JP2020131647A - インク、インクカートリッジ、及びインクジェット記録装置 - Google Patents
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Abstract
Description
そこで、例えば、外装体の内部にインク袋の後端がインク供給口よりも高い位置になるようガイド面を設ける方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この方法によれば、インク袋からインクが供給されることに伴ってインク袋の後端が上昇するため、インク袋にシワが形成されることを防止しており、インク残量を低減させることは考えられる。
本発明のインクカートリッジは、インクカートリッジが収容され、長手方向が水平方向に対して傾斜している空間であるインクカートリッジ収容空間を備えるインクジェット記録装置に対して装着されるインクカートリッジであって、インク、前記インクを収容するインク収容部を備え、インク収容部が一端にインク供給口と、他端にインク供給口と対向する底部とを有し、インクカートリッジ収容空間に収容されているとき、底部がインク供給口よりも高い位置となり、インクの静的表面張力が25mN/m以上であり、更に必要に応じてその他の部材を有する。
インク収容部の内側をインクで十分に濡らすことができなかった場合、インク残量が少なくなると、インク収容部の内側のインクで濡れていない部分がインク収容部の内側同士で密着し易くなる。その結果、インク収容部からインクを吸引しようとしても、インク収容部の底部にインクが孤立し残ってしまうという問題がある。
このようなインク収容部の内側へのインクの濡れ性の問題に対してインクの表面張力を下げるという解決手段が考えられるが、インクの表面張力を際限なく下げていくと、紙面に着弾した液滴が濡れ広がってしまい、鮮鋭性の低下など画像品質に影響が生じる。このため、インクの表面張力を下げるという解決手段は、インクジェット用インクとして欠陥を抱えてしまうため、現実的ではない。したがって、画質を維持するための紙面上での挙動を制御する観点から、インクの表面張力は25mN/m以上である必要がある。
したがって、これらを維持しつつ、インク収容部に残る廃棄インク量を最少化するためにはインクカートリッジ側の廃棄インク量を最少化する構成とする必要があり、インク収容部の底部がインク供給口よりも高い位置にある時、廃棄インク量が最少化できることを本発明者らは見出し、本発明を完成するに至った。
前記成す角度が5度以上であることで、インクがより効果的にインク供給口側へと移動しやすくなる。また、前記角度が45度以下であると、インク中の色材の沈殿によるインク供給口の詰まりやインクの濃度勾配が生じることを好適に軽減することができる。
インクカートリッジの使用終了時とは、インク切れが生じた時点を意味する。インク切れとは、インクの消費に伴い、インクカートリッジのインク収容部内のインクの量が減少し、前記インクカートリッジを搭載したインクジェット記録装置などが正常なインク吐出が難しいインク残量であると判断した状態などを意味する。具体的には、インク切れが生じ、インクジェット記録装置やインクカートリッジが、インクカートリッジの交換の警告を示す時点などが挙げられる。
前記インク収容部は、前記インクを収容する部材であり、一端に前記インクをインクカートリッジが装着されたインクジェット記録装置に供給するインク供給口と、他端に前記インク供給口と対向する底部とを有する。
インク収容部の底部は、インク供給口と対向するインク収容部の後端部を意味するが、インク収容部を押圧手段で押圧時には、インクカートリッジケース内で押圧手段により押圧されたインク収容部の最小厚み部分を意味する。
前記インク収容部は、前記押圧手段から押圧されることにより、内部に収容される前記インクが前記インク供給口から外部へ排出されるため、変形可能な形状が好ましい。
前記インク収容部の形状としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、袋状、パック状などが挙げられる。
前記インク収容部の材質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アルミニウムラミネートフィルム、樹脂フィルムなどが挙げられる。
前記インク供給口としては、前記インク収容部の内部に収容される前記インクが外部へ供給できれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
本発明のインクカートリッジは、押圧手段を有することが好ましい。
また、本発明のインクジェット記録装置は、押圧手段を有することが好ましい。
前記押圧手段は、前記インク収容部を押圧し、前記インク収容部のインク供給口の方向に、前記インクを移動させる手段である。そのため、押圧手段は、インク移動補助手段とも言い換えることができる。
前記インクがインク供給口の方向に移動されることにより、インクに含まれる無機酸化物が沈殿せず、インク内での均一分散性に優れるため、使用終了時に残存するインクの量を少なくすることができる。
前記押圧手段としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、回転可能な軸、弾性部材、押圧部材、挟み部材などが挙げられる。
前記回転可能な軸としては、例えば、円筒部材などが挙げられる。
前記円筒部材としては、例えば、車輪型の回転可能な軸、棒状の回転可能な軸(ローラー)などが挙げられる。
前記弾性部材としては、例えば、板バネが挙げられる。
前記板バネとしては、例えば、巻き込み型の板バネ、押圧型の板バネなどが挙げられる。
前記押圧部材としては、例えば、インク収容部としてのインク収容袋とは異なる袋状の部材などが挙げられる。具体的には、前記インク収容袋とは異なる袋状の部材に、空気、窒素、希ガスなどの気体を入れ、前記インク収容部を押圧する部材などが挙げられる。
前記挟み部材としては、例えば、インク収容部の長手方向に対して直行する方向からインク収容部を挟み込み、インク収容部に沿ってインク供給口の方向に前記摺動することでインク収容部を絞りこむ部材などが挙げられる。具体的には、インク収容部の幅と略同じ幅に切り込みを設けた板材などが挙げられる。なお、上述の回転可能な軸を、インク収容部を挟み込むように複数個設置することで挟み部材としてもよい。
これらの押圧部材は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。また、これらを組み合せて使用してもよい。
本発明のインクカートリッジは、インクカートリッジ収容空間における長手方向と水平方向との成す角度を調整する角度調整手段を有することが好ましい。
また、本発明のインクジェット記録装置は、角度調整手段を有することが好ましい。
角度調整手段としては、インクカートリッジ収容空間における長手方向と水平方向との成す角度(以下、「取付角度」と称することもある)を、0度〜90度の間で段階的に変更することができれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、予め、インクジェット記録装置のインクカートリッジを装着する場所(インクカートリッジ収容空間)に、インクカートリッジの凸部と係合する係合部を、取付角度を変えて複数設けておき、適用する角度に対応した取付角度の係合部にインクカートリッジの凸部を係合させてカートリッジを装着することで取付角度を調整することができる。
また、インクカートリッジをインクジェット記録装置の昇降可能なアクチュエーターに取り付け、アクチュエーターを作動させることにより、取付角度を調整することができる。この場合、インク収容部内のインク量を検出しておき、インク量に応じてアクチュエーターの作動量を変えることにより、取付角度を自動で調整することができる。なお、各実施形態では、インクカートリッジ収容空間の長手方向(又は、インクカートリッジの装着方向)が、水平方向に対して傾いている。
前記その他の手段としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、インクカートリッジケース、制御手段などが挙げられる。
インクカートリッジケースとしては、その大きさ、形状、構造、材質などについては特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記形状としては、インク収容部の形状に合わせて形成することができる。
インクカートリッジケースの材質としては、特に制限はなく、寸法精度がよいものが好ましく、例えば、樹脂が好適に挙げられ、例えば、ポリエステル樹脂,ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアクリル酸、ポリカーボネート樹脂、ABS樹脂、ポリアセタール樹脂などが挙げられる。
図2Bは、図2Aのインク収容部2を有するインクカートリッジ20を傾けて配置した一例を示す概略側面図である。図3Bは、図3Aのインク収容部2を有するインクカートリッジ20を傾けて配置した一例を示す概略斜視図である。
図2B及び図3Bに示すように、インクカートリッジ収容空間Sは、その長手方向(又は、インクカートリッジの装着方向)が、水平方向に対して傾いているので、図2A及び図3Aのインク収容部を有するインクカートリッジを傾けて配置する。
図2B及び図3Bに示すように、インクカートリッジ収容空間Sは、その長手方向が水平方向に対して傾斜している。即ち、インク供給口1を通る水平面Hを基準にして、底部10がインク供給口1よりも高い位置となるように、インク供給口1を通りインク収容部2の長手方向と平行なインク収容部軸線Axが、インク供給口を通る水平面Hに対して傾斜している。これにより、使用終了時におけるインクカートリッジのインク収容部内に残存するインクの量を最少化できると共に、鮮鋭性に優れる画像を形成できる。
図2Bにおいては、インク収容部軸線Axとインク供給口1を通る水平面Hとの成す角度θが7度に調整されている。これにより、インクがより効果的にインク供給口側へと移動しやすくなる。
この場合、インク収容部内のインクの静的表面張力は25mN/m以上であるため。インクの静的表面張力が25mN/m以上であれば、インクが媒体に濡れ広がりすぎるのを好適に防ぎ、鮮鋭性に優れる画像を形成できる。インクの静的表面張力が25mN/m以上であるときインク収容部への濡れ性が悪くなるため、本発明のインクカートリッジを用いることで廃棄インク量を好適に減らせる。
図4Bから図9Bは、図4Aから図9Aのインク収容部2と押圧手段3を有するインクカートリッジを傾けた一例を示す概略斜視図である。
押圧手段3は、本実施形態においては円筒形状の部材であり、インクカートリッジケース11内において、インク供給口1が設けられた位置と反対側の端部近傍に配置されている。そして、インクの消費に伴ってインク供給口1側へと徐々に移動することで、インク収容部2内のインクをインク供給口1側へと押し出す。なお、押圧手段3の移動方法は特に限定されない。例えば、インクカートリッジケース11の長手方向に沿ってインクカートリッジケース11の内面に巻取りバネ(板バネが好ましい)を設け、巻取りバネが押圧手段3に対してインク供給口1に向かう力を付与し、押圧手段3をインク収容部2の端部付近に常に押し付けていれば、インクの消費に伴って押圧手段3がインク供給口1側へと移動させることができる。また、インクカートリッジケース11内の長手方向端部にバネを設け、押圧手段3を押圧するような構成でもよい。
更に、図4Bに示すように、インクカートリッジ収容空間Sは、その長手方向が水平方向に対して傾斜している。即ち、インク供給口1を通りインク収容部2の長手方向と平行なインク収容部軸線Axは、インク供給口1を通る水平面Hに対して傾斜しており、インクカートリッジケース内で押圧手段3である回転可能な軸により押圧されたインク収容部の最小厚み部分である底部10が、インク供給口を通る水平面Hよりも高い位置である。これにより、使用終了時におけるインクカートリッジのインク収容部内に残存するインクの量を最少化できると共に、鮮鋭性に優れる画像を形成できる。
図4Aにおける押圧手段3としての車輪型の回転可能な軸を、図5Aに示すような押圧手段3としての棒状の回転可能な軸(ローラー)に変更した以外は、図4Aと同様である。
棒状の回転可能な軸(ローラー)の形状は限定されないが、軸方向の両端部に凸部を設け、インクカートリッジケース11の内壁面設けられた溝部を嵌合させることが好ましい。更に好ましくは、溝部をAxと平行に設けることが好ましい。これにより、ローラーの移動精度をより高くすることができ(言い換えれば、ローラーがAxと直交する方向に浮き上がりにくくなり)、インク残りを少なくすることができる。
この図5Aのインクカートリッジによれば、インク収容部2内のインクが消費されても、即ち、インク収容部2内のインクの体積が減少しても、残存するインクが押圧手段3としての回転可能な軸(ローラー)によりインク供給口1の方向Aに移動させられていくため、インクカートリッジの内のインクを効率よくインク供給口1に導くことができる。そのため、インクカートリッジ使用終了時におけるインクカートリッジ内に残存するインクの量を少なくすることができる。
更に、図5Bに示すように、インクカートリッジ収容空間Sは、その長手方向が水平方向に対して傾斜している。即ち、インク供給口1を通りインク収容部2の長手方向と平行なインク収容部軸線Axは、インク供給口1を通る水平面Hに対して傾斜しており、インクカートリッジケース内で押圧手段3であるローラーにより押圧されたインク収容部の最小厚み部分である底部10が、インク供給口を通る水平面Hよりも高い位置である。これにより、使用終了時におけるインクカートリッジのインク収容部内に残存するインクの量を最少化できると共に、鮮鋭性に優れる画像を形成できる。
図6Aに示すように、押圧手段3としての巻き込み型の板バネは、前記インク収容部2の長手方向に沿って設けられ、前記インク収容部に接し、インク収容部2の底部に取り付けられる。インクカートリッジ使用開始時のインク収容部2は、最大容量のインクを収容しているため、インクの体積により膨張している。そのため、押圧手段3としての巻き込み型の板バネは、インクカートリッジ使用開始時においては、インク収容部2により伸びた状態になっている。押圧手段3としての巻き込み型の板バネは、インク収容部2に収容するインクの消費に伴って、即ち、インク収容部2内のインクの体積の減少に伴って、インク収容部2のインク供給口1が設けられている端部と対向する端部からインク収容部2を巻き取る。これにより、インク収容部2内のインクが消費されても、即ち、インク収容部2内のインクの体積が減少しても、残存するインクが押圧手段3としての巻き込み型の板バネによりインク供給口1の方向に移動させられていくため、インクカートリッジの内のインクを効率よくインク供給口1に導くことができる。そのため、インクカートリッジ使用終了時におけるインクカートリッジ内に残存するインクの量を少なくすることができる。なお、図6Aでは、巻き込み型の板バネを1つのみ設けた例を示したが、板バネの数は特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
更に、図6Bに示すように、インクカートリッジ収容空間Sは、その長手方向が水平方向に対して傾斜している。即ち、インク供給口1を通りインク収容部2の長手方向と平行なインク収容部軸線Axは、インク供給口1を通る水平面Hに対して傾斜しており、インクカートリッジケース内で押圧手段3である板バネにより押圧されたインク収容部の最小厚み部分である底部10が、インク供給口を通る水平面Hよりも高い位置である。これにより、使用終了時におけるインクカートリッジのインク収容部内に残存するインクの量を最少化できると共に、鮮鋭性に優れる画像を形成できる。
インクカートリッジ使用開始時のインク収容部2は、最大容量のインクを収容しているため、インクの体積により膨張している。そのため、押圧手段3としての押圧型の板バネは、インクカートリッジ使用開始時においては、インク収容部2により折り畳まれた状態になっている。押圧手段3としての押圧型の板バネは、インク収容部2に収容するインクの消費に伴って、即ち、インク収容部2内のインクの体積の減少に伴って、元の伸びた状態に戻ろうとするため、インク収容部2を押圧する。これにより、インク収容部2内のインクが消費されても、即ち、インク収容部2内のインクの体積が減少しても、残存するインクが押圧手段3としての押圧型の板バネによりインク供給口1の方向に移動させられていくため、インクカートリッジの内のインクを効率よくインク供給口1に導くことができる。そのため、インクカートリッジ使用終了時におけるインクカートリッジ内に残存するインクの量を少なくすることができる。
更に、図7B及び図8Bに示すように、インクカートリッジ収容空間Sは、その長手方向が水平方向に対して傾斜している。即ち、インク供給口1を通りインク収容部2の長手方向と平行なインク収容部軸線Axは、インク供給口1を通る水平面Hに対して傾斜しており、インクカートリッジケース内で押圧手段3である押圧型の板バネにより押圧されたインク収容部の最小厚み部分である底部10が、インク供給口を通る水平面Hよりも高い位置である。これにより、使用終了時におけるインクカートリッジのインク収容部内に残存するインクの量を最少化できると共に、鮮鋭性に優れる画像を形成できる。
具体的には、前記インク収容袋とは異なる押圧手段3としての袋状の部材に、空気、窒素、希ガスなどの気体を入れ、インク収容部内のインクの消費に伴い、前記袋上の部材内の気体の体積を増加させるなどして膨張させることにより、前記インク収容部を押圧する構成とすることができる。
これにより、インク収容部2内のインクが消費されても、即ち、インク収容部2内のインクの体積が減少しても、残存するインクが押圧手段3としての袋状の部材によりインク供給口1の方向に移動させられていくため、インクカートリッジの内のインクを効率よくインク供給口1に導くことができる。そのため、インクカートリッジ使用終了時におけるインクカートリッジ内に残存するインクの量を少なくすることができる。
更に、図7B及び図8Bに示すように、インクカートリッジ収容空間Sは、その長手方向が水平方向に対して傾斜している。即ち、インク供給口1を通りインク収容部2の長手方向と平行なインク収容部軸線Axは、インク供給口1を通る水平面Hに対して傾斜しており、インクカートリッジケース内で押圧手段3により押圧されたインク収容部の最小厚み部分である底部10が、インク供給口を通る水平面Hよりも高い位置である。これにより、使用終了時におけるインクカートリッジのインク収容部内に残存するインクの量を最少化できると共に、鮮鋭性に優れる画像を形成できる。
前記袋状の部材を膨張させる方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記袋状の部材内に更に前記気体を入れて膨張させる方法、前記袋状の部材を加温して膨張させる方法、前記袋状の部材の内部圧力を下げることで膨張させる方法などが挙げられる。
インクカートリッジ使用開始時のインク収容部2は、最大容量のインクを収容しているため、インクの体積により膨張している。そのため、押圧手段3としての挟み部材は、インクカートリッジ使用開始時においては、インク収容部2の端部に配置された接触した状態になっている。押圧手段3としての挟み部材は、インク収容部2に収容するインクの消費に伴って、即ち、インク収容部2内のインクの体積の減少に伴って、インク供給口の方向へインク収容部2に沿って摺動する。押圧手段3としての挟み部材がインク供給口の方向へインク収容部2に沿って摺動することにより、インク収容部2を絞りこむこれにより、インク収容部2内のインクが消費されても、即ち、インク収容部2内のインクの体積が減少しても、残存するインクが押圧手段3としての挟み部材によりインク供給口1の方向に移動させられていくため、インクカートリッジの内のインクを効率よくインク供給口1に導くことができる。そのため、インクカートリッジ使用終了時におけるインクカートリッジ内に残存するインクの量を少なくすることができる。
更に、図9Bに示すように、インクカートリッジ収容空間Sは、その長手方向が水平方向に対して傾斜している。即ち、インク供給口1を通りインク収容部2の長手方向と平行なインク収容部軸線Axは、インク供給口1を通る水平面Hに対して傾斜しており、インクカートリッジケース内で押圧手段3である挟み部材により押圧されたインク収容部の最小厚み部分である底部10が、インク供給口を通る水平面Hよりも高い位置である。これにより、使用終了時におけるインクカートリッジのインク収容部内に残存するインクの量を最少化できると共に、鮮鋭性に優れる画像を形成できる。
また、前記弾性部材が、前記円筒部材に前記インク収容部を巻きつけるようにして前記インク収容部を押圧することが好ましい。
本発明のインクは、無機酸化物を含有し、顔料分散体、有機溶剤、水を含むことが好ましく、必要に応じて添加剤を含有する。
前記無機酸化物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウムなどが挙げられる。これらの中でも、隠蔽性の点から、二酸化チタンが好ましい。
顔料に親水性官能基を導入して自己分散性顔料とする方法としては、例えば、顔料(例えばカーボン)にスルホン基やカルボキシル基等の官能基を付加することで、水中に分散可能とする方法が挙げられる。
顔料の表面を樹脂で被覆して分散させる方法としては、顔料をマイクロカプセルに包含させ、水中に分散可能とする方法が挙げられる。これは、樹脂被覆顔料と言い換えることができる。この場合、インクに配合される顔料はすべて樹脂に被覆されている必要はなく、本発明の効果が損なわれない範囲において、被覆されない顔料や、部分的に被覆された顔料がインク中に分散していてもよい。
分散剤を用いて分散させる方法としては、界面活性剤に代表される、公知の低分子型の分散剤、高分子型の分散剤を用いて分散する方法が挙げられる。
分散剤としては、顔料に応じて例えば、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン界面活性剤等を使用することが可能である。
竹本油脂株式会社製RT−100(ノニオン系界面活性剤)や、ナフタレンスルホン酸Naホルマリン縮合物も、分散剤として好適に使用できる。
分散剤は1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
顔料に、水や有機溶剤などの材料を混合してインクを得ることが可能である。また、顔料と、その他、水や分散剤などを混合して顔料分散体としたものに、水や有機溶剤などの材料を混合してインクを製造することも可能である。
前記顔料分散体は、水、顔料、顔料分散剤、必要に応じてその他の成分を混合、分散し、粒径を調整して得られる。分散は分散機を用いるとよい。
顔料分散体における顔料の粒径については特に制限はないが、顔料の分散安定性が良好となり、吐出安定性、画像濃度などの画像品質も高くなる点から、最大個数換算で最大頻度は20nm以上500nm以下が好ましく、20nm以上150nm以下がより好ましい。顔料の粒径は、粒度分析装置(ナノトラック Wave−UT151、マイクロトラック・ベル株式会社製)を用いて測定することができる。
前記顔料分散体における顔料の含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、良好な吐出安定性が得られ、また、画像濃度を高める点から、0.1質量%以上50質量%以下が好ましく、0.1質量%以上30質量%以下がより好ましい。
前記顔料分散体は、必要に応じて、フィルター、遠心分離装置などで粗大粒子をろ過し、脱気することが好ましい。
本発明に使用する有機溶剤としては、特に制限されず、水溶性有機溶剤を用いることができる。例えば、多価アルコール類、多価アルコールアルキルエーテル類や多価アルコールアリールエーテル類などのエーテル類、含窒素複素環化合物、アミド類、アミン類、含硫黄化合物類が挙げられる。
水溶性有機溶剤の具体例としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、3−メチル−1,3−ブタンジオール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,3−ペンタンジオール、1,4−ペンタンジオール、2,4−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,3−ヘキサンジオール、2,5−ヘキサンジオール、1,5−ヘキサンジオール、グリセリン、1,2,6−ヘキサントリオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、エチル−1,2,4−ブタントリオール、1,2,3−ブタントリオール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、ペトリオール等の多価アルコール類、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル等の多価アルコールアルキルエーテル類、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノベンジルエーテル等の多価アルコールアリールエーテル類、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、N−ヒドロキシエチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ε−カプロラクタム、γ−ブチロラクトン等の含窒素複素環化合物、ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、3−メトキシ−N,N−ジメチルプロピオンアミド、3−ブトキシ−N,N-ジメチルプロピオンアミド等のアミド類、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエチルアミン等のアミン類、ジメチルスルホキシド、スルホラン、チオジエタノール等の含硫黄化合物、プロピレンカーボネート、炭酸エチレンなどが挙げられる。
湿潤剤として機能するだけでなく、良好な乾燥性を得られることから、沸点が250℃以下の有機溶剤を用いることが好ましい。
前記一般式(I)で表されるアミド化合物としては、例えば、エクアミドM100、エクアミドB100(いずれも、出光興産株式会社製)などが挙げられる。
グリコールエーテル化合物の具体例としては、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル等の多価アルコールアルキルエーテル類;エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノベンジルエーテル等の多価アルコールアリールエーテル類などが挙げられる。
インク中に含有する樹脂の種類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、スチレン系樹脂、ブタジエン系樹脂、スチレン−ブタジエン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、アクリル−スチレン系樹脂、アクリル−シリコーン系樹脂などが挙げられる。
これらの樹脂からなる樹脂粒子を用いてもよい。樹脂粒子を、水を分散媒として分散した樹脂エマルションの状態で、色材や有機溶剤などの材料と混合してインクを得ることが可能である。前記樹脂粒子としては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。これらは、1種を単独で用いてもよく、2種類以上の樹脂粒子を組み合わせて用いてもよい。
前記体積平均粒径は、例えば、粒度分析装置(ナノトラック Wave−UT151、マイクロトラック・ベル株式会社製)を用いて測定することができる。
インクにおける水の含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、インクの乾燥性及び吐出信頼性の点から、10質量%以上90質量%以下が好ましく、20質量%以上60質量%以下がより好ましい。
インクには、必要に応じて、界面活性剤、消泡剤、防腐防黴剤、防錆剤、pH調整剤等を加えてもよい。
インク中に含有される界面活性剤は、インクの表面張力を下げ、記録媒体への浸透を容易にするものである。
インク中における界面活性剤の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、濡れ性、吐出安定性に優れ、画像品質が向上する点から、0.001質量%以上5質量%以下が好ましく、0.05質量%以上5質量%以下がより好ましい。
また、本発明のインクにおいては、廃棄インク量を最少化する点から、25℃での静的表面張力は25mN/m以上であり、25mN/m以上35mN/m以下であることが好ましい。この場合には、界面活性剤の含有量はこれを考慮して設計されなければならない。
静的表面張力の測定は、周知慣用の方法を用いて測定することができるが、本発明ではWhlhelmy法(プレート法)によって、25℃で測定されることが好ましい。
Whlhelmy法(プレート法)とは、測定子(プレート)を液体の表面に接触させた時に、測定子が液中に引き込まれる力を読み取ることにより、表面張力を求める方法である。
界面活性剤としては、シリコーン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤のいずれも使用可能である。
シリコーン系界面活性剤には特に制限はなく目的に応じて適宜選択することができる。中でも高pHでも分解しないものが好ましく、例えば、側鎖変性ポリジメチルシロキサン、両末端変性ポリジメチルシロキサン、片末端変性ポリジメチルシロキサン、側鎖両末端変性ポリジメチルシロキサン等が挙げられ、変性基としてポリオキシエチレン基、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン基を有するものが、水系界面活性剤として良好な性質を示すので特に好ましい。また、前記シリコーン系界面活性剤として、ポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤を用いることもでき、例えば、ポリアルキレンオキシド構造をジメチルシロキサンのSi部側鎖に導入した化合物などが挙げられる。
フッ素系界面活性剤としては、例えば、パーフルオロアルキルスルホン酸化合物、パーフルオロアルキルカルボン酸化合物、パーフルオロアルキルリン酸エステル化合物、パーフルオロアルキルエチレンオキサイド付加物及びパーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物が、起泡性が小さいので特に好ましい。前記パーフルオロアルキルスルホン酸化合物としては、例えば、パーフルオロアルキルスルホン酸、パーフルオロアルキルスルホン酸塩などが挙げられる。前記パーフルオロアルキルカルボン酸化合物としては、例えば、パーフルオロアルキルカルボン酸、パーフルオロアルキルカルボン酸塩等が挙げられる。前記パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物としては、パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマーの硫酸エステル塩、パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマーの塩等が挙げられる。これらフッ素系界面活性剤における塩の対イオンとしては、Li、Na、K、NH4、NH3CH2CH2OH、NH2(CH2CH2OH)2、NH(CH2CH2OH)3などが挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えば、ラウリルアミノプロピオン酸塩、ラウリルジメチルベタイン、ステアリルジメチルベタイン、ラウリルジヒドロキシエチルベタインなどが挙げられる。
ノニオン系界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミド、ポリオキシエチレンプロピレンブロックポリマー、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、アセチレンアルコールのエチレンオキサイド付加物などが挙げられる。
アニオン系界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸塩、ラウリル酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートの塩などが挙げられる。
これらは、1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
このような界面活性剤としては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。市販品としては、例えば、ビックケミー株式会社、信越化学工業株式会社、東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社、日本エマルジョン株式会社、共栄社化学株式会社などから入手できる。
上記のポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、下記一般式(S−1)式で表される、ポリアルキレンオキシド構造をジメチルポリシロキサンのSi部側鎖に導入したものなどが挙げられる。
フッ素系界面活性剤としては、パーフルオロアルキルリン酸エステル化合物、パーフルオロアルキルエチレンオキサイド付加物、及びパーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物などが挙げられる。これらの中でも、パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物は起泡性が少ないため好ましく、特に一般式(F−1)及び一般式(F−2)で表わされるフッ素系界面活性剤が好ましい。
CnF2n+1−CH2CH(OH)CH2−O−(CH2CH2O)a−Y
上記一般式(F−2)で表される化合物において、YはH、又はCmF2m+1でmは1〜6の整数、又はCH2CH(OH)CH2−CmF2m+1でmは4〜6の整数、又はCpH2p+1でpは1〜19の整数である。nは1〜6の整数である。aは4〜14の整数である。
消泡剤としては、特に制限はなく、例えば、シリコーン系消泡剤、ポリエーテル系消泡剤、脂肪酸エステル系消泡剤などが挙げられる。これらは、1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、破泡効果に優れる点から、シリコーン系消泡剤が好ましい。
防腐防黴剤としては、特に制限はなく、例えば、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンなどが挙げられる。
防錆剤としては、特に制限はなく、例えば、酸性亜硫酸塩、チオ硫酸ナトリウムなどが挙げられる。
pH調整剤としては、pHを7以上に調整することが可能であれば、特に制限はなく、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアミンなどが挙げられる。
インクの25℃での粘度は、印字濃度や文字品位が向上し、また、良好な吐出性が得られる点から、5mPa・s以上30mPa・s以下が好ましく、5mPa・s以上25mPa・s以下がより好ましい。ここで、粘度は、例えば、回転式粘度計(東機産業社製RE−80L)を使用することができる。測定条件としては、25℃で、標準コーンローター(1°34’×R24)、サンプル液量1.2mL、回転数50rpm、3分間で測定可能である。
インクのpHとしては、接液する金属部材の腐食防止の観点から、7〜12が好ましく、8〜11がより好ましい。
前処理液は、凝集剤、有機溶剤、水を含有し、必要に応じて界面活性剤、消泡剤、pH調整剤、防腐防黴剤、防錆剤等を含有してもよい。
有機溶剤、界面活性剤、消泡剤、pH調整剤、防腐防黴剤、防錆剤は、インクに用いる材料と同様の材料を使用でき、その他、公知の処理液に用いられる材料を使用できる。
凝集剤の種類は特に限定されず、水溶性カチオンポリマー、酸、多価金属塩等が挙げられる。
後処理液は、透明な層を形成することが可能であれば、特に限定されない。後処理液は、有機溶剤、水、樹脂、界面活性剤、消泡剤、pH調整剤、防腐防黴剤、防錆剤等、必要に応じて選択し、混合して得られる。また、後処理液は、記録媒体に形成された記録領域の全域に塗布してもよいし、インク像が形成された領域のみに塗布してもよい。
記録に用いる記録媒体としては、特に限定されないが、普通紙、光沢紙、特殊紙、布、フィルム、OHPシート、汎用印刷紙等が挙げられる。
本発明のインク記録物は、記録媒体上に、本発明のインクを用いて形成された画像を有してなる。
インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法により記録して記録物とすることができる。
本発明のインクジェット記録装置は、インクカートリッジを有する。
前記インクカートリッジとしては、前述したインクカートリッジを適用することができる。
前記インク収容部が一端にインク供給口と、他端に底部とを有し、
前記インク供給口の中心を通る水平面を基準として、前記底部の中央が前記インク供給口の中心よりも高い位置である。
前記インクジェット記録装置は、インク収容部を押圧する押圧手段を有することが好ましい。
前記インクジェット記録装置は、インク供給口の中心と前記底部の中央を結ぶ直線と、前記インク収容部の中心を通る水平面との成す角度を調整する角度調整手段を有することが好ましい。
前記インクとしては、前述したインクを適用することができる。
前記インクカートリッジとしては、前述したインクカートリッジを適用することができる。
本発明のインクは、インクジェット記録方式による各種記録装置、例えば、プリンタ、ファクシミリ装置、複写装置、プリンタ/ファックス/コピア複合機、立体造形装置などに好適に使用することができる。
本発明において、記録装置、記録方法とは、記録媒体に対してインクや各種処理液等を吐出することが可能な装置、当該装置を用いて記録を行う方法である。記録媒体とは、インクや各種処理液が一時的にでも付着可能なものを意味する。
この記録装置には、インクを吐出するヘッド部分だけでなく、記録媒体の給送、搬送、排紙に係わる手段、その他、前処理装置、後処理装置と称される装置などを含むことができる。
記録装置、記録方法は、加熱工程に用いる加熱手段、乾燥工程に用いる乾燥手段を有してもよい。加熱手段、乾燥手段には、例えば、記録媒体の印字面や裏面を加熱、乾燥する手段が含まれる。加熱手段、乾燥手段としては、特に限定されないが、例えば、温風ヒーター、赤外線ヒーターを用いることができる。加熱、乾燥は、印字前、印字中、印字後などに行うことができる。
また、記録装置、記録方法は、インクによって文字、図形等の有意な画像が可視化されるものに限定されるものではない。例えば、幾何学模様などのパターン等を形成するもの、3次元像を造形するものも含まれる。
また、記録装置には、特に限定しない限り、吐出ヘッドを移動させるシリアル型装置、吐出ヘッドを移動させないライン型装置のいずれも含まれる。
更に、この記録装置には、卓上型だけでなく、A0サイズの記録媒体への印刷も可能とする広幅の記録装置や、例えばロール状に巻き取られた連続用紙を記録媒体として用いることが可能な連帳プリンタも含まれる。
一方、装置本体のカバー401cを開いたときの開口の奥側にはカートリッジホルダ404が設けられている。カートリッジホルダ404には、メインタンク410が着脱自在に装着される。これにより、各色用の供給チューブ436を介して、メインタンク410の各インク供給口413と各色用の吐出ヘッド434とが連通し、吐出ヘッド434から記録媒体へインクを吐出可能となる。
前処理装置、後処理装置の一態様として、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)などのインクの場合と同様に、前処理液や、後処理液を有する液体収容部と液体吐出ヘッドを追加し、前処理液や、後処理液をインクジェット記録方式で吐出する態様がある。
前処理装置、後処理装置の他の態様として、インクジェット記録方式以外の、例えば、ブレードコート法、ロールコート法、スプレーコート法による前処理装置、後処理装置を設ける態様がある。
立体造形物を造形するための立体造形装置は、公知のものを使用することができ、特に限定されないが、例えば、インクの収容手段、供給手段、吐出手段や乾燥手段等を備えるものを使用することができる。立体造形物には、インクを重ね塗りするなどして得られる立体造形物が含まれる。また、記録媒体等の基材上にインクを付与した構造体を加工してなる成形加工品も含まれる。前記成形加工品は、例えば、シート状、フィルム状に形成された記録物や構造体に対して、加熱延伸や打ち抜き加工等の成形加工を施したものであり、例えば、自動車、OA機器、電気・電子機器、カメラ等のメーターや操作部のパネルなど、表面を加飾後に成形する用途に好適に使用される。
記録媒体、メディア、被印刷物は、いずれも同義語とする。
−白色顔料分散液Aの調製−
分散剤としてのアクリル共重合体(ビックケミージャパン社製、製品名:「DISPERBYK−2008」、有効成分100質量%、アミン価:66mgKOH/g)18.0質量部を純水72.0質量部に溶解させ、二酸化チタン(テイカ社製、製品名「JR−600A」、個数一次平均粒子径250nm、表面処理:Al)10.0質量部を添加し、水冷しながらホモジナイザー(日立工機株式会社製、HG30、C20カッター、8,000rpm、60分間)を用いて分散を行った。
得られた酸化チタン分散液を、平均孔径5μmのメンブレンフィルター(セルロースアセテート膜)にて濾過を行って、白色顔料分散液A(二酸化チタン粒子濃度:10質量%)を得た。
−白色顔料分散液Bの調製−
顔料分散液の調製例1において、二酸化チタンをシリカ(株式会社日本触媒製、製品名「シーホスターKE−W10」)に代えた以外は、顔料分散液の調製例1と同様にして、白色顔料分散液B(シリカ粒子濃度:10質量%)を得た。
−マゼンタ顔料分散液の調製−
マゼンタ顔料(ピグメントバイオレット19)200質量部、分散剤としてのポリオキシエチレン(n=40)β−ナフチルエーテル50質量部、及び高純水750質量部を混合し、混合物をプレミックスした後、ビーズミル分散機(寿工業株式会社製、UAM−015)を用い、直径0.03mmのジルコニアビーズで周速10m/s、液温30℃で15分間分散した後、遠心分離機(久保山商事株式会社製、Model−3600)で粗大粒子を遠心分離して、マゼンタ顔料分散液(マゼンタ顔料濃度:20質量%)を得た。
−イエロー顔料分散液の調製−
顔料分散液の調製例3において、マゼンタ顔料(ピグメントバイオレット19)をイエロー顔料(ピグメントイエロー155)に代えた以外は、顔料分散液の調製例3と同様にして、イエロー顔料分散液(イエロー顔料濃度:20質量%)を得た。
−ブラック顔料分散液の調製−
CTAB比表面積が150m2/g、DBP吸油量100mL/100gのカーボンブラック90gを2.5N(規定)の硫酸ナトリウム溶液3000mLに添加し、温度60℃、速度300rpmで撹拌し、10時間反応させて酸化処理を行った。この反応液を濾過し、濾別したカーボンブラックを水酸化ナトリウム溶液で中和し、限外濾過を行った。得られたカーボンブラックを水洗いし、乾燥させて、ブラック顔料濃度が20質量%となるように純水中に分散させた。以上により、ブラック顔料分散液を得た。
−シアン顔料分散液の調製−
顔料分散液の調製例5において、カーボンブラックをピグメントブルー15:3に代えた以外は、顔料分散液の調製例5と同様にして、シアン顔料分散液(シアン顔料濃度:20質量%)を得た。
−ウレタン樹脂エマルジョンの調製−
1,6−ヘキサンジオール346質量部、イソホロンジイソシアネート76.2質量部、及びジブチルチンジラウレート0.03質量部を仕込み、窒素雰囲気下で撹拌しながら、80℃で100分間反応させた。次いで、この反応液を50℃まで冷却した後、ジメチロールプロピオン酸23.5質量部、トリエチルアミン17.7質量部、及びアセトン174質量部を加えて3時間反応させ、さらにアセトン181質量部を加え、30℃まで冷却した。ここにイソホロンジイソシアネート14.2質量部、モノエタノールアミン0.535質量部、イソプロピルアルコール88.6質量部、及びイオン交換水673質量部の混合液を加えて撹拌し、アセトンとイソプロピルアルコールを減圧留去して、固形分40.3質量%のウレタン樹脂エマルジョンを作製した。
−インク1〜14の作製−
下記表1〜表3に示した組成を混合し、1時間30分間撹拌した後、孔径0.8μmのメンブレンフィルターでろ過し、インク1〜14を作製した。なお、樹脂の含有量は樹脂エマルジョンとしての量である。
次に、得られたインク1〜14について、以下のようにして、静的表面張力を測定した。結果を表1〜表3に示した。
25℃の環境下、表面張力計(CBVP−Z型、協和界面化学株式会社製)を用いて測定した。
−有機溶剤−
*M100(出光興産株式会社製、商品名:エクアミドM100)
*B100(出光興産株式会社製、商品名:エクアミドB100)
*サーフィノール61(日信化学工業株式会社製)
*サーフィノール465(日信化学工業株式会社製)
*サーフィノール104PG−50(日信化学工業株式会社製)
*サーフロンS211(旭硝子株式会社製)
*エンバイロジエムAD01(日信化学工業株式会社製)
評価には2種のインクカートリッジを使用した。各インクカートリッジの形状は、図4A、図4Bの通りである。
*インクカートリッジ1:インクカートリッジの傾けあり(図4B)
*インクカートリッジ2:インクカートリッジの傾けなし(図4A)
得られた各インク及びインクカートリッジを用いて、表4から表6に示すインクとインクカートリッジの組み合わせで、以下のようにして、インクカートリッジの装着及び印字を行い、以下のようにして、廃棄インク量及び出力画像の鮮鋭性評価を行った。結果を表4から表6に示した。
インクジェットプリンター(株式会社リコー製、IPSiO GXe5500)の外装を外し、背面マルチ手差しフィーダーを取り付け、記録ヘッドを含めたインク供給経路に純水を通液することで洗浄し、洗浄液が着色しなくなるまで十分に通液して洗浄液を装置から抜ききって評価用印刷装置とした。
また、調製した各インクを5Pa〜10Paの減圧条件で30分間撹拌することで評価インク中の気体を脱気し、インク収容袋に充填した後、インクジェットプリンター本体から切り離したインクカートリッジ、カートリッジホルダ、及び供給ポンプの土台を表4から表6に記載の傾き角度(取付角度)となるように冶具で側面から挟んで固定した上でインクカートリッジに設置し、全ノズルに評価インクが充填されたことを確認した。インク充填前にカートリッジの質量(WC)を測定、インク充填後に再度カートリッジの質量(Wbefore)を測定した。
次に、プリンタ添付のドライバで光沢紙きれいモードを選択後、ユーザー設定でカラーマッチングoffを印刷モードとした。
この印刷モードでベタ画像の記録媒体上へのインク付着量が20g/m2となるようにヘッドの駆動電圧を変更することで吐出量を調整した。調整終了後、インクカートリッジを7日間静置した後、吐出量の調整に用いたものと同条件で、インク交換表示が出るまで続けてベタ画像及び細線画像の印字を行った。
インク交換表示が出たことを確認した後、インクカートリッジをプリンタから抜き取り、質量(Wafter)を測定し、インク残存率=(Wbefore−Wafter)/(Wbefore−Wc)×100を求め、下記の基準で評価した。なお、〇以上が実用可能なレベルである。
[評価基準]
◎:インク残存率が2%未満
○:インク残存率が2%以上5%未満
△:インク残存率が5%以上10%未満
×:インク残存率が10%以上
上記作成した細線画像を対象とし、30人の被験者による目視観察により、細線部の鮮鋭性を評価した。なお、△以上が実用可能である。
[評価基準]
○24人以上の被験者が、細線画像と非画像部との境界部が鮮明であると判定した
△:12人以上23人以下の被験者が、細線画像と非画像部との境界部が鮮明であると判定した
×:細線画像と非画像部との境界部が鮮明であると判定した被験者が11人以下である
<1> インクカートリッジが収容され、長手方向が水平方向に対して傾斜している空間であるインクカートリッジ収容空間を備えるインクジェット記録装置に対して装着されるインクカートリッジであって、
インク、前記インクを収容するインク収容部を備え、
前記インク収容部が一端にインク供給口と、他端に前記インク供給口と対向する底部とを有し、
前記インクカートリッジ収容空間に収容されているとき、前記底部が前記インク供給口よりも高い位置となり、
前記インクの静的表面張力が25mN/m以上であることを特徴とするインクカートリッジである。
<2> インク収容部を内包するインクカートリッジケースと、
インク収容部を押圧する押圧手段と、を有し、
前記押圧手段による押圧時には、前記インクカートリッジケース内で前記押圧手段により押圧されたインク収容部の最小厚み部分である底部が、前記インク供給口を通る水平面よりも高い位置である前記<1>に記載のインクカートリッジである。
<3> 前記インクカートリッジ収容空間における長手方向と水平方向との成す角度が5度以上である前記<1>から<2>のいずれかに記載のインクカートリッジである。
<4> 前記インクカートリッジ収容空間における長手方向と水平方向との成す角度を調整する角度調整手段を有する前記<3>に記載のインクカートリッジである。
<5> 前記押圧手段が弾性部材を有する前記<2>から<4>のいずれかに記載のインクカートリッジである。
<6> 前記弾性部材が前記インク収容部に接し、前記インク収容部の長手方向に沿って設けられる前記<5>に記載のインクカートリッジである。
<7> 前記押圧手段が前記インク収容部に対し、前記弾性部材と対向するように配置された円筒部材を有し、
前記弾性部材が前記円筒部材に前記インク収容部を巻きつけるようにして前記インク収容部を押圧する前記<6>に記載のインクカートリッジである。
<8> 前記インクが無機酸化物を含有する前記<1>から<7>のいずれかに記載のインクカートリッジである。
<9> 前記無機酸化物が酸化チタンである前記<8>に記載のインクカートリッジである。
<10> 前記インクが、下記一般式(I)で表されるアミド化合物を含有する前記<1>から<9>のいずれかに記載のインクカートリッジである。
[一般式(I)]
<11> 前記アミド化合物が、R1、R2、及びR3の全てがメチル基、又はR1が炭素数4の直鎖アルキル基でありかつR2及びR3の両方がメチル基である前記<10>に記載のインクカートリッジである。
<12> 前記<1>から<11>のいずれかに記載のインクカートリッジを有することを特徴とするインクジェット記録装置である。
<13> インクと、前記インクを収容するインク収容部を有するインクカートリッジと、
インクカートリッジが収容され、長手方向が水平方向に対して傾斜している空間であるインクカートリッジ収容空間と、を備え、
前記インク収容部が一端にインク供給口と、他端に前記インク供給口と対向する底部とを有し、
前記インクカートリッジ収容空間に収容されているとき、前記底部が前記インク供給口よりも高い位置となり、
前記インクの静的表面張力が25mN/m以上であることを特徴とするインクジェット記録装置である。
<14> 前記インクカートリッジ収容空間における長手方向と水平方向との成す角度を調整する角度調整手段を有する前記<13>に記載のインクジェット記録装置である。
<15> 前記インク収容部を押圧する押圧手段を有する前記<13>から<14>のいずれかに記載のインクジェット記録装置である。
<16> インクを収容するインク収容部を有するインクカートリッジと、
インクカートリッジが収容され、長手方向が水平方向に対して傾斜している空間であるインクカートリッジ収容空間と、を有するインクジェット記録装置に用いられるインクであって、
前記インク収容部が一端にインク供給口と、他端に前記インク供給口と対向する底部とを有し、
前記インクカートリッジ収容空間に収容されているとき、前記底部が前記インク供給口よりも高い位置となり、
前記インクの静的表面張力が25mN/m以上であることを特徴とするインクである。
<17> 前記インクカートリッジ収容空間における長手方向と水平方向との成す角度を調整する角度調整手段を有する前記<16>に記載のインクである。
<18> 前記インク収容部を押圧する押圧手段を有する前記<16>から<17>のいずれかに記載のインクである。
401 画像形成装置の外装
401c 装置本体のカバー
404 カートリッジホルダ
410 メインタンク
410k、410c、410m、410y、410w ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ホワイト(W)の各色用のメインタンク
411 インク収容部
413 インク供給口
414 収容容器ケース
420 機構部
434 吐出ヘッド
436 供給チューブ
Claims (15)
- インクカートリッジが収容され、長手方向が水平方向に対して傾斜している空間であるインクカートリッジ収容空間を備えるインクジェット記録装置に対して装着されるインクカートリッジであって、
インク、前記インクを収容するインク収容部を備え、
前記インク収容部が一端にインク供給口と、他端に前記インク供給口と対向する底部とを有し、
前記インクカートリッジ収容空間に収容されているとき、前記底部が前記インク供給口よりも高い位置となり、
前記インクの静的表面張力が25mN/m以上であることを特徴とするインクカートリッジ。 - インク収容部を内包するインクカートリッジケースと、
インク収容部を押圧する押圧手段と、を有し、
前記押圧手段による押圧時には、前記インクカートリッジケース内で前記押圧手段により押圧されたインク収容部の最小厚み部分である底部が、前記インク供給口を通る水平面よりも高い位置である請求項1に記載のインクカートリッジ。 - 前記インクカートリッジ収容空間における長手方向と水平方向との成す角度が5度以上である請求項1から2のいずれかに記載のインクカートリッジ。
- 前記インクカートリッジ収容空間における長手方向と水平方向との成す角度を調整する角度調整手段を有する請求項3に記載のインクカートリッジ。
- 前記押圧手段が弾性部材を有する請求項2から4のいずれかに記載のインクカートリッジ。
- 前記弾性部材が前記インク収容部に接し、前記インク収容部の長手方向に沿って設けられる請求項5に記載のインクカートリッジ。
- 前記押圧手段が前記インク収容部に対し、前記弾性部材と対向するように配置された円筒部材を有し、
前記弾性部材が前記円筒部材に前記インク収容部を巻きつけるようにして前記インク収容部を押圧する請求項6に記載のインクカートリッジ。 - 前記インクが無機酸化物を含有する請求項1から7のいずれかに記載のインクカートリッジ。
- 前記無機酸化物が酸化チタンである請求項8に記載のインクカートリッジ。
- 前記インクが、下記一般式(I)で表されるアミド化合物を含有する請求項1から9のいずれかに記載のインクカートリッジ。
[一般式(I)]
- 前記アミド化合物が、R1、R2、及びR3の全てがメチル基、又はR1が炭素数4の直鎖アルキル基でありかつR2及びR3の両方がメチル基である請求項10に記載のインクカートリッジ。
- 請求項1から11のいずれかに記載のインクカートリッジを有することを特徴とするインクジェット記録装置。
- インクと、前記インクを収容するインク収容部を有するインクカートリッジと、
インクカートリッジが収容され、長手方向が水平方向に対して傾斜している空間であるインクカートリッジ収容空間と、を備え、
前記インク収容部が一端にインク供給口と、他端に前記インク供給口と対向する底部とを有し、
前記インクカートリッジ収容空間に収容されているとき、前記底部が前記インク供給口よりも高い位置となり、
前記インクの静的表面張力が25mN/m以上であることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記インクカートリッジ収容空間における長手方向と水平方向との成す角度を調整する角度調整手段を有する請求項13に記載のインクジェット記録装置。
- インクと、前記インクを収容するインク収容部を有するインクカートリッジと、
インクカートリッジが収容され、長手方向が水平方向に対して傾斜している空間であるインクカートリッジ収容空間と、を有するインクジェット記録装置に用いられるインクであって、
前記インク収容部が一端にインク供給口と、他端に前記インク供給口と対向する底部とを有し、
前記インクカートリッジ収容空間に収容されているとき、前記底部が前記インク供給口よりも高い位置となり、
前記インクの静的表面張力が25mN/m以上であることを特徴とするインク。
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2019
- 2019-02-25 JP JP2019031266A patent/JP2020131647A/ja active Pending
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