JP4668859B2 - 配管内作業装置 - Google Patents

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Description

本発明は、配管内作業装置に係り、特に、原子力発電プラントの炉内構造物であるジェットポンプ・ライザ管等の配管内の非破壊検査及び予防保全に適用するのに好適な配管内作業装置に関する。
原子力発電プラント、例えば、沸騰水型原子力発電プラント(以下、BWR発電プラントという)では、テレビカメラ及び超音波探傷等の非破壊検査、及びウォータージェット・ピーニングのような予防保全作業が実施されている。このような非破壊検査及び予防保全作業を、配管内で実施することも望まれている。配管内での非破壊検査及び予防保全作業は、配管を切断することなく実施するには、配管内に検査装置及び予防保全装置を挿入する必要がある。特に、配管は、直管部(例えば、鉛直部及び水平部)及び曲管部(例えば、エルボ部)を有する。検査装置及び予防保全装置は、直管部及び曲管部での移動が可能な構造にしなければならない。
配管内の点検装置としては、特許文献1に記載された管内検査装置が知られている。この管内検査装置は、カメラ部、複数の駆動ユニット及び駆動電源部を備えている。各駆動ユニットは、モータ及びこのモータによって駆動される駆動輪をそれぞれ有する。各駆動ユニットは、相互に接続リンクで連結され、相互間に取り付けられた押し付けバネにより配管内面に押し付けられている。接続リンクで連結された隣り合う各駆動ユニットは、押し付けバネの圧縮力の作用により、配管内で180°ずれた内面に接触する。このような管内検査装置は、各モータの駆動により配管内での移動が可能になる。
特許文献2はBWR発電プラントの原子炉内に設けられたジェットポンプ(特に、ライザ管)内の予防保全装置を、特許文献3はライザ管内に適用される配管の内面検査装置をそれぞれ記載している。特許文献2に記載された予防保全装置は、処理装置に配管の半径方向に移動する固定脚を有する。処理装置は、原子炉上方の運転床からケーブルにて吊り下げられてライザ管内に挿入される。処理装置は固定脚をライザ管内面に向かって突出させることによってライザ管内に固定される。この状態で、処理装置はライザ管内面の予防保全作業(表面加工、洗浄、表面改質及び表面検査等の作業)を実施する。
特許文献3に記載された内面検査装置は、カメラヘッド及び蛍光浸透探傷試験ヘッドを有する。カメラヘッド及び蛍光浸透探傷試験ヘッドは、基盤に取り付けられており、基盤に取り付けられてライザ管の半径方向に伸縮自在な支持部材によってライザ管内に保持される。支持部材の先端部に回転可能なベアリング体が設けられる。
特開平7−120682号公報 特開平8−5773号公報 特開2001−264482号公報
特許文献1の管内検査装置は、各駆動ユニットのモータをそれぞれ駆動することにより配管内を移動可能である。この管内検査装置は、各駆動ユニットが押し付けバネの圧縮力の作用により配管内面に接触しているため、配管の直管部での移動は容易に行える。しかしながら、その管内検査装置は、配管の曲管部を通過することができない。これは、駆動ユニットを連結する接続リンクの傾斜角度を曲管部で調節できないからである。また、その管内検査装置は、複数の駆動ユニット、複数の接続リンク及び複数の押し付けバネを有しているため、構造が複雑になっている。
特許文献2の予防保全装置は、移動装置を有していなくケーブルで吊り下げられて移動するため、曲管部内を通過することはできない。その予防保全装置は、ライザ管内面に向かって突出させる固定脚を設ける必要があるため、構造が複雑になっている。特許文献3の内面検査装置は、ライザ管の半径方向に伸縮自在で先端部にベアリング体を有する複数の支持部材によってライザ管内に保持されるため、ベアリング体を有する支持部材を複数設ける必要がある。このため、その内面検査装置は構造が複雑になる。
本発明の目的は、構成を簡略化できる配管内作業装置を提供することである。
上記した目的を達成する本発明の特徴は、第1ユニットと、一端部が第1ユニットの一端部に回転可能に取り付けられた第2ユニットと、一端部が第1ユニットの他端部に回転可能に取り付けられたアーム部材と、アーム部材に回転可能に取り付けられ、カメラが設けられたヘッド装置とを備え、第1ユニットは、アーム部材を第1ユニットに対して屈曲させるアーム屈曲装置を有し、配管内面に接触される第1車輪がアーム部材の一端部及び他端部にそれぞれ回転可能に設けられ、配管内面に接触され駆動される第2車輪が第1ユニットの前記他端部に回転可能に設けられることにある。
本発明は、第1ユニットの他端部に回転可能に取り付けられたアーム部材を、第1ユニットに含まれるアーム屈曲装置によって第1ユニットに対して屈曲させるため、各第1車輪及び第2車輪を配管内面に押し付けることができる。このような本発明は、互いに屈曲するアーム部材及び第1ユニットによって、アーム部材に取り付けられたヘッド装置を配管内の所定の位置に配置できるため、配管内作業装置の構成を簡略化することができ、配管内作業装置を小型化することができる。
好ましくは、第2車輪を回転させる駆動装置を第2ユニットに設けるとよい。その駆動装置を第1ユニットではなく第2ユニットに設けているので、第1ユニットの長さをアーム部材の長さとほぼ同程度まで短くすることができる。このため、第2車輪に加えられる押し付け力が増大して第1車輪に加えられる押し付け力と同程度になり、配管内での配管内作業装置の走行を円滑にすることができる。
好ましくは、アーム屈曲装置が、アーム部材を屈曲させる流体シリンダ、及び流体シリンダの直線運動を回転運動に変えてアーム部材を第1ユニットに対して屈曲させる回転機構を含んでいることが望ましい。アーム部材を屈曲させるために流体シリンダを用いているため、流体シリンダへの高圧流体の供給が断たれた場合、第1車輪及び第2車輪の配管内面のへの押し付け力がなくなる。このため、配管内作業装置を配管から容易に引き出すことができ(例えば、配管内作業装置に取り付けたチェーンまたはワイヤ等を引っ張る)、配管内作業装置の安全性を向上できる。流体シリンダとして、例えば、水圧シリンダまたはエアシリンダを用いることが好ましい。
好ましくは、ヘッド装置が、ボディー、カメラが設置されてボディーに回転可能に設けられたヘッド、及びボディーに設けられ、ヘッドを回転させる回転装置を有することが望ましい。ヘッドが回転できるため、カメラを用いて配管の内周面の全域の検査が可能になる。
好ましくは、異物を吸引する吸引ノズルをヘッド装置に設けるとよい。配管内において異物の存在が確認された場合、吸引ノズルでその異物を吸引して配管内から速やかに除去することができる。ヘッド装置がカメラと共に吸引ノズルを備えている場合には、配管から配管内作業装置を引き出してヘッド装置への吸引ノズルの取り付けに要する時間が不要となり、異物の吸引作業を短時間に行うことができる。また、カメラによる配管内の検査作業と異物除去作業を連続して行うことができ、配管内作業の効率化を図ることができる。
好ましくは、キャビティを含む水流を発生させる噴射ノズルをヘッド装置に設けるとよい。アーム部材の屈曲により各第1車輪及び第2車輪に加えられる配管内面への押し付け力を増大でき、配管内作業装置の配管内での位置決めを確実に行うことができる。このため、噴射ノズルによってキャビティを含む水流を発生させても、その水流の反力により配管内作業装置が移動することはなく、配管内の所定の位置に対する残留応力の改善を精度よく行うことができる。また、ヘッド装置がカメラと共に噴射ノズルを備えている場合には、配管から配管内作業装置を引き出してヘッド装置への噴射ノズルの取り付けに要する時間が不要となり、残留応力改善作業を短時間に行うことができる。また、残留応力改善後における配管内面の状態のカメラによる確認を速やかに行うことができる。
本発明によれば、配管内作業装置の構成を簡略化することができ、配管内作業装置を小型化することができる。
本発明の好適な一実施例である配管内作業装置を、図1及び図2を用いて以下に説明する。本実施例の配管内作業装置10は、ヘッド部(ヘッド装置)1、屈曲駆動ユニット(第1ユニット)5、走行駆動ユニット(第2ユニット)6及びアーム(連結部材)9を備える。図1(a)は配管内作業装置10のヘッド部1及び屈曲駆動ユニット5を示し、図1(b)は配管内作業装置10の走行駆動ユニット6を示している。ヘッド部1は、配管内作業装置10の先端部に位置しており、前方監視カメラ2、側方監視カメラ3、ヘッド回転駆動部4、ヘッド11及びガイド輪30を有する。前方監視カメラ2及び側方監視カメラ3はヘッド11に取り付けられる。前方監視カメラ2及び側方監視カメラ3は、ライザ管50内で撮影を行い、得られた映像情報を出力する。ヘッド回転駆動部4はボディー13及びモータ14を有し、このボディー13がヘッド11に回転可能に取り付けられている。モータ14はボディー13に取り付けられている。モータ14に連結された回転軸15に形成された歯車16は、ヘッド11に設けられた内歯車12と噛み合っている。アーム9は、回転軸26を介してヘッド部1、具体的にはヘッド部1のボディー13に回転可能に取り付けられる。換言すれば、ヘッド部1のボディー13が、アーム9に固定された回転軸26に回転可能に取り付けられている。歯車7がその回転軸26に取り付けられる。歯車7と噛み合う歯車28が、アーム9に回転可能に取り付けられる。ヘッド部1は、ライザ管50内に異物が存在する場合に、この異物を吸引する吸引ノズルを接続するアダプタを設けている。モータ14の回転力が回転軸15、歯車16及び内歯車12へと伝わることによって、ヘッド部1が360°の範囲で回転することができる。照明装置(図示せず)がヘッド1に設置される。また、ヘッド1には、ライザ管50内面に圧縮残留応力を付与するウォータージェット・ピーニング用の噴射ノズル及びこの噴射ノズルに接続される高圧ホースを取り付けることも可能である。上記の吸引ノズル、及びウォータージェット・ピーニング用の噴射ノズル及び高圧ホースを、前方監視カメラ2及び側方監視カメラ3と共に、ヘッド11に設置してもよい。
屈曲駆動ユニット5は、ボディー17、アーム屈曲装置(連結部材屈曲装置)31及びガイド輪25を有する。アーム屈曲装置31は、エアシリンダ(駆動装置)18、回転力発生装置32及び回転機構33を有する。エアシリンダ18はボディー17に設けられる。このエアシリンダ18は、ボディー17内に形成されたシリンダ19、及びシリンダ19内に配置されたピストン22を有する。ボディー17内に形成される空気通路20,21が、シリンダ19の一端部及び他端部に連絡される。回転力発生装置32は、フォーク23及びフォーク23に取り付けられたラック24を有する。フォーク23は、一端がピストン22に連結され、ピストン22の軸方向に移動可能にボディー17内に配置される。フォーク23の他端部に切り欠き部34が形成されている。回転機構33は、回転軸55、ピニオン27及び歯車A(図示せず)を有する。回転軸55はボディー17に回転可能に取り付けられる。回転軸55に取り付けられたピニオン27は、ラック24と噛み合っており、フォーク23の切り欠き部34内に挿入されている。歯車Aは、回転軸55に取り付けられ、歯車28と噛み合っている。ガイド輪25は回転軸55に回転可能に取り付けられる。
回転軸26はアーム9の長手方向でアーム9の中央部に取り付けられる。回転軸55はアーム9の一端部に回転可能に取り付けられている。アーム9は、回転軸55を介して屈曲駆動ユニット5のボディー17に回転可能、すなわち屈曲可能に取り付けられている。ガイド輪30が取り付けられる回転軸54がアームの他端部に回転可能に取り付けられる。
走行駆動ユニット6は、ケーシング35、モータ(走行用駆動装置)36、回転機構38及び駆動輪8を有する。モータ36は、ケーシング35内に配置されてケーシング35に設置される。回転機構38は傘歯車39,40を含んでいる。傘歯車39は、モータ36に連結される回転軸37に取り付けられる。回転軸41が、ケーシング35の一端部に回転可能に取り付けられる。回転軸41に取り付けられる傘歯車40は傘歯車39と噛み合っている。回転軸37と回転軸41の成す角は、90°である。駆動輪8は回転軸41に取り付けられる。回転軸41には、屈曲駆動ユニット5のボディー17が回転可能に取り付けられる。回転軸43がケーシング35の他端部に回転可能に取り付けられる。ガイド輪42が回転軸43に設置される。走行駆動部保持リンク(駆動部保持部材)44が回転軸43に取り付けられる。
光ファイバー47が、ヘッド部1のボディー13、屈曲駆動ユニット5のボディー17、走行駆動ユニット6のケーシング35及び走行駆動部保持リンク44にそれぞれ取り付けられる。この光ファイバー47は、前方監視カメラ2及び側方監視カメラ3にそれぞれ接続され、それらのカメラで撮影した映像情報を伝送する。電力ケーブル46が、ヘッド回転駆動部4に取り付けられ、モータ14に接続される。電力ケーブル46も、屈曲駆動ユニット5のボディー17、走行駆動ユニット6のケーシング35及び走行駆動部保持リンク44にそれぞれ取り付けられる。高圧空気ホース48が、ボディー17に形成された空気通路20に連絡される。他の高圧空気ホース(図示せず)が、ボディー17に形成された空気通路21に連絡される。これらの高圧空気ホースは、走行駆動ユニット6のケーシング35及び走行駆動部保持リンク44にそれぞれ取り付けられる。走行駆動部保持リンク44に取り付けられる電力ケーブル49が、モータ36に接続される。
高圧空気が、他の高圧空気ホース及び空気通路21を介して、シリンダ19内の、ピストン18より左側の空間に供給されると、ピストン18は矢印51(図1参照)の方向に移動する。ピストン18に連結されたフォーク23及びラック24も同じ方向に移動し、ピニオン27を矢印52(図1参照)の方向に回転させる。ピニオン27の回転力は、回転軸55、歯車A及び28を回転させ、さらに歯車7を介して回転軸26を回転させる。アーム9は、回転軸26の回転により回転軸26を中心にして矢印53(図2参照)の方向に旋回する。このアーム9の旋回によって、アーム9は屈曲駆動ユニット5に対して屈曲される。ガイド輪25,30はそのアーム9の旋回によってライザ管50の内面にそれぞれ接触する(図2参照)。回転軸25によってアーム9に連結されている屈曲駆動ユニット5のボディー17は、アーム9の旋回によって、図2に示すように、駆動輪8がライザ管50の内面に接触するまで傾斜する。さらに、走行駆動ユニット6のケーシング35も、ガイド輪42がライザ管50の内面に接触するまで傾斜する。
回転軸26と回転軸54との間の距離、及び回転軸26と回転軸55との間の距離は、それぞれ、回転軸26を中心にアーム9が旋回したとき、ガイド輪25,30がそれぞれライザ管50の内面に接触するように設定されている。回転軸26は、配管内作業装置10が走行する配管(例えば、ライザ管50)の中心軸を通るように位置している。配管内作業装置10は、アーム9(具体的には、回転軸54の中心と回転軸26の中心を結ぶ直線)と、回転駆動部4の中心軸とが成す角度が、回転軸54及びエアシリンダ18の駆動によって、屈曲駆動ユニット5とアーム9とがなす角度の半分になるように構成される。この状態で、ガイド輪25,30はライザ管50の内面にそれぞれ接触している。この構成により、ヘッド部1の中心軸を、他の機構を用いることなく、配管の内径に依存せずに常に配管(ライザ管50)の中心軸に一致させることが可能となる。
高圧空気が、高圧空気ホース48及び空気通路20を介して、シリンダ19内の、ピストン18より右側の空間に供給されると、ピストン18は矢印51とは逆方向に移動する。ピニオン27は矢印52と逆方向に回転し、アーム9が矢印53とは逆の方向に旋回するため、ガイド輪25,30がそれぞれライザ管50の内面から離れる。ガイド輪25,30がライザ管50の内面から所定距離だけ離れたとき、ピストン18の移動が停止される。ガイド輪25,30がそれぞれライザ管50の内面から離れると、駆動輪8及びガイド輪42もライザ管50の内面から離れる。
なお、高圧空気が、シリンダ19内の、ピストン18より左側の空間に供給された場合は、シリンダ19内の、ピストン18より右側の空間に存在する高圧空気は、空気通路20及び高圧空気ホース48を介して排出される。高圧空気が、シリンダ19内の、ピストン18より右側の空間に供給された場合は、シリンダ19内の、ピストン18より左側の空間に存在する高圧空気は、空気通路21及び他の高圧空気ホースを介して排出される。
配管内作業装置10は、前方監視カメラ2及び側方監視カメラ3をヘッド11に設置している状態では配管内検査装置として機能する。配管内作業装置10は、ヘッド11に異物を吸引する前述の吸引ノズルを設置し、この吸引ノズルに吸引ホースを接続した状態では異物回収装置として機能する。さらに、配管内作業装置10は、ヘッド11に前述の噴射ノズルを設置し、この噴射ノズルに高圧ホースを接続した状態では予防保全装置として機能する。この予防保全装置は、構造材(例えば、ライザ管)に対してウォータージェット・ピーニングを実施する応力改善装置である。
配管内作業装置10を用いた配管内作業を説明する前に、配管内作業を適用する、例えば、BWR発電プラントの原子炉の概略構造を、図3を用いて説明する。原子炉56は、内部に炉心61を有する原子炉圧力容器57を備える。原子炉圧力容器57内には、炉心61を取り囲む円筒状の炉心シュラウド60が配置される。炉心61に冷却水を供給するジェットポンプ58が、原子炉圧力容器57と炉心シュラウド60との間に形成されたアニュラス部70に配置される。ジェットポンプ58はライザ管50及びノズルセクション59を含んでいる。
BWR発電プラントの定期検査時においては、原子炉圧力容器57から上蓋(図示せず)が取り外され、原子炉ウェル63内に冷却水が充填される。炉心61に装荷されている燃料集合体(図示せず)を取り扱う燃料交換機64が、運転床62上を移動する。燃料交換機64は原子炉ウェル63を跨いで配置されている。
定期検査時にライザ管50内で配管内作業を実施するに際して、ノズルセクション59がライザ管50から取り外される。その後、燃料交換機64を用いて配管内作業装置10を吊降ろし、配管内作業装置10をライザ管50内に挿入する。配管内作業装置10のライザ管50内への挿入、及び配管内作業装置10のライザ管50内での移動について、図3を用いて具体的に説明する。ライザ管50は、上端が開放されたトランジションピース65、トランジションピース65の下端に接続された鉛直直管部66、鉛直直管部66に接続されたエルボ部(曲管部)67及びエルボ部67に接続された水平直管部68を有する。トランジションピース65は、内部に仕切り部材69が設けられている。
配管内作業装置10の走行駆動部保持リンク44が、燃料交換機64に設けられたチェーン(またはワイヤ等)に保持される。燃料交換機64がドラム(図示せず)を回転させてチェーンを延ばすと、配管内作業装置10は、吊り下げられた状態で原子炉ウェル63内を下降し、原子炉圧力容器57内のアニュラス部70に到達する。ノズル59は取り外されている。配管内作業装置10は、チェーンに吊り下げられた状態では、ヘッド部1、屈曲駆動ユニット5及び走行駆動ユニット6が一直線状になっている(図4の状態A参照)。状態Aの形状は、高圧空気が空気通路20を介して、シリンダ19内の、ピストン18より右側の空間に供給されることによって、形成される。配管内作業装置10は、状態Aの形状のまま、トランジションピース65の内面と仕切り部材69との間を通過して鉛直直管部66内に到達する。走行駆動部保持リンク44が鉛直直管部66内に入った位置で、高圧空気が空気通路21を介して、シリンダ19内の、ピストン18より左側の空間に供給される。このような高圧空気の供給により、アーム9が、回転軸26を中心に矢印53の方向に旋回する。この旋回によって、屈曲駆動ユニット5とアーム9が折り曲げられ、ガイド輪25,30、駆動輪8及びガイド輪42がそれぞれライザ管50、具体的には鉛直直管部66の内面に押し付けられる(図4の状態B参照)。ガイド輪30及び駆動輪8が接触する、鉛直直管部66の内面での位置は、周方向において、ガイド輪25,42が接触する、鉛直直管部66の内面での位置と180°ずれている。状態Bの形状になっている配管内作業装置10は、モータ36が駆動され、駆動輪8の回転により、鉛直直管部66内を下降する。ヘッド11は、鉛直直管部66内を下降しながら回転される。ヘッド11の回転はモータ14の駆動によって行われる。ガイド輪25,30,42及び駆動輪8が鉛直直管部66の内面に押し付けられているため、チェーンを緩めすぎても配管内作業装置10が鉛直直管部66内を落下せず、また、駆動輪8の回転による配管内作業装置10の走行も円滑に行える。さらには、モータ36の回転軸に連結されたレゾルバ80により、配管内作業装置10のライザ管50内の位置をより正確に把握できる。
前方監視カメラ2及び側方監視カメラ3で撮影された鉛直直管部66内の映像は、光ファイバー47により操作盤70に伝えられ、表示装置71に表示される。光ファイバー47、電力ケーブル46,49は電力・信号ケーブル72に含まれている。シリンダ19内への高圧空気の供給、及びモータ14,36の駆動は、操作盤70より操作される。配管内作業装置10が駆動輪8の回転により鉛直直管部66内を下降する際には、ドラムの回転によりチェーンが延ばされる。オペレータは、表示装置71に表示された映像を見てライザ管50、すなわち鉛直直管部66内の状態を確認することができる。
配管内作業装置10がエルボ部67に進入する際(位置は上記のレゾルバ80で確認)に、エアシリンダ17の操作によりフォーク23を移動させ、アーム9と屈曲駆動ユニット5との成す角を調節する(図4の状態C参照)。このため、エルボ部67の内側の曲率及び外側の曲率が異なっているが、それぞれの曲率に合わせてガイド輪25,30、駆動輪8及びガイド輪42をエルボ67の内面に押し付けることができる。配管内作業装置10は、駆動輪8の回転によりエルボ部67内をスムーズに移動できる。エルボ部67内では、エルボ部67の中心軸が湾曲しているため、配管内作業装置10の構成上、ヘッド11の中心軸とエルボ部67の中心軸は一致しない。しかしながら、モータ14によりヘッド11を回転させることによって、前方監視カメラ2及び側方監視カメラ3を用いたエルボ部67内の全周撮影が可能になる。配管内作業装置10のライザ管50内での走行距離は、レゾルバ80によって計測され、表示装置71に表示される。オペレータは、表示装置71を見ることによって、配管内作業装置10のライザ管50内での走行距離を知ることができる。
配管内作業装置10が水平直管部68に進入する際、エアシリンダ17の操作によりフォーク23を移動させ、アーム9と屈曲駆動ユニット5との成す角を調節する(図4の状態D参照)。これによりガイド輪25,30、駆動輪8及びガイド輪42をエルボ67の内面に押し付けることができる。これにより、配管内作業装置10は水平直管部68内でスムーズ移動できる。
前方監視カメラ2及び側方監視カメラ3を用いた、鉛直直管部66、エルボ部67及び水平直管部68内の状態監視を行う。それらの箇所のカメラによる撮影が完了した後、モータ36を逆回転させて配管内作業装置10をトランジションピース65の近くまで移動させる。配管内作業装置10を状態Aの形状に変更し、燃料交換機64のドラムを回転させてチェーンをそのドラムに巻き取る。配管内作業装置10は、上昇し、トランジションピース65の外部に引き出される。
以上に、前方監視カメラ2及び側方監視カメラ3を用いた、配管内作業装置10による配管内検査について説明した。この配管内検査は、配管予防保全作業及び異物回収作業の前に行われる。ライザ管50内に異物が付着している場合には、配管内検査作業が終了した後、配管内作業装置10を、一旦、原子炉ウェル63から引き上げてヘッド11に吸引ノズル(図示せず)を取り付けて、再度、ライザ管50内に挿入してもよい。ヘッド11に予め吸引ノズルを取り付けておき、配管検査作業において、ライザ管50内に異物の付着が確認された場合には、その吸引ノズルを用いて異物の吸引を行う(異物回収作業)。吸引された異物は、配管内作業装置10に設置された吸引ホース(図示せず)により回収される。このように、吸引ノズルを予め前方監視カメラ2及び側方監視カメラ3と共にヘッダ11位設置しておくことにより、配管内作業装置10を引き上げて吸引ノズルをヘッダ11に取り付け、再度、ライザ管50内に挿入する工程が不要となる。このため、ライザ管内において行う作業に要する時間を著しく短縮することができる。
配管検査作業及び異物回収作業が終了した後、配管内作業装置10を前述のようにライザ管50の外部に取り出し、冷却水が充填された原子炉ウェル63内を引き上げる。原子炉ウェル63から取り出した配管内作業装置10から、吸引ノズル、前方監視カメラ2及び側方監視カメラ3が取り付けられたヘッド11を取り外す。このヘッド11の替りに、ウォータージェットピーニング用の、噴射ノズルが設けられた他のヘッドをヘッド部1に取り付ける。その噴射ノズルに高圧ホース73(図4参照)が接続される。ウォータージェットピーニング用のヘッド及び高圧ホース73が取り付けられた配管内作業装置10は、原子炉ウェル63内を下降され、図4の状態Aの形状にて、トランジションピース65の開口部からライザ管50内に挿入される。噴射ノズルが応力改善作業を施工するライザ管50内の所定の位置まで到達するように、駆動輪8を回転させて配管内作業装置10をライザ管50内で走行させる。噴射ノズルが施工位置に到達したとき、エアシリンダ18に高圧空気を供給してフォーク23を矢印51の方向に移動させる。アーム9が矢印53の方向に回転し、ガイド輪25,30、駆動輪8及びガイド輪42によるライザ管50の内面への押し付け力が増大する。この押し付け力は、噴射ノズルから噴射する高圧水の反力によっても配管内作業装置10が移動しないように、配管内作業装置10の走行時にその内面に加える押し付け力よりもはるかに大きな力である。
その後、高圧ポンプ74から吐出された高圧水が、高圧ホース73を介して噴射ノズルに導かれ、噴射ノズルからライザ管50内の施工面に向かって噴射される。噴射ノズルからの高圧の噴射流に含まれたキャビティが崩壊することによって発生する衝撃波が施工面に当り、その施工面の引っ張り残留応力が圧縮残留応力に改善される。ガイド輪25,30、駆動輪8及びガイド輪42の押し付け力を、エアシリンダ18の操作により、配管内作業装置10の走行が可能な程度に緩和させる。配管内作業装置10をライザ管50内で走行させて噴射ノズルを、他の施工面まで移動させる。この施工面に対して前述したようなウォータージェットピーニング(予防保全作業)を実行する。ライザ管50内でのウォータージェットピーニングが終了した後、前述したように、配管内作業装置10がライザ管50から引き出され、原子炉ウェル63内を引き上げられる。
ウォータージェットピーニング終了後に、再度、ライザ管50内の検査作業が実行される。この検査作業は、配管内作業装置10のウォータージェットピーニング用のヘッドを、吸引ノズル、前方監視カメラ2及び側方監視カメラ3が取り付けられたヘッド11に取り替えて行われる。ライザ管50の内面を前方監視カメラ2及び側方監視カメラ3で撮影し、表示装置71に表示された映像を見ることによって、オペレータがウォータージェットピーニング作業の施工状態を確認する。もし、その映像で異物が確認された場合には、吸引ノズル及び吸引ホースにより異物を回収する。
ヘッド部1には、超音波探傷装置、渦電流探傷装置、レプリカ採取装置及び研磨装置のいずれかを設けたヘッドをヘッド11の替りに取り付けることも可能である。
本実施例は、屈曲駆動ユニット5の他端部に回転軸55を介して回転可能に取り付けられたアーム9を、屈曲駆動ユニット5に含まれるアーム屈曲装置31によって屈曲駆動ユニット5に対して屈曲させることによって、少なくともアーム9の端部に設けられたガイド輪25,30、及び屈曲駆動ユニット5の端部に設けられた駆動輪8をライザ管50の内面に押し付けることができる。このようにして、互いに屈曲するアーム9及び屈曲駆動ユニット5を用いて、アーム6に取り付けられたヘッド部1をライザ管50内の所定の位置に配置できる本実施例は、配管内作業装置10の構成を簡略化することができる。このため、配管内作業装置10を小型化できる。
配管内作業装置10は、アーム屈曲装置31によって、アーム9と屈曲駆動ユニット5の成す角度を調節することができる。したがって、配管内作業装置10は、直管部(例えば、鉛直直管部66及び水平直管部68等)及び曲管部(例えば、エルボ部67等)がつながっている配管(例えば、ライザ管50等)でも駆動輪及びガイド輪のそれぞれを直管部及び曲管部の内面に押し付けることができる。これにより、配管内作業装置10の直管部及び曲管部内での走行を円滑に行うことができ、前方監視カメラ2及び側方監視カメラ3による、つながっている直管部及び曲管部内でのそれぞれの検査を容易に行うことができる。
配管内作業装置10は、トランジションピース65内への挿入前及びトランジションピース65内からの引き抜き前に、アーム屈曲装置31によるアーム9の旋回によって、ヘッド部1、アーム9、屈曲駆動ユニット5及び走行駆動ユニット6が一直線上配置される(図4の状態A参照)。このため、配管内作業装置10は、トランジションピース65内面と仕切り部材69の間に形成される狭い空間を容易に通過することができる。ライザ管10内の、トランジションピース65より下方の領域に達した配管内作業装置10は、アーム屈曲装置31によるアーム9の旋回により、図4に示す状態Bの形状になる。すなわち、ヘッド部1、アーム9、屈曲駆動ユニット5及び走行駆動ユニット6が蛇行した状態となり、少なくともガイド輪25,30及び駆動輪8をライザ管50の内面押し付けることができる。このように、配管内作業装置10は、トランジションピース65内面と仕切り部材69の間に形成される狭い空間(最狭隘部)の通過、及びライザ管50内での駆動輪8による走行が可能である。配管内作業装置10は、突起の少ない円筒状の外形、及びトランジションピース最狭隘部に適合した外径寸法を有している。
本実施例は、アーム9に連結される屈曲駆動ユニット5が、アーム9を屈曲させるアーム屈曲装置31を有しているため、アーム屈曲装置31を単純な構成にすることができる。また、屈曲駆動ユニット5に対するアーム部材9の屈曲をエアシリンダ18によって行っている本実施例は、以下の効果を得ることができる。すなわち、エアシリンダ18に高圧空気を供給する圧縮機の異状によってエアシリンダ18への高圧空気の供給が断たれた場合、ガイド輪25,30、駆動輪8及びガイド輪42のライザ管50の内面のへの押し付け力がなくなる。このため、配管内作業装置10はチェーンを巻き上げることによりトランジションピース12から引き出すことができ、配管内作業装置10の安全性を向上できる。エアシリンダ18の駆動に空気を用いる(圧縮性気体であれば、空気以外の気体を用いてもよい)ことにより、特殊な制御を必要とせずに、ライザ管(配管)の内径の変化に追従しつつヘッド部1をライザ管の中心軸上に保つことができる。
本実施例は、駆動輪8を回転させるモータ36を屈曲駆動ユニット5ではなく走行駆動ユニット6に設けているので、屈曲駆動ユニット5の長さをアーム9の長さとほぼ同程度まで短くすることができる。このため、屈曲駆動ユニット5の長さが短くなる分、駆動輪8に加えられる押し付け力が増大してガイド輪30に加えられる押し付け力と同程度になる。ライザ管50内での配管内作業装置10の走行を円滑に行える。
ヘッド部1が、ボディー13、前方監視カメラ2及び側方監視カメラ3が設置されてボディー13に回転可能に設けられたヘッド11、及びボディー13に設けられ、ヘッド11を回転させるモータ14を有する。このため、ヘッド11が回転でき、前方監視カメラ2及び側方監視カメラ3を用いてライザ管50の内周面全域の検査が可能になる。
異物を吸引する吸引ノズルをヘッド部1、特に交換された他のヘッドに設けているので、ライザ管50内において異物の存在する場合には、吸引ノズルでその異物を吸引してライザ管50内から速やかに除去することができる。ヘッド11が前述の各カメラと共に吸引ノズルを備えている場合には、ライザ管50から配管内作業装置10を引き出してヘッド11の装置への吸引ノズルの取り付けに要する時間が不要となる。ライザ管50内の異物の吸引作業を短時間に行うことができる。また、各カメラによるライザ管50内の検査作業と異物除去作業を連続して行うことができ、ライザ管50内で行われる作業の効率化を図ることができる。
キャビティを含む水流を発生させる噴射ノズルをヘッド部1に取り付けられた他のヘッドに設けている場合には、アーム9の屈曲によりガイド輪25,30、駆動輪8及びガイド輪42にそれぞれ加えられるライザ管50内面への押し付け力を増大できるので、配管内作業装置10のライザ管50内での位置決めを確実に行うことができる。このため、噴射ノズルによってキャビティを含む水流を発生させても、その水流の反力により配管内作業装置10が移動することはなく、ライザ管50内の所定の位置に対する残留応力の改善を精度よく行うことができる。また、ヘッド部1が前述の各カメラと共に噴射ノズルを備えている場合には、ライザ管50から配管内作業装置10を引き出し、ヘッド部1における、噴射ノズルの取り付けた他のヘッドへの交換作業に要する時間が不要となる。これは、残留応力改善作業の短時間化を図ることができる。また、残留応力改善後におけるライザ管50内面の状態のカメラによる確認を速やかに行うことができる。
上記した実施例は、アーム9を旋回させる駆動装置としてエアシリンダ18を用いているが、エアシリンダ18の替りに水圧シリンダを用いてもよい。この場合には、高圧空気ホース48を高圧水ホースとして使用し、高圧水ホースにより水圧シリンダ内に高圧の駆動水を供給する。高圧駆動水の供給によって水圧シリンダ内のピストンが移動され、アーム9が旋回される。水圧シリンダを用いた場合には、エアシリンダを用いた場合と同様な効果を得ることができる。
本発明の好適な一実施例である配管内作業装置の構成を示し、(a)はその配管内作業装置のヘッド部及び屈曲駆動ユニットの構成図、(b)その配管内作業装置の走行駆動ユニットの構成図である。 図1に示す配管内作業装置の、配管(ライザ管)内における走行時の形状を示す説明図である。 図1に示す配管内作業装置による検査作業等が実施されるBWR発電プラントの原子炉の構造図である。 図1に示す配管内作業装置の、ライザ管内での各走行状態での形状を示す説明図である。
符号の説明
1…ヘッド部(ヘッド装置)、2…前方監視カメラ、3…側方監視カメラ、4…ヘッド回転駆動部、5…屈曲駆動ユニット(第1ユニット)、6…走行駆動ユニット(第2ユニット)、8…駆動輪、9…アーム(連結部材)、10…配管内作業装置、11…ヘッド、13,17…ボディー、14,36…モータ、18…エアシリンダ(駆動装置)、19…シリンダ、22…ピストン、25,30,42…ガイド輪、31…アーム屈曲装置(連結部材屈曲装置)、32…回転力発生装置、50…ライザ管、56…原子炉、58…ジェットポンプ、65…トランジションピース、67…エルボ部、70…操作盤。

Claims (6)

  1. 第1ユニットと、一端部が前記第1ユニットの一端部に回転可能に取り付けられた第2ユニットと、一端部が前記第1ユニットの他端部に回転可能に取り付けられたアーム部材と、前記アーム部材に回転可能に取り付けられ、カメラが設けられたヘッド装置とを備え、
    前記第1ユニットは、前記アーム部材を前記第1ユニットに対して屈曲させるアーム屈曲装置を有し、
    配管内面に接触される第1車輪が前記アーム部材の前記一端部及び前記他端部にそれぞれ回転可能に設けられ、配管内面に接触され駆動される第2車輪が前記第1ユニットの前記一端部に回転可能に設けられることを特徴とする配管内作業装置。
  2. 前記第2車輪を回転させる駆動装置を前記第2ユニットに設けた請求項1記載の配管内作業装置。
  3. 前記アーム屈曲装置が、前記アーム部材を屈曲させる流体シリンダ、及び前記流体シリンダの直線運動を回転運動に変えて前記アーム部材を前記第1ユニットに対して屈曲させる回転機構を含んでいる請求項1または請求項2に記載の配管内作業装置。
  4. 前記ヘッド装置が、ボディー、前記カメラが設置され、前記ボディーに回転可能に設けられたヘッド、及び前記ボディーに設けられ、前記ヘッドを回転させる回転装置を有する請求項1または請求項2に記載の配管内作業装置。
  5. 異物を吸引する吸引ノズルを前記ヘッド装置に設けた請求項1または請求項4に記載の配管内作業装置。
  6. キャビティを含む水流を発生させる噴射ノズルを前記ヘッド装置に設けた請求項1または請求項4に記載の配管内作業装置。
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