JP3423398B2 - 地中竪穴内の地下水採水方法 - Google Patents

地中竪穴内の地下水採水方法

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JP3423398B2
JP3423398B2 JP05090194A JP5090194A JP3423398B2 JP 3423398 B2 JP3423398 B2 JP 3423398B2 JP 05090194 A JP05090194 A JP 05090194A JP 5090194 A JP5090194 A JP 5090194A JP 3423398 B2 JP3423398 B2 JP 3423398B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば地中竪穴内の各
深度毎の地下水を採水してその水質を調べて汚染層位置
を調査するための地中竪穴内の地下水採水方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】 従来、地中竪穴内の任意の深度の地下水を採水する
場合には、対象深度までボーリング孔,井戸等の竪穴を
削孔した後、その底部位置にポンプを設置し、竪穴内に
湧いた地下水をこのポンプにより吸込みポンプに取付け
た揚水管により地上へ汲み上げ採水していた。また、こ
の竪穴内のさらに深い場所の地下水を採水する場合に
は、前記ポンプを引上げた後、前記竪穴を再掘削し、再
度その竪穴の底部位置にポンプを設置し、前記同様に採
水していた。ところで、前記竪穴内にポンプを設置する
には、ポンプ及びこのポンプに取付けた揚水管をクレー
ンにより吊り下げ、これらを上げ下ろししていた。ま
た、一竪穴内でポンプを移動させて数箇所位置から採水
して水質検査を行なう場合には、ポンプの移動当初の採
水を地上の所定箇所へ排水しかつ廃棄し、その後に採水
したポンプ位置の地下水(対象水位の地下水)の水質検
査を行なっていた。このポンプの移動当初の採水を廃棄
するのは、揚水管内にポンプの移動前に揚水した地下水
が残留しており、この残留地下水が所望深度の地下水で
ない水を含んでいるからである。
【0003】 一方、前述のように掘削した竪穴は、
井戸等各種の目的をもって利用される場合がある。この
竪穴の利用に際しては、竪穴内の壁面を洗浄しかつこの
竪穴内の地下水を清浄化する必要がある。従来、前記竪
穴内の壁面の洗浄および竪穴内の地下水の清浄化を行な
う方法としては、前述した竪穴内の地下水採水方法と同
様にポンプを用いて地下水を地上へ汲み出すことによ
り、ポンプ周辺に起る水流により竪穴の壁面に付着した
泥水膜等の汚濁物を剥離させて地下水と共にポンプに吸
込んで地上へ汲み出す方法をとっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記の地
下水の採水方法においては、ポンプの移動を行なう場合
に揚水管の設置が大がかりとなり、作業効率が悪いとい
う問題があった。また、一竪穴内でポンプを移動させて
数箇所位置から採水を行なう場合には、揚水管内に前述
のポンプ移動前の地下水が残留していたり、過度の揚水
を行なったりするため、対象深度位置の地下水のみを正
確に汲み上げることができず、採水した地下水が所望の
対象深度位置の地下水であるか否かを判断することが困
難であるという問題があり、かつ竪穴内の地下水の流れ
を乱すことが多いという問題もあった。また、この前記
の方法を用いた場合、竪穴の穴径が特に小さい場合に
は、この穴径よりポンプの大きさの方が大きくて設置で
きる適当なポンプがない、また竪穴の採水すべき対象深
度が特に深い場合には、この深度に対し使用ポンプの揚
程が小さ過ぎるためにやはり対応ポンプがなく、その結
果採水できる範囲が限られている等の問題があった。
【0005】また、竪穴内の所定の深さ位置にポンプを
設置して採水するために、ポンプ及びこのポンプに取付
けた揚水管をクレーンにより吊り下げ、これらを上げ下
ろししていたので、前述のように装置が大がかりとなる
外、揚水管の支持が困難であるという問題があった。ま
た、残留地下水分を地上の所定箇所へ排水しかつ廃棄し
その後にポンプ位置の地下水を採水して水質検査を行な
う際の地上での採水処理がめんどうであるという問題が
あった。
【0006】また、前記の竪穴内の壁面の洗浄および
竪穴内の地下水の清浄化を行なう場合には、竪穴内の地
下水の水位が下がるため、ポンプ位置より上部の竪穴の
内壁面に付着した泥水膜等の汚濁物を除去することは困
難であるという問題があり、ポンプ位置より上部の竪穴
の内壁面を洗浄するには、ポンプおよび揚水管位置を上
方へ移動しなければならず揚水管の設置が大がかりであ
るため、非常に多大な労力を要し作業効率が悪い上に揚
水管の支持が困難であるという問題があった。
【0007】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
で、特殊な装置を用いずに竪穴内の任意の位置の地下水
を採水でき、竪穴内の地下水の流れの場を乱さず、安価
に採水することができる地中竪穴内の地下水採水方法を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
前記目的を達成させるために、地盤を掘削して形成した
竪穴に対して、地上から第1の管路および第2の管路
を、前記第1の管路の下端開口部内に前記第2の管路の
先端部を挿入配置した状態で挿入し、前記第1の管路の
下端開口部を前記竪穴内に湧出した地下水内の所定深さ
に位置させた状態で、地上から前記第2の管路に加圧空
気を送気して、前記第1の管路内にその下端開口部から
流入した地下水を該第2の管路の先端部から噴出する加
圧空気により吹き飛ばして地上側へ揚水する構成とし、
前記第2の管路が可撓性を有する送気ホースであり、
1の管路の上端に可撓性を有する採水ホースを接続し、
地上における前記竪穴の周辺部に係止体を設け、前記採
水ホースを前記係止体に係止した状態で該採水ホースに
前記第1の管路を吊下させ、前記採水ホースの前記係止
体への係止位置を変更することにより前記第1の管路の
下端開口部の深さ位置を変更するようにした構成とされ
ている。また、請求項2記載の発明は、前記目的を達成
させるために、請求項1記載の発明において、採水ホー
スの採水出口側に水溜容器を設け、前記第1の管路の下
端開口部を前記地下水の採水深さに位置させて、該第1
の管路内の地下水を前記水溜容器内に導入してこれを排
水し、その後更に前記第1の管路内に流入した地下水を
前記水溜容器内に導入してこれを採水対象地下水とする
ようにした構成とされている。
【0009】
【作用】前記請求項1の構成によれば、竪穴内の第1の
管路の下端からのみ地下水を採水することにより、竪穴
の地下水の流れの場を乱さず任意の対象深度の地下水を
正確に採水し、採水可能範囲を広範囲とし、任意深度の
採水の水質検査により、どの深度の地下水の層が汚染さ
れているかを判明させる。また、採水ホースの係止体へ
の係止位置の変更により、第1の管路の下端を任意の対
象深度に位置させて採水し、これによりホースを吊り下
げるためのクレーン等の重機の必要をなくし、採水ホー
スを移動させ易くし、第1の管路の移動操作性を良くす
る。また、前記請求項2記載の構成によれば、前記請求
項1の作用の外、水溜め容器へ不用採水を導入してこれ
を排水することにより、不用採水の排水を極めて容易と
し、不用採水の排水と所要対象深度の採水との交換作業
を速やかにし、かつ容易とし、ひいては所要対象深度の
採水を速やかに行なわせる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図5〜図9を参照し
て説明するとともに、併せて図1〜図4および図10〜
図13を参照して参考例を説明する。なお、説明の便宜
上、図1〜図4に示す参考例を第1実施例、図5〜図9
に示す本発明の実施例を第2実施例、図10〜図13に
示す参考例を第3実施例と称する。図1は、参考例とし
ての第1実施例の地中竪穴内の地下水採水方法を、ボー
リング孔内の地下水の採水に適用した状況を示す採水装
置1の概略縦断面図であり、図1において、符号2は地
盤3に形成されたボーリング孔(竪穴)である。ボーリ
ング孔2内には地下水4が溜まっており、この地下水4
内には塩化ビニールからなるパイプ5(第1の管路)の
下端側部が垂直に差し込まれている。図1に示された符
号▽は水面Sを示し、符号Hは水面Sからのパイプ5の
下端の深度がHであることを示す。
【0011】地盤3上のボーリング孔2の孔縁近傍の所
定箇所にはコンプレッサー6が設置され、地盤3上のボ
ーリング孔2の孔縁近傍の他の所定箇所には採水タンク
7が設けられている。コンプレッサー6の吐出口には送
気バルブ8が取り付けられており、この送気バルブ8に
は可撓性を有する送気ホース9(第2の管路)の一端が
取り付けられている。送気ホース9の他端はボーリング
孔2内のパイプ5の下端内に上向きに挿入されている。
パイプ5の上端には連通管10(第1の管路)の一端が
連通されており、連通管10の他端は前記採水タンク7
の上部に臨ませられている。そして、パイプ5と連通管
10とにより第1の管路が構成されている。コンプレッ
サー6は、パイプ5の下端において、水面S以下のパイ
プ5内の水圧以上の送気圧力(図1に示す水位Hのパイ
プ5内の水の圧力以上の送気圧力)を供給できるものと
されている。また、パイプ5の内径はコンプレッサー6
の送気バルブ8に取付けられた前記送気ホース9の内径
の2〜3倍程度とされている。
【0012】次に、本第1実施例(参考例)の採水装置
1による地中竪穴内の地下水採水方法について前記採水
装置1の作用と共に説明する。図1は、地下水4を揚水
する場合における初期状態からパイプ5内の地下水4が
上昇していく状況を模擬的に表している。図1ないし図
4において、泡状表示は水がなく空気のみが連続的に流
れていることを示し、破線は水のある場所を示してい
る。
【0013】最初、地下水4内にパイプ5を差し込ん
だ時点においては、パイプ5内には水面Sと同一水位
(水面Sと同じ高さ)の地下水4が流入している。ここ
でまず、図1に示すように、送気バルブ8を開いてコン
プレッサー6よりパイプ5内に圧縮空気を送気する。こ
の場合、コンプレッサー6から送気する空気の送気圧
が、パイプ5の下端において、図1に示す水面S以下の
パイプ5内の水圧以上の空気圧となるようにして送気す
る。すると、パイプ5内の地下水4は、かたまりとなっ
て飛ばされるように上昇し、空気がそのかたまりを破る
と空気だけ上昇し地下水4は落ちてくる。この地下水4
は最初の状態よりも上の位置まで落ちてきて連続供給さ
れている圧縮空気に飛ばされ再び上昇する。この状態を
数回繰り返すことにより徐々に飛ばされる地下水4の量
が多くなり、これがある量に達するとパイプ5を経由し
て地上まで押し上げられ、連通管10を通り図2に示す
ように採水タンク7内へ移動する。
【0014】このとき、パイプ5内の地下水4が揚水さ
れることにより、パイプ5の下端付近の地下水4の圧力
低下が生じることから、パイプ5の下端よりパイプ5内
に、パイプ5の下端周辺の地下水4、即ち図1に示す深
度H位置の地下水4が流入する。またこのとき、揚水状
態はそのまま継続させて、最初に採水タンク7内に溜ま
った少なくともパイプ5及び連通管10即ち第1の管路
内の水量に相当する程度の地下水4は捨て、その後の揚
水を採水タンク7内に溜める。次いで、この採水タンク
7内の水の水質検査等の所要の処理を別途行なう。この
最初に採水タンク7内に溜まった地下水4を捨てるの
は、最初に採水タンク7内に溜まった地下水4が図1に
示す深度Hより浅い部分のパイプ5内の地下水4を含む
水であって、水質検査をするための対象とする深度Hの
地下水4のみでないからである。ここで、前記のように
送気ホース9より圧縮空気をパイプ5の下端開口部へ送
気してパイプ5内の地下水を地盤3上に揚水する場合、
送気ホース9とパイプ5との断面積が同程度であれば、
パイプ5内の地下水は押し出されるようにして揚水され
るが、パイプ5の内壁の抵抗が大きいため多大な圧縮空
気の圧力を要し、かつパイプ5に流入する地下水の量が
少な過ぎるという問題が生じる。これと逆にパイプ5の
断面積が送気ホース9の断面積に比べてかなり大きい場
合には、前記圧縮空気により飛ばされる地下水は、飛ば
される前の最初の位置まで落下して圧縮空気だけがパイ
プ5内を上がり押し出され、殆ど揚水できないという問
題が生じる。従って、上述のように、パイプ5の内径
は、コンプレッサー6の送気バルブ8に取付けられた前
記送気ホース9の内径の2〜3倍程度とされている。
【0015】次に、コンプレッサー6の送気バルブ8
を閉じ、パイプ5の上端にボーリング孔2内に前記のよ
うにパイプ5を差し込んだときにパイプ5の下端が採水
したい任意の深度位置まで達する長さの別のパイプ11
(第1の管路)を継ぎ足し、図3に示すようにボーリン
グ孔2内に垂直に差し込む。このとき図3に示すよう
に、パイプ5,11内には水面Sと同一水位(水面Sと
同じ高さ)となるように地下水4が流入している。ま
た、この場合、パイプ5,パイプ11及び連通管10に
より第1の管路が構成されている。パイプ11の内径は
パイプ5の内径と同径とされている。
【0016】次に、送気バルブ8を開いて、コンプレッ
サー6よりパイプ5,11内に送気する。この場合、コ
ンプレッサー6から送気する空気の送気圧が、パイプ5
の下端において、図1に示す水面S以下のパイプ5,1
1内の水圧以上の空気圧となるようにして送気する。す
ると、パイプ5,11内の地下水4は、前述のように、
連続供給されている圧縮空気に飛ばされて上昇して揚水
され、連通管10を通り図4に示すように採水タンク7
内へ移動する。
【0017】このとき、パイプ5,11内の水が揚水さ
れることにより、パイプ5の下端付近の地下水4の圧力
低下が生じることから、パイプ5の下端よりパイプ5,
11内に、パイプ5の下端周辺の地下水4、即ち図4に
示す深度H位置の地下水4が流入する。
【0018】またこのとき、揚水状態はそのまま継続さ
せて、最初に採水タンク7内に溜まった少なくともパイ
プ5,11及び連通管10即ち第1の管路内の水量に相
当する程度の水は捨て、その後の揚水を採水タンク7内
に溜める。次いで、この採水タンク7内の水の水質検査
等の所要の処理を別途行なう。この最初に採水タンク7
内に溜まった地下水4を捨てるのは、最初に採水タンク
7内に溜まった地下水4が図4に示す深度Hより浅い部
分のパイプ5,11内の地下水4を含む水であって、水
質検査をするための対象とする地下水4のみでないから
である。
【0019】さらに、ボーリング孔2内の深い位置の
地下水4を採水したい場合には、前記同様に、送気バ
ルブ8を閉じ、ボーリング孔2内に前記のようにパイプ
を差し込んだとき、パイプの下端が採水したい任意の深
度位置まで達する長さの別のパイプ(図示せず)(この
パイプは第1の管路の一部の構成部材となる)を、前記
パイプ11の上端に継ぎ足し、これらのパイプ5,1
1,別の図示せぬパイプ及び送気ホース9を、前記パイ
プ5の下端を下方に位置させてボーリング孔2内に垂直
に差し込む。このときパイプ5,11,パイプ11に継
ぎ足した図示せぬ別のパイプ内には図3に示された状態
と同様に地下水4が入り込む。次に、送気バルブ8を開
いて、コンプレッサー6より、パイプ5及びパイプ1
1、パイプ11に継ぎ足した図示せぬ別のパイプ内に送
気する。
【0020】この場合、コンプレッサー6から送気する
空気の送気圧がパイプ5の下端において、水面S以下の
パイプ5,11,パイプ11に継ぎ足した図示せぬ別の
パイプ内の水圧以上の空気圧となるようにして送気す
る。これにより、パイプ5,11,パイプ11に継ぎ足
した図示せぬ別のパイプ内の地下水4は、前述のよう
に、連続供給されている圧縮空気に飛ばされて上昇して
揚水され、連通管10を通り採水タンク7内へ移動す
る。
【0021】このとき、パイプ5,11,パイプ11に
継ぎ足した図示せぬ別のパイプ内の水が揚水されること
により、パイプ5の下端付近の地下水4の圧力低下が生
じることから、パイプ5の下端よりこのパイプの下端の
周辺の地下水4がこのパイプ,パイプ11及びパイプ1
1に継ぎ足した図示せぬ別のパイプ内に流入する。
【0022】またこのとき、揚水状態はそのまま継続さ
せて、最初に採水タンク7内に溜まった少なくともパイ
プ5,11,パイプ11に継ぎ足した図示せぬ別のパイ
プ及び連通管10内の水量に相当する程度の水は捨て、
その後の揚水を採水タンク7内に溜める。次いで、この
採水タンク7内の水の水質検査等の所要の処理を別途行
なう。この最初に採水タンク7内に溜まった地下水4を
捨てるのは、最初に採水タンク7内に溜まった地下水4
がパイプ5の下端の深度より浅い部分のパイプ内の地下
水4を含む水であって、水質検査をするための対象とす
る地下水4でないからである。
【0023】さらに、ボーリング孔2内の深い任意位
置の地下水4を採水したい場合には、前記同様の手段
を繰り返すことにより前記任意位置の地下水4を採水す
ることができる。
【0024】なお、図4に示すように、地下水4の水面
Sからパイプ5の下端までの長さをH、地表面からパイ
プ5の下端までの長さをL、送気ホース9の内径を10
mm,パイプ5の内径を25mm、すなわち送気ホース
9とパイプ5との内径比を1:2.5(断面積比1:
6)とした場合、L≦4H程度の長さの状態においてパ
イプ5,11内の地下水4を地上まで揚水することがで
きることを実施により確認している。
【0025】以上のように、本第1実施例において述べ
た方法によれば、パイプ5,11,……,コンプレッサ
ー6,採水タンク7,送気ホース9,連通管10を設置
するのみの簡単な装置で、ボーリング孔2内の任意の水
位位置の地下水4を容易にかつ従来の方法に比べて廉価
に採水することができる。また、ボーリング孔2内の最
下部のパイプの下端からのみ地下水4を採水するので、
ボーリング孔2内の地下水4の流れが静かであり、地下
水4の流れの場を乱すことがなく、任意の対象深度の地
下水を正確に採水することができる。また、採水したい
対象深度が深い場合であっても上述のようにパイプを継
ぎ足せば良いので、採水可能範囲を従来に比べ広くとる
ことができる。また、前記のように任意の深度の採水の
水質検査をすることにより、どの深度の地下水の層が汚
染されているかを判明させることができ、使用上の効果
が大である。
【0026】次に、本発明の第2実施例を図5ないし図
9に基づいて説明する。なお、本実施例において前記第
1実施例と同一部分には同一符号を付してその詳細な説
明を省略する。図5は、本発明に係る地中竪孔内の地下
水採水方法を、ボーリング孔2内の地下水の採水に適用
した状況を示す採水装置21の概略縦断面図であり、図
5において、符号22はパイプ5の上端にパイプ5内と
連通するように一端がシールされて連結された透明な可
撓性を有する耐圧ホース(採水ホース)(第1の管路)
である。耐圧ホース22の他端は、採水タンク7の上方
に設置された水溜容器23の上部の一方側部に連通させ
られている。そして、パイプ5と耐圧ホース22とによ
り第1の管路が構成されている。
【0027】水溜容器23の底部には水溜容器23内の
水を採水タンク7内に通水し得るように採水口24が設
けられており、この採水口24には採水バルブ25が採
水口24を開閉自在に設けられている。また、採水タン
ク7,水溜容器23に隣接して地盤3上にタンク26が
設置されている。水溜容器23の上部の他方側部には排
気管27の一端が連通され、この排気管27の他端はタ
ンク26の上部に臨ませられている。耐圧ホース22は
適宜丸められボーリング孔2の孔縁近傍に設けられた杭
28(係止体)(図5ないし図9に仮想線により示され
ている)に引掛けられている。
【0028】コンプレッサー6はパイプ5の下端におい
て、水面S以下のパイプ5内の水圧以上の圧縮空気圧力
を供給できるものとされている。また、パイプ5の内径
はコンプレッサー6に取付けられた送気ホース9(第2
の管路)の内径の2〜3倍程度とされているのは前記第
1実施例と同様である。
【0029】次に、本発明に係る地中竪孔内の地下水採
水方法について前記採水装置21の作用と共に説明す
る。図5は、地下水4を揚水する場合における初期状態
からパイプ5内の地下水が上昇していく状況を模擬的に
表している。最初、地下水4内にパイプ5を差し込んだ
時点においては、パイプ5内には水面Sと同一水位(水
面Sと同じ高さ)の地下水4が流入している。 まず、図5に示すように、採水バルブ25を閉じ、
コンプレッサー6よりパイプ5内に送気する。この場
合、コンプレッサー6から送気する空気の送気圧が、パ
イプ5の下端において、地下水の水面S以下のパイプ5
内の水圧以上の空気圧となるようにして送気する。
【0030】すると、パイプ5,耐圧ホース22内の地
下水4は、前述のように、連続供給されている圧縮空気
に飛ばされて上昇して揚水され、パイプ5,耐圧ホース
22を通り図6に示すように水溜容器23内へ移動す
る。このとき、パイプ5内の地下水4が揚水されること
によりパイプ5の下端付近の地下水4の圧力低下が生
じ、パイプ5の下端よりパイプ5内に、パイプ5の下端
の周辺の地下水4、即ち図5に示す深度H位置の地下水
4が流入する。前記のように地下水4が水溜容器23へ
到達したら、採水バルブ25を開き、水溜容器23内の
地下水4を採水タンク7内に流入させる。このとき、採
水タンク7内に溜まった少なくともパイプ5及び耐圧ホ
ース22内の水量に相当する程度の水は捨て、採水バル
ブ25を閉じ、その後の揚水を再び水溜容器23内に溜
め、再び採水バルブ25を開き、水溜容器23内の地下
水4を採水タンク7内に流入させ、これを採水対象地下
水とする。この後、この採水タンク7内の地下水4の水
質検査を行なう。
【0031】 次に、採水バルブ25を閉じ、図7に
示すように、後記する杭28への耐圧ホース22の係止
位置を変更して採水したい任意の深度にパイプ5の下端
が位置するように耐圧ホース22を下ろす。パイプ5の
下端が採水したい任意の深度に達したら、図8に示すよ
うに、地下水4が水溜容器23へ到達した後、図9に示
すように、採水バルブ25を開き、水溜容器23内の水
を採水タンク7内に流入させて採水する。この採水にお
いて、採水タンク7内に溜まった少なくともパイプ5及
び耐圧ホース22内の水量に相当する程度の地下水4を
捨てる。その後、採水バルブ25を閉じ、地下水4が水
溜容器23へ到達した後、採水バルブ25を開き、水溜
容器23内の水を採水タンク7内に流入させ、これを採
水対象地下水として採水する。次いで、この採水タンク
7内の水を採水してその水質検査等の所要の処理を別途
行なう。
【0032】さらに、ボーリング孔2内の深い位置の地
下水4を採水したい場合には、採水バルブ25を閉じ、
前記の手段を繰り返す。なお、前記耐圧ホース22があ
る程度硬い場合にはパイプ5を省略し、耐圧ホース22
の先端に送気ホース9の下端を挿入し、送気ホース9が
挿入された耐圧ホース22の先端を直接ボーリング孔2
内に垂直に差し込んでもよい。なお、耐圧ホース22
は、ボーリング孔2の付近に設けられた杭28等のホー
ス引掛け用の係止体に掛けられているため移動自在であ
り、かつその支持が容易である。
【0033】以上のように、本第2実施例において述べ
た地中竪穴内の地下水採水方法によれば、特別な装置を
用いる必要がなく、パイプ5,コンプレッサー6,採水
タンク7,送気ホース9,水溜容器23,タンク26を
設置するのみの簡単な装置で、ボーリング孔2内の任意
の深度位置の地下水4を容易にかつ従来の方法に比べて
廉価に採水することができる。また、パイプ5の下端か
らのみ地下水4を揚水するので、ボーリング孔2内の地
下水の流れが静かで地下水の流れの場を乱すことがな
く、任意の対象深度の地下水を正確に採水することがで
きる。また、採水したい対象深度が深い場合であって
も、パイプを下ろせば良いので、採水可能範囲を従来に
比べ広くとることができる。また、前記のように任意の
深度の採水の水質検査をすることにより、どの深度の地
下水の層が汚染されているかが判明する。
【0034】また、本第2実施例においては、ホースを
吊り下げるためのクレーン等の重機は必要がなく、井戸
やボーリング孔2等の竪穴付近に耐圧ホース22を掛け
るための例えば杭28などの係止体があるのでホースの
操作性が良く、耐圧ホースは丸めて束にすることができ
るので場所をとらず持運びがし易い。また、水溜容器2
3へパイプ5,耐圧ホース22内に残留した対象水位の
地下水でない不用の採水を導入してこれを排水すること
によりこの不用の採水の排水を極めて容易に行なうこと
ができ、不用の採水と所要対象深度の採水との交換作業
を速やかにかつ容易に行ない、ひいては所要対象深度の
採水を速やかにかつ容易とし、作業効率を向上させるこ
とができる。
【0035】次に、本発明の第3実施例を図10ないし
図13に基づいて説明する。なお、本第3実施例におい
て前記第1実施例と同一部分には同一符号を付してその
詳細な説明を省略する。図10は、本発明に係る地中竪
孔内の洗浄方法を、ボーリング孔2の内壁面の洗浄およ
びボーリング孔2内の地下水清浄化に適用した状況を示
す洗浄装置31の概略縦断面図である。図10におい
て、符号32は一端がボーリング孔2内に垂直に差し込
まれた透明な可撓性を有する耐圧ホース(ホース)(第
1の管路)である。耐圧ホース32の他端は、ボーリン
グ孔2の近傍にこのボーリング孔2から離間させられて
地盤3に形成された側溝33にその上部から挿入されて
いる。耐圧ホース32の一端には第1実施例同様に送気
ホース9(第2の管路)の先端が上向きに挿入されてい
る。
【0036】コンプレッサー6は耐圧ホース32の下端
において、水面S以下の耐圧ホース32内の水圧以上の
圧縮空気圧力を供給できるものとされている。また、耐
圧ホース32の内径は送気バルブ8に取付けられた前記
送気ホース9の内径の2倍程度とされているのは前記第
1実施例と同様である。
【0037】次に、本第3実施例(参考例)の洗浄装置
31による地中竪孔内の洗浄方法について前記洗浄装置
31の作用と共に説明する。図10は、地下水4を揚水
してボーリング孔2の内壁を洗浄する場合において初期
状態から耐圧ホース32内の地下水が上昇していく状況
を模擬的に表している。図10および図11において、
泡状表示は水がなく空気のみが連続的に流れていること
を示し、破線は水のある場所を示している。
【0038】 最初、地下水4内に耐圧ホース32を
差し込んだ時点においては、耐圧ホース32内には水面
Sと同一水位(水面Sと同じ高さ)の地下水4が流入し
た状態となっている。ここでまず、図10に示すよう
に、送気バルブ8を開き、コンプレッサー6より耐圧ホ
ース32内に送気する。この場合、コンプレッサー6か
ら送気する空気の送気圧が、耐圧ホース32の下端にお
いて、図10に示す水面S以下の耐圧ホース32内の水
圧以上の空気圧となるようにして送気する。すると、耐
圧ホース32の内部の地下水は、前述のように、連続供
給されている圧縮空気に飛ばされて上昇して揚水され、
耐圧ホース32を通り図10に示すように側溝33の方
へ移動する。
【0039】このとき、耐圧ホース32内の地下水4が
揚水されることにより耐圧ホース32の下端付近の地下
水4の圧力低下が生じ、耐圧ホース32の下端より耐圧
ホース32内に、耐圧ホース32の下端の周辺の地下水
4、即ち耐圧ホース32の下端の深度位置(図10に示
す深度H位置)の地下水4が流入する。すると、耐圧ホ
ース32の下端付近に、耐圧ホース32の下端へ向かっ
て移動する地下水4の流れが生じ、これにより、耐圧ホ
ース32の下端の深度位置のボーリング孔2の内壁面か
らこの内壁面部分に付着していた泥水膜等の汚濁物が剥
離する。そしてこの剥離した汚濁物は地下水4と共に耐
圧ホース32の下端より耐圧ホース32内へ吸い込まれ
て地上へ移動し側溝33へ運ばれる。したがって、耐圧
ホース32の下端の深度位置のボーリング孔2の内壁面
部分が洗浄され、ボーリング孔2の耐圧ホース32の下
端の深度位置の地下水4が清浄化される。この地下水の
揚水状態をボーリング孔2の地下水4の水面Sの直下に
おいて、ボーリング孔2内の地下水4がきれいになるま
で継続する。これによりボーリング孔2内の泥水も排水
される。
【0040】 次に、耐圧ホース32を図11に示す
ように杭28への耐圧ホース32の係止位置を変更して
順次下方へ移動させ、各対象深度において、ボーリング
孔2内の地下水4の揚水状態をボーリング孔2内の地下
水4の水面Sの直下において、ボーリング孔2内の地下
水4がきれいになるまで継続する。これによりボーリン
グ孔2内の水面下の内壁面全体が洗浄されると共に、ボ
ーリング孔2内の地下水4が全て清浄化される。なお、
ここで耐圧ホース32をボーリング孔2内で順次下方へ
移動させる代りにボーリング孔2内で下方から上方へ順
次移動させてもよい。ちなみに、試験結果から、透明耐
圧ホースの外径が33mm(内径25mm)で送気ホー
スの外径が16mm(内径10mm)の場合における、
地下水面以下の透明耐圧ホースの長さと揚水量との関係
を表1,図12に示す。これらの図から分かるように、
例えば、地下水面が地表面下26mにあり、地下水面下
の透明耐圧ホースの長さが13mのとき、揚水量は透明
耐圧ホースの内壁の抵抗等により13.1 l/min と
なる。
【0041】
【表1】
【0042】以上のように、本第3実施例において述べ
た地中竪孔内の洗浄方法によれば、特別な装置を用いる
必要がなく、コンプレッサー6,送気ホース9,耐圧ホ
ース32,側溝33を設置するのみの簡単な装置で、ボ
ーリング孔2の内壁を従来のポンプを用いる方法に比べ
て容易にかつ廉価に洗浄することができ、かつボーリン
グ孔2内の地下水を全て容易に清浄化することができ
る。また、耐圧ホース32を吊り下げるためのクレーン
等の重機は必要がなく、ボーリング孔2等の竪穴付近に
耐圧ホース32を掛けるための例えば杭28等の係止体
があるので耐圧ホース32を容易に支持することがで
き、耐圧ホース32は可撓性を有するので操作性が良
く、耐圧ホース32は丸めて束にすることができるので
場所をとらず持運びがし易い。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の発明によ
れば、特別な装置を用いる必要がなく、第1の管路,第
2の管路,加圧空気源等を設置するのみの簡単な装置
で、竪穴内の任意の水位位置の地下水を容易にかつ従来
の方法に比べて廉価に採水することができる。また、竪
穴内の最下部のパイプの下端からのみ地下水を採水する
ので、竪穴内の地下水の流れが静かで地下水の流れの場
を乱すことがなく、任意の対象深度の地下水を正確に採
水することができる。また、採水したい対象深度が深い
場合であっても、パイプを継ぎ足して長くすれば良いの
で、採水可能範囲を従来に比べ広くとることができる。
また、前記のように任意の深度の地下水を採水してその
水質検査をすることにより、どの深度の地下水の層が汚
染されているかを判明させることができ、使用上の効果
は大である。また、ホースを吊り下げるためのクレーン
等の重機の必要がなく、井戸やボーリング孔等の竪穴付
近に耐圧ホースを掛けるための例えば杭などの係止体が
あるのでホースの移動操作性が良く、ホースは丸めて束
にすることができるので場所をとらず持運びがし易い。
また、請求項2記載の発明によれば、前記請求項1の効
果の外、水溜め容器へ不用採水を導入してこれを排水す
ることにより、この不用採水の排水を極めて容易とし、
不用採水の排水と所要対象深度の採水との交換作業を速
やかに、かつ容易に行ない得、ひいては所要対象深度の
採水を速やかにかつ容易に行ない得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における採水装置を示す縦
断面図である。
【図2】本発明の第1実施例における採水装置において
地下水が移動する状況を示す縦断面図である。
【図3】本発明の第1実施例における採水装置において
パイプを継ぎ足した状態を示す縦断面図である。
【図4】本発明の第1実施例における採水装置において
地下水が採水タンクへ移動した状態を示す縦断面図であ
る。
【図5】本発明の第2実施例における採水装置を示す縦
断面図である。
【図6】本発明の第2実施例における採水装置において
地下水が移動する状況を示す縦断面図である。
【図7】本発明の第2実施例における採水装置において
パイプを下ろした状態を示す縦断面図である。
【図8】本発明の第2実施例における採水装置において
パイプが下ろされ地下水が水溜容器へ移動した状態を示
す縦断面図である。
【図9】本発明の第2実施例における採水装置において
採水タンクへ採水した状態を示す縦断面図である。
【図10】本発明の第3実施例における洗浄装置を示す
縦断面図である。
【図11】本発明の第3実施例における洗浄装置におい
て耐圧ホースを下ろした状態を示す縦断面図である。
【図12】本発明の第3実施例における透明耐圧ホース
の長さと揚水量との関係を示す特性図である。
【符号の説明】
2 ボーリング孔(竪穴) 4 地下水 5 パイプ(第1の管路) 9 送気ホース(第2の管路) 10 連通管(第1の管路) 11 パイプ(第1の管路) 22 耐圧ホース(採水ホース)(第1の管路) 23 水溜容器 28 杭(係止体) 32 耐圧ホース(ホース)(第1の管路)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03B 3/10 - 3/15 G01N 1/10 - 1/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地盤を掘削して形成した竪穴に対して、
    地上から第1の管路および第2の管路を、前記第1の管
    路の下端開口部内に前記第2の管路の先端部を挿入配置
    した状態で挿入し、前記第1の管路の下端開口部を前記
    竪穴内に湧出した地下水内の所定深さに位置させた状態
    で、地上から前記第2の管路に加圧空気を送気して、前
    記第1の管路内にその下端開口部から流入した地下水を
    該第2の管路の先端部から噴出する加圧空気により吹き
    飛ばして地上側へ揚水することとし、 前記第2の管路が可撓性を有する送気ホースであり、 前記第1の管路の上端に可撓性を有する採水ホースを接
    続し、地上における前記竪穴の周辺部に係止体を設け、
    前記採水ホースを前記係止体に係止した状態で該採水ホ
    ースに前記第1の管路を吊下させ、前記採水ホースの前
    記係止体への係止位置を変更することにより前記第1の
    管路の下端開口部の深さ位置を変更するようにした こと
    を特徴とする地中竪穴内の地下水採水方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の地中竪穴内の地下水採水
    方法において、前記採水ホースの採水出口側に水溜容器
    を設け、前記第1の管路の下端開口部を前記地下水の採
    水深さに位置させて、該第1の管路内の地下水を前記水
    溜容器内に導入してこれを排水し、その後更に前記第1
    の管路内に流入した地下水を前記水溜容器内に導入して
    これを採水対象地下水とするようにしたことを特徴とす
    る地中竪穴内の地下水採水方法。
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