折り曲げ部46の間には隙間48が設けられている。折り曲げ部46は図3の座標系でX軸方向にも複数設けられている。X軸方向に設けられた複数の折り曲げ部46のうち一部の折り曲げ部は、X軸方向から見て他の折り曲げ部の間に設けられた隙間48と重なるように配置されている。換言すればX軸方向に設けられた複数の折り曲げ部46と隙間48はY軸方向にピッチをずらして配設されている。
この熱交換器10bは、実施例1の熱交換装置10の各流体ケース12、14、16内に配設した波板30の代わりに上述した平板44を配設したものである。平板44を配設する際の向きは図3に示す座標系と図4に示す座標系とが一致するように配設する。即ち、図3のX軸方向が主流方向に一致するように平板44は各流体ケース12b、14b、16c内に配設する。
即ち、上記熱交換装置10bでは、隣接する流体ケースの扁平流路の積層方向の境界板が一枚の板で構成されている。隣接する流体ケースの境界板を一枚の板で構成することによって、隣接する流体ケースの内部を夫々流れる流体間の熱交換効率を向上させることができる。
図4(B)に示すように、上側の第1流体ケース12bの内部には平板44aが配設されている。上側の第1流体ケース12bの内部では、平板44aに設けられた折り曲げ部46aが遮蔽部を形成する。平板44aに設けられた隙間48aが流体通路を形成する。また第2流体ケース14bの内部には平板44bが配設されている。第2流体ケース14bの内部では、平板44bに設けられた折り曲げ部46bが遮蔽部を形成する。平板44bに設けられた隙間48bが流体通路を形成する。さらに下側の第1流体ケース16bの内部には平板44cが配設されている。下側の第1流体ケース16bの内部では、平板44cに設けられた折り曲げ部46cが遮蔽部を形成する。平板44cに設けられた隙間48cが流体通路を形成する。
また下側の第1流体ケース16bに配設された平板44cは、下側の第1流体ケース16bとこれに隣接する第2流体ケース14bとの間の境界板(即ち下側第1流体ケース16bの上面板を兼ねる第2流体ケース14bの下面板42b)に接するように配置されている。一方、遮蔽部を形成する折り曲げ部46cの上部52cは、下側第1流体ケース16bの下側板42cには接していない。
一方、第2流体ケース14bに配設された平板44bは、下側の第1流体ケース16bとの境界板(即ち第2流体ケース14bの下面板42b)に接するように配置されている。「接するように配置されている」とはロウ付け等により接合されていてもよい。
一方、遮蔽部を形成する折り曲げ部46bの上部52bは、上側第1流体ケース12bとの境界板(即ち上側の第1流体ケース12bの下側板42a)に接している。折り曲げ部46bの上部52bは、上側第1流体ケース12bとの境界板に接着や融着等により接合されていてもよい。
図4(A)に示す矢印は流体の流れを示す。また符号54で示す部分は、折り曲げ部46を折り曲げた際に平板44に形成される孔である。
図4(A)に示すように、平板44に設けられた折り曲げ部46が流路の主流方向と略直交する方向で流路の横断方向に伸びる遮蔽壁を形成する。また平板44に設けられた隙間48が遮蔽壁の横断方向の側方を流体が通過することを許容する流体通路を形成する。
本実施例では、遮蔽壁と流体通路を一枚の平板で一体成形できるので低コストで熱交換装置を実現することが可能となる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
12:上側の第1流体ケース
14:第2流体ケース
16:下側の第1流体ケース
18:第1流体流入口
20:第1流体流出口
22:第2流体流入口
24:第2流体流出口
26:第1流体流入口
28:第1流体流出口
30:波板
32:波板の頂部
34:波板の底部
36:貫通孔
38、39:波板の波面
40:第1流体ケースの上面板
42:第1流体ケースの下面板
44:平板
46:折り曲げ部
48:隙間
52:折り曲げ部の上部
Claims (9)
- 異なる温度の第1流体と第2流体の間で熱交換する熱交換装置であり、
第1流体が流れる扁平流路が内部に形成されている第1流体ケースと、
第2流体が流れる扁平流路が内部に形成されている第2流体ケースを備えており、
第1流体ケースと第2流体ケースは扁平流路の扁平面に垂直な方向に積層されており、
各々の流体ケースの内部に、
隣接する流体ケースとの境界板に接しているとともに、扁平流路の上流側と下流側を結ぶ主流方向に交差する横断方向に伸びている遮蔽壁と、
遮蔽壁の横断方向の側方に設けられており、流体が上流側から下流側へ通過することを許容する流体通路が形成されていることを特徴とする熱交換装置。 - 第2流体ケースの両側に第1流体ケースが積層されていることを特徴とする請求項1の熱交換装置。
- 第2流体ケースを流れる第2流体の圧力が第1流体ケースを流れる第1流体の圧力よりも高いことを特徴とする請求項2の熱交換装置。
- 1枚の板が、隣接する流体ケースの扁平流路の積層方向の境界板となっていることを特徴とする請求項1から3のいずれかの熱交換装置。
- 各々の流体ケースが、扁平流路の積層方向の両境界を画定する一対の板によって閉じられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかの熱交換装置。
- 遮蔽壁が、前記一対の板の両者に接していることを特徴とする請求項5の熱交換装置。
- 各々の流体ケースの内部に波板が収容されており、
その波板は、主流方向に沿った断面において主流方向に沿って波の頂部と波の底部が繰返して形成されており、頂部は一方の板に接しており、底部は他方の板に接しており、
波板の頂部と底部の間を伸びる部分によって遮蔽壁が形成されており、
遮蔽壁の一部に流体通路となる開口が形成されていることを特徴とする請求項6の熱交換装置。 - 遮蔽壁と流体通路が、主流方向に沿って複数段に設けられており、
主流方向から透視したときに、遮蔽壁と流体通路の少なくとも一部が、重畳する位置関係に配置されていることを特徴とする請求項1から7のいずれかの熱交換装置。 - 遮蔽壁が、積層方向から透視したときに、主流方向に略直交する方向に伸びていることを特徴とする請求項1から8のいずれかの熱交換装置。
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