JP3946052B2 - ボーリング装置および削孔方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボーリング装置および削孔方法に関し、より詳細には、対象物の面と削孔部材が配設されている面とが平行ではない場合、削孔部材が長い場合、削孔部材の真円度が相違する場合などに生じる削孔部材の振れを抑制するために、削孔部材支持部を設けたことを特徴とするボーリング装置、および上記振れを抑制するステップを含む削孔方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コアボーリングの施工に使用されているボーリング装置は、削孔するのに用いられるコアビット、コアビットに接続されるガイドシャフト、ガイドシャフトに取り付けられるコアビット回転用のモータ、これらを移動可能とするとともに支持するベースプレート、ベースプレート上でコアビット、ガイドシャフトおよびコアビット回転用のモータを移動するためのハンドルから構成されている。このボーリング装置は、ベースプレートを削孔対象物にアンカーなどを使用して固定し、作業員がハンドルを回転させることによりコアビットを回転させ、削孔対象物を削孔することができる装置である。従来、このボーリング装置を用いて削孔する場合、作業員は、コアビット回転用のモータおよびコアビットの状況を確認しながらハンドル操作を行っている。
【0003】
しかしながら、上述したボーリング装置は、高回転で削孔対象物に接触する際、コアビットに振れが生じ、所定の位置に一定形状の孔を削孔することができないといった問題があった。また、削孔対象物の面とコアビットの先端部とが平行でない場合には、コアビットに大きい振れを生じ、削孔効率の低下やコアビットの刃体の消耗が大きいなどの問題もあった。さらに、所定の位置に一定形状の孔を削孔する初期段階で、削孔溝を形成し、コアビットの回転が安定するまでコアビットの移動速度を低速とし、安定した後に回転および移動速度を上げていくインチング操作を行う必要があった。
【0004】
また、太径鉄筋が高密度に配設された鉄筋コンクリート構造物である原子炉建屋生体遮蔽体の解体工事では、コアボーリング工法を採用するにあたり、作業員が工事範囲に近づくことができない、または長時間作業を行うことができないなどの制約があり、作業の自動化および作業効率の向上を目的としたコアボーリング工法およびコアボーリング装置の開発が望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した問題に鑑み、高回転かつ高移動速度でもコアビットといった削孔部材の振れを抑制することができ、このため、インチング操作を行うことなく、所定の位置に一定形状の孔を削孔することを可能とし、さらには削孔時間を短縮することを可能とするボーリング装置および削孔方法を提供することを目的とする。また、本発明のボーリング装置は、上述した課題に鑑み、目的とする対象物に接近することなく、遠隔操作により削孔することを可能とすることも目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、本発明のボーリング装置および削孔方法を提供することにより達成される。
【0007】
すなわち、本発明の請求項1の発明によれば、対象物を削孔するための削孔部材と、
前記削孔部材の末端部に連結され、前記削孔部材を回転させる回転手段と、
前記削孔部材が挿通可能な挿通部を備えるリング部と、前記リング部の前記挿通部に向けて突出するように設けられ、前記削孔部材を回転可能に支持する回転支持部とを含む削孔部材支持部を備え、かつ前記削孔部材が連結される前記回転手段を前記対象物に向けて移動可能に支持するベース部材とを含むボーリング装置が提供される。
【0008】
本発明の請求項2の発明によれば、前記ベース部材は、前記回転手段を移動させるための移動手段を備え、前記回転手段および前記移動手段は、前記削孔部材の回転数および削孔速度の制御を可能とするボーリング装置が提供される。
【0009】
本発明の請求項3の発明によれば、前記回転手段および前記移動手段は、前記削孔部材を回転および移動させるためのモータと、前記モータの回転数を検出する回転数検出手段とをそれぞれ備え、前記回転数検出手段で検出される前記モータの回転数を制御することにより、前記削孔部材の回転数および削孔速度が制御されるボーリング装置が提供される。
【0010】
本発明の請求項4の発明によれば、前記削孔部材は、中空円筒形とされ、先端部が凹凸を有する刃体を形成していて、前記削孔部材の内部を通して前記削孔部材の先端部の前記刃体に向けて水または空気が供給されるボーリング装置が提供される。
【0011】
本発明の請求項5の発明によれば、前記ベース部材は、供給された前記水または空気を回収するための回収容器を備えるボーリング装置が提供される。
【0012】
本発明の請求項6の発明によれば、前記リング部は、径の異なる前記削孔部材を挿通させることを可能とし、前記回転支持部は、径の異なる前記削孔部材を回転可能に支持するように調節可能とされていることを特徴とするボーリング装置が提供される。
【0013】
本発明の請求項7の発明によれば、前記ボーリング装置は、さらに、前記ベース部材を昇降可能とする昇降手段と、前記昇降手段の下部に配設され、前記ベース部材を移動可能とするための車輪とを含むボーリング装置が提供される。
【0014】
本発明の請求項8の発明によれば、前記ボーリング装置は、さらに、監視手段と遠隔制御手段とを含み、前記遠隔操作手段は、前記回転手段、前記移動手段、前記昇降手段および前記車輪を制御し、前記ボーリング装置を配置する位置、前記対象物の削孔位置および削孔深さ、前記削孔部材の回転数および削孔速度を遠隔から制御することを可能とするボーリング装置が提供される。
【0015】
本発明の請求項9の発明によれば、削孔部材支持部を対象物に隣接させて配置し、回転手段により削孔部材を回転させ、前記削孔部材が連結された前記回転手段を前記対象物に向けて移動させるステップと、
前記削孔部材の回転によって生じる該削孔部材の振れを前記削孔部材支持部に設けられる回転支持部により抑制するステップとを含む削孔方法が提供される。
【0016】
本発明の請求項10の発明によれば、前記削孔方法は、前記対象物を削孔するための前記削孔部材と、前記削孔部材の末端部に連結され、前記削孔部材を回転させる前記回転手段と、前記削孔部材が挿通可能な挿通部を備えるリング部と、前記リング部の前記挿通部に向けて突出するように設けられ、前記削孔部材を回転可能に支持する前記回転支持部とを含む前記削孔部材支持部を備え、かつ前記削孔部材が連結された前記回転手段を移動可能に支持するベース部材とを含むボーリング装置を用いる削孔方法が提供される。
【0017】
本発明の請求項11の発明によれば、前記削孔部材は、中空円筒形とされ、先端部が凹凸を有する刃体を形成していて、前記削孔部材の内部を通し、前記削孔部材の先端部の前記刃体に向けて水または空気を供給するステップを含む削孔方法が提供される。
【0018】
本発明の請求項12の発明によれば、前記ベース部材に設けられる回収容器に前記水または空気を回収するステップを含む削孔方法が提供される。
【0019】
本発明の請求項13の発明によれば、さらに、前記ボーリング装置を配置する位置、前記対象物の削孔位置および削孔深さ、前記削孔部材の回転数および削孔速度を制御するステップを含む削孔方法が提供される。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面をもって詳細に説明するが、本発明は図面および下記の実施の形態に限定されるものではない。図1は、本発明のボーリング装置の第1の実施の形態を示した概略図である。本発明のボーリング装置は、アスファルト、コンクリート構造物や岩盤などに目的とする大きさの孔を形成するように削孔する装置である。図1に示すボーリング装置1は、鉄筋コンクリート構造物といった対象物2を削孔するための削孔部材3と、削孔部材3の末端部に連結され、削孔部材3を回転させる回転手段4と、削孔部材3が挿通可能な挿通部を備えるリング部とリング部の挿通部に向けて突出するように配設され、削孔部材3に振れが生じないように回転可能に支持する回転支持部とを含む削孔部材支持部5を備え、かつ削孔部材3を連結した回転手段4を移動可能に支持するベース部材6とを含んでいる。
【0021】
図1に示すボーリング装置1は、削孔部材3の先端部が削孔部材支持部5に収容されていて、削孔部材支持部5が対象物2に隣接するように配置されている。また、図1に示すボーリング装置1は、回転手段4が削孔部材3の末端部に連結されていて、回転手段4によって削孔部材3を所定の回転数で回転させることができるようになっている。図1に示す実施の形態では、回転手段4は、回転用モータ4aを備え、削孔部材3の回転数を制御することができるようになっている。また、削孔部材3を連結した回転手段4は、ベース部材6に移動可能なように支持されていて、対象物2に向けて移動することができるようになっている。また、図1に示すベース部材6には、移動手段7に移動用モータ7aが設けられていて、移動用モータ7aの回転数を制御することにより、削孔部材3の削孔速度を制御することができるようになっている。図1に示す実施の形態では、移動手段7と移動用モータ7aとは、導線といったコードにより接続されている。
【0022】
また、図1に示す実施の形態では、ベース部材6は、コの字形の鋼材を対向するように設けたレールが形成されていて、移動手段7がレールに嵌合するように設けられ、移動手段7が外れないようになっている。移動手段7に設置された回転手段4は、レールに沿って対象物2に向けて移動することができるようになっている。また、ベース部材6の下部には、台8と車輪9とが設けられている。図1に示す実施の形態では、台8は、対象物2の削孔位置に削孔部材3が配置される高さとされ、ボーリング装置1が移動可能なように車輪9が設けられている。
【0023】
本発明においては、回転手段4に設けられる回転用モータ4aおよび移動手段7に設けられる移動用モータ7aのそれぞれにモータの回転数を検出する回転検出器エンコーダといった回転検出手段を設けることができる。これにより、回転用モータ4aの回転数から削孔部材3の回転数を検出することができ、移動用モータ7aの回転数から移動速度または削孔においては削孔速度に換算することができる。本発明においては、使用する移動用モータ7aの性能条件などを用い、いかなる式を用いて回転数から削孔速度に換算することができる。
【0024】
本発明において削孔部材3は、中空円筒形の鋼棒で、先端部が凹凸を有する刃体を形成したコアビットを用いることができる。また、中空円筒形のロッドの先端に複数の突起が所定間隔で設けられた形状とすることもでき、この場合、突起をダイヤモンドやメタルなどで形成したものを用いることができる。本発明においては、中空円筒形でなくても良く、六角中空や中空でない円筒形のものなどを用いることができ、いかなる径および長さであっても良い。また、回転手段4としては、回転軸など回転することができるものであればいかなるものでも良く、回転軸などを回転させるために回転用モータ4aを用いることができる。本発明において回転用モータ4aは、物体の位置や方位などを制御量とするサーボ機構を有するサーボモータを用いることができる。
【0025】
また、本発明においてベース部材6は、上述したレールを形成したもののほか、回転手段4を移動可能に支持することができ、削孔部材支持部5を所定位置に配設することができるのであれば、いかなるスライド機構を備えていても良く、ベース部材6は、いかなる形状、材質、大きさであっても良い。移動手段7は、回転手段4の下部に配設することができ、回転手段4を移動可能とすることができれば、いかなる形状のものでも用いることができる。また、移動手段7に設けられる移動用モータ7aとしては、上述した回転用モータ4aと同様に、物体の位置や方位などを制御量とするサーボ機構を有するモータを用いることができる。
【0026】
図1に示す台8としては、対象物2の削孔する位置に削孔部材3が配置される高さで、削孔部材3、回転手段4、削孔部材支持部5、移動手段7、回転用モータ4aおよび移動用モータ7aが設けられたベース部材6を載置することができるものであれば、いかなる形状、材質、大きさのものでも用いることができる。また、台8の下部に設けられる車輪9は、台8を移動させることができるのであればいかなる材質、数の車輪であっても良い。さらに、車輪9には、ロック機構が設けられており、ボーリング装置1を位置あわせした後、削孔などにより移動しないように車輪9をロックすることができる。
【0027】
図2は、本発明のボーリング装置1の第2の実施の形態を示した側面図である。図2に示すボーリング装置1は、図1に示す台8のかわりに昇降手段10が設けられている以外、図1に示すボーリング装置と同様とされている。また、図2では、削孔部材支持部5の内部が破線にて示されている。図2に示すボーリング装置1は、レール構造をしたベース部材6に移動手段7と移動手段7に設けられる移動用モータ7aが配設されていて、移動手段7上に回転手段4が配設されている。また、回転手段4には、回転用モータ4aが設けられ、削孔部材3の末端部に回転手段4の回転軸が連結されている。さらに、ベース部材6の図1に示す対象物2に向く側の端部には、削孔部材支持部5が設けられ、削孔部材支持部5は、削孔部材3が挿通可能なリング部11と、リング部11の中央の挿通部に向けて突出する複数の回転支持部12と、削孔部材3の径に応じて径方向への回転支持部12の長さを調節することが可能なアジャスタ13と、リング部11の外周側に隣接し、回転支持部12が挿通するカバー部14と、ベース部材6の端部を対象物に隣接させて配置した場合に、削孔部材支持部5と対象物との間を包囲する包囲部材15とを含んでいる。
【0028】
図2に示すベース部材6は、連結部材16を介して昇降手段10に連結されていて、昇降手段10の下部に車輪9が配設されている。図2に示す実施の形態では、車輪9を使用して削孔対象物に近隣した位置に移動され、昇降手段10を使用して削孔部材3が所定高さとなる位置まで上昇される。また、ベース部材6の端部および包囲部材15を削孔対象物に隣接させ、上述したようにして削孔部材3を回転させ、移動させることにより削孔することができる。
【0029】
本発明においてリング部11は、適用する削孔部材3を挿通させることができる挿通部を有する大きさとすることができ、鋼製プレートなどから作製することができる。また、カバー部14は、リング部11の周囲を覆い、回転手段4に向いた側を閉鎖し、削孔対象物に向いた側を開放した構造とすることができる。回転手段4に向いた側を閉鎖する場合、削孔部材支持部5と削孔部材3との間に不織布などを用いて閉鎖し、削孔部材3の回転による金属同士の接触による騒音や摩擦熱の発生などを防止することができる。回転支持部12は、リング部11に挿通させた削孔部材3に向けて突出するように設けられ、支持プレート12aと、支持プレート12aの先端に回転可能なカムフォロアといった回転部材12bとを備えている。また、支持プレート12aは、カバー部14の外部に突出していて、アジャスタ13によってリング部11の径方向にスライドさせて長さを調節することができるようになっている。本発明において回転支持部12は、削孔部材3に隣接するように支持プレート12aを配置し、リング部11と支持プレート12aとの間に、リング部11に沿って回転することができる回転手段を設けた構造であっても良い。
【0030】
上記リング部11、支持プレート12a、回転部材12b、アジャスタ13およびカバー部14は、上述したベース部材6と同様、鋼製とすることができる。本発明においては、鋼製の削孔部材3を用いる場合、削孔部材3と接触する回転部材12bのみを鋼製とし、その他を硬質塩化ビニルなどの樹脂製とすることもできる。また、包囲部材15は、カバー部14とベース部材6と削孔対象物との間の空間を包囲することができるものであればいかなるものでも良く、例えばゴム製の包囲部材15を用いることができる。本発明において昇降手段10は、図2に示す構造のもののほか、油圧、水圧またはねじを用いたジャッキや、油圧シリンダを用いるもの、Xアーム式リフト装置など高さを調節することができるものであればいかなるものでも用いることができる。
【0031】
図3は、図2に示すボーリング装置1を削孔対象物に隣接させて配置した場合に削孔対象物側から見たところを示した図である。図3に示す削孔部材支持部5は、ベース部材6上に脚17により連結されている。削孔部材支持部5のカバー部14の内部には、カバー部14の内周にリング部11が配設され、リング部11の挿通部18に向けて突出する回転支持部12がリング部11に締結部材19を用いて連結されている。図3に示す回転支持部12は、上述したように支持プレート12aと回転部材12bとからなり、支持プレート12aは、カバー部14の外部に突出していて、外部に突出した支持プレート12aにアジャスタ13が設けられている。図3に示す回転支持部12は、削孔部材支持部5の中央に挿設される削孔部材3を回転可能かつ削孔対象物に向けて移動可能とされ、さらには削孔部材3の回転によって生じる振れを抑制するとともに支持している。
【0032】
図3に示す実施の形態では、4つの回転支持部12が、互いに90°間隔で設けられている。また、図3に示す実施の形態では、回転支持部12の回転部材12bが削孔部材3に隣接するように配設されている。回転部材12bは、支持プレート12aとリング部11とが締結部材19と穴20とによってスライド可能に連結されている。また、アジャスタ13は、ねじとされていて、支持プレート12aに設けられたねじ穴を通して先端部がカバー部14に隣接している。径の大きい削孔部材3を用いる場合には、アジャスタ13を締結する方向に回転させることで、支持プレート12aをカバー部14の方向へ移動させて削孔部材3を挿通させることができる。挿通させた後は、アジャスタ13をゆるめる方向に回転させることで削孔部材3に支持プレート12aの先端に配設された回転部材12bを隣接させることができる。本発明においては、回転支持部12は、4つに限らず、回転する削孔部材3の振れを適切に抑制することができる数の回転支持部12を設けることができる。
【0033】
図4は、本発明のボーリング装置1の第3の実施の形態を示した図である。図4に示すボーリング装置1は、水を供給するライン21と、排水口22と、排水ライン23と、回収容器24とを含む他は、図2に示すボーリング装置と同様とされている。図4に示すライン21は、一端が水道の蛇口などに接続されていて、他端が回転手段4に設けられた給水口に接続されている。本発明においてライン21は、必要に応じた長さとすることができ、ゴムホース、鋼管および塩化ビニル管などを用いることができる。また、ライン21の途中に弁などを設けて給水および停止または流量調節を行うことができる。図4に示す排水口22は、削孔部材支持部5のカバー部14に設けられ、水は、回転手段4から供給され、中空とされた回転軸および中空の削孔部材3を通して排水口22から排水される。また、排水口22から排出された水は、排水ライン23を通してベース部材6に設けられる回収容器24に回収される。
【0034】
本発明において排水口22は、供給された水が適切に排水される大きさ、位置に設けることができる。また、排水ライン23は、上述したライン21と同様に、ゴムホース、鋼管および塩化ビニル管などを用いることができる。さらに、回収容器24は、ベース部材6に収容することができ、かつ所定の量の水を回収することができる大きさとすることができる。供給された水は、削孔の際に発生する粉塵を抑制したり、削孔部材3を冷却するのに用いられ、排水される水には、粉塵などを含む水が排水される。上述した排水口22、排水ライン23および回収容器24は、粉塵などを含む水が適切に排水される位置および大きさのものとすることができる。また、本発明においては、水のかわりに空気を供給することもでき、削孔の際に発生する粉塵を含む空気を適切に排出することができる大きさの排水口22、排水ライン23および回収容器24としておくことができる。
【0035】
図5は、本発明のボーリング装置1の第4の実施の形態を示した図である。図5に示すボーリング装置1は、図4に示すボーリング装置1に加え、回収容器24に接続されるライン25と、ライン25に接続される吸引ポンプ26と、回収された排水を水29と粉塵などの固形分30とを分離する分離槽27と、吸引ポンプ26と固形分30の分離槽27とを接続するライン28と、分離された水29を貯水する貯水槽31と、分離槽27と貯水槽31とを接続するライン32と、貯水槽31から回転手段4に水を供給するためにライン21に接続される給水ポンプ33とが設けられている。図5に示すボーリング装置1においては、回収容器24に回収された排水は、粉塵などの固形分30を含む水であり、吸引ポンプ26によって吸引され、ライン25を通して分離槽27へ送られる。本発明において吸引ポンプ26は、固形分30がポンプ内に堆積することなく、適切な量の排水を吸引し、分離槽27に送出することができる構造のものであればいかなる型式のポンプを用いることができる。本発明においては、回収容器24やライン25にフィルタやストレーナなどを設置して、排水が吸引ポンプ26内に吸引される前に大きな固形分30を除去することができる。また、本発明においては、吸引ポンプ26を使用しなくても良く、直接ライン25を通して分離槽27に供給することもできる。
【0036】
図5に示すボーリング装置1は、吸引ポンプ26から送出された排水は、ライン28を通して分離槽27へ送られる。図5に示す分離槽27では、排水中の固形分30が分離槽27の底に蓄積し、分離槽27の上澄み液のみが貯水槽31へ送られるようになっている。ライン32は、分離槽27内において上部方向に向くように配設されていて、分離槽27内の排水のうち上澄み液のみを貯水槽31へ供給することができる構造とされている。本発明においてライン32は、分離槽27の上部と貯水槽31の上部とを挿通させる構造であっても良い。また、貯水槽31に供給された水29は、貯水槽31底に設置された給水ポンプ33により再び回転手段4に供給され、再利用することができる。本発明においては、給水ポンプ33は、削孔部材3の冷却に必要とされる量および圧力の水を供給することができる水中ポンプを用いることができる。本発明において給水ポンプ33は、図5に示す吸引ポンプ26と同様に、貯水槽31の外部に設置されるものであっても良い。また、分離槽27および貯水槽31は、給水ポンプ33によって所定時間、所定量の水を供給することができる液ホールドアップ量を考慮した大きさとすることができる。さらに、分離槽27および貯水槽31の形状は、いかなる形状であっても良い。
【0037】
図6は、本発明のボーリング装置1の第5の実施の形態を示した図である。図6に示すボーリング装置1は、図4に示すボーリング装置1に加え、回収容器24に接続されるライン34と、ライン34に接続される集塵装置35と、集塵装置35に接続されるライン36とが設けられている。図6に示す実施の形態では、ライン21を通して図示しない空気圧縮機や空気ボンベなどを使用することによって空気が供給され、削孔部材3を冷却するために使用された空気は、回収容器24に回収される。回収容器24に回収された空気は、ライン34を通して集塵装置35に供給され、削孔によって生じる粉塵などを集塵し、ライン26を通して大気中に放出される。本発明において集塵装置35は、削孔によって生じた粉塵などを含む空気から粉塵などを除去することができるものであれば、フィルタ付きのバキューム集塵機などいかなる装置でも用いることができる。本発明においては、集塵装置35としてバキューム集塵機を用いることにより、削孔部材3により多くの空気を供給することができ、冷却効率を上昇させることができる。また、本発明においては、空気圧縮機を使用することなく、上述したバキューム集塵機のみを使用することもできる。
【0038】
図7は、本発明のボーリング装置1の第6の実施の形態を示した図である。図7に示すボーリング装置1は、監視手段37と遠隔操作手段38とを含む他、図4に示すボーリング装置と同様とされている。図7に示す実施の形態では、対象物2を削孔するために監視カメラといった監視手段37およびパーソナルコンピュータといった遠隔操作手段38を用いてボーリング装置1を移動している。また、図5に示す実施の形態では、ボーリング装置1、対象物2および監視手段37が配置されている場所と遠隔操作手段38が設置されている場所とが離れている。
【0039】
図5に示す監視手段37は、対象物2およびボーリング装置1を監視できる位置に設置することができ、近隣の構造物に設置したり、スタンドを設けて配置したり、ボーリング装置1自体に設置することもできる。また、監視手段37を複数設置することにより、より詳細な制御を行うことができる。遠隔操作手段38に用いることができるパーソナルコンピュータは、ボーリング装置1の位置や回転数などの各設定、制御値の入力、停止、現況のモニタリングなどを行うことができる。本発明においては、例えば、屋外において使用するボーリング装置1の場合、GPS(Global Positioning System)アンテナおよびGPS受信機などを用い、ボーリング装置1の位置を操作することができる。本発明においては、パーソナルコンピュータの他、今まで知られたいかなる手段を用いて遠隔操作することができる。また、ボーリング装置1を対象物2に隣接させて配置した後、削孔部材3の高さ位置は、昇降手段10を遠隔操作することによって調節することができる。また、回転手段4の回転用モータ4aおよび移動手段7の移動用モータ7aを遠隔操作によって起動し、遠隔操作手段38に入力した回転数により削孔部材3を所定の回転数とし、削孔部材3を所定の移動速度で移動させることができる。
【0040】
本発明においては、これら遠隔操作に必要とされるものであれば、今まで知られたいかなる通信手段やプログラムを用いることができる。本発明においては、回転用モータ4aの負荷は、回転用モータ4aの電流値を用いることができ、回転用モータ4aの回転数および移動用モータ7aの回転数を制御することにより電流値を一定に保つことができる。また、上述した回転数検出手段を用い、予め移動速度と移動用モータ7aの回転数との関係を求めておき、回転数と時間とを設定しておくことにより所定の削孔深さまで削孔することができる。また、本発明においては、遠隔操作に必要とされるデータを得るために、ボーリング装置1の各位置に各センサを設置することができる。例えば、センサにより水および空気の流量、圧力、温度などを計測することができ、削孔状況の把握においては、水および空気の流量、圧力、温度などの変動から水や空気の排出異常を検知することができる。本発明においては、上記流量、圧力、温度などの計測を行うとともに、削孔部材3やその他ボーリング装置1の各部における監視を行い、上記変動が発生しないように各センサで計測される値が所定値になるように制御することができる。上記所定値としては、予め試験などによって得られたデータを基に設定される設定値を用いることができ、遠隔操作手段38に予め設定値を入力しておくことにより自動制御を行うことができる。
【0041】
以下、図8〜図10を用いて本発明の削孔方法について詳細に説明する。図8は、目的とする削孔対象物2に向けて本発明のボーリング装置1を移動させているところを示した図である。図8に示すボーリング装置1は、図7に示す装置とされ、遠隔操作手段を用いて制御されている。図8に示すボーリング装置1は、図7に示す監視手段37と遠隔操作手段38とを用い、車輪9を使用して、矢線Aに示す方向の目的とする削孔対象物2に向けて移動される。
【0042】
図9は、ボーリング装置1を対象物2に隣接するように配置し、削孔部材3が対象物2の所定位置に位置あわせされたところを示した図である。ボーリング装置1は、図8に示すようにして対象物2に隣接させるように矢線Bの方向に向けて移動され、平面座標の位置あわせが行われる。その後、ボーリング装置1の昇降手段10を操作して矢線Cの方向である高さ方向の位置あわせが行われる。これらの操作は、上述したパーソナルコンピュータといった遠隔操作手段と監視手段とを用いることにより行うことができる。本発明においては、移動手段7によって削孔部材3を移動させ、対象物2に接近させて一度停止し、削孔部材3の位置を詳細に位置あわせすることもできる。
【0043】
図10は、位置あわせした後、対象物2を削孔しているところを示した図である。図9に示すように位置あわせした後、車輪9をロックするなどして固定され、回転手段4に設けられた回転用モータ4aを起動し、削孔部材3の回転を開始する。また、削孔部材3の回転数を所定数に設定し、所定回転数とする。次に、移動手段7に設けられた移動用モータ7aを起動し、移動手段7によって削孔部材3の移動を開始する。移動用モータ7aの回転数を所定数に設定し、対象物2の削孔を行う。この場合、削孔部材3は、削孔部材支持部5に設けられた回転支持部12によって振れを生じないように周囲から押さえられるようにして支持される。回転支持部12は、削孔部材3の回転にしたがって回転することができ、さらに削孔部材3が移動可能とされている。また、回転支持部12は、対象物2の面が削孔部材3の先端部と平行でない場合においても振れを生じないように支持することができる。図10においては、対象物2に向けて矢線Dに示す方向に回転しながら削孔部材3が矢線Eの方向に向けて移動されている。これにより、対象物2に所定の削孔を形成することができる。本発明においては、削孔部材3を低回転数として予め削孔溝を形成しておく必要がなく、削孔前から所定の回転数とし、所定の回転数のまま削孔することができる。
【0044】
また、本発明においては、図4〜図7に示すようにライン21、排水口22、排水ライン23および回収容器24が設けられる場合、ライン21を通して給水し、対象物2の削孔により摩擦熱が発生し、発熱した削孔部材3の冷却を行うことができる。また、削孔においては、粉塵も発生するため、水を供給することにより粉塵を低減させることができる。削孔部材3への給水は、回転手段4の起動前および後、移動手段7の起動前および後のいずれの時期に行っても良い。本発明においては、対象物2の削孔が開始される前に給水されるのが好ましい。
【0045】
(実施例)
図4に示すボーリング装置1を用いて各削孔部材3の回転数、削孔速度における回転用モータ4aの電流値および削孔部材3の消耗量について試験を行った。用いたボーリング装置1は、全長約3.3m、全幅約1.2mであり、全高約1〜1.6mとし、回転用モータ4aとして定格出力22kW、定格電流126A、定格回転数33s−1の交流サーボモータを用い、移動用モータ7aとして定格出力1kW、定格電流6A、定格回転数33s−1の交流サーボモータを用いた。また、昇降手段10としてXアーム式リフト装置で、リフト高0.6mまで上昇可能なものを用いた。試験体として無筋コンクリートを用い、無筋コンクリートは、縦1m、横1m、高さ0.9mで、コンクリート強度50000000N/mのものを用いた。試験は、冷却水を用いて水平方向に削孔し、削孔距離は、0.8mとした。削孔部材3の回転数は、25s−1と33s−1の2ケースについて行い、削孔速度は、0.0023m/s、0.0030m/s、0.0038m/s、0.0042m/s、0.0050m/sとした。回転用モータ4aの回転数および移動用モータ7aの回転数は、回転数検出手段として回転検出器エンコーダを使用して検出し、削孔速度は、移動用モータ7aの回転数を速度に換算した。回転用モータ4aの電流値は、電流計測器を用いて計測し、削孔部材3の消耗量は、デジタルノギスによって突出した刃体の高さを計測した。削孔に伴う刃体の減少量を削孔距離1mあたりの量で示した。
【0046】
表1に削孔部材の回転数(s−1)、削孔速度(m/s)、回転用モータの電流値(A)、削孔部材の消耗量(m/m)を示した。なお、削孔部材の径は、0.1mのものを用いた。
【0047】
【表1】
Figure 0003946052
【0048】
表1に示すように削孔速度を同じとし、回転数を高回転とすると、回転用モータの負荷である電流値が低下し、消耗量も低下することが見出された。さらに、回転数を33s−1とし、削孔速度を上昇させたところ、回転用モータの負荷は上昇するものの、消耗量は一定のままであった。これにより、高回転とすることが有利であることを見出すことができた。
【0049】
【発明の効果】
上述したように、本発明のボーリング装置および削孔方法を用いることにより、高回転かつ高移動速度でもコアビットといった削孔部材の振れを抑制することができ、インチング操作を行うことなく、所定位置に一定形状の孔を削孔することが可能である。
【0050】
また、本発明のボーリング装置を用いることにより、削孔時間を短縮することが可能となる。さらに、本発明のボーリング装置は、目的とする対象物に接近することなく、遠隔操作により削孔することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のボーリング装置の第1の実施の形態を示した概略図。
【図2】 本発明のボーリング装置の第2の実施の形態を示した側面図。
【図3】 図2に示すボーリング装置を削孔対象物に隣接させて配置した場合に削孔対象物側から見たところを示した図。
【図4】 本発明のボーリング装置の第3の実施の形態を示した図。
【図5】 本発明のボーリング装置の第4の実施の形態を示した図。
【図6】 本発明のボーリング装置の第5の実施の形態を示した図。
【図7】 本発明のボーリング装置の第6の実施の形態を示した図。
【図8】 目的とする削孔対象物に向けて本発明のボーリング装置を移動させているところを示した図。
【図9】 本発明のボーリング装置を削孔対象物に隣接するように配置し、削孔部材が削孔対象物の所定位置に位置あわせされたところを示した図。
【図10】 位置あわせした後、削孔対象物を削孔しているところを示した図。
【符号の説明】
1…ボーリング装置
2…対象物
3…削孔部材
4…回転手段
4a…回転用モータ
5…削孔部材支持部
6…ベース部材
7…移動手段
7a…移動用モータ
8…台
9…車輪
10…昇降手段
11…リング部
12…回転支持部
12a…支持プレート
12b…回転部材
13…アジャスタ
14…カバー部
15…包囲部材
16…連結部材
17…脚
18…挿通部
19…締結部材
20…穴
21…ライン
22…排水口
23…排水ライン
24…回収容器
25…ライン
26…吸引ポンプ
27…分離槽
28…ライン
29…水
30…固形分
31…貯水槽
32…ライン
33…給水ポンプ
34…ライン
35…集塵装置
36…ライン
37…監視手段
38…遠隔操作手段

Claims (9)

  1. 中空円筒形とされ、先端部が凹凸を有する刃体を形成していて、対象物を削孔するとともに内部を通して前記先端部の前記刃体に向けて水または空気が供給される削孔部材と、
    前記削孔部材の末端部に連結され、前記削孔部材を回転させる回転手段と、
    前記削孔部材が挿通可能な挿通部を備えるリング部と、前記リング部の前記挿通部に向いた径方向にスライド可能に設けられ、各々が前記削孔部材の先端部側の側壁に隣接した位置で固定されて該削孔部材の回転に伴って回転する回転部材を備え、複数の前記回転部材の回転により前記削孔部材の周囲に所定間隔で配置される該複数の回転部材の前記側壁への隣接を維持させ、前記対象物への接触の際の回転する前記削孔部材の振れを抑制する複数の回転支持部とを含む削孔部材支持部と、供給された前記水または空気を回収するための回収容器とを備え、かつ前記削孔部材が連結される前記回転手段を前記対象物に向けて移動可能に支持するベース部材とを含む、ボーリング装置。
  2. 前記ベース部材は、前記回転手段を移動させるための移動手段を備え、前記回転手段および前記移動手段は、前記削孔部材の回転数および削孔速度の制御を可能とする、請求項1に記載のボーリング装置。
  3. 前記回転手段および前記移動手段は、前記削孔部材を回転および移動させるためのモータと、前記モータの回転数を検出する回転数検出手段とをそれぞれ備え、前記回転数検出手段で検出される前記モータの回転数を制御することにより、前記削孔部材の回転数および削孔速度が制御される、請求項2に記載のボーリング装置。
  4. 前記リング部は、径の異なる前記削孔部材を挿通させることを可能とし、前記回転支持部は、径の異なる前記削孔部材を回転可能に支持するように調節される、請求項1〜のいずれか1項に記載のボーリング装置。
  5. 前記ボーリング装置は、さらに、前記ベース部材を昇降可能とする昇降手段と、前記昇降手段の下部に配設され、前記ベース部材を移動可能とするための車輪とを含む、請求項1〜のいずれか1項に記載のボーリング装置。
  6. 前記ボーリング装置は、さらに、監視手段と遠隔制御手段とを含み、前記遠隔操作手段は、前記回転手段、前記回転手段を移動させるための移動手段、前記ベース部材を昇降可能とする昇降手段および前記昇降手段の下部に配設され、前記ベース部材を移動可能とするための車輪を制御し、前記ボーリング装置を配置する位置および深さ、前記対象物の削孔位置、前記削孔部材の回転数および削孔速度を遠隔から制御することを可能とする、請求項に記載のボーリング装置。
  7. 各々が前記削孔部材の先端部側の側壁に隣接して配置されて該削孔部材の回転に伴って回転する回転部材を備える複数の回転支持部を含む削孔部材支持部を対象物に隣接させて配置し、中空円筒形とされ、先端部が凹凸を有する刃体を形成している削孔部材を回転手段により回転させ、前記削孔部材が連結された前記回転手段を前記対象物に向けて移動させるステップと、
    前記削孔部材の内部を通して前記先端部の前記刃体に向けて水または空気を供給するステップと、
    複数の前記回転部材の回転により前記削孔部材の周囲に所定間隔で配置される該複数の回転部材の前記側壁への隣接を維持させ、前記削孔部材の回転によって生じる該削孔部材の振れ抑制するステップと
    前記削孔部材支持部と前記回転手段を移動可能に支持するベース部材に設けられる回収容器に前記水または空気を回収するステップとを含む、削孔方法。
  8. 前記削孔方法は、
    前記削孔部材と、
    前記削孔部材の末端部に連結され、前記削孔部材を回転させる前記回転手段と、
    前記削孔部材が挿通可能な挿通部を備えるリング部と、前記リング部の前記挿通部に向いた径方向にスライド可能に設けられ、各々が前記削孔部材の先端部側の側壁に隣接した位置で固定される前記複数の回転支持部とを含む削孔部材支持部と、供給された前記水ま たは空気を回収するための前記回収容器とを備え、かつ前記削孔部材が連結された前記回転手段を移動可能に支持するベース部材と
    を含むボーリング装置を用いる、請求項に記載の削孔方法。
  9. さらに、前記ボーリング装置を配置する位置、前記対象物の削孔位置および深さ、前記削孔部材の回転数および削孔速度を制御するステップを含む、請求項7または8に記載の削孔方法。
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