JP2020123915A - プログラム、情報処理装置、及び情報処理方法 - Google Patents

プログラム、情報処理装置、及び情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】信頼性の高い配送方法を実現するためのプログラム、情報処理装置、及び情報処理方法を提供することを目的とする。【解決手段】情報処理端末に、他の情報処理装置から配送依頼に関する情報を受信するステップと、前記配送依頼に応じて配送元ユーザに与えられた第1情報コードと、前記配送依頼に応じて配送先ユーザに与えられた第2情報コードと、を読み取り、前記第1情報コードに含まれる第1情報と前記第2情報コードに含まれる第2情報とを取得するステップと、前記第1情報と前記第2情報を含む配送料の支払い要求を、前記第1情報コード及び前記第2情報コードを管理する前記他の情報処理装置に送信するステップと、を実行させる、プログラム。【選択図】図10

Description

本開示は、プログラム、情報処理装置、及び情報処理方法に関する。
近年、インターネットや通信回線を利用した個人間の商品取引が行われている。例えば、販売者は所定の取引プラットフォームに物品を登録して出品を行い、購入者もまた、所定の取引プラットフォームに出品されている物品に対して購入申請を行う。その後、販売者と購入者の2者間で連絡を取り合い、金銭の支払い、物品の送受を行うことが一般的に行われている。例えば、特許文献1には指定した位置で指定した受取人によって商品が受け取られた場合に、代金の支払が行われるようにするためのシステムが開示されている。
特開2018-036766号公報
これまでの物品の送受は、広範囲の地域での運送を業務としている配送業者による受け渡しに委ねられているのが一般的であったが、近年は、新たな配送の業態として、個人に対して配送の依頼をすることも検討されている。このように、個人に配送を依頼することにより、購入者や販売者に対しては新たな配送方法の選択肢を提供することができ、配送を担当する個人に対しては新たな収入方法を提供することができる。また、このような個人配送は、配送業界の人手不足を解決する一つの手段ともなりうる。
一方で、配送業者による配送では、配送料の支払いをしたにもかかわらず配送業者が集荷に来ないことや、配送業者が集荷した物品を配送先に届けずに持ち逃げをするというようなことは、考えられない。しかしながら、個人へ配送依頼をする場合は、必ずしもこのような信頼性が保証されるとは言えない。そのため、個人に対して配送の依頼をするような場合には、配送の信頼性を高める方法が望まれている。
そこで、本開示は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、信頼性の高い配送方法を実現するためのプログラム、情報処理装置、及び情報処理方法を提供することを目的とする。
本開示の一実施形態に係るプログラムは、情報処理端末に、他の情報処理装置から配送依頼に関する情報を受信するステップと、配送依頼に応じて配送元ユーザに与えられた第1情報コードと、配送依頼に応じて配送先ユーザに与えられた第2情報コードと、を読み取り、第1情報コードに含まれる第1情報と第2情報コードに含まれる第2情報とを取得するステップと、第1情報と第2情報を含む配送料の支払い要求を、第1情報コード及び第2情報コードを管理する他の情報処理装置に送信するステップと、を実行させる。
図1は、実施形態の一態様に係る取引システム1の構成を示す。 図2は、本開示に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す。 図3は、第1実施形態に係るサーバ110の機能的な構成を示すブロック図の一例を示す。 図4は、配送依頼DB332が記憶するデータ構造の一例を示す。 図5は、第1実施形態に係る配送者端末120Aの機能的な構成を示すブロック図の一例を示す。 図6は、受任案件DB522が記憶するデータ構造の一例を示す。 図7は、第1実施形態に係る販売者端末120B及び購入者端末120Cの機能的な構成を示すブロック図の一例を示す。 図8は、販売者端末120Bの配送依頼DB732が記憶するデータ構造の一例を示す。 図9は、購入者端末120Cの配送依頼DB732が記憶するデータ構造の一例を示す。 図10は、第1実施形態における取引システム1が行う処理を示すシーケンス図の一例を示す。 図11は、第2実施形態に係るサーバ110の機能的な構成を示すブロック図の一例を示す。 図12は、配送依頼DB1122が記憶するデータ構造の一例を示す。 図13は、第2実施形態に係る配送者端末120Aの機能的な構成を示すブロック図の一例を示す。 図14は、配送依頼DB1322が記憶するデータ構造の一例を示す。 図15は、第2実施形態に係る販売者端末120Bの機能的な構成を示すブロック図の一例を示す。 図16は、配送依頼DB1522が記憶するデータ構造の一例を示す。 図17は、第2実施形態における取引システム1が行う処理を示すシーケンス図の一例を示す。 図18は、第2実施形態に係る配送者端末120Aの機能的な構成を示すブロック図の一例を示す。 図19は、第2実施形態に係る販売者端末120B及び購入者端末120Cの機能的な構成を示すブロック図の一例を示す。 図20は、第2実施形態における取引情報の構造を模式的に表した図を示す。 図21は、第2実施形態における取引システム1が行う処理を示すシーケンス図の一例を示す。 図22は、第2実施形態の変形例における取引情報の構造を模式的に表した図を示す。 図23は、第2実施形態の変形例における取引システム1が行う処理を示すシーケンス図の一例を示す。
<法令遵守>
本明細書に記載の開示は、実施される場合、本開示を実施する各国の法令を遵守のうえで実施される。また、本明細書に記載の開示は、各国の法令を遵守するために必要な、当業者が成し得る全ての変更、置換、変形、改変、および修正をもって実施される。
本開示に係るプログラム、情報処理装置、及び情報処理方法を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
<システム構成>
図1は、本開示の一実施形態に係る情報処理方法を有効に実施するための取引システム1の構成を示す。図1に開示されるように、取引システム1では、ネットワーク130を介してサーバ110A,サーバ110Bと、端末120A、端末120B、端末120Cが接続される。サーバ110A,サーバ110Bと、端末120A,端末120B,端末120Cは、分散型台帳(以下「ブロックチェーン」ともいう。)を構成していてもよい。本開示では、ブロックチェーンは、中央管理者のいないパブリック型の構成として説明するが、これに限定されずプライベート型や、コンソーシアム型でもよい。
本開示において、サーバ110Aと、サーバ110Bとをそれぞれ区別する必要がない場合は、サーバ110Aとサーバ110Bとは、それぞれサーバ110と表現されてもよい。
本開示において、端末120Aと、端末120Bと、端末120Cとをそれぞれ区別する必要がない場合は、端末120Aと端末120Bと端末120Cとは、それぞれ端末120と表現されてもよい。
本開示において、サーバ110と、端末120とをそれぞれ区別する必要がない場合は、サーバ110と端末120とは、それぞれ情報処理装置200と表現されてもよい。なお、ネットワーク130に接続される情報処理装置200の数は限定されない。
サーバ110は、ネットワーク130を介してユーザが利用する端末120に、所定のサービスを提供する。所定のサービスは、限定でなく例として、決済サービス、金融サービス、電子商取引サービス、インスタントメッセンジャーを代表とするSNS(Social Networking Service)、楽曲・動画・書籍などのコンテンツ提供サービスなどを含む。ユーザが端末120を介して所定のサービスを利用することで、サーバ110は1以上の端末120に所定のサービスを提供することができる。
本開示において、決済サービスとは1以上のユーザが金銭または金銭相当物の授受ができるサービスを意味する。限定でなく例として、一次元コード(バーコードなど)、二次元コード(QRコード(登録商標)など)(以下で、一次元コードおよび二次元コードをまとめて「二次元コード等」と総称する。)、近距離無線通信(NFC (Near Field Communication)、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)、Wi-Fi(登録商標)、超音波通信、赤外線通信など)を利用して決済を行うサービスを含む。また、代金の支払いを行うユーザ(支払者)の端末120が二次元コード等を読み取ることで決済を行うことを「ユーザ読取型コード決済」または「MPM(Merchant Presented Mode)」と表現し、支払いを行うユーザの端末120が二次元コード等を表示し、表示された二次元コード等を、代金を請求する店舗側等のユーザ(販売者、請求者)の端末120が読み取ることで決済を行うことを「店舗読取型コード決済」または「CPM(Consumer Presented Mode)」と表現する。なお、MPMおよびCPMは、動的であってもよいし、静的であってもよい。
必要に応じて、ユーザXが利用する端末を端末120Xと表現し、ユーザXまたは端末120Xに対応づけられた、所定のサービスにおけるユーザ情報をユーザ情報Xと表現する。なお、ユーザ情報とは、所定のサービスにおいてユーザが利用するアカウントに対応付けられたユーザの情報である。ユーザ情報は、限定でなく例として、ユーザにより入力される、または、所定のサービスにより付与される、ユーザの名前、ユーザのアイコン画像、ユーザの年齢、ユーザの性別、ユーザの住所、ユーザの趣味趣向、ユーザの識別子などのユーザに対応づけられた情報、ユーザに対応付けられた電子バリュー(電子マネー)の残高情報、ユーザに対応付けられたクレジットカード情報(クレジットカード番号など)を含み、これらのいずれか一つまたは、組み合わせであってもよい。
ネットワーク130は、2以上の情報処理装置200を接続する役割を担う。ネットワーク130は、端末120がサーバ110に接続した後、データを送受信することができるように接続経路を提供する通信網を意味する。
ネットワーク130のうちの1つまたは複数の部分は、有線ネットワークや無線ネットワークであってもよい。ネットワーク130は、限定でなく例として、アドホック・ネットワーク(Ad Hoc Network)、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベート・ネットワーク(Virtual Private Network:VPN)、ローカル・エリア・ネットワーク(Local Area Network:LAN)、ワイヤレスLAN(Wireless LAN:WLAN)、広域ネットワーク(Wide Area Network:WAN)、ワイヤレスWAN(Wireless WAN:WWAN)、大都市圏ネットワーク(Metropolitan Area Network:MAN)、インターネットの一部、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)の一部、携帯電話網、ISDNs(Integrated Service Digital Networks)、無線LANs、LTE(Long Term Evolution)、CDMA(Code Division Multiple Access)、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、衛星通信など、または、これらの2つ以上の組合せを含むことができる。ネットワーク130は、1つまたは複数のネットワーク130を含むことができる。
情報処理装置200は、本開示に記載される機能、および/または、方法を実現できる情報処理装置であればどのような情報処理装置であってもよい。
情報処理装置200は、限定ではなく例として、スマートフォン、携帯電話(フィーチャーフォン)、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、サーバ装置、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダなど)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA(Personal Digital Assistant)、電子メールクライアントなど)、ウェアラブル端末(限定でなく例として、メガネ型デバイス、時計型デバイスなど)、他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。
<ハードウェア(HW)構成>
図2を用いて、取引システム1に含まれる情報処理装置200のHW構成について説明する。
情報処理装置200は、プロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と、入出力インタフェース(入出力I/F)204と、通信インタフェース(通信I/F)205とを含む。情報処理装置200のHWの各構成要素は、限定でなく例として、バスBを介して相互に接続される。
情報処理装置200は、プロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と、入出力I/F204と、通信I/F205との協働により、本開示に記載される機能、および/または、方法を実現する。
プロセッサ201は、ストレージ203に記憶されるプログラムに含まれるコードまたは命令によって実現する機能、および/または、方法を実行する。プロセッサ201は、限定でなく例として、中央処理装置(CPU)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphic s Processing Unit)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(Application-Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等を含み、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって各実施形態に開示される各処理を実現してもよい。また、これらの回路は、1または複数の集積回路により実現されてよく、各実施形態に示す複数の処理を1つの集積回路により実現されることとしてもよい。また、LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIなどと呼称されることもある。
メモリ202は、ストレージ203からロードしたプログラムを一時的に記憶し、プロセッサ201に対して作業領域を提供する。メモリ202には、プロセッサ201がプログラムを実行している間に生成される各種データも一時的に格納される。メモリ202は、限定でなく例として、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などを含む。
ストレージ203は、プログラムを記憶する。ストレージ203は、限定でなく例として、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリなどを含む。
通信I/F205は、ネットワーク130を介して各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F205は、ネットワーク130を介して、他の情報処理装置との通信を実行する機能を有する。通信I/F205は、各種データをプロセッサ201からの指示に従って、他の情報処理装置に送信する。また、通信I/F205は、他の情報処理装置から送信された各種データを受信し、プロセッサ201に伝達する。
入出力I/F204は、情報処理装置200に対する各種操作を入力する入力装置、および、情報処理装置200で処理された処理結果を出力する出力装置を含む。入出力I/F204は、入力装置と出力装置が一体化していてもよいし、入力装置と出力装置とに分離していてもよい。
入力装置は、ユーザからの入力を受け付けて、当該入力に係る情報をプロセッサ201に伝達できる全ての種類の装置のいずれか、または、その組み合わせにより実現される。入力装置は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、キーボード等のハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイス、カメラ(画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含む。
出力装置は、プロセッサ201で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれか、または、その組み合わせにより実現される。当該処理結果を映像、および/または、動画像として出力する場合、出力装置は、フレームバッファに書き込まれた表示データに従って、当該表示データを表示することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力装置は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、モニタ(限定でなく例として、液晶ディスプレイ、OELD(Organic Electroluminescence Display)など)、ヘッドマウントディスプレイ(HDM:Head Mounted Display)、プロジェクションマッピング、ホログラム、空気中など(真空であってもよい)に画像やテキスト情報等を表示可能な装置、スピーカ(音声出力)、プリンタなどを含む。なお、これらの出力装置は、3Dで表示データを表示可能であってもよい。
本開示の各実施形態のプログラムは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよい。 記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムを記憶可能である。プログラムは、限定でなく例として、ソフトウェアプログラムやコンピュータプログラムを含む。
記憶媒体は適切な場合、1つまたは複数の半導体ベースの、または他の集積回路(IC)(限定でなく例として、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、特定用途向けIC(ASIC)など)、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピィ・ディスケット、フロッピィ・ディスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、固体ドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュア・デジタル・カードもしくはドライブ、任意の他の適切な記憶媒体、またはこれらの2つ以上の適切な組合せを含むことができる。記憶媒体は、適切な場合、揮発性、不揮発性、または揮発性と不揮発性の組合せでよい。
また、本開示のプログラムは、当該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して、情報処理装置200に提供されてもよい。
また、本開示の各実施形態は、プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
なお、本開示のプログラムは、限定でなく例として、JavaScript(登録商標)、Pythonなどのスクリプト言語、C言語、Go言語、Swift、Kotlin、Java(登録商標)などのプログラミング言語などを用いて実装される。
情報処理装置200おける処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよい。
情報処理装置200における処理の少なくとも一部を、他の情報処理装置により行う構成としてもよい。この場合、プロセッサ201により実現される各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、他の情報処理装置で行う構成としてもよい。
<その他>
明示的な言及のない限り、本開示の実施形態における判定の構成は必須でなく、判定条件を満たした場合に所定の処理が動作されたり、判定条件を満たさない場合に所定の処理がされたりしてもよい。
本開示では、明記されない限り、または文脈によって示されない限り、「または」は排他的ではなく包含的な意味である。したがって、本開示では、明記されていない限り、または文脈によって示されない限り、「AまたはB」は「A、B、またはその両方」を意味する。さらに、「AおよびBの少なくとも一方」は、「A、B、またはその両方」を意味する。さらに、明記されない限り、または文脈によって示されない限り、「a」、「an」、または「the」は「1つまたは複数」を意味するものとする。したがって、本明細書では、別段に明記されない限り、または文脈によって示されない限り、「an A」または「the A」は「1つまたは複数のA」を意味する。
本開示は、本開示の実施形態、および/または、実施例に対して、当業者が成し得る全ての変更、置換、変形、改変、および修正を包含する。同様に、適切な場合、添付の特許請求の範囲は、本開示の実施形態、および/または、実施例に対して、当業者が成し得る全ての変更、置換、変形、改変、および修正を包含する。さらに、本開示は、当業者が成し得る、本開示における実施形態、および/または、実施例の1つまたは複数の特徴と、本開示における他の実施形態、および/または、実施例の1つまたは複数の特徴との任意の組合せを包含する。
加えて、特定の機能を実施するように適合される、配置される、能力を有する、構成される、使用可能である、動作可能である、または動作できる装置またはシステムあるいは装置またはシステムの構成要素に対する添付の特許請求の範囲での参照は、その装置、システム、または構成要素がそのように適合される、配置される、能力を有する、構成される、使用可能にされる、動作可能にされる、または動作できる限り、その装置、システム、構成要素またはその特定の機能がアクティベートされ、オンにされ、またはロック解除されているか否かに関わらず、その装置、システム、構成要素を包含する。
本開示は、明示されない限り、いずれの実施形態または実施例を実施するに際して、事前に、または、実施の直前にユーザからの同意を取得してもよい。また、取得する同意は、包括的なものでもよく、都度取得するものでもよい。
以下、本開示の一例に係る実施形態について、図面を参照して説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図ではない。すなわち、本開示の一例は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付しており、図面は模式的なものであって、必ずしも実際の寸法や比率等とは一致しない。さらに、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることがある。
<第1実施形態>
第1実施形態は、ユーザ間の取引システム1において、配送元ユーザ(販売者)に与えられた販売者コード(第1情報コード)に含まれる販売者キー(第1情報)と配送先ユーザ(購入者)に与えられた購入者コード(第2情報コード)に含まれる購入者キー(第2情報)とを取得した場合に、配送者に対して配送料の支払いを実行可能とする実施形態である。販売者コード、販売者キー、購入者コード及び購入者キーの詳細は後述する。
この第1実施形態にかかるプログラム、情報処理端末、及び情報処理方法では、配送依頼ごとに、所定の情報処理装置が配送元ユーザと配送先ユーザそれぞれに情報コードを与える。配送者は各情報コードに含まれる販売者キーと購入者キーを収集する。さらに配送者は、購入者キーと販売者キーとを含む配送料の支払い要求を生成し、所定の情報処理装置に送信する。なお、支払い要求は、販売者キーと購入者キー以外の情報(例えば配送者の識別子等)を含んでも良い。
取引システム1では、例えば、配送者の有する配送者端末120Aと、配送元ユーザの有する販売者端末120Bと、配送先ユーザの有する購入者端末120Cと、情報コードを管理するサーバ110と、がネットワーク130を介して接続される。
以下、説明のために電子商取引プラットフォームを想定して、配送依頼を受けた個人が利用する端末を配送者端末120A、配送元ユーザ(販売者)が利用する端末を販売者端末120B、配送先ユーザ(購入者)が利用する端末を購入者端末120Cとして説明する。但し、第1実施形態はこれに限定されるものではない。
<第1実施形態の効果>
かかる第1実施形態によれば、配送料の支払い要求とともに、配送元(典型的には販売者)で取得された販売者キーと、配送先(典型的には購入者)で取得された購入者キーとを送信させることにより、配送依頼が適切に遂行されたか否かを確認し、配送料の支払いを実行する。すなわち配送者は配送元ユーザから物品を受け取り、配送先ユーザに物品を引き渡すことにより、販売者キーと購入者キーを取得しなければ、配送料を受け取ることができない。このように、配送が行われたことを確認した後に配送料の支払いが実行されるため、配送者が配送料を受け取って配送をしないような事態を回避し、信頼性の高い配送方法を実現することができる。また、配送者が配送対象である荷物を持ち逃げするような事態の発生も抑えることができ、この観点からも信頼性の高い配送方法を実現することができる。
<第1実施形態の機能構成>
図3〜9を用いてサーバ110、配送者端末120A、販売者端末120B、及び購入者端末120Cの機能構成を説明する。図3、5、及び7に開示の各機能部は、情報処理装置200が備えるプロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と、入出力I/F204と、通信I/F205との協働により実現される。
(1)サーバ110の機能構成
図3は、第1実施形態に係るサーバ110の機能的な構成を示すブロック図の一例を示す。サーバ110は、取引システム1において配送依頼に応じて情報コードの発行を行い、情報コードに含まれる情報の受信に応じて決済処理を行う情報処理端末の一例である。サーバ110は、入出力I/F311と、通信I/F312と、記憶部320と、制御部330とを有する。
入出力I/F311は、例えば、入出力I/F204を用いて実現され得る。また、通信I/F312は、例えば、通信I/F205を用いて実現され得る。記憶部320は、例えば、メモリ202及び/又はストレージ203を用いて実現され得る。制御部330は、例えば、プロセッサ201が、記憶部320に格納されているプログラムを読みだして実行することで実現され得る。
また、記憶部320は、本実施形態にかかるサーバ110が実行するプログラム321と、受信した配送依頼に関する情報を管理する配送依頼DB332と、を格納する。
このプログラム321は、例えば、配送依頼に応じて情報コードの発行を行い、情報コードに含まれる情報の受信に応じて決済処理を行うためのプログラムである。なお、このプログラム321は、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録されてもよく、この記録媒体からコンピュータにインストールされてもよい。
配送依頼DB332には、販売者端末120B及び/又は購入者端末120Cから受信した配送依頼に関する情報が管理される。配送依頼に関する情報としては、例えば、配送依頼ごとに割り振られたID、配送元のユーザ(販売者)に付与される販売者コード、販売者コードに含まれる販売者キー、配送先のユーザ(購入者)に付与される購入者コード、購入者コードに含まれる購入者キーが挙げられる。また、配送依頼のIDに対応付けて、配送元及び/又は配送先に関する情報(例えば住所や電話番号、氏名等である)が管理されていてもよい。
さらに、販売者コードが販売者キーを暗号化した第1暗号情報を含み、購入者コードが購入者キーを暗号化した第2暗号情報を含む場合には、その暗号化に用いた暗号鍵と暗号情報を復号する復号鍵が、配送依頼のIDに対応付けて管理されていてもよい。
図4に、配送依頼DB332が記憶する配送依頼に関する情報のデータ構造の一部を模式的に示す。
「配送依頼ID」には、サーバ110がその配送情報を一意に識別するための識別情報が格納される。サーバ110の受信部が販売者端末120B及び/又は購入者端末120Cから配送依頼を受信したときに、サーバ110の配送依頼管理部331は、その配送依頼に対してIDを付し、配送依頼DB332に記憶するよう指示することができる。
「販売者コード」及び「購入者コード」には、例えば、販売者キー及び購入者キーをバーコードやQRコードなどの2次元コードに変換したものが格納される。ここで、2次元コードとは、光学的検知装置が、照射した光の反射を所定の方式に基づいて電気信号に変換でき、その電気信号を対応するコンピュータコードに変換可能なものをいう。
また、販売者コード及び購入者コードは、バーコードやQRコードなどの2次元コードに限られるものではなく、端末同士の情報のやり取りに適した態様のものを用いることができる。例えば、赤外線通信や、Bluetooth(登録商標)などの無線通信に適した形態のものを使用してもよい。
「販売者キー」は、販売者コードを読み取ることにより配送者が配送元ユーザから取得する情報である。配送者は、販売者キーを示すことにより、配送元ユーザから荷物を受け取ったことを示すことができる。また、「購入者キー」には、購入者コードを読み取ることにより配送者が配送先ユーザから取得する情報である。配送者は、購入者キーを示すことにより、配送先ユーザに荷物を届けたことを示すことができる。
なお、販売者キー及び購入者キーとしては、例えば、ランダムな英数字や記号による列が挙げられる。また、本開示において情報コードに含まれる各情報についても、同様に、ランダムな英数字や記号による列を用いることができる。
なお、販売者キー等から販売者コード等への変換方式があらかじめ決まっている場合には、配送依頼DB332は、販売者コード及び購入者コードを格納せず、販売者キー及び購入者キーのみを格納する態様としてもよい。
このような態様の場合、例えば、サーバ110の送信部が販売者端末120B及び購入者端末120Cに販売者キー及び購入者キーをそのまま送信し、販売者端末120B及び購入者端末120Cの情報コード表示部732側で販売者コード及び購入者コードに変換することができる。また、サーバ110の送信部が販売者端末120B及び購入者端末120Cに販売者キー及び購入者キーを送信する際に、所定の方式に基づいて販売者コード及び購入者コードに変換してから送信することもできる。
販売者コード及び購入者コードには、それぞれ有効期限が設定されてもよい。ここで有効期限とは、例えば、配送料の支払い要求を受け付ける期限とすることができる。より具体的には、有効期限を超えて販売者コード及び購入者コードを読み取り、販売者キー及び購入者キーがサーバ110に対して送信された場合には、配送料の支払い要求を実行しないようにすることができる。
これにより、配送者に対して、配送を完了するまでの時間的制限を課すことができ、配送の信頼性をより向上することができる。
「暗号鍵」及び「復号鍵」には、販売者キー及び購入者キーを暗号化するための情報と、復号化するための情報が格納される。「暗号鍵」及び「復号鍵」は、配送依頼IDごとに個別に設定されることが好ましい。これにより、一つの復号鍵で複数の配送依頼IDに紐づく第1暗号情報及び第2暗号情報が不正に復号化されることを回避することができる。なお、販売者キーと購入者キーとはそれぞれ異なる暗号鍵・復号鍵によって暗号化や復号化されてもよい。
次いで、図3に戻り、制御部330について説明する。制御部330は、配送依頼管理部331と、決済処理部332と、を有する。
通信I/F312は、販売者端末120B及び/又は購入者端末120Cから配送依頼を受信したり、配送者端末120Aから配送料の支払い要求とともに販売者キー及び購入者キーを受信したりする受信部としての機能を有する。
また、通信I/F312は、配送者端末120Aに配送依頼に関する情報や復号鍵を送信したり、販売者端末120Bに販売者コードを送信したり、購入者端末120Cに購入者コードを送信したりする送信部としての機能を有する。
これらの機能構成は、プロセッサ201が、記憶部320に格納されているプログラム321を読み出して実行することで実現される。また、サーバ110によって実現される機能構成は、実施形態や実施例に応じて、適宜、機能の省略、置換、及び追加が行われてもよい。
配送依頼管理部331は、配送依頼DB322の情報を管理する機能を有する。一例として、サーバ110の受信部が販売者端末120B及び/又は購入者端末120Cから配送依頼を受信した場合には、配送依頼管理部331は、その配送依頼を一意に識別するための配送依頼IDを付し、その配送依頼に関する情報を配送依頼DB322に記憶させる。また、配送依頼管理部331は、配送依頼IDごとに販売者キー及び購入者キーを設定し、必要に応じて、その暗号鍵及び復号鍵を設定し、配送依頼DB322に記憶させる。
この際、配送依頼管理部331は、配送元及び配送先等に関する配送情報や、配送者に関する情報についても、作成した配送依頼IDに対応付けて記憶させることができる。
また、配送依頼管理部331は、配送依頼IDごとに販売者キー及び購入者キーを設定した場合には、販売者端末120B及び購入者端末120Cに対してその情報を送信するよう、送信部に指示をする。
決済処理部332は、配送料の決済を実行するための各種の処理を行う。一例として、決済処理部332は、配送依頼とともに配送元ユーザ及び/又は配送先ユーザから、配送料を預金する預金要求を受け付け、受け付けた預金要求に基づいて預金処理を実行する。そして、配送者から販売者キー及び購入者キーとともに配送料の支払い要求を受信した場合には、預金された配送料を配送者に支払う決済処理を実行する。
(2)配送者端末120Aの機能構成
図5は、第1実施形態に係る配送者端末120Aの機能的な構成を示すブロック図の一例を示す。配送者端末120Aは、取引システム1において配送者が使用する情報処理端末の一例である。配送者端末120Aは、入出力I/F511と、通信I/F512と、記憶部520と、制御部530とを有する。
入出力I/F511は、例えば、入出力I/F204を用いて実現され得る。また、通信I/F512は、例えば、通信I/F205を用いて実現され得る。記憶部520は、例えば、メモリ202及び/又はストレージ203を用いて実現され得る。制御部530は、例えば、プロセッサ201が、記憶部520に格納されているプログラムを読みだして実行することで実現され得る。
入出力I/F521は、所定の画面を表示し、また、配送者端末120Aの画面に表示されたボタンや、配送者端末120Aのタッチパネルなどを用いてユーザ操作を受け付けて、操作に関する情報を制御部530に出力する。
配送者端末120Aの通信I/F512は、サーバ110から配送依頼に関する情報や復号鍵を受信する受信部としての機能を有する。また、配送者端末120Aの通信I/F512は、配送料の支払い要求とともに、販売者キー及び購入者キーをサーバ110に送信する送信部としての機能を有する。
記憶部520は、配送者端末120Aが実行するプログラム521と、サーバ110から受信した配送依頼に関する情報を管理する受任案件DB522と、を格納する。
このプログラム521は、例えば、配送元ユーザ及び配送先ユーザから販売者キー及び購入者キーを取得し、取得した販売者キー及び購入者キーに基づいて配送料の支払い要求をサーバ110に送信するためのプログラムである。
受任案件DB522には、サーバ110から受信した配送依頼に関する情報が管理される。配送依頼に関する情報としては、配送元に関する情報、配送先に関する情報が挙げられる。また、配送者端末120Aの光学的検知部532が配送元ユーザ及び配送先ユーザに与えられた販売者コード及び購入者コードを読み取った場合には、それら情報コードに含まれる販売者キー及び購入者キーがレコードに随時追記される。
さらに、サーバ110から復号鍵を受信した場合には、受信した復号鍵が配送依頼に関する情報と対応付けられて管理されてもよい。販売者コードが販売者キーを暗号化した第1暗号情報を含み、購入者コードが購入者キーを暗号化した第2暗号情報を含む場合には、光学的検知部532はこの復号鍵を用いて第1暗号情報及び第2暗号情報を復号化することができる。
図6に、受任案件DB522が記憶する配送依頼に関する情報のデータ構造の一部を模式的に示す。
「配送依頼ID」には、配送者端末120Aが配送依頼を一意に識別するための識別情報が格納される。受任案件DB522が記憶する配送依頼IDは、サーバ110の配送依頼DB332が記憶する配送依頼IDと同じものであってもよい。
「配送元」には、配送元ユーザの住所など荷物の集荷に必要な情報が格納される。また、「配送先」には、配送先ユーザの住所など荷物の配送に必要な情報が格納される。
「販売者キー」には、光学的検知部532が販売者コードを読み取ることにより取得する情報であって、配送者が配送元ユーザから荷物を受け取ったことを示す情報が格納される。また、「購入者キー」には、光学的検知部532が購入者コードを読み取ることにより取得する情報であって、配送者が配送先ユーザに荷物を届けたことを示す情報が管理される。
「復号鍵」には、販売者キー及び購入者キーを復号化するための情報が格納される。
次いで、図5に戻り、制御部530について説明する。制御部530は、配送依頼管理部531と、光学的検知部532と、を有する。
配送依頼管理部531は、受任案件DB522の情報を管理する機能を有する。一例として、配送者端末120Aの受信部がサーバ110から配送依頼に関する情報を受信した場合には、配送依頼管理部531は、その配送依頼に関する情報を受任案件DB522に記憶させる。また、配送者端末120Aの受信部が配送依頼とともに復号鍵を受信した場合には、配送依頼管理部531は、その配送依頼と対応付けて復号鍵を受任案件DB522に記憶させる。
さらに、配送依頼管理部531は、販売者キー及び購入者キーを取得した場合に、取得した販売者キー及び購入者キーに基づく支払い要求をサーバ110に対してその情報を送信するよう、送信部に指示をすることができる。
光学的検知部532は、販売者コード及び購入者コードを読み取り、販売者キー及び購入者キーを取得する機能を有する。一例として、販売者コードを読み取った光学的検知部532は、販売者コードに含まれる販売者キーを取得し、受任案件DB522に記憶させる。この際、販売者コードが販売者キーを暗号化した第1暗号情報を含む場合には、受任案件DB522に記憶した復号鍵を用いて第1暗号情報を復号化することにより販売者キーを取得することができる。
(3)販売者端末120B及び購入者端末120Cの機能構成
図7は、第1実施形態に係る販売者端末120B及び購入者端末120Cの機能的な構成を示すブロック図の一例を示す。販売者端末120Bは、取引システム1において配送元ユーザが使用する情報処理端末の一例であり、購入者端末120Cは、取引システム1において配送先ユーザが使用する情報処理端末の一例である。販売者端末120B及び購入者端末120Cは、入出力I/F711と、通信I/F712と、記憶部720と、制御部730とを有する。
入出力I/F711は、例えば、入出力I/F204を用いて実現され得る。また、通信I/F712は、例えば、通信I/F205を用いて実現され得る。記憶部720は、例えば、メモリ202及び/又はストレージ203を用いて実現され得る。制御部730は、例えば、プロセッサ201が、記憶部720に格納されているプログラムを読みだして実行することで実現され得る。
入出力I/F721は、所定の画面を表示し、また、販売者端末120B及び購入者端末120Cの画面に表示されたボタンや、販売者端末120B及び購入者端末120Cのタッチパネルなどを用いてユーザ操作を受け付けて、操作に関する情報を制御部730に出力する。
販売者端末120B及び購入者端末120Cの通信I/F712は、配送依頼をサーバ110に対して送信したり、配送料の預金要求を送信したりする送信部としての機能を有する。なお、配送依頼は、販売者端末120B及び購入者端末120Cのいずれが行ってもよいし、両方が行ってもよい。また、配送料の預金は、配送元ユーザのみが預金する態様、配送先ユーザのみが預金する態様、配送元ユーザと配送先ユーザの両方が預金する態様のいずれであってもよい。これら預金態様に応じて、販売者端末120B及び購入者端末120Cはサーバ110に配送料の預金要求をすることができる。
また、販売者端末120B及び購入者端末120Cの通信I/F712は、サーバ110から販売者コード又は購入者コードをそれぞれ受信する受信部としての機能を有する。なお、販売者端末120B及び購入者端末120Cの配送依頼管理部731が販売者キー又は購入者キーから販売者コード又は購入者コードを作成する機能を有する場合は、販売者端末120B及び購入者端末120Cの受信部は販売者コード又は購入者コードに代えて、販売者キー又は購入者キーを受信してもよい。以下、販売者端末120B及び購入者端末120Cがサーバ110から販売者コード又は購入者コードを受信する態様について記載するが、販売者コード又は購入者コードに代えて、販売者キー又は購入者キーを受信する態様であってもよい。
記憶部720は、販売者端末120B及び購入者端末120Cが実行するプログラム721と、サーバ110から受信した販売者コード又は購入者コードを管理する配送依頼DB732と、を格納する。
このプログラム721は、例えば、配送依頼と配送料の預金要求をし、配送依頼に応じた販売者コード又は購入者コードを受信するためのプログラムである。
配送依頼DB732には、サーバ110から受信した販売者コード又は購入者コードが管理される。また、販売者コード又は購入者コードに、サーバ110が設定した配送依頼IDが対応付けて管理されてもよい。
図8に、販売者端末120Bの配送依頼DB732が記憶する配送依頼に関する情報のデータ構造の一部を模式的に示し、図9に、購入者端末120Cの配送依頼DB732が記憶する配送依頼に関する情報のデータ構造の一部を模式的に示す。
「配送依頼ID」には、販売者端末120B及び購入者端末120Cが配送情報を一意に識別するための識別情報が格納される。配送依頼DB732が記憶する配送依頼IDは、サーバ110の配送依頼DB332が記憶する配送依頼IDと同じものであってもよい。
「販売者コード」及び「購入者コード」には、サーバ110から受信した販売者コード及び購入者コードが格納される。また、これに対応付けて、販売者コードに含まれる販売者キーや購入者コードに含まれる購入者キーが格納されてもよい。
次いで、図7に戻り、制御部730について説明する。制御部730は、配送依頼管理部731と、情報コード表示部732と、を有する。
販売者端末120B及び購入者端末120Cの配送依頼管理部731は、配送依頼DB722の情報を管理する機能を有する。一例として、販売者端末120B及び購入者端末120Cの受信部がサーバ110から販売者コード又は購入者コードを受信した場合には、配送依頼管理部731は、販売者コード又は購入者コードをそれぞれの端末の受任案件DB522に記憶させる。
販売者端末120B及び購入者端末120Cの情報コード表示部732は、販売者コード又は購入者コードを販売者端末120B及び購入者端末120Cの画面に表示させる機能を有する。
また、配送者端末120Aの光学的検知部1332がより取り可能であれば、情報コードは端末の画面に表示される必要はない。例えば、販売者端末120B及び購入者端末120Cは、情報コード表示部732に代えて、販売者コード又は購入者コードを紙等に印刷する印刷部を有していてもよい。
これにより、例えば、購入者コードを印刷した紙を配送先に備えられた宅配ボックスに貼り付けておくことで、配送者は配送先ユーザと直接対面できなかったとしても、荷物を宅配ボックスに保管するとともに購入者キーを取得することができる。
<第1実施形態の取引システム動作処理>
図10を参照し、第1実施形態に係るプログラムの処理について説明する。図10は、第1実施形態における取引システム1が行う処理を示すシーケンス図の一例を示す。なお、以下で説明する処理手順は一例に過ぎず、各処理は、本開示の技術思想の範囲内において可能な限り変更されてよく、また、適宜、ステップの省略、置換、および追加が可能である。
(情報コードを通知する処理)
図10に示すステップS1001において、販売者端末120Bの配送依頼管理部731は、ユーザ操作に応じて、配送依頼をサーバ110に対して送信するよう販売者端末120Bの送信部に指示をする。なお、これに限定されず、購入者端末120Cの配送依頼管理部731が、サーバ110に対して、配送依頼を送信することもできる。
また、ステップS1001において、販売者端末120Bの配送依頼管理部731は、ユーザ操作に応じて、サーバ110又はサーバ110が連携する外部システムに対して配送料を預金する処理を行うことができる。ここで、配送料としては、ユーザの有する電子マネー(又は電子バリュー)、銀行口座の貯金、電子商取引システムにおいて利用可能なポイントなどにより預金することができる。
このように予め配送料を預金することにより、配送したにもかかわらず配送者に対して配送料が支払われないような事態を回避することができる。
ステップS1002において、サーバ110の配送依頼管理部331は、受信した配送依頼にIDを付して、サーバ110の配送依頼DB322に記憶する。
ステップS1003において、サーバ110の配送依頼管理部331は、記憶した配送依頼IDに対して、販売者キー及び購入者キーを設定し、配送依頼DB322に記憶する。この際、販売者コード及び購入者コードには、それぞれ有効期限が設定されてもよい。
この際に、ステップS1004において、サーバ110の配送依頼管理部331は、必要に応じて、販売者キー及び購入者キーを暗号化及び復号化するための暗号鍵と復号鍵を設定し、配送依頼DB322に記憶してもよい。この場合、サーバ110の配送依頼管理部331は、販売者キー及び購入者キーを暗号鍵により暗号化した第1暗号情報及び第2暗号情報を配送依頼DB322に記憶してもよい。
ステップS1005〜S1006において、サーバ110の配送依頼管理部331は、販売者端末120B(配送元ユーザ)及び購入者端末120C(配送先ユーザ)に対して、販売者キーを含む販売者コードと購入者キーを含む購入者コードをそれぞれ通知するようサーバ110の送信部に指示をする。
また、ステップS1004において暗号鍵と復号鍵を設定した場合には、ステップS1005〜S1006において、サーバ110の配送依頼管理部331は、販売者端末120B及び購入者端末120Cに対して、第1暗号情報を含む販売者コードと第2暗号情報を含む購入者コードをそれぞれ通知するようサーバ110の送信部に指示をしてもよい。
ステップS1007において、サーバ110の配送依頼管理部331は、配送者端末120A(配送者)に対して、配送依頼に関する情報を通知するようサーバ110の送信部に指示をする。この際、ステップS1004において暗号鍵と復号鍵を設定した場合には、ステップS1007において、サーバ110の配送依頼管理部331は、配送者端末120Aに対して復号鍵を通知するようサーバ110の送信部に指示をすることもできる。
(販売者キー及び購入者キーを取得する処理)
ステップS1008において、配送者が配送元ユーザのもとに荷物の受け取りに伺った際に、配送者端末120Aの光学的検知部532は、配送元ユーザが販売者端末120Bの画面に表示させた販売者コードを読み取り、販売者キーを取得する。そして、配送者端末120Aの光学的検知部532は、取得した販売者キーを配送者端末120Aの受任案件DB522に記憶させる。
この際、販売者コードに含まれる情報が第1暗号情報である場合には、光学的検知部532は受任案件DB522が記憶する復号鍵を用いて復号化することで販売者キーを取得することができる。なお、販売者コードは販売者端末120Bの画面に表示される構成に限定されず、シールとして荷物にはられていても良い。この場合、販売者はコンビニ等の所定の集荷場所にあらかじめ預けておくことができる。これにより、販売者の住所が配送者に知られることを防ぐことができる。この構成の場合には、配送元の情報として、配送者の住所ではなく集荷場所の住所が登録されることが好ましい。
ステップS1009において、配送者が配送先ユーザのもとに荷物の受け渡しに伺った際に、配送者端末120Aの光学的検知部532は、配送先ユーザが購入者端末120Cの画面に表示させた購入者コードを読み取り、購入者キーを取得する。そして、配送者端末120Aの光学的検知部532は、取得した購入者キーを配送者端末120Aの受任案件DB522に記憶させる。
この際、購入者コードに含まれる情報が第2暗号情報である場合には、光学的検知部532は受任案件DB522が記憶する復号鍵を用いて復号化することで購入者キーを取得することができる。なお、購入者コードは購入者端末120Cの画面に表示される構成に限定されず、シールとして宅配ボックス等に貼られていてもよい。この場合、購入者が不在であっても配送者は宅配ボックスに荷物を届けることで配送料を受け取ることができる。
このように情報コードが暗号情報を含む場合には、復号鍵を有する配送者のみが販売者キー及び購入者キーを取得することができる。そのため、配送の信頼性をより向上することができる。より具体的には、復号鍵を有しない者が、手あたり次第に情報コードを読み取ることなどにより、不正に配送料を取得するような事態を抑制することができる。
(配送料の支払い要求に関する処理)
ステップS1010において、配送者端末120Aの配送依頼管理部531は、配送料の支払い要求とともに、取得した販売者キー及び購入者キーをサーバ110に対して送信するよう、配送者端末120Aの送信部に指示する。
ステップS1011において、サーバ110の決済処理部332は、受信した販売者キーと購入者キーを受任案件DB522に記憶した情報と照合する。そして、受信した販売者キー及び購入者キーが特定の配送依頼IDに対応する販売者キー及び購入者キーであることが確認できた場合には、サーバ110の決済処理部332は、所定の配送料を、配送者端末120Aを保有する配送者に支払う処理を行う。
なお、ステップS1001において配送料が預金されていない場合には、サーバ110の決済処理部332は、販売者端末120B及び/又は購入者端末120Cに対して、配送者に対して配送料の支払いをするよう要求する。
これにより、配送者が配送元ユーザ及び配送先ユーザから所定の情報を取得した場合に、預金した配送料の支払いが実行される。そのため、配送を依頼する者(例えば配送元ユーザや配送先ユーザ)からすれば、例えば、配送者が配送料を受け取って配送をしないような事態や配送者が配送対象である荷物を持ち逃げするような事態の発生を抑制することができ、信頼性の高い配送方法を実現することができる。
<第1実施形態の変形例>
第1実施形態の変形例は、物品の回収を目的とする取引システム1において、回収先ユーザに与えられた情報コードに含まれる暗号情報を取得し、その暗号情報を復号化できた場合に、回収者に対して回収料の支払いを実行可能とする実施形態である。
この第1実施形態の変形例にかかるプログラム、情報処理端末、及び情報処理方法では、回収依頼ごとに、所定の情報処理装置が回収先ユーザに情報コードを与え、回収者に復号鍵を与える。そして、回収者は、回収先ユーザに与えられた情報コードに含まれる暗号情報を復号鍵により復号化して、所定の情報処理装置に送信する。
この取引システム1では、例えば、回収者の有する回収者端末120Aと、回収先ユーザの有する依頼者端末120Bと、情報コードを管理するサーバ110と、がネットワーク130を介して接続される。
以下、説明のために粗大ごみ等の物品の回収を目的とする取引システムを想定して、回収依頼を受けた者が利用する端末を回収者端末120A、回収先ユーザ(依頼者)が利用する端末を依頼者端末120Bとして説明する。但し、第1実施形態の変形例はこれに限定されるものではない。
<第1実施形態の変形例の効果>
かかる第1実施形態の変形例によれば、回収料の支払い要求とともに復号情報を送信させることにより、回収依頼が適切に遂行されたか否かを確認し、回収料の支払いを実行する。そのため、例えば、回収者は復号鍵に対応する暗号情報を有する回収先ユーザから物品を回収することにより、暗号情報を取得しこれを復号しなければ、回収料を受け取ることができない。これにより、回収者が回収料を受け取って物品の回収をしないような事態や、回収者自身が受領した回収依頼と関係のない物品を回収し不当に回収料を得るような事態の発生を抑えることができ、信頼性の高い回収方法を実現することができる。
<第1実施形態の変形例の機能構成>
図11〜16を用いてサーバ110、回収者端末120A、及び依頼者端末120Bの機能構成を説明する。図11、13、及び15に開示の各機能部は、情報処理装置200が備えるプロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と、入出力I/F204と、通信I/F205との協働により実現される。
(1)サーバ110の機能構成
図11は、第1実施形態の変形例に係るサーバ110の機能的な構成を示すブロック図の一例を示す。サーバ110は、取引システム1において回収依頼に応じて情報コードの発行を行い、情報コードに含まれる暗号情報を適切な復号鍵により復号化した復号情報を受信したことに応じて、決済処理を行う情報処理端末の一例である。サーバ110は、入出力I/F1111と、通信I/F1112と、記憶部1120と、制御部1130とを有する。
入出力I/F1111は、例えば、入出力I/F204を用いて実現され得る。また、通信I/F1112は、例えば、通信I/F205を用いて実現され得る。記憶部1120は、例えば、メモリ202及び/又はストレージ203を用いて実現され得る。制御部1130は、例えば、プロセッサ201が、記憶部1120に格納されているプログラムを読みだして実行することで実現され得る。
また、記憶部1120は、本実施形態にかかるサーバ110が実行するプログラム1121と、受信した回収依頼に関する情報を管理する回収依頼DB1132と、を格納する。
このプログラム1121は、例えば、回収依頼に応じて情報コードの発行を行い、情報コードに含まれる暗号情報を適切な復号鍵により復号化した復号情報を受信したことに応じて、決済処理を行うためのプログラムである。なお、このプログラム1121は、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録されてもよく、この記録媒体からコンピュータにインストールされてもよい。
回収依頼DB1132には、依頼者端末120Bから受信した回収依頼に関する情報が管理される。回収依頼に関する情報としては、例えば、回収依頼ごとに割り振られたID、回収先に付与される情報コード、情報コードに含まれる暗号情報、暗号情報を復号化した複合情報、暗号鍵、及び復号鍵が挙げられる。また、回収依頼のIDに対応付けて、回収先に関する情報が管理されていてもよい。
図12に、回収依頼DB1132が記憶する回収依頼に関する情報のデータ構造の一部を模式的に示す。
「回収依頼ID」には、サーバ110がその回収依頼を一意に識別するための識別情報が格納される。サーバ110の受信部が依頼者端末120Bから回収依頼を受信したときに、サーバ110の回収依頼管理部1131は、その回収依頼に対してIDを付し、回収依頼DB1132に記憶するよう指示することができる。
「情報コード」には、例えば、暗号情報をバーコードやQRコードなどの2次元コードに変換したものが格納される。ここで、2次元コードとは、光学的検知装置が、照射した光の反射を所定の方式に基づいて電気信号に変換でき、その電気信号を対応するコンピュータコードに変換可能なものをいう。
また、情報コードは、バーコードやQRコードなどの2次元コードに限られるものではなく、端末同士の情報のやり取りに適した態様のものを用いることができる。例えば、赤外線通信や、Bluetoothなどの無線通信に適したコードを使用してもよい。
なお、暗号情報から情報コードへの変換方式があらかじめ決まっている場合には、回収依頼DB1132は、情報コードを格納せず、暗号情報のみを格納する態様としてもよい。
このような態様の場合、例えば、サーバ110の送信部が依頼者端末120Bに暗号情報をそのまま送信し、依頼者端末120Bの情報コード表示部1532側で情報コードに変換することができる。また、サーバ110の送信部が依頼者端末120Bに暗号情報を送信する際に、所定の方式に基づいて情報コードに変換してから送信することもできる。
「暗号情報」には、情報コードに含まれる情報であって、情報コードを読み取ることにより回収者が回収先ユーザから取得する情報が格納される。暗号情報は復号情報を暗号鍵で暗号化した情報である。
なお、暗号情報は、複合情報と暗号鍵により作成できる情報であるため、回収依頼DB1132は、暗号情報を格納せず、複合情報と暗号鍵のみを格納する態様としてもよい。
このような態様の場合、例えば、サーバ110の送信部が依頼者端末120Bに暗号情報を送信する際に、暗号鍵を用いて復号情報を暗号情報に変換し、さらに暗号情報を情報コードに変換してから送信することもできる。
「復号情報」には、暗号情報を復号鍵により復号化することにより回収者が取得する情報であって、回収依頼に基づいて復号鍵を有する適切な回収者が、回収先ユーザから物品を回収したことを示す情報が格納される。
「暗号鍵」には、復号情報を暗号化するための情報が格納され、「復号鍵」には、暗号情報を復号化するための情報が格納される。「暗号鍵」及び「復号鍵」は、回収依頼IDごとに個別に設定されることが好ましい。これにより、一つの復号鍵で複数の回収依頼IDに紐づく暗号情報が不正に復号化されることを回避することができる。
次いで、図11に戻り、制御部1130について説明する。制御部1130は、回収依頼管理部1131と、決済処理部1132と、を有する。
通信I/F1112は、依頼者端末120Bから回収依頼を受信したり、回収者端末120Aから回収料の支払い要求とともに復号情報を受信したりする受信部としての機能を有する。
また、通信I/F1112は、依頼者端末120Bに情報コードを送信したり、回収者端末120Aに回収依頼に関する情報や復号鍵を送信したりする送信部としての機能を有する。
これらの機能構成は、プロセッサ201が、記憶部1120に格納されているプログラム1121を読み出して実行することで実現される。また、サーバ110によって実現される機能構成は、実施形態や実施例に応じて、適宜、機能の省略、置換、及び追加が行われてもよい。
回収依頼管理部1131は、回収依頼DB1122の情報を管理する機能を有する。一例として、サーバ110の受信部が依頼者端末120Bから回収依頼を受信した場合には、回収依頼管理部1131は、その回収依頼を一意に識別するための回収依頼IDを付し、その回収依頼に関する情報を回収依頼DB1122に記憶させる。また、回収依頼管理部1131は、回収依頼IDごとに復号情報を設定し、暗号鍵及び復号鍵を設定し、回収依頼DB1122に記憶させる。
この際、回収依頼管理部1131は、回収先等に関する回収情報や、回収者に関する情報についても、作成した回収依頼IDに対応付けて記憶させることができる。
また、回収依頼管理部1131は、回収依頼IDに対応する復号情報を設定した場合には、依頼者端末120Bに対して復号情報を暗号鍵で暗号化した暗号情報を送信するよう、送信部に指示をすることができる。
決済処理部1132は、回収料の決済を実行するための各種の処理を行う。一例として、決済処理部332は、回収依頼とともに回収先ユーザから、回収料を預金する預金要求を受け付け、受け付けた預金要求に基づいて預金処理を実行する。そして、回収者から復号情報とともに回収料の支払い要求を受信した場合には、預金された回収料を回収者に支払う決済処理を実行する。
(2)回収者端末120Aの機能構成
図13は、第1実施形態の変形例に係る回収者端末120Aの機能的な構成を示すブロック図の一例を示す。回収者端末120Aは、取引システム1において回収者が使用する情報処理端末の一例である。回収者端末120Aは、入出力I/F1311と、通信I/F1312と、記憶部1320と、制御部1330とを有する。
入出力I/F1311は、例えば、入出力I/F204を用いて実現され得る。また、通信I/F1312は、例えば、通信I/F205を用いて実現され得る。記憶部1320は、例えば、メモリ202及び/又はストレージ203を用いて実現され得る。制御部1330は、例えば、プロセッサ201が、記憶部1320に格納されているプログラムを読みだして実行することで実現され得る。
入出力I/F1321は、所定の画面を表示し、また、回収者端末120Aの画面に表示されたボタンや、回収者端末120Aのタッチパネルなどを用いてユーザ操作を受け付けて、操作に関する情報を制御部1330に出力する。
回収者端末120Aの通信I/F1312は、サーバ110から回収依頼に関する情報や復号鍵を受信する受信部としての機能を有する。また、回収者端末120Aの通信I/F1312は、回収料の支払い要求とともに、復号情報をサーバ110に送信する送信部としての機能を有する。
記憶部1320は、回収者端末120Aが実行するプログラム1321と、サーバ110から受信した回収依頼に関する情報を管理する回収依頼DB1332と、を格納する。
このプログラム1321は、例えば、回収先ユーザから暗号情報を取得し、復号鍵を用いて暗号情報から復号情報を取得し、回収料の支払い要求とともに取得した復号情報をサーバ110に送信するためのプログラムである。
回収依頼DB1332には、サーバ110から受信した回収依頼に関する情報及び復号鍵が管理される。回収依頼に関する情報としては、回収依頼IDや回収先に関する情報が挙げられる。また、回収者端末120Aの光学的検知部532が回収先ユーザに与えられた情報コードを読み取った場合には、情報コードに含まれる暗号情報が記憶され、その暗号情報を復号鍵により復号化した復号情報も記憶される。
図14に、回収依頼DB1332が記憶する回収依頼に関する情報のデータ構造の一部を模式的に示す。
「回収依頼ID」には、回収者端末120Aが回収情報を一意に識別するための識別情報が格納される。回収依頼DB1332が記憶する回収依頼IDは、サーバ110の回収依頼DB332が記憶する回収依頼IDと同じものであってもよい。
「回収先」には、回収先ユーザの住所など物品の回収に必要な情報が格納される。当該情報に従って、回収者は回収先に行き対象物品を回収する。
「暗号情報」には、光学的検知部1332が情報コードを読み取ることにより取得する暗号情報が格納される。また、「復号情報」には、光学的検知部1332が回収依頼DB1332に記憶された復号鍵を用いて暗号情報を復号化して得た復号情報が格納される。
「復号鍵」には、サーバ110から受信した復号鍵が格納される。
次いで、図13に戻り、制御部1330について説明する。制御部1330は、回収依頼管理部1331と、光学的検知部1332と、を有する。
回収依頼管理部1331は、回収依頼DB1322の情報を管理する機能を有する。一例として、回収者端末120Aの受信部がサーバ110から回収依頼に関する情報と復号鍵を受信した場合には、回収依頼管理部1331は、その回収依頼に関する情報と復号鍵を回収依頼DB522に記憶させる。
光学的検知部1332は、情報コードから復号情報を作成し、作成した復号情報をサーバ110に対して送信するよう、送信部に指示をする機能を有する。一例として、光学的検知部532は依頼者端末120Bの画面に表示された情報コードを読み取ることにより、情報コードに含まれる暗号情報を取得する。そして、光学的検知部1332は、取得した暗号情報を回収依頼DB1322に記憶した復号鍵で復号化し、復号情報を取得する。光学的検知部1332は、取得した復号情報を、サーバ110に送信するよう送信部に指示をする。また、光学的検知部1332は、暗号情報及び復号情報を回収依頼管理部1331に記憶させることもできる。
(3)依頼者端末120Bの機能構成
図15は、第1実施形態に係る依頼者端末120Bの機能的な構成を示すブロック図の一例を示す。依頼者端末120Bは、取引システム1において回収依頼をするユーザ(回収先ユーザ)が使用する情報処理端末の一例である。依頼者端末120Bは、入出力I/F1511と、通信I/F1512と、記憶部1520と、制御部1530とを有する。
入出力I/F1511は、例えば、入出力I/F204を用いて実現され得る。また、通信I/F1512は、例えば、通信I/F205を用いて実現され得る。記憶部1520は、例えば、メモリ202及び/又はストレージ203を用いて実現され得る。制御部1530は、例えば、プロセッサ201が、記憶部1520に格納されているプログラムを読みだして実行することで実現され得る。
入出力I/F1521は、所定の画面を表示し、また、依頼者端末120Bの画面に表示されたボタンや、依頼者端末120Bのタッチパネルなどを用いてユーザ操作を受け付けて、操作に関する情報を制御部1530に出力する。
依頼者端末120Bの通信I/F1512は、回収依頼をサーバ110に対して送信したり、回収料の預金要求を送信したりする送信部としての機能を有する。
また、依頼者端末120Bの通信I/F1512は、サーバ110から情報コードを受信する受信部としての機能を有する。なお、依頼者端末120Bの回収依頼管理部1531が暗号情報から情報コードを作成する機能を有する場合は、依頼者端末120Bの受信部は情報コードに代えて、暗号情報を受信してもよい。以下、依頼者端末120Bがサーバ110から情報コードを受信する態様について記載するが、情報コードに代えて、暗号情報を受信する態様であってもよい。
記憶部1520は、依頼者端末120Bが実行するプログラム1521と、サーバ110から受信した情報コードを管理する回収依頼DB1532と、を格納する。
このプログラム1521は、例えば、回収依頼と回収料の預金要求をし、回収依頼に応じた情報コードを受信して、その情報コードを回収者端末120Aに提示するためのプログラムである。
回収依頼DB1532には、サーバ110から受信した情報コードが管理される。また、情報コードに、サーバ110が設定した回収依頼IDが対応付けて管理されてもよい。図16に、依頼者端末120Bの回収依頼DB1532が記憶する回収依頼に関する情報のデータ構造の一部を模式的に示す。
「回収依頼ID」には、依頼者端末120Bが回収情報を一意に識別するための識別情報が格納される。回収依頼DB1532が記憶する回収依頼IDは、サーバ110の回収依頼DB1132が記憶する回収依頼IDと同じものであってもよい。
「情報コード」には、サーバ110から受信した情報コードが格納される。また、これに対応付けて、情報コードに含まれる暗号情報が格納されてもよい。
次いで、図15に戻り、制御部1530について説明する。制御部1530は、回収依頼管理部1531と、情報コード表示部1532と、を有する。
依頼者端末120Bの回収依頼管理部1531は、回収依頼DB1522の情報を管理する機能を有する。一例として、依頼者端末120Bの受信部がサーバ110から情報コードを受信した場合には、回収依頼管理部1531は、情報コードを回収依頼DB1522に記憶させる。
依頼者端末120Bの情報コード表示部1532は、情報コードを依頼者端末120Bの画面に表示させる機能を有する。
また、回収者端末120Aの光学的検知部1332がより取り可能であれば、情報コードは端末の画面に表示される必要はない。例えば、依頼者端末120Bは、情報コード表示部1532に代えて、情報コードを紙等に印刷する印刷部を有していてもよい。
これにより、例えば、情報コードを印刷した紙を回収先に備えられた宅配ボックスに貼り付けておくことで、回収者は回収先ユーザと直接対面できなかったとしても、荷物を宅配ボックスに保管するとともに情報キーを取得することができる。
<第1実施形態の変形例の取引システム動作処理>
図17を参照し、第1実施形態の変形例に係るプログラムの処理について説明する。図17は、第1実施形態の変形例における取引システム1が行う処理を示すシーケンス図の一例を示す。なお、以下で説明する処理手順は一例に過ぎず、各処理は、本開示の技術思想の範囲内において可能な限り変更されてよく、また、適宜、ステップの省略、置換、および追加が可能である。
(情報コードを通知する処理)
図17に示すステップS1701において、依頼者端末120Bの回収依頼管理部1531は、ユーザ操作に応じて、回収依頼及び回収料の預金要求をサーバ110に対して送信するよう依頼者端末120Bの送信部に指示をする。
ステップS1702において、サーバ110の回収依頼管理部1131は、受信した回収依頼にIDを付して、サーバ110の回収依頼DB1122に記憶する。記憶した回収依頼IDに対して、復号情報を設定し(S1703)、暗号鍵と復号鍵を設定する(S1704)。
ステップS1705において、サーバ110の回収依頼管理部1131は、暗号鍵を用いて復号情報を暗号化した暗号情報を作成し、依頼者端末120B(回収先ユーザ)に対して、暗号情報を含む情報コードを通知するようサーバ110の送信部に指示をする。
ステップS1706において、サーバ110の回収依頼管理部1131は、回収者端末120A(回収者)に対して、回収依頼に関する情報及び復号鍵を通知するようサーバ110の送信部に指示をする。
(暗号情報を取得する処理)
ステップS1707において、回収者が回収先ユーザのもとに物品の回収に伺った際に、回収者端末120Aの光学的検知部1332は、回収先ユーザが依頼者端末120Bの画面に表示させた情報コードを読み取り、暗号情報を取得する。そして、回収者端末120Aの光学的検知部1332は、取得した暗号情報を回収者端末120Aの回収依頼DB522に記憶させる。
ステップS1708において、光学的検知部532は回収依頼DB522が記憶する復号鍵を用いて暗号情報を復号化し、復号情報を作成する。
(回収料の支払い要求に関する処理)
ステップS179において、回収者端末120Aの回収依頼管理部531は、回収料の支払い要求とともに、取得した復号情報をサーバ110に対して送信するよう、回収者端末120Aの送信部に指示する。
ステップS1710において、回収料の支払い要求に応じて、サーバ110の決済処理部332は、預金された回収料を、回収者端末120Aを保有するユーザに支払う処理を行う。
これにより、予め回収料を預金しておき、回収先ユーザの有する暗号情報を回収者の有する復号鍵で復号化できた場合に、預金した回収料の支払いが実行可能となる。そのため、回収を依頼する者からすれば、例えば、回収者が回収料を受け取って回収をしないような事態や、回収者が回収依頼と関係ない物品を回収して回収料を得るような事態の発生を抑えることができ、信頼性の高い回収方法を実現することができる。また、回収者からすれば、預金された回収料を受け取るため、回収したにもかかわらず回収料が支払われないような事態を回避することができる。
<第2実施形態>
第2実施形態は、配送者に対する配送料の支払いを、仮想資産の取引情報(第2取引情報)により実行する例である。この変形例において、第1実施形態の販売者キー及び購入者キーは、第2取引情報に対して電子署名をするための販売者キー及び購入者キーとして用いる。
第2実施形態にかかるプログラム、情報処理端末、及び情報処理方法では、配送者は配送元ユーザと配送先ユーザから販売者キーと購入者キーを収集して、それらを用いて、配送料を使用するための取引情報を生成する。
より具体的には、初めに、販売者または購入者は、配送料に対応する仮想資産(以下では、配送料に対応する仮想資産を単に「配送料」という。)を配送者に送信するための取引情報を作成する。この取引情報で送金される仮想資産は、所定の条件を満たした場合にのみ、使用できるように制御されている。具体的には、この取引情報で送金された仮想資産は、販売者キーと購入者キーと配送者の秘密鍵による署名によって解錠されるように制御されている。
この取引システム1では、例えば、配送者の有する配送者端末120Aと、配送元ユーザの有する販売者端末120Bと、配送先ユーザの有する購入者端末120Cと、がネットワーク130を介して接続される。
以下、説明のために電子商取引プラットフォームを想定して、配送依頼を受けた個人が利用する端末を配送者端末120A、配送元ユーザ(販売者)が利用する端末を販売者端末120B、配送先ユーザ(購入者)が利用する端末を購入者端末120Cとして説明する。但し、第2実施形態はこれに限定されるものではない。
<第2実施形態の効果>
第2実施形態によれば、第1実施形態における配送の信頼性向上に加え、配送元ユーザ及び/又は配送先ユーザは、仮想資産により配送料の支払いを行うことが可能となり、配送者は、仮想資産による配送料の支払いを受けることが可能となる。
第2実施形態においては、第1実施形態におけるサーバ110が担う処理をブロックチェーンネットワークにより代替させることができ、サーバ110を不要とすることができる。
<第2実施形態の機能構成>
以下の説明において、上記第1実施形態と同様の機能構成については同一の符号を付すと共に、説明を省略する。また、第1実施形態と同様の作用および効果についても、説明を省略する。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図18に、第2実施形態に係る配送者端末120Aの機能的な構成を示すブロック図の一例を示す。また、図19に、第2実施形態に係る販売者端末120B及び購入者端末120Cの機能的な構成を示すブロック図の一例を示す。第2実施形態において、配送者端末120A、販売者端末120B、及び購入者端末120Cは、第1実施形態で説明した機能構成に加え、記憶部が取引情報DB1823,1923を有し、制御部が取引情報作成部1833,1933を有する。
取引情報DB1823,1923には、例えば、ブロックチェーンネットワークに送信された取引情報に関する情報が管理される。
図20は第2実施形態における取引情報の構造を模式的に示した図である。取引情報は、当該取引情報を作成したユーザが、仮想資産を、移動先のユーザに使用可能にさせる条件を記述するものである。
以下の例では、配送料を販売者が支払うものとして説明するが、これに限定されず、購入者が支払っても良い。図20において、取引情報T01は、販売者から配送者に配送料を送金するための取引情報であり、取引情報T02は、送金された配送料を配送者が、解放(使用)するための取引情報である。
取引情報はインプットとアウトプットを含む。アウトプットには、例えば送金金額と解錠条件とが指定されている。解錠条件は、今回送金する仮想資産を別の取引情報で使用する際に必要な条件である。なお、ある取引情報で作成されたアウトプットのうち、未だ別の取引情報のインプットで参照されていないアウトプットをUTXOともいう。
取引情報のインプットには、今回使用するUTXOを示す情報(例えばポインタ等である)や、UTXOの解放条件が指定されている。解放条件は、UTXOを使用するための条件であり、当該UTXOが送金された取引情報のアウトプットにおいて指定されている解錠条件に対応する。
ここで、取引情報T01では、インプットに今回送金する配送料に対応する仮想資産を購入者が受け取ったUTXOを参照する情報と、当該UTXOが指定する解錠条件に対応する解放条件(この例では販売者の署名と公開鍵)が指定されている。また、アウトプットに配送料の額と、解錠条件として以下の2つの条件が指定されている。
解錠条件1:販売者キーのハッシュ値、購入者キーのハッシュ値、及び配送者の公開鍵のハッシュ値
解錠条件2:所定の経過時間、及び配送料を支払ったユーザ(この例では販売者)の公開鍵のハッシュ値
なお、解錠条件に、あるユーザのデータ(値)のハッシュ値が指定されている場合、そのUTXOを参照する取引情報のインプットで指定される解放条件は、当該ハッシュ値のもととなるデータ(値)となる。さらに、解錠条件に公開鍵のハッシュ値が指定されている場合は、解放条件は当該公開鍵と、その公開鍵に対応する秘密鍵による署名となる。
取引情報T02には、インプットに取引情報T01のアウトプット(UTXO)へのポインタと、当該UTXOが指定する解錠条件に対応する解放条件(この例では、販売者キー、購入者キー、配送者の署名、及び配送者の公開鍵)とが指定されている。また、アウトプットとして、受け取った配送料のうち送金したい金額と、解錠条件(配送者の公開鍵のハッシュ値)とが指定されている。なお、解錠条件は図20に示したものに限定されず、配送者が指定する任意のものでよい。また。取引情報T02は複数のアウトプットを含んでもよく、アウトプット毎に異なる解錠条件を指定してもよい。
このように、配送者が、取引情報T01のアウトプットにおいて解錠条件2で指定された所定の期間以内に、販売者キーと購入者キーを取得して、取引情報T02を作成することで、配送者は配送料を取得することができる。さらに、配送料を送金する取引情報T01において、アウトプットの解錠条件として所定の経過時間と、配送料を支払ったユーザが解放可能な条件(自分の署名と公開鍵)とを指定することにより、解錠条件2で定められた所定の経過時間内に、解錠条件1に対応する解放条件を指定した取引情報がブロックチェーンネットワーク上に送信されなかった場合には、配送料を支払ったユーザに当該配送料が返金することができる。
取引情報作成部1833,1933は、仮想資産を移動させるための取引情報を作成する機能を有する。取引情報作成部1833,1933が作成する取引情報は、例えば図20に記載した取引情報が挙げられる。
<第2実施形態の取引システム動作処理>
図21を参照し、第2実施形態に係るプログラムの処理について説明する。図21は、第2実施形態における取引システム1が行う処理を示すシーケンス図の一例を示す。なお、以下で説明する処理手順は一例に過ぎず、各処理は、本開示の技術思想の範囲内において可能な限り変更されてよく、また、適宜、ステップの省略、置換、および追加が可能である。
(配送依頼と預金を確認する処理)
ステップS1801において、販売者端末120Bの配送依頼管理部731は、ユーザ操作に応じて、配送依頼を配送者端末120Aに対して送信するよう販売者端末120Bの送信部に指示をする。なお、これに限定されず、購入者端末120Cの配送依頼管理部731が、配送者端末120Aに対して、配送依頼を送信することもできる。また、各配送依頼について配送者管理するサーバ110を用いる場合には、配送依頼をサーバ110に対して行う構成としてもよい。
ステップS1802において、販売者端末120Bの取引情報作成部1933は、ユーザ操作に応じて、配送料を配送者に送金する取引情報T01を作成する。
取引情報T01では、当該取引情報T01で生成されるアウトプットの解錠条件が指定される。例えば、解錠条件として販売者キーと購入者キーとを指定する場合、予め、販売者端末120Bの受信部は、購入者端末120Cから購入者キーを取得することが好ましい。
ステップS1803において、販売者端末120Bの取引情報作成部1933は、作成した取引情報T01をブロックチェーンネットワークに送信するよう、通信I/F712に指示する。そして、ステップS1804において、配送者端末120Aの受信部は、上記取引情報T01を、ブロックチェーンネットワークから受信する。これにより、配送者は、自身が解放可能な条件で配送料が送金されたことを確認する。
なお、取引情報T01は、購入者端末120Cの取引情報作成部1933が作成し、ブロックチェーンネットワークに送信してもよい。
(販売者キー及び購入者キーを取得する処理)
販売者キー及び購入者キーを取得する処理は、第1実施形態と同様に行うことができる。
例えば、ステップS1805において、配送者が配送元ユーザのもとに荷物の受け取りに伺った際に、配送者端末120Aの光学的検知部532は、配送元ユーザが販売者端末120Bの画面に表示させた販売者コードを読み取り、販売者キーを取得する。そして、配送者端末120Aの光学的検知部532は、取得した販売者キーを配送者端末120Aの受任案件DB522に記憶させる。
また、ステップS1806において、配送者が配送先ユーザのもとに荷物の受け渡しに伺った際に、配送者端末120Aの光学的検知部532は、配送先ユーザが購入者端末120Cの画面に表示させた購入者コードを読み取り、購入者キーを取得する。そして、配送者端末120Aの光学的検知部532は、取得した購入者キーを配送者端末120Aの受任案件DB522に記憶させる。
(配送料の支払い関する処理)
ステップS1807において、配送者端末120Aの取引情報作成部1833は、販売者キーと購入者キーを用いて、取引情報T02を作成する。さらに、ステップS1807において、配送者端末120Aは、作成した取引情報T02をブロックチェーンネットワークに送信するよう、通信I/Fに指示する。これにより、取引情報T01のアウトプットが解放され、配送者が配送料を自由に使用可能になる。
他方、取引情報T01のアウトプットにおいて解錠条件として指定された経過時間までに取引情報T02がブロックチェーンネットワークに送信されなかった場合には、配送者は取引情報T01において送金された配送料を使用できなくなる。この場合には、販売者(配送料を支払ったユーザ)が自由に配送料に対応する仮想資産を利用できるようになる。
<第2実施形態の変形例>
第2実施形態の変形例は、回収者に対する回収料の支払いを、仮想資産の取引情報(第2取引情報)により実行する例である。
以下の説明において、上記第2実施形態と同様の機能構成については同一の符号を付すと共に、説明を省略する。また、第2実施形態と同様の作用および効果についても、説明を省略する。以下、第2実施形態との相違点を中心に説明する。
本変形例において、回収者端末120A及び依頼者端末120Bは、図18及び図19で示した機能構成を有する。
図22は本変形例における取引情報の構造を模式的に示した図である。図22において、取引情報T03は、ゴミの回収依頼者から回収者に回収料を送金するための取引情報であり、取引情報T04は、送金された回収料を回収者が、解放(使用)するための取引情報である。図22を用いて、第2実施形態における取引情報の構造の違いを中心に説明する。
取引情報T03では、インプットに今回送金する回収料に対応する仮想資産を依頼者が受け取ったUTXOを参照する情報と、当該UTXOが指定する解錠条件に対応する解放条件(この例では依頼者の署名と公開鍵)が指定されている。また、アウトプットに回収料の額と、解錠条件として以下の2つの条件が指定されている。
解錠条件1:情報キーのハッシュ値、及び回収者の公開鍵のハッシュ値
解錠条件2:所定の経過時間、及び回収料を支払ったユーザ(この例では依頼者)の公開鍵のハッシュ値
取引情報T04には、インプットに取引情報T03のアウトプット(UTXO)へのポインタと、当該UTXOが指定する解錠条件に対応する解放条件(この例では、情報キー、及び回収者の公開鍵)とが指定されている。また、アウトプットとして、受け取った回収料のうち送金したい金額と、解錠条件(回収者の公開鍵のハッシュ値)とが指定されている。なお、取引情報T04の解錠条件は図22に示したものに限定されず、回収者が指定する任意のものでよい。また取引情報T04は複数のアウトプットを含んでもよく、アウトプット毎に異なる解錠条件を指定してもよい。
このように、回収者が、取引情報T04のアウトプットにおいて解錠条件2で指定された所定の期間以内に、情報キーを取得して、取引情報T04を作成することで、回収者は回収料を取得することができる。さらに、回収料を送金する取引情報T03において、アウトプットの解錠条件として所定の経過時間と、回収料を支払ったユーザが解放可能な条件(自分の署名と公開鍵)とを指定することにより、解錠条件2で定められた所定の経過時間内に、解錠条件1に対応する解放条件を指定した取引情報がブロックチェーンネットワーク上に送信されなかった場合には、依頼者に回収料を返金することができる。
<第2実施形態の変形例の取引システム動作処理>
図23を参照し、第2実施形態の変形例に係るプログラムの処理について説明する。図23は、第2実施形態における取引システム1が行う処理を示すシーケンス図の一例を示す。なお、以下で説明する処理手順は一例に過ぎず、各処理は、本開示の技術思想の範囲内において可能な限り変更されてよく、また、適宜、ステップの省略、置換、および追加が可能である。
(回収依頼と取引情報を確認する処理)
ステップS2301において、依頼者端末120Bの回収依頼管理部1531は、ユーザ操作に応じて、回収依頼を回収者端末120Aに対して送信するよう依頼者端末120Bの送信部に指示をする。なお、各回収依頼について回収者を管理するサーバ110を用いる場合には、回収依頼をサーバ110に対して行う構成としてもよい。
ステップS2302及びステップS2303において、依頼者端末120Bの取引情報作成部1933は、ユーザ操作に応じて、所定の仮想資産(回収料)を移動させる取引情報T03を作成し、ブロックチェーンネットワークに送信する。そして、ステップS2304において、回収者端末120Aの受信部は、上記取引情報T03を、ブロックチェーンネットワークから受信する。
(情報キーを取得する処理)
情報キーを取得する処理は、第2実施形態と同様に行うことができる。例えば、ステップS2305において、回収者が回収元ユーザのもとに物品の受け取りに伺った際に、回収者端末120Aの光学的検知部1332は、回収元ユーザが依頼者端末120Bの画面に表示させた情報コードを読み取り、情報キーを取得する。そして、回収者端末120Aの光学的検知部1332は、取得した情報キーを回収者端末120Aの回収依頼DB1322に記憶させる。
(回収料の支払い関する処理)
ステップS2306において、回収者端末120Aの取引情報作成部1833は、情報キーを用いて、取引情報T04を作成する。さらに、ステップS2307において、回収者端末120Aは、作成した取引情報T04をブロックチェーンネットワークに送信するよう、通信I/Fに指示する。これにより、取引情報T03のアウトプットが解放され、回収者が回収料を自由に使用可能になる。
なお、上述したとおり、本発明は、上記の実施形態及び実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において様々な変形が可能である。すなわち、上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。
例えば、第2実施形態における回収依頼は、所定の者が依頼主のもとに行き、情報コードを読み取ることで、依頼された事項についての対価の支払いを受けるようなものであれば、物品の回収依頼に限られるものではない。このような例としては、宅配業者が玄関前に商品を置いておく留め置きサービスが挙げられる。留め置きサービスの場合は、宅配業者は、商品を依頼主の玄関前等、所定の場所まで配送し、所定の場所に設置されたQRコードなどの情報コードを読み込む。これにより、配送が完了したものとして、その対価を得るようにすることができる。
また、例えば、秘密鍵に代えて共通鍵を用いてもよいし、ブロックチェーンネットワークは、ブロックチェーンに関する情報をノード間で分散共有するネットワークであれば、必ずしもその通信手段がP2P通信プロトコルに従う必要はない。
1…取引システム、110,110A,110B…サーバ、120…端末、120A…配送者端末、120B…販売者端末、120C…購入者端末、120X…端末、130…ネットワーク、200…情報処理装置、201…プロセッサ、202…メモリ、203…ストレージ、204…入出力インタフェース(入出力I/F)、205…通信インタフェース(通信I/F)、320…記憶部、321…プログラム、330…制御部、331…配送依頼管理部、331…配送依頼管理、332…決済処理部、520…記憶部、521…プログラム、522…案件受任DB、530…制御部、531…配送依頼管理部、531…回収依頼管理部、532…光学的検知部、532…光学検知部、720…記憶部、721…プログラム、722…配送依頼DB、730…制御部、731…配送依頼管理部、732…情報コード表示部、1120…記憶部、1121…プログラム、1130…制御部、1131…回収依頼管理部、1131…回収依頼管理、1132…決済処理部、1320…記憶部、1321…プログラム、1330…制御部、1331…回収依頼管理部、1332…光学的検知部、1520…記憶部、1521…プログラム、1530…制御部、1531…回収依頼管理部、1532…情報コード表示部、1833,1933…取引情報作成部、1823,1923…取引情報DB。

Claims (8)

  1. 情報処理端末に、
    他の情報処理装置から配送依頼に関する情報を受信するステップと、
    前記配送依頼に応じて配送元ユーザに与えられた第1情報コードと、前記配送依頼に応じて配送先ユーザに与えられた第2情報コードと、を読み取り、前記第1情報コードに含まれる第1情報と前記第2情報コードに含まれる第2情報とを取得するステップと、
    前記第1情報と前記第2情報を含む配送料の支払い要求を、前記第1情報コード及び前記第2情報コードを管理する前記他の情報処理装置に送信するステップと、を実行させる、プログラム。
  2. 前記配送依頼に関する情報を受信するステップは、
    復号鍵を受信するステップを含み、
    前記第1情報と前記第2情報とを取得するステップは、
    前記第1情報コードに含まれる第1暗号情報と、前記第2情報コードに含まれる第2暗号情報とを前記復号鍵を用いて復号するステップと、
    復号された前記第1情報及び前記第2情報を取得するステップと、を含む、
    請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記第1情報コード及び前記第2情報コードそれぞれに有効期限が設定される、
    請求項1又は2に記載のプログラム。
  4. 他の情報処理装置から配送依頼に関する情報を受信する受信部と、
    前記配送依頼に応じて配送元ユーザに与えられた第1情報コードと、前記配送依頼に応じて配送先ユーザに与えられた第2情報コードとを読み取る光学的検知部と、
    前記第1情報コードに含まれる第1情報と前記第2情報コードに含まれる第2情報とともに、配送料の支払い要求を、前記第1情報コード及び前記第2情報コードを管理する前記他の情報処理装置に送信する送信部と、を有する、
    情報処理端末。
  5. 情報処理端末が、
    他の情報処理装置から配送依頼に関する情報を受信するステップと、
    前記配送依頼に応じて配送元ユーザに与えられた第1情報コードと、前記配送依頼に応じて配送先ユーザに与えられた第2情報コードと、を読み取り、前記第1情報コードに含まれる第1情報と前記第2情報コードに含まれる第2情報とを取得するステップと、
    前記第1情報と前記第2情報とともに、配送料の支払い要求を、前記第1情報コード及び前記第2情報コードを管理する前記他の情報処理装置に送信するステップと、を実行する、
    情報処理方法。
  6. 情報処理端末に、
    他の情報処理装置から回収依頼に関する情報と、復号鍵と、を受信するステップと、
    前記回収依頼に応じて回収先ユーザに与えられた情報コードを読み取り、前記情報コードに含まれる暗号情報を取得するステップと、
    前記復号鍵を用いて前記暗号情報を復号し、復号情報を取得するステップと、
    前記復号情報とともに、回収料の支払い要求を、前記情報コードを管理する前記他の情報処理装置に送信するステップと、を実行させる、
    プログラム。
  7. 他の情報処理装置から回収依頼に関する情報と、復号鍵と、を受信する受信部と、
    前記回収依頼に応じて回収先ユーザに与えられた情報コードを読み取る光学的検知部と、
    前記復号鍵を用いて、前記情報コードに含まれる暗号情報を復号し、復号情報を取得する復号部と、
    前記復号情報とともに、回収料の支払い要求を、前記情報コードを管理する前記他の情報処理装置に送信する送信部と、を有する、
    情報処理装置。
  8. 情報処理装置が、
    他の情報処理装置から回収依頼に関する情報と、復号鍵と、を受信するステップと、
    前記回収依頼に応じて回収先ユーザに与えられた情報コードを読み取り、前記情報コードに含まれる暗号情報を取得するステップと、
    前記復号鍵を用いて前記暗号情報を復号し、復号情報を取得するステップと、
    前記復号情報とともに、回収料の支払い要求を、前記情報コードを管理する前記他の情報処理装置に送信するステップと、を実行する、
    情報処理方法。
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