JP2020129911A - アクチュエータ及び触覚デバイス - Google Patents
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Abstract
Description
図1(A)は、アクチュエータ10を第3方向Yの一方側Y1の上方から見た全体斜視図であり、図1(B)は第3方向Yの他方側Y2の上方から見た全体斜視図である。図2は、アクチュエータ10のII-II線断面図である。図3は、アクチュエータ10のIII-III線断面図である。図4は、アクチュエータ10の分解斜視図である。
図5は、アクチュエータ10における可動体12の分解斜視図である。図2、図3及び図5に示すように、可動体12は、コイル31に対して第1方向Zの一方側Z1に配置された磁性板からなる第1ヨーク421と、コイル31に第1方向Zの一方側Z1で対向するように第1ヨーク421の第1方向Zの他方側Z2の面に保持された平板状の永久磁石41である第1永久磁石411とを有している。
図1〜図4に示すように、支持体11は、ケース20、コイルホルダ30、コイル31、給電基板32を有している。ケース20は、第1方向Zの一方側Z1に位置する第1ケース部材21と、第1方向Zの他方側Z2で第1ケース部材21と重なる第2ケース部材22とを有する。第1ケース部材21は、第1ケース蓋板部211と、第1ケース蓋板部211の第2方向Xの両側から第1方向Zの他方側Z2に折り曲げられた第1ケース側板部(ケース側板部)212とを有する。また、第2ケース部材22は、第2ケース蓋板部221と、第2ケース蓋板部221の第2方向Xの両側から第1方向の一方側Z1に折り曲げられた第2ケース側板部(ケース側板部)222とを有する。
図6は、磁気駆動回路40の斜視図である。図2及び図6に示すように、磁気駆動回路40は、長円形状に巻回された空芯のコイル31を有しており、コイル31のコイル線311は、コイルホルダ30の給電基板32に接続される。コイル31の第1方向Zの一方側Z1には第1プレート471が設けられ、コイル31の第1方向Zの他方側Z2には第2プレート472が設けられている。すなわち、コイル31は、第1プレート471と第2プレート472によって挟まれている。また、第1プレート471の第1方向Zの一方側Z1には、第1永久磁石411(図6においては図示省略)が設けられており、第2プレート472の第1方向Zの他方側Z2には、第2永久磁石412が設けられている。ここでは、永久磁石41は、第3方向Yに2個並べて設けているが、1個あるいは3個以上用いることもできる。
給電基板32を介して外部(上位の機器)からコイル31に給電されると、コイル31、第1永久磁石411および第2永久磁石412を備えた磁気駆動回路40によって、可動体12が支持体11の内部において第2方向Xに往復移動する。これにより、アクチュエータ10を手に持っていた利用者は、アクチュエータ10からの振動によって情報を得ることができる。
上述したアクチュエータ10では、可動体12と支持体11とが、対向する位置において弾性または粘弾性を備えたダンパー13に接している。このため、可動体12が共振することを抑制することができる。そして、可動体12を支持体11に対して第1方向Zと交差する第2方向Xに振動させるための磁気駆動回路40が設けられている。これにより、可動体12は支持体11に対して第2方向Xへ振動するので、アクチュエータ10を手に持っている利用者に、情報を伝達することができる。また、可動体12および磁気駆動回路40は、箱形に形成された支持体11に収容されており、支持体11には、第2方向Xに開口する一つ以上の第1開口部23が設けられている。このため、支持体11の内部の空気は、可動体12の振動によって振動方向である第2方向Xへ押されるので、支持体11の内部に発生した熱を第1開口部23から適正に排出することができる。
11 支持体
12 可動体
13 ダンパー(接続体)
20 ケース
21 第1ケース部材
212 第1ケース側板部
22 第2ケース部材
222 第2ケース側板部
23 第1開口部
25 縁部
30 コイルホルダ
31 コイル
33 第2開口部
34 ホルダ側板部
40 磁気駆動回路
41 永久磁石
42 ヨーク
431、432 平板部
44 連結部
X 第2方向
Y 第3方向
Z 第1方向
Claims (9)
- 可動体と、
支持体と、
弾性および粘弾性の少なくとも一方を備え、前記可動体と前記支持体とが対向する位置で前記可動体および前記支持体の双方に接するように配置された接続体と、
前記可動体および前記支持体のうちの一方側部材に設けられた空芯のコイル、および前記コイルに対して第1方向の少なくとも一方側で対向するように前記可動体および前記支持体のうちの他方側部材に設けられた永久磁石を有し、前記可動体を前記支持体に対して前記第1方向と交差する第2方向に振動させる磁気駆動回路と、
を備え、
前記支持体は、
箱形に形成され、前記可動体及び前記磁気駆動回路を収容しており、
前記第2方向に開口する一つ以上の第1開口部を有するアクチュエータ。 - 請求項1記載のアクチュエータであって、
前記可動体は、
前記第1方向において前記コイル及び前記永久磁石の周囲を挟んで配置される一対の平板部と、
前記第2方向の少なくとも一方側で前記一対の平板部を互いに連結する一つ以上の連結部と、
を有し、
前記第2方向から見て一つ以上の前記第1開口部が、前記連結部と重なる位置に設けられているアクチュエータ。 - 請求項2記載のアクチュエータであって、
前記連結部は、前記第1方向及び前記第2方向と直交する第3方向に間隔をあけて複数設けられているアクチュエータ。 - 請求項3記載のアクチュエータであって、
一つ以上の前記第1開口部が、前記第3方向に隣り合う二つの前記連結部の間と重なる位置に設けられているアクチュエータ。 - 請求項1から4のいずれか一項記載のアクチュエータであって、
前記支持体は、
前記コイルを保持するコイルホルダと、
前記コイルホルダを収容するケースと、
を備え、
前記コイルホルダは、前記第2方向に前記可動体及び前記磁気駆動回路を挟む一対のホルダ側板部を有し、
前記ケースは、前記一対のホルダ側板部に被さる一対のケース側板部を有し、
前記第1開口部は、前記ホルダ側板部と、前記ケース側板部とを貫通しているアクチュエータ。 - 請求項5記載のアクチュエータであって、
前記ケースは、
前記コイルホルダに対して前記第1方向の一方側に位置する第1ケース部材と、
前記コイルホルダに対して前記第1方向の他方側に位置する第2ケース部材と、
を備え、
前記第1ケース部材は、前記一対のホルダ側板部に被さる一対の第1ケース側板部を有し、
前記第2ケース部材は、前記一対の第1ケース側板部の縁部に被さる一対の第2ケース側板部を有し、
前記第1開口部は、前記第1ケース側板部の前記縁部を除く部分を貫通しているアクチュエータ。 - 請求項1から6のいずれか一項記載のアクチュエータであって、
前記支持体は、前記第1方向及び前記第2方向と直交する第3方向に開口する一つ以上の第2開口部を有するアクチュエータ。 - 請求項5又は6記載のアクチュエータであって、
前記支持体は、前記第1方向及び前記第2方向と直交する第3方向に開口する一つ以上の第2開口部を有し、
前記第2開口部は、前記コイルホルダに設けられており、
前記ケースは、筒状に形成され、前記第1方向及び前記第2方向と直交する第3方向に開口しているアクチュエータ。 - 可動体と、
支持体と、
弾性および粘弾性の少なくとも一方を備え、前記可動体と前記支持体とが対向する位置で前記可動体および前記支持体の双方に接するように配置された接続体と、
前記可動体および前記支持体のうちの一方側部材に設けられた空芯のコイル、および前記コイルに対して第1方向の少なくとも一方側で対向するように前記可動体および前記支持体のうちの他方側部材に設けられた永久磁石を有し、前記可動体を前記支持体に対して前記第1方向と交差する第2方向に振動させる磁気駆動回路と、
を備え、
前記支持体は、
箱形に形成され、前記可動体及び前記磁気駆動回路を収容しており、
前記第2方向に開口する一つ以上の第1開口部を有する触覚デバイス。
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- 2019-02-08 JP JP2019021710A patent/JP7393868B2/ja active Active
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