JP2020130720A - 昇降装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業性を向上させるとともに、劣化を抑制すること。【解決手段】実施形態に係る昇降装置は、第1ベース部と、第2ベース部と、付勢部とを備える。第1ベース部は、便器に取り付けられる。第2ベース部は、第1ベース部に対して昇降可能である。付勢部は、第2ベース部が降下したリフトダウン状態で第1ベース部に対して第2ベース部を上昇させるように付勢する。第1ベース部は、第1係合部と、第1係合部とは異なる位置に配置される第2係合部とを備える。第2ベース部は、第1ベース部が便器に取り付けられていない搬送状態で、第1係合部が係合する第3係合部と、搬送状態で、第2係合部が係合する第4係合部とを備える。【選択図】図19

Description

開示の実施形態は、昇降装置に関する。
従来、便器に取り付けられた第1ベース部材に対して、第2ベース部材を昇降させることで、便器の上部に配置される機能部などを昇降させる昇降装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。昇降装置は、バネなどの弾性体による付勢力を用いて、第2ベース部材を第1ベース部材に対して上昇させる。
特開2017−124115号公報
上記する昇降装置を搬送する場合には、便器への取り付け作業を容易にするために、第2ベース部材を第1ベース部材に組み付けた状態で保持して搬送することが考えられる。
しかし、第2ベース部材が第1ベース部材に組み付けられた状態では、弾性体による付勢力が大きく、搬送時には、第1ベース部材は便器には取り付けられていないため、第1ベース部材は、弾性体の付勢力に対する強度が小さい。そのため、搬送時に、弾性体の付勢力によって、第1ベース部材が劣化するおそれがある。
実施形態の一態様は、作業性を向上させるとともに、劣化を抑制する昇降装置を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る昇降装置は、便器に取り付けられる第1ベース部と、前記第1ベース部に対して昇降可能な第2ベース部と、前記第2ベース部が降下したリフトダウン状態で前記第1ベース部に対して前記第2ベース部を上昇させるように付勢する付勢部とを備え、前記第1ベース部は、第1係合部と、前記第1係合部とは異なる位置に配置される第2係合部とを備え、前記第2ベース部は、前記第1ベース部が前記便器に取り付けられていない搬送状態で、前記第1係合部が係合する第3係合部と、前記搬送状態で、前記第2係合部が係合第4係合部とを備えることを特徴とする。
昇降装置は、搬送状態において、第1ベース部に対する付勢部の付勢力をリフトダウン状態よりも小さくすることができる。そのため、昇降装置は、搬送状態において、第1ベース部が付勢部による付勢力によって劣化することを抑制することができる。
また、昇降装置は、第1ベース部と第2ベース部とを一体化して搬送することができ、作業性を向上させることができる。
前記付勢部は、前記搬送状態では、前記リフトダウン状態よりも伸長した状態に保持されることを特徴とする。
昇降装置は、搬送状態において、リフトダウン状態よりも付勢部を伸長させた状態で保持することができ、第1ベース部に対する付勢部の付勢力をリフトダウン状態よりも小さくすることができる。そのため、昇降装置は、搬送状態において、第1ベース部が付勢部による付勢力によって劣化することを抑制することができる。
また、前記第1ベース部は、前記搬送状態では、前記付勢部から離間することを特徴とする。
昇降装置は、搬送状態において第1ベース部に付勢部の付勢力が作用することを防止することができる。そのため、昇降装置は、搬送状態において、第1ベース部が付勢部による付勢力によって劣化することを防止することができる。
また、前記第1係合部は、前記付勢部によって前記第2ベース部が上昇したリフトアップ状態から、さらに前記第2ベース部が上昇した場合に、前記第3係合部に係合することを特徴とする。
昇降装置は、第2ベース部がリフトアップ状態からさらに上昇した場合に、第2ベース部の上昇を抑制することができる。そのため、昇降装置は、第2ベース部が第1ベース部から脱落することを抑制することができる。
また、前記第2係合部は、前記第2ベース部が前記リフトアップ状態からさらに上昇した場合に、前記第4係合部に係合しないことを特徴とする。
昇降装置は、第2ベース部がリフトアップ状態からさらに上昇した場合に、第2係合部が劣化することを抑制することができる。
また、前記第1係合部は、前記第2係合部よりも強度が大きいことを特徴とする。
昇降装置は、リフトアップ状態から、さらに第2ベース部が上昇した場合に、強度が大きい第1係合部によって第2ベース部の上昇を抑制することで、強度が小さい第2係合部が劣化することを抑制することができる。
また、前記第2係合部は、前記第1係合部よりも前記便器のボウル部側に設けられ、前記第2ベース部は、前記第1係合部に対して前記第2係合部とは反対側に位置する回動軸を中心に回動することを特徴とする。
昇降装置は、第2ベース部がリフトアップ状態からさらに上方に回動した場合に、第2ベース部の回動軸に近い第1係合部および第3係合部を係合させることができる。そのため、昇降装置は、第2ベース部がリフトアップ状態からさらに上方に回動した場合に、第1ベース部の第1係合部で発生するモーメントを小さくすることができる。従って、昇降装置は、例えば、第2係合部、および第4係合部を係合させる場合よりも、強度が小さい第1係合部、および第3係合部によって第2ベース部の上昇を抑制することができる。
また、前記第1ベース部は、複数の前記第2係合部を備え、前記第2ベース部は、複数の前記第4係合部を備えることを特徴とする。
昇降装置は、搬送状態では、第2ベース部に対して第1ベース部を3箇所以上で支持することができ、第1ベース部を安定して支持することができる。
実施形態の一態様によれば、作業性を向上させるとともに、劣化を抑制することができる。
図1は、トイレ装置を示す概略斜視図である。 図2は、昇降装置を左上方から見た斜視図である。 図3は、昇降装置を左下方から見た斜視図である。 図4は、昇降装置の平面図である。 図5は、固定部を左上方から見た斜視図である。 図6は、固定部の一部を前方から見た正面図である。 図7は、図4のVII-VII断面の一部を示す断面図である。 図8は、ガイドプレートの平面図である。 図9は、突出部付近を後方から見た背面図である。 図10は、昇降装置の一部を示す分解図である。 図11は、保持部の平面図である。 図12は、保持部を左方から見た側面図である。 図13は、操作部を左下方から見た斜視図である。 図14は、図4のXIV-XIV断面図である。 図15は、図4のXIV-XIV断面におけるリフトアップ状態の断面図である。 図16は、図4のVII-VII断面におけるリフトアップ状態の断面図である。 図17は、搬送状態における昇降装置を左側から見た側面図である。 図18は、図4のXVIII-XVIII断面における搬送状態の断面図である。 図19は、図4のXIV-XIV断面における搬送状態の断面図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する昇降装置の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
まず、実施形態に係る昇降装置10が適用されるトイレ装置1について図1を参照し説明する。図1は、トイレ装置1を示す概略斜視図である。図1には、説明の便宜上、3次元の直交座標系を図示している。直交座標系においては、X軸の正方向を「前方」、負方向を「後方」と規定し、Y軸の正方向を「左方」、負方向を「右方」と規定し、Z軸の正方向を「上方」、負方向を「下方」と規定している。このため、以下の説明では、X軸方向を左右方向、Y軸方向を前後方向、Z軸方向を上下方向という場合がある。なお、直交座標系は、他の図においても図示している。
トイレ装置1は、洋式腰掛便器(以下、単に便器という)2と、衛生洗浄装置3とを備える。衛生洗浄装置3は、便器2の上面に取り付けられる。
便器2は、たとえば、陶器製である。便器2には、ボウル部2aが形成される。ボウル部2aは、下方に凹んだ形状であり、使用者の排泄物を受ける部位である。なお、便器2は、図示のような床置き式に限らず、壁掛け式でもよい。また、トイレ装置1は、便器2の後部に洗浄水を貯留する洗浄水タンク(図示省略)が設置されてもよいし、洗浄水タンクが設置されない、いわゆるタンクレス式でもよい。
衛生洗浄装置3は、本体部4と、便座5と、便蓋6とを備える。便座5と便蓋6とは、本体部4に対してそれぞれ上下方向に回転可能に設けられる。なお、便蓋6は、衛生洗浄装置3に必要に応じて設けられ、省略可能である。
本体部4は、便器2の上面におけるボウル部2aよりも後方に配置される。本体部4は、便座5と便蓋6とを回転可能に軸支している。
本体部4には、洗浄ノズルユニットや、脱臭ユニットなどの機能部(不図示)が収容される。また、本体部4は、機能部などを便器2に対して昇降可能とする昇降装置10(図2など参照)を有している。昇降装置10によって本体部4の一部または全部を上昇させることで、本体部4の下方の便器2を容易に掃除することができる。昇降装置10は、便座5や、便蓋6などを本体部4の一部または全部とともに昇降させる。
次に、実施形態に係る昇降装置10について図2〜図4を参照し説明する。図2は、昇降装置10を左上方から見た斜視図である。図3は、昇降装置10を左下方から見た斜視図である。図4は、昇降装置10の平面図である。
昇降装置10は、固定部11(第1ベース部)と、回動部12(第2ベース部)と、付勢部13とを備える。昇降装置10は、固定部11と回動部12との間に配置された付勢部13の付勢力によって、固定部11に対して回動部12を回動可能とする。昇降装置10は、固定部11に対して回動部12を上方に回動させることで、回動部12を上昇させる。昇降装置10は、回動部12とともに機能部や、便座5(図1参照)などを上昇させる。
昇降装置10は、固定部11が便器2に取り付けられた取付状態において、リフトダウン状態、およびリフトアップ状態とすることができる。
リフトダウン状態は、回動部12が降下し、後述する取付機構21(図7参照)によって回動部12が固定部11に取り付けられた状態である。リフトアップ状態は、取付機構21によって回動部12が固定部11に取り付けられておらず、回動部12が上昇した状態である。
なお、図2〜図4は、リフトダウン状態の昇降装置10を示している。
固定部11について、図5および図6を参照し説明する。図5は、固定部11を左上方から見た斜視図である。図6は、固定部11の一部を前方から見た正面図である。
固定部11は、便器2(図1参照)の上面に取り付けられ、固定される。固定部11は、樹脂製である。固定部11は、図5に示すように、取付部15と、第1係合部16と、第2係合部17とを備える。
取付部15は、X方向、およびY方向に沿って延びるように形成され、便器2(図1参照)の上面に取り付けられる。取付部15には、後方側に第1凹部15aが形成される。第1凹部15aは、左右方向に間隔を設けて2つ形成される。第1凹部15aには、付勢部13(図3参照)が配置される。第1凹部15aの底部15bには、付勢部13が載置される。
第1係合部16は、取付部15の後端から上方に向けて突出する。第1係合部16は、2つの第1凹部15aの間に形成される。
第1係合部16の上端には、後方に向けて突出する第1爪部16aが形成される。また、第1係合部16には、前壁面16dから後方に向けて第2凹部18が形成される。第2凹部18は、左右方向に並んで2つ形成される。2つの第2凹部18の上壁面18aの高さは、異なっている。
第1係合部16の前方の上端には、傾斜面16bが形成される。傾斜面16bは、第1爪部16aよりも前方に形成される。傾斜面16bは、第1係合部16の上壁面16eと、第1係合部16の前壁面16dとを接続するように形成される。
傾斜面16bは、左右方向に並んで2つ形成される。なお、2つの傾斜面16bは、一体に形成されてもよい。傾斜面16bは、前方側となるにつれて高さが低くなるように傾斜する。第1係合部16には、傾斜面16bと、前壁面16dと、第2凹部18の上壁面18aとによって第2爪部16cが形成される。
第2係合部17は、第1係合部16よりも前方の取付部15から上方に向けて突出する。具体的には、第2係合部17は、前後方向における取付部15の中央付近から上方に向けて形成される。
第2係合部17は、左右方向に間隔を設けて2つ形成される。第2係合部17の上端には、前方に向けて突出する第3爪部17aが形成される。
第1係合部16は、第2係合部17よりも強度が大きい。具体的には、第1係合部16の前後方向の長さは、第2係合部17の前後方向の長さよりも長い。また、第1係合部16の左右方向の長さは、第2係合部17の左右方向の長さよりも長い。なお、第1係合部16の強度を第2係合部17の強度よりも大きくする方法は、これに限定されることはない。例えば、第1係合部16、および第2係合部17は、異なる材料によって構成され、第1係合部16の強度を第2係合部17の強度よりも大きくしてもよい。
次に、回動部12について図7〜図9を参照し説明する。図7は、図4のVII-VII断面の一部を示す断面図である。図8は、ガイドプレート20の平面図である。図9は、突出部23付近を後方から見た背面図である。
回動部12は、固定部11(図7参照)よりも後方に位置する回動軸(不図示)を中心に回動可能に設けられる。回動部12の回動軸は、固定部11の第1係合部16に対し、ボウル部2aとは反対側に位置する。回動部12は、図7に示すように、ガイドプレート20と、取付機構21とを備える。
ガイドプレート20は、機能部を支持する。ガイドプレート20は、樹脂製である。ガイドプレート20は、図8に示すように、枠状に形成され、前後方向における中央よりも前方側に肉厚部22を備える。
肉厚部22には、後方に向けて突出する突出部23が形成される。突出部23は、左右方向に間隔を設けて2つ形成される。
突出部23が形成される箇所には、第1凹部24が形成される。すなわち、第1凹部24は、左右方向に2つ形成される。第1凹部24は、肉厚部22の上壁面22aから下方に向けて形成される。第1凹部24の底部24aには、付勢部13が貫通する貫通孔24bが形成される。すなわち、第1凹部24には、付勢部13が設けられる。なお、肉厚部22には、第1凹部24の上方を覆う板部25(図7参照)がネジ26(図7参照)によって取り付けられる。板部25は、金属製である。
2つの突出部23の間には、2つの突出部23を接続する第1係合部28(第3係合部)が形成される。第1係合部28は、2つの突出部23の後方の下端を接続するように左右方向に沿って形成される。2つの突出部23を接続する第1係合部28を設けることで、肉厚部22には、固定部11の第1係合部16(図7参照)が挿入される挿入孔29が形成される。第1係合部28は、固定部11の第1係合部16の第1爪部16a(図7参照)が係合可能となるように形成される。
また、2つの突出部23の間の肉厚部22には、図9に示すように、後壁面22bから前方に向けて第2凹部30が形成される。
第2凹部30は、左右方向に並んで2つ形成される。第2凹部30には、取付機構21のバネ46、および保持部40(図7参照)が挿入される。
第2凹部30の側壁面30aには、ガイド溝30bが形成される。ガイド溝30bは、各側壁面30aに形成される。ガイド溝30bは、前後方向に沿って形成される。ガイド溝30bには、保持部40の第1突出部43(図11参照)が挿入される。ガイド溝30bは、保持部40を前後方向に沿って移動可能とするとともに、保持部40の上下方向への移動を規制するように形成される。
第2凹部30の前壁面30cには、図7に示すように、バネ46の一端が当接する。前壁面30cには、バネ46を保持する突出部30dが形成される。また、肉厚部22には、図8に示すように、第2凹部30の上方に第1開口部30eが形成される。肉厚部22には、第2凹部30の下方に第2開口部30fが形成される。第2開口部30fには、保持部40の後方への移動を規制するストッパー31が設けられる。
また、肉厚部22には、図8に示すように、上壁面22aから下方に向けて第3凹部32が形成される。第3凹部32は、左右方向に沿って形成される。第3凹部32には、取付機構21の操作部41(図4参照)が配置される。左右方向における第3凹部32の中央付近の底部32aには、第2凹部30の第1開口部30eが形成される。すなわち、第2凹部30と第3凹部32とは、連通する。
また、第3凹部32の底部32aの左端には、貫通孔32bが形成される。なお、肉厚部22には、図3に示すように、下壁面22cから上方に向けて第4凹部33が形成される。第4凹部33は、貫通孔32bに連通し、左方の端が開口するように形成される。すなわち、第4凹部33の左方の端には、開口部33aが形成される。
また、ガイドプレート20には、図8に示すように、肉厚部22よりも前方に上下方向に貫通する貫通孔20aが形成される。貫通孔20aは、左右方向に間隔を設けて2つ形成される。貫通孔20aの下端には、第2係合部34(第4係合部)が形成される。第2係合部34は、後方に向けて突出する。貫通孔20aには、固定部11の第2係合部17(図5参照)が挿入される。第2係合部34は、固定部11の第2係合部17の第3爪部17a(図5参照)が係合可能となるように形成される。
次に、取付機構21について図7、および図10〜図12を参照し説明する。図10は、昇降装置10の一部を示す分解図である。図11は、保持部40の平面図である。図12は、保持部40を左方から見た側面図である。取付機構21は、図7に示すように、保持部40と、操作部41と、バネ46とを備える。
保持部40は、ブロック状に形成される。保持部40は、左右方向に並んで2つ設けられる。保持部40は、図11、および図12に示すように、段部42と、第1突出部43と、第2突出部44と、第3突出部45とを備える。
段部42は、後方に向けて階段状に形成される。段部42には、係合面42aと、係合面42aから上方に沿った当接面42bとが形成される。段部42は、保持部40の上壁面40aを含めて3段となるように形成される。なお、段部42の段数は、3段に限定されるものではなく、1段や、2段や、4段以上であってもよい。
係合面42aは、固定部11の第1係合部16の第2爪部16c(図7、および図10参照)と係合可能となるように形成される。具体的には、係合面42aは、第2爪部16cを形成する第2凹部18の上壁面18a(図7、および図10参照)と当接可能となるように形成される。保持部40は、段部42の係合面42aを第2爪部16cに当接させることで、上下方向の移動を規制する。
当接面42bは、係合面42aに直交するように形成される。当接面42bは、第2爪部16cの先端、すなわち、固定部11の第1係合部16の前壁面16d(図7、および図10参照)と当接可能となるように形成される。当接面42bは、第2爪部16cが係合面42aと当接している場合に、第2爪部16cの先端に当接し、保持部40の後方への移動を規制する。すなわち、当接面42bは、ストッパーとして機能する。保持部40は、段部42の当接面42bを第2爪部16cに当接させることで、後方への移動を規制する。
また、段部42の下端には、傾斜面42cが形成される。傾斜面42cは、前方側となるにつれて高さが低くなるように傾斜する。
第1突出部43は、保持部40の側壁面40bから左右方向に向けて突出する。第1突出部43は、各側壁面40bに形成される。第1突出部43は、ガイドプレート20のガイド溝30b(図9参照)に挿入される。
第2突出部44は、保持部40の下壁面40cから下方に向けて突出する。第2突出部44は、保持部40の前方の端に形成される。第2突出部44は、保持部40の上壁面40aが、固定部11の第2爪部16c(図7、および図10参照)に当接する場合に、ストッパー31(図7参照)に当接するように形成される。なお、第2突出部44は、例えば、回動部12が固定部11に対して上昇し、保持部40の段部42が第1係合部16の第2爪部16cに係合しない場合にも、ストッパー31に当接する。保持部40は、第2突出部44をストッパー31に当接させることで、後方への移動を規制する。
第3突出部45は、保持部40の上壁面40aから上方に向けて突出する。第3突出部45は、肉厚部22の第2凹部30の第1開口部30e(図7参照)よりも上方に突出する。具体的には、第3突出部45は、肉厚部22の第3凹部32(図7参照)内に突出する。
第3突出部45は、左前方から右後方に向けて形成される。すなわち、第3突出部45の後壁面45aは、左方から右方となるにつれて後方に位置するように形成される。
また、保持部40には、図7に示すように、前壁面40eから後方に向けて凹部47が形成される。凹部47には、バネ46が挿入される。凹部47の後壁面47aには、バネ46の他端が当接する。凹部47の後壁面47aには、バネ46を保持する第4突出部47bが形成される。保持部40は、バネ46によって後方に向けて付勢されている。
操作部41は、図10に示すように、左右方向に延設される。操作部41は、操作ロッド48と、押込部49と、バネ50とを備える。
操作ロッド48は、前方から見た場合に、略L字状に形成される。操作ロッド48には、平面部48aが形成される。操作ロッド48は、肉厚部22の第3凹部32(図8参照)、および肉厚部22の貫通孔32b(図8参照)に配置される。平面部48aには、図13に示すように、下壁面48bから下方に向けて突出する突出部48cが形成される。図13は、操作部41を左下方から見た斜視図である。
突出部48cは、左右方向に並んで2つ形成される。突出部48cは、左前方から右後方に向けて形成される。すなわち、突出部48cの前壁面48dは、左方から右方となるにつれて後方に位置するように形成される。突出部48cの前壁面48dは、保持部40の第3突出部45の後壁面45a(図10参照)に当接する。
操作ロッド48の右方の端には、バネ50(図10参照)の一端と当接する当接部48eが形成される。なお、バネ50の他端は、肉厚部22の第3凹部32の側壁面(不図示)に当接する。操作部41は、バネ50によって左方に向けて付勢される。
押込部49は、操作ロッド48の左方の下端側から左方に向けて突出する。押込部49は、肉厚部22の第4凹部33(図3参照)に配置される。押込部49の先端には、操作ボタン(不図示)が取り付けられる。
操作部41は、操作ボタンを介して押込部49が右方に押し込まれ、突出部48cが右方に移動すると、突出部48cが保持部40の第3突出部45と摺動することで、第3突出部45を前方に移動させる。これにより、昇降装置10は、保持部40の段部42と、固定部11の第1係合部16の第2爪部16cとの係合が解除される。
次に、付勢部13について図14を参照し説明する。図14は、図4のXIV-XIV断面図である。付勢部13は、固定部11の第1凹部15aに配置される。付勢部13は、バネケース60と、バネ61とを備える。
バネケース60は、筒状に形成され、下端に底部60aが形成される。バネケース60は、肉厚部22の第1凹部24に形成された貫通孔24bに挿入され、固定部11の取付部15の第1凹部15aに載置される。
バネケース60の上端には、外側に向けて突出する突出部60bが形成される。突出部60bは、バネケース60の全周に形成される。
バネ61は、バネケース60に挿入される。バネ61の一端は、バネケース60の底部60aに当接する。また、バネ61の他端は、肉厚部22に取り付けられた板部25に当接する。
付勢部13は、左右方向に間隔を設けて2つ設けられる。また、2つの付勢部13の間には、固定部11の第1係合部16が配置される。すなわち、付勢部13と、第1係合部16とは、左右方向に並んで配置される。そのため、昇降装置10は、前後方向の長さを短くすることができる。
付勢部13は、固定部11と板部25との間に設けられる。付勢部13は、固定部11が便器2に取り付けられた取付状態において、固定部11に対して回動部12が上昇するように、すなわち回動部12が上方に回動するように付勢する。
次に、実施形態に係る昇降装置10の作用について説明する。昇降装置10は、取付状態に加えて、固定部11が便器2に取り付けられていない非取付状態とすることができる。
非取付状態は、例えば、衛生洗浄装置3が製造されてから、便器2に取り付けられるまでの状態である。換言すると、非取付状態は、衛生洗浄装置3が便器2に取り付けられるまでの搬送状態である。以下では、非取付状態を搬送状態として説明する。搬送状態は、搬送や、保管のために梱包された状態や、衛生洗浄装置3が便器2から取り外された状態を含む。
リフトダウン状態では、図7に示すように、固定部11の第1係合部16の第2凹部18に、回動部12の保持部40が挿入され、保持部40の段部42が、固定部11の第2爪部16cに係合する。これにより、回動部12は、固定部11によって所定の降下位置に保持される。
固定部11の第1係合部16の第2凹部18は、左右方向に並んで2つ形成され、第2凹部18の上壁面18aの高さが異なっている。また、回動部12の保持部40には、3段の段部42が形成されている。そのため、昇降装置10は、固定部11に対する回動部12の降下位置を、第1係合部16の各第2凹部18において3段階に調整することができる。すなわち、昇降装置10は、固定部11に対する回動部12の降下位置を6段階に調整することができる。
従って、陶器製の便器2の上面にばらつきがある場合であっても、回動部12の保持部40の段部42を、固定部11の第1係合部16の第2爪部16cに係合させることができ、回動部12を適切な降下位置に保持することができる。
リフトダウン状態では、図14に示すように、付勢部13のバネ61は、バネケース60を介して固定部11と、肉厚部22に取り付けられた板部25とによって圧縮されている。そのため、リフトダウン状態では、固定部11に対して回動部12を上昇させる付勢力が回動部12に作用している。なお、リフトダウン状態では、固定部11にも付勢部13による付勢力が作用しているが、固定部11は、便器2によって支持されており、バネ61の付勢力による劣化が抑制される。
リフトダウン状態では、固定部11の第2係合部17の第3爪部17aと、回動部12の第2係合部34とは離間している。また、リフトダウン状態では、図7に示すように、固定部11の第1係合部16の第1爪部16aと、回動部12の第1係合部28とは離間している。
リフトダウン状態から、操作部41の操作ボタン(不図示)が押され、操作部41が左方に移動すると、操作部41の突出部48cと当接する保持部40の第3突出部45が摺動し、保持部40が前方に移動する。これにより、保持部40の段部42と、固定部11の第1係合部16の第2爪部16cとの係合が解除され、図15に示すように、バネ61の付勢力によって回動部12が回動して上昇し、リフトアップ状態となる。図15は、図4のXIV-XIV断面におけるリフトアップ状態の断面図である。
リフトアップ状態では、付勢部13によって回動部12は上方に付勢されているが、バネケース60の突出部60bが回動部12の第1凹部24の底部24aに係合する。そのため、固定部11に対する回動部12の上昇位置は、突出部60bが底部24aに係合する位置に保持される。また、リフトアップ状態では、バネケース60の底部60aは、固定部11に当接しているため、固定部11にも付勢部13による付勢力が作用する。なお、固定部11に作用する付勢力は、リフトダウン状態よりも小さい。
また、リフトアップ状態では、固定部11の第2係合部17の第3爪部17aと、回動部12の第2係合部34とは離間している。
リフトアップ状態では、図16に示すように、保持部40の段部42は、固定部11の第2凹部18よりも上方に位置し、固定部11の第1係合部16の第2爪部16cとの係合が解除された状態に保持される。図16は、図4のVII-VII断面におけるリフトアップ状態の断面図である。
なお、保持部40は、バネ46によって後方に向けて付勢されており、保持部40の第2突出部44がストッパー31に当接し、後方への移動が規制されている。また、リフトアップ状態では、固定部11の第1係合部16の第1爪部16aと、回動部12の第1係合部28とは離間している。
利用者が回動部12をリフトアップ状態からさらに上方に回動させた場合には、バネケース60の突出部60bは、回動部12の第1凹部24の底部24aに係合しているため、付勢部13は回動部12とともに回動する。そして、回動部12の第1係合部28が、固定部11の第1係合部16の第1爪部16aに係合する。これにより、回動部12の回動が規制される。すなわち、固定部11の第1係合部16は、回動部12がリフトアップ状態からさらに上方に回動して上昇した場合に、回動部12の上昇を規制するストッパーとして機能する。
なお、リフトアップ状態から回動部12がさらに上方に回動された場合には、回動部12の第2係合部34は、固定部11の第2係合部17の第3爪部17aとは係合せずに、離間した状態に保たれる。これにより、回動部12がリフトアップ状態からさらに上方に回動された場合であっても、固定部11の第2係合部17が劣化することを抑制することができる。
また、リフトアップ状態から回動部12がさらに上方に回動された場合に、回動部12の回動軸に近い固定部11の第1係合部16と、回動部12の第1係合部28とが係合する。これにより、固定部11の第2係合部17と回動部12の第2係合部34とが係合する場合よりも、リフトアップ状態から回動部12がさらに上方に回動された場合に発生するモーメントを小さくすることができる。
また、固定部11の第2係合部17は、前後方向の中央付近に形成されている。これにより、昇降装置10は、第2係合部17を固定部11の前端に形成する場合よりも、短い第2係合部17を用いて、回動部12の第2係合部34を固定部11の第2係合部17に係合させずに、回動部12の上方に回動させることができる。また、短い第2係合部17を用いることで、リフトダウン状態において第2係合部17との接触を避けるためのスペースを小さくすることができる。
例えば、昇降装置10は、固定部11の第2係合部17と同じ長さの第2係合部17を固定部11の前端に形成した場合よりも、回動部12の第2係合部34を固定部11の第2係合部17に係合させずに、回動部12の回動角度、すなわち、回動部12の上昇位置を高くすることができる。
回動部12の上昇位置が高くすることで、利用者は、本体部4の下方の便器2の掃除を容易に行うことができる。
また、昇降装置10は、固定部11に対して回動部12を回動させるため、固定部11の第2係合部17と、回動部12の第2係合部34などとの間には、前後方向に隙間を設ける必要がある。昇降装置10は、固定部11の第2係合部17を前後方向の中央付近に形成することで、固定部11の第2係合部17と、回動部12の第2係合部34などと隙間を小さくすることができる。
搬送状態では、固定部11は便器2に取り付けられていない。また、搬送状態では、リフトアップ状態と同様に、保持部40の段部42と、固定部11の第1係合部16の第2爪部16cとの係合が解除されている。そのため、搬送状態では、図17に示すように、固定部11は、回動部12に対して降下した状態となる。図17は、搬送状態における昇降装置10を左側から見た側面図である。
搬送状態では、図18に示すように、固定部11の第1係合部16の第1爪部16aは、回動部12の第1係合部28に係合する。図18は、図4のXVIII-XVIII断面における搬送状態の断面図である。
また、搬送状態では、図19に示すように、固定部11の第2係合部17の第3爪部17aは、回動部12の第2係合部34に係合する。図19は、図4のXIV-XIV断面における搬送状態の断面図である。
このように、搬送状態では、固定部11は、第1係合部16と、2つの第2係合部17とによって、回動部12に対して3箇所でつり下げられた状態となり、回動部12に支持される。
また、搬送状態では、固定部11の第1凹部15aの底部15bは、バネケース60の底部60aから離間する。そのため、搬送状態では、バネ61の付勢力は、固定部11には作用しない。このように、搬送状態では、取付状態(リフトダウン状態、およびリフトアップ状態)よりもバネ61が伸びて付勢部13が伸長した状態となり、付勢部13による付勢力が小さくなる。
次に、実施形態に係る昇降装置10の効果について説明する。
昇降装置10は、便器2に取り付けられる固定部11と、固定部11に対して昇降可能な回動部12と、リフトダウン状態で固定部11に対して回動部12を上昇させるように付勢する付勢部13とを備える。固定部11は、第1係合部16と、第1係合部16よりも前方に配置された第2係合部17とを備える。回動部12は、搬送状態で固定部11の第1係合部16が係合する第1係合部28と、搬送状態で固定部11の第2係合部17が係合する第2係合部34とを備える。具体的には、昇降装置10は、搬送状態では、リフトダウン状態よりも付勢部13を伸長させた状態で保持する。
これにより、昇降装置10は、搬送状態において、回動部12に対する付勢部13の付勢力をリフトダウン状態よりも小さくすることができる。そのため、昇降装置10は、搬送状態において、回動部12が付勢部13による付勢力によって劣化することを抑制することができる。
また、昇降装置10は、搬送状態において、回動部12の第1係合部28、および第2係合部34によって固定部11を支持することができる。すなわち、昇降装置10は、搬送状態において固定部11と回動部12とを一体化させることができ、例えば、便器2に衛生洗浄装置3を取り付ける際に、衛生洗浄装置3を便器2に容易に取り付けることができる。そのため、昇降装置10は、作業性を向上させることができる。
なお、付勢部13の付勢力に対し固定部11に補強部材を設け、リフトダウン状態で搬送することも考えられる。しかし、この場合、補強部材のコストや、補強部材を取り付けるための作業が必要となる。
これに対し、昇降装置10は、補強部材を設けずに、固定部11に対する付勢部13の付勢力を小さくすることができ、コストを低減し、作業性を向上させることができる。
また、昇降装置10は、搬送状態では、付勢部13から固定部11を離間させる。
これにより、昇降装置10は、搬送状態において固定部11に付勢部13の付勢力が作用することを防止することができる。そのため、昇降装置10は、搬送状態において、固定部11が付勢部13による付勢力によって劣化することを防止することができる。
また、昇降装置10は、回動部12がリフトアップ状態からさらに上方に回動した場合に、回動部12の第1係合部28を固定部11の第1係合部16に係合させる。
これにより、昇降装置10は、リフトアップ状態からさらに回動部12が上方に回動した場合に、回動部12の回動を抑制することができる。そのため、昇降装置10は、回動部12が固定部11から脱落することを抑制することができる。
また、昇降装置10は、回動部12がリフトアップ状態からさらに上方に回動した場合に、回動部12の第2係合部34を固定部11の第2係合部17に係合させない。具体的には、昇降装置10は、回動部12がリフトアップ状態からさらに上方に回動した場合に、第1係合部28よりも強度が小さい回動部12の第2係合部34を固定部11の第2係合部17に係合させない。
これにより、昇降装置10は、回動部12がリフトアップ状態からさらに上方に回動した場合に、回動部12の第2係合部34が劣化することを抑制することができる。具体的には、昇降装置10は、強度が大きい回動部12の第1係合部28によって回動部12の回動を抑制し、強度が小さい回動部12の第2係合部34が劣化することを抑制することができる。
また、昇降装置10は、回動部12の第2係合部34を、回動部12の第1係合部28よりも便器2のボウル部2a側に設け、回動部12を第1係合部28に対して第2係合部34とは反対側の回動軸を中心に回動させる。
これにより、昇降装置10は、回動部12がリフトアップ状態からさらに上方に回動した場合に、回動部12の回動軸に近い第1係合部16および第1係合部28を係合させることができる。そのため、昇降装置10は、回動部12がリフトアップ状態からさらに上方に回動した場合に、固定部11の第1係合部16で発生するモーメントを小さくすることができる。従って、昇降装置10は、例えば、固定部11の第2係合部17と、回動部12の第2係合部34とを係合させる場合よりも、強度が小さい固定部11の第1係合部16、および回動部12の第1係合部28によって回動部12の回動を規制することができる。
また、昇降装置10は、固定部11に2つの第2係合部17を備え、回動部12に2つの第2係合部34を備える。
これにより、昇降装置10は、搬送状態では、回動部12に対して固定部11を3箇所で支持することができ、固定部11を安定して支持することができる。
なお、上記実施形態では、取付機構21の保持部40などを、左右方向に2つ設けた一例について説明したが、これに限られることはない。例えば、保持部40などは、1つであってもよく、また3以上であってもよい。
また、上記実施形態では、リフトアップ状態から回動部12がさらに上方に回動した場合に、固定部11の第1係合部16と回動部12の第1係合部28とを係合させたが、固定部11の第2係合部17と回動部12の第2係合部34とを係合させてもよい。この場合、第2係合部17の強度を第1係合部16の強度よりも大きくすることが望ましい。
なお、昇降装置10は、リフトアップ状態から回動部12がさらに上方に回動した場合に、固定部11の第1係合部16と、回動部12の第1係合部28とを係合させ、さらに固定部11の第2係合部17と、回動部12の第2係合部34とを係合させてもよい。
また、上記実施形態では、回動部12を回動させることでリフトアップ状態となる一例について説明したが、これに限られることはない。例えば、昇降装置10は、固定部11に対して回動部12を上下方向に昇降させてもよい。
また、昇降装置10は、搬送状態において、付勢部13のバネケース60から固定部11を離間させずに、当接させてもよい。また、昇降装置10は、搬送状態において、リフトダウン状態よりも小さい付勢力を固定部11に作用させてもよい。これらによっても、昇降装置10は、搬送状態において、付勢部13の付勢力によって固定部11が劣化することを抑制することができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 トイレ装置
2 便器
2a ボウル部
3 衛生洗浄装置
10 昇降装置
11 固定部(第1ベース部)
12 回動部(第2ベース部)
13 付勢部
16 第1係合部
17 第2係合部
20 ガイドプレート
21 取付機構
28 第1係合部(第3係合部)
34 第2係合部(第4係合部)

Claims (8)

  1. 便器に取り付けられる第1ベース部と、
    前記第1ベース部に対して昇降可能な第2ベース部と、
    前記第2ベース部が降下したリフトダウン状態で前記第1ベース部に対して前記第2ベース部を上昇させるように付勢する付勢部と
    を備え、
    前記第1ベース部は、
    第1係合部と、
    前記第1係合部とは異なる位置に配置される第2係合部と
    を備え、
    前記第2ベース部は、
    前記第1ベース部が前記便器に取り付けられていない搬送状態で、前記第1係合部が係合する第3係合部と、
    前記搬送状態で、前記第2係合部が係合する第4係合部と
    を備えることを特徴とする昇降装置。
  2. 前記付勢部は、前記搬送状態では、前記リフトダウン状態よりも伸長した状態に保持される
    ことを特徴とする請求項1に記載の昇降装置。
  3. 前記第1ベース部は、前記搬送状態では、前記付勢部から離間する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の昇降装置。
  4. 前記第1係合部は、前記付勢部によって前記第2ベース部が上昇したリフトアップ状態から、さらに前記第2ベース部が上昇した場合に、前記第3係合部に係合する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の昇降装置。
  5. 前記第2係合部は、前記第2ベース部が前記リフトアップ状態からさらに上昇した場合に、前記第4係合部に係合しない
    ことを特徴とする請求項4に記載の昇降装置。
  6. 前記第1係合部は、前記第2係合部よりも強度が大きい
    ことを特徴とする請求項5に記載の昇降装置。
  7. 前記第2係合部は、前記第1係合部よりも前記便器のボウル部側に設けられ、
    前記第2ベース部は、前記第1係合部に対して前記第2係合部とは反対側に位置する回動軸を中心に回動する
    ことを特徴とする請求項4〜6のいずれか一つに記載の昇降装置。
  8. 前記第1ベース部は、複数の前記第2係合部を備え、
    前記第2ベース部は、複数の前記第4係合部を備える
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の昇降装置。
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