JP2020133494A - 横軸ポンプ - Google Patents
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しかしながら、羽根車や水中軸受の状態を確認するためには、横軸ポンプを分解する必要が有り、多大な作業費用と時間を要する。また、点検作業期間の間は運転することができないため、万が一に緊急の排水要請が発生した場合には対応できない恐れがある。
しかしながら、この方法は点検口からポンプ内部の観察対象物まで画像取得装置を近づける必要が有り、羽根車などの複雑な形状をした部品では、画像取得装置が届く特定の範囲しか観察することができない。羽根車よりも上流側の吸込みケーシングに設けられた点検口から羽根車を観察するには、羽根車入口側の画像情報しか得ることができず、さらに深奥部の羽根車出口側までを観察することは困難である。
さらに、水中軸受は、外ケーシングの内側に配設された内ケーシングの内部でポンプ軸の一端を軸支しており、画像取得装置は内ケーシングの内部に挿入できるポンプ構成にはなっていない。
すなわち、特許文献1に記載されている技術では、専用のレール及び点検ユニットを用意する必要があり、市販のファイバースコープ等の画像取得装置をそのまま用いることができないという不都合があった。また、レールの一端を第1点検口に固定すると共にレールの他端を第2点検口に固定しなければならず、少なくとも2つの点検口をケーシングに形成する必要であると共に、レールの配置も2つの点検口の位置に制限されてしまう問題があった。
また、特許文献2に記載されている技術では、点検管を常設する必要があり、部品点数が増えることや、維持・メンテナンスの作業が増加するという問題があった。さらに、点検管は固定されているために、画像取得装置による観察範囲は点検管の固定位置で限定されてしまい、十分な観察範囲を確保できなかった。
すなわち、この横軸ポンプでは、多孔管が、上部貫通孔から取り外し可能とされているので、多孔管を外した状態で上部貫通孔及びケーシング貫通孔から画像取得装置を挿入することができ、多孔管の内径による制限が無くなり、使用可能な画像取得装置の形状や大きさの自由度が向上する。
すなわち、この横軸ポンプでは、ケーシングが、水中軸受を収納する内部ケーシング部を備え、内部ケーシング部が、ケーシング貫通孔の直下に挿通孔又は切り欠き部を有しているので、ケーシング貫通孔から挿通孔又は切り欠き部を介して画像取得装置を内部ケーシング部内まで挿入することができ、水中軸受を観察することができる。
すなわち、この横軸ポンプでは、多孔管が、少なくともケーシング内に向けて伸びる伸縮機構を有しているので、ガイドとしても機能する多孔管がケーシング内方に伸びることで、ケーシング貫通孔から遠い下方の領域まで、よりスムーズに画像取得装置をケーシング内に挿入することができる。
すなわち、この横軸ポンプでは、多孔管の先端部が、ケーシング内に突出しており、先端部が、任意の方向に屈曲可能とされているので、ガイドとしても機能する多孔管の先端部を任意の方向に向けることができ、ケーシング貫通孔の直下だけでなく、ケーシング貫通孔の周囲の遠い領域に画像取得装置を向けたり近づけたりすることが可能になる。
すなわち、この横軸ポンプでは、多孔管が、上部貫通孔に接続された外側管と、外側管内に軸線を同じくして配され軸方向にスライド可能な少なくとも1つの内側管とを備えているので、内側管を外側管内から下方に摺動させることで、多孔管の全長を容易に伸ばすことができる。特に、同軸の内側管を複数設けることで、2段以上の複数段で多孔管の全長をより伸ばすことが可能になる。
すなわち、本発明の横軸ポンプによれば、検知器ケースが、ケーシング貫通孔の直上に形成され多孔管の上端に接続された上部貫通孔と、上部貫通孔に取り付けられ上部貫通孔を閉塞可能な蓋部とを備えているので、上部貫通孔からケーシング貫通孔まで連通した画像取得装置の挿入孔を形成することができると共に、多孔管がガイドとなって画像取得装置をスムーズにケーシング内に挿入することができる。
上記検知器ケース7は、図2及び図3に示すように、ケーシング貫通孔5aの直上に形成され多孔管8の上端に接続された上部貫通孔7bと、上部貫通孔7bに取り付けられ上部貫通孔7bを閉塞可能な蓋部7cとを備えている。
この蓋部7cは、上部貫通孔7bに接続された多孔管8の上端開口部を閉塞することで上部貫通孔7bを閉塞するものである。
多孔管8の上部には、フランジ部8aが形成されており、上部貫通孔7bの周辺部にフランジ部8aが係止されて支持されていると共に、上部貫通孔7bから上方に多孔管8を抜き取り可能になっている。
すなわち、内部ケーシング部10は、羽根車4よりも水の出口側で水中軸受3を覆って設けられている。
なお、本実施形態の横軸ポンプ1では、下方から水が吸い込まれ、図1中の右側が水の出口側(吐出方向)となる。
なお、上部貫通孔7b,多孔管8及びケーシング貫通孔5aも、それぞれ画像取得装置Fが挿通可能な内径に設定されている。
上記多孔管8は、図3に示すように、メッシュの金属管又はパンチング加工された金属管で本体が形成された管状のストレーナである。なお、多孔管8の周面におけるパンチング又はメッシュは、一部を除いて図示を省略している。
なお、満水検知機構9は、多孔管8及び上部貫通孔7bの軸線をケーシング貫通孔5aの軸線に合わせてケーシング5上にボルト等で固定されている。
また、回転軸2は、原動機側の途中がケーシング5に貫通して、貫通部のケーシング5の軸シール12が適宜な方法で固定されて貫通部が軸封される。
なお、ケーシング5の上部であって羽根車4の入口側にも点検口13が設けられている。
上記外側管25の下部には、半径方向内方に突出した円環状の外側管下部凸部25aが設けられていると共に、上記第1内側管26の上部には、第1内側管26を下方にスライドした際に外側管下部凸部25aの上面に係止可能な第1上部フランジ部26aが形成されている。
外側管25の上部には、図6,図7及び図8の(a)に示すように、半径方向内方に突出した複数の外側管上部凸部25bが設けられ、第2上部フランジ部27aには、外側管上部凸部25bに対応した複数の第2凹部27bが形成されている。
さらに、第2内側管27の下部には、第2内側管27を外側管25内に収納した際に、第1内側管凸部26bの下面に係止可能な第2下部フランジ部27cが形成されている。
このとき、図8の(c)に示すように、第2内側管27の第2上部フランジ部27aが外側管25の外側管上部凸部25bの上面に係止されることで、第2内側管27が外側管25に支持される。また、第1内側管26の第1内側管凸部26bが第2内側管27の第2下部フランジ部27cの上面に係止されることで、第1内側管26が第2内側管27に支持される。
まず、第2内側管27を軸線周りに回動させ外側管25の外側管上部凸部25bと第2内側管27の第2凹部27bとを合わせることで、第2内側管27の第2上部フランジ部27aが外側管上部凸部25bから外れて第2内側管27が下方にスライドする。このとき、下方に移動した第2内側管27の第2上部フランジ部27aは、第1内側管26の第1内側管凸部26bの上面に当接し、第1内側管26と共に下方にスライドすることで、多孔管8は、図7に示すように、外側管25から第1内側管及び第2内側管27の2段階で下方に伸びた状態となる。
また、多孔管28が、上部貫通孔7bに接続された外側管25と、外側管25内に軸線を同じくして配され軸方向にスライド可能な第1内側管26及び第2内側管27とを備えているので、第1内側管26及び第2内側管27を外側管25内から下方に摺動させることで、多孔管28の全長を容易に伸ばすことができる。特に、同軸の内側管を複数設けることで、2段以上の複数段で多孔管28の全長をより伸ばすことが可能になる。
すなわち、第3実施形態では、多孔管38が、軸線に対して垂直方向に回動軸を有して回動可能な先端部39を備えている。
先端部39は、その基端が多孔管本体37の先端に回動可能にピン39aで支持されている。
また、多孔管38周面の両側には、軸線に沿って2本のワイヤー37aが取り付けられている。2本のワイヤー37aは、先端部39の回動軸(ピン39a)に対して直交する面上に設けられている。
また、ワイヤー37aは、基端が蓋部7cから外部に突出していると共に先端が先端部39の先端部分に固定されている。すなわち、2本のワイヤー37aの一方を引っ張ることで、図10に示すように、先端部39をピン39aを回動軸として多孔管本体37に対して曲げることができる。また、多孔管38が、軸線周りに回動可能であるため、この回動操作と上記ワイヤー37aによる先端部39の屈曲操作とにより、先端部39を任意の方向に曲げることが可能である。
すなわち、第4実施形態では、2本のワイヤー37aの一方を引っ張ることで、ベローズ46が曲がって先端部49を任意の方向に向けることが可能である。
なお、ベローズ46の代わりにコイルやゴム等の弾性体で形成した円筒部材を採用しても構わない。
Claims (6)
- 水平方向に沿って延在し回転駆動される回転軸と、
前記回転軸を回転可能に支持する水中軸受と、
前記回転軸に設けられた羽根車と、
前記回転軸及び前記羽根車とを収納するケーシングと、
前記ケーシングの上部に前記ケーシング内と連通して設けられ前記ケーシングから内部に水が浸入したことを検知する満水検知器とを備え、
前記満水検知器が、前記ケーシングの上部に形成されたケーシング貫通孔上に固定され内部が前記ケーシング貫通孔に連通した検知器ケースと、
前記検知器ケース内に配され前記ケーシング貫通孔を介して前記検知器ケースの内部に水が浸入したことを検知可能な満水検知機構と、
前記検知器ケース内に配されていると共に前記ケーシング貫通孔に下端が接続され前記ケーシング貫通孔を介して前記吸引される水中の固形物を内側に留めて取り除く多孔管とを備え、
前記検知器ケースが、前記ケーシング貫通孔の直上に形成され前記多孔管の上端に接続された上部貫通孔と、
前記上部貫通孔に取り付けられ前記上部貫通孔を閉塞可能な蓋部とを備えていることを特徴とする横軸ポンプ。 - 請求項1記載の横軸ポンプにおいて、
前記多孔管が、前記上部貫通孔から取り外し可能とされていることを特徴とする横軸ポンプ。 - 請求項1又は2記載の横軸ポンプにおいて、
前記ケーシングが、前記水中軸受を収納する内部ケーシング部を備え、
前記内部ケーシング部が、前記ケーシング貫通孔の直下に挿通孔又は切り欠き部を有していることを特徴とする横軸ポンプ。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載の横軸ポンプにおいて、
前記多孔管が、少なくとも前記ケーシング内に向けて伸びる伸縮機構を有していることを特徴とする横軸ポンプ。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の横軸ポンプにおいて、
前記多孔管の先端部が、前記ケーシング内に突出しており、
前記先端部が、任意の方向に屈曲可能とされていることを特徴とする横軸ポンプ。 - 請求項4記載の横軸ポンプにおいて、
前記多孔管が、前記上部貫通孔に接続された外側管と、
前記外側管内に軸線を同じくして配され軸方向にスライド可能な少なくとも1つの内側管とを備えていることを特徴とする横軸ポンプ。
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