JP2020133466A - 内燃機関のブローバイガス処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンプレッサの圧縮空気を利用するオイルセパレータを備えた場合に、ブローバイガスに含まれる水分がブローバイガス通路内に付着して凍結するのを抑制できるブローバイガス処理装置を提供する。【解決手段】内燃機関1のブローバイガス処理装置100は、ブローバイガス通路30と、ターボチャージャ20のコンプレッサ20Cで生成された圧縮空気を利用してブローバイガスからオイルを分離するオイルセパレータ40と、インタークーラ21よりも下流側の吸気通路10から圧縮空気を取り出して、オイルセパレータ40に導入するための空気通路50と、を備え、空気通路50は、エンジン本体2の内部を通過する第1通過部51を有する。【選択図】図1
Description
本開示は、内燃機関のブローバイガス処理装置に関する。
内燃機関においては、ピストンとシリンダの隙間からクランクケース内に漏出したブローバイガスを、大気に放出しまたは吸気通路に戻すブローバイガス処理装置が公知である。また、ターボチャージャのコンプレッサとインタークーラとを吸気通路に備えたターボ過給式内燃機関も公知である。
ところで、ブローバイガス処理装置においては、コンプレッサで生成された圧縮空気を利用してブローバイガスからオイルを分離するオイルセパレータが考えられる。この場合、例えばインタークーラよりも下流側の吸気通路から圧縮空気を取り出してオイルセパレータに導入し、その圧縮空気を、オイル分離後のブローバイガスと共に、オイルセパレータの下流側のブローバイガス通路へと排出する。
しかし、この構成では、インタークーラで冷却された後の低温の圧縮空気がオイルセパレータに導入されるため、ブローバイガスがその低温の圧縮空気により過度に冷却される可能性がある。その結果、ブローバイガスに含まれる水分がブローバイガス通路内に付着して凍結し、ブローバイガス通路を閉塞させる虞がある。
そこで、本開示は、かかる事情に鑑みて創案され、その目的は、コンプレッサの圧縮空気を利用するオイルセパレータを備えた場合に、ブローバイガスに含まれる水分がブローバイガス通路内に付着して凍結するのを抑制できるブローバイガス処理装置を提供することにある。
本開示の一の態様によれば、内燃機関のブローバイガス処理装置であって、前記内燃機関は、エンジン本体と、前記エンジン本体に接続された吸気通路と、前記吸気通路に設けられたターボチャージャのコンプレッサと、前記コンプレッサよりも下流側の前記吸気通路に設けられたインタークーラと、を備え、前記ブローバイガス処理装置は、ブローバイガスが流れるブローバイガス通路と、前記ブローバイガス通路に設けられ、前記コンプレッサで生成された圧縮空気を利用してブローバイガスからオイルを分離するオイルセパレータと、前記インタークーラよりも下流側の前記吸気通路から圧縮空気を取り出して、前記オイルセパレータに導入するための空気通路と、を備え、前記空気通路は、前記エンジン本体の内部を通過する第1通過部を有することを特徴とするブローバイガス処理装置が提供される。
好ましくは、前記エンジン本体は、ヘッドカバーを有し、前記第1通過部は、前記ヘッドカバーの内部を通過する。
好ましくは、前記エンジン本体は、前記ヘッドカバーにより覆われる動弁機構を有し、前記第1通過部は、前記動弁機構からエンジンオイルが飛散されるように配置される。
好ましくは、前記ヘッドカバーは、内部と外部を連通する貫通孔を有し、前記第1通過部は、管状に形成され、前記貫通孔に挿通される。
好ましくは、前記貫通孔は、前記ヘッドカバーに2つ設けられ、前記第1通過部は、U字状に形成され、前記ヘッドカバーの内部から外部に向けて2つの前記貫通孔に挿通される。
好ましくは、前記ブローバイガス通路は、前記オイルセパレータよりもブローバイガス流れ方向下流側に配置された下流側ガス通路を備え、前記下流側ガス通路は、前記エンジン本体の内部を通過する第2通過部を有する。
本開示によれば、コンプレッサの圧縮空気を利用するオイルセパレータを備えた場合に、ブローバイガスに含まれる水分がブローバイガス通路内に付着して凍結するのを抑制できる。
以下、添付図面を参照して本開示の実施形態を説明する。なお、本開示は以下の実施形態に限定されない点に留意されたい。また、図中に示す上下前後左右の各方向は、説明の便宜上定められたものに過ぎないものとする。
(第1実施形態)
先ず、図1〜図4に基づいて、第1実施形態を説明する。なお、図中において、白抜き矢印Aは、吸気ないし圧縮空気の流れを示し、網掛け矢印Bは、ブローバイガスの流れを示す。また、黒塗り矢印Gは、排気の流れを示す。
先ず、図1〜図4に基づいて、第1実施形態を説明する。なお、図中において、白抜き矢印Aは、吸気ないし圧縮空気の流れを示し、網掛け矢印Bは、ブローバイガスの流れを示す。また、黒塗り矢印Gは、排気の流れを示す。
図1に示すように、内燃機関1は、車両(不図示)に搭載された多気筒の圧縮着火式内燃機関すなわちディーゼルエンジンである。車両は、トラック等の大型車両である。しかしながら、車両及び内燃機関1の種類、形式、用途等に特に限定はなく、例えば車両は乗用車等の小型車両であっても良いし、内燃機関1は火花点火式内燃機関すなわちガソリンエンジンであっても良い。
内燃機関1は、エンジン本体2と、吸気通路10と、吸気通路10に設けられたターボチャージャ20のコンプレッサ20Cと、を備える。また、内燃機関1は、コンプレッサ20Cよりも下流側の吸気通路10に設けられたインタークーラ21を備える。
エンジン本体2には、吸気通路10及び排気通路11が接続される。また、エンジン本体2は、ヘッドカバー3と、ヘッドカバー3により覆われる動弁機構(不図示)と、を有する。また、図示しないが、エンジン本体2は、シリンダヘッド、シリンダブロック、クランクケース等の構造部品と、その内部に収容されたピストン、クランクシャフト、バルブ等の可動部品と、含む。
吸気通路10は、エンジン本体2(特にシリンダヘッド)に接続された吸気マニホールド12と、吸気マニホールド12の上流端に接続された吸気管13と、により主に画成される。吸気マニホールド12は、吸気管13から送られてきた吸気を各気筒の吸気ポートに分配供給する。吸気管13には、上流側から順に、エアクリーナ14、ターボチャージャ20のコンプレッサ20C、及びインタークーラ21が設けられる。
排気通路11は、エンジン本体2(特にシリンダヘッド)に接続された排気マニホールド15と、排気マニホールド15の下流側に配置された排気管16と、により主に画成される。排気マニホールド15は、各気筒の排気ポートから送られてきた排気を集合させる。排気マニホールド15と排気管16の間には、ターボチャージャ20のタービン20Tが設けられる。
ヘッドカバー3は、シリンダヘッドの上部に取り付けられる。ヘッドカバー3は、上面視で前後方向に長い略矩形状に形成され、天井部3aと、前後左右の側壁部3b〜3eと、を有する。また、破線Dで示すように、ヘッドカバー3の内側には、上流側ガス通路31(後述)を構成するバッフル室31aが設けられる。
ブローバイガス処理装置100は、ブローバイガスが流れるブローバイガス通路30を備える。周知のように、ブローバイガスは、エンジン本体2においてシリンダとピストンとの隙間からクランクケース内に漏れ出たガスである。
また、ブローバイガス処理装置100は、ブローバイガス通路30に設けられ、コンプレッサ20Cで生成された圧縮空気を利用してブローバイガスからオイルを分離するオイルセパレータ40を備える。また、ブローバイガス処理装置100は、インタークーラ21よりも下流側の吸気通路10から圧縮空気を取り出して、オイルセパレータ40に導入するための空気通路としての空気管50を備える。
ブローバイガス通路30は、ブローバイガス流れ方向にて、オイルセパレータ40よりも上流側に配置された上流側ガス通路31と、オイルセパレータ40よりも下流側に配置された下流側ガス通路32と、を備える。
上流側ガス通路31は、クランクケース内からシリンダブロック及びシリンダヘッドを通過してヘッドカバー3内に延びるシリンダ内通路(不図示)を含む。また、上流側ガス通路31は、シリンダ内通路の下流端に接続され、ヘッドカバー3の内側に設けられたバッフル室31aを含む。
バッフル室31aは、上面視で前後方向に長い略矩形状に形成される。ヘッドカバー3の天井部3aには、バッフル室31aからオイルセパレータ40にブローバイガスを排出するためのガス出口31outが形成される。
図1及び図2に示すように、バッフル室31aは、ヘッドカバー3の天井部3aと、ヘッドカバー3の側壁部3b〜3eよりも内側に設けられた枠部33と、枠部33の内側に設けられたバッフル板34と、底板35と、により主に画成される。
枠部33及びバッフル板34は、天井部3aの下面から下方に延びて一体に形成される。また、バッフル板34は、ブローバイガスの流れ方向を変えるように複数配置される。
底板35には、枠部33及びバッフル板34と別体に形成された金属製の薄板(例えば、厚さ1mm)が用いられる。底板35は、枠部33及びバッフル板34の下端にネジ止めされて固定される。
図1及び図3に示すように、本実施形態の下流側ガス通路32は、上流側から順に設けられた第1ブローバイガス管32a及び第2ブローバイガス管32bにより構成される。また、第1及び第2ブローバイガス管32a,32bは、外部に露出されている。
第1ブローバイガス管32aには、L字状に形成された樹脂製のホース部材が用いられる。また、第2ブローバイガス管32bには、L字状に形成された金属製または樹脂製のパイプ部材が用いられる。但し、これらの管の種類、形状及び材質は、任意であって良い。また、第1及び第2ブローバイガス管32a,32bは、一体に形成されていても良い。
本実施形態では、第1ブローバイガス管32aの上流側端部は、オイルセパレータ40のガス吸引部42(後述)の下流側端部に嵌合されて接続される。また、第1ブローバイガス管32aの下流側端部は、第2ブローバイガス管32bの上流側端部に嵌合されて接続される。一方、第2ブローバイガス管32bの下流端は、本実施形態の場合、大気開放されている。なお、図3中に示す符号Xは、バルジ加工等により管の外周部に形成された凸部である。また、符号Yは、管同士の接続部分を脱着可能に締結するための金属バンド等の締結部材である。
図3に示すように、オイルセパレータ40は、ヘッドカバー3の天井部3aの後部の上面に設置される。オイルセパレータ40は、バッフル室31aのガス出口31outからブローバイガスを導入して、そのブローバイガスからオイルを分離するオイル分離部41を備える。また、オイルセパレータ40は、コンプレッサ20Cで生成された圧縮空気を導入して負圧を生成し、その負圧により、オイル分離部41でオイルが分離された後のブローバイガスを吸引するガス吸引部42を備える。
オイル分離部41は、ヘッドカバー3の天井部3aに接続された下部ケーシング41aと、下部ケーシング41aの上面部に接続された上部ケーシング41bと、を備える。
下部ケーシング41aは、バッフル室31aと上部ケーシング41aとに連通する。上部ケーシング41bは、下部ケーシング41aから導入したブローバイガスを壁に衝突させて、ブローバイガスからオイルを分離するように構成される。 ガス吸引部42は、左右方向に延びる管状に形成され、上部ケーシング41b上に支持される。また、ガス吸引部42は、導入した圧縮空気をオリフィスから噴出し、これによって生じた負圧で上部ケーシング41bからブローバイガスを吸引するようになっている。
ガス吸引部42の上流端には、後述する空気管50から圧縮空気を導入するための導入部42aが設けられる。導入部42aは、管状に形成され、空気管50の下流側端部と嵌合されて接続される。一方、ガス吸引部42の下流側端部には、第1ブローバイガス管32aの上流側端部が嵌合されて接続される。
図1に戻って、空気管50は、インタークーラ21よりも下流側に位置する吸気管13とオイルセパレータ40とを連通させる。
本実施形態の空気管50は、ヘッドカバー3の内部を通過する第1通過部51を有する。また、空気管50は、圧縮空気流れ方向にて、第1通過部51の上流端に接続された上流側管部52と、第1通過部51の下流端に接続された下流側管部53と、を備える。
本実施形態のヘッドカバー3は、内部と外部とを連通する入口側貫通孔50in及び出口側貫通孔50outを有する。入口側貫通孔50inは、ヘッドカバー3の前端部に位置する左側壁3dに形成され、出口側貫通孔50outは、ヘッドカバー3の前後方向の中央部分に位置する左側壁3dに形成される。
図4に示すように、第1通過部51は、管状に形成され、ヘッドカバー3の内部から外部に向けて2つの貫通孔50in,50outに挿通される。
具体的には、第1通過部51には、U字状に形成された金属製のパイプ部材が用いられる。但し、第1通過部51は、任意の材質であって良く、例えば、樹脂材料で形成されても良い。
第1通過部51の上流側端部51aは、入口側貫通孔50inに右側から圧入されて固定される。また、第1通過部51の下流側端部51bは、出口側貫通孔50outに右側から圧入されて固定される。
また、第1通過部51の端部51a,51bには、バルジ加工等により外径及び内径を縮径させてなるリング溝Zがそれぞれ形成される。リング溝Zの外側には、Oリング等の環状のシール部材Sが取り付けられる。本実施形態では、シール部材Sによって、第1通過部51の貫通孔50in,50outへの圧入部が封止される。
また、第1通過部51の端部51a,51bには、バルジ加工等により外径及び内径を拡径させてなる拡径部Wがそれぞれ形成される。拡径部Wは、リング溝Zの右側に近接して形成され、貫通孔50in,50outの内径よりも大きい外径を有する。本実施形態では、拡径部Wが貫通孔50in,50outの周辺部に係合することで、それ以上の第1通過部51の外側(左側)へ移動が規制される。
また、第1通過部51の端部51a,51bにおいて、貫通孔50in,50outから外側に突出される部分は、途中で先細るように縮径される。そして、端部51a,51bの縮径された先端部の外周部に、バルジ加工等により凸部Xが形成される。なお、凸部Xは、貫通孔50in,50outに挿通できるように、貫通孔50in,50outの内径よりも僅かに小径の外径を有する。
他方、上流側管部52及び下流側管部53には、樹脂製のホース部材が用いられる。
上流側管部52の上流端は、インタークーラ21よりも下流側に位置する吸気管13(図1を参照)に接続される。また、上流側管部52の下流側端部は、第1通過部51の上流側端部51aに嵌合され、凸部Xによって抜け止め及び封止されると共に、締結部材Yによって締結される。
一方、下流側管部53の上流側端部は、第1通過部51の下流側端部51bに嵌合され、凸部Xによって抜け止め及び封止されると共に、締結部材Yによって締結される。また、下流側管部53の下流端は、オイルセパレータ40のガス吸引部42(図3を参照)に接続される。
他方、図2に示すように、本実施形態の第1通過部51は、ヘッドカバー3内の下方に位置する動弁機構(不図示)から、エンジンオイルEOが飛散されるように配置される。具体的には、ヘッドカバー3の内部に位置する第1通過部51は、バッフル室31aよりも下方に配置される。そして、第1通過部51は、動弁機構から飛散されたエンジンオイルEOとの接触により、エンジンオイルEOから受熱する。
また、ヘッドカバー3の内部は、飛散されたエンジンオイルEOの熱とシリンダヘッドから伝わる熱とにより昇温されており、第1通過部51は、昇温されたヘッドカバー3内の熱をも受熱する。
また、図1に示すように、第1通過部51は、オイルセパレータ40に導入される圧縮空気の温度が所定の下限温度TL以上になるように配置される。詳細は後述するが、下限温度TLは、インタークーラ21で冷却された圧縮空気によりブローバイガスの温度が過度に低下され、ブローバイガスに含まれる水分が第1及び第2ブローバイガス管32a,32b内で凍結するのを抑制できる温度(例えば、16℃)である。
次に、本実施形態に係るブローバイガス処理装置100の作用効果を説明する。
図1に矢印Bで示したように、内燃機関1の稼働中、クランクケース内のブローバイガスは、シリンダ内通路(不図示)、バッフル室31a、オイルセパレータ40、第1及び第2ブローバイガス管32a,32bを順に流れて、大気に放出される。
一方、コンプレッサ20Cでは、吸気が圧縮されて、圧縮空気が生成される。圧縮空気は、インタークーラ21で冷却されて、エンジン本体2の燃焼室内に導入される。また、圧縮空気は、インタークーラ21よりも下流側の吸気管13から空気管50に取り出されてオイルセパレータ40に導入される。オイルセパレータ40は、この圧縮空気を利用して、ブローバイガスからオイルを分離する。
具体的には、図3に示したように、オイルセパレータ40では、ガス吸引部42を流れる圧縮空気により生成される負圧によって、オイル分離部41の上部ケーシング41bからブローバイガスを吸引し、吸引したブローバイガスを圧縮空気と共に、第1ブローバイガス管32aから排出する。こうしてブローバイガスの吸引により、矢視するようなブローバイガスの流れが発生する。
バッフル室31aから下部ケーシング41aを通じて上部ケーシング41b内に導入されたオイル分離前のブローバイガスは、上部ケーシング41bの壁に衝突する。その結果、ブローバイガスに含まれるオイルが上部ケーシング41bの壁に付着して、ブローバイガスからオイルが分離される。
オイル分離後のブローバイガスは、上部ケーシング41bからガス吸引部42内に吸い込まれ、圧縮空気と共に第1ブローバイガス管32aから第2ブローバイガス管32bに排出される。また、ブローバイガスから分離されたオイルは、戻り通路(不図示)を通じてクランクケース内に戻される。
ところで、一般的に、インタークーラで冷却された圧縮空気は、例えば大気温度が低い環境下で、低温(例えば、−21℃以下)になる場合がある。この場合、仮に、インタークーラよりも下流側の吸気管から取り出した低温の圧縮空気を、低温のままオイルセパレータに直接導入すると、オイルセパレータ内及びブローバイガス管内で、低温の圧縮空気によってブローバイガスの温度が過度に低下される可能性がある。その結果、ブローバイガスに含まれる水分がブローバイガス管内に付着して凍結し、ブローバイガス管の閉塞を生じさせる虞がある。
これに対して、本実施形態では、図1及び図2に示したように、空気管50の第1通過部51が、ヘッドカバー3の内部を通過する。これにより、第1通過部51は、昇温されたヘッドカバー3内の熱を受熱する。
また、第1通過部51は、動弁機構からエンジンオイルEOが飛散されるように配置される。そのため、第1通過部51は、飛散されたエンジンオイルEOと接触することにより、直接エンジンオイルEOから受熱する。
これにより、第1通過部51は、これらの受熱した熱を圧縮空気に伝えることで、吸気管13から空気通路50に取り出された低温の圧縮空気を昇温できる。その結果、圧縮空気が低温のままオイルセパレータ40に導入されて、ブローバイガスの温度を過度に低下させるのを抑制できる。
よって、本実施形態であれば、ブローバイガスに含まれる水分が第1及び第2ブローバイガス管32a,32b内に付着して凍結するのを抑制でき、第1及び第2ブローバイガス管32a,32bの閉塞を抑えることが可能になる。
一方、上記の凍結を抑制する手法としては、例えば、ブローバイガス管に電熱ヒーター等の昇温器を設けて、ブローバイガスを昇温することが考えられる。
しかし、このような手法では、昇温器の消費電力が増大し、内燃機関の燃費が悪化する虞がある。また、車両の部品点数及び生産コストが増加してしまう。
これに対して、本実施形態では、空気管50をヘッドカバー3の内部に通過させるだけで圧縮空気を昇温できるので、昇温器が不要となる。その結果、昇温器による消費電力の増大を抑え、内燃機関の燃費の向上に有利となる。また、車両の部品点数及び生産コストを抑制できる。
他方、上記の凍結を抑制する手法としては、インタークーラ21よりも上流側の吸気管13に空気管50の上流端を接続して、インタークーラ21により冷却される前の圧縮空気を取り出すことも考えられる。
しかしながら、一般的に、コンプレッサ20Cで生成された圧縮空気は、例えば内燃機関1の高負荷運転時に、高温(例えば、190℃以上)になる。そのため、仮に、インタークーラにより冷却される前の圧縮空気を取り出してオイルセパレータに導入すると、圧縮空気の熱によってオイルセパレータ(特に、ガス吸引部)が損傷する虞がある。
これに対して、本実施形態であれば、インタークーラ21で冷却された後の圧縮空気をオイルセパレータ40に導入するので、圧縮空気の熱によるオイルセパレータ40の損傷を抑制できる。
一方、本実施形態では、ヘッドカバー3に形成された貫通孔50in,50outに管状の第1通過部51を挿通させるので、ヘッドカバー3内部の第1通過部51を簡単に形成できる。
また、図4に示したように、ヘッドカバー3には、2つの貫通孔50in,50outが設けられ、第1通過部51には、U字状に形成された金属製のパイプ部材が用いられる。そのため、本実施形態の第1通過部51によれば、ヘッドカバー3の内部から外部に向けて、端部51a,51bを貫通孔50in,50outに圧入させて一度に固定できる。よって、第1通過部51を取り付ける作業を簡略化できる。
(第2実施形態)
次に、図5〜図8に基づいて、第2実施形態を説明する。なお、下記の説明においては、上記の第1実施形態と同一の構成要素に同じ符号を用い、それらの詳細な説明は省略する。
次に、図5〜図8に基づいて、第2実施形態を説明する。なお、下記の説明においては、上記の第1実施形態と同一の構成要素に同じ符号を用い、それらの詳細な説明は省略する。
図5に示すように、第2実施形態の下流側ガス通路32は、ヘッドカバー3の内部を通過する第2通過部32cを有する。第2通過部32cは、圧縮空気及びブローバイガスの流れ方向において、第1ブローバイガス管32aと第2ブローバイガス管32bとの間に配置される。また、第2通過部32cは、上面視で前後方向に長い矩形状の通路であり、ヘッドカバー3内の後部右端部の位置に設けられる。
図6に示すように、第2実施形態のヘッドカバー3の天井部3aには、第1ブローバイガス管32aから第2通過部32cにオイル分離後のブローバイガスを排出するための入口部32inが形成される。また、図7に示すように、ヘッドカバー3の後壁部3cには、第2通過部32cから第2ブローバイガス管32bにオイル分離後のブローバイガスを排出するための出口部32outが形成される。
また、図8に示すように、入口部32inは、天井部3aから上方に突出する管状に形成される。入口部32inには、第1ブローバイガス管32aの下流側端部が嵌合されて接続される。なお、第2実施形態の第1ブローバイガス管32aの下流側端部は、下方に向けて長く延びている。
出口部32outは、後側壁部3cから後方に突出する管状に形成される。出口部32outには、第2ブローバイガス管32bの上流側端部が圧入等により接続される。なお、第2実施形態の第2ブローバイガス管32bには、直線状に延びる短管が用いられる。
図7及び図8に示すように、第2通過部32cは、ヘッドカバー3の天井部3aと、前側及び左右の通路壁36〜38と、底板39と、により主に画成される。通路壁36〜38は、天井部3aの下面から下方に延びて一体に形成される。また、底板39には、通路壁36〜38と別体に形成された金属製の薄板(例えば、厚さ1mm)が用いられる。また、底板39は、通路壁36〜38の下端にネジ止めされて固定される。
第2通過部32cは、動弁機構(不図示)からエンジンオイルEOが飛散されるように配置される。
すなわち、第2実施形態では、第2通過部32cは、昇温されたヘッドカバー3内の熱を受熱し、また、動弁機構から飛散されたエンジンオイルEOとの接触により、直接エンジンオイルEOから受熱する。これにより、第2通過部32cは、これらの受熱した熱を圧縮空気及びオイル分離後のブローバイガスに伝えることで、空気管50の第1通過部51で昇温された圧縮空気を更に昇温すると共に、オイル分離後のブローバイガスを直接昇温できる。
よって、第2実施形態では、第2通過部32cで昇温された圧縮空気及びブローバイガスを第2ブローバイガス管32bに排出することで、ブローバイガスに含まれる水分が第2ブローバイガス管32b内に付着して凍結するのを確実に抑制できる。
なお、上述した実施形態は、以下のような変形例またはその組み合わせとすることができる。
(第1変形例)
ブローバイガスは、第2ブローバイガス管32bから大気に放出されずに、吸気管13に還流されても良い。具体的には、図9に示すように、第1変形例の下流側ガス通路32は、第1実施形態の第2ブローバイガス管32bの下流端に接続されると共に外部に露出された第3ブローバイガス管32dを有する。第3ブローバイガス管32dの下流端は、エアクリーナ14とコンプレッサ20Cとの間に位置する吸気管13に接続される。
ブローバイガスは、第2ブローバイガス管32bから大気に放出されずに、吸気管13に還流されても良い。具体的には、図9に示すように、第1変形例の下流側ガス通路32は、第1実施形態の第2ブローバイガス管32bの下流端に接続されると共に外部に露出された第3ブローバイガス管32dを有する。第3ブローバイガス管32dの下流端は、エアクリーナ14とコンプレッサ20Cとの間に位置する吸気管13に接続される。
第1変形例では、仮に、空気管50がヘッドカバー3を通過しない場合、オイルセパレータに導入された低温の圧縮空気によって、ブローバイガスに含まれる水分が第3ブローバイガス管32d及び吸気管13の内部に付着して凍結して閉塞を生じさせる虞がある。また、その凍結した氷が下流側に流されてコンプレッサを破損させる虞もある。
これに対して、第1変形例によれば、空気管50を流れる圧縮空気をヘッドカバー3内で昇温できるので、ブローバイガスに含まれる水分の凍結を抑制して、第3ブローバイガス管32d等の閉塞やコンプレッサ20Cの破損を抑制できる。
(第2変形例)
上述した第1及び第2実施形態では、図4に示したように、第1通過部51の端部51a,51bに形成されたリング溝Zに、シール部材Sが取り付けられた。
上述した第1及び第2実施形態では、図4に示したように、第1通過部51の端部51a,51bに形成されたリング溝Zに、シール部材Sが取り付けられた。
これに対して、第2変形例のリング溝Zは、図10に示すように、第1通過部51の端部51a,51bではなく、ヘッドカバー3の貫通孔50in,50outの内周面に形成される。
(第3変形例)
図4に示したように、第1及び第2実施形態の第1通過部51は、バルジ加工等により端部51a,51bに形成された拡径部Wを有していた。また、第1及び第2実施形態では、シール部材Sによって、第1通過部51の貫通孔50in,50outへの圧入部が封止された。
図4に示したように、第1及び第2実施形態の第1通過部51は、バルジ加工等により端部51a,51bに形成された拡径部Wを有していた。また、第1及び第2実施形態では、シール部材Sによって、第1通過部51の貫通孔50in,50outへの圧入部が封止された。
これに対して、図11に示すように、第3変形例の第1通過部51の端部51a,51bには、バルジ加工された拡径部Wの代わりに、フランジFが溶接等によって設けられる。すなわち、第3変形例では、フランジFが貫通孔50in,50outの周辺部にガスケット(不図示)を介して密着することで、それ以上の第1通過部51の外側(左側)へ移動が規制されると共に封止される。
また、第3変形例では、第1通過部51の端部51a,51bは、フランジFを貫通孔50in,50outの周辺部にネジ止めすることで固定できる。そのため、第1通過部51の端部51a,51bは、貫通孔50in,50outに圧入されなくても良い。
(第4変形例)
図示しないが、第1通過部は、管状に形成されなくても良い。具体的には、第4変形例の第1通過部は、第2実施形態の第2通過部と同様に、ヘッドカバーの天井部と、通路壁と、底板と、により画成される。また、ヘッドカバーの入口側貫通孔の位置に、圧縮空気を導入する入口部が形成され、出口側貫通孔の位置に圧縮空気を排出する出口部が形成される。
図示しないが、第1通過部は、管状に形成されなくても良い。具体的には、第4変形例の第1通過部は、第2実施形態の第2通過部と同様に、ヘッドカバーの天井部と、通路壁と、底板と、により画成される。また、ヘッドカバーの入口側貫通孔の位置に、圧縮空気を導入する入口部が形成され、出口側貫通孔の位置に圧縮空気を排出する出口部が形成される。
(第5変形例)
第2通過部は、管状に形成されても良い。具体的には、第5変形例では、入口部及び出口部の位置にヘッドカバーの貫通孔が形成される。また、第2通過部は、金属製または樹脂製のパイプ部材で構成され、ヘッドカバーの内部から外部に向けて貫通孔に挿通される。
第2通過部は、管状に形成されても良い。具体的には、第5変形例では、入口部及び出口部の位置にヘッドカバーの貫通孔が形成される。また、第2通過部は、金属製または樹脂製のパイプ部材で構成され、ヘッドカバーの内部から外部に向けて貫通孔に挿通される。
(第6変形例)
第1通過部は、U字状に形成されなくても良い。例えば、第6変形例では、入口側貫通孔がヘッドカバーの前側壁部に形成されており、第1通過部は、その入口側貫通孔から左側壁部の出口側貫通孔にかけて延びるL字状に形成される。
第1通過部は、U字状に形成されなくても良い。例えば、第6変形例では、入口側貫通孔がヘッドカバーの前側壁部に形成されており、第1通過部は、その入口側貫通孔から左側壁部の出口側貫通孔にかけて延びるL字状に形成される。
(第7変形例)
ヘッドカバーの貫通孔は、1つであっても良い。例えば、第7変形例では、オイルセパレータのガス吸引部の上流端がヘッドカバーの天井部に位置し、第1通過部の下流側端部は、ヘッドカバーの外部に露出することなく、ヘッドカバーの内部を通過してガス吸引部に接続される。この場合、出口側貫通孔は省略可能である。
ヘッドカバーの貫通孔は、1つであっても良い。例えば、第7変形例では、オイルセパレータのガス吸引部の上流端がヘッドカバーの天井部に位置し、第1通過部の下流側端部は、ヘッドカバーの外部に露出することなく、ヘッドカバーの内部を通過してガス吸引部に接続される。この場合、出口側貫通孔は省略可能である。
(第8変形例)
第1及び第2通過部は、ヘッドカバー内の熱を十分に受熱可能であれば、動弁機構からエンジンオイルが飛散されない位置に配置されても良い。
第1及び第2通過部は、ヘッドカバー内の熱を十分に受熱可能であれば、動弁機構からエンジンオイルが飛散されない位置に配置されても良い。
(第9変形例)
第1及び第2通過部は、エンジン本体の内部を通過していれば良く、ヘッドカバーの内部を通過しなくても良い。例えば、第9変形例の第1及び第2通過部の少なくとも一方は、シリンダヘッドの内部を通過する通路により形成される。
第1及び第2通過部は、エンジン本体の内部を通過していれば良く、ヘッドカバーの内部を通過しなくても良い。例えば、第9変形例の第1及び第2通過部の少なくとも一方は、シリンダヘッドの内部を通過する通路により形成される。
以上、本開示の実施形態を詳細に述べたが、本開示の実施形態は上述の実施形態のみに限らず、特許請求の範囲によって規定される本開示の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が本開示に含まれる。従って、本開示は、限定的に解釈されるべきではなく、本開示の思想の範囲内に帰属する他の任意の技術にも適用することが可能である。
1 内燃機関
2 エンジン本体
3 ヘッドカバー
3a 天井部
3b 前側壁部
3c 後側壁部
3d 左側壁部
3e 右側壁部
10 吸気通路
11 排気通路
12 吸気マニホールド
13 吸気管
14 エアクリーナ
15 排気マニホールド
16 排気管
20 ターボチャージャ
20C コンプレッサ
20T タービン
21 インタークーラ
30 ブローバイガス通路
31 上流側ガス通路
31a バッフル室
32 下流側ガス通路
32a 第1ブローバイガス管
32b 第2ブローバイガス管
32c 第2通過部
32d 第3ブローバイガス管
32in 入口部
32out 出口部
33 枠部
34 バッフル板
35 底板
36 前通路壁
37 左通路壁
38 右通路壁
39 底板
40 オイルセパレータ
41 オイル分離部
42 ガス吸引部
50 空気通路
50in 入口側貫通孔
50out 出口側貫通孔
51 第1通過部
51a 上流側端部
51b 下流側端部
52 上流側管部
53 下流側管部
100 ブローバイガス処理装置
A 吸気、圧縮空気
B ブローバイガス
G 排気
EO 動弁機構から飛散されたエンジンオイル
2 エンジン本体
3 ヘッドカバー
3a 天井部
3b 前側壁部
3c 後側壁部
3d 左側壁部
3e 右側壁部
10 吸気通路
11 排気通路
12 吸気マニホールド
13 吸気管
14 エアクリーナ
15 排気マニホールド
16 排気管
20 ターボチャージャ
20C コンプレッサ
20T タービン
21 インタークーラ
30 ブローバイガス通路
31 上流側ガス通路
31a バッフル室
32 下流側ガス通路
32a 第1ブローバイガス管
32b 第2ブローバイガス管
32c 第2通過部
32d 第3ブローバイガス管
32in 入口部
32out 出口部
33 枠部
34 バッフル板
35 底板
36 前通路壁
37 左通路壁
38 右通路壁
39 底板
40 オイルセパレータ
41 オイル分離部
42 ガス吸引部
50 空気通路
50in 入口側貫通孔
50out 出口側貫通孔
51 第1通過部
51a 上流側端部
51b 下流側端部
52 上流側管部
53 下流側管部
100 ブローバイガス処理装置
A 吸気、圧縮空気
B ブローバイガス
G 排気
EO 動弁機構から飛散されたエンジンオイル
Claims (6)
- 内燃機関のブローバイガス処理装置であって、
前記内燃機関は、
エンジン本体と、
前記エンジン本体に接続された吸気通路と、
前記吸気通路に設けられたターボチャージャのコンプレッサと、
前記コンプレッサよりも下流側の前記吸気通路に設けられたインタークーラと、を備え、
前記ブローバイガス処理装置は、
ブローバイガスが流れるブローバイガス通路と、
前記ブローバイガス通路に設けられ、前記コンプレッサで生成された圧縮空気を利用してブローバイガスからオイルを分離するオイルセパレータと、
前記インタークーラよりも下流側の前記吸気通路から圧縮空気を取り出して、前記オイルセパレータに導入するための空気通路と、を備え、
前記空気通路は、前記エンジン本体の内部を通過する第1通過部を有する
ことを特徴とするブローバイガス処理装置。 - 前記エンジン本体は、ヘッドカバーを有し、
前記第1通過部は、前記ヘッドカバーの内部を通過する
請求項1記載のブローバイガス処理装置。 - 前記エンジン本体は、前記ヘッドカバーにより覆われる動弁機構を有し、
前記第1通過部は、前記動弁機構からエンジンオイルが飛散されるように配置される
請求項2記載のブローバイガス処理装置。 - 前記ヘッドカバーは、内部と外部を連通する貫通孔を有し、
前記第1通過部は、管状に形成され、前記貫通孔に挿通される
請求項1〜3何れか一項に記載のブローバイガス処理装置。 - 前記貫通孔は、前記ヘッドカバーに2つ設けられ、
前記第1通過部は、U字状に形成され、前記ヘッドカバーの内部から外部に向けて2つの前記貫通孔に挿通される
請求項4に記載のブローバイガス処理装置。 - 前記ブローバイガス通路は、前記オイルセパレータよりもブローバイガス流れ方向下流側に配置された下流側ガス通路を備え、
前記下流側ガス通路は、前記エンジン本体の内部を通過する第2通過部を有する
請求項1〜5何れか一項に記載のブローバイガス処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019026556A JP2020133466A (ja) | 2019-02-18 | 2019-02-18 | 内燃機関のブローバイガス処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019026556A JP2020133466A (ja) | 2019-02-18 | 2019-02-18 | 内燃機関のブローバイガス処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020133466A true JP2020133466A (ja) | 2020-08-31 |
Family
ID=72262684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019026556A Pending JP2020133466A (ja) | 2019-02-18 | 2019-02-18 | 内燃機関のブローバイガス処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020133466A (ja) |
-
2019
- 2019-02-18 JP JP2019026556A patent/JP2020133466A/ja active Pending
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