JP2020132219A - 飲料ディスペンサ - Google Patents
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Abstract
Description
上記飲料ディスペンサでは、送風ファンが背面に配置されていた。
本発明は、冷却装置に備える送風ファンのメンテナンスを容易に行うことが可能な飲料ディスペンサを提供することを目的とする。
これによって、送風ファンを、筐体の側方から送風ファン設置部の開口部を通じて送風ファン設置部に対して容易に脱着可能になる。
これによって、送風ファンの形状が変更になった場合でも、送風ファン支持部材の形状を送風ファンに合わせればよく、送風ファン設置部の構造を変更しなくて済み、送風ファンの形状自由度が増す。
これによって、筐体の前後方向及び上下方向の送風ファンの占有スペースが小さくなり、筐体の前後方向及び上下方向の小型化が図れる。
なお、以下説明中の「左」及び「右」は、飲料ディスペンサ10の前面に向かった状態での方向を示している。
図1は、本発明の一実施形態の飲料ディスペンサ10を示す正面図、図2は、筐体の内部を示す側面図である。
図1に示すように、飲料ディスペンサ10は、筐体11の上部左右に配置された一対のBIB(Bag In Box)12,13と、左右のBIB12,13の間の筐体11に配置されたシロップ供給部14とを備える。
筐体11の上部は、筐体11に開閉可能に取付けられた前カバー15によって前方から覆われる。前カバー15の前面には、各種飲料を選択する複数の選択ボタン(不図示)が設けられている。図では、前カバー15は、開けられた状態にあり、飲料ディスペンサ10のメンテナンスが可能である。
左右のBIB12,13の下端部には、それぞれチューブ16A,16Bが接続され、チューブ16A,16Bの先端部にチューブ開口部17A,17Bが設けられる。
飲料は、飲料の原料と、飲料の原料を希釈する希釈水とが混合されて出来ている。
上記チューブ16A,16Bは、それぞれペリスタルティックポンプ18A,18Bを構成するロータ(不図示)とアーム(不図示)との間に挟持されている。上記チューブ16A,16Bを回転するロータで扱くことで、上記チューブ16A,16B内の飲料が、チューブ開口部17A,17B側に送り出される。
選択ボタンを操作してシロップ飲料を要求すると、シロップタンク内のシロップが電磁弁を通過してマルチノズルに供給される。マルチノズルでは、シロップが希釈水と混合されてシロップ飲料になり、マルチノズル先端から吐出される。
底壁51の上方には、飲料の原料及び希釈水を冷却する冷却装置55が配置されている。
冷却装置55は、コンプレッサ56、コンデンサ57及び送風装置58を備える。
送風装置58は、後壁53に近接して配置され、前方のコンデンサ57に送風することで、コンデンサ57を冷却する。
水槽63内には、コンデンサ57を通過した冷媒が流れる冷却器64と、飲料の原料を冷却する管からなるシロップ冷却コイル(不図示)と、希釈水を冷却する管からなる希釈水冷却コイル(不図示)とが、水槽63内に貯められた冷却水中に浸かった状態で配置されている。
図3及び図4に示すように、筐体11(図2参照)内には、底壁51(図2参照)上に、背面視矩形状の空間を形成する送風ファン設置部66が設けられている。
送風装置58は、輪郭が横長とされたプレート状の送風ファン支持部材71と、送風ファン支持部材71の背面71xに取付けられた左右一対の送風ファン72とを備える。
送風ファン支持部材71は、左右の送風ファン72が取付けられる主板部71aと、主板部71aの一側(右側)の側縁から屈曲して後方に延びる側板部71bとを備える。
主板71yは、左右一対の開口部71c、複数の後方突出部71f、複数の突起部71g、上下一対の差し込み部71hを備える。
左右の開口部71cは、それぞれ八角形状を成し、送風ファン72によって生じる空気流が通過する部分である。後方突出部71fは、各開口部71cの上辺71d及び下辺71eから後方に突出し、それぞれの先端部71jが、互いに近づくように屈曲している。
各開口部71cの上下の後方突出部71f間に、側方(左側方)から送風ファン72が挿入される。送風ファン72は、上下の後方突出部71fにより挟持されて保持される。また、送風ファン72は、後方突出部71fの先端部71jによって、後方に外れないように係止される。
上縁突出部71kには、上方に突出するコネクタ74が取付けられている。コネクタ74は、送風ファン72を構成する電動モータ77から延びる導線の端部に接続されている。
側方突出部71mは、送風ファン支持部材71と後壁53(図2参照)との間の隙間を密閉するパッキン部材の貼付部である。上下一対の前方突出部71nは、それぞれビス挿通穴71pを備え、ビス挿通穴71pに通されたビス(不図示)で上下の前方突出部71nが、送風ファン設置部66の側部に締結される。
枠部76は、四隅にそれぞれ前後一対の穴76aを備え、穴76aが、主板71yの突起部71gに嵌合して、主板71yに送風ファン72が固定される。
底壁51(図2参照)上には、図5に示すように、冷却装置支持板81が設けられ、冷却装置支持板81に冷却装置55が支持されている。
送風ファン設置部66は、冷却装置支持板81上方に立ち上げられた左右一対の一側板部83及び他側板部84と、左右の一側板部83及び他側板部84の各前部に設けられた取付部85(一方の取付部85のみ図示)と、左右の一側板部83及び他側板部84の各上端を接続する上板部86とを備える。
左右の取付部85は、それぞれコンデンサ57の左右の側面に複数のビス87で取付けられている。上板部86は、上板86aと、上板86aの後縁から上方に延びる上フランジ86bとを備え、コンデンサ57を上方から覆うとともにコンデンサ57よりも後方まで延びている。上板部86の上板86aには、一側(右側)で後側の角部に、L字状の切欠き部86cが形成されている。
冷却装置支持板81の後部下フランジ81cと、他側板部84の外フランジ84bと、上板部86の上フランジ86bとは、同一平面状に配置されている。
開口部88は、コンデンサ57の後方で且つ冷却装置支持板81と他側板部84と上板部86とで囲まれる空間89へ筐体11(図2参照)の一側方(右側方)から送風装置58を矢印で示すように挿入する挿入口となる。
図5及び図6に示すように、送風装置58を、上記した開口部88から挿入して送風ファン設置部66に設置することができる。
この状態で、送風ファン支持部材71の一対の前方突出部71nの各ビス挿通穴71pにビス91が通され、ビス91が、一側板部83の側板83aに形成されたねじ穴83cにねじ込まれる。
これで、送風装置58(詳しくは、送風装置58の側端部(右側端部))が送風ファン設置部66に固定され、これによって、送風装置58の送風ファン設置部66への設置が完了する。
この構成によれば、送風ファン72を筐体11の側方から送風ファン設置部66の開口部88を通じて送風ファン設置部66に対して容易に脱着できる。これにより、送風ファン72のメンテナンス性を向上させることができる。
この構成によれば、送風ファン72の形状が変更になった場合でも、送風ファン支持部材71の形状を送風ファン72に合わせればよく、送風ファン設置部66の構造を変更しなくて済み、送風ファン72の形状自由度を増すことができる。
この構成によれば、筐体11の前後方向及び上下方向(即ち、送風ファン支持部材71の挿入方向に直交する方向である。)の送風ファン72の占有スペースを小さくでき、筐体11の前後方向及び上下方向の小型化を図ることができる。
11 筐体
55 冷却装置
66 送風ファン設置部
71 送風ファン支持部材
72 送風ファン
88 開口部
Claims (3)
- 提供される飲料を冷却装置により予め冷却する飲料ディスペンサにおいて、
筐体内に、前記冷却装置を構成する送風ファンを設置する送風ファン設置部が設けられ、前記送風ファン設置部に、前記送風ファンを前記筐体の側方から挿入可能な開口部を備えることを特徴とする飲料ディスペンサ。 - 前記送風ファンは、送風ファン支持部材に支持され、前記送風ファン支持部材が前記開口部から挿入されて前記送風ファン設置部に設置されることを特徴とする請求項1に記載の飲料ディスペンサ。
- 前記送風ファン支持部材には、前記送風ファンが前記筐体への挿入方向に並べられて支持されることを特徴とする請求項2に記載の飲料ディスペンサ。
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JP2019027417A JP7149527B2 (ja) | 2019-02-19 | 2019-02-19 | 飲料ディスペンサ |
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JP2019027417A JP7149527B2 (ja) | 2019-02-19 | 2019-02-19 | 飲料ディスペンサ |
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JP7149527B2 JP7149527B2 (ja) | 2022-10-07 |
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ID=72277643
Family Applications (1)
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JP2019027417A Active JP7149527B2 (ja) | 2019-02-19 | 2019-02-19 | 飲料ディスペンサ |
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5663899U (ja) * | 1979-10-22 | 1981-05-29 | ||
JP2009044193A (ja) * | 2008-11-12 | 2009-02-26 | Fujitsu Ltd | 空冷ファンユニット |
JP2018135115A (ja) * | 2017-02-21 | 2018-08-30 | 株式会社ニットク | 液体注出装置 |
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2019
- 2019-02-19 JP JP2019027417A patent/JP7149527B2/ja active Active
Patent Citations (3)
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JP2018135115A (ja) * | 2017-02-21 | 2018-08-30 | 株式会社ニットク | 液体注出装置 |
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