JP3235976B2 - 擬似餌 - Google Patents

擬似餌

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、魚その他の水中生
物を釣るための擬似餌に関する。
【0002】
【従来の技術】釣りのための擬似餌には種々のものが考
案されている。通常、擬似餌は魚寄せ部と、魚寄せ部か
ら延びる針とを有する。針は、魚寄せ部に対して固定さ
れている場合もあるが、リングを介して揺動可能に連結
されている場合もある。
【0003】このうち針が魚寄せ部に対して揺動可能に
連結されているものに関しては、従来の擬似餌の針は自
由に揺動できるようになっている。このような擬似餌
は、釣り糸で水中を引っ張って魚(その他の水中生物を
含む)を誘うときに、水の抵抗を受けて針が暴れて(激
しく振動して)しまい、魚を誘う効果が薄れてしまうこ
とがある。
【0004】また、擬似餌のうち、例えばスピナーベイ
ト(spinner bait)とよばれるものは、魚
寄せ部と、魚寄せ部から延びる針とを有し、一つの魚寄
せ部に対して針の軸部側の端部が埋め込まれており、そ
の針は、魚を誘う際に針先側が軸部側より上に位置する
よう構成されている。そのため、針が水底の障害物や藻
(ウィード)に引っ掛かることを防止することができる
(ウィードレス効果)。
【0005】魚が魚寄せ部をめがけて食い付いたとき、
釣り人が擬似餌を引っ張るか、又は魚が擬似餌を引っ張
ることによって、魚の口腔に針が掛かる。針先が魚の口
腔の内面に対してほぼ垂直に当たれば、針は最も突き刺
さりやすいから、例えば魚がスピナーベイトに対して後
方から食いついてくれば、魚は針に掛かりやすい。
【0006】しかし、魚が食いついてくる方向は千差万
別である。従来のウィードレス効果のある擬似餌では、
魚寄せ部に針の軸部側の端部が埋め込まれているため、
針先の方向が固定されている。このため、魚が食いつい
てくる方向によっては口腔の内面に対して針先が垂直に
作用せず、針掛かりしにくい場合がある。更に、魚が針
に掛かっても、針が固定されていると、魚が逃れようと
もがいたときに外れる可能性がある。これでは魚を無用
に傷つけるだけで、満足な釣果が得られないという結果
にもなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、針が不安定
に振動することを防止することによって、魚を誘う効果
の高い擬似餌を提供することを目的とする。
【0008】本発明はまた、魚がどの方向から食い付い
ても、針が掛かりやすく、かつ外れにくい擬似餌を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、魚寄せ部と、魚寄せ部から延びる針とを
有する擬似餌において、針は、魚寄せ部に対して揺動可
能に連結され、締め付け材が針と魚寄せ部との連結部を
覆っていることにより、その揺動が制限されている
【0010】本発明はまた、魚寄せ部と、魚寄せ部から
延びる針とを有し、針は軸部と針先とを備え、魚を誘う
際に針先側が軸部側よりも上に位置するよう構成された
擬似餌において、魚寄せ部に対し針が揺動可能に連結さ
れたことを特徴とし、更に、釣り糸が連結される接続体
を有し、接続体の一端には第1の魚寄せ部が設けられ、
接続体の他端にはおもりを兼ねた第2の魚寄せ部が設け
られ、前記第2の魚寄せ部に対して針が連結され、その
針は軸部を回転軸とする回転が制限されていることを特
徴とするものでもよく、更に、針と魚寄せ部との連結部
に、弾性を有する筒体が装着されているものでもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1
実施形態に係る擬似餌の全体構成を示す側面図である。
図2は、図1の魚寄せ部と針との連結部付近を拡大して
示した一部断面図であり、図3は、図2のIII−III線断
面図である。但し簡単のため、図2ではラバースカート
を省略し、図3では更に締め付け材を省略している。ま
た、図4は本発明の第2実施形態に係る擬似餌の全体構
成を示す一部断面図である。
【0012】図1に示される擬似餌1は、一般にスピナ
ーベイトと言われ、接続体である略V字形のアーム2、
第1の魚寄せ部であるブレイド3、第2の魚寄せ部であ
る彩色されたおもり40及びラバースカート41、並び
に針5を含んでいる。
【0013】アーム2の屈曲部20は、釣り糸6を結び
付ける糸付け部となっている。アーム2の一端21に
は、ジョイント30を介してブレード3が取り付けられ
る。このブレード3は、略小判形ないし木の葉形の金属
片を、なだらかなスプーン形状に湾曲させたものであ
る。ブレード3は、ジョイント(スイベル)30によっ
て、アーム2の一端に対して揺動自在となっているとと
もに、矢印B及びB’で示すひねり方向の回転も自在と
なっている。
【0014】また、特に図示しないが、例えば屈曲部2
0と一端21との間に、もう一つ別のブレイド(図示せ
ず)を取り付けることもできる。このブレイドは、通
常、アーム2を軸とする回転が可能な状態で設けられ
る。このブレイドを設けた擬似餌は、水の抵抗が大きい
ために沈みにくく、水深の浅いポイントで釣るのに適し
ている。
【0015】おもり40はアーム2の他端22に固定さ
れる。より詳しくは、おもり40にアーム2の他端22
が埋め込まれる。おもり40は通常鉛製で、流線形又は
これに近い形状に形成される。特に本実施形態では、お
もり40の最後尾略中央が円柱形の小突起44となって
いる。小突起44には、針5を連結するためのリング4
3が固定されている。リング43は、別の部材を小突起
44に埋めこんむことにより形成しても良いが、本実施
形態では、アーム2の他端22をおもり40の小突起4
4まで突き抜けさせ、出てきた先端を曲げてリング状に
加工することにより形成している。
【0016】おもり40の最後尾には、ラバースカート
41が設けられている。このラバースカート41は、ゴ
ム等の可撓性材料からなる複数の細長いリボンから構成
され、その長手方向中央付近を締め付け材42によって
締め付けることにより、リング43の周りに束ねられて
いる。締め付け材42は針金を巻き付けることにより形
成してもよいが、本実施形態では、伸縮性のある円筒形
のゴムよりなる。
【0017】ここで、締め付け材42はおもり40の小
突起44にもかぶせることができる。小突起44が充分
太ければ、締め付け材42によっておもり40側をより
強く締め付けることができ、締め付け材42及びラバー
スカート41は所定の位置からずれにくくなる。
【0018】針5は、軸部50と、通常一つの針先51
とを含んでおり、おもり40に対して揺動可能に取り付
けられる。具体的には、おもり40の最後尾に設けられ
たリング43と、針5の軸部50側の端部に設けられた
リング53とが連結されている。なお、針5のリング5
3は、針の軸部50側の端部を曲げてリング状にしたも
のである。針5が古くなったときは、プライヤー等でリ
ング53の切れ目を広げれば針5をリング43から取り
外すことができ、新しい針に交換することができる。
【0019】次に、擬似餌1が魚を誘う際の具体的な動
作を説明する。アーム2の屈曲部20が、釣り糸6によ
って水中で引っ張られる。すると、擬似餌1は、おもり
40を最下部に、ブレイド3を最上部に配した状態で、
図1に矢印Aで示す方向に移動する。
【0020】ブレイド3は水の抵抗を受けて後方になび
き、ジョイント30によって、矢印B又はB’で示す方
向に回転する。ブレイド3の回転により発せられる音
(振動)により、魚の注意が喚起される。更に、おもり
40が彩色されているとともに、ラバースカート41も
水中で揺らめき、生き物のような動作を見せるので、お
もり40とラバースカート41とが相まって視覚で魚を
引き寄せる。
【0021】針5は、2つのリング43及び53からな
るおもり40との連結部を支点として、上下左右のあら
ゆる方向に揺動することができる。ただし、軸部50を
回転軸とした回転(図2及び図3に矢印C又は矢印Dで
示す向きの回転)は制限される。すなわち、針5が軸部
50を軸として、矢印Cの向きに回転したときは、リン
グ53の一点55がリング43の一点45に当たれば
(図3参照)、それ以上は回転できない。このとき軸5
0に対し針先51が矢印Eで示す方向にあるとすれば、
針先51はそれ以上に下を向くことができない。同様に
矢印Dの向きに回転するときは、リング53の一点56
がリング43の一点46に当たれば、それ以上は回転で
きない。
【0022】従って、おもり40を最下部に、ブレイド
3を最上部に配した状態が維持される限り、針先51が
常に軸部50の上側(擬似餌1の内側)にある。これに
より、水底の障害物や藻に、針が引っ掛かることを防止
することができる。なお、2つのリング43及び53の
曲率半径を小さくすれば、針5が軸部50を軸として回
転しうる角度を小さくすることができる。
【0023】次に、魚が擬似餌1に食いついたときの針
5の動作を説明する。魚が針5をくわえると、それに伴
って針5が揺動し、軸部50が魚の口の奥を向く。する
と針先は魚の口腔の内面に対し垂直に刺さりやすくなる
から、このときに釣り人が擬似餌1を引っ張り、又は魚
が擬似餌1を引っ張れば、確実に魚が針に掛かる。更
に、魚が針から逃げようともがいても、針5は魚の動き
に応じて揺動するため、容易に外れにくい。
【0024】この実施形態では、上記ラバースカート4
1の締め付け材42がゴム管よりなり、このゴム管が針
5とおもり40との連結部であるリング43、53を覆
っている。これにより、針5はアーム2に対して揺動可
能であるが、締め付け材42がその揺動に抵抗を与えて
いる。こうして、魚が食い付いたときは針先51が魚の
口腔に掛かりやすい方向に針5が揺動するが、魚が食い
付く前に、水の抵抗を受けて針が暴れる(激しく振動す
る)ことが防止される。
【0025】締め付け材42の締め付け力を強くすれ
ば、常に針5がもとの角度に戻る方向に付勢された状態
とすることができ、より安定した動きとなることが期待
できる。
【0026】図4は本発明の第2実施形態に係る擬似餌
1’を示しており、魚寄せ部4’に対して針5’が揺動
可能に連結されており、針5’と魚寄せ部4’との連結
部に、筒体7が装着されることにより、針5’の揺動が
制限されている。筒体7が弾性を有するものであれば、
針5’の揺動可能範囲内の揺動に対しても抵抗を与える
ことができる。また、筒体7の締め付け力が強ければ、
針5’の軸部50’と、この針5’が連結された魚寄せ
部4’との角度が、所定の角度となる方向に付勢された
状態とすることができる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、針を魚寄せ部に対して
揺動可能にしたことによって、魚が食い付いたときに針
に掛かる可能性を高くすることができ、かつ、魚が掛か
ったときは、もがく魚の動きに応じて針が揺動し、外れ
にくくすることができる。
【0028】また、針が不安定に振動することを防止す
ることによって、魚を誘う効果の高い擬似餌を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る擬似餌の全体構成
を示す側面図。
【図2】図1の魚寄せ部と針との連結部付近を拡大して
示した一部断面図(但しラバースカートを省略)。
【図3】図2のIII−III線断面図(但し締め付け材を省
略)。
【図4】本発明の第2実施形態に係る擬似餌の全体構成
を示す一部断面図。
【符号の説明】
1 擬似餌 2 アーム(接続体) 20 屈曲部(糸付け部) 21 アームの一端 22 アームの他端 3 ブレイド(第1の魚寄せ部) 30 ジョイント 40 おもり(第2の魚寄せ部) 41 ラバースカート(第2の魚寄せ部) 42 締め付け材 43 リング 44 小突起 5 針 50 軸部 51 針先 53 リング 6 釣り糸 7 筒体 A 擬似餌1の進む方向

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】魚寄せ部と、魚寄せ部から延びる針とを有
    する擬似餌において、 針は、魚寄せ部に対して揺動可能に連結され、締め付け
    材が針と魚寄せ部との連結部を覆っていることにより、
    その揺動が制限されていることを特徴とする、擬似餌。
  2. 【請求項2】釣り糸が連結される接続体を有し、接続体
    の一端には第1の魚寄せ部が設けられ、接続体の他端に
    はおもりを兼ねた第2の魚寄せ部が設けられ、 前記第2の魚寄せ部に対して針が連結され、その針は
    魚寄せ部に対して揺動可能であり、かつ、軸部と針先と
    を備え、魚を誘う際に針先側が軸部側よりも上に位置す
    るよう軸部を回転軸とする回転が制限されていることを
    特徴とする擬似餌。
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