JP2020125880A - 暖房システム - Google Patents
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Description
熱媒を加熱する熱交換器を内部に有する熱源機と、
熱媒の熱を利用して暖房する暖房器と、
熱源機内部の熱交換器と暖房器とを接続する熱媒循環路と、
熱媒循環路内の熱媒を循環させるポンプと、
熱源機内部の熱媒循環路上に設けられ、暖房器に供給される熱媒の温度を検出するための第1温度センサと、
熱源機外部の熱媒循環路上に設けられ、暖房器を通過した後の熱媒の温度を検出するための第2温度センサと、
前記第2温度センサの検出値に応じて暖房運転を実行する制御装置とを備え、
前記第2温度センサは、異なる特性値を有する複数種類の温度センサの中から1つを選択して取り付けられるものであり、
前記制御装置は、第2温度センサとして選択可能な各温度センサの特性値と温度との相関関係を示す温度特性データ群と、第2温度センサとして選択可能な各温度センサに対応した複数の設定モードとを有し、設定モードが自動又は手動で切り替え可能に構成されている。
図1に示すように、実施形態の暖房システム1は、温水を加熱する熱交換器11を内部に有する熱源機10と、温水の熱を利用して暖房する床暖房パネル(暖房器)2と、熱源機10内部の熱交換器11と床暖房パネル2とを接続する温水循環路(熱媒循環路)3と、温水循環路3内の温水を循環させるポンプ4と、熱源機10内部の温水循環路3上に設けられる第1温度センサ5と、熱源機10外部の温水循環路3上に設けられる第2温度センサ6と、制御装置7とを備えている。なお、この暖房システム1では、温水(水)を熱媒として使用するが、熱媒は不凍液等の媒体を使用してもよい。
(判断方法1)
判断方法1では、第1温度センサ5で検出された往き側の温水温度T1と、第2温度センサ6で検出された戻り側の温水温度T2との温度差が、許容温度範囲X内にあるか否かにより第2温度センサ6の設定モードの適合性を判断する。すなわち、|T1−T2|≦Xの場合は、設定モードは取り付けられた第2温度センサ6と適合すると判断し、|T1−T2|>Xの場合は、設定モードは取り付けられた第2温度センサ6とは不適合であると判断する。なお、許容温度範囲Xは、例えば、3℃とする。
(1)状態1の場合
状態1では、暖房システム1は、以下の状態にあるものとする。
・温水循環路3内のどの位置でも「実際の温水温度が15℃」であり、「第1温度センサ5は温水温度が15℃」であると正しく認識されている。
・第2温度センサ6は、温度特性データ群(図2参照)より「Bタイプ」の特性値を示す温度センサが取り付けられている。
・制御装置7において第2温度センサ6の設定モードは、「設定モードa」(図2を参照して、Aタイプの温度センサの温度特性データが設定される。)が設定されている。
すなわち、状態1の設定モードaは、第2温度センサ6として取り付けられた温度センサ(Bタイプ)とは整合していない状態である。
次に、状態2では、第2温度センサ6の設定モードは、「設定モードb」(図2を参照して、Bタイプの温度センサの温度特性データが設定される。)が設定されている以外は、前記状態1と同じ状態にあるものとする。すなわち、状態2の設定モードbは、第2温度センサ6として取り付けられた温度センサ(Bタイプ)と整合する状態である。
判断方法2では、第2温度センサ6のマイコン認識値(特性値)と、第1温度センサ5の検出温度及び設定された設定モードに対応するマイコン認識値の基準値Mとを比較することにより、第2温度センサ6の設定モードの適合性を判断する。基準値Mは、設定された設定モードでの温度特性データ(図2参照)より、第1温度センサ5の検出温度と対応するマイコン認識値に許容範囲(±α)を設けた値として決定する。なお、許容範囲αは、許容温度範囲に基づいて決めることができる。そして、第2温度センサ6でのマイコン認識値が、基準値Mの範囲内である場合は、設定モードは取り付けられた第2温度センサ6と適合すると判断し、基準値Mの範囲外である場合は、設定モードは取り付けられた第2温度センサ6とは不適合であると判断する。
(1)状態1の場合(判断方法1の記載を参照)
設定モード適合判断工程では、設定された設定モードaであり、第1温度センサ5より実際の温水温度は15℃であるため、設定モードaでの温度特性データ(図2参照)より、15℃に対応するマイコン認識値832ビットに基づいて、基準値Mは832±α(αは、例えば、18ビット)ビットとする。第2温度センサ6として取り付けられているBタイプの温度センサでは、実際の温水温度の15℃に対してマイコン認識値は888ビットを出力する。従って、マイコン認識値(888ビット)≠基準値M(832±18ビット)となり基準値Mの範囲外であるため、第2温度センサ6の設定モードaは、取り付けられた第2温度センサ6(Bタイプ)とは不適合と判断される。
この状態2の場合、設定された設定モードbであるため、その温度特性データより、実際の温度15℃に対応するマイコン認識値888ビットに基づいて、基準値Mは888±α(αは、例えば、18ビット)ビットとする。第2温度センサ6として取り付けられているBタイプの温度センサでは、実際の温水温度の15℃に対してマイコン認識値は888ビットを出力する。従って、マイコン認識値(888ビット)≒基準値M(888±αビット)となり基準値Mの範囲内であるため、第2温度センサ6の設定モードbは、取り付けられた第2温度センサ6(Bタイプ)と適合すると判断される。
判断方法3では、第2温度センサ6におけるマイコン認識値(特性値)と第1温度センサ5の検出温度とから、温度特性データ群(図2参照)を参照して第2温度センサ6のタイプを特定することにより、第2温度センサ6の設定モードの適合性を判断する。第2温度センサ6のタイプを特定するには、第1温度センサ5の検出温度T1のときに第2温度センサ6で認識するマイコン認識値Tb2と整合する温度センサの種類を、温度特性データ群(図2参照)を参照して見つけ出す。そして、特定した第2温度センサ6のタイプに対して設定された設定モードが一致する場合は、設定モードは取り付けられた第2温度センサ6と適合すると判断し、不一致の場合は、設定モードは取り付けられた第2温度センサ6とは不適合であると判断する。
(1)状態1の場合(判断方法1の記載を参照)
設定モード適合判断工程では、第2温度センサ6(Bタイプ)の検出値としてマイコン認識値Tb2が888ビットであると認識されている。実際の温水温度は、第1温度センサ5の検出温度T1である15℃であるため、温度特性データ群(図2参照)より、15℃のときにマイコン認識値888ビットを示す温度センサは、Bタイプの温度センサであると特定される。従って、Bタイプの温度センサ≠設定された設定モードaであるため、第2温度センサ6の設定モードaは、取り付けられた第2温度センサ6(Bタイプ)とは不適合と判断される。
この状態2の場合、設定モードbであるから、Bタイプの温度センサ=設定された設定モードbであるため、第2温度センサ6の設定モードbは、取り付けられた第2温度センサ6(Bタイプ)と適合すると判断される。
図3のフローチャート(前記判断方法1)を参照して、設定モード適合判断工程を開始すると、ステップS1で熱源機10が非加熱状態であるか否かを確認する。熱源機10の非加熱状態は、例えば、ガス燃焼装置12が消火状態であることにより確認できる。熱源機10が非加熱状態の場合は、温水循環路3の全長で温水の温度が略一定温度を示すことから、第1温度センサ5の取付位置の温水温度T1と第2温度センサ6の取付位置の温水温度T2とは略同一の値となる。
この例は、上述した判断方法3に即したものであり、図4に示すフローチャートに従った処理を実行する。図4のフローチャートに示すステップS11〜ステップS14は、図3の場合のステップS1〜S4と同様の処理を行う。そして、ステップS15において、第1温度センサ5で温水温度T1を検出し、第2温度センサ6でマイコン認識値(特性値)Tb2を検出する。ステップS16で、第2温度センサ6におけるマイコン認識値Tb2と第1温度センサ5の検出温度T1とから、温度特性データ群(図2参照)を参照して第2温度センサ6として使用されている温度センサのタイプを特定する。なお、この温度センサのタイプの特定方法は、上述の判断方法3で述べたとおりである。そして、ステップS17で、この特定した第2温度センサ6のタイプ(使用する温度センサ)に対して設定された設定モードが一致するか否か判断する。
例えば、暖房器2を複数備える場合、設定モード適合判断工程は、暖房器2,2,・・・ごとに個別に又は全暖房器2,2,・・・一斉に判断することができる。
また、設定モードの切り替えは、自動的に切り替えるだけでなく手動でも切り替え可能に構成されているが、制御装置7で自動的に変更する自動切替えだけの構成でもよく、また、使用者等が操作部を手動操作して変更する手動切替えだけの構成でもよい。なお、自動切替えだけの構成の場合、例えば、工場出荷時(初期設定)を設定モードaとして、施工場所での試運転時等において設定モード適合判断工程を実行して設定モードが不適合と判断した場合は自動的に適合する設定モードに切り替えるようにしてもよい。また、手動切替えだけの構成の場合、設定モード適合判断工程において設定モードが不適合と判断した場合は報知を行う処理とすればよい(段落0048参照)。
また、設定モード適合判断工程の実行は、暖房システム1の施工初期(試運転時)、メンテナンス時、暖房器2や熱源機10の取り換え時、定期的、又は不定期的など、様々なタイミングで行うことができる。
また、サービスマンや使用者等の意思によって必要に応じて設定モード適合判断工程を実行することもできる。
2 床暖房パネル(暖房器)
3 温水循環路(熱媒循環路)
4 ポンプ
5 第1温度センサ
6 第2温度センサ
7 制御装置
10 熱源機
11 熱交換器
12 ガス燃焼装置
21 暖房配管
31 往き管
32 戻り管
Claims (4)
- 熱媒を加熱する熱交換器を内部に有する熱源機と、
熱媒の熱を利用して暖房する暖房器と、
熱源機内部の熱交換器と暖房器とを接続する熱媒循環路と、
熱媒循環路内の熱媒を循環させるポンプと、
熱源機内部の熱媒循環路上に設けられ、暖房器に供給される熱媒の温度を検出するための第1温度センサと、
熱源機外部の熱媒循環路上に設けられ、暖房器を通過した後の熱媒の温度を検出するための第2温度センサと、
前記第2温度センサの検出値に応じて暖房運転を実行する制御装置とを備え、
前記第2温度センサは、異なる特性値を有する複数種類の温度センサの中から1つを選択して取り付けられるものであり、
前記制御装置は、第2温度センサとして選択可能な各温度センサの特性値と温度との相関関係を示す温度特性データ群と、第2温度センサとして選択可能な各温度センサに対応した複数の設定モードとを有し、設定モードが自動又は手動で切り替え可能に構成されている暖房システム。 - 請求項1に記載の暖房システムにおいて、
前記制御装置は、更に、設定された設定モードが取り付けられている第2温度センサに適合するか否かを判断する設定モード適合判断工程が実行可能に構成され、
前記設定モード適合判断工程は、熱源機を非加熱状態でポンプを駆動させたときの第1温度センサの検出値と第2温度センサの検出値との整合性に基づいて判断する構成を備えている暖房システム。 - 請求項1又は2に記載の暖房システムにおいて、
前記制御装置は、熱源機が非加熱状態となって所定時間経過している場合に前記設定モード適合判断工程の実行を許可する構成を有する暖房システム。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の暖房システムにおいて、
前記制御装置は、更に、設定モード適合判断工程において設定された設定モードが取り付けられた第2温度センサに適合しないと判断した場合、設定モードを自動で他の設定モードに変更する構成を備えている暖房システム。
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JP2003269733A (ja) * | 2002-03-13 | 2003-09-25 | Tokyo Gas Co Ltd | 暖房装置 |
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Patent Citations (2)
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