JP2020131163A - エアロゾル生成装置及びこれを備えた成膜装置 - Google Patents

エアロゾル生成装置及びこれを備えた成膜装置 Download PDF

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Abstract

【課題】所定濃度のエアロゾルを連続的かつ安定に生成することができるエアロゾル生成装置を提供する。【解決手段】本発明の一形態に係るエアロゾル生成装置は、密閉容器と、トレイと、少なくとも1つのエアロゾル化機構と、移動機構と、揺動機構とを具備する。トレイは、密閉容器の内部に配置され、原料粒子を収容する収容部を有する。エアロゾル化機構は、原料粒子の巻き上げ用の第1のガスを噴出するガス噴出部材と、ガス噴出部材を収容する空間部と収容部内の原料粒子に当接する開口端部とを有するフード部材と、フード部材に設けられ空間部内で生成された原料粒子のエアロゾルをノズルに搬送する搬送管と、を有する。移動機構は、トレイ及びエアロゾル化機構を収容部内において相互に相対移動させる。揺動機構は、前記密閉容器内において前記トレイを揺動させる。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、エアロゾル化ガスデポジション法に適用可能なエアロゾル生成装置及びこれを備えた成膜装置に関する。
セラミックスなどのサブミクロンサイズ程度の粒子を常温にてノズルから噴射させ、対向する基材へ堆積させるエアロゾル化ガスデポジション法が知られている。この成膜方法は、現在、薄膜あるいは厚膜作製の幅広い応用分野に利用されつつある。
例えば特許文献1には、エアロゾル化容器に収容された原料粒子をガスによって巻き上げてエアロゾル化し、エアロゾル化容器と成膜室との圧力差によるガス流によって搬送された原料粒子を成膜室に設置された基材に衝突させて堆積させる成膜方法が開示されている。
また、特許文献2には、電気絶縁性の原料粒子を収容した密閉容器にガスを導入して原料粒子のエアロゾルを生成し、密閉容器に接続された搬送管を介して密閉容器よりも低圧の成膜室にエアロゾルを搬送し、搬送管の先端に取り付けられたノズルから成膜室に設置されたターゲットに向けてエアロゾルを噴射し、原料粒子をターゲットに衝突させることで原料粒子をプラスに帯電させ、帯電した原料粒子の放電によって原料粒子の微細粒子を生成し、生成された微細粒子を成膜室に設置された基材上に堆積させる成膜方法が開示されている。
特開2014−9368号公報 特開2016−27185号公報
近年、この種の成膜方法においては、所定濃度のエアロゾルを連続的かつ安定に生成することが求められている。従来、エアロゾル生成室内の原料粒子を一定以上消費すると、成膜を一度停止して原料粒子を補給する作業が必要となり、連続的な操業が困難であった。一方、エアロゾル生成室の容積を大きくし大量の原料粒子を貯留することで連続操業を図るようにすると、原料粒子の残量に応じてエアロゾルの濃度が低下し、所定濃度のエアロゾルを安定に生成することが困難となる。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、所定濃度のエアロゾルを連続的かつ安定に生成することができるエアロゾル生成装置及びこれを備えた成膜装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係るエアロゾル生成装置は、密閉容器と、トレイと、少なくとも1つのエアロゾル化機構と、移動機構と、揺動機構とを具備する。
前記トレイは、前記密閉容器の内部に配置され、原料粒子を収容する収容部を有する。
前記エアロゾル化機構は、前記原料粒子の巻き上げ用の第1のガスを噴出するガス噴出部材と、前記ガス噴出部材を収容する空間部と前記収容部内の原料粒子に当接する開口端部とを有するフード部材と、前記フード部材に設けられ前記空間部内で生成された前記原料粒子のエアロゾルをノズルに搬送する搬送管と、を有する。
前記移動機構は、前記トレイ及び前記エアロゾル化機構を前記収容部内において相互に相対移動させる。
前記揺動機構は、前記密閉容器内において前記トレイを揺動させる。
上記エアロゾル生成装置は、エアロゾル化機構をトレイに対して水平方向に相対移動させながらフード部材の空間部内に原料粒子のエアロゾルを生成する。トレイ内の原料粒子は、揺動機構による揺動操作とフード部材の開口端部による摺動作用とを受けて一定の厚みに均されるため、フード部材の空間部内での原料粒子の巻き上げ量の均一化が図られる。このように容積が制限された空間内で一定量の原料粒子のエアロゾルを生成することで、一定濃度のエアロゾルを連続的かつ安定に生成することができる。
前記ガス噴出部材は、前記収容部内の原料粒子の表層に対向して配置され前記第1のガスを噴出する複数の噴出孔を有する環状体であってもよい。これにより、フード部材に対向する原料粒子を均一に巻き上げることができる。
前記エアロゾル生成装置は、前記第1のガスと、前記密閉容器内の圧力調整用の第2のガスとを供給するガス供給部をさらに具備してもよい。
前記エアロゾル生成装置は、前記密閉容器に設置され前記トレイへ原料粒子を補給する補給機構をさらに具備してもよい。これにより、より長時間にわたりエアロゾルを生成することができる。
前記エアロゾル化機構は、前記空間部に生成されたエアロゾルの電位を検出する検出部をさらに有してもよい。これにより、原料粒子が絶縁性粒子の場合において、検出部の出力から原料粒子の帯電量やエアロゾルの原料粒子濃度などを取得することができる。
前記移動機構は、前記トレイに対する前記エアロゾル化機構の高さを調節可能に構成されてもよい。これにより、エアロゾルの原料粒子濃度を容易に調整することができる。
前記エアロゾル化機構は、前記トレイ上に複数配置されてもよい。この場合、前記移動機構は、複数の前記エアロゾル化機構を同期して移動させる。これにより、一台のエアロゾル生成装置で大量のエアロゾルを生成することができる。
前記複数のエアロゾル化機構各々の搬送管は、共通のノズルに接続されてもよいし、それぞれ異なる複数のノズルに接続されてもよい。
本発明の一形態に係る成膜装置は、生成室と、成膜室とを具備する。
前記生成室は、原料粒子のエアロゾルを生成する。
前記成膜室は、前記エアロゾルを噴射するノズルと、前記ノズルから噴射された前記エアロゾル中の原料粒子が堆積する基材を支持するステージとを有し、前記生成室よりも低圧に維持される。
前記生成室は、密閉容器と、トレイと、少なくとも1つのエアロゾル化機構と、移動機構とを有する。
前記トレイは、前記密閉容器の内部に配置され、原料粒子を収容する収容部を有する。
前記エアロゾル化機構は、前記原料粒子の巻き上げ用の第1のガスを噴出するガス噴出部材と、前記ガス噴出部材を収容する空間部と前記収容部内の原料粒子に当接する開口端部とを有するフード部材と、前記フード部材に設けられ前記空間部内で生成された前記原料粒子のエアロゾルを前記ノズルに搬送する搬送管と、を有する。
前記移動機構は、前記トレイ及び前記エアロゾル化機構を前記収容部内において相互に相対移動させる。
本発明によれば、所定濃度のエアロゾルを連続的かつ安定に生成することができる。
本発明の一実施形態に係るエアロゾル生成装置を備えた成膜装置の概略構成図である。 上記エアロゾル生成装置の構成を示す断面図である。 上記エアロゾル生成装置の内部構成を示す概略平面図である。 本発明の他の実施形態に係るエアロゾル生成装置の内部構成を示す概略平面図である。 上記成膜装置による成膜方法の他の適用例を示す説明図である。 上記成膜方法のさらに他の適用例を示す説明図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の一実施形態に係るエアロゾル生成装置を備えた成膜装置の概略構成図である。本実施形態の成膜装置100は、エアロゾル化ガスデポジション(AGD)装置を構成する。
[成膜装置]
図1に示すように、成膜装置100は、原料粒子のエアロゾルを生成する生成室20と、成膜処理される基材Sを収容する成膜室50とを備える。
生成室20と成膜室50はそれぞれ独立して形成されており、各室の内部空間は搬送管233の内部を介して相互に接続されている。生成室20は、エアロゾル原料である原料粒子Pを収容し、その内部でエアロゾルが生成される。原料粒子Pは、生成室20でエアロゾル化され、搬送管233を介して成膜室50に搬送される。
成膜装置100は、生成室20及び成膜室50にそれぞれ接続された排気系110と、生成室20に接続されたキャリアガスを供給するガス供給系120とをさらに備える。
排気系110は、生成室20及び成膜室50を真空排気することが可能に構成される。排気系110は、真空配管111と、第1バルブ112と、第2バルブ113と、真空ポンプ114とを有する。真空配管111は、真空ポンプ114、生成室20及び成膜室50を相互に接続する分岐配管で構成される。第1バルブ112は、真空配管111の分岐点と生成室20との間に配置され、第2バルブ113は、真空配管111の分岐点と成膜室50との間に配置される。真空ポンプ114の構成は特に限定されず、例えば、メカニカルブースタポンプとロータリポンプとを含む多段ポンプユニットで構成される。
ガス供給系120は、生成室20に、生成室20の圧力を規定し、かつ、エアロゾルを形成するためのキャリアガスを供給する。キャリアガスには、例えば、N、Ar、He、O、乾燥空気(エア)等が用いられ、原料粒子Pの種類や成膜すべき膜の種類などに応じて選択される。ガス供給系120は、第1ガス配管121aと、第2ガス配管121bと、ガス源122と、第1ガス配管121a及び第2ガス配管121b各々に配置されたバルブ123と、第1ガス配管121a及び第2ガス配管121b各々に配置されたガス流量計124とを有する。
ガス源122は、例えばガスボンベであり、キャリアガスを供給する。ガス源122は、第1ガス配管121aを介して、生成室20内の後述するガス噴出部材221に接続される。第2ガス配管121bは、第1ガス配管121aから分岐して形成され、その先端は、生成室2の内部に配置される。第1ガス配管121aを介して生成室20へ供給されるキャリアガス(第1のガス)は、主に、原料粒子Pの巻き上げに用いられ、第2ガス配管121bを介して生成室20へ供給されるキャリアガス(第2のガス)は、主に、生成室20の圧力調整に用いられる。
生成室20は、密閉容器21と、密閉容器21の内部に配置されたトレイ22と、トレイ22に収容された原料粒子Pをエアロゾル化するエアロゾル化機構23と、エアロゾル化機構23をトレイ22に対して矢印H及びVで示す方向に相対移動させる移動機構24と、トレイ22へ原料粒子Pを補給する補給機構25とを備える。矢印Hは水平方向であり、矢印Vは垂直方向(鉛直方向)に相当する。
エアロゾル化機構23は、原料粒子Pの巻き上げ用ガスを噴出するガス噴出部材231と、ガス噴出部材231を収容するフード部材232と、フード部材232の内部において生成された原料粒子PのエアロゾルApを成膜室50へ搬送する搬送管233とを有する。
なお、生成室20の詳細については後述する。
成膜室50は、真空チャンバ51と、真空チャンバ51の内部に配置されたノズル52と、ノズル52から噴射されたエアロゾルAp中の原料粒子Pからなる薄膜Fを成膜すべき基材Sを支持するステージ53とを有する。真空チャンバ51の外部にはステージ53を移動させるためのステージ駆動部54が設けられている。ステージ駆動部54は、ステージ53を基材Sの成膜面に平行な方向に所定速度で往復移動させることが可能に構成される。
原料粒子Pは、生成室20でエアロゾル化され、成膜室50で基材S上に成膜される。原料粒子Pは、成膜すべき材料の微粒子で構成される。原料粒子Pは、特に限定されず、典型的には、電気絶縁性の微粒子であり、例えば、アルミナ(酸化アルミニウム)、窒化アルミニウム、チタン酸バリウム、コバルト酸リチウムなどのセラミック微粒子が適用可能である。また、原料粒子Pは、導電体の表面に絶縁膜が形成された構造であってもよい。原料粒子Pの粒子径は、特に限定されず、例えば、0.1μm以上10μm以下のものが用いられる。
基材Sは、ガラス、金属、セラミックス、シリコン基板等で構成される。AGD法は常温で成膜が可能であり、また、化学的プロセスを経ない物理的成膜法であるため、幅広い材料を基材として選択することが可能である。また、基材Sは平面的なものに限られず、立体的なものであってもよい。
真空チャンバ51及びステージ53は、接地電位に接続されている。ステージ53は、成膜前に基材Sを脱気させるための加熱機構を有していてもよい。また、成膜室50内部の圧力を指示する真空計が設けられてもよい。成膜室50は、生成室20よりも低圧に維持される。
基材Sの成膜面の向きは特に限定されず、上向き、下向き、横向きのいずれであってもよい。つまり、ステージ53は、真空チャンバ51の天面側に設置されてもよいし、底面側に設置されてもよいし、これら天面あるいは底面に対して傾斜して設置されてもよい。ノズル52からのエアロゾルApの噴射方向も特に限定されず、基材Sの成膜面に対して直交する方向でもよいし、傾斜する方向であってもよい。また、ノズル52から噴射されたエアロゾルApは基材Sの成膜面に直接吹き付けられてもよいし、別途配置されたターゲット部材に噴射することで得られた原料粒子Pの微細粒子を基材S上に堆積させてもよい(特開2016−27185号公報参照)。
成膜装置100は、コントローラ60をさらに備える。コントローラ60は、生成室20、成膜室50、排気系110及びガス供給系120の各部を統括的に制御する。コントローラ60は、典型的には、CPU、メモリ等を有するコンピュータを含み、メモリに格納された制御プログラムを実行することで成膜装置100の各部の動作を制御する。
[エアロゾル生成装置]
続いて、生成室20の詳細について説明する。生成室20は、本発明の一実施形態に係るエアロゾル生成装置を構成する。図2は生成室20の構成を示す断面図、図3は生成室20内部の要部の概略平面図である。図中、X軸、Y軸及びZ軸は相互に直交する3軸方向を示しており、X軸及びY軸は水平方向に相当する。
生成室20は、上述のように、密閉容器21と、トレイ22と、エアロゾル化機構23と、移動機構24と、補給機構25とを有する。
密閉容器21は、内部を陽圧あるいは真空雰囲気に維持可能な金属製のチャンバであり、典型的には立方体形状を有するが、円筒形状に形成されてもよい。トレイ22は、原料粒子Pを収容する収容部221を有する円形の浅皿形状を有し、密閉容器21の底部に設置されたベース部材26の上に配置される。トレイ22及びベース部材26はそれぞれステンレス鋼、アルミニウム合金等の金属材料で構成され、密閉容器21を介してグランド電位に接続(接地)される。トレイ22の大きさは特に限定されず、本実施形態では例えば、外径が300mm〜500mmである。ベース部材26にはトレイ22内の原料粒子Pを脱気処理するためのヒータ(図示略)が内蔵されてもよい。
エアロゾル化機構23は、上述のように、ガス噴出部材231と、フード部材232と、搬送管233とを有する。
ガス噴出部材231は、トレイ22上の原料粒子Pに対してキャリアガスを吹き付けて原料粒子Pを巻き上げることで、フード部材232の内部にエアロゾルApを生成するためのものである。ガス噴出部材231は、トレイ22の収容部221内の原料粒子Pの表層に対向して配置され、ガス噴出部材231は、ガス供給系120の第1ガス配管121aに接続される。ガス噴出部材231は、巻き上げ用のキャリアガス(第1のガス)を噴出する複数の噴出孔を有する環状体(図3参照)である。上記複数の噴出孔は、ガス噴出部材231の底面に均一に分布するように設けられている。ガス噴出部材231が環状に形成されることにより、フード部材22に被覆される原料粒子Pへ広範囲にわたってガスを噴出することができるため、エアロゾルApの生成効率が高められる。
ガス噴出部材231は、適宜の構造の支持部材234を介してフード部材232に固定される。特に、トレイ22の収容部221底面からのガス噴出部材231の高さを調整することで、巻き上げられる原料粒子Pの帯電量を調整することができる。例えば、巻き上げ用のガスの流量を同じとした場合、ガス噴出部材231はトレイ22に近いほど、巻き上げられる原料粒子Pとトレイ22の底面との接触確率が高まるため、原料粒子Pの帯電効率の向上が図れる。エアロゾルAp中の原料粒子Pの帯電量が大きいほど、成膜室50における基材S上での放電作用による原料粒子Pの一部の微細化が促進されるため、密着性の高い高密度の膜を形成することができる。
ガス噴出部材231は、円環状に限られず、矩形環状であってもよい。また、ガス噴出部材231は環状に形成される場合に限られず、棒状、板状、ブロック状などであってもよい。
フード部材232は、空間部232aと、開口端部232bと、底部232cとを有する筒体である。本実施形態ではフード部材232が円筒形状に形成されるが、これに限られず、角筒形状、錐体形状、ドーム形状その他の任意に形状のものが適用可能である。フード部材232は、開口端部232bをトレイ22側に向けて配置される。
空間部232aは、エアロゾルApの生成空間を形成する。この空間部232a内において所望とする原料粒子Pの濃度のエアロゾルApが生成されるように、空間部232aの容積、ガス噴出部材231からのガスの噴出量、フード部材232直下に位置する原料粒子Pの層厚などが調整される。生成されたエアロゾルApは、フード部材232の底部232cを介して搬送管233へ導入される。
フード部材232は、その開口端部232bがトレイ22上の原料粒子Pに当接する位置に配置される。これにより、ガス噴出部材231からの噴出ガスのフード部材232の外部への漏出を抑制し、原料粒子Pの巻き上げ効率、つまりエアロゾルの生成効率を高めることができる。
搬送管233は、生成室20と成膜室50との差圧を利用して、生成室20内で形成されたエアロゾルApを成膜室50内に搬送する。搬送管233の一端は、合成樹脂製のフレキシブルチューブ233aを介してフード部材232の底面部232cに接続される。搬送管233の他端(先端部)は成膜室50に配置されたノズル52に接続される。搬送管233及びノズル52は、接地電位に接続されてもよい。生成室20と成膜室50との差圧は特に限定されず、例えば10kPa以上180kPa以下である。
搬送管233及びノズル52は、ステンレス鋼等の金属材料、あるいは、フッ素樹脂などの合成樹脂材料で構成されている。搬送管233は、直線的な管でもよいし、曲線部を含む管でもよいし、フレキシブル性のある管でもよい。搬送管233の長さ、内径は適宜設定可能であり、例えば長さは300mm〜2000mm、内径は4mm〜30mmである。
なお、原料粒子Pが絶縁性粒子の場合、搬送管233及びノズル52は、合成樹脂材料等の電気絶縁性材料であることが好ましい。これにより、生成室20で生成されたエアロゾルAp中の原料粒子Pの帯電量を維持あるいは向上させることができる。
ノズル52の開口形状は、円形でもよいしスロット状でもよい。本実施形態では、ノズル52の開口形状はスロット状であり、その長さが幅の10倍以上1000倍以下の大きさを有する。開口の長さと幅との比が10倍未満の場合、ノズル内部で粒子を効果的に帯電させることが困難である。また開口の長さと幅との比が1000倍を超えると、粒子の帯電効率は高められるが、微粒子の噴射量が制限され成膜レートの低下が顕著となる。ノズル開口部の長さと幅との比は、好ましくは、20倍以上800倍以下、さらに好ましくは、30倍以上400倍以下である。
移動機構24は、トレイ22及びエアロゾル化機構23を収容部221内において相互に相対移動させるためのものであり、本実施形態では、エアロゾル化機構23をトレイ22上で水平方向及び垂直方向に移動させることが可能な駆動ユニット241を含む。
なおこれに限られず、移動機構24は、トレイ22をエアロゾル化機構23に対して水平方向及び垂直方向に移動させるように構成されてもよい。この場合、ベース部材26を上記方向に移動させる駆動ユニットが密閉容器21の内部又は外部に設置される。
駆動ユニット241は、密閉容器21の直上に配置される。駆動ユニット241とフード部材232との間にはベローズ243が接続される。駆動ユニット241は、ベローズ243の内部に配置されたアーム部242を介して、フード部材232のX軸方向及びY軸方向に平行な水平移動あるいはZ軸方向に沿った昇降移動が可能に構成される。
移動機構24は、例えば、トレイ22に対するフード部材232の高さ位置の調整時にフード部材232を昇降させる。また、移動機構24は、エアロゾルの生成中にフード部材232をトレイ22の収容部221内において水平移動させる。移動方向は、図3に示すように、X軸方向あるいはY軸方向に平行な往復移動でもよいし、トレイ22と同心的な環状の軌道に沿った回転移動でもよい。
生成室20は、トレイ22を密閉容器21内において揺動可能な揺動機構27を備える。これにより、トレイ22に収容された原料粒子Pの局所的な滞留を防ぎ、収容部221内における原料粒子からなる層の厚みの均一化を図ることができる。
揺動機構27は、ベース部材26に対してトレイ22を水平方向に揺動させるためのもので、その構成は特に限定されない。本実施形態において揺動機構27は、トレイ22の外周面の例えば径方向に対向する2つの部位にそれぞれ取り付けられた磁性部材271と、これら磁性部材271に対向する電磁石272とを有し、これら電磁石のオン/オフを交互に切り替える動作を繰り返すことで、トレイ22を水平方向に揺動させる。
トレイ22とベース部材26とは、図2に示すように、凹凸係合構造を有する。本実施形態ではトレイ22の下面に凸部222が設けられ、ベース部材26の上面に凸部222が係合する凹部261が設けられる。凹部261の幅は、凸部222の幅よりも大きく形成されることにより、ベース部材26に対するトレイ22の揺動範囲を制限可能となる。凸部222及び凹部261の形状は特に限定されず、それぞれが環状に形成されてもよいし、格子状に形成されてもよい。
生成室20はさらに、トレイ22へ原料粒子Pを補給する補給機構25を備える。補給機構25は、図3に示すようにトレイ22の周囲の複数個所に配置される。補給機構25は、ホッパ251と、ホッパ251内の原料粒子をトレイ22の収容部221へ供給する供給機252とを有する。
ホッパ251は、密閉容器21の外部から原料粒子の供給を受けることが可能に構成される。供給機252は、密閉容器21の内部に配置され、エアロゾルApの生成中、連続的にあるいは間欠的に、トレイ22内へ原料粒子Pを供給する。供給機252は、スクリュー式、振動式、コンベア式などの適宜の装置を採用することができる。
生成室20はさらに、フード部材232の空間部232aに生成されたエアロゾルApの電位を検出する検出部28を備える。
原料粒子Pが絶縁性の微粉末である場合、巻き上げ時における粒子間の衝突あるいはトレイ22との衝突により帯電する。上述のように、原料粒子Pの帯電が大きいほど、密着性の高い高密度の膜を形成することができる。そこで、検出部28によって検出されるエアロゾルApの電位を測定することで、原料粒子Pの帯電量やエアロゾルApの濃度を把握することができるため、その電位が所定の電位あるいは濃度となるように、巻き上げ用のキャリアガス(第1のガス)の流量が調整される。
検出部28としては、グランド電位に対するエアロゾルApの電位を検出することが可能な種々のセンサを用いることができる。検出部28は、図2に示すようにフード部材232の周壁に固定されてもよいし、フード部材232の内部(空間部232a)に適宜の支持手段を用いて固定されてもよい。検出部28の出力は、コントローラ60へ供給される。
[成膜方法]
続いて、以上のように構成される成膜装置100の動作について説明する。以下に説明する各部の動作は、コントローラ60により制御される。
まず、排気系110の第1バルブ112及び第2バルブ113を開いて生成室20及び成膜室50の内部をそれぞれ真空排気する。生成室20内が所定の圧力にまで減圧されると、第1バルブ112を閉じて生成室20内の排気を停止する。第2バルブ113は開弁状態が維持され、成膜室50内を所定の成膜圧力になるまで真空排気される。
続いて、原料粒子Pが生成室20内のトレイ22へ供給される。原料粒子Pは、補給機構25を介してトレイ22の収容部221内に供給される。このとき、揺動機構27によってトレイ22が水平方向に揺動されてもよい。これにより、トレイ22上における原料粒子Pの偏在、凝集が抑制され、厚みの均一化を図ることができる。
原料粒子Pは、事前に加熱による脱気・脱水処理が施されてもよい。あるいは、ベース部材26に内蔵されたヒータによりトレイ22を加熱することで、原料粒子Pの脱気・脱水処理が施されてもよい。原料粒子Pを脱気・脱水することにより、原料粒子Pの凝集が防止されるとともに、乾燥を促進して原料粒子Pの帯電量を増加させることができる。
なお、トレイ22への原料粒子Pの供給は、生成室20内の排気が完了した後に行われる場合に限られず、生成室20内の排気前に行われてもよい。
続いて、移動機構24によってトレイ22に対するエアロゾル化機構23の位置調整が行われる。ここでは、主として、トレイ22の収容部221底面からのフード部材232の開口端部232bの高さ位置が調整される。フード部材232の高さは、その開口端部232bが原料粒子Pの表層に当接する位置であれば特に限定されない。収容部221内におけるフード部材232の面内位置は特に限定されず、例えば、トレイ22の中央部である。
次に、ガス供給系120における第1ガス配管121a及び第2ガス配管121b各々のバルブ123が開放され、密閉容器21の内部にキャリアガスが供給される。
第1ガス配管121aを介して供給されるキャリアガス(第1のガス)は、フード部材232の空間部232aに配置されたガス噴出部材231へ導入される。ガス噴出部材231は、その直下に位置する原料粒子Pに向けてキャリアガスを噴出し、空間部232a内において原料粒子PのエアロゾルApを生成する。生成されたエアロゾルApは、空間部232aと成膜室50との差圧によって、搬送管233を介してノズル52へ搬送され、ノズル52から基材Sに向けて噴射される。
一方、第2ガス配管121bを介して共有されるキャリアガス(第2のガス)は、密閉容器21の内部に導入され、密閉容器21の内部を、空間部232a内のエアロゾルApがフード部材232外部へ漏出しない圧力に維持する。密閉容器21内に導入された第2のガスの一部は、フード部材232の開口端部232bと原料粒子Pの表層との間を介して空間部232a内に侵入してもよい。第2のガスの流量は、第1のガスの流量と同じでもよいし、第1のガスの流量よりも多くても少なくてもよい。
エアロゾルApの生成中、移動機構24は、フード部材232をトレイ22の収容部221内において水平方向に移動させる(図3参照)。これにより、トレイ22の原料粒子Pは、フード部材232の開口端部232bによって平坦に均される。同時に、揺動機構27によってトレイ22が水平方向に揺動されることで、トレイ22内の原料粒子Pの層の平坦化が図られるとともに、トレイ22上を移動するフード部材232の内部への原料粒子Pの流動が促進される。これにより、空間部232a内に巻き上げられる原料粒子Pの量の変動が抑えられるため、エアロゾルApにおける原料粒子Pの濃度が安定に維持される。
ノズル52から噴出されるエアロゾルApは、生成室20と成膜室50との圧力差及びノズル52の開口径によって規定される流速を持って噴出される。このエアロゾルApは、基材Sの表面あるいは既成の膜上に到達し、エアロゾルApに含まれるエアロゾル原料Pが基材Sの表面あるいは既成の膜上に衝突し、原料粒子Pの薄膜F(図1参照)を形成する。
基材Sを移動させることにより、基材S上の所定の範囲に薄膜Fが成膜される。ステージ53をステージ駆動部54によって移動させることで、ノズル52に対する基材Sの相対位置が変化する。ステージ53を、基材Sの被成膜面に平行な一方向に移動させることにより、ノズル52の開口径と同一の幅を有する線状に薄膜Fを形成することができる。ステージ53を往復させることにより、既成の膜上にさらに成膜することが可能であり、これにより、所定の膜厚で薄膜Fを形成することができる。また、ステージ53を2次元的に移動させることにより、所定の領域に薄膜Fが形成される。ノズル52の基材Sの成膜面に対する角度は直角でもよく、斜めであってもよい。ノズル52を成膜面に対して斜向させることにより、成膜品質を低下させる微粒子の凝集体が付着した場合であっても、その付着物を除去することが可能となる。
本実施形態では、エアロゾルApの生成時および搬送管6によるエアロゾルApの搬送時において、原料粒子Pの表面に静電気を発生させ、帯電させた微粒子を基材S上へ堆積させる。原料粒子Pの帯電量が大きいほど、膜の緻密性が高まり、成膜速度が向上する。堆積した微粒子の余剰電荷は成膜室内の空間中に放出され、放出電荷の量によっては顕著な発光を伴う。これにより、密着性の高い高密度の膜を形成することができる。
以上のように、本実施形態の成膜装置100においては、生成室20がエアロゾル化機構23をトレイ22に対して水平方向に相対移動させながらフード部材232の空間部232aに原料粒子Pのエアロゾルを生成するように構成される。トレイ22内の原料粒子Pは、揺動機構27による揺動操作とフード部材232の開口端部232bによる摺動作用とを受けて一定の厚みに均されるため、フード部材232の空間部232a内での原料粒子Pの巻き上げ量の均一化が図られる。
このように本実施形態によれは、容積が制限された空間内で一定量の原料粒子PのエアロゾルApを生成することで、一定濃度のエアロゾルApを連続的かつ安定に生成することができる。さらに、生成室20には、トレイ22へ原料粒子Pを補給する補給機構25が設けられているため、より長時間にわたりエアロゾルを生成することができる。
<第2の実施形態>
続いて本発明の第2の実施形態に係るエアロゾル生成装置について説明する。図4は、本実施形態に係るエアロゾル生成装置としての生成室40の内部構成を示す概略平面図である。以下、第1の実施形態と異なる構成について主に説明し、第1の実施形態と同様の構成については同様の符号を付しその説明を省略または簡略化する。
本実施形態の生成室40は、複数のエアロゾル化機構23を備える。複数のエアロゾル化機構23は、トレイ22の収容部221内においてそれぞれ異なる位置に配置される。図示の例では、エアロゾル化機構23が4つ配置された例が示されているが、勿論これに限られず、2つ以上であればよい。
移動機構24は、複数のエアロゾル化機構23をそれぞれ同期して移動させる。移動方向は特に限定されず、本実施形態ではトレイ22の中心に関して同心的な円周上に時計まわり又は反時計回りに各エアロゾル化機構23が往復移動する。これにより、一台のエアロゾル生成装置(生成室40)で大量のエアロゾルApを生成することができる。
複数のエアロゾル化機構23各々の搬送管233は、図5に示すように共通のノズル520に接続されてもよいし、図6に示すようにそれぞれ異なる複数のノズル521〜524に接続されてもよい。
図5に示す構成例では、各エアロゾル化機構23の搬送管233が一本に集体化された合流管233Aを介して共通のノズル520に接続される。この場合、ノズル520からは複数のエアロゾル化機構23において生成されたエアロゾルの総量が噴射されるため、成膜レートの向上、幅広の薄膜形成などが可能となる。
一方、図6に示す構成例では、各エアロゾル化機構23の搬送管233がそれぞれ別個のノズル521,522,523,524に接続されることで、共通の基材Sの表面に各ノズル521〜524から噴射されるエアロゾルを順次積層することで、一回のパスで層F1,F2,F3,F4からなる積層膜(厚膜)を形成することができる。あるいは、成膜室50内に複数の基材Sを配置して、これらに各ノズル521〜524を対向させて、各基材Sを同時に成膜するようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく種々変更を加え得ることは勿論である。
20,40…生成室(エアロゾル生成装置)
21…密閉容器
22…トレイ
23…エアロゾル化機構
24…移動機構
25…補給機構
27…揺動機構
28…検出部
50…成膜室
52…ノズル
53…ステージ
100…成膜装置
110…排気系
120…ガス供給系
231…ガス噴出部材
232…フード部材
233…搬送管
Ap…エアロゾル
P…原料粒子

Claims (10)

  1. 密閉容器と、
    前記密閉容器の内部に配置され、原料粒子を収容する収容部を有するトレイと、
    前記原料粒子の巻き上げ用の第1のガスを噴出するガス噴出部材と、前記ガス噴出部材を収容する空間部と前記収容部内の原料粒子に当接する開口端部とを有するフード部材と、前記フード部材に設けられ前記空間部内で生成された前記原料粒子のエアロゾルをノズルに搬送する搬送管と、を有する少なくとも1つのエアロゾル化機構と、
    前記トレイ及び前記エアロゾル化機構を前記収容部内において相互に相対移動させる移動機構と、
    前記密閉容器内において前記トレイを揺動させる揺動機構と
    を具備するエアロゾル生成装置。
  2. 請求項1に記載のエアロゾル生成装置であって、
    前記ガス噴出部材は、前記収容部内の原料粒子の表層に対向して配置され前記第1のガスを噴出する複数の噴出孔を有する環状体である
    エアロゾル生成装置。
  3. 請求項1又は2に記載のエアロゾル生成装置であって、
    前記第1のガスと、前記密閉容器内の圧力調整用の第2のガスとを供給するガス供給部をさらに具備する
    エアロゾル生成装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のエアロゾル生成装置であって、
    前記密閉容器に設置され、前記トレイへ原料粒子を補給する補給機構をさらに具備する
    エアロゾル生成装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載のエアロゾル生成装置であって、
    前記エアロゾル化機構は、前記空間部に生成されたエアロゾルの電位を検出する検出部をさらに有する
    エアロゾル生成装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載のエアロゾル生成装置であって、
    前記移動機構は、前記トレイに対する前記エアロゾル化機構の高さを調節可能に構成される
    エアロゾル生成装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つに記載のエアロゾル生成装置であって、
    前記エアロゾル化機構は、前記トレイ上に複数配置されており、
    前記移動機構は、複数のエアロゾル化機構を同期して移動させる
    エアロゾル生成装置。
  8. 請求項7に記載のエアロゾル生成装置であって、
    前記複数のエアロゾル化機構各々の搬送管は、共通のノズルに接続される
    エアロゾル生成装置。
  9. 請求項7に記載のエアロゾル生成装置であって、
    前記複数のエアロゾル化機構各々の搬送管は、それぞれ異なる複数のノズルに接続される
    エアロゾル生成装置。
  10. 原料粒子のエアロゾルを生成する生成室と、
    前記エアロゾルを噴射するノズルと、前記ノズルから噴射された前記エアロゾル中の原料粒子が堆積する基材を支持するステージとを有し、前記生成室よりも低圧に維持される成膜室と
    を具備し、
    前記生成室は、
    密閉容器と、
    前記密閉容器の内部に配置され、原料粒子を収容する収容部を有するトレイと、
    前記原料粒子の巻き上げ用の第1のガスを噴出するガス噴出部材と、前記ガス噴出部材を収容する空間部と前記収容部内の原料粒子に当接する開口端部とを有するフード部材と、前記フード部材に設けられ前記空間部内で生成された前記原料粒子のエアロゾルを前記ノズルに搬送する搬送管と、を有する少なくとも1つのエアロゾル化機構と、
    前記トレイ及び前記エアロゾル化機構を前記収容部内において相互に相対移動させる移動機構と、
    前記密閉容器内において前記トレイを揺動させる揺動機構と
    を有する
    成膜装置。
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