JP2020122043A - 水性軟包装印刷用コアシェル型エマルション及びその製造方法 - Google Patents
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Description
<1>(A)ダイマー酸(a−1)、トリマー酸(a−2)、ダイマー酸(a−1)及び/又はトリマー酸(a−2)と多価アミンを反応させて得られる酸価を有するポリアミド化合物(a−3)、ダイマー酸(a−1)及び/又はトリマー酸(a−2)と多価アルコールを反応させて得られる酸価を有するポリエステル化合物(a−4)の群から選ばれる少なくとも1種の化合物と、(B)カルボキシ基含有エチレン性不飽和単量体を含むエチレン性不飽和単量体の重合物である水溶性樹脂と、(C)エチレン性不飽和単量体(c)の乳化重合物とを含む水性軟包装印刷用コアシェル型エマルションであって、化合物(A)の酸価が80mgKOH/g以上であり、化合物(A)をエマルション固形分中に0.5〜40質量%含み、化合物(A)及び水溶性樹脂(B)がシェル部、乳化重合物(C)がコア部を成すことを特徴とする水性軟包装印刷用コアシェル型エマルション、
<2>水溶性樹脂(B)が芳香族含有エチレン性不飽和単量体及び/又は脂環構造含有エチレン性不飽和単量体を含む単量体混合物の重合物であることを特徴とする前記<1>に記載の水性軟包装印刷用コアシェル型エマルション、
<3>エチレン性不飽和単量体(c)の20℃における水への溶解度が3g/100g水未満であることを特徴とする、前記<1>に記載の水性軟包装印刷用コアシェル型エマルション、
<4>前記<1>〜<3>いずれか一項に記載の水性軟包装印刷用コアシェル型エマルションを含むことを特徴とする水性軟包装用印刷インキ用バインダー樹脂、
<5>前記<1>〜<3>いずれか一項に記載の水性軟包装印刷用コアシェル型エマルションを含むことを特徴とする水性軟包装印刷用コーティングニス、
<6>(A)ダイマー酸(a−1)、トリマー酸(a−2)、ダイマー酸(a−1)及び/又はトリマー酸(a−2)と多価アミンを反応させて得られる酸価を有するポリアミド化合物(a−3)、ダイマー酸(a−1)及び/又はトリマー酸(a−2)と多価アルコールを反応させて得られる酸価を有するポリエステル化合物(a−4)の群から選ばれる少なくとも1種の化合物と、(B)カルボキシ基含有エチレン性不飽和単量体を含むエチレン性不飽和単量体の重合物である水溶性樹脂の存在下、水中でエチレン性不飽和単量体(c)を乳化重合してなる水性軟包装印刷用コアシェル型エマルションの製造方法であって、化合物(A)の酸価が80mgKOH/g以上であり、化合物(A)をエマルション固形分中に0.5〜40質量%含むことを特徴とする水性軟包装印刷用コアシェル型エマルションの製造方法、
<7>水溶性樹脂(B)が芳香族含有エチレン性不飽和単量体及び/又は脂環構造含有エチレン性不飽和単量体を含む単量体混合物の重合物であることを特徴とする前記<6>に記載の水性軟包装印刷用コアシェル型エマルションの製造方法、
<8>エチレン性不飽和単量体(c)の20℃における水への溶解度が3g/100g水未満であることを特徴とする、前記<6>に記載の水性軟包装印刷用コアシェル型エマルションの製造方法、
である。
その他、前記したエチレン性不飽和単量体の他に、本願発明の効果を阻害しない限りにおいて、例えばリン酸エステル基含有エチレン性不飽和単量体などのカルボキシ基以外の酸基を有するエチレン性不飽和単量体や、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレートなどの二官能以上のエチレン性不飽和単量体を共重合する単量体構成に含んでもよい。
水溶性樹脂(B)は、アルカリ塩として水に可溶化する程度の酸価を有していればよいが、50〜350mgKOH/gであることが、本発明の水性軟包装印刷用コアシェル型エマルションの安定性の観点から好ましい。
(合成例1)
撹拌モーター、撹拌翼、温度センサー、還流冷却管及び窒素導入管を備えた反応容器にダイマー酸(A1)495gを仕込み、窒素置換後、撹拌を行いながらエチレンジアミン13.1gを10分で滴下した。その後内温を170℃まで昇温し、7.8gの水を除去した。これをダイマー酸ポリアミド(A3)とする。得られたダイマー酸ポリアミド(A3)の酸価は150mgKOH/gであった。
撹拌モーター、撹拌翼、温度センサー、還流冷却管及び窒素導入管を備えた反応容器にダイマー酸(A1)489gを仕込み、窒素置換後、撹拌を行いながらエチレンジアミン26.2gを10分で滴下した。その後内温を170℃まで昇温し、15.7gの水を除去した。これをダイマー酸ポリアミド(A4)とする。得られたダイマー酸ポリアミド(A4)の酸価は80mgKOH/gであった。
撹拌モーター、撹拌翼、温度センサー、還流冷却管及び窒素導入管を備えた反応容器にダイマー酸(A1)495gを仕込み、窒素置換後、撹拌を行いながらジエチレントリアミン22.5gを15分で滴下した。その後内温を170℃まで昇温し、7.9gの水を除去した。これをダイマー酸ポリアミド(A5)とする。得られたダイマー酸ポリアミド(A5)の酸価は145mgKOH/gであった。
撹拌モーター、撹拌翼、温度センサー、還流冷却管及び窒素導入管を備えた反応容器にダイマー酸(A1)470gを仕込み、窒素置換後、撹拌を行いながらジエチレングリコール44.5gを仕込み、その後内温を170℃まで昇温し、15.2gの水を除去した。これをダイマー酸ポリエステル(A6)とする。得られたダイマー酸ポリエステル(A6)の酸価は150mgKOH/gであった。
撹拌モーター、撹拌翼、温度センサー、還流冷却管及び窒素導入管を備えた反応容器にダイマー酸(A1)495gを仕込み、窒素置換後、撹拌を行いながらプロピレングリコール16.6gを仕込み、その後内温を170℃まで昇温し、7.9gの水を除去した。これをダイマー酸ポリエステル(A7)とする。得られたダイマー酸ポリエステル(A7)の酸価は146mgKOH/gであった。
撹拌モーター、撹拌翼、温度センサー、還流冷却管及び窒素導入管を備えた反応容器にダイマー酸(A1)486gを仕込み、窒素置換後、撹拌を行いながらエチレンジアミン34.7gを10分で滴下した。その後内温を170℃まで昇温し、20.1gの水を除去した。これをダイマー酸ポリアミド(RA1)とする。得られたダイマー酸ポリアミド(RA1)の酸価は40mgKOH/gであった。
撹拌モーター、撹拌翼、温度センサー、還流冷却管及び窒素導入管を備えた反応容器にアジピン酸(AA)400gを仕込み、窒素置換後、撹拌を行いながらエチレンジアミン41.0gを10分で滴下した。その後内温を170℃まで昇温し、36.0gの水を除去した。これをポリアミド(RA2)とする。得られたポリアミド(RA2)の酸価は546mgKOH/gであった。
(合成例6)
撹拌モーター、撹拌翼、温度センサー、還流冷却管及び窒素導入管を備えた反応容器に溶剤としてプロピレングリコールモノメチルエーテル1000gを仕込み、窒素置換下、撹拌を行い、145℃まで昇温した。次いで、スチレン200g、αメチルスチレン450g、エチルジグリコールアクリレート30g、アクリル酸320gと重合開始剤であるジターシャリーブチルパーオキサイド10gの混合液を、180分かけて滴下した後、145℃で120分保持し、減圧蒸留にて溶剤を留去し、酸価249mgKOH/gの芳香族含有アクリル系樹脂B1を得た。
撹拌モーター、撹拌翼、温度センサー、還流冷却管及び窒素導入管を備えた反応容器に溶剤としてプロピレングリコールモノメチルエーテル1000gを仕込み、窒素置換下、撹拌を行い、145℃まで昇温した。次いで、メタクリル酸メチル650g、アクリル酸ブチル230g、メタクリル酸120gと重合開始剤であるジターシャリーブチルパーオキサイド10gの混合液を、180分かけて滴下した後、145℃で120分保持し、減圧蒸留にて溶剤を留去し、酸価78mgKOH/gのアクリル系樹脂B2を得た。
撹拌モーター、撹拌翼、温度センサー、還流冷却管及び窒素導入管を備えた反応容器に溶剤としてプロピレングリコールモノメチルエーテル1000gを仕込み、窒素置換下、撹拌を行い、145℃まで昇温した。次いで、スチレン100g、αメチルスチレン400g、アクリル酸2―エチルヘキシル50g、アクリル酸ブチル50g、アクリル酸400gと重合開始剤であるジターシャリーブチルパーオキサイド10gの混合液を、180分かけて滴下した後、145℃で120分保持し、減圧蒸留にて溶剤を留去し、酸価311mgKOH/gの芳香族含有アクリル系樹脂B3を得た。
撹拌モーター、撹拌翼、温度センサー、還流冷却管及び窒素導入管を備えた反応容器に溶剤としてプロピレングリコールモノメチルエーテル1000gを仕込み、窒素置換下、撹拌を行い、145℃まで昇温した。次いで、スチレン330g、αメチルスチレン400g、アクリル酸270gと重合開始剤であるジターシャリーブチルパーオキサイド10gの混合液を、180分かけて滴下した後、145℃で120分保持し、減圧蒸留にて溶剤を留去し、酸価210mgKOH/gの芳香族含有アクリル系樹脂B4を得た。
撹拌モーター、撹拌翼、温度センサー、還流冷却管及び窒素導入管を備えた反応容器に溶剤としてプロピレングリコールモノメチルエーテル1000gを仕込み、窒素置換下、撹拌を行い、145℃まで昇温した。次いで、メタクリル酸メチル590g、アクリル酸シクロヘキシル250g、メタクリル酸160gと重合開始剤であるジターシャリーブチルパーオキサイド10gの混合液を、180分かけて滴下した後、145℃で120分保持し、減圧蒸留にて溶剤を留去し、酸価104mgKOH/gの脂環構造含有アクリル系樹脂B5を得た。
(実施例1)
撹拌モーター、撹拌翼、温度センサー、還流冷却管及び窒素導入管を備えた反応容器に化合物(A)としてダイマー酸(A1)40g、水溶性樹脂(B)として芳香族含有アクリル系樹脂B1を40g、水200gを仕込み撹拌した。そこに化合物(A)と水溶性樹脂(B)各々の酸価に対して100mol%となる量のアンモニア(28%アンモニア水を15.7g)を加え、内温80℃まで昇温し溶解した。その後、反応容器内を十分に窒素置換した後、乳化重合物(C)の原料であるエチレン性不飽和単量体(c)混合物110g(スチレン56gとアクリル酸2−エチルヘキシル64gの混合液)を過硫酸アンモニウム1.2gを水36gに溶かした水溶液と共に3時間かけて反応容器内に滴下し80℃で乳化重合させた。反応終了後、30度以下に冷却した後、固形分35%以上、かつ粘度を150〜3000mPa・s/25℃の範囲に調整するための水を添加し、水性軟包装印刷用コアシェル型エマルション(E1)を得た。なお、本発明において粘度とはB型粘度計にて測定した25℃におけるエマルション原液の粘度であり、固形分とは各エマルションをアルミカップに2g計量したものを140℃で1時間乾燥し、その後乾燥剤の入ったデシケーター中で25℃まで冷却してその残存物の質量を測定し、エマルション中の揮発しない成分の質量割合(%)を算出したものである。
(A)〜(B)成分の種類や仕込量を表1に示すように変えたほかは、実施例1と同様にして実施例2〜13の水性軟包装印刷用コアシェル型エマルション(E2〜E13)を得た。
エチレン性不飽和単量体(c)混合物の組成をスチレン56gとアクリル酸ブチル64gに変えたほかは、実施例3と同様にして水性軟包装印刷用コアシェル型エマルション(E14)を得た。
エチレン性不飽和単量体(c)混合物の組成をメタクリル酸メチル56gとアクリル酸2−エチルヘキシル64gに変えたほかは、実施例3と同様にして水性軟包装印刷用コアシェル型エマルション(E15)を得た。
エチレン性不飽和単量体(c)混合物の組成をスチレン54gとアクリル酸2−エチルヘキシル64gとメタクリル酸グリシジル2gに変えたほかは、実施例3と同様にして水性軟包装印刷用コアシェル型エマルション(E16)を得た。
エチレン性不飽和単量体(c)混合物の組成をスチレン56gとアクリル酸メチル64gに変えたほかは、実施例3と同様にして水性軟包装印刷用コアシェル型エマルション(E17)を得た。
(A)〜(C)成分の種類や仕込量を表1に示すように変えたほかは、実施例1と同様にして水性軟包装印刷用コアシェル型エマルションを得ようとしたが、乳化重合中にエマルションがゲル化し、次の評価に供することができなかった。
なお、比較例1は、エチレン性不飽和単量体(c)混合物の組成をスチレン47gとアクリル酸2−エチルヘキシル53gとした。
実施例1において、化合物(A)を用いないで、水溶性樹脂(B)として芳香族含有アクリル系樹脂B1を80g用いたほかは、実施例1と同様にして実施例1と同様にして比較例3のエマルションを得た。
(A)〜(C)成分の種類や仕込量を表1に示すように変えたほかは、実施例1と同様にして水性軟包装印刷用コアシェル型エマルションを得たが、冷却後静置するとエマルションが分離し、次の評価に供することができなかった。
(A)〜(C)成分の種類や仕込量を表1に示すように変えたほかは、実施例1と同様にして比較例9〜12のエマルションを得た。
表1に各実施例及び比較例で使用した(A)〜(C)成分の種類と仕込量を、表2に各実施例及び比較例で得られたエマルションの物性及びエマルション固形分をそれぞれ示す。
化合物(A)、水溶性樹脂(B)の酸価は、試料を0.1g採取し、50mLのTHFに溶解した後、指示薬としてフェノールフタレイン試液を数滴加えた後、撹拌下、THF溶解液が30秒間以上、淡赤色に呈色するまで、0.5mol/L水酸化カリウムエタノール溶液を滴下した。
滴下に使用した0.5mol/L水酸化カリウムエタノール溶液の量をYmLとし、
酸価 = Y×0.5×56.1として算出した。
(A)成分
A1:ダイマー酸(ツノダイム216R、築野食品工業株式会社製)、酸価192mgKOH/g
A2:トリマー酸(ツノダイム346、築野食品工業株式会社製)、酸価180mgKOH/g
AA:アジピン酸(旭化成ケミカルズ株式会社製)、酸価768mgKOH/g
SA:セバシン酸(豊国精油株式会社製)、酸価555mgKOH/g
OA:オレイン酸(新日本理化株式会社製)、酸価199mgKOH/g
LA:リノール酸(富士フイルム和光純薬株式会社製)、酸価200mgKOH/g
ISA:イソステアリン酸(日産化学工業株式会社製)、酸価198mgKOH/g
RCA:リシノール酸(伊藤製油株式会社製)、酸価188mgKOH/g
(B)成分
B6:ニューコール2320−SN(ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、日本乳化剤株式会社製)
(C)成分
St:スチレン(水への溶解度:0.1g/100g水以下)
2EHA:アクリル酸2−エチルヘキシル(水への溶解度:0.1g/100g水以下)
MMA:メタクリル酸メチル(水への溶解度:1.0g/100g水)
BA:アクリル酸ブチル(水への溶解度:0.1g/100g水)
GMA:メタクリル酸グリシジル(水への溶解度:2.3g/100g水)
MA:アクリル酸メチル(水への溶解度:6.0g/100g水)
顔料として、酸化チタンCR−90(石原産業株式会社製)60部、顔料分散用樹脂としてM−30(スチレンマレイン酸系樹脂ワニス、酸価155mgKOH/g、星光PMC株式会社製)8部、イオン交換水32部、及びガラスビーズ150部を250mlのポリ瓶に仕込み、ペイントシェーカーにて60分間振とうした後、ガラスビーズを除いて水性顔料分散液を得た。
得られた水性顔料分散液50部と、水性軟包装印刷用コアシェル型エマルション50部とを混合して水性軟包装用インキを得た。インキ塗膜の密着性を、下記の方法で評価した。
基材として市販のコート紙、ポリエステルフィルムであるPETフィルム、二軸延伸ポリプロピレンフィルムであるOPPフィルム、二軸延伸ポリスチレンフィルムであるOPS(登録商標)フィルムを用い、作製した水性軟包装用印刷インキをバーコーター#6で塗工した。一日室温で乾燥させた後、その塗膜部分に幅18mmのセロテープ(登録商標、ニチバン(株)) を密着させた後にテープを剥がし、剥離部分の状態を目視で評価した。塗工物が全く剥がれていない場合を(5)、剥がれた部分の面積が全体の10%未満であるものを(4)、剥がれた部分の面積が全体の10%以上20%未満であるものを(3)、剥がれた面積が全体の20%以上50%未満であるものを(2)、剥がれた面積が全体の50%以上であるものを(1)とした。数字が大きいものほど、密着性が優れていることを表し、(3)以上において実用レベルである。
また、評価例13と、評価例3、11、12との比較により、(B)成分として脂環構造含有エチレン性不飽和単量体を含む水溶性樹脂を用いた場合、基材への密着性評価に優れることが分かる。
Claims (8)
- (A)ダイマー酸(a−1)、トリマー酸(a−2)、ダイマー酸(a−1)及び/又はトリマー酸(a−2)と多価アミンを反応させて得られる酸価を有するポリアミド化合物(a−3)、ダイマー酸(a−1)及び/又はトリマー酸(a−2)と多価アルコールを反応させて得られる酸価を有するポリエステル化合物(a−4)の群から選ばれる少なくとも1種の化合物と、
(B)カルボキシ基含有エチレン性不飽和単量体を含むエチレン性不飽和単量体の重合物である水溶性樹脂と、
(C)エチレン性不飽和単量体(c)の乳化重合物
とを含む水性軟包装印刷用コアシェル型エマルションであって、
化合物(A)の酸価が80mgKOH/g以上であり、化合物(A)をエマルション固形分中に0.5〜40質量%含み、化合物(A)及び水溶性樹脂(B)がシェル部、乳化重合物(C)がコア部を成すことを特徴とする水性軟包装印刷用コアシェル型エマルション。 - 水溶性樹脂(B)が芳香族含有エチレン性不飽和単量体及び/又は脂環構造含有エチレン性不飽和単量体を含む単量体混合物の重合物であることを特徴とする請求項1に記載の水性軟包装印刷用コアシェル型エマルション。
- エチレン性不飽和単量体(c)の20℃における水への溶解度が3g/100g水未満であることを特徴とする、請求項1に記載の水性軟包装印刷用コアシェル型エマルション。
- 請求項1〜3いずれか一項に記載の水性軟包装印刷用コアシェル型エマルションを含むことを特徴とする水性軟包装用印刷インキ用バインダー樹脂。
- 請求項1〜3いずれか一項に記載の水性軟包装印刷用コアシェル型エマルションを含むことを特徴とする水性軟包装印刷用コーティングニス。
- (A)ダイマー酸(a−1)、トリマー酸(a−2)、ダイマー酸(a−1)及び/又はトリマー酸(a−2)と多価アミンを反応させて得られる酸価を有するポリアミド化合物(a−3)、ダイマー酸(a−1)及び/又はトリマー酸(a−2)と多価アルコールを反応させて得られる酸価を有するポリエステル化合物(a−4)の群から選ばれる少なくとも1種の化合物と、
(B)カルボキシ基含有エチレン性不飽和単量体を含むエチレン性不飽和単量体の重合物である水溶性樹脂
の存在下、水中でエチレン性不飽和単量体(c)を乳化重合してなる水性軟包装印刷用コアシェル型エマルションの製造方法であって、
化合物(A)の酸価が80mgKOH/g以上であり、化合物(A)をエマルション固形分中に0.5〜40質量%含むことを特徴とする水性軟包装印刷用コアシェル型エマルションの製造方法。 - 水溶性樹脂(B)が芳香族含有エチレン性不飽和単量体及び/又は脂環構造含有エチレン性不飽和単量体を含む単量体混合物の重合物であることを特徴とする請求項6に記載の水性軟包装印刷用コアシェル型エマルションの製造方法。
- エチレン性不飽和単量体(c)の20℃における水への溶解度が3g/100g水未満であることを特徴とする、請求項6に記載の水性軟包装印刷用コアシェル型エマルションの製造方法。
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