JP2020131936A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両停止状態の発電からモータの駆動力により発進する際に、発進するまでにかかる時間を短縮することができるハイブリッド車両の制御装置を提供すること。【解決手段】エンジン2と、モータ4と、駆動輪10と、エンジン2とモータ4の動力伝達を断接する第1クラッチ41と、モータ4と駆動輪10の動力伝達を断接する噛合いクラッチの第2クラッチ42と、ハイブリッド車両1の前方の環境情報を取得する車両前方情報取得部61と、ハイブリッド車両1が停止しているときに第1クラッチ41を接続状態とし、第2クラッチ42を切断状態として、エンジン2の動力によりモータ4を駆動して発電させバッテリ5を充電させる停車時発電中に、前方の環境情報に基づいて、発電停止条件が成立したと判定した場合にハイブリッド車両1が発進すると予測し、第1クラッチ41を切断状態とし、モータ4の回転を減速させる制御部6と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ハイブリッド車両の制御装置に関する。
特許文献1には、エンジンとモータを備えたハイブリッド車両において、車両停車時にエンジンを運転させてモータで発電を行なうことが記載されている。
特開2003−235110号公報
しかしながら、車両停止状態の発電から電動駆動に移行する際は、モータがエンジンと共に回転している。このため、モータの回転が停止した後、クラッチによりモータを駆動輪に接続する必要があり、発進に時間がかかる。
そこで、モータと駆動輪との間に摩擦クラッチを設けることが考えられるが、その場合、機械式クラッチと比べてコストが増加し、機構が複雑化する。
そこで、本発明は、車両停止状態の発電からモータの駆動力により発進する際に、発進するまでにかかる時間を短縮することができるハイブリッド車両の制御装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため本発明は、エンジンと、モータと、駆動輪と、前記エンジンと前記駆動輪を連結する駆動経路と、前記エンジンと前記モータとの間の動力伝達を断接する第1クラッチと、前記モータと前記駆動輪との間の動力伝達を断接する第2クラッチと、前記モータに電力を供給するバッテリと、を備えるハイブリッド車両の制御装置であって、前記ハイブリッド車両が停止しているときに前記第1クラッチを接続状態とし、前記第2クラッチを切断状態として、前記エンジンの動力により前記モータを駆動して発電させ前記バッテリを充電させる停車時発電を行なわせ、運転者の発進意図を検出したときに前記第1クラッチを切断状態とし、前記第2クラッチを接続状態として、前記モータの動力により前記ハイブリッド車両を発進させる制御部と、前記ハイブリッド車両の前方の環境情報を取得する車両前方情報取得部と、を備え、前記第2クラッチは、噛合いクラッチで構成され、前記制御部は、前記停車時発電中に、前記前方の環境情報に基づいて、発電停止条件が成立したと判定した場合に、前記第1クラッチを切断状態とし、前記モータの回転を減速させるものである。
このように、本発明によれば、車両停止状態の発電からモータの駆動力により発進する際に、発進するまでにかかる時間を短縮することができる。
図1は、本発明の一実施例に係るハイブリッド車両の制御装置の要部のブロック図である。 図2は、本発明の一実施例に係るハイブリッド車両の制御装置の停車時発電制御処理の手順を示すフローチャートである。 図3は、本発明の一実施例に係るハイブリッド車両の制御装置の停車時発電制御処理によるバッテリの充電量が少ない場合の停車時発電開始からハイブリッド車両発進までの経過を示すタイムチャートである。 図4は、本発明の一実施例に係るハイブリッド車両の制御装置の停車時発電制御処理によるバッテリの充電量が多い場合の停車時発電開始からハイブリッド車両発進までの経過を示すタイムチャートである。 図5は、本発明の一実施例の他の態様に係るハイブリッド車両の制御装置の停車時発電制御処理の手順を示すフローチャートである。 図6は、本発明の一実施例の他の態様に係るハイブリッド車両の制御装置の停車時発電制御処理によるバッテリの充電量が少ない場合の停車時発電開始からハイブリッド車両発進までの経過を示すタイムチャートである。
本発明の一実施の形態に係るハイブリッド車両の制御装置は、エンジンと、モータと、駆動輪と、エンジンと駆動輪を連結する駆動経路と、エンジンとモータとの間の動力伝達を断接する第1クラッチと、モータと駆動輪との間の動力伝達を断接する第2クラッチと、モータに電力を供給するバッテリと、を備えるハイブリッド車両の制御装置であって、ハイブリッド車両が停止しているときに第1クラッチを接続状態とし、第2クラッチを切断状態として、エンジンの動力によりモータを駆動して発電させバッテリを充電させる停車時発電を行なわせ、運転者の発進意図を検出したときに第1クラッチを切断状態とし、第2クラッチを接続状態として、モータの動力によりハイブリッド車両を発進させる制御部と、ハイブリッド車両の前方の環境情報を取得する車両前方情報取得部と、を備え、第2クラッチは、噛合いクラッチで構成され、制御部は、停車時発電中に、前方の環境情報に基づいて、発電停止条件が成立したと判定した場合に、第1クラッチを切断状態とし、モータの回転を減速させるよう構成されている。
これにより、本発明の一実施の形態に係るハイブリッド車両の制御装置は、車両停止状態の発電からモータの駆動力により発進する際に、発進するまでにかかる時間を短縮することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施例に係るハイブリッド車両の制御装置について詳細に説明する。
図1において、本発明の一実施例に係るハイブリッド車両の制御装置を搭載したハイブリッド車両1は、エンジン2と、変速機3と、モータ4と、バッテリ5と、制御部6と、を含んで構成される。
エンジン2には、複数の気筒が形成されている。本実施例において、エンジン2は、各気筒に対して、吸気行程、圧縮行程、膨張行程および排気行程からなる一連の4行程を行なうように構成されている。エンジン2の点火時期や燃料噴射量は、制御部6により制御される。
変速機3は、エンジン2から出力された回転を変速し、駆動軸11を介して駆動輪10を駆動する。変速機3は、平行軸歯車機構からなる常時噛合式の図示しない変速機構と、図示しないアクチュエータとを備えている。
エンジン2と変速機3の間には、乾式単板式のメインクラッチ31が設けられており、メインクラッチ31は、エンジン2と変速機3との間の動力伝達を接続する係合状態、またはエンジン2と変速機3との間の動力伝達を切断する切断状態とする。
変速機3は、いわゆるAMT(Automated Manual Transmission)として構成されており、図示しないアクチュエータにより変速機構における変速段の切換えとメインクラッチ31の断接が行なわれる。
エンジン2と駆動輪10の間の駆動経路にはモータ4が設けられている。エンジン2とモータ4の間の動力伝達経路には、エンジン2とモータ4との間の動力伝達を断接する第1クラッチ41が設けられている。
モータ4と駆動輪10の間の動力伝達経路には、モータ4と駆動輪10との間の動力伝達を断接する第2クラッチ42が設けられている。第2クラッチ42は、噛合いクラッチで構成される。噛合いクラッチとは、互いに噛み合う爪により動力を伝達する方式のクラッチであり、ドッグクラッチ等と称されるものである。
ハイブリッド車両1は、第1クラッチ41を接続状態とし、第2クラッチ42を切断状態とした状態で、エンジン2の動力によりモータ4を駆動して発電を行ない、バッテリ5を充電することができるようになっている。
ハイブリッド車両1は、第1クラッチ41を切断状態とし、第2クラッチ42を接続状態とした状態で、モータ4の動力によりハイブリッド車両1を駆動させることができるようになっている。
ハイブリッド車両1は、エンジン2及びモータ4の少なくとも一方が出力する動力により走行する。
バッテリ5は、例えば、ニッケル蓄電池やリチウム蓄電池等からなり、複数のセルを直列に接続して構成されている。バッテリ5は、モータ4に電力を供給する。
バッテリ5には、バッテリ状態センサ51が設けられている。バッテリ状態センサ51は、バッテリ5の充放電電流、電圧及びバッテリ温度を検出する。バッテリ状態センサ51は、制御部6に接続されている。制御部6は、バッテリ状態センサ51の出力によりバッテリ5の充電量を検知できるようになっている。
制御部6は、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)と、バックアップ用のデータなどを保存するフラッシュメモリと、入力ポートと、出力ポートとを備えたコンピュータユニットによって構成されている。
このコンピュータユニットのROMには、各種定数や各種マップ等とともに、当該コンピュータユニットを制御部6として機能させるためのプログラムが格納されている。
すなわち、CPUがRAMを作業領域としてROMに格納されたプログラムを実行することにより、このコンピュータユニットは、本実施例における制御部6として機能する。
制御部6の入力ポートには、前述したバッテリ状態センサ51に加え、車両前方情報取得部61、不図示のアクセル開度センサ、不図示のブレーキスイッチ等の各種センサ類が接続されている。
アクセル開度センサは、運転者によって操作される不図示のアクセルペダルの開度であるアクセル開度を検出する。ブレーキスイッチは、運転者のブレーキ操作を検出する。
車両前方情報取得部61は、例えば、カメラなどにより構成され、ハイブリッド車両1の前方を撮像する。車両前方情報取得部61は、撮像した画像を制御部6に出力する。
制御部6は、運転者の操作による発進意図を検出したとき、第1クラッチ41を切断状態とし、第2クラッチ42を接続状態とした状態で、モータ4の動力によりハイブリッド車両1を発進させる。発進意図を検出したときとは、例えば、アクセル開度がゼロより大きくなったことを検出したとき、ブレーキ操作が無くなったことを検出したときなどである。
本実施例において、制御部6は、ハイブリッド車両1が停車中に、バッテリ5の充電量に基づいて、停車時発電が必要であると判定すると、バッテリ5の充電量が所定のレベルになるまで、停車時発電によりバッテリ5を充電させる。
制御部6は、第1クラッチ41を接続状態とし、第2クラッチ42を切断状態とした状態で、エンジン2の動力によりモータ4を駆動して発電を行ない、バッテリ5を充電する。
制御部6は、停車時発電中にハイブリッド車両1の発進を予測し、ハイブリッド車両1が発進すると予測した場合、第1クラッチ41を切断状態とし、モータ4の回転を減速させ、モータ4の動力によりハイブリッド車両1を発進させる準備を開始する。
制御部6は、例えば、所定の条件が成立した場合に、ハイブリッド車両1が発進すると予測する。所定の条件としては、例えば、車両前方情報取得部61により撮像した画像から、信号機が赤から青に切り替わったこと、前走車のブレーキランプが消灯したこと、などがある。
制御部6は、モータ4の回転が停止した後、第2クラッチ42を接続状態とした状態で、モータ4の動力によりハイブリッド車両1を発進させる。
制御部6は、停車時発電中にバッテリ5の充電量に応じて、ハイブリッド車両1が発進すると予測する条件を変更する。
制御部6は、例えば、バッテリ5の充電量が所定値より少ない場合、ハイブリッド車両1が発進すると予測し停車時発電を停止する条件(以下、「発電停止条件」という)を厳しくする。発電停止条件を厳しくするとは、例えば、複数の条件のいずれか一つが成立すれば発電停止条件が成立したとしていたものを、複数の条件の全てが成立しないと発電停止条件が成立したとしないとすることである。
制御部6は、例えば、バッテリ5の充電量と所定値との差が大きいほど、発電停止条件を厳しくするようにしてもよい。例えば、バッテリ5の充電量と所定値との差が大きいほど、成立しないといけない条件の数を増やすということである。
以上のように構成された本実施例に係るハイブリッド車両の制御装置による停車時発電制御処理について、図2を参照して説明する。なお、以下に説明する停車時発電制御処理は、制御部6が動作を開始すると開始され、予め設定された時間間隔で実行される。
ステップS1において、制御部6は、ハイブリッド車両1が停止しているか否かを判定する。ハイブリッド車両1が停止していないと判定した場合、制御部6は、ステップS1の処理を繰り返す。
ハイブリッド車両1が停止していると判定した場合、ステップS2において、制御部6は、バッテリ5の充電量に基づいて、停車時発電が必要か否かを判定する。停車時発電が必要でないと判定した場合、制御部6は、処理を終了する。
停車時発電が必要であると判定した場合、ステップS3において、制御部6は、第1クラッチ41を締結して接続状態とする。
ステップS4において、制御部6は、第2クラッチ42を開放して切断状態とする。
ステップS5において、制御部6は、エンジン2の動力によりモータ4を駆動させて発電を行わせバッテリ5を充電させる停車時発電を開始させる。
ステップS6において、制御部6は、バッテリ5の充電量が第1レベルか否かを判定する。第1レベルとは、例えば、バッテリ5の充電量が前述の所定値より少ない状態である。
バッテリ5の充電量が第1レベルであると判定した場合、ステップS7において、制御部6は、第1の発電停止条件が成立したか否かを判定する。第1の発電停止条件とは、例えば、複数の条件の全てが成立したことで成立する条件である。
第1の発電停止条件が成立していないと判定した場合、制御部6は、ステップS6に処理を戻して、処理を繰り返す。
ステップS6においてバッテリ5の充電量が第1レベルでないと判定した場合、ステップS8において、制御部6は、バッテリ5の充電量が第2レベルか否かを判定する。第2レベルとは、第1レベルよりバッテリ5の充電量が多い状態であり、例えば、バッテリ5の充電量が前述の所定値以上で、かつ前述の所定のレベルより少ない状態である。
バッテリ5の充電量が第2レベルであると判定した場合、ステップS9において、制御部6は、第2の発電停止条件が成立したか否かを判定する。第2の発電停止条件とは、例えば、複数の条件のいずれか一つが成立したことで成立する条件である。すなわち、第1の発電停止条件は、第2の発電停止条件よりも厳しい条件となっている。
第2の発電停止条件が成立していないと判定した場合、制御部6は、ステップS6に処理を戻して、処理を繰り返す。
ステップS7において第1の発電停止条件が成立したと判定した場合、または、ステップS8においてバッテリ5の充電量が第2レベルでないと判定した場合、または、ステップS9において第2の発電停止条件が成立したと判定した場合、ステップS10において、制御部6は、発電を停止させる。
ステップS11において、制御部6は、第1クラッチ41を開放して切断状態とする。
ステップS12において、制御部6は、第2クラッチ42を締結して接続状態とし、処理を終了する。
このような停車時発電制御処理による動作について図3及び図4を参照して説明する。図3は、バッテリ5の充電量が少ない場合を示している。
時刻T1において、停車中でバッテリ5の充電量が所定のレベルより少ない状態であるので、充電制御がオンになり、第1クラッチ41が接続状態とされ、第2クラッチ42が切断状態とされ、エンジン2の動力によりモータ4が駆動されて、停車時発電が開始される。
時刻T2において、前方情報による発電停止条件の1つが成立するが、バッテリ5の充電量が所定値より少ない状態なので、発進予測がオンとならず充電が続けられる。
時刻T3において、前方情報による発電停止条件の2つが成立すると、バッテリ5の充電量が所定値を超えているため、発進予測がオンとなり、充電制御がオフになり、第1クラッチ41が切断状態とされ、モータ4の回転が減速する。
時刻T4において、発進意図が検出されると、モータ4の回転が停止した時刻T5において、第2クラッチ42が接続状態とされ、モータ4の動力によりハイブリッド車両1が発進される。
このように、バッテリ5の充電量が少ない場合は、発電停止条件を厳しくして発電停止を遅らせ、バッテリ5の充電の時間を増やしているため、充電時間を確保しつつ、発進意図を検出してから発進するまでの時間を短縮することができる。
図4は、バッテリ5の充電量が多い場合を示している。
時刻T6において、停車中でバッテリ5の充電量が所定のレベルより少ない状態であるので、充電制御がオンになり、第1クラッチ41が接続状態とされ、第2クラッチ42が切断状態とされ、エンジン2の動力によりモータ4が駆動されて、停車時発電が開始される。
時刻T7において、バッテリ5の充電量が所定値を超えた状態で、前方情報による発電停止条件の1つが成立すると発進予測がオン(ハイブリッド車両1が発進すると予測)となり、充電制御がオフになり、第1クラッチ41が切断状態とされ、モータ4の回転が減速する。
時刻T8において、発進意図が検出されると、モータ4の回転が停止した時刻T9において、第2クラッチ42が接続状態とされ、モータ4の動力によりハイブリッド車両1が発進される。
このように、ハイブリッド車両1が発進すると予測したときに、モータ4の回転を減速させているため、発進意図を検出してからモータ4の回転を減速させるよりも、発進意図を検出してから発進するまでの時間を短縮することができる。
このように、本実施例では、ハイブリッド車両1が発進すると予測した場合、第1クラッチ41を切断状態とし、モータ4の回転を減速させる。
これにより、運転者の発進意図を検出するより前にハイブリッド車両1が発進すると予測し、モータ4の回転の減速を開始しているため、発進意図を検出してからモータ4の回転をゼロ回転に落とすまでの時間を短縮することができ、運転者が発進時に感じるもたつきを抑制することができる。
また、第2クラッチ42を噛合いクラッチで構成することができ、モータ4を駆動輪10に連結するクラッチを簡素で安価な構成とすることができる。
また、バッテリ5の充電量が所定値より少ない場合は、発進停止条件を厳しくする。
これにより、バッテリ5の充電量が所定値より少ない場合に充電時間を確保しつつ、発進意図を検出してからモータ4の回転をゼロ回転に落とすまでの時間を短縮することができ、運転者が発進時に感じるもたつきを抑制することができる。
また、バッテリ5の充電量と所定値との差が大きいほど、発電停止条件を厳しくする。
これにより、バッテリ5の充電量に応じて充電時間を確保しつつ、発進意図を検出してからモータ4の回転をゼロ回転に落とすまでの時間を短縮することができ、運転者が発進時に感じるもたつきを抑制することができる。
本実施例の他の態様としては、制御部6は、ハイブリッド車両1が発進すると予測したときのバッテリ5の充電量に応じて停車時発電を停止させるまでの遅延時間を決定し、発電停止時期を決め、発電停止時期になったときに停車時発電を停止させる。
遅延時間は、バッテリ5の充電量が少ないほど長く設定される。制御部6は、例えば、ハイブリッド車両1が発進すると予測したときのバッテリ5の充電量と前述の所定値との差に応じて遅延時間を決定する。
本実施例の他の態様に係るハイブリッド車両の制御装置による停車時発電制御処理について、図5を参照して説明する。なお、以下に説明する停車時発電制御処理は、制御部6が動作を開始すると開始され、予め設定された時間間隔で実行される。
前述の実施例と同様に、ステップS1からステップS5において、制御部6は、ハイブリッド車両1が停止中で、停車時発電が必要である場合、第1クラッチ41を締結して接続状態とし、第2クラッチ42を開放して切断状態とし、停車時発電を開始させる。
ステップS21において、制御部6は、ハイブリッド車両1が発進すると予測したか否かを判定する。ハイブリッド車両1が発進すると予測していない場合、制御部6は、ステップS21の処理を繰り返す。
ハイブリッド車両1が発進すると予測した場合、ステップS22において、制御部6は、バッテリ5の充電量に応じて停車時発電の発電停止時期を決定する。
ステップS23において、制御部6は、発電停止時期になったか否かを判定する。発電停止時期になっていないと判定した場合、制御部6は、ステップS23の処理を繰り返す。
発電停止時期になったと判定した場合、前述の実施例と同様に、ステップS10からステップS12において、制御部6は、発電を停止させ、第1クラッチ41を開放して切断状態とし、第2クラッチ42を締結して接続状態とし、処理を終了する。
このような停車時発電制御処理による動作について図6を参照して説明する。図6は、バッテリ5の充電量が少ない場合を示している。
時刻T10において、停車中でバッテリ5の充電量が所定のレベルより少ない状態であるので、充電制御がオンになり、第1クラッチ41が接続状態とされ、第2クラッチ42が切断状態とされ、エンジン2の動力によりモータ4が駆動されて、停車時発電が開始される。
時刻T11において、前方情報による発電停止条件の1つが成立すると発進予測がオン(ハイブリッド車両1が発進すると予測)となり、バッテリ5の充電量に応じて停車時発電を停止させるまでの遅延時間Aが決定される。
遅延時間Aが経過した時刻T12において、充電制御がオフになり、第1クラッチ41が切断状態とされ、モータ4の回転が減速される。
時刻T13において、発進意図が検出されると、モータ4の回転が停止した時刻T14において、第2クラッチ42が接続状態とされ、モータ4の動力によりハイブリッド車両1が発進される。
このように、バッテリ5の充電量に応じて発電停止時期を遅らせ、バッテリ5の充電の時間を増やしているため、充電時間を確保しつつ、発進意図を検出してから発進するまでの時間を短縮することができる。
本実施例では、各種センサ情報に基づき制御部6が各種の判定や算出を行なう例について説明したが、これに限らず、ハイブリッド車両1が外部サーバ等の車外装置と通信可能な通信部を備え、該通信部から送信された各種センサの検出情報に基づき車外装置によって各種の判定や算出が行なわれ、その判定結果や算出結果を通信部で受信して、その受信した判定結果や算出結果を用いて各種制御を行なってもよい。
本発明の実施例を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正及び等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1 ハイブリッド車両
2 エンジン
4 モータ
5 バッテリ
6 制御部
10 駆動輪
41 第1クラッチ
42 第2クラッチ
51 バッテリ状態センサ
61 車両前方情報取得部

Claims (4)

  1. エンジンと、モータと、駆動輪と、前記エンジンと前記駆動輪を連結する駆動経路と、前記エンジンと前記モータとの間の動力伝達を断接する第1クラッチと、前記モータと前記駆動輪との間の動力伝達を断接する第2クラッチと、前記モータに電力を供給するバッテリと、を備えるハイブリッド車両の制御装置であって、
    前記ハイブリッド車両が停止しているときに前記第1クラッチを接続状態とし、前記第2クラッチを切断状態として、前記エンジンの動力により前記モータを駆動して発電させ前記バッテリを充電させる停車時発電を行なわせ、運転者の発進意図を検出したときに前記第1クラッチを切断状態とし、前記第2クラッチを接続状態として、前記モータの動力により前記ハイブリッド車両を発進させる制御部と、
    前記ハイブリッド車両の前方の環境情報を取得する車両前方情報取得部と、を備え、
    前記第2クラッチは、噛合いクラッチで構成され、
    前記制御部は、前記停車時発電中に、前記前方の環境情報に基づいて、発電停止条件が成立したと判定した場合に、前記第1クラッチを切断状態とし、前記モータの回転を減速させるハイブリッド車両の制御装置。
  2. 前記制御部は、前記バッテリの充電量が所定値より少ない場合、前記バッテリの充電量が所定値以上の場合と比較して前記発電停止条件を厳しくする請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  3. 前記制御部は、前記バッテリの充電量と前記所定値との差が大きいほど前記発電停止条件を厳しくする請求項2に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  4. 前記制御部は、前記発電停止条件が成立したと判定したときの前記バッテリの充電量が少ないほど長い遅延時間を設定し、前記発電停止条件が成立したと判定したときから前記遅延時間が経過したときに、前記第1クラッチを切断状態とし、前記モータの回転を減速させる請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置。
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