JP2020128169A - 車両用フロントフード - Google Patents

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Abstract

【課題】フロントフード開閉時にはフードアウタパネルの変形を防止でき、衝突時には変形して衝撃を確実に吸収できる車両用フロントフードを提供する。【解決手段】本発明にかかる車両用フロントフード100は、フードアウタパネル102とフードインナパネル104との間に配置される支持部材106を備え、フードインナパネルは、車両後方に向かうほど車両上方に傾斜する傾斜領域108と、傾斜領域の前縁112から車両前側に延びる前領域110とを有し、支持部材は、フードアウタパネルに沿って配置されフードアウタパネルに連結される天板114と、天板からフードインナパネルの前領域に向かって延び前領域に車幅方向にわたって接合される前壁116と、天板からフードインナパネルの傾斜領域に向かって延び傾斜領域に車幅方向にわたって接合される後壁118、120とを有し、側方視において前壁および後壁は、傾斜領域よりも垂直に近い姿勢である。【選択図】図2

Description

本発明は、車両用フロントフードに関するものである。
自動車などの車両では、車体前部にパワープラントルームが設けられていて、このパワープラントの上方には開閉する車両用フロントフードが配置されている。車両用フロントフードは、互いに組み合わされ車外側および車内側にそれぞれ面するフードアウタパネルおよびフードインナパネルを備える。
車両用フロントフードを開閉する時にはフードアウタパネルに荷重が入力されるが、かかる通常の使用時にフードアウタパネルが永久変形することは防止しなければならない。一方、車両用フロントフードには、車両と被衝突体との衝突時に被衝突体が乗り上げることがある。かかる非常時には、車両用フロントフードには、積極的に変形して衝突エネルギーを吸収し、被衝突体への衝撃荷重を緩和することが求められる。
特許文献1には、フードインナパネルに取付けられるストライカと、フードロックリンフォースとを備えた車両用フードが記載されている。フードロックリンフォースは、ストライカの上方でフードアウタパネルとフードインナパネルとの間に配置され、フードアウタパネルに接合される本体板部と、前取り付け片と、後取り付け片とを有している。
フードロックリンフォースの前取り付け片は、本体板部の車両前後方向の前部に車幅方向に間隔をおいて複数設けられ、フードインナパネルに接合される。後取り付け片は、本体板部の後部に設けられ、フードインナパネルに接合される。また後取り付け片は、車幅方向において前取り付け片の取付け位置よりも内側に偏位した箇所に設けられている。
特許文献1では、フードロックリンフォースの本体板部をフードアウタパネルに接合することで、フードアウタパネルの剛性の補強を図る、としている。また特許文献1では、フードロックリンフォースの前取り付け片および後取り付け片の取付け位置を車幅方向で変位させることで、フードインナパネルの剛性を確保しあるいは剛性が大きくなり過ぎることを抑制する、としている。さらに特許文献1では、フードロックリンフォースの上方となるフードアウタパネルの箇所のどの部分にインパクタの荷重が入力した場合であっても、フードアウタパネルは変形しやすく、衝撃吸収性能が向上する、としている。
特開2018−39439号公報
しかし特許文献1の車両用フードでは、フードロックリンフォースの本体板部をフードアウタパネルに接合し、本体板部で荷重を受けるため、本体板部の中央部分でなければ、衝突時の上下方向の大きな荷重を十分に吸収することはできない。このように特許文献1の車両用フードには、衝突時には変形して衝撃を吸収するという点で、改善の余地がある。
本発明は、このような課題に鑑み、フロントフード開閉時にはフードアウタパネルの変形を防止でき、衝突時には変形して衝撃を確実に吸収できる車両用フロントフードを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる車両用フロントフードの代表的な構成は、車体前部のパワープラントルームを覆うフードインナパネルと、フードインナパネルに車外側から組み合わされるフードアウタパネルと、フードアウタパネルとフードインナパネルとの間に配置される支持部材とを備える車両用フロントフードにおいて、フードインナパネルは、車両後方に向かうほど車両上方に傾斜する傾斜領域と、傾斜領域の前縁から車両前側に延びる前領域とを有し、支持部材は、フードアウタパネルに沿って配置されフードアウタパネルに連結される天板と、天板からフードインナパネルの前領域に向かって延び前領域に車幅方向にわたって接合される前壁と、天板からフードインナパネルの傾斜領域に向かって延び傾斜領域に車幅方向にわたって接合される後壁とを有し、側方視において前壁および後壁は、傾斜領域よりも垂直に近い姿勢であることを特徴とする。
本発明によれば、フロントフード開閉時にはフードアウタパネルの変形を防止でき、衝突時には変形して衝撃を確実に吸収できる車両用フロントフードを提供することができる。
本発明の実施例に係る車両用フロントフードの外観を概略的に示す図である。 図1の車両用フロントフードの一部を示す図である。 図2の車両用フロントフードの各断面を示す図である。 図2の車両用フロントフードを上方から見た状態を示す図である。 図2の車両用フロントフードが衝突時に変形した状態を示す図である。
本発明の一実施の形態に係る車両用フロントフードの代表的な構成は、車体前部のパワープラントルームを覆うフードインナパネルと、フードインナパネルに車外側から組み合わされるフードアウタパネルと、フードアウタパネルとフードインナパネルとの間に配置される支持部材とを備える車両用フロントフードにおいて、フードインナパネルは、車両後方に向かうほど車両上方に傾斜する傾斜領域と、傾斜領域の前縁から車両前側に延びる前領域とを有し、支持部材は、フードアウタパネルに沿って配置されフードアウタパネルに連結される天板と、天板からフードインナパネルの前領域に向かって延び前領域に車幅方向にわたって接合される前壁と、天板からフードインナパネルの傾斜領域に向かって延び傾斜領域に車幅方向にわたって接合される後壁とを有し、側方視において前壁および後壁は、傾斜領域よりも垂直に近い姿勢であることを特徴とする。
上記構成では、車両用フロントフードの開閉時などにフードアウタパネルに荷重が入力された場合、この荷重は、支持部材の天板から前壁および後壁に伝達され、さらにフードインナパネルまで伝達され分散される。このような荷重の伝達・分散が可能である理由は、支持部材の前壁および後壁が、フードインナパネルの傾斜領域よりも垂直に近い姿勢にあり、上記の荷重に抗してその形状を保っているからである。したがって、通常時のフロントフードの開閉によってフードアウタパネルが変形することが防止されている。
一方、車両用フロントフードに被衝突体が衝突してフードアウタパネルに大きな荷重が入力されると、フードアウタパネルは変形し、被衝突体から受ける荷重を吸収する。それだけでなく、支持部材の天板が下方に沈み込み、支持部材の前壁および後壁も下方に潰れつつ変形して荷重を吸収する。
このように支持部材は、通常のフロントフード開閉時には形状を保ってフードアウタパネルの変形を防止するとともに、衝突時には変形して衝撃を吸収するという、2つの作用を兼ね備えている。とりわけ衝突時には、フードアウタパネルだけでなく、支持部材までもが変形して衝撃を吸収する分、被衝突体に対する傷害値をより低減でき、衝撃吸収性能を確保できる。
上記の支持部材の後壁は、天板の後端よりも車両前側において、前壁よりも車幅方向の短い長さにわたって傾斜領域に接合されているとよい。これにより、支持部材の天板の後端に大きな荷重が入力された場合、後壁は、天板の後端よりも車両前側に位置し、さらに前壁よりも車幅方向の長さが短いので、下方に確実に潰れつつ変形して荷重を吸収できる。
上記の支持部材の天板は、周囲より脆弱な所定の脆弱部を有するとよい。このように支持部材の天板は、変形を促進する脆弱部を有しているため、衝突時など大きな荷重が入力されると、脆弱部が起点となって下方に確実に変位して衝撃を吸収できる。
上記の支持部材の前壁の車幅方向外側の端部には、天板に隣接する箇所において切り欠かれた切欠部が形成されていて、脆弱部は、切欠部に連続して延びる溝を含むとよい。このように、支持部材の天板の脆弱部である溝は、前壁の車幅方向外側の端部に形成された切欠部に連続して延びている。このため、支持部材の天板の車幅方向外側に大きな荷重が入力されると、切欠部および溝に応力が集中し、前壁はより変形し易くなり衝撃を確実に吸収できる。
上記の車両用フロントフードはさらに、フードインナパネルの前領域に取付けられるストライカと、フードインナパネルに上方から重ねられストライカに接合される補強部材とを備え、補強部材は、支持部材の前壁から傾斜領域にまでわたってフードインナパネルに接合されているとよい。
このように、補強部材は、ストライカに接合されるだけでなく、支持部材の前壁からフードインナパネルの傾斜領域にまでわたって接合されている。このため、支持部材の前壁に対して車両前後方向の荷重が入力された場合、荷重は、前壁から補強部材を介して傾斜領域およびストライカに伝達される。したがって補強部材は、傾斜領域およびストライカの剛性を利用して、車両前後方向の荷重に対する前壁の支持剛性を高めることができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施例について詳細に説明する。かかる実施例に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本発明の実施例に係る車両用フロントフード100の外観を概略的に示す図である。図2は、図1の車両用フロントフード100の一部を示す図である。なお以下各図において、車両前後方向をそれぞれ矢印Front、Back、車幅方向の左右をそれぞれ矢印Left、Right、車両上下方向をそれぞれ矢印Up、Downで例示する。
車両用フロントフード100は、車体前部において不図示のパワープラントルームの上方に配置される。車両用フロントフード100は、その外面を構成するフードアウタパネル102と、図2(a)に示すフードインナパネル104および支持部材106とを備える。なお図2(a)および図2(b)では、フードアウタパネル102を省略して示している。
フードインナパネル104は、車両用フロントフード100の内面を構成する部材であり、フードアウタパネル102の下方に配置されている。フードインナパネル104は、図2(b)に示す傾斜領域108と前領域110とを有する。傾斜領域108は、車両後方に向かうほど車両上方に傾斜する領域である。前領域110は、傾斜領域108の前縁112から車両前側に延びる領域である。
支持部材106は、フードアウタパネル102とフードインナパネル104との間に配置された部材であり、天板114と、前壁116と、車幅方向に離間した2つの後壁118、120とを有する。
支持部材106の天板114は、フードアウタパネル102に沿って配置され、フードアウタパネル102に連結される。また天板114の上面は、荷重の入力が想定される複数の所定箇所に弾性体であるマスチックシーラー122(図1参照)が塗布され、フードアウタパネル102の下面に接着し連結される。
支持部材106の前壁116は、天板114の前端124からフードインナパネル104の前領域110に向かって屈曲し延びている。前壁116は、前側接合部126を有し、前側接合部126によって前領域110に車幅方向にわたって接合される。
支持部材106の後壁118、120は、車幅方向に並んで配置された天板114の開口128、130の後端132、134からフードインナパネル104の傾斜領域108に向かって屈曲し延びている。ここで傾斜領域108には、2つの凸部136、138が形成されていて、剛性が高められている。後壁118、120は、後側接合部140、142を有し、後側接合部140、142によって傾斜領域108の凸部136、138に車幅方向にわたって接合される。なお後壁118、120は、天板114の開口128、130の後端132、134から傾斜領域108に向かって延びているため、天板114の後端144よりも車両前側で傾斜領域108に接合されている。
支持部材106の天板114はさらに、2つの孔部146、148と、2つの溝150、152とを有し、これらは周囲より脆弱な脆弱部154として機能し、衝突時の変形を促進する。また支持部材106の前壁116は、その車幅方向外側の端部に形成され、天板114に隣接する箇所において切り欠かれた切欠部156、158を有する。脆弱部154の孔部146、148は、開口128、130の間に形成され、車両前後方向に離間している。脆弱部154の溝150、152は、開口128、130から切欠部156、158まで連続して延びている。
図3は、図2の車両用フロントフード100の各断面を示す図である。図3(a)、図3(b)は、図2(a)、図2(b)のA−A断面、B−B断面をそれぞれ示す図である。なお図3では、支持部材106の2つの後壁118、120のうち、一方の後壁118およびその周辺の構造について主に説明するが、他方の後壁120およびその周辺の構造も同様の機能などを有する。
車両用フロントフード100はさらに、図3(a)に示すストライカ160と補強部材162とを備える。ストライカ160は、フードインナパネル104の前領域110に取付けられる。補強部材162は、フードインナパネル104に上方から重ねられ、ストライカ160に接合される。また補強部材162は、その前端部164が支持部材106の前壁116の前側接合部126およびフードインナパネル104の前領域110に重ねられ接合されている。さらに補強部材162は、その後端部166がフードインナパネル104の傾斜領域108に重ねられ接合されている。すなわち補強部材162は、支持部材106の前壁116から傾斜領域108にまでわたってフードインナパネル104に接合されている。
また支持部材106の前壁116および後壁118は、図3(b)に示すように側方視において、フードインナパネル104の傾斜領域108よりも垂直に近い姿勢となっている。なおフードインナパネル104は、前領域110の車両前側のフード前側接合部168によってフードアウタパネル102に接合され、傾斜領域108よりも車両後側のフード後側接合部170によってフードアウタパネル102に接合されている。
図4は、図2の車両用フロントフード100を上方から見た状態を示す図である。前壁116の前側接合部126は、図示のように車幅方向の長さLaにわたってフードインナパネル104の前領域110に接合されている。また後壁118、120の後側接合部140、142は、前側接合部126の車幅方向の長さLaよりも短い長さLb、Lcにわたって、フードインナパネル104の傾斜領域108に接合されている。
また後壁118、120の後側接合部140、142には、スポット打点172、174が形成されている。これらのスポット打点172、174は、上下方向の荷重がせん断方向の荷重にならないように、傾斜領域108に沿って斜め方向に設定されている。このためスポット打点172、174には、上下方向の荷重を受けても亀裂が発生しない。
以下、車両用フロントフード100の挙動について説明する。車両用フロントフード100の開閉時などにフードアウタパネル102に荷重が入力された場合、この荷重は、支持部材106の天板114から前壁116および後壁118、120に伝達され、さらにフードインナパネル104まで伝達され分散される。
このような荷重の伝達および分散は、支持部材106の前壁116および後壁118、120が、フードインナパネル104の傾斜領域108よりも垂直に近い姿勢にあり、荷重に抗してその形状を保っていることで可能となる。したがって車両用フロントフード100によれば、通常時の開閉によってフードアウタパネル102が変形することを防止できる。
また車両用フロントフード100では、図3に示すように補強部材162がストライカ160に接合されるだけでなく、支持部材106の前壁116からフードインナパネル104の傾斜領域108にまでわたって接合されている。このため、支持部材106の前壁116に対して車両前後方向の荷重が入力された場合、荷重は、前壁116から補強部材162を介して傾斜領域108およびストライカ160にまで伝達される。したがって車両用フロントフード100では、補強部材162が傾斜領域108およびストライカ160の剛性を利用できるため、車両前後方向の荷重に対する前壁116の支持剛性を高めることができる。
図5は、図2の車両用フロントフード100が衝突時に変形した状態を示す図である。図5(a)は、図2(b)の車両用フロントフード100の変形後の状態を示している。図5(b)は、図5(a)のC−C断面図である。なお図中では、車両用フロントフード100に被衝突体が衝突してフードアウタパネル102に大きな荷重(図5(b)の矢印D参照)が入力された状況を示している。
車両用フロントフード100が衝突時の大きな荷重を受けた場合、図5(b)に示すようにフードアウタパネル102は下方に変形し、被衝突体から受ける荷重を吸収する。さらに支持部材106の天板114は、フードアウタパネル102に連結されているので、図5(a)に示すように下方に沈み込む。さらに天板114は、変形を促進する脆弱部154を有しているため、脆弱部154が起点となって下方に確実に変位して衝撃を吸収できる。
天板114が下方に沈み込むと、支持部材106の前壁116および後壁118、120も下方に潰れつつ変形して荷重を吸収する。さらに天板114の脆弱部154の溝150、152は、図5(a)に示すように前壁116の車幅方向外側の端部に形成された切欠部156、158に連続して延びている。このため、天板114の車幅方向外側に大きな荷重が入力されると、切欠部156、158および溝150、152に応力が集中し、前壁116は、より変形し易くなり衝撃を確実に吸収できる。前壁116は、図5(b)に示すように、車両後側に倒れつつ下方に変位している。
支持部材106の後壁118、120は、図4に示すように天板114の後端144よりも車両前側に位置し、さらに後側接合部140、142が前壁116の前側接合部126よりも車幅方向の長さが短い。このため、天板114の後端1144に大きな荷重が入力された場合、後壁118、120は、下方に確実に潰れつつ変形して荷重を吸収できる。後壁118、120は、図5(b)に示すように、車両前後に屈曲して潰れて下方に変位している。
このように支持部材106は、通常の開閉時には形状を保ってフードアウタパネル102の変形を防止するとともに、衝突時には変形して衝撃を吸収するという、2つの作用を兼ね備えている。したがって車両用フロントフード100は、通常の開閉時にはフードアウタパネル102の変形を防止でき、衝突時には変形して衝撃を確実に吸収できる。しかも車両用フロントフード100によれば、衝突時には、フードアウタパネル102だけでなく、支持部材106までもが変形して衝撃を吸収する分、被衝突体に対する傷害値をより低減でき、衝撃吸収性能を確保できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施例について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、車両用フロントフードに利用することができる。
100…車両用フロントフード、102…フードアウタパネル、104…フードインナパネル、106…支持部材、108…傾斜領域、110…前領域、112…傾斜領域の前縁、114…天板、116…前壁、118、120…後壁、122…マスチックシーラー、124…天板の前端、126…前側接合部、128、130…天板の開口、132、134…開口の後端、136、138…傾斜領域の凸部、140、142…後側接合部、144…天板の後端、146、148…天板の孔部、150、152…天板の溝、154…脆弱部、156、158…切欠部、160…ストライカ、162…補強部材、164…補強部材の前端部、166…補強部材の後端部、168…フード前側接合部、170…フード後側接合部、172、174…スポット打点

Claims (5)

  1. 車体前部のパワープラントルームを覆うフードインナパネルと、
    前記フードインナパネルに車外側から組み合わされるフードアウタパネルと、
    前記フードアウタパネルと前記フードインナパネルとの間に配置される支持部材とを備える車両用フロントフードにおいて、
    前記フードインナパネルは、
    車両後方に向かうほど車両上方に傾斜する傾斜領域と、
    前記傾斜領域の前縁から車両前側に延びる前領域とを有し、
    前記支持部材は、
    前記フードアウタパネルに沿って配置され該フードアウタパネルに連結される天板と、
    前記天板から前記フードインナパネルの前領域に向かって延び該前領域に車幅方向にわたって接合される前壁と、
    前記天板から前記フードインナパネルの傾斜領域に向かって延び該傾斜領域に車幅方向にわたって接合される後壁とを有し、
    側方視において前記前壁および後壁は、前記傾斜領域よりも垂直に近い姿勢であることを特徴とする車両用フロントフード。
  2. 前記支持部材の後壁は、前記天板の後端よりも車両前側において、前記前壁よりも車幅方向の短い長さにわたって前記傾斜領域に接合されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用フロントフード。
  3. 前記支持部材の天板は、周囲より脆弱な所定の脆弱部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の車両用フロントフード。
  4. 前記支持部材の前壁の車幅方向外側の端部には、前記天板に隣接する箇所において切り欠かれた切欠部が形成されていて、
    前記脆弱部は、前記切欠部に連続して延びる溝を含むことを特徴とする請求項3に記載の車両用フロントフード。
  5. 当該車両用フロントフードはさらに、
    前記フードインナパネルの前領域に取付けられるストライカと、
    前記フードインナパネルに上方から重ねられ前記ストライカに接合される補強部材とを備え、
    前記補強部材は、前記支持部材の前壁から前記傾斜領域にまでわたって前記フードインナパネルに接合されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の車両用フロントフード。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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