JP2020128948A - 電子時計 - Google Patents
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Abstract
Description
以下、本開示の第1実施形態の電子時計1を図面に基づいて説明する。
図1は、電子時計1を示す正面図である。
図1に示すように、電子時計1は、外装ケース2と、文字板3と、秒針4と、分針5と、時針6と、機能針7と、図2に示すムーブメント10とを備える。
また、外装ケース2には、りゅうず8と、Aボタン9Aと、Bボタン9Bとが設けられている。
指針4〜6は、通常、時刻を表示する。ただし、Aボタン9Aが所定の時間、例えば、3秒以上6秒未満押されて、コンパスモードが設定されると、秒針4は北の方位を表示する。すなわち、秒針4は、本開示の第1指針の一例である。
機能針7は、通常、指標12の「0」位置を指示しているが、コンパスモードが設定されると、磁気強度に応じて指標12を指示する。つまり、機能針7は、本開示の第2指針の一例である。なお、機能針7は、磁気強度のみを指示することに限られず、電池残量などの各種情報を指示可能に構成されていてもよい。
指標12としては、円弧と、磁気強度を示す数値である「0」、「10」、「20」、「30」、「40」と、磁気強度の単位を示す記号である「μT」とが表示されている。これらにより、ユーザーは、機能針7が指示する磁気強度を認識することができる。
さらに、指標12として、「L」および「H」の英字と、その幅を示す点線とが示されている。「L」およびこの幅を示す点線は、地磁気の磁気強度が低い領域を示すものであり、「H」およびこの幅を示す点線は、地磁気としてあり得る磁気強度を超える領域を示すものである。これにより、ユーザーは、コンパスモードが設定された際に、秒針4が指示する北の方位の精度が低いことや、後述する磁気オフセット値に異常があることを直感的に把握することができる。
2軸磁気センサー11は、2軸タイプの磁気センサーであり、磁気を計測して検出値を取得する。つまり、2軸磁気センサー11は、本開示の磁気センサーの一例である。
また、2軸磁気センサー11は、図1において、X方向に沿って延びる第1検出軸111と、X方向と直交するY方向に沿って延びる第2検出軸112を有する。すなわち、第1検出軸111と第2検出軸112とは直交しており、かつ、文字板3に平行な平面内に配置されている。これにより、2軸磁気センサー11は、電子時計1の文字板3を水平に保ったときに、地磁気の水平成分を計測可能に構成されている。
なお、図1に示すように、X方向とは、文字板3の9時の目盛から3時の目盛に向かう方向であり、Y方向とは、6時の目盛から12時の目盛に向かう方向である。
また、第1検出軸111および第2検出軸112は文字板3に平行な平面内に配置されているとは、第1検出軸111および第2検出軸112が文字板3に完全に平行な平面内に配置される場合に限られるものではなく、例えば、ムーブメント10の組み立て精度などの影響で、文字板3に平行な平面と第1検出軸111との交差角度が数度程度の場合も含む。同様に、文字板3に平行な平面と第2検出軸112との交差角度が数度程度の場合も含む。
図2は、ムーブメント10の構成を示すブロック図である。
ムーブメント10は、2軸磁気センサー11と、秒針用モーター21と、時分針用モーター22と、機能針用モーター23と、秒針用輪列24と、時分針用輪列25と、機能針用輪列26とを備えている。さらに、ムーブメント10は、CPU31と、RTC32と、秒針用ドライバー33と、時分針用ドライバー34と、機能針用ドライバー35と、りゅうず操作検出部36と、ボタン操作検出部37と、RAM38と、ROM39と、を備えている。
なお、CPUとは、Central Processing Unitの略語であり、RTCとは、Real-time clockの略語であり、RAMとは、Random access memoryの略語であり、ROMとは、Read only memoryの略語である。
秒針用輪列24は、複数の歯車で構成され、秒針用モーター21の図示略のローターに連動して秒針4を移動させる。
時分針用輪列25は、複数の歯車で構成され、時分針用モーター22の図示略のローターに連動して分針5および時針6を移動させる。
機能針用輪列26は、複数の歯車で構成され、機能針用モーター23の図示略のローターに連動して機能針7を移動させる。
りゅうず操作検出部36は、りゅうず8の操作を検出し、操作に応じた操作信号をCPU31に出力する。
ボタン操作検出部37は、Aボタン9AおよびBボタン9Bの操作を検出し、操作に応じた操作信号をCPU31に出力する。
ROM39には、CPU31が実行するプログラムなどが記憶されている。
RAM38には、CPU31が処理を実行する上で必要なデータなどが記憶される。例えば、時計内で発生しているオフセット磁場を示す磁気オフセット値が記憶されている。
モード設定部311は、りゅうず8やAボタン9A、Bボタン9Bの操作に応じて、時刻を表示する通常モード、方位を計測して表示するコンパスモード、および上記磁気オフセット値を取得する校正モードを設定する。
本実施形態では、例えば、通常モードが設定されている状態で、Aボタン9Aが3秒以上6秒未満押されると、モード設定部311は、モードをコンパスモードに設定する。また、コンパスモードに設定されている状態で、Aボタン9Aが押されると、モード設定部311はコンパスモードを解除する。すなわち、モード設定部311は、モードを通常モードに設定する。さらに、モード設定部311は、コンパスモードに設定されている状態で、Bボタン9Bが6秒以上押されると、モードを校正モードに設定する。
方位計測部312は、モード設定部311によりコンパスモードが設定されると、2軸磁気センサー11を作動させて、磁気を計測して検出値を取得する。具体的には、2軸磁気センサー11の第1検出軸111方向、つまり、図1に示すX軸方向の検出値である「BXRAW」と、第2検出軸112方向、つまり、Y軸方向の検出値である「BYRAW」とを取得する。
本実施形態では、方位計測部312による磁気計測は規定の間隔、例えば、1秒毎に実行される。そして、方位計測部312は、2軸磁気センサー11による磁気の計測を開始してから所定の時間、例えば、1分間が経過すると、2軸磁気センサー11による磁気の計測を終了する。
なお、上記のように方位計測部312による磁気の計測が終了すると、モード設定部311は、コンパスモードを解除して、モードを通常モードに設定する。
補正部313は、RAM38から磁気オフセット値を読み出し、方位計測部312で取得した検出値を当該磁気オフセット値に基づいて補正する。具体的には、検出値「BXRAW、BYRAW」から、第1検出軸111の軸方向、つまり、図1に示すX軸方向の磁気オフセット値である「BXOff」と、第2検出軸112の軸方向、つまり、Y軸方向の磁気オフセット値である「BYOff」とを差し引くことで、オフセット補正後の値「BX、BY」を取得する。
算出部314は、補正部313により検出値が補正された値に基づいて、方位および磁気強度を算出する。具体的には、算出部314は、「BX 2+BY 2」の平方根を算出、すなわち、ベクトルの大きさを求めることにより、磁気強度|B|を算出する。また、算出部314は、オフセット補正後の値「BX、BY」のベクトルの向きから北の方位を算出する。
表示部315は、秒針用ドライバー33、時分針用ドライバー34、機能針用ドライバー35を制御して、秒針4、分針5、時針6、機能針7による表示を制御する。
具体的には、表示部315は、モード設定部311により通常モードが設定されている場合、秒針用ドライバー33および時分針用ドライバー34を制御して、指針4〜6に時刻を表示させる。また、前述したように、通常モードが設定されている場合、表示部315は、機能針用ドライバー35を制御して、機能針7に指標12の「0」位置を指示させる。
また、表示部315は、モード設定部311によりコンパスモードが設定されている場合、算出部314による算出結果に基づいて秒針用ドライバー33を制御して、秒針4に北の方位を指示させる。さらに、表示部315は、算出部314による算出結果に基づいて機能針用ドライバー35を制御し、機能針7に磁気強度|B|を指示させる。
校正部316は、校正モードが設定された場合、2軸磁気センサー11を制御して磁気を計測することで、磁気オフセット値を計算して取得する。
具体的には、校正モードが設定された状態で、ユーザーによって電子時計1が水平に保たれて、例えば、Bボタン9Bが押されると、校正部316は、2軸磁気センサー11を作動して磁気を計測する。その後、ユーザーが電子時計1を水平に保ったまま180°回転させた後、再度Bボタン9Bが押されると、校正部316は、2軸磁気センサー11を作動して磁気を計測する。
ここで、磁気の計測値にオフセット磁場が影響する場合、オフセット磁場成分は1回目の計測値と2回目の計測値とで同じ値になるのに対し、地磁気成分は1回目の計測値と2回目の計測値とで同じ値で極性が反転する。そのため、校正部316は、1回目の計測値と2回目の計測値との平均値を計算して取得することにより、地磁気成分が除去された磁気オフセット値を取得する。そして、校正部316は取得した磁気オフセット値「BXOff、BYOff」をRAM38に記憶させる。
その後、Aボタン9Aが押されると、モード設定部311は校正モードを解除して、モードを通常モードに設定する。これにより、校正動作が終了する。
次に、コンパスモードの動作について説明する。
前述したように、モード設定部311によりコンパスモードが設定されると、方位計測部312は、2軸磁気センサー11を作動させて、磁気を計測して検出値を取得する。そして、補正部313は、磁気オフセット値により検出値を補正する。算出部314はオフセット補正後の値に基づいて、北の方位および磁気強度|B|を算出する。表示部315は、算出された北の方位および磁気強度|B|を、秒針4および機能針7によって表示させる。
これにより、ユーザーは、現在取得されている磁気オフセット値に誤差が生じていることを把握できるので、校正動作を実施すべきであると判断することができる。
このような本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態では、電子時計1は、第1検出軸111と第2検出軸112とが文字板3に平行な平面内に配置される2軸磁気センサー11を備える。そして、電子時計1は、2軸磁気センサー11の検出値に含まれるオフセット磁場による誤差を補正する補正部313と、補正部313により検出値が補正された値に基づいて、方位および磁気強度|B|を算出する算出部314と、算出部314により算出された方位および磁気強度|B|を文字板3に表示させる表示部315とを備える。
これにより、ユーザーは、オフセット磁場を示す磁気オフセット値を除去した地磁気の水平成分の強度を方位とともに把握することができる。そのため、ユーザーは、例えば、地磁気の水平成分の小さい地域や、特異的に地磁気の強度が低い場所で方位を計測した場合において、その精度の変化を把握することができる。つまり、秒針4によって指示される方位の信頼性が高いのか否かを把握することができる。さらに、磁気強度|B|が、地球上に存在する地磁気の強度に対して大きい場合には、近くに大きな磁気を発する物体があるとか、磁気オフセット値の誤差が大きくて校正する必要があるとか、方位計測に何らかの問題が発生していると推測することができる。
次に、第2実施形態を図3〜5の図面に基づいて説明する。
第2実施形態では、電子時計1Aに磁気強度を指示する機能針が設けられず、文字板3Aに磁気強度の指標が表示されていない点で前述した第1実施形態と異なる。また、第2実施形態では、電子時計1Aに、3軸磁気センサー11Aおよび加速度センサー13Aが設けられている点で第1実施形態と異なる。
なお、第1実施形態の電子時計1と同じ構成については、同じ符号を付けて説明は省略する。
図3に示すように、外装ケース2に収納されるムーブメント10Aには、3軸磁気センサー11Aが設けられている。3軸磁気センサー11Aは、時計表面から見て、6時の目盛と7時の目盛との間に配置されている。
3軸磁気センサー11Aは、3軸タイプの磁気センサーであり、磁気を計測して検出値を取得する。つまり、3軸磁気センサー11Aは、本開示の磁気センサーの一例である。
また、3軸磁気センサー11Aは、図3において、X方向に沿って延びる第1検出軸111Aと、X方向と直交するY方向に沿って延びる第2検出軸112Aと、X方向およびY方向に直交するZ方向に沿って延びる図示略の第3検出軸とを有する。つまり、第3検出軸は、第1検出軸111Aおよび第2検出軸112Aに直交する。これにより、3軸磁気センサー11Aは、水平成分に加えて、鉛直成分の地磁気を計測可能に構成されている。
なお、図3に示すように、Z軸方向とは、指針4〜6の回転軸に沿って文字板3から裏蓋に向かう方向である。
また、第3検出軸が、第1検出軸111Aおよび第2検出軸112Aに直交するとは、完全に直交する場合に限られるものではなく、例えば、第3検出軸と第1検出軸111Aとの交差角度が90°から数度程度ずれる場合も含む。同様に、第3検出軸と第2検出軸112Aとの交差角度が90°から数度程度ずれる場合も含む。
加速度センサー13Aは、重力加速度を検出可能に構成されており、重力加速度の向きから外装ケース2の傾きを検出可能に構成されている。本実施形態では、後述するように、3軸磁気センサー11Aによる磁気計測値を水平成分と鉛直成分とに分離するのに用いられる。
図4は、ムーブメント10Aの構成を示すブロック図である。
ムーブメント10Aは、3軸磁気センサー11Aと、加速度センサー13Aと、CPU31Aとを備えている。なお、第2実施形態では、機能針が設けられないため、ムーブメント10Aには、機能針用の輪列、モーター、ドライバーが設けられていない。
方位計測部312Aは、3軸磁気センサー11Aの第1検出軸111Aの軸方向の検出値である「BXRAW」と、第2検出軸112Aの軸方向の検出値である「BYRAW」と、第3検出軸の軸方向、つまり、図3におけるZ方向の検出値である「BZRAW」とを取得する。
補正部313Aは、RAM38から、「BXOff」、「BYOff」およびZ軸方向の磁気オフセット値である「BZOff」を読み出し、方位計測部312Aで取得した検出値を当該磁気オフセット値に基づいて補正して、オフセット補正後の値「BX、BY、BZ」を取得する。なお、本実施形態では、校正部316Aは、校正モードが設定された際に、3軸磁気センサー11Aを作動して、X軸、Y軸、Z軸方向の磁気オフセット値を取得可能に構成されている。
算出部314Aは、加速度センサー13Aの計測値により、オフセット補正後の値「BX、BY、BZ」を、水平成分「BHX、BHY」と、鉛直成分「BVZ」とに分離する。なお、加速度センサー13Aの計測値を用いて、3軸磁気センサー11Aの計測値の水平成分を分離させる方法は公知の技術であるの詳細な説明は割愛するが、例えば、上記補正された値「BX、BY、BZ」に、加速度センサー13Aの計測値に基づく回転行列を乗じることで、水平成分を分離することができる。
そして、算出部314Aは、分離した水平成分「BHX、BHY」から、水平面内の磁気強度|B|および北の方位を算出する。
具体的には、図3に示すように、表示部315Aは、秒針4に北の方位をさせながら、秒針4の振幅を変更させることにより、当該振幅により磁気強度を表示させる。
図5に示すように、表示部315Aは、磁気強度|B|が15μTよりも小さい場合、秒針4を4stepの振幅で往復させる。また、表示部315Aは、磁気強度|B|が15μT以上25μT未満の場合、秒針4を3stepの振幅で往復させ、磁気強度|B|が25μT以上35μT未満の場合、秒針4を2stepの振幅で往復させる。さらに、表示部315Aは、磁気強度|B|が35μT以上45μT未満の場合、秒針4を1stepの振幅で往復させる。
また、磁気強度|B|が45μT以上の地磁気は、地球上にほぼ存在しないため、表示部315Aは、磁気強度|B|が45μT以上の場合、秒針4を0stepの振幅、つまり往復させない。
このように、本実施形態では、表示部315Aは、磁気強度に応じて秒針4の振幅を変更させる。
なお、表示部315Aは、上記構成に限定されるものではない。例えば、表示部315Aは、磁気強度|B|が15μTよりも小さい場合、秒針4を4stepよりも大きい振幅で往復させてもよい。また、表示部315Aは、磁気強度|B|が45μT以上の場合、秒針4を時計回りに1周回転させ、その後、反時計回りに1周回転させるように、秒針4を往復させてもよい。
また、上記では磁気強度|B|を水平成分「BHX、BHY」から計算していたが、オフセット補正後の値「BX、BY、BZ」を使って地磁気の全磁力の強度を計算してもよい。この場合でも、地球上で観測される地磁気の全磁力の範囲は限られているから、磁気計測値に異常があることをユーザーに知らしめることができる。
このような本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態では、表示部315Aは、磁気強度に応じて秒針4の振幅を変更させることにより、秒針4に磁気強度を表示させる。
これにより、ユーザーは、秒針4の振幅が大きい、つまり、秒針4が北の方位を曖昧に指示している場合は、磁気強度が低く、秒針4の振幅が小さい、つまり、秒針4が北の方位を明示的に指示している場合は、磁気強度が高いと把握できる。そのため、ユーザーは、感覚的に方位計測の精度を把握することができる。
また、秒針4により、方位および磁気強度の両方を指示させることができるので、これらを別々の指針で指示させる場合に比べて、指針および当該指針を駆動させる輪列、モーター、ドライバー等を削減できるので、部品点数を少なくすることができる。さらに、磁気強度を指示する指針が設けられないので、シンプルなデザインを実現できる。
なお、本開示は前述の各実施形態に限定されるものではなく、本開示の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本開示に含まれるものである。
図6は、変形例の電子時計1Bを示す正面図である。
図6に示すように、電子時計1Bには、文字板3Bに、磁気強度を表示する液晶表示部14Bが設けられていてもよい。また、液晶表示部14Bには、磁気強度を表示するバーグラフと磁気強度の数値とが表示されていてもよく、さらに、バーグラフとともに適正な磁気強度の範囲を示すマークが示されていてもよい。このような構成によっても、ユーザーは、地磁気の水平成分の強度を方位とともに把握することができる。そのため、ユーザーは、秒針4によって指示される方位の信頼性が高いのか否かを把握することができる。なお、液晶表示部14Bには、上記バーグラフと上記数値とのいずれか一方が表示されていてもよい。
図7に示すように、電子時計1Cには、ダイヤルリング15Cに、磁気強度を示す指標16Cが表示されていてもよい。指標16Cとしては、磁気強度を示す数値や単位を示す記号が表示されていてもよい。そして、電子時計1Cは、コンパスモードが設定されている状態で、例えば、Bボタン9Bが操作された場合に、秒針4による指示を方位と磁気強度とに切り替え可能に構成されていてもよい。なお、Bボタン9Bは操作手段の一例である。
一例として、秒針4が方位を指示している状態で、Bボタン9Bが3秒以上押されると、電子時計1Cは、秒針4が磁気強度を指示するように切り替える。この場合、ダイヤルリング15Cに表示される指標16Cを利用して、磁気強度を指示する。そして、秒針4が磁気強度を指示している状態で、再度、Bボタン9Bが押されると、電子時計1Cは、秒針4が方位を指示するように切り替える。これにより、秒針4により、方位および磁気強度の両方を指示させることができるので、これらを別々の指針で指示させる場合に比べて、部品点数を少なくすることができ、かつ、シンプルなデザインを実現できる。
さらに、3軸磁気センサー11Aおよび加速度センサー13Aは別々に設けられていたが、同一の部品で構成される、つまり1パッケージ化されていてもよい。
Claims (5)
- 表示面と、
第1検出軸と前記第1検出軸と直交する第2検出軸とが前記表示面に平行な平面内に配置される磁気センサーと、
前記磁気センサーの検出値に含まれるオフセット磁場による誤差を補正する補正部と、
前記補正部により前記検出値が補正された値に基づいて、方位および磁気強度を算出する算出部と、
前記算出部により算出された前記方位および前記磁気強度を前記表示面に表示させる表示部と、を備える
ことを特徴とする電子時計。 - 請求項1に記載の電子時計において、
前記方位を表示する第1指針と、
前記磁気強度を表示する第2指針と、を備える
ことを特徴とする電子時計。 - 請求項2に記載の電子時計において、
前記表示面には、前記磁気強度を示す指標が表示される
ことを特徴とする電子時計。 - 請求項1に記載の電子時計において、
前記方位および前記磁気強度を表示する第1指針を備え、
前記表示部は、前記磁気強度に応じて前記第1指針の振幅を変更させることにより、前記第1指針に前記磁気強度を表示させる
ことを特徴とする電子時計。 - 請求項1に記載の電子時計において、
前記方位および前記磁気強度を表示する第1指針と、
操作手段と、を備え、
前記表示部は、前記操作手段が操作された場合に、前記第1指針による表示を前記方位と前記磁気強度とに切り替え可能に構成されていることを特徴とする電子時計。
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