JP2020131986A - ヒーターシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】ハイブリッド車両において燃費を悪化させずに稼働できるヒーターシステムを提供する。【解決手段】エンジンと電動装置とを備えるハイブリッド車両に搭載されるヒーターシステムは、エンジンから吸熱する第1の冷却液が循環するように構成される第1の冷却液回路と、電動装置から吸熱する第2の冷却液が循環するように構成される第2の冷却液回路と、ハイブリッド車両の車室内に送風される空気と第1の冷却液又は第2の冷却液のいずれか一方とを熱交換するヒーターコアと、ヒーターコアに第1の冷却液又は第2の冷却液のいずれか一方が流れるように切り換え可能に構成された冷却液切換装置とを備える。【選択図】 図1
Description
本開示は、ハイブリッド車両に搭載されるヒーターシステムに関する。
走行用駆動源としてエンジンとモータとを備えるハイブリッド車両が知られている。一般に、ハイブリッド車両にはヒーターが設けられ、そのヒーターの熱源として、エンジンを冷却するための冷却液を使用することができる。しかし、モータのみでの走行や長時間エンジンを停止すると冷却液の温度が低下してしまい、暖房で要求される温度を満たすことができなくなってしまう。この場合、モータ走行できる条件であっても、エンジンを稼働させて冷却液を加熱する必要が発生するので、燃費が悪化してしまう。
特許文献1には、エンジンを冷却する冷却液が循環するエンジン冷却回路と、モータや発電機、インバータ等の電気機器を冷却する冷却液が循環する電気機器冷却回路とを有するハイブリッド車両が記載されている。このハイブリッド車両では、ヒーターの熱源として、エンジンを冷却するための冷却液を使用している。
しかしながら、特許文献1に記載のハイブリッド車両でも、ヒーターの熱源として、エンジンを冷却するための冷却液のみを使用しているので、冷却液の温度がヒーターで要求される温度を満たせなくなると、エンジンを稼働させて冷却液を加熱する必要があり、そのために燃費が悪化してしまうという同様の課題が存在する。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、ハイブリッド車両において燃費を悪化させずに稼働できるヒーターシステムを提供することを目的とする。
本開示の少なくとも1つの実施形態に係るヒーターシステムは、エンジンと電動装置とを備えるハイブリッド車両に搭載されるヒーターシステムであって、エンジンから吸熱する第1の冷却液が循環するように構成される第1の冷却液回路と、電動装置から吸熱する第2の冷却液が循環するように構成される第2の冷却液回路と、第1の冷却液回路または第2の冷却液回路と接続可能であって、ハイブリッド車両の車室内に送風される空気と第1の冷却液又は第2の冷却液とを熱交換するヒーターコアと、ヒーターコアに第1の冷却液又は第2の冷却液のいずれか一方が流れるように切り換え可能に構成された冷却液切換装置とを備える。
この構成によれば、ヒーターコアは、電動装置から吸熱した第2の冷却液とハイブリッド車両の車室内に送風される空気との間で熱交換を行うことができる。そのため、エンジンが非稼働の状態であってもエンジンを再稼働させることなく、電動装置から吸熱した熱をヒーターの熱源として使用することができる。その結果、走行に不必要なエンジンの稼働率を低減させ、ハイブリッド車両の燃費を悪化させずにヒーターシステムを稼働させることができる。
本開示の少なくとも1つの実施形態では、ヒーターコアは、空気が流通する空気通路と、第1の冷却液又は第2の冷却液が流通する冷却液通路とを備え、第1の冷却液および第2の冷却液のそれぞれが流通する冷却液通路は同じものであってもよい。
この構成によれば、ヒーターコアにおいて、第1の冷却液および第2の冷却液が同じ冷却液通路を流通することができる。そのため、第1の冷却液および第2の冷却液が流通する冷却液通路を別々に形成した構成と比較して、ヒーターコアの製造コストを削減することができる。
本開示の少なくとも1つの実施形態では、冷却液切換装置は、第1の冷却液回路とヒーターコアとを接続するための第1の接続流路と、第2の冷却液回路とヒーターコアとを接続するための第2の接続流路と、第1の接続流路を開閉する第1の開閉部材と、第2の接続流路を開閉する第2の開閉部材とを備えてもよい。
また、エンジンから流出した第1の冷却液の温度を測定するための第1の温度センサと、電動装置から流出した第2の冷却液の温度を測定するための第2の温度センサと、第1の温度センサ及び第2の温度センサによる検出値に基づいて、第1の開閉部材及び第2の開閉部材を制御する制御装置とを備えてもよい。
これらの構成によれば、冷却液切換装置は、第1の冷却液又は第2の冷却液のいずれか一方をそれぞれの温度に基づいてヒーターコアへ流通させることができる。そのため、ヒーターシステムは、効果的にエンジンおよび電動装置の排熱を利用することができ、ハイブリッド車両の燃費を悪化させずにヒーターシステムを稼働させることができる。
本開示の少なくとも1つの実施形態では、制御装置は、第1の温度センサで測定した第1の冷却液の温度と、第2の温度センサで測定した第2の冷却液の温度との比較に基づいて、温度の高い方の冷却液をヒーターコアへ流入するように冷却液切換装置を制御してもよい。
この構成によれば、ヒーターシステムは、第1の冷却液および第2の冷却液のうち温度の高い冷却液を、ヒーターコアに流通させることができる。このような制御によって、ヒーターシステムは、エンジンの排熱および電動装置の排熱を効率よく利用して、ハイブリッド車両の車室内に送風される空気を温めることができる。そのため、ハイブリッド車両の燃費を悪化させずにヒーターシステムを稼働させることができる。
本開示の少なくとも1つの実施形態では、制御装置は、第1の温度センサで測定した第1の冷却液の温度および第2の温度センサで測定した第2の冷却液の温度が、予め設定された温度を下回る場合に、エンジンを稼働させるとともに、第1の冷却液がヒーターコアへ流入するように冷却液切換装置を制御してもよい。
この構成によれば、第1の冷却液および第2の冷却液の両方が、暖房を維持できる温度に満たない場合にのみ、エンジンを稼働させて第1の冷却液を加温するので、ハイブリッド車両の燃費を悪化させずにヒーターシステムを稼働させることができる。
本開示の少なくとも1つの実施形態では、第1の冷却液の流れ方向に少なくともエンジンからヒーターコアまでが真空配管によって構成されてもよい。この構成によれば、ヒーターコアにおいて第1の冷却液と空気とを熱交換する場合に、第1の冷却液がエンジンから流出してからヒーターコアに流入するまでの間に第1の冷却液からの放熱が抑制される。その結果、ヒーターコアは冷却液の熱を効率的に利用することができ、ハイブリッド車両の燃費を悪化させずにヒーターシステムを稼働させることができる。
本開示の少なくとも1つの実施形態によれば、ヒーターコアは、電動装置から吸熱した第2の冷却液とハイブリッド車両の車室内に送風される空気との間で熱交換を行うことができる。そのため、エンジンが非稼働の状態であってもエンジンを再稼働させることなく、電動装置から吸熱した熱をヒーターの熱源として使用することができる。その結果、走行に不必要なエンジンの稼働率を低減させ、ハイブリッド車両の燃費を悪化させずにヒーターシステムを稼働させることができる。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
(第1の実施形態)
図1は、本開示の第1の実施形態に係るヒーターシステム1の構成を示すシステム構成図である。ヒーターシステム1は、図示しないハイブリッド車両に設けられている。このハイブリッド車両は、エンジン3と、電動装置5とを備えている。ヒーターシステム1は、エンジン3を冷却するための第1の冷却液が循環する第1の冷却液回路11と、電動装置5を冷却するための第2の冷却液が循環する第2の冷却液回路13と、ハイブリッド車両の車室に供給される空気と第1の冷却液又は第2の冷却液とが熱交換されるヒーターコア15と、ヒーターコア15に第1の冷却液又は第2の冷却液のいずれか一方の冷却液を供給するように切り換える冷却液切換装置17とを備えている。ヒーターコア15には、ヒーターコア15に流入するいずれか一方の冷却液が流通する流入管15aと、ヒーターコア15から流出するいずれか一方の冷却液が流通する流出管15bとが接続されている。尚、第1の冷却液および第2の冷却液は、例えば不凍液であってもよい。
図1は、本開示の第1の実施形態に係るヒーターシステム1の構成を示すシステム構成図である。ヒーターシステム1は、図示しないハイブリッド車両に設けられている。このハイブリッド車両は、エンジン3と、電動装置5とを備えている。ヒーターシステム1は、エンジン3を冷却するための第1の冷却液が循環する第1の冷却液回路11と、電動装置5を冷却するための第2の冷却液が循環する第2の冷却液回路13と、ハイブリッド車両の車室に供給される空気と第1の冷却液又は第2の冷却液とが熱交換されるヒーターコア15と、ヒーターコア15に第1の冷却液又は第2の冷却液のいずれか一方の冷却液を供給するように切り換える冷却液切換装置17とを備えている。ヒーターコア15には、ヒーターコア15に流入するいずれか一方の冷却液が流通する流入管15aと、ヒーターコア15から流出するいずれか一方の冷却液が流通する流出管15bとが接続されている。尚、第1の冷却液および第2の冷却液は、例えば不凍液であってもよい。
電動装置5は、例えば、モータ、メモリコントロールユニット(Memory Control Unit、MCU)、オンボードチャージャー(On Board Charger、OBC)等を含み、電気によって稼働する1つまたは複数の装置であってもよい。
第1の冷却液回路11は、第1の冷却液を循環させるための第1のポンプ111と、第1の冷却液から放熱するための第1のラジエータ113と、第1のラジエータを迂回するための第1のバイパス流路115と、エンジン3から流出した第1の冷却液の温度を測定するための第1の温度センサ117とを備えている。第1のバイパス流路115の両端には、三方弁119a,119bが設けられている。
第2の冷却液回路13は、第2の冷却液を循環させるための第2のポンプ131と、第2の冷却液から放熱するための第2のラジエータ133と、第2のラジエータを迂回するための第2のバイパス流路135と、電動装置5から流出した第2の冷却液の温度を測定するための第2の温度センサ137とを備えている。第2のバイパス流路135の両端には、三方弁139a,139bが設けられている。
冷却液切換装置17は、第1のポンプ111と三方弁119aとの間で第1の冷却液回路11と流入管15a及び流出管15bのそれぞれとを接続するための第1の接続流路171a及び171bと、第1の接続流路171a及び171bのそれぞれと第1の冷却液回路11との接続部分に設けられた三方弁175a及び175bと、第2のポンプ131と三方弁139aとの間で第2の冷却液回路13と流入管15a及び流出管15bのそれぞれとを接続するための第2の接続流路173aおよび第2の接続流路173bと、第2の接続流路173a及び173bのそれぞれと第2の冷却液回路13との接続部分に設けられた三方弁177a及び177bと、流入管15aと第1の接続流路171a及び第2の接続流路173aとを接続する三方弁176aと、流出管15bと第1の接続流路171b及び第2の接続流路173bとを接続する三方弁176cとを備えている。上記各三方弁と第1の温度センサ117及び第2の温度センサ137とが制御装置179に電気的に接続されている。
三方弁175a、175b、176a、176cは、これらを操作することにより、第1の冷却液回路11を流通する第1の冷却液が第1の接続流路171a及び171bを介してヒーターコア15を流通し、又は、流通しないようにすることができるので、第1の接続流路171a及び171bを開閉する第1の開閉部材を構成する。また、三方弁176a、176c、177a、177bは、これらを操作することにより、第2の冷却液回路13を流通する第2の冷却液が第2の接続流路173a及び173bを介してヒーターコア15を流通し、又は、流通しないようにすることができるので、第2の接続流路173a及び173bを開閉する第2の開閉部材を構成する。
図2は、ヒーターコア15の構成を示す図である。ヒーターコア15は、第1の冷却液又は第2の冷却液が流通する1つの冷却液通路153と、冷却液通路153の周りを空気が流通する空気通路151とを備えている。冷却液通路153の両端にはそれぞれ、流入管15a及び流出管15bが接続されている。
図2には、1つの冷却液通路153を備えるヒーターコア15を図示しているが、この形態に限定されず、冷却液通路153は、流入管15aとの接続部分から複数の流路に枝分かれし、流出管15bとの接続部分において複数の流路が合流するように構成されてもよい。
このような構成のヒーターコア15を用いることで、第1の冷却液と第2の冷却液とが同じ冷却液通路153を通るため、それぞれの冷却液用に別々の冷却液通路を構成する必要がなく、ヒーターコア15の製造コストを削減することができる。
次に、第1の実施形態のヒーターシステム1の動作について説明する。図3は、ヒーターシステム1の制御ルーチンのフローチャートである。ヒーターシステム1を稼働させると、制御装置179は、所定の周期ごとに、あるいは所定の条件が成立するたびに、このフローチャートの処理を繰り返し実行する。
まず、処理が開始されると、ステップS100において、制御装置179は、暖房要求が有るかを確認する。暖房の要求が有る場合はステップS101へ進む。暖房の要求がない場合は、ステップS108へ進む。
ステップS108において、制御装置179は、三方弁175aおよび175bを制御し、第1の冷却液回路11と第1の接続流路171aおよび171bとのそれぞれを非連通状態になるように制御するとともに、三方弁177aおよび177bを制御し、第2の冷却液回路13と第2の接続流路173aおよび173bとを非連通状態になるように制御をする。その後、処理を終了する。
ステップS101において、制御装置179は、第1の温度センサ117および第2の温度センサ137から第1の冷却液の温度および第2の冷却液の温度を検出する。続くステップS102において、第1の冷却液の温度および第2の冷却液の温度と、あらかじめ設定された暖房を維持するために必要な温度である暖房維持温度とを比較し、第1の冷却液の温度および第2の冷却液の温度の両方が暖房維持温度よりも低いか否かを判定する。第1の冷却液の温度および第2の冷却液の温度の両方が暖房維持温度よりも低い場合は、ステップS103へ進む。そうでない場合は、ステップS105へ進む。
ステップS103において、エンジン3が稼働状態であるか否かを判定する。エンジン3が稼働状態でなければ、ステップS104へ進む。エンジン3が稼働状態であれば、ステップS105へ進む。
ステップS104では、制御装置179は、三方弁175a、175b、176a、176cを制御して第1の冷却液回路11と第1の接続流路171aおよび171bとを連通させるとともに、三方弁177aおよび177bを制御して第2の冷却液回路13と第2の接続流路173aおよび173bとを非連通状態とすることで、第1の冷却液をヒーターコア15に流入させる。また、第1の冷却液を加熱するためにエンジン3を稼働させる。その後、処理を終了する。
ステップS105では、第1の冷却液の温度が第2の冷却液の温度よりも高いか否かを判定する。第1の冷却液の温度が第2の冷却液の温度よりも高い場合は、ステップS106へ進む。それ以外の場合は、ステップS107へ進む。
ステップS106では、制御装置179は、三方弁175a、175b、176a、176cを制御して第1の冷却液回路11と第1の接続流路171aおよび171bとを連通状態にするとともに、三方弁177aおよび177bを制御して第2の冷却液回路13と第2の接続流路173aおよび173bとを非連通状態とすることで、第1の冷却液をヒーターコア15に流入させる。その後、処理を終了する。
ステップS107では、制御装置179は、三方弁176a、176c、177a、177bを制御して第2の冷却液回路13と第2の接続流路173aおよび173bとを連通状態にするとともに、三方弁175aおよび175bを制御して第1の冷却液回路11と第1の接続流路171aおよび171bとを非連通状態とすることで、第2の冷却液をヒーターコア15に流入させる。その後、処理を終了する。
上記の処理によって、ヒーターシステム1は、第1の冷却液および第2の冷却液のうち温度の高い冷却液をヒーターコア15に流通させることができる。このような制御によって、ヒーターシステム1は、エンジン3の排熱および電動装置5の排熱を効率よく利用して、ハイブリッド車両の車室内に送風される空気を温めることができる。また、第1の冷却液および第2の冷却液の両方が、暖房を維持できる温度に満たない場合は、エンジン3を稼働させて第1の冷却液を加温するとともにヒーターコア15に第1の冷却液を供給することができる。このような制御によって、第1の冷却液および第2の冷却液の両方が、暖房を維持できる温度に満たない場合にのみ、エンジン3を稼働させて第1の冷却液を加温するので、ハイブリッド車両の燃費を悪化させずにヒーターシステムを稼働させることができる。
上述のように、本開示の第1の実施形態によれば、ヒーターコア15は、電動装置5から吸熱した第2の冷却液とハイブリッド車両の車室内に送風される空気との間で熱交換を行うことができる。そのため、エンジン3が非稼働の状態であってもエンジン3を再稼働させることなく、電動装置5から吸熱した熱をヒーターの熱源として使用することができる。その結果、走行に不必要なエンジン3の稼働率を低減させ、ハイブリッド車両の燃費を悪化させずにヒーターシステム1を稼働させることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係るヒーターシステム1について説明する。第2の実施形態に係るヒーターシステム1は、第1の実施形態に対して、第1の冷却液回路11及び第2の冷却液回路13並びに冷却液切換装置17の一部の配管を真空配管に変更したものである。尚、第2の実施形態において、第1の実施形態の構成要件と同じものは同じ参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
次に、第2の実施形態に係るヒーターシステム1について説明する。第2の実施形態に係るヒーターシステム1は、第1の実施形態に対して、第1の冷却液回路11及び第2の冷却液回路13並びに冷却液切換装置17の一部の配管を真空配管に変更したものである。尚、第2の実施形態において、第1の実施形態の構成要件と同じものは同じ参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図4〜6は、第2の実施形態に係るヒーターシステム1において、真空配管によって構成される部分を太線で示した図である。図4に示されるように、第1の冷却液回路11のうちエンジン3から三方弁175aまでの部分と、第1の接続流路171aと、流入管15aとが、真空配管によって形成される。また、図5に示されるように、第1の冷却液回路11全体と、流入管15aと、流出管15bと、第1の接続流路171a及び171bとが、真空配管によって形成されてもよい。また、図6に示されるように、第1のラジエータ113及び第2のラジエータ133のそれぞれに流入及び流出する配管部分以外の部分が、真空配管によって形成されてもよい。その他の形成は第1の実施形態と同じである。
第2の実施形態におけるヒーターシステム1の動作は第1の実施形態と同じである。ただし、図4の構成では、エンジン3から吸熱した第1の冷却液がヒーターコア15に流入するまでの間に、第1の冷却液からの放熱が抑制されるので、ヒーターコア15での熱交換効率が向上し、ハイブリッド車両の燃費の悪化をさらに抑制することができる。図5および図6の構成では、図4の構成に比べて放熱が抑制される部分が多くなっているので、ヒーターコア15での熱交換効率がさらに向上し、ハイブリッド車両の燃費の悪化をさらに抑制することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
1 ヒーターシステム
3 エンジン
5 電動装置
11 第1の冷却液回路
111 第1のポンプ
113 第1のラジエータ
115 第1のバイパス流路
117 第1の温度センサ
119a、119b 三方弁
13 第2の冷却液回路
131 第2のポンプ
133 第2のラジエータ
135 第2のバイパス流路
137 第2の温度センサ
139a、139b 三方弁
15 ヒーターコア
15a 流入管
15b 流出管
151 空気通路
153 冷却液通路
17 冷却液切換装置
171a、171b 第1の接続流路
173a、173 第2の接続流路
175a、175b 三方弁
176a、176c 三方弁
177a、177b 三方弁
3 エンジン
5 電動装置
11 第1の冷却液回路
111 第1のポンプ
113 第1のラジエータ
115 第1のバイパス流路
117 第1の温度センサ
119a、119b 三方弁
13 第2の冷却液回路
131 第2のポンプ
133 第2のラジエータ
135 第2のバイパス流路
137 第2の温度センサ
139a、139b 三方弁
15 ヒーターコア
15a 流入管
15b 流出管
151 空気通路
153 冷却液通路
17 冷却液切換装置
171a、171b 第1の接続流路
173a、173 第2の接続流路
175a、175b 三方弁
176a、176c 三方弁
177a、177b 三方弁
Claims (7)
- エンジンと電動装置とを備えるハイブリッド車両に搭載されるヒーターシステムであって、
前記エンジンから吸熱する第1の冷却液が循環するように構成される第1の冷却液回路と、
前記電動装置から吸熱する第2の冷却液が循環するように構成される第2の冷却液回路と、
前記ハイブリッド車両の車室内に送風される空気と前記第1の冷却液又は前記第2の冷却液のいずれか一方とを熱交換するヒーターコアと、
前記ヒーターコアに前記第1の冷却液又は前記第2の冷却液のいずれか一方が流れるように切り換え可能に構成された冷却液切換装置と
を備えるヒーターシステム。 - 前記ヒーターコアは、
前記空気が流通する空気通路と、
前記第1の冷却液又は前記第2の冷却液が流通する冷却液通路と
を備え、
前記第1の冷却液および前記第2の冷却液のそれぞれが流通する前記冷却液通路は同じものである、請求項1に記載のヒーターシステム。 - 前記冷却液切換装置は、
前記第1の冷却液回路と前記ヒーターコアとを接続するための第1の接続流路と、
前記第2の冷却液回路と前記ヒーターコアとを接続するための第2の接続流路と、
前記第1の接続流路を開閉する第1の開閉部材と、
前記第2の接続流路を開閉する第2の開閉部材と、
を備えることを特徴とする、請求項1または2に記載のヒーターシステム。 - 前記エンジンから流出した前記第1の冷却液の温度を測定するための第1の温度センサと、
前記電動装置から流出した前記第2の冷却液の温度を測定するための第2の温度センサと、
前記第1の温度センサ及び前記第2の温度センサによる検出値に基づいて、前記第1の開閉部材及び前記第2の開閉部材を制御する制御装置と
を備えることを特徴とする、請求項3に記載のヒーターシステム。 - 前記制御装置は、前記第1の温度センサで測定した前記第1の冷却液の温度と、前記第2の温度センサで測定した前記第2の冷却液の温度との比較に基づいて、温度の高い方の冷却液を前記ヒーターコアへ流入するように前記冷却液切換装置を制御することを特徴とする、請求項4に記載のヒーターシステム。
- 前記制御装置は、前記第1の温度センサで測定した前記第1の冷却液の温度および前記第2の温度センサで測定した前記第2の冷却液の温度が、予め設定された温度を下回る場合に、前記エンジンを稼働させるとともに、前記第1の冷却液が前記ヒーターコアへ流入するように前記冷却液切換装置を制御することを特徴とする、請求項4または5に記載のヒーターシステム。
- 前記第1の冷却液の流れ方向に少なくとも前記エンジンから前記ヒーターコアまでが真空配管によって構成されることを特徴とする、請求項3または4に記載のヒーターシステム。
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