JP2020132182A - 液体用収納容器 - Google Patents
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Abstract
Description
まず、容器本体の口頸部aに最初にキャップを取り付ける際、キャップを閉栓回転方向Bに回転させることで、キャップ本体に伴なってピルファーフルーフリングiが閉栓回転方向Bに移動し、このピルファープルーフリングiが口頸部aの高さ方向での下方に向けて移動し、口頸部aの下部の高さ位置に達することになる。(図1参照)
上記キャップをセットするときのブリッジの破断の対策としては、そのブリッジを破断し難くすればよく、例えばブリッジを太幅のものにすることが考えられる。しかしながら、ブリッジの破断強度を高めてしまうと、開封操作をしたときにブリッジの部分が切断されず、上記係止爪が大きく変形しながら突起を乗り越えて開栓回転方向に移動して、キャップ本体とともにピルファープルーフリングが口頸部から外れてしまうという不具合が生じる。
本発明は上記課題を考慮してなされたもので、ダイレクトブロー成形法により成形されて容器上部に筒状の口頸部を有する合成樹脂製の容器本体と、キャップ本体の周壁の内面に、前記容器本体の口頸部の外面に螺合する内ねじを有して、容器本体の口頸部に螺着するキャップとを備え、
前記キャップは、キャップ本体の周壁の下部に破断可能なブリッジを介してピルファープルーフリングを有して、このピルファープルーフリングの内周面に、口頸部の下部に対応する複数の係止爪が設けられていて、
キャップが開栓回転方向に回転したときに係止爪が口頸部の下部に係止して前記ブリッジが破断し、このブリッジの破断によりピルファープルーフリングが口頸部の下部に対応する高さ位置に残って、キャップ本体が口頸部から取り外しできる液体用収納容器において、
前記口頸部の下部には、該口頸部の周方向の角度で略60度ごとにして、且つ容器本体を成形する割り型のパーティングラインが通る二箇所の型合わせ位置対応箇所を除く部分にして、外方に向けて凸となる突起が設けられており、
前記突起は、口頸部の下部での前記型合わせ位置対応箇所から開栓回転方向に回る角度にして0度から90度の範囲に一つの突起が位置し、前記90度から180度の範囲に二つの突起が位置する配置とされ、
前記90度から180度の範囲に位置する突起それぞれは、突起頂部から閉栓回転方向の上流側となる面を、閉栓回転方向に移動するときの前記係止爪が摺接して突起頂部を越える傾斜面としているとともに、突起頂部から閉栓回転方向の下流側となる面を、口頸部の径方向に沿う立面であって開栓回転方向に回転するときの前記係止爪が係止して係止爪の移動を規制する当接面とし、
前記0度から90度の範囲に位置する突起は、閉栓回転方向の上流側となる面を、閉栓回転方向に移動するときの前記係止爪が摺接して突起頂部を越える傾斜面とするとともに、突起頂部から閉栓回転方向の下流側となる面を、前記割り型の抜き方向に対して開いた角度で傾斜した傾斜面としていて、
前記突起全ての閉栓回転方向の上流側の前記傾斜面は、口頸部の下部における突起位置の接線に対して同一勾配であり、突起全ての突起頂部は、口頸部の中心に同心となる一つの円周上に位置していることを特徴とする液体用収納容器を提供して、上記課題を解消するものである。
そして、本発明は、上記キャップ本体の周壁の下部に、下方に向けて凸となるキャップ本体側ストッパーが設けられ、上記ピルファープルーフリングの上部に、上方に向けて凸となって前記キャップ本体側ストッパーの閉栓回転方向の下流に間隙を存して近接するピルファープルーフリング側ストッパーが設けられていて、キャップを閉栓回転方向に回転させたときにキャップ本体側ストッパーがピルファープルーフリング側ストッパーに当接して、キャップ本体とピルファープルーフリングとが共に閉栓回転方向に回転可能とされる構成を有していることが良好である。
請求項1の発明によれば、口頸部の下部の周りに角度を略60度間隔にして配置された突起において、閉栓回転方向の上流側の傾斜面は、口頸部の下部における突起位置の接線に対して同一勾配であり、突起全ての突起頂部は、口頸部の中心に同心となる一つの円周上に位置しているので、キャップを最初に取り付けるときに閉栓回転方向に回転させても、ピルファープルーフリングは楕円形への変形を生じさせずに円環状を保ったままで回転するようになる。
請求項2の発明によれば、キャップを最初に口頸部に取り付けるときに、キャップ本体側ストッパーがピルファープルーフリング側ストッパーに当接し、ピルファープルーフリングがキャップ本体と一体的に回転するようになる。よって、キャップセット時のブリッジの破断をより確実に防止することができるという効果を奏する。
液体用収納容器1は不正開封防止機能を有しているものである。この液体用収納容器1のキャップ4は例えばポリプロピレン樹脂製のものであって、キャップ本体7と円環状のピルファープルーフリング8とが一体にして成形されている。図1に示すようにキャップ本体7の周壁9の下部に、この周壁9の周方向に間隔を置いた複数個所の破断可能なブリッジ10を介して前記ピルファープルーフリング8が位置している。
また、ピルファープルーフリング8の内周面には、図2に示すように容器本体2の口頸部3の下部15に位置する後述の六個の突起に対応するようにして複数の係止爪16を備えている。係止爪16にあっては、キャップ4を最初に口頸部3に取り付ける閉栓回転方向Bの回転では、前記係止爪16が突起に摺接しながら乗り越えて移動する。また、不正開封防止機能が発揮されるように、口頸部3に取り付けられているキャップ4を開栓回転方向Aに回転させて開封する場合、開栓回転方向にピルファープルーフリング8が回転して、係止爪16が開栓回転方向に移動しかけたときに、係止爪16が、後述するように六つの内の四つの突起に係止して移動が規制され、ピルファープルーフリング8が開栓回転方向Aに回転しないようにする。
上述したように、キャップ4を最初に口頸部3に取り付ける閉栓回転方向Bの回転に際し、ブリッジ10が破断することのないように、キャップ本体7の周壁9の下部に下方に向けて凸となるキャップ本体側ストッパー17が設けられ、ピルファープルーフリング8の上部に、上方に向けて凸となるピルファープルーフリング側ストッパー18が設けられている。
上記ピルファープルーフリング8が対応位置する口頸部3の下部15には上述した突起19が外方に向けて凸となって位置している。前記突起19は、口頸部3の周方向の角度で60度ごとにし、そして容器本体を2成形する割り型のパーティングライン20が通る二箇所の型合わせ位置対応箇所21を除く部分にして設けられている。
上記突起19それぞれは図4に示されているように容器本体2の口頸部基端周囲面29との間に、突起19の下空間として凹所30を有しており、この凹所30に、上記ピルファープルーフリング8の下部にリング中心に向けて張り出してリング周方向に亘って一体の突条31が入り込むようにしている。
本液体用収納容器1において、キャップ4を最初に口頸部3に取り付けるに際しては、従来と同様にキャップ本体7の周壁9の内面に配された内ねじ11を口頸部3の外周面に配された外ねじ12に螺合させる回転を行なうようにしている。そして、従来では、キャップを口頸部(図6の口頸部a)に被せ付けて閉栓回転方向に回転させる際、最初から突起(図6の突起b)と移動する係止爪(図6の係止爪j)とが接触し始めて、キャップの締め終わりまでの回転の間、前記係止爪は、突起を次々と乗り越えながら移動していた。
2…容器本体
3…口頸部
4…キャップ
7…キャップ本体
8…ピルファープルーフリング
9…キャップ本体の周壁
10…ブリッジ
11…内ねじ
12…外ねじ
15…口頸部の下部
16…係止爪
17…キャップ本体側ストッパー
18…ピルファープルーフリング側ストッパー
19…突起
19a…突起(ダミー)
20…パーティングライン
21…型合わせ位置対応箇所
22…突起頂部
24…突起の閉栓回転方向上流側の傾斜面
25…突起の閉栓回転方向下流側の当接面
26…割り型の抜き方向
27…ダミーの突起の閉栓回転方向下流側の傾斜面
28…接線
30…凹所
31…突条
32…円周
33…接触開始位置
34…回転停止位置
35…接触開始位置
θ1…抜き方向に対する傾斜面の角度
θ2…接線に対する傾斜面の角度
A…開栓回転方向
B…閉栓回転方向
Claims (2)
- ダイレクトブロー成形法により成形されて容器上部に筒状の口頸部を有する合成樹脂製の容器本体と、キャップ本体の周壁の内面に、前記容器本体の口頸部の外面に螺合する内ねじを有して、容器本体の口頸部に螺着するキャップとを備え、
前記キャップは、キャップ本体の周壁の下部に破断可能なブリッジを介してピルファープルーフリングを有して、このピルファープルーフリングの内周面に、口頸部の下部に対応する複数の係止爪が設けられていて、
キャップが開栓回転方向に回転したときに係止爪が口頸部の下部に係止して前記ブリッジが破断し、このブリッジの破断によりピルファープルーフリングが口頸部の下部に対応する高さ位置に残って、キャップ本体が口頸部から取り外しできる液体用収納容器において、
前記口頸部の下部には、該口頸部の周方向の角度で略60度ごとにして、且つ容器本体を成形する割り型のパーティングラインが通る二箇所の型合わせ位置対応箇所を除く部分にして、外方に向けて凸となる突起が設けられており、
前記突起は、口頸部の下部での前記型合わせ位置対応箇所から開栓回転方向に回る角度にして0度から90度の範囲に一つの突起が位置し、前記90度から180度の範囲に二つの突起が位置する配置とされ、
前記90度から180度の範囲に位置する突起それぞれは、突起頂部から閉栓回転方向の上流側となる面を、閉栓回転方向に移動するときの前記係止爪が摺接して突起頂部を越える傾斜面としているとともに、突起頂部から閉栓回転方向の下流側となる面を、口頸部の径方向に沿う立面であって開栓回転方向に回転するときの前記係止爪が係止して係止爪の移動を規制する当接面とし、
前記0度から90度の範囲に位置する突起は、閉栓回転方向の上流側となる面を、閉栓回転方向に移動するときの前記係止爪が摺接して突起頂部を越える傾斜面とするとともに、突起頂部から閉栓回転方向の下流側となる面を、前記割り型の抜き方向に対して開いた角度で傾斜した傾斜面としていて、
前記突起全ての閉栓回転方向の上流側の前記傾斜面は、口頸部の下部における突起位置の接線に対して同一勾配であり、突起全ての突起頂部は、口頸部の中心に同心となる一つの円周上に位置している
ことを特徴とする液体用収納容器。 - 上記キャップ本体の周壁の下部に、下方に向けて凸となるキャップ本体側ストッパーが設けられ、上記ピルファープルーフリングの上部に、上方に向けて凸となって前記キャップ本体側ストッパーの閉栓回転方向の下流に間隙を存して近接するピルファープルーフリング側ストッパーが設けられていて、キャップを閉栓回転方向に回転させたときにキャップ本体側ストッパーがピルファープルーフリング側ストッパーに当接して、キャップ本体とピルファープルーフリングとが共に閉栓回転方向に回転可能とされる構成を有している請求項1に記載の液体用収納容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019025649A JP7198494B2 (ja) | 2019-02-15 | 2019-02-15 | 液体用収納容器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2019025649A JP7198494B2 (ja) | 2019-02-15 | 2019-02-15 | 液体用収納容器 |
Publications (2)
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JP2020132182A true JP2020132182A (ja) | 2020-08-31 |
JP7198494B2 JP7198494B2 (ja) | 2023-01-04 |
Family
ID=72277626
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019025649A Active JP7198494B2 (ja) | 2019-02-15 | 2019-02-15 | 液体用収納容器 |
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JP (1) | JP7198494B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH08183547A (ja) * | 1994-12-28 | 1996-07-16 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 容器と合成樹脂製容器蓋との連結構造 |
JP2004106845A (ja) * | 2002-09-13 | 2004-04-08 | Daiwa Can Co Ltd | ピルファープルーフ機構付き容器 |
JP2017039517A (ja) * | 2015-08-20 | 2017-02-23 | 天龍化学工業株式会社 | 樹脂製の二重蓋式注出具 |
-
2019
- 2019-02-15 JP JP2019025649A patent/JP7198494B2/ja active Active
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