JP2020124120A - ルアー - Google Patents
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Abstract
Description
このメタルジグは、通常、尾部にフックが連結されており、後方から魚が捕食しようとする場合に備えて設けられている。
しかしながら、ルアーに激しくアクションを加えると、フックがラインを拾ってしまうことが多々ある。尾部に連結されたフックが一旦ラインを拾ってしまうと、ラインは引っ掛かった状態のまま外れ難いため、キャスティングが無駄になってしまう。このラインが引っ掛かった状態は「エビになる」と言われている。フックをトレブルフックからシングルフックに代えても外れ難いことには変わりない。
本発明は上記従来の問題点に着目して為されたものであり、フックを尾部に連結する利点をそのまま生かしつつ、フックがラインを拾ってもラインが外れ易くなるよう工夫された、新規且つ有用なルアーを提供することを、その目的とする。
このルアー1はメタルジグタイプになっており、図1〜図3に示すように、ボディ3は鉛等の比重の大きい金属製で小魚の形状に似せて細長く成形されている。図2の左側が頭部5側であり、目玉7が形成されている。反対側の右側が尾部9である。そして、上側が背側11で、下側が腹側13となっている。
スプリットリング31はガイド軸15に対して遊嵌状態になっており、ガイド軸15の(端部17〜中間部23〜端部19)の全体にわたって摺動可能なだけでなく、ガイド軸15の軸回りに回転することも、ガイド軸15に対して傾斜することも可能となっている。
ガイド軸15の中間部23は、キャスティングの際に空気抵抗にならないように、ボディ3の背側11にできるだけ近づけるのが好ましく、上記ではスプリットリング31が自由に動けるようある程度の間隔を残して近づいている。
ルアー1にアクションを加えることで、ターゲットとする魚を誘って、ルアー1を捕食するように仕向けることが可能となっている。なお、テールフック25は上記したように頭部5側と尾部9側との間で移動可能になっているが、水中では水流抵抗を受けるので頭部5側に一旦は移動しても尾部9側に戻るようになっており、テールフックとしての機能を果たす。
ラインアイ33には、ラインLがスイベル39を介して接続されている。また、フッキングし易いように、アシストフック(釣針)41も連結されている。アシストフック41はテールフック25と同じタイプのシングルフックになっている。このアシストフック41もテールフック25と同様に、フック用ハリス43および結束具45を介して、ラインアイ33に連結されている。
この移動限界位置に到達したときに、テールフック25をボディ3の頭部5より先側に引き出すと、ラインアイ33よりも先方に突出する。なお、ラインアイ33からの突出度合であるが、テールフック25の露出部分全体(すなわち、結束具29で隠れた部分を除いた部分)という意味ではなく、後述するように、テールフック25からラインLが外れるのに十分な程度という意味である。
図4に示すように、テールフック25がラインLを拾ったときに、図5に示すように、ラインLにテンションをかけると、テールフック25の円弧部26がラインLを折り曲げるように強制的に当たるので、テールフック25がラインLに引き摺られて、テールフック25の円弧部26が先方を向く方向に回動しながら、頭部5側に移動していく。その際には、ボディ3側のガイド軸15の中間部23に対してテールフック25側のスプリットリング31がガイド摺動される。
ラインLにテンションを与えるだけで、図4から図7までの動作は瞬時に進行する。
このルアー49は、ルアー1と同じ形状のボディ3に、ガイド軸15が固定されているが、このガイド軸15の両端部17、19はボディ3の腹側13に固定されている。
このように、ガイド軸15の固定位置を変えても、ルアー1と同様に図4〜図7に示すように、ラインLからテールフック25が外れる。
このルアー51は、ルアー1と同じ形状のボディ3に、ガイド軸15が固定されているが、このガイド軸15の両端部17、19はボディ3の背側11と腹側13の中間に固定されている。
このように、ガイド軸15の固定位置を変えても、ルアー1と同様に図4〜図7に示すように、ラインLからテールフック25が外れる。
例えば、ボディ側のガイドレールと、テールフック側の取付け部は、取付け部を尾部側から頭部側へ移動させることが可能なものであればよく、素材としての強度を確保できるのであればプレートに長穴を打抜いて形成したものをガイドレールとし、そこに取付け部のリングを摺動させる構成にすることも考えられる。
また、ボディに連結するフックのタイプもシングルフックに限定されない。更に、フックは、テールフックとアシストフックに限定されず、例えば、ルアーに第3のフックとして腹側に別のフックを連結させることも可能である。
3…ボディ 5…頭部 7…目玉 9…尾部 11…背側
13…腹側 15…ガイド軸 17…頭部側の端部 19…尾部側の端部
21…鼻先 23…中間部 25…テールフック 26…円弧部
27…フック用ハリス 29…結束具 31…スプリットリング
33…ラインアイ 35…ループ部 37…基部 39…スイベル
41…アシストフック 43…フック用ハリス 45…結束具
49…ルアー(第2の実施の形態)
51…ルアー(第3の実施の形態)
L…ライン
Claims (6)
- 尾部側と頭部側との間にガイドレールが架設されたボディと、前記ガイドレールに沿って移動可能且つ自軸回りに回転可能に取付けられる取付け部を有するフックを備え、
前記フックが頭部側の移動限界位置に到達すると、ラインアイよりも先方に突出可能になっていることを特徴とするルアー。 - 請求項1に記載したルアーにおいて、
ガイドレールはガイド軸で構成され、取付け部は前記ガイド軸に摺動可能に取付けられたリングと前記リングに通されたフック用ハリスで構成されていることを特徴とするルアー。 - 請求項2に記載したルアーにおいて、
ガイド軸はワイヤーで構成されており、その両端部が尾部側と頭部側にそれぞれ固定されていることを特徴とするルアー。 - 請求項1から3のいずれかに記載したルアーにおいて、
フックの頭部側の移動限界位置は鼻先になっていることを特徴とするルアー。 - 請求項1から4のいずれかに記載したルアーにおいて、
アシストフックがラインアイに取付けられていることを特徴とするルアー。 - 請求項1から5のいずれかに記載したルアーにおいて、
メタルジグタイプで構成されていることを特徴とするルアー。
Priority Applications (1)
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JP2019016717A JP6902798B2 (ja) | 2019-02-01 | 2019-02-01 | ルアー |
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JP2019016717A JP6902798B2 (ja) | 2019-02-01 | 2019-02-01 | ルアー |
Publications (2)
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JP2020124120A true JP2020124120A (ja) | 2020-08-20 |
JP6902798B2 JP6902798B2 (ja) | 2021-07-14 |
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ID=72083165
Family Applications (1)
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JP2019016717A Active JP6902798B2 (ja) | 2019-02-01 | 2019-02-01 | ルアー |
Country Status (1)
Country | Link |
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Citations (4)
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JPH10117636A (ja) * | 1996-10-25 | 1998-05-12 | Toshiya Okai | ルアー |
JPH10165050A (ja) * | 1996-12-13 | 1998-06-23 | P & N Pinku:Kk | 疑似餌 |
JP3159455U (ja) * | 2010-03-03 | 2010-05-20 | 斐太設備工業 株式会社 | ルアー |
JP3160505U (ja) * | 2010-01-13 | 2010-07-01 | 株式会社ハヤブサ | 特殊フック接続管付きメタルジグ |
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2019
- 2019-02-01 JP JP2019016717A patent/JP6902798B2/ja active Active
Patent Citations (4)
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JPH10117636A (ja) * | 1996-10-25 | 1998-05-12 | Toshiya Okai | ルアー |
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JP3160505U (ja) * | 2010-01-13 | 2010-07-01 | 株式会社ハヤブサ | 特殊フック接続管付きメタルジグ |
JP3159455U (ja) * | 2010-03-03 | 2010-05-20 | 斐太設備工業 株式会社 | ルアー |
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JP6902798B2 (ja) | 2021-07-14 |
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