JP2020121804A - ガス置換型の収納袋 - Google Patents
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Abstract
Description
しかしながら、そのようなガス置換のためのガス充填装置はいずれも非常に大型であり、また多大なコストをかけてガス置換するものであって、どこでも簡単にプラスチックフィルム製の収納袋内の空気をガス置換できるものとはなっていなかったのである。
別途用意した真空吸引ポンプを真空吸引ノズルに接続し、真空吸引ポンプを作動して前記包材内の空気は排出可能であり、
別途用意したガス置換用ポンプをガス置換用ノズルに接続し、ガス置換用ポンプを作動して前記包材内に適宜ガスを充填可能としたことを特徴とするものである。
別途用意した真空吸引ポンプのチューブを前記外筒内のハウジングの脱気口に装着し、真空吸引ポンプを作動して前記包材内の空気を排出した場合においては、前記逆止弁で外気が包材内に逆流しないようにしたことをも特徴とするものである。
別途用意したガス置換用ポンプをガス置換用ノズルに接続してガス置換用ポンプを作動すると、前記筒状中芯に設けた一方の通気口から筒状中芯と弾性チューブとの間を通って他方の通気口を通って前記包材内に適宜ガスを充填可能としたことをも特徴とするものである。
前記外固定枠内に配置した弾性シートの内面に軟質素材からなる包材の内容物の投入口を介在させた上、前記押え枠をその開口部側からくさび式に押し込むことにより、前記コ字状の押え枠の端部が前記包材を介して前記外固定枠内に配置した弾性シートの内面にかみ合い、前記包材の内容物の投入口を確実に密閉するようにしたことをも特徴とするものである。
したがって、粉状体や粒状体の内部に含まれている空気を完全にガス置換することができ、粉末状や粒状体の食品やその他の物品をほぼ完全に酸化あるいは変質させないようにすることが可能となり、長期間の保存の用途に耐え得る収納袋が提供できるのである。
別途用意したガス置換用ポンプをガス置換用ノズルに接続してガス置換用ポンプを作動すると、前記筒状中芯に設けた一方の通気口から筒状中芯と弾性チューブとの間を通って他方の通気口を通って前記包材内に適宜ガスを容易に充填することができる。
他方、ガス充填を中断あるいは停止しても、弾性チューブが筒状中芯の通気口を閉止するため、収納袋内からガスが逆流することはない。
前記外固定枠内に配置した弾性シートの内面に軟質素材からなる包材の内容物の投入口を介在させた上、前記押え枠をその開口部側からくさび式に押し込むことにより、前記コ字状の押え枠の端部が前記包材を介して前記外固定枠内に配置した弾性シートの内面にかみ合い、前記包材の内容物の投入口を確実に密閉するようにしたものである。
したがって、軟質素材からなる包材の内容物の投入口を広くとって内容物の収納あるいは取出しを無理なく行うことができ、しかも内容物の投入口を非常に簡単な操作で、かつ非常に密閉性の高い状態に保持することができるようになった。
なお、図1に示すように、内容物M(説明の都合上、粉状体ないし粒状体に代えて球体を用いた。)は前記包材12の大口の投入口13から投入される。
図において、Bは底板、Cは内容物Mを収納するケースである。
いずれにしても内容物やどの程度のガスバリア性能を要求するか等に応じて適宜素材を選択することができる。
その上で、図3に示すように別途用意した真空吸引ポンプ31を真空吸引ノズル14の脱気口14aに接続し、図4に示すように、真空吸引ポンプ31を作動して前記包材12内の空気は排出する。図5は前記包材12内部の空気が排出された状態を示すものである。
ちなみに、図において18は前記包材12の上部に設けた持手である。
前記包材12に取り付けられる逆止弁を内蔵した真空吸引ノズル14は、上端に真空吸引ポンプ31のチューブを装着する脱気口14aを突設した逆止弁用のハウジング41と、該ハウジング41内において弁口52を前記脱気口14a側に向けて配設された逆止弁51と、該ハウジング41の筒状端部に延長チューブ62で連結されたフィルタ部材61とを備えている。63はフィルタケース、64はフィルタケース63内に収納したフィルタ、66はフィルタケース63に突設したチューブ取付部65に延長チューブ62を連結するための補助チューブである。
その上で、前記包材12と外筒43とを例えばプラスチックフィルムどうしの加熱による溶着や、接着剤を使用して接合する。
すなわち、前記逆止弁51はその筒状端部に設けた外向きのフランジ53を前記第1の保持筒55の下端に係合することにより保持されている。なお、54は前記逆止弁51内に内装して前記逆止弁51の変形を防止する筒状スペーサである。
他方、前記ハウジング41内の下部には外向きの段差56が形成してあり、該段差56内に第2の保持筒57をはめ込むとともに、該第2の保持筒57の上部から外向きのフランジを備えたガイド筒58を挿通し、連結筒59を介して前記延長チューブ62に連結されている。
図12は逆止弁51のハウジング41、フィルタ部材61のそれぞれを組み付ける経過を示すものであり、前記逆止弁51のハウジング41と包材12との間には前記外筒43のような、両者を強固に接合する融着可能な連結部材を介装しておくことが望ましい。
まず、前記逆止弁51を第1の保持筒55に上向きにはめ込み、さらにスペーサ54を前記逆止弁51に取り付ける。一方、前記第2の保持筒57の上部から外向きのフランジを備えたガイド筒58を挿通し、その下端に連結筒59を取り付けておく。
さらに、フィルタ部材61のフィルタケース63の上端には延長チューブ62が連結されている。
また、フィルタ部材61のフィルタケース63内にフィルタ64を取り付けておく。
その状態で連結筒59を介して前記逆止弁51をフィルタ部材61と連結し、前記外筒43内に逆止弁のハウジング41をはめ込む。
図15(a),(b)はそれぞれ完成状態の斜視図および斜視断面図、図16は包材内に逆止弁を内蔵した真空吸引ノズルを挿入しようとする状態の概略斜視図である。
すなわち、図3ないし図5に示すように真空吸引ポンプ31のチューブを脱気口14aに装着する。
その後、真空吸引ポンプ31を作動すれば、前記包材12内の空気は排出されるものの、前記逆止弁51で外気が包材12内に逆流することはない。
前記逆止弁17を内蔵したガス置換用ノズル16は、上端にガス置換ポンプ32のチューブを装着する挿気口72を突設した逆止弁用のハウジング71と、該ハウジング71内に装着した、中仕切り74を備えるとともに、該中仕切り74の両側にそれぞれ通気口75,75を設けた筒状中芯73と、該筒状中芯73の外周に沿って配設し、その両端をそれぞれ結束バンド76,76で固定した弾性チューブ77とからなる逆止弁17を内蔵している。78は不使用時に挿気口72に装着しておく密栓である。
前記弾性チューブ77の素材としては、ゴム系あるいは樹脂系等の弾性素材から適宜の性質のものを選択することができる。
その上で、ハウジング本体71aの内壁に形成した下つぼまりの傾斜面を備えた段差71dに、前記弾性チューブ77を固定する上部の結束バンド76を係合させる。
まず、図19に示すように、筒状中芯73の外周に沿って弾性チューブ77を配設し、その両端にそれぞれ結束バンド76,76を取り付ける。
次いで、図20に示すように、ハウジング本体71aの上方から逆止弁17を落とし込み、ハウジング本体71aの内壁に形成した下つぼまりの傾斜面を備えた段差71dに上部の結束バンド76を係合させて固定する。
その上で、図21に示すように、ハウジング本体71aの上端にキャップ71bを装着する。
その際、図22に示すように、前記筒状中芯73の上端を結束バンド76の上部に突出させておき、前記結束バンド76を前記段差71dに係合させた状態で前記キャップ71bをねじ込んで行けば、図23に示すように、前記筒状中芯73は上部に結束バンド76に保持された状態でスライドし、適宜位置に保持される。
すなわち、ガス置換用ポンプ32を作動させると、図24(a)に示すように前記挿気口72から中仕切り74に達し、筒状中芯73内にガスが充満する。
さらにガスを送り続けると、図24(b)に示すように、そのガス圧で筒状中芯73に設けた一方の通気口75から筒状中芯73と弾性チューブ77との間に送り込まれる。
さらに送り込まれたガスは、図25(a),(b)のように筒状中芯73と弾性チューブ77との間を通って移動する。
その後ガスは、図26(a),(b)のように他方の通気口75を通って前記包材12内に充填されるのである。
図27はガス置換用ノズル16の取付方法を説明するためのものである。
前記袋止め用クリップ81は、弾性シート104の内面に沿って配置されるくさび式の押え枠82を備えている。
図28に示すように、本例の下向きの開口を備えたコ字状断面の押え枠82は、その一端に外固定枠102の端部に形成した軸孔102aと連通する軸孔82aが形成してある。
また、コ字状断面の押え枠82の他端の外周には、筒状の抜止めストッパ82bが固着されている。
図29は前記外固定枠102、前記一対のテーパ部材103、前記弾性シート104および押え枠82の分解状態を示すものである。
前記外固定枠102の端部に形成した軸孔102a側の保持枠83は、基本的に前記外固定枠102の端部の外側にはめ込まれるコ字状の側壁83aおよび底壁83bを備え、さらに長さ方向の壁面には押え枠82の前記外固定枠102から突出する部分をはめ込むガイド部83cが突設されている。83dは前記外固定枠102の端部に固着するためのネジ孔である。
図31は前記外固定枠102の両端部にそれぞれ保持枠83,84を取り付けた状態を示すものであり、図32はさらに前記外固定枠102に押え枠82を軸着しようとする状態を示すものである。そして図33のように、前記保持枠83に設けた軸着用の欠損部83eから、軸ピン85を前記外固定枠102の端部に形成した軸孔102aおよび押え枠82の軸孔82aに挿通して軸着する。
図36および図37(b)は前記押え枠82が前記袋91を介して前記外固定枠102内に配置した弾性シート104の内面に圧入された状態を示すものである。
すなわち、前記コ字状の押え枠82の端部が前記袋91を介して前記外固定枠102内に配置した弾性シート104の内面にかみ合い、前記袋91の開口部を確実に密閉するようになっている。
その際前記押え枠82は、その先端に取り付けた前記抜止めストッパ82bがU字状抜止め部84cに取り付けた前記抜止め用ピン86と係合し、確実に抜止めできるようになっている。
また弾性シートの素材も、合成ゴムやシリコンゴム、ウレタンゴム等のプラスチック発泡体等から適宜選択し、袋91の素材やその開口部のサイズ、使用目的(内容物その他)、前記押え枠や羽根板との相性等に応じて決定することができる。
12 包材
12a 包材
12b 保持板
12c 収納凹部
13 投入口
13a,13b 投入口
14 真空吸引ノズル
14a 脱気口
15 逆止弁
16 ガス置換用ノズル
17 逆止弁
18 持手
31 真空吸引ポンプ
32 ガス置換用ポンプ
41 逆止弁用のハウジング
43 外筒
44 蓋体
45 丸穴
46 キャップ
47 ワッシャ
51 逆止弁
52 弁口
53 フランジ
54 筒状スペーサ
55 第1の保持筒
56 段差
57 第2の保持筒
58 ガイド筒
59 連結筒
61 フィルタ部材
62 延長チューブ
63 フィルタケース
64 フィルタ
65 チューブ取付部
66 補助チューブ
71 逆止弁用のハウジング
71a ハウジング本体
71b キャップ
71c パッキング
71d 段差
72 挿気口
73 筒状中芯
74 中仕切り
75,75 通気口
76,76 結束バンド
77 弾性チューブ
78 密栓
81 袋止め用クリップ
81a,81b 袋止め用クリップ
82 押え枠
82a 軸孔
82b 抜止めストッパ
83 保持枠
83a 側壁
83b 底壁
83c ガイド部
83d ネジ孔
83e 欠損部
84 保持枠
84a 側壁
84b 底壁
84c U字状抜止め部
84d 貫通孔
85 軸ピン
86 抜止め用ピン
91 袋
102 外固定枠
102a 軸孔
102b 開口部
103 テーパ部材
104 弾性シート
M 内容物
B 底板
C ケース
しかしながら、そのようなガス置換のためのガス充填装置はいずれも非常に大型であり、また多大なコストをかけてガス置換するものであって、どこでも簡単にプラスチックフィルム製の収納袋内の空気をガス置換できるものとはなっていなかったのである。
前記逆止弁を内蔵した真空吸引ノズルは、前記包材内に収納した筒状フィルム製の連結部材を介して溶着され、上端に真空吸引ポンプのチューブを装着する脱気口を突設した逆止弁用のハウジングと、該ハウジング内において弁口を前記脱気口側に向けて配設された逆止弁と、該逆止弁の開口部に延長チューブで連結されたフィルタ部材とを備え、
別途用意した真空吸引ポンプを真空吸引ノズルに接続し、真空吸引ポンプを作動して前記包材内の空気を排出した場合においては、前記逆止弁で外気が包材内に逆流しないようになっており、
別途用意したガス置換用ポンプをガス置換用ノズルに接続し、ガス置換用ポンプを作動して前記包材内に適宜ガスを充填可能としたことを特徴とするものである。
別途用意したガス置換用ポンプをガス置換用ノズルに接続してガス置換用ポンプを作動すると、前記筒状中芯に設けた一方の通気口から筒状中芯と弾性チューブとの間を通って他方の通気口を通って前記包材内に適宜ガスを充填可能としたことをも特徴とするものである。
前記外固定枠内に配置した弾性シートの内面に軟質素材からなる包材の内容物の投入口を介在させた上、前記コ字状の押え枠をその開口部側からくさび式に押し込むことにより、前記コ字状の押え枠の端部が前記包材を介して前記外固定枠内に配置した弾性シートの内面にかみ合い、前記包材の内容物の投入口を確実に密閉するようにしたことをも特徴するものである。
したがって、粉状体や粒状体の内部に含まれている空気を完全にガス置換することができ、粉末状や粒状体の食品やその他の物品をほぼ完全に酸化あるいは変質させないようにすることが可能となり、長期間の保存の用途に耐え得る収納袋が提供できるのである。
別途用意したガス置換用ポンプをガス置換用ノズルに接続してガス置換用ポンプを作動すると、前記筒状中芯に設けた一方の通気口から筒状中芯と弾性チューブとの間を通って他方の通気口を通って前記包材内に適宜ガスを容易に充填することができる。
他方、ガス充填を中断あるいは停止しても、弾性チューブが筒状中芯の通気口を閉止するため、収納袋内からガスが逆流することはない。
前記外固定枠内に配置した弾性シートの内面に軟質素材からなる包材の内容物の投入口を介在させた上、前記押え枠をその開口部側からくさび式に押し込むことにより、前記コ字状の押え枠の端部が前記包材を介して前記外固定枠内に配置した弾性シートの内面にかみ合い、前記包材の内容物の投入口を確実に密閉するようにしたものである。
したがって、軟質素材からなる包材の内容物の投入口を広くとって内容物の収納あるいは取出しを無理なく行うことができ、しかも内容物の投入口を非常に簡単な操作で、かつ非常に密閉性の高い状態に保持することができるようになった。
なお、図1に示すように、内容物M(説明の都合上、粉状体ないし粒状体に代えて球体を用いた。)は前記包材12の大口の投入口13から投入される。
図において、Bは底板、Cは内容物Mを収納するケースである。
いずれにしても内容物やどの程度のガスバリア性能を要求するか等に応じて適宜素材を選択することができる。
その上で、図3に示すように別途用意した真空吸引ポンプ31を真空吸引ノズル14の脱気口14aに接続し、図4に示すように、真空吸引ポンプ31を作動して前記包材12内の空気は排出する。図5は前記包材12内部の空気が排出された状態を示すものである。
ちなみに、図において18は前記包材12の上部に設けた持手である。
前記包材12に取り付けられる逆止弁を内蔵した真空吸引ノズル14は、上端に真空吸引ポンプ31のチューブを装着する脱気口14aを突設した逆止弁用のハウジング41と、該ハウジング41内において弁口52を前記脱気口14a側に向けて配設された逆止弁51と、該ハウジング41の筒状端部に延長チューブ62で連結されたフィルタ部材61とを備えている。63はフィルタケース、64はフィルタケース63内に収納したフィルタ、66はフィルタケース63に突設したチューブ取付部65に延長チューブ62を連結するための補助チューブである。
その上で、前記包材12と外筒43とを例えばプラスチックフィルムどうしの加熱による溶着や、接着剤を使用して接合する。
すなわち、前記逆止弁51はその筒状端部に設けた外向きのフランジ53を前記第1の保持筒55の下端に係合することにより保持されている。なお、54は前記逆止弁51内に内装して前記逆止弁51の変形を防止する筒状スペーサである。
他方、前記ハウジング41内の下部には外向きの段差56が形成してあり、該段差56内に第2の保持筒57をはめ込むとともに、該第2の保持筒57の上部から外向きのフランジを備えたガイド筒58を挿通し、連結筒59を介して前記延長チューブ62に連結されている。
図12は逆止弁51のハウジング41、フィルタ部材61のそれぞれを組み付ける経過を示すものであり、前記逆止弁51のハウジング41と包材12との間には前記外筒43のような、両者を強固に接合する融着可能な連結部材を介装しておくことが望ましい。
まず、前記逆止弁51を第1の保持筒55に上向きにはめ込み、さらにスペーサ54を前記逆止弁51に取り付ける。一方、前記第2の保持筒57の上部から外向きのフランジを備えたガイド筒58を挿通し、その下端に連結筒59を取り付けておく。
さらに、フィルタ部材61のフィルタケース63の上端には延長チューブ62が連結されている。
また、フィルタ部材61のフィルタケース63内にフィルタ64を取り付けておく。
その状態で連結筒59を介して前記逆止弁51をフィルタ部材61と連結し、前記外筒43内に逆止弁のハウジング41をはめ込む。
図15(a),(b)はそれぞれ完成状態の斜視図および斜視断面図、図16は包材内に逆止弁を内蔵した真空吸引ノズルを挿入しようとする状態の概略斜視図である。
すなわち、図3ないし図5に示すように真空吸引ポンプ31のチューブを脱気口14aに装着する。
その後、真空吸引ポンプ31を作動すれば、前記包材12内の空気は排出されるものの、前記逆止弁51で外気が包材12内に逆流することはない。
前記逆止弁17を内蔵したガス置換用ノズル16は、上端にガス置換ポンプ32のチューブを装着する挿気口72を突設した逆止弁用のハウジング71と、該ハウジング71内に装着した、中仕切り74を備えるとともに、該中仕切り74の両側にそれぞれ通気口75,75を設けた筒状中芯73と、該筒状中芯73の外周に沿って配設し、その両端をそれぞれ結束バンド76,76で固定した弾性チューブ77とからなる逆止弁17を内蔵している。78は不使用時に挿気口72に装着しておく密栓である。
前記弾性チューブ77の素材としては、ゴム系あるいは樹脂系等の弾性素材から適宜の性質のものを選択することができる。
その上で、ハウジング本体71aの内壁に形成した下つぼまりの傾斜面を備えた段差71dに、前記弾性チューブ77を固定する上部の結束バンド76を係合させる。
まず、図19に示すように、筒状中芯73の外周に沿って弾性チューブ77を配設し、その両端にそれぞれ結束バンド76,76を取り付ける。
次いで、図20に示すように、ハウジング本体71aの上方から逆止弁17を落とし込み、ハウジング本体71aの内壁に形成した下つぼまりの傾斜面を備えた段差71dに上部の結束バンド76を係合させて固定する。
その上で、図21に示すように、ハウジング本体71aの上端にキャップ71bを装着する。
その際、図22に示すように、前記筒状中芯73の上端を結束バンド76の上部に突出させておき、前記結束バンド76を前記段差71dに係合させた状態で前記キャップ71bをねじ込んで行けば、図23に示すように、前記筒状中芯73は上部に結束バンド76に保持された状態でスライドし、適宜位置に保持される。
すなわち、ガス置換用ポンプ32を作動させると、図24(a)に示すように前記挿気口72から中仕切り74に達し、筒状中芯73内にガスが充満する。
さらにガスを送り続けると、図24(b)に示すように、そのガス圧で筒状中芯73に設けた一方の通気口75から筒状中芯73と弾性チューブ77との間に送り込まれる。
さらに送り込まれたガスは、図25(a),(b)のように筒状中芯73と弾性チューブ77との間を通って移動する。
その後ガスは、図26(a),(b)のように他方の通気口75を通って前記包材12内に充填されるのである。
図27はガス置換用ノズル16の取付方法を説明するためのものである。
前記袋止め用クリップ81は、弾性シート104の内面に沿って配置されるくさび式の押え枠82を備えている。
図28に示すように、本例の下向きの開口を備えたコ字状断面の押え枠82は、その一端に外固定枠102の端部に形成した軸孔102aと連通する軸孔82aが形成してある。
また、コ字状断面の押え枠82の他端の外周には、筒状の抜止めストッパ82bが固着されている。
図29は前記外固定枠102、前記一対のテーパ部材103、前記弾性シート104および押え枠82の分解状態を示すものである。
前記外固定枠102の端部に形成した軸孔102a側の保持枠83は、基本的に前記外固定枠102の端部の外側にはめ込まれるコ字状の側壁83aおよび底壁83bを備え、さらに長さ方向の壁面には押え枠82の前記外固定枠102から突出する部分をはめ込むガイド部83cが突設されている。83dは前記外固定枠102の端部に固着するためのネジ孔である。
図31は前記外固定枠102の両端部にそれぞれ保持枠83,84を取り付けた状態を示すものであり、図32はさらに前記外固定枠102に押え枠82を軸着しようとする状態を示すものである。そして図33のように、前記保持枠83に設けた軸着用の欠損部83eから、軸ピン85を前記外固定枠102の端部に形成した軸孔102aおよび押え枠82の軸孔82aに挿通して軸着する。
図36および図37(b)は前記押え枠82が前記袋91を介して前記外固定枠102内に配置した弾性シート104の内面に圧入された状態を示すものである。
すなわち、前記コ字状の押え枠82の端部が前記袋91を介して前記外固定枠102内に配置した弾性シート104の内面にかみ合い、前記袋91の開口部を確実に密閉するようになっている。
その際前記押え枠82は、その先端に取り付けた前記抜止めストッパ82bがU字状抜止め部84cに取り付けた前記抜止め用ピン86と係合し、確実に抜止めできるようになっている。
また弾性シートの素材も、合成ゴムやシリコンゴム、ウレタンゴム等のプラスチック発泡体等から適宜選択し、袋91の素材やその開口部のサイズ、使用目的(内容物その他)、前記押え枠や羽根板との相性等に応じて決定することができる。
12 包材
12a 包材
12b 保持板
12c 収納凹部
13 投入口
13a,13b 投入口
14 真空吸引ノズル
14a 脱気口
15 逆止弁
16 ガス置換用ノズル
17 逆止弁
18 持手
31 真空吸引ポンプ
32 ガス置換用ポンプ
41 逆止弁用のハウジング
43 外筒
44 蓋体
45 丸穴
46 キャップ
47 ワッシャ
51 逆止弁
52 弁口
53 フランジ
54 筒状スペーサ
55 第1の保持筒
56 段差
57 第2の保持筒
58 ガイド筒
59 連結筒
61 フィルタ部材
62 延長チューブ
63 フィルタケース
64 フィルタ
65 チューブ取付部
66 補助チューブ
71 逆止弁用のハウジング
71a ハウジング本体
71b キャップ
71c パッキング
71d 段差
72 挿気口
73 筒状中芯
74 中仕切り
75,75 通気口
76,76 結束バンド
77 弾性チューブ
78 密栓
81 袋止め用クリップ
81a,81b 袋止め用クリップ
82 押え枠
82a 軸孔
82b 抜止めストッパ
83 保持枠
83a 側壁
83b 底壁
83c ガイド部
83d ネジ孔
83e 欠損部
84 保持枠
84a 側壁
84b 底壁
84c U字状抜止め部
84d 貫通孔
85 軸ピン
86 抜止め用ピン
91 袋
102 外固定枠
102a 軸孔
102b 開口部
103 テーパ部材
104 弾性シート
M 内容物
B 底板
C ケース
しかしながら、そのようなガス置換のためのガス充填装置はいずれも非常に大型であり、また多大なコストをかけてガス置換するものであって、どこでも簡単にプラスチックフィルム製の収納袋内の空気をガス置換できるものとはなっていなかったのである。
密閉可能な内容物の投入口を備えた軟質素材からなる包材と、該包材の適宜位置へ取り付けた、逆止弁を内蔵した真空吸引ノズルと、また前記包材の別の位置に取り付けた、逆止弁を内蔵したガス置換用ノズルとで構成され、
前記逆止弁を内蔵した真空吸引ノズルは、前記包材内に収納した筒状フィルム製の連結部材を介して溶着され、上端に真空吸引ポンプのチューブを装着する脱気口を突設した逆止弁用のハウジングと、該ハウジング内において弁口を前記脱気口側に向けて配設された逆止弁と、該逆止弁の開口部に延長チューブで連結されたフィルタ部材とを備え、
別途用意した真空吸引ポンプを真空吸引ノズルに接続し、真空吸引ポンプを作動して前記包材内の空気を排出した場合においては、前記逆止弁で外気が包材内に逆流しないようになっており、別途用意したガス置換用ポンプをガス置換用ノズルに接続し、ガス置換用ポンプを作動して前記包材内に適宜ガスを充填可能としたガス置換型の収納袋において、
前記逆止弁を内蔵したガス置換用ノズルは、前記包材内に収納した筒状フィルム製の連結部材を介して溶着され、上端にガス置換ポンプのチューブを装着する挿気口を突設した逆止弁用のハウジングと、該ハウジング内に装着した、中仕切りを備えるとともに、該中仕切りの両側にそれぞれ通気口を設けた筒状中芯と、該筒状中芯の外周に沿って配設し、その両端をそれぞれ結束バンドで固定した弾性チューブからなる逆止弁を設けられており、別途用意したガス置換用ポンプをガス置換用ノズルに接続してガス置換用ポンプを作動すると、前記筒状中芯に設けた一方の通気口から筒状中芯と弾性チューブとの間を通って他方の通気口を通って前記包材内に適宜ガスを充填可能としたことを特徴とするものである。
前記外固定枠内に配置した弾性シートの内面に軟質素材からなる包材の内容物の投入口を介在させた上、前記コ字状の押え枠をその開口部側からくさび式に押し込むことにより、前記コ字状の押え枠の端部が前記包材を介して前記外固定枠内に配置した弾性シートの内面にかみ合い、前記包材の内容物の投入口を確実に密閉するようにしたことをも特徴するものである。
したがって、粉状体や粒状体の内部に含まれている空気を完全にガス置換することができ、粉末状や粒状体の食品やその他の物品をほぼ完全に酸化あるいは変質させないようにすることが可能となり、長期間の保存の用途に耐え得る収納袋が提供できるのである。
別途用意したガス置換用ポンプをガス置換用ノズルに接続してガス置換用ポンプを作動すると、前記筒状中芯に設けた一方の通気口から筒状中芯と弾性チューブとの間を通って他方の通気口を通って前記包材内に適宜ガスを容易に充填することができる。
他方、ガス充填を中断あるいは停止しても、弾性チューブが筒状中芯の通気口を閉止するため、収納袋内からガスが逆流することはない。
前記外固定枠内に配置した弾性シートの内面に軟質素材からなる包材の内容物の投入口を介在させた上、前記押え枠をその開口部側からくさび式に押し込むことにより、前記コ字状の押え枠の端部が前記包材を介して前記外固定枠内に配置した弾性シートの内面にかみ合い、前記包材の内容物の投入口を確実に密閉するようにしたものである。
したがって、軟質素材からなる包材の内容物の投入口を広くとって内容物の収納あるいは取出しを無理なく行うことができ、しかも内容物の投入口を非常に簡単な操作で、かつ非常に密閉性の高い状態に保持することができるようになった。
なお、図1に示すように、内容物M(説明の都合上、粉状体ないし粒状体に代えて球体を用いた。)は前記包材12の大口の投入口13から投入される。
図において、Bは底板、Cは内容物Mを収納するケースである。
いずれにしても内容物やどの程度のガスバリア性能を要求するか等に応じて適宜素材を選択することができる。
その上で、図3に示すように別途用意した真空吸引ポンプ31を真空吸引ノズル14の脱気口14aに接続し、図4に示すように、真空吸引ポンプ31を作動して前記包材12内の空気は排出する。図5は前記包材12内部の空気が排出された状態を示すものである。
ちなみに、図において18は前記包材12の上部に設けた持手である。
前記包材12に取り付けられる逆止弁を内蔵した真空吸引ノズル14は、上端に真空吸引ポンプ31のチューブを装着する脱気口14aを突設した逆止弁用のハウジング41と、該ハウジング41内において弁口52を前記脱気口14a側に向けて配設された逆止弁51と、該ハウジング41の筒状端部に延長チューブ62で連結されたフィルタ部材61とを備えている。63はフィルタケース、64はフィルタケース63内に収納したフィルタ、66はフィルタケース63に突設したチューブ取付部65に延長チューブ62を連結するための補助チューブである。
その上で、前記包材12と外筒43とを例えばプラスチックフィルムどうしの加熱による溶着や、接着剤を使用して接合する。
すなわち、前記逆止弁51はその筒状端部に設けた外向きのフランジ53を前記第1の保持筒55の下端に係合することにより保持されている。なお、54は前記逆止弁51内に内装して前記逆止弁51の変形を防止する筒状スペーサである。
他方、前記ハウジング41内の下部には外向きの段差56が形成してあり、該段差56内に第2の保持筒57をはめ込むとともに、該第2の保持筒57の上部から外向きのフランジを備えたガイド筒58を挿通し、連結筒59を介して前記延長チューブ62に連結されている。
図12は逆止弁51のハウジング41、フィルタ部材61のそれぞれを組み付ける経過を示すものであり、前記逆止弁51のハウジング41と包材12との間には前記外筒43のような、両者を強固に接合する融着可能な連結部材を介装しておくことが望ましい。
まず、前記逆止弁51を第1の保持筒55に上向きにはめ込み、さらにスペーサ54を前記逆止弁51に取り付ける。一方、前記第2の保持筒57の上部から外向きのフランジを備えたガイド筒58を挿通し、その下端に連結筒59を取り付けておく。
さらに、フィルタ部材61のフィルタケース63の上端には延長チューブ62が連結されている。
また、フィルタ部材61のフィルタケース63内にフィルタ64を取り付けておく。
その状態で連結筒59を介して前記逆止弁51をフィルタ部材61と連結し、前記外筒43内に逆止弁のハウジング41をはめ込む。
図15(a),(b)はそれぞれ完成状態の斜視図および斜視断面図、図16は包材内に逆止弁を内蔵した真空吸引ノズルを挿入しようとする状態の概略斜視図である。
すなわち、図3ないし図5に示すように真空吸引ポンプ31のチューブを脱気口14aに装着する。
その後、真空吸引ポンプ31を作動すれば、前記包材12内の空気は排出されるものの、前記逆止弁51で外気が包材12内に逆流することはない。
前記逆止弁17を内蔵したガス置換用ノズル16は、上端にガス置換ポンプ32のチューブを装着する挿気口72を突設した逆止弁用のハウジング71と、該ハウジング71内に装着した、中仕切り74を備えるとともに、該中仕切り74の両側にそれぞれ通気口75,75を設けた筒状中芯73と、該筒状中芯73の外周に沿って配設し、その両端をそれぞれ結束バンド76,76で固定した弾性チューブ77とからなる逆止弁17を内蔵している。78は不使用時に挿気口72に装着しておく密栓である。
前記弾性チューブ77の素材としては、ゴム系あるいは樹脂系等の弾性素材から適宜の性質のものを選択することができる。
その上で、ハウジング本体71aの内壁に形成した下つぼまりの傾斜面を備えた段差71dに、前記弾性チューブ77を固定する上部の結束バンド76を係合させる。
まず、図19に示すように、筒状中芯73の外周に沿って弾性チューブ77を配設し、その両端にそれぞれ結束バンド76,76を取り付ける。
次いで、図20に示すように、ハウジング本体71aの上方から逆止弁17を落とし込み、ハウジング本体71aの内壁に形成した下つぼまりの傾斜面を備えた段差71dに上部の結束バンド76を係合させて固定する。
その上で、図21に示すように、ハウジング本体71aの上端にキャップ71bを装着する。
その際、図22に示すように、前記筒状中芯73の上端を結束バンド76の上部に突出させておき、前記結束バンド76を前記段差71dに係合させた状態で前記キャップ71bをねじ込んで行けば、図23に示すように、前記筒状中芯73は上部に結束バンド76に保持された状態でスライドし、適宜位置に保持される。
すなわち、ガス置換用ポンプ32を作動させると、図24(a)に示すように前記挿気口72から中仕切り74に達し、筒状中芯73内にガスが充満する。
さらにガスを送り続けると、図24(b)に示すように、そのガス圧で筒状中芯73に設けた一方の通気口75から筒状中芯73と弾性チューブ77との間に送り込まれる。
さらに送り込まれたガスは、図25(a),(b)のように筒状中芯73と弾性チューブ77との間を通って移動する。
その後ガスは、図26(a),(b)のように他方の通気口75を通って前記包材12内に充填されるのである。
図27はガス置換用ノズル16の取付方法を説明するためのものである。
前記袋止め用クリップ81は、弾性シート104の内面に沿って配置されるくさび式の押え枠82を備えている。
図28に示すように、本例の下向きの開口を備えたコ字状断面の押え枠82は、その一端に外固定枠102の端部に形成した軸孔102aと連通する軸孔82aが形成してある。
また、コ字状断面の押え枠82の他端の外周には、筒状の抜止めストッパ82bが固着されている。
図29は前記外固定枠102、前記一対のテーパ部材103、前記弾性シート104および押え枠82の分解状態を示すものである。
前記外固定枠102の端部に形成した軸孔102a側の保持枠83は、基本的に前記外固定枠102の端部の外側にはめ込まれるコ字状の側壁83aおよび底壁83bを備え、さらに長さ方向の壁面には押え枠82の前記外固定枠102から突出する部分をはめ込むガイド部83cが突設されている。83dは前記外固定枠102の端部に固着するためのネジ孔である。
図31は前記外固定枠102の両端部にそれぞれ保持枠83,84を取り付けた状態を示すものであり、図32はさらに前記外固定枠102に押え枠82を軸着しようとする状態を示すものである。そして図33のように、前記保持枠83に設けた軸着用の欠損部83eから、軸ピン85を前記外固定枠102の端部に形成した軸孔102aおよび押え枠82の軸孔82aに挿通して軸着する。
図36および図37(b)は前記押え枠82が前記袋91を介して前記外固定枠102内に配置した弾性シート104の内面に圧入された状態を示すものである。
すなわち、前記コ字状の押え枠82の端部が前記袋91を介して前記外固定枠102内に配置した弾性シート104の内面にかみ合い、前記袋91の開口部を確実に密閉するようになっている。
その際前記押え枠82は、その先端に取り付けた前記抜止めストッパ82bがU字状抜止め部84cに取り付けた前記抜止め用ピン86と係合し、確実に抜止めできるようになっている。
また弾性シートの素材も、合成ゴムやシリコンゴム、ウレタンゴム等のプラスチック発泡体等から適宜選択し、袋91の素材やその開口部のサイズ、使用目的(内容物その他)、前記押え枠や羽根板との相性等に応じて決定することができる。
12 包材
12a 包材
12b 保持板
12c 収納凹部
13 投入口
13a,13b 投入口
14 真空吸引ノズル
14a 脱気口
15 逆止弁
16 ガス置換用ノズル
17 逆止弁
18 持手
31 真空吸引ポンプ
32 ガス置換用ポンプ
41 逆止弁用のハウジング
43 外筒
44 蓋体
45 丸穴
46 キャップ
47 ワッシャ
51 逆止弁
52 弁口
53 フランジ
54 筒状スペーサ
55 第1の保持筒
56 段差
57 第2の保持筒
58 ガイド筒
59 連結筒
61 フィルタ部材
62 延長チューブ
63 フィルタケース
64 フィルタ
65 チューブ取付部
66 補助チューブ
71 逆止弁用のハウジング
71a ハウジング本体
71b キャップ
71c パッキング
71d 段差
72 挿気口
73 筒状中芯
74 中仕切り
75,75 通気口
76,76 結束バンド
77 弾性チューブ
78 密栓
81 袋止め用クリップ
81a,81b 袋止め用クリップ
82 押え枠
82a 軸孔
82b 抜止めストッパ
83 保持枠
83a 側壁
83b 底壁
83c ガイド部
83d ネジ孔
83e 欠損部
84 保持枠
84a 側壁
84b 底壁
84c U字状抜止め部
84d 貫通孔
85 軸ピン
86 抜止め用ピン
91 袋
102 外固定枠
102a 軸孔
102b 開口部
103 テーパ部材
104 弾性シート
M 内容物
B 底板
C ケース
Claims (11)
- 密閉可能な内容物の投入口を備えた軟質素材からなる包材と、該包材の適宜位置へ取り付けた、逆止弁を内蔵した真空吸引ノズルと、また前記包材の別の位置に取り付けた、逆止弁を内蔵したガス置換用ノズルとを備え、
別途用意した真空吸引ポンプを真空吸引ノズルに接続し、真空吸引ポンプを作動して前記包材内の空気は排出可能であり、
別途用意したガス置換用ポンプをガス置換用ノズルに接続し、ガス置換用ポンプを作動して前記包材内に適宜ガスを充填可能としたことを特徴とするガス置換型の収納袋。 - 前記逆止弁を内蔵した真空吸引ノズルは、前記包材内に収納した筒状フィルム製の連結部材を介して溶着され、上端に真空吸引ポンプのチューブを装着する脱気口を突設した逆止弁用のハウジングと、該ハウジング内において弁口を前記脱気口側に向けて配設された逆止弁と、該逆止弁の開口部に延長チューブで連結されたフィルタ部材とを備え、
別途用意した真空吸引ポンプのチューブを前記外筒内のハウジングの脱気口に装着し、真空吸引ポンプを作動して前記包材内の空気を排出した場合においては、前記逆止弁で外気が包材内に逆流しないようにしたことをも特徴とする請求項1に記載のガス置換型の収納袋。 - 前記ハウジング内において弁口を脱気口側に向けて配設された逆止弁は、保持筒によってその筒状端部を保持され、また該保持筒はその側面及び底面に配置したパッキングにより前記ハウジング内に取り付けられており、前記底面のパッキングにはフィルタ部材の延長チューブを前記逆止弁の開口部に差込むための通孔が形成されていることを特徴とする請求項2記載のガス置換型の収納袋。
- 前記逆止弁は、前記筒状端部に設けた外向きのフランジの外周に取付溝を形成し、前記保持筒の該当箇所に設けた内向きのフランジに前記取付溝をはめ込んで連結したことを特徴とする請求項2または3に記載のガス置換型の収納袋。
- 前記ハウジング内において弁口を脱気口側に向けて配設された逆止弁は、弾性素材によって弁口部分が外向きのアーチ状に形成されており、かつその頂部にマイナスもしくはプラス状のスリットが弁口として形成されていることを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載のガス置換型の収納袋。
- 前記逆止弁を内蔵したガス置換用ノズルは、前記包材内に収納した筒状フィルム製の連結部材を介して溶着され、上端にガス置換ポンプのチューブを装着する挿気口を突設した逆止弁用のハウジングと、該ハウジング内に装着した、中仕切りを備えるとともに、該中仕切りの両側にそれぞれ通気口を設けた筒状中芯と、該筒状中芯の外周に沿って配設し、その両端をそれぞれ結束バンドで固定した弾性チューブからなる逆止弁を設けられており、
別途用意したガス置換用ポンプをガス置換用ノズルに接続してガス置換用ポンプを作動すると、前記筒状中芯に設けた一方の通気口から筒状中芯と弾性チューブとの間を通って他方の通気口を通って前記包材内に適宜ガスを充填可能としたことを特徴とする請求項2ないし5のいずれかに記載のガス置換型の収納袋。 - 前記逆止弁用のハウジングは、包材の適宜位置へ取り付けられる筒状本体と、上端にガス置換ポンプのチューブを装着する挿気口を突設したキャップとを備え、前記弾性チューブを外周に沿って配設した筒状中芯を前記筒状本体の上からはめ込んで前記キャップを筒状本体に取り付けるようにしたことを特徴とする請求項6に記載のガス置換型の収納袋。
- 前記軟質素材からなる包材の内容物の投入口の密閉機構は、下向きに狭まるテーパ状の内面を備えた外固定枠と、前記外固定枠のテーパ状の内面に配置された弾性シートと、前記弾性シートの内面に沿って配置された、両側部に突条を有する押え枠とを備え、
前記外固定枠内に配置した弾性シートの内面に軟質素材からなる包材の内容物の投入口を介在させた上、前記押え枠をその開口部側からくさび式に押し込むことにより、前記コ字状の押え枠の端部が前記包材を介して前記外固定枠内に配置した弾性シートの内面にかみ合い、前記包材の内容物の投入口を確実に密閉するようにしたことを特徴する請求項1ないし7のいずれかに記載のガス置換型の収納袋。 - 前記両側部に突条を有する押え枠は、その両側部にV字状断面の突条が形成されており、前記押え枠の突条が前記袋を介して前記外固定枠内に配置した弾性シートの内面に圧入されることを特徴とする請求項8に記載のガス置換型の収納袋。
- 前記外固定枠と押え枠とを備えた前記包材の内容物の投入口の密閉機構は、その両側からC字状の圧締具をはめて抜け落ちるのを防止するようにしたことを特徴とする請求項8または9に記載のガス置換型の収納袋。
- 前記外固定枠は、前記押え枠の一端が前記外固定枠のどちらかの端部に回動可能に軸着してあり、前記押え枠が前記包材を介して前記外固定枠内に配置した弾性シートの内面に圧入されるようにしたことを特徴とする請求項8ないし10のいずれかに記載のガス置換型の収納袋。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019016549A JP6628377B1 (ja) | 2019-01-31 | 2019-01-31 | ガス置換型の収納袋 |
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JP2019016549A JP6628377B1 (ja) | 2019-01-31 | 2019-01-31 | ガス置換型の収納袋 |
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Publication Number | Publication Date |
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