JP2020127925A - 汚泥処理方法および汚泥処理装置 - Google Patents
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図1は、本発明の一実施形態に係る汚泥処理方法と、従来の汚泥処理方法とを比較して模式的に示す図である。〔従来技術〕の欄で説明した通り、従来の汚泥処理方法では、(i)混和工程S2において、無機凝集剤、pH調整剤およびカルシウム剤を、混和装置2に投入し、(ii)その後、凝集工程S3において、高分子凝集剤を凝集装置3に投入していた(図1の(a))。ここで、カルシウム剤は、(i)フロック形成の核となる機能、および(ii)汚泥粒子間における支持体となり、水分の流通性を高める機能を果たす。
図2は、本発明の一実施形態に係る汚泥処理装置を模式的に示す図である。以下、図2に基づいて、汚泥処理装置100に含まれる各部を説明する。図2に例示されている汚泥処理装置100には、析出装置1、混和装置2および脱水装置4が備えられており、析出装置1には導入装置1aを通じて二酸化炭素含有ガスが導入されるように構成されている。このような構成とすることで、汚泥処理装置100は、上述した本発明の効果(カルシウム剤の投入量の抑制)を奏することができる。
析出装置1では、導入装置1aを通じて原汚泥に二酸化炭素含有ガスを導入し、不溶性炭酸塩を析出させる。このとき析出した不溶性炭酸塩は、混和工程S2におけるフロック形成の核となったり、脱水工程S4における汚泥粒子間における支持体となったりして、脱水助剤としての機能を果たす。不溶性炭酸塩を析出させた原汚泥は、混和装置2へと送られる。
ここで、析出工程S1と混和工程S2における、好適なpHの違いについて説明する。析出工程S1において、不溶性炭酸塩を析出させるのに好適なpHは、7.0〜8.0である。したがって、析出工程S1では、二酸化炭素含有ガスの導入によって、原汚泥のpHが7.0〜8.0に調節されることが好ましい。一方、混和工程S2において、無機凝集剤の効果を得るために好ましいpHは、5.0〜7.0(より好ましくは5.0〜6.0)である。つまり、析出工程S1を経た原汚泥をそのまま混和工程S2に供することは、必ずしも最適な条件であるとは言えず、混和工程S2ではpH調整剤によって原汚泥のpHを変化させることが好ましい。
脱水装置4は、混和装置2または凝集装置3から供給される凝集汚泥から、水分を含む分離液を除去して脱水汚泥とする。得られた脱水汚泥は、乾燥装置5に供給される。凝集汚泥から除去された分離液は、排水処理施設で適切に処理された後、排出路を通じて外部に排出されるか、あるいは、再利用水として処理施設内で再利用してもよい。
乾燥装置5は、脱水装置4から供給される脱水汚泥に含まれる水分の少なくとも一部を、水蒸気として蒸発させる。乾燥装置5によって生じた水蒸気のうち一部は、乾燥水蒸気として熱分解装置6に供給される。この乾燥水蒸気は、熱分解装置6に供給される乾燥汚泥の熱分解に用いられる。乾燥装置5によって生じた水蒸気の残部は、外部に排出される。
熱分解装置6は、乾燥装置5から供給される乾燥汚泥(または脱水装置4から供給される脱水汚泥)を、熱分解する。この熱分解は水蒸気の存在下で行われ、加熱温度は400℃〜900℃(好ましくは600℃〜800℃)であり、滞留時間は0.1時間〜2時間(好ましくは0.5時間〜1時間)である。必要に応じて、熱分解装置6に新たな無機カルシウム化合物を供給してもよい。
熱分解装置6中では、下記に示す反応により熱分解が行われ、最終的に熱分解ガスが生成する。
乾燥汚泥(C,H,O,N,S) + H2O → 熱分解ガス(H2,CO,CO2,CmHn,H2S,NH3) + C(charcoal) + 灰分 …(1)。
C(charcoal) + 2H2O → CO2 + 2H2 …(2)。
CO + H2O → CO2+ H2 …(3)。
熱分解ガスに含まれる硫化水素の大部分は、凝集工程において汚泥中に析出した無機カルシウム化合物(大部分は、加熱によって酸化カルシウムとなっている)と反応し、硫化カルシウムとして固定化される(下記式(4)を参照):
CaO + H2S → CaS + H2O …(4)。
CaO + CO2→ CaCO3 …(5)。
熱分解装置6において生じる熱分解生成物には、式(1)の反応で生じた固体残渣である炭(charcoal)および灰分に加えて、無機カルシウム化合物(炭酸カルシウム、酸化カルシウムなど)が含まれている。熱分解生成物は、燃焼装置8に送られる。
改質装置7は、熱分解装置6から供給された熱分解ガスを水蒸気改質して、熱分解ガス中の水素濃度をさらに高める。こうして水素濃度がさらに高められた熱分解ガスは、冷却後、高濃度の水素を含むガスとして回収される。必要に応じて、改質装置7に新たな無機カルシウム化合物を供給してもよい。
CO + H2O → CO2+ H2 …(3)
CmHn+ H2O → H2 + CO2 …(6)。
CaO + CO2→ CaCO3 …(5)。
燃焼装置8は、熱分解装置6から供給された熱分解生成物を燃焼して、燃焼生成物および燃焼ガスとする。燃焼生成物のうち、酸化カルシウムは、分離されて改質装置7へと循環する。燃焼装置8には、空気または酸素含有ガスと、熱源となる燃焼用ガスとが、外部から供給される。必要に応じて、燃焼装置8に新たな無機カルシウム化合物を供給してもよい。
燃焼装置8中では、下記の反応により燃焼生成物および燃焼ガスが生成する。まず、空気または酸素含有ガスと、熱分解生成物に含まれる炭(charcoal)とが燃焼して、二酸化炭素が生じる(下記式(7)を参照)。また、熱分解生成物に含まれる炭酸カルシウムからは、酸化カルシウムおよび二酸化炭素が生じる(下記式(8)を参照)。さらに、空気または酸素含有ガスと、熱分解生成物に含まれる硫化カルシウムとが反応して、石膏(硫酸カルシウム;CaSO4)が生じる(下記式(9)を参照)。
CaCO3 → CaO + CO2 …(8)
CaS + 2O2→ CaSO4 …(9)。
図2では、熱分解装置6、燃焼装置8および改質装置7の間で、無機カルシウム化合物を循環させる設計を採用したが、これらの装置は単に燃焼装置のみとしてもよい。すなわち、乾燥汚泥(または脱水汚泥)を、直接燃焼装置に供給し、燃焼させる設計としてもよい。
上記の説明は主に、析出装置1および混和装置2が異なる装置である場合について説明した。しかし、析出装置1および混和装置2(ならびに任意で凝集装置3)は、同じ装置としてもよい。
図3は、本発明の一実施形態に係る汚泥処理方法の処理の流れを表すフロー図である。図3に例示されている汚泥処理方法には、析出工程S1、混和工程S2および脱水工程S4が含まれる。このような構成とすることで、本発明の一実施形態に係る汚泥処理方法は、上述した本発明の効果(カルシウム剤の投入量の抑制)を奏することができる。
析出工程S1、混和工程S2および任意構成の凝集工程S3では、原汚泥を凝集させて、凝集汚泥を得る。このうち、析出工程S1では、原汚泥中に二酸化炭素含有ガスを導入する。混和工程S2では、原汚泥中に無機凝集剤およびpH調整剤を添加する。凝集工程では、原汚泥中に高分子凝集剤を添加する。このようにして得られた凝集汚泥は、脱水工程S4に供される。凝集汚泥を得る段階で分離された水分は、排水処理施設で適切に処理された後、排出路を通じて外部に排出されるか、あるいは再利用水として処理施設内で再利用してもよい。
脱水工程S4では、混和工程S2(または凝集工程S3)において得られた凝集汚泥を脱水して、脱水汚泥を得る。すなわち、脱水工程S4では、凝集汚泥から水分を含む分離液を除去する。凝集汚泥を脱水する具体的な方法は、特に限定されない。得られた脱水汚泥は、乾燥工程S5に供される。
乾燥工程S5では、脱水工程S4において得られた脱水汚泥に含まれる水分の少なくとも一部を水蒸気として蒸発させ、乾燥汚泥を得る。乾燥工程S5によって生じた水蒸気のうち一部は、乾燥水蒸気として、熱分解工程S6における乾燥汚泥の熱分解に利用される。乾燥工程S5によって生じた水蒸気の残部は、外部に排出される。また、乾燥汚泥の一部を、燃焼工程S8における熱源として利用してもよい。得られた乾燥汚泥は、熱分解工程S6に供される。
熱分解工程S6では、乾燥工程S5において得られた乾燥汚泥(または脱水工程S4において得られた脱水汚泥)を熱分解して、熱分解生成物および熱分解ガスを得る。この熱分解は水蒸気の存在下で行われ、加熱温度は400℃〜900℃(好ましくは600℃〜800℃)であり、滞留時間は0.1時間〜2時間(好ましくは0.5時間〜1時間)である。必要に応じて、新たな無機カルシウム化合物を外部から供給してもよい。
改質工程S7では、熱分解工程S6において得られた熱分解ガスを水蒸気改質して、熱分解ガス中の水素濃度をさらに高める。こうして水素濃度がさらに高められた熱分解ガスは、冷却後、高濃度の水素を含むガスとして回収される。必要に応じて、新たな無機カルシウム化合物を外部から供給してもよい。
燃焼工程S8は、熱分解工程S6において得られた熱分解生成物を燃焼して、燃焼生成物および燃焼ガスとする。燃焼生成物のうち、酸化カルシウムは、分離されて改質工程S7へと循環される。燃焼工程S8においては、空気または酸素含有ガスと、熱源となる燃焼用ガスとが、外部から供給される。燃焼工程S8において新たな無機カルシウム化合物を外部から供給してもよい。
本発明には、以下の構成が包含されている。
<1>
原汚泥に二酸化炭素含有ガスを導入し、不溶性炭酸塩を析出させる、析出工程S1と、
上記析出工程S1を経た原汚泥に無機凝集剤およびpH調整剤を添加し、上記不溶性炭酸塩を汚泥フロックに取り込ませる混和工程S2と、
上記混和工程S2を経た後の汚泥を脱水する、脱水工程S4と、
を含む、汚泥処理方法。
<2>
上記脱水工程S4の後に行われる、脱水後の汚泥の燃焼工程S8をさらに含む汚泥処理方法であって、
上記析出工程S1において導入される二酸化炭素含有ガスの少なくとも一部は、上記燃焼工程S8において生じた二酸化炭素含有ガスである、<1>に記載の汚泥処理方法。
<3>
上記析出工程S1において導入される二酸化炭素含有ガスに含まれている二酸化炭素の濃度は、上記二酸化炭素含有ガスの全体積を100体積%とすると、10体積%以上である、<1>または<2>に記載の汚泥処理方法。
<4>
上記析出工程S1によって、上記原汚泥はpH7.0〜8.0に調節される、<1>〜<3>のいずれか1つに記載の汚泥処理方法。
<5>
上記析出工程S1に供される原汚泥は、無機成分を含んでおり、
上記無機成分の少なくとも一部は、その炭酸塩が水に対して不溶性であり、
上記析出工程S1に供される原汚泥の重量(水分を含む)を100重量%とすると、上記無機成分の含有率は、0.07重量%以上である、<1>〜<4>のいずれか1つに記載の汚泥処理方法。
<6>
その炭酸塩が水に対して不溶性である上記無機成分は、カルシウム、マグネシウム、マンガン、銅、亜鉛からなる群より選択される1種類以上である、<5>に記載の汚泥処理方法。
<7>
導入装置1aを通じて原汚泥に二酸化炭素含有ガスを導入し、不溶性炭酸塩を析出させる、析出装置1と、
析出装置1で処理された原汚泥と、無機凝集剤およびpH調整剤とを混合し、上記不溶性炭酸塩を汚泥フロックに取り込ませる、混和装置2と、
上記混和装置2によって処理された後の汚泥を脱水する、脱水装置4と、
を備え、
上記析出装置1と上記混和装置2とは異なる装置である、汚泥処理装置100。
<8>
上記脱水装置4によって脱水された汚泥を燃焼させる、燃焼装置8をさらに備えており、
上記導入装置1aにより導入される二酸化炭素含有ガスの少なくとも一部は、上記燃焼装置8において発生する二酸化炭素含有ガスである、<7>に記載の汚泥処理装置100。
本発明はまた、以下の構成をも包含している。
原汚泥中に二酸化炭素含有ガスを導入し、不溶性炭酸塩を析出させる導入工程と、
上記導入工程によって生じた凝集汚泥を脱水する脱水工程S4と、
上記脱水工程S4を経た後の汚泥を水蒸気または過熱蒸気の存在下にて熱分解して、熱分解生成物および可燃性ガスを得る熱分解工程S6と、
上記熱分解生成物を燃焼させて燃焼生成物を得る燃焼工程S8と、
酸化カルシウムを用いた水蒸気改質によって、上記可燃性ガスから、当該可燃性ガスよりも水素濃度を高めた燃料ガスを製造する改質工程S7と、
を含む汚泥処理方法であって、
上記熱分解工程S6、上記燃焼工程S8および上記改質工程S7の間においては、無機カルシウム化合物が循環しており、
上記導入工程において導入される二酸化炭素含有ガスの少なくとも一部は、上記燃焼工程S8において発生した二酸化炭素含有ガスである、汚泥処理方法。
原汚泥中に二酸化炭素含有ガスを導入し、炭酸カルシウムを析出させる導入工程と、
上記導入工程によって生じた凝集汚泥を脱水する脱水工程S4と、
上記脱水工程S4を経た後の汚泥を水蒸気または過熱蒸気の存在下にて熱分解して、熱分解生成物および可燃性ガスを得る熱分解工程S6と、
上記熱分解生成物を燃焼させて燃焼生成物を得る燃焼工程S8と、
酸化カルシウムを用いた水蒸気改質によって、上記可燃性ガスから、当該可燃性ガスよりも水素濃度を高めた燃料ガスを製造する改質工程S7と、
を含む汚泥処理方法であって、
上記熱分解工程S6、上記燃焼工程S8および上記改質工程S7の間においては、無機カルシウム化合物が循環しており、当該無機カルシウムの少なくとも一部は、上記導入工程において析出させた炭酸カルシウムに由来している、汚泥処理方法。
導入装置1aを通じて原汚泥中に二酸化炭素含有ガスを導入し、不溶性炭酸塩を析出させる塩析出装置と、
上記塩析出装置による処理を経た後の汚泥を脱水する脱水装置4と、
上記脱水装置4による処理を経た後の汚泥を水蒸気または過熱蒸気の存在下にて熱分解して、熱分解生成物および可燃性ガスを得る熱分解装置6と、
上記熱分解生成物を燃焼させて燃焼生成物を得る燃焼装置8と、
酸化カルシウムを用いた水蒸気改質によって、上記可燃性ガスから、当該可燃性ガスよりも水素濃度を高めた燃料ガスを製造する改質装置7と、
を備えている汚泥処理装置100であって、
上記熱分解装置6、上記燃焼装置8および上記改質装置7の間においては、無機カルシウム化合物が循環可能に構成されており、
上記塩析出装置において導入される二酸化炭素含有ガスの少なくとも一部は、上記燃焼装置8において発生した二酸化炭素含有ガスである、汚泥処理装置100。
導入装置1aを通じて原汚泥中に二酸化炭素含有ガスを導入し、炭酸カルシウムを析出させる塩析出装置と、
上記塩析出装置による処理を経た後の汚泥を脱水する脱水装置4と、
上記脱水装置4による処理を経た後の汚泥を水蒸気または過熱蒸気の存在下にて熱分解して、熱分解生成物および可燃性ガスを得る熱分解装置6と、
上記熱分解生成物を燃焼させて燃焼生成物を得る燃焼装置8と、
酸化カルシウムを用いた水蒸気改質によって、上記可燃性ガスから、当該可燃性ガスよりも水素濃度を高めた燃料ガスを製造する改質装置7と、
を備えている汚泥処理装置100であって、
上記熱分解装置6、上記燃焼装置8および上記改質装置7の間においては、無機カルシウム化合物が循環可能に構成されており、当該無機カルシウムの少なくとも一部は、上記塩析出装置において析出させた炭酸カルシウムに由来している、汚泥処理装置100。
1a:導入装置
2 :混和装置
4 :脱水装置
8 :燃焼装置
100 :汚泥処理装置
S1 :析出工程
S2 :混和工程
S4 :脱水工程
S8 :燃焼工程
Claims (8)
- 原汚泥に二酸化炭素含有ガスを導入し、不溶性炭酸塩を析出させる、析出工程と、
上記析出工程を経た原汚泥に無機凝集剤およびpH調整剤を添加し、上記不溶性炭酸塩を汚泥フロックに取り込ませる混和工程と、
上記混和工程を経た後の汚泥を脱水する、脱水工程と、
を含む、汚泥処理方法。 - 上記脱水工程の後に行われる、脱水後の汚泥の燃焼工程をさらに含む汚泥処理方法であって、
上記析出工程において導入される二酸化炭素含有ガスの少なくとも一部は、上記燃焼工程において生じた二酸化炭素含有ガスである、請求項1に記載の汚泥処理方法。 - 上記析出工程において導入される二酸化炭素含有ガスに含まれている二酸化炭素の濃度は、上記二酸化炭素含有ガスの全体積を100体積%とすると、10体積%以上である、請求項1または2に記載の汚泥処理方法。
- 上記析出工程によって、上記原汚泥はpH7.0〜8.0に調節される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の汚泥処理方法。
- 上記析出工程に供される原汚泥は、無機成分を含んでおり、
上記無機成分の少なくとも一部は、その炭酸塩が水に対して不溶性であり、
上記析出工程に供される原汚泥の重量(水分を含む)を100重量%とすると、上記無機成分の含有率は、0.07重量%以上である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の汚泥処理方法。 - その炭酸塩が水に対して不溶性である上記無機成分は、カルシウム、マグネシウム、マンガン、銅、亜鉛からなる群より選択される1種類以上である、請求項5に記載の汚泥処理方法。
- 導入装置を通じて原汚泥に二酸化炭素含有ガスを導入し、不溶性炭酸塩を析出させる、析出装置と、
析出装置で処理された原汚泥に無機凝集剤およびpH調整剤を添加し、上記不溶性炭酸塩を汚泥フロックに取り込ませる、混和装置と、
上記混和装置によって処理された後の汚泥を脱水する、脱水装置と、
を備え、
上記析出装置と上記混和装置とは異なる装置である、汚泥処理装置。 - 上記脱水装置によって脱水された汚泥を燃焼させる、燃焼装置をさらに備えており、
上記導入装置により導入される二酸化炭素含有ガスの少なくとも一部は、上記燃焼装置において発生する二酸化炭素含有ガスである、請求項7に記載の汚泥処理装置。
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