JP2020133748A - ダンパ装置 - Google Patents
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Abstract
Description
このダイナミックダンパ装置1は、動力伝達経路に設けられた回転軸2に装着される。ダイナミックダンパ装置1は、ハブフランジ10(第1回転体の一例)と、1対の支持プレート20(第2回転体の一例)と、イナーシャ部材30と、ダンパ部40と、を備えている。
ハブフランジ10は、ボス11と、フランジ12と、を有している。ボス11は、筒状に形成され、中心部にはスプライン孔11aが形成されている。このスプライン孔11aが回転軸2の外周面に形成されたスプライン歯に噛み合うことによって、ダイナミックダンパ装置1は回転軸2に連結される。フランジ12は、円板状に形成され、ボス11の外周面から径方向外方に延びている。フランジ12には、4つの第1〜第4収容部12a〜12dが円周方向に並べて形成されている。第1収容部12aと第3収容部12cとは、回転中心を挟んで対称的に形成されている。同様に、第2収容部12bと第4収容部12dとは回転中心を挟んで対称的に形成されている。また、隣接する収容部の円周方向間には、複数のストッパ用切欠12eが形成されている。
1対の支持プレート20は円板状に形成されている。1対の支持プレート20は、フランジ12を挟んで軸方向に間隔をあけて配置され、複数のストップピン21によって互いに固定されている。これにより、1対の支持プレート20は、互いに軸方向に移動不能であり、また相対回転が不能である。各支持プレート20には、フランジ12の第1〜第4収容部12a〜12dに対応する位置に、第1〜第4支持部20a〜20dを有している。第1支持部20aと第3支持部20cとは、回転中心を挟んで対称的に形成されている。同様に、第2支持部20bと第4支持部20dとは回転中心を挟んで対称的に形成されている。
イナーシャ部材30は、4枚の円板状のプレート31〜34を積層して構成されている。4枚のプレート31〜34はこれらを軸方向に貫通する複数のリベット35によって固定されている。そして、一端側(図1において左側)のプレート31の内周部が、ストップピン21によって1対の支持プレート20の一方に固定されている。これにより、イナーシャ部材30は1対の支持プレート20とともに回転する。
ダンパ部40は、第1〜第4トーションスプリング41〜44を有している。各トーションスプリング41〜44は、フランジ12の各収容部12a〜12dに収容され、1対の支持プレート20の各支持部20a〜20dによって径方向及び軸方向に支持されている。4つのトーションスプリング41〜44はすべて同じ自由長Lf(例えば37.5mm)であり、この自由長Lfは各支持部20a〜20dの幅L2(37.5mm)と同じである。
ここで、ハブフランジ10と1対の支持プレート20とが捩れていない状態(中立位置)での、各収容部12a〜12dと各支持部20a〜20dの配置及び各トーションスプリング41〜44の収容状態について、以下に詳細に説明する。なお、以下の説明において、第1収容部12a及び第1支持部20aを「第1窓セットw1」と記載し、第2収容部12b及び第2支持部20bを「第2窓セットw2」と記載し、第3収容部12c及び第3支持部20cを「第3窓セットw3」と記載し、第4収容部12d及び第4支持部20dを「第4窓セットw4」と記載する場合がある。
ハブフランジ10及び1対の支持プレート20に各トーションスプリング41〜44を組み付ける手順について、図4を参照して説明する。なお、図4は第1収容部12a及び第1支持部20aと、第2収容部12b及び第2支持部20bと、の関係を模式的に示したものである。図4では、第1及び第2窓セットw1,w2に第1及び第2トーションスプリング41,42を組み付ける場合を示しているが、同時に第3及び第4窓セットw3,w4にも同様にして第3及び第4トーションスプリング43,44を組み付ける。
ダイナミックダンパ装置1に振動が伝達されていない状態、すなわち、ハブフランジ10と支持プレート20とが相対回転していない状態(中立位置)では、図5に示すように、第1窓セットw1では、第1トーションスプリング41は、R1収容面121とR2支持面202との間に圧縮して配置されている。同様に、第3窓セットw3では、第3トーションスプリング43は、R1収容面121とR2支持面202との間に圧縮して配置されている。なお、図5に示す状態では、R1収容面121とR2支持面202との間の間隔はG0であり、この間隔G0は、第1支持部20aの幅L2(=トーションスプリング40の自由長Lf)よりも短い。
本発明は以上のような実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形又は修正が可能である。
2 回転軸
10 ハブフランジ(第1回転体)
11 ボス
12 フランジ
12a〜12d 収容部
121,122 収容面
20 支持プレート(第1及び第2プレート、第2回転体)
20a〜20d 支持部
201,202 支持面
30 イナーシャ部材(慣性体)
40 トーションスプリング(ダンパ部)
Claims (7)
- 第1収容部(12a)及び第2収容部(12b)を有する第1回転体(10)と、
前記第1回転体(10)と相対回転可能であり、前記第1収容部(12a)に対して軸方向視で一部が重なるように配置された第1支持部(20a)と、前記第2収容部(12b)に対して軸方向視で少なくとも一部が重なるようにかつ円周方向にオフセットして配置された第2支持部(20b)と、を有し、前記第2収容部(12b)と前記第2支持部(20b)とは円周方向長さが異なる、第2回転体(20)と、
前記第1収容部(12a)及び前記第1支持部(20a)に配置された第1弾性部材(41)と、前記第2収容部(12b)及び前記第2支持部(20b)に圧縮して配置され前記第1弾性部材(41)と並列で作動する第2弾性部材(42)と、を有し、前記第1回転体(10)と前記第2回転体(20)とを回転方向に弾性的に連結するダンパ部(40)と、
を備えたダンパ装置。
- 前記第1弾性部材(41)は、前記第1及び第2回転体(10)(20)のすべての捩り領域で作動し、
前記第2弾性部材(42)は、前記第1及び第2回転体(10)(20)の相対回転角度が所定角度以上では前記第2収容部(12b)及び第2支持部(20b)による圧縮から解放される、
請求項1に記載のダンパ装置。
- 前記第1支持部(20a)は、前記第1収容部(12a)に対して軸方向視で一部が重なるようにかつ円周方向にオフセットして配置されており、前記オフセットの方向は、前記第2支持部(20b)の前記第2収容部(12b)に対するオフセットの方向とは逆である、請求項1又は2に記載のダンパ装置。
- 前記第1及び第2収容部(12a)(12b)は、円周方向第1側(R1)の端部に第1収容面(121)を、円周方向第2側(R2)の端部に第2収容面(122)を有しており、
前記第1及び第2支持部(20a)(20b)は、円周方向第1側(R1)の端部に第1支持面(201)を、円周方向第2側(R2)の端部に第2支持面(202)を有しており、
前記第1弾性部材(41)は前記第1収容面(121)と前記第2支持面(202)との間に圧縮して配置され、
前記第2弾性部材(42)は前記第1支持面(201)と前記第2収容面(122)との間に圧縮して配置されている、
請求項5に記載のダンパ装置。
- 前記第1弾性部材は、前記第1及び第2回転体の相対回転角度が大きくなるにしたがって圧縮され、
前記第2弾性部材は、前記第1及び第2回転体の相対回転角度が大きくなるにしたがって伸長する、
請求項4に記載のダンパ装置。
- 前記第2弾性部材は、前記第1及び第2回転体の相対回転角度が所定角度以上では自由長になる、請求項1から5のいずれかに記載のダンパ装置。
- 前記第2回転体に固定された慣性体をさらに備えている、請求項1から6のいずれかに記載のダンパ装置。
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JP2019027542A JP7211844B2 (ja) | 2019-02-19 | 2019-02-19 | ダンパ装置 |
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JP7211844B2 JP7211844B2 (ja) | 2023-01-24 |
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ID=72278076
Family Applications (1)
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JP2019027542A Active JP7211844B2 (ja) | 2019-02-19 | 2019-02-19 | ダンパ装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS62200032A (ja) * | 1986-02-28 | 1987-09-03 | Atsugi Motor Parts Co Ltd | クラツチデイスク |
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2019
- 2019-02-19 JP JP2019027542A patent/JP7211844B2/ja active Active
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