JP2020121587A - 車両前部構造 - Google Patents
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Abstract
Description
この構造においては、車体骨格部材として、車両前部の車幅方向両側部に位置して車両前後方向に延びる左右一対のフロントサイドメンバ1eが設けられている。これら一対のフロントサイドメンバ1eの前端面12(クラッシュボックス1Bの前端面)には、フロントバンパ用リインフォースとしての車幅方向に延びるクロスメンバ4eの両端部が連結され、このクロスメンバ4eは、一対のフロントサイドメンバ1e間に橋渡し接続されている(たとえば、特許文献1を参照)。
このような構成によれば、車両の前突が発生した場合に、クロスメンバ4eに入力した衝突荷重Faを左右一対のフロントサイドメンバ1eのそれぞれに受けさせて、衝撃吸収を図ることが可能となる。
このような虞を防止するための手段としては、クロスメンバ4eを複数の金属板を用いることにより、高剛性の閉断面構造に形成することが考えられる。ところが、このような手段を採用すると、重量の増大や製造コストの上昇を招く。したがって、クロスメンバ4eの全体あるいは主要部などを、1枚の金属板のみを用いて形成する場合に、前記したように車両の前突時にクロスメンバ4eが破損する虞を生じないようにすることが望まれる。
第1に、クロスメンバのうち、各フロントサイドメンバの前端面の車幅方向内方側部分のコーナ部に対応する箇所は、凸状ビード部が設けられていることにより、前記コーナ部とは車両前後方向に離間した非接触状態であるため、車両の前突が発生し、その衝突荷重がクロスメンバに入力した場合に、従来技術とは異なり、クロスメンバが前記コーナ部のエッジに強く圧接しないようにすることが可能となる。その結果、クロスメンバの両端部のそれぞれが単板状であるにも拘わらず、クロスメンバの前記コーナ部に対応する箇所が容易に破損しないようにして、クロスメンバが分断するといった不具合を防止または抑制し、クロスメンバを利用した衝撃吸収性能を適切に得ることができる。
第2に、凸状ビード部の存在により、クロスメンバのうち、前記コーナ部に対応する箇所の剛性を高めることができる。その結果、車両前突時にクロスメンバの所定箇所の破損防止を、より効果的に図ることができる。
第3に、クロスメンバの少なくとも車幅方向の両端部のそれぞれは、単板状とされており、クロスメンバの全体の構成部材の少数化や軽量化を図ることができる。加えて、前記凸状ビード部は、小サイズでよく、プレス加工によってクロスメンバに容易に形成することが可能である。したがって、車両重量の軽量化や、製造コストの低減化などを好適に促進することができる。
持するラジエータサポート3、およびクロスメンバ4を備えている。クロスメンバ4には、後述する一対の凸状ビード部42が設けられている。
フロントサイドメンバ1に対するクロスメンバ4の取付けは、クロスメンバ4の両端部40の後面がクラッシュボックス1Bの前端面12に当接されるように設定された上で、両端部40およびクラッシュボックス1Bの孔部48,18、およびこれらに挿通するボルトなどの締結部材9を利用し、両端部40をクラッシュボックス1Bに締結することにより図られている(図2(b),(c)も参照)。
これに対し、本実施形態によれば、上述した作用により、車両の前突時にクロスメンバ4の一部(両端部40)が容易に破損することを適切に解消することが可能であり、前記破損を起点としてクロスメンバ4が分断される不具合を適切に防止することができる。その結果、クロスメンバ4からフロントサイドメンバ1への荷重伝達を適切に行なわせて、優れた衝撃吸収性能を得ることができる。
い。
フロントサイドメンバの前部には、クラッシュボックスを設けることが好ましいが、クラッシュボックスに代えて、他の部材を設けたり、あるいはそのような部材が設けられていない構成とすることもできる。たとえば、上述した実施形態のフロントサイドメンバ1のサイドメンバ本体部1Aの前端部に、クラッシュボックスとは異なる適当な部材を用いて取付け面としての前端面12を設け、この部分にクロスメンバ4を直接取付けた構成とすることも可能である。
1 フロントサイドメンバ
12 前端面
13a,13b コーナ部(前端面の)
4 クロスメンバ
42 凸状ビード部
Claims (1)
- 車両前部の車幅方向両側部に設けられ、かつ車両前後方向に延びる左右一対のフロントサイドメンバと、
これら一対のフロントサイドメンバの前端面に、車幅方向の両端部が当接した状態で、前記一対のフロントサイドメンバ間に橋渡し接続され、かつ少なくとも前記両端部のそれぞれは、単板状とされているクロスメンバと、
を備えており、
前記各フロントサイドメンバの前記前端面は、車両正面視において、車幅方向内方側部分にコーナ部を有する形状である、車両前部構造であって、
前記クロスメンバのうち、前記コーナ部に対応する箇所に部分的に設けられ、かつ前記コーナ部に対応する箇所と前記コーナ部とを車両前後方向において離間させるように、周辺部よりも車両前方側に膨出した凸状ビード部を、さらに備えていることを特徴とする、車両前部構造。
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