JP7253137B2 - 便座装置 - Google Patents

便座装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7253137B2
JP7253137B2 JP2019007515A JP2019007515A JP7253137B2 JP 7253137 B2 JP7253137 B2 JP 7253137B2 JP 2019007515 A JP2019007515 A JP 2019007515A JP 2019007515 A JP2019007515 A JP 2019007515A JP 7253137 B2 JP7253137 B2 JP 7253137B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
body casing
base plate
main body
flexible member
toilet seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019007515A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020117881A (ja
Inventor
真弓 西田
雄大 新田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP2019007515A priority Critical patent/JP7253137B2/ja
Publication of JP2020117881A publication Critical patent/JP2020117881A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7253137B2 publication Critical patent/JP7253137B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Toilet Supplies (AREA)
  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)

Description

本発明は、一般的に、便座装置に関する。
一般的に便座装置は、便器上面に固定されるベースプレートと、前記ベースプレートに着脱可能に設けられる本体ケーシングと、を備えている。本体ケーシング内には、局部洗浄ユニット、便座および便蓋を開閉する開閉ユニット等の電気機器が配設されている。この場合、特許文献1では、本体ケーシングと本体ケーシングの内部に設けられた電気機器との盗難を防止するために、本体ケーシングとベースプレートと便器とをネジで固定している。
特開2000-154574号公報
ところで、特許文献1に記載された便座装置は、本体ケーシングを便器から着脱するためには専用の工具を用いる必要があり、本体ケーシングを便器から取外すのが困難となっている。そのため、便器と本体ケーシングとの間を清掃する度に専用の工具を用いて本体ケーシングを便器から取外す必要があり、便器と本体ケーシングとの間の清掃性が低下するという問題がある。
本発明はかかる課題の認識に基づいてなされたものであり、本体ケーシングの盗難防止を実現しつつ、便器と本体ケーシングとの間を清掃することができる便座装置を提供することを目的としている。
第1の発明は、便器の上面に固定されるベースプレートと、前記ベースプレートに着脱可能に設けられる本体ケーシングと、前記ベースプレートと前記本体ケーシングとを接続する可撓性部材と、を備えたことを特徴とする便座装置である。
この便座装置によれば、本体ケーシングの盗難防止を実現しつつ、便器と本体ケーシングとの間の清掃を行うことができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記可撓性部材の一端側に設けられ、前記ベースプレートまたは前記本体ケーシングに着脱可能に取付けられる固定部を、さらに備えたことを特徴とする便座装置である。
この便座装置によれば、固定部をベースプレートまたは本体ケーシングから取外すだけで、本体ケーシングをベースプレートから取外すことができる。
第3の発明は、第2の発明において、前記固定部は、前記ベースプレートまたは前記本体ケーシングに設けられた係合部と係合する被係合部を有し、前記係合部と前記被係合部との係合によって前記ベースプレートまたは前記本体ケーシングに着脱可能に取付けられることを特徴とする便座装置である。
この便座装置によれば、ベースプレートまたは本体ケーシングに固定部を容易に取付けることができるので、取付作業の作業性を向上することができる。
第4の発明は、第3の発明において、前記固定部は、工具によって前記係合部と前記被係合部との係合を解除可能な工具用解除部を有することを特徴とする便座装置である。
この便座装置によれば、固定部は、取付けをスナップフィットとし、取外しを工具によってスナップフィットを解除する構成となっている。これにより、固定部は、取付けが簡単で取外しが困難となり、施工性と盗難防止性の両立を図ることができる。
第5の発明は、第1~第4のいずれか1つの発明において、前記本体ケーシングと前記ベースプレートとのうち少なくとも一方は、前記本体ケーシングを前記ベースプレートに固定したときに、前記本体ケーシングと前記ベースプレートとの間に前記可撓性部材を収納する収納空間を有することを特徴とする便座装置である。
この便座装置によれば、収納空間に可撓性部材を収納することができるため、可撓性部材がベースプレートと本体ケーシングとの間に挟まって、本体ケーシングが傾いたままベースプレートに取付けられてしまうことを抑制することができる。
第6の発明は、第1~第5の発明において、前記本体ケーシングを前記便器から所定位置に上昇させる上昇装置をさらに備え、前記可撓性部材の長さは、前記上昇装置により前記本体ケーシングが上昇させられた場合の前記本体ケーシングの上昇高さよりも短いことを特徴とする便座装置である。
この便座装置によれば、上昇装置により本体ケーシングを便器から上昇させることができるため、本体ケーシングと便器との間の清掃性を向上させることができる。
本発明の態様によれば、盗難防止を実現しつつ、便器と本体ケーシングとの間を清掃することができる便座装置が提供される。
本発明の第1実施形態によるトイレ装置を示す斜視図である。 図1中の本体ケーシングを上昇させた状態を示す斜視図である。 図2中の本体ケーシングとベースプレートとを拡大して示す斜視図である。 本体ケーシングがベースプレートから取外された状態を示す側面図である。 下側固定部、可撓性部材、上側固定部を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態による本体ケーシングがベースプレートから取外された状態を示す側面図である。 下側固定部、可撓性部材、上側固定部を示す斜視図である。 本発明の変形例による便座装置を示す側面図である。
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施形態によるトイレ装置を示す斜視図である。
図2は、図1中の本体ケーシングを上昇させた状態を示す斜視図である。
図3は、図2中の本体ケーシングとベースプレートとを拡大して示す斜視図である。
図4は、本体ケーシングがベースプレートから取外された状態を示す側面図である。
図5は、下側固定部、可撓性部材、上側固定部を示す斜視図である。
以下の実施形態の説明では、「上側」、「下側」、「前側」、「後側」、「右側」、および「左側」を用いるが、これらの方向は、図1に示すように、便座20に座った使用者から見た方向である。
図1に示すように、トイレ装置1は、洋式腰掛便器(以下説明の便宜上、単に「便器」と称する)2と、便器2の上側に設けられた便座装置10とを備える。便器2は、下方に向けて窪んだボウル部2aにおいて使用者の尿や便などの排泄物を受ける。
便座装置10は、便器2の上面2bに固定されるベースプレート40と、ベースプレート40に着脱可能に設けられる本体ケーシング50と、ベースプレート40と本体ケーシング50とを接続する可撓性部材60とを備えている。また、便座装置10は、本体ケーシング50に回転可能に軸支された便座20と、本体ケーシング50に回転可能に軸支された便蓋30とを備えている。図2に示すように、便座装置10は、本体ケーシング50を便器2から上昇させる(持上げる)ことができるようになっている。
ベースプレート40は、便器2のボウル部2aの後方で上面2bに取付けられている。このベースプレート40は、便器2の上面2bのうち左右方向の中央部に位置して、便器2と本体ケーシング50との間に設けられている。ベースプレート40は、本体ケーシング50が便器2の上面2bに下げられた状態で、本体ケーシング50内に収納されるようになっている。そして、図3に示すように、ベースプレート40には、左右方向の中央部に下側固定部45が着脱可能に設けられている。
ベースプレート40は、2個のボルト41により便器2の上面2bに固定されている。ベースプレート40の前端側(ボウル部2a側)の中央部には、本体ケーシング50の係止部51と係合する爪部42が左右方向に離間して2個設けられている。また、ベースプレート40は、爪部42の後方に下側固定部45を着脱可能に取付けるための下取付部43が設けられている。
下取付部43は、ベースプレート40の上面40aから下方に向けて凹状に窪んで形成されている。図4に示すように、下取付部43の前端側には、左右方向に延びる係合部43aが設けられている。この係合部43aは、下側固定部45を下取付部43に保持するもので、下側固定部45の被係合部47cが係合する。下取付部43の深さ寸法は、下側固定部45の平板部46の板厚Dよりも大きく形成されている。これにより、下取付部43に下側固定部45を取付けた状態では、下側固定部45の上面46aとベースプレート40の上面40aとの間に空間S1が形成される。ベースプレート40の空間S1と本体ケーシング50の空間S2とは、本体ケーシング50をベースプレート40に固定しているとき(すなわち、便器2上に閉じているとき)に可撓性部材60を収納することができる収納空間となっている。
下側固定部45は、ベースプレート40の下取付部43に着脱可能に取付けられる。この下側固定部45には、可撓性部材60の下端側(一端側)が固定されている。下側固定部45は、平板部46と、平板部46の前端から下方に向けて延び上方に向けて折返された保持部47とを有している。平板部46の中央部には、可撓性部材60の下端側が固定されている。可撓性部材60は、平板部46の上面46aから突出している。下側固定部45は、本発明の固定部を構成している。
保持部47は、平板部46の前端から下方に向けて延びる延出部位47aと、延出部位47aの下端から上方に向けて折返された折返部位47bと、折返部位47bから前方に向けて突出する被係合部47cと、折返部位47bの上端から前方に向けて突出する突出部47dとを有している。突出部47dの左右両端側には、上方に向けて突出する当接部47eが設けられている。この場合、下側固定部45は、保持部47の被係合部47cがベースプレート40の下取付部43にスナップフィットで固定されている。
ここで、保持部47の被係合部47cが下取付部43の係合部43aに掛っていない状態もしくは半掛りの状態で、本体ケーシング50をベースプレート40に取付けた場合には、当接部47eに本体ケーシング50の下面が当接するとともに、本体ケーシングの自重によって当接部47eおよび被係合部47cが下方に押し込まれる。これにより、保持部47の被係合部47cを下取付部43の係合部43aに固定することができる。
また、突出部47dの左右方向の中央部には、下側固定部45をベースプレート40から取外すときに工具が挿入される工具用解除部48が設けられている。この工具用解除部48は、指や爪先が入らないような大きさに形成されている。下側固定部45をベースプレート40から取外すときには、例えば工具用解除部48にマイナスドライバ等の工具(図示せず)を挿入して、突出部47dを押圧する。これにより、被係合部47cが後方に向けて押圧され、下取付部43の係合部43aとの係合が解除される。そして、例えば当接部47eなどを把持して下側固定部45を持ち上げることで、下側固定部45をベースプレート40から取外すことができる。
本体ケーシング50は、便器2の後方上側に位置して、ベースプレート40に着脱可能に設けられている。本体ケーシング50は、後端側で便蓋30を開閉可能に軸支し、便蓋30よりも前側で便座20を開閉可能に軸支している。本体ケーシング50は、内部が空洞のボックス状に形成され、内部に便座20よび便蓋30を開閉させる電動開閉ユニット、便座20の温度を制御する便座暖房ユニット、人体局部の洗浄を行う洗浄ユニット、臭気成分を低減する脱臭ユニット、およびリモコン等の操作部と通信可能な通信ユニット等(いずれも図示せず)が必要に応じて内蔵されている。
便器2の上面2bと対向する本体ケーシング50の裏面50aには、ベースプレート40の各爪部42に対応する位置に、係止部51がそれぞれ設けられている。各係止部51は、本体ケーシング50の裏面50aを左右方向に延びるスライドレバー52に設けられている。本体ケーシング50の側面50bには、スライドレバー52を移動させる押圧部53が設けられている。ベースプレート40の爪部42が本体ケーシング50の係止部51に係合しているときに押圧部53を押圧すると、係止部51がスライドレバー52とともに移動して爪部42と係止部51との係合が解除される。これにより、本体ケーシング50は、前方に引き出しながら上方に持ち上げることができる構成となっている。
本体ケーシング50の裏面50aには、各係止部51の後方に上取付部54が設けられている。この上取付部54は、上側固定部55が取付けられる部分で、ベースプレート40の下取付部43に対応する位置に形成されている。上取付部54は、本体ケーシング50の裏面50aから凹状に窪んだ空間S2を形成している。
この場合、本体ケーシング50をベースプレート40に固定したときに、下取付部43の空間S1と上取付部54の空間S2との上下方向の合計寸法は、可撓性部材60の直径よりも大きく形成されている。また、下取付部43と上取付部54との左右方向の寸法は、可撓性部材60が緩んだときに収納可能な大きさに形成されている。これにより、本体ケーシング50をベースプレート40に固定しているときには、下取付部43の空間S1と上取付部54の空間S2とが可撓性部材60の収納空間となっている。
上側固定部55は、本体ケーシング50の上取付部54にボルト56を用いて取付けられている。この上側固定部55は、下側固定部45に上下方向で対向している。上側固定部55は、左右方向に延びる板状部材からなり、中央部に可撓性部材60の上端側が固定されている。
可撓性部材60は、例えば絹、毛、麻、木綿、革、および化学繊維等からなる紐状体で、下端側が下側固定部45に固定され、上端側が上側固定部55に固定されている。この可撓性部材60は、ベースプレート40に固定された下側固定部45と本体ケーシング50に固定された上側固定部55とを介してベースプレート40と本体ケーシング50とを接続している。これにより、可撓性部材60は、本体ケーシング50の盗難を防止している。
また、本体ケーシング50内には、例えば給水源(上水)側に水が逆流するのを抑制するためのタンク(図示せず)や、給水源から供給された水を昇温するためのタンク(図示せず)が設けられることがある。このような場合に、本体ケーシング50を傾けると、タンクから水がこぼれてしまう虞がある。そこで、可撓性部材60の長さ寸法は、本体ケーシング50を傾けたときに、本体ケーシング50内のタンクに貯留されている水がこぼれないように設定されている。換言すると、可撓性部材60は、その長さ寸法により本体ケーシング50の水平方向に対する傾きを所定の角度以内に規制している。
本実施形態による便座装置10は、上述の如き構成を有するもので、次に便器2上に設けられたベースプレート40と本体ケーシング50との着脱作業について説明する。
便座装置10は、便器2の上面2bの清掃を行ったり、交換やメンテナンス作業を行ったりするために、便器2から取外すことができる。この場合、上述した特許文献1では、本体ケーシングとベースプレートと便器とをネジで固定している。従って、本体ケーシングを便器から着脱するためには、専用の工具を用いる必要があり、本体ケーシングを便器から取外すのが困難となっている。その結果、便器と本体ケーシングとの間を清掃するのが困難となり、便座装置の衛生性が低下するという問題がある。
そこで、本実施形態では、便器2の上面2bに設けられたベースプレート40と本体ケーシング50とを可撓性部材60により接続して、本体ケーシング50の盗難防止を図るとともに、便器2の上面2bと本体ケーシング50の裏面50aとの清掃作業の作業性を向上している。以下、本実施形態によるベースプレート40と本体ケーシング50との着脱作業について説明する。
まず、作業者は、本体ケーシング50の側面50bから押圧部53を押し込み、スライドレバー52とともに係止部51を移動させて、ベースプレート40の爪部42と係止部51との係合を解除する。そして、作業者は、本体ケーシング50を前方に引き出しながら上方に持ち上げることができる。これにより、作業者は、便器2の上面2bおよび本体ケーシング50の裏面50aの清掃を行うことができる。
この場合、ベースプレート40と本体ケーシング50とは、ベースプレート40に固定された下側固定部45と本体ケーシング50に固定された上側固定部55とを介して可撓性部材60により接続されている。これにより、本体ケーシング50の盗難を防止することができる。また、可撓性部材60は、本体ケーシング50の水平方向に対する傾きを制限している。すなわち、図2に示すように、本体ケーシング50の後端側を支点として前端側を持ち上げたときに、本体ケーシング50の内部に設けられたタンク等から水がこぼれないように、可撓性部材60の長さが設定されている。これにより、清掃作業の作業性を向上している。
次に、本体ケーシング50の交換作業やメンテナンス作業を行う場合について説明する。
この場合、下側固定部45は、ベースプレート40の下取付部43にスナップフィットで固定されている。作業者は、図示しない工具を下側固定部45の工具用解除部48に挿入して、下側固定部45の突出部47dを押圧する。これにより、下側固定部45の被係合部47cが後方に向けて押圧され、下取付部43の係合部43aとの係合が解除される。そして、例えば下側固定部45の当接部47eなどを把持して下側固定部45を持ち上げることで、下側固定部45をベースプレート40から取外すことができる。これにより、作業者は、本体ケーシング50の交換作業やメンテナンス作業を簡単に行うことができる。
この場合、工具用解除部48は、指や爪先が入らないような大きさに形成されている。これにより、作業者以外の者がベースプレート40から下側固定部45を簡単に取外すことができないようになっているので、本体ケーシング50の盗難防止性を向上することができる。
そして、本体ケーシング50をベースプレート40に固定するときには、下側固定部45をベースプレート40の下取付部43に嵌め込む。これにより、下側固定部45の被係合部47cと下取付部43の係合部43aとが係合して、下側固定部45がベースプレート40に固定される。すなわち、下側固定部45は、下取付部43にスナップフィットで固定されるので、簡単に下側固定部45を下取付部43に固定させることができる。そして、本体ケーシング50の係止部51とベースプレート40の爪部42とを係合させることにより、ベースプレート40に本体ケーシング50を固定させることができる。
この場合、ベースプレート40の下取付部43と本体ケーシング50の上取付部54との間には、下取付部43の空間S1と上取付部54の空間S2とにより、可撓性部材60の収納空間が形成されている。これにより、ベースプレート40に本体ケーシング50を固定したときに、可撓性部材60がベースプレート40の上面40aと本体ケーシング50の裏面50aとの間に挟まることがないので、本体ケーシング50ががたつくのを抑制することができる。すなわち、可撓性部材60がベースプレート40と本体ケーシング50との間に挟まって、本体ケーシング50が傾いたまま、本体ケーシング50がベースプレート40に取り付けられてしまうことを抑制することができる。
次に、図6、図7は、本発明の第2実施形態による便座装置10を示している。第2実施形態の特徴は、上側固定部70を本体ケーシング50に着脱可能に設けたことにある。なお、第2実施形態では、上述した第1実施形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略する。
図6は、本発明の第2実施形態による本体ケーシングがベースプレートから取外された状態を示す側面図である。
図7は、下側固定部、可撓性部材、上側固定部を示す斜視図である。
上側固定部70は、可撓性部材60の上端側(一端側)が固定され、本体ケーシング50に着脱可能に取付けられている。この上側固定部70は、第1実施形態の下側固定部45を上下方向で反転させた形状となっており、平板部71と、平板部71の前端から上方に向けて延び下方に向けて折返された保持部72とを有している。平板部71の中央部には、可撓性部材60の上端側が固定されている。可撓性部材60は、平板部71の下面71aから突出している。上側固定部70は、本発明の固定部を構成している。
保持部72は、平板部71の前端から上方に向けて延びる延出部位72aと、延出部位72aの上端から下方に向けて折返された折返部位72bと、折返部位72bから前方に向けて突出する被係合部72cと、折返部位72bの下端から前方に向けて突出する突出部72dとを有している。突出部72dの左右両端側には、下方に向けて突出する当接部72eが設けられている。この場合、上側固定部70は、保持部72の被係合部72cが本体ケーシング50の上取付部540の係合部541にスナップフィットで固定されている。
ここで、保持部72の被係合部72cが上取付部540の係合部541に掛っていない状態もしくは半掛りの状態で、本体ケーシング50をベースプレート40に取付けた場合には、当接部72eにベースプレート40の上面が当接するとともに、本体ケーシングの自重によって当接部72eおよび被係合部72cが上方に押し込まれる。これにより、保持部72の被係合部72cを上取付部540の係合部541に固定することができる。
また、突出部72dの左右方向の中央部には、上側固定部70を本体ケーシング50から取外すときに工具が挿入される工具用解除部73が設けられている。この工具用解除部73は、指や爪先が入らないような大きさに形成されている。上側固定部70を本体ケーシング50から取外すときには、例えば工具用解除部73にマイナスドライバ等の工具(図示せず)を挿入して、突出部72dを押圧する。これにより、被係合部72cが後方に向けて押圧され、上取付部540の係合部541との係合が解除される。そして、当接部72eを把持して上側固定部70を下げることで、上側固定部70を本体ケーシング50から取外すことができる。
下側固定部80は、ベースプレート40の下取付部430にボルトを用いて取付けられている。この下側固定部80は、上側固定部70に上下方向で対向している。下側固定部80は、左右方向に延びる板状部材からなり、中央部に可撓性部材60の下端側が固定されている。また、本体ケーシング50をベースプレート40に取付けたときには、下側固定部80と上側固定部70との間には、可撓性部材60が収納される収納空間が形成されている。
かくして、このように構成された第2実施形態においても第1実施形態と同様の作用、効果を有することができる。第2実施形態では、上側固定部70を本体ケーシング50から取外すだけで、本体ケーシング50をベースプレート40から取外すことができる。また、上側固定部70は、本体ケーシング50にスナップフィットで固定されているので、本体ケーシング50に上側固定部70を容易に取付けることができ、取付作業の作業性を向上することができる。
また、上側固定部70には、上側固定部70を本体ケーシング50から取外すときに工具が挿入される工具用解除部73が設けられているので、上側固定部70を本体ケーシング50から取外すときには工具が必要なため盗難防止性を向上することができる。
また、本体ケーシング50をベースプレート40に固定しているときには、本体ケーシング50とベースプレート40との間に可撓性部材60が収納される収納空間が形成されているので、可撓性部材60がベースプレート40と本体ケーシング50との間に挟まって、本体ケーシング50が傾いたまま、本体ケーシング50がベースプレート40に取り付けられてしまうことを抑制することができる。
図8は、本発明の変形例による便座装置を示す側面図である。
上述した実施形態では、作業者が本体ケーシング50を持ち上げてベースプレート40から取外す場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば図8に示す変形例のように、本体ケーシング50を便器2から所定位置に上昇させる上昇装置90をさらに備えてもよい。この場合、本体ケーシング50の側面50bに設けられた操作部91を操作することにより、機械的または電気的にステー92が作動して、本体ケーシング50を後端を支点として前端側を便器2から上昇させることができる。
上昇装置90により本体ケーシング50が上昇させられた場合に、可撓性部材60の長さLは、便器2と本体ケーシング50との上昇高さHよりも短くなっている。これにより、上昇装置90により本体ケーシング50を便器2から上昇させることができるため、本体ケーシング50と便器2との間の清掃性を向上させることができる。
また、上述した第1実施形態では、下側固定部45をベースプレート40に着脱可能とし、第2実施形態では、上側固定部70を着脱可能とした場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば下側固定部45と上側固定部70とを用いて、ベースプレート40と下側固定部45および本体ケーシング50と上側固定部70とのどちらも着脱可能としてもよい。
また、上述した第1実施形態では、可撓性部材60が収納される収納空間をベースプレート40の空間S1と本体ケーシング50の空間S2とにより形成した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えばベースプレート40の空間S1のみで収納空間を形成してもよいし、本体ケーシング50の空間S2のみで収納空間を形成してもよい。このことは、第2実施形態についても同様である。
以上、本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、便座装置10が備える各要素の形状、寸法、材質、配置などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1 トイレ装置、 2 便器、 2a ボウル部、 2b 上面、 10 便座装置、 20 便座、 30 便蓋、 40 ベースプレート、 40a 上面、 41 ボルト、 42 爪部、 43 下取付部、 43a 係合部、 45 下側固定部、 46 平板部、 46a 上面、 47 保持部、 47a 延出部位、 47b 折返部位、 47c 被係合部、 47d 突出部、 47e 当接部、 48 工具用解除部、 50 本体ケーシング、 50a 裏面、 50b 側面、 51 係止部、 52 スライドレバー、 53 押圧部、 54 上取付部、 55 上側固定部、 56 ボルト、 60 可撓性部材、 70 上側固定部、 71 平板部、 71a 下面、 72 保持部、 72a 延出部位、 72b 折返部位、 72c 被係合部、 72d 突出部、 72e 当接部、 73 工具用解除部、 80 下側固定部、 90 上昇装置、 91 操作部、 92 ステー、 430 下取付部、 540 上取付部、 541 係合部

Claims (6)

  1. 便器の上面に固定されるベースプレートと、
    前記ベースプレートに着脱可能に設けられる本体ケーシングと、
    前記ベースプレートと前記本体ケーシングとを接続する可撓性部材と、
    を備え
    前記可撓性部材の一端側に設けられ、前記ベースプレートまたは前記本体ケーシングに着脱可能に取付けられる固定部を、さらに備え、
    前記固定部は、前記ベースプレートまたは前記本体ケーシングに設けられた係合部と係合する被係合部を有し、前記係合部と前記被係合部との係合によって前記ベースプレートまたは前記本体ケーシングに着脱可能に取付けられることを特徴とする便座装置。
  2. 前記固定部は、工具によって前記係合部と前記被係合部との係合を解除可能な工具用解除部を有することを特徴とする請求項に記載の便座装置。
  3. 便器の上面に固定されるベースプレートと、
    前記ベースプレートに着脱可能に設けられる本体ケーシングと、
    前記ベースプレートと前記本体ケーシングとを接続する可撓性部材と、
    を備え
    前記本体ケーシングを前記便器から所定位置に上昇させる上昇装置をさらに備え、
    前記可撓性部材の長さは、前記上昇装置により前記本体ケーシングが上昇させられた場合の前記本体ケーシングの上昇高さよりも短いことを特徴とする便座装置。
  4. 前記可撓性部材の一端側に設けられ、前記ベースプレートまたは前記本体ケーシングに着脱可能に取付けられる固定部を、さらに備えたことを特徴とする請求項に記載の便座装置。
  5. 前記固定部は、前記ベースプレートまたは前記本体ケーシングに設けられた係合部と係合する被係合部を有し、前記係合部と前記被係合部との係合によって前記ベースプレートまたは前記本体ケーシングに着脱可能に取付けられることを特徴とする請求項に記載の便座装置。
  6. 前記本体ケーシングと前記ベースプレートとのうち少なくとも一方は、前記本体ケーシングを前記ベースプレートに固定したときに、前記本体ケーシングと前記ベースプレートとの間に前記可撓性部材を収納する収納空間を有することを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の便座装置。
JP2019007515A 2019-01-21 2019-01-21 便座装置 Active JP7253137B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019007515A JP7253137B2 (ja) 2019-01-21 2019-01-21 便座装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019007515A JP7253137B2 (ja) 2019-01-21 2019-01-21 便座装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020117881A JP2020117881A (ja) 2020-08-06
JP7253137B2 true JP7253137B2 (ja) 2023-04-06

Family

ID=71891852

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019007515A Active JP7253137B2 (ja) 2019-01-21 2019-01-21 便座装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7253137B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000154574A (ja) 1998-11-24 2000-06-06 Inax Corp 便座保持部材の取付構造
JP2002146885A (ja) 2000-11-08 2002-05-22 Inax Corp リモコン取付ブラケット及び便器用ケーシング
JP2007120294A (ja) 2006-12-19 2007-05-17 Toto Ltd トイレ内設備ユニット
JP2016050468A (ja) 2014-09-02 2016-04-11 Toto株式会社 トイレ装置、及び、大便器ユニット

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3324296B2 (ja) * 1994-08-31 2002-09-17 東陶機器株式会社 便座着脱構造

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000154574A (ja) 1998-11-24 2000-06-06 Inax Corp 便座保持部材の取付構造
JP2002146885A (ja) 2000-11-08 2002-05-22 Inax Corp リモコン取付ブラケット及び便器用ケーシング
JP2007120294A (ja) 2006-12-19 2007-05-17 Toto Ltd トイレ内設備ユニット
JP2016050468A (ja) 2014-09-02 2016-04-11 Toto株式会社 トイレ装置、及び、大便器ユニット

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020117881A (ja) 2020-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2712444C (en) Fitting part for fastening to a boiling or frying vessel
JP5607908B2 (ja) 浴室用椅子
JP2014094261A (ja) 臀部拭き取り装置
JP7253137B2 (ja) 便座装置
KR101493272B1 (ko) 덮개 설비
JP2013116199A (ja) トイレ装置
JP3552067B2 (ja) 便座昇降装置
JP3068775B2 (ja) 洗浄便座装置
JP6183780B2 (ja) トイレ装置
JP2000033051A (ja) 洋風便器装置
JP5746597B2 (ja) ポータブルトイレの肘掛け構造
JP2002004383A (ja) 洋風水洗式便器
JP4222330B2 (ja) 便座及び/又は便蓋の取付け構造
JP4259394B2 (ja) 壁掛便器の取付け構造
JP3677933B2 (ja) 便座及び/又は便蓋の取付け構造
JP6499543B2 (ja) ポータブルトイレ
JP2009178368A (ja) 椅子
JP5901821B2 (ja) ポータブルトイレの肘掛け構造
JP5746786B2 (ja) ポータブルトイレの肘掛け構造
JP2007297869A (ja) トイレ装置
JP5384391B2 (ja) 便座リフトアップ装置及び昇降便座
KR200449119Y1 (ko) 전방 걸레판을 원터치로 승하강 토록 하는 청소차
JP4432105B2 (ja) 便器装置
JP2003169827A (ja) トイレ装置
JP2595300Y2 (ja) 便座の取付け構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221101

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230309

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7253137

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150