JP2020121516A - ヘッドアッセンブリ、及びインクジェット記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】作業者が持ち手部品を手で掴んで搬送する際の姿勢が安定するヘッドアッセンブリを提供する。【解決手段】ヘッドアッセンブリ1は、ベース部材3と、持ち手部品2と、軸部材33とを備える。持ち手部品2は、作業者によって把持される。軸部材33は、持ち手部品2を回転自在に支持する。ベース部材3は、持ち手部品2の回転を規制して持ち手部品2を搬送姿勢に保持する第1保持部34を有する。第1保持部34は、持ち手部品2の一部が嵌合する嵌合穴36を有する。第1保持部34は、持ち手部品2の一部が嵌合穴36に嵌合することに応じて持ち手部品2を搬送姿勢に保持するように構成されている。搬送姿勢は、作業者が持ち手部品2を把持してヘッドアッセンブリ1を搬送する際の姿勢を示す。【選択図】図7
Description
本発明は、ヘッドアッセンブリ、及びインクジェット記録装置に関する。
インクジェット記録装置の一種に、ラインヘッド式のインクジェット記録装置がある。ラインヘッド式のインクジェット記録装置は、搬送中の記録媒体に向けて記録ヘッドからインクを吐出して、記録媒体に画像を記録する。記録ヘッドは、インクを吐出するノズル孔が形成されたノズル面を有する。
ラインヘッド式のインクジェット記録装置は、一般的に、複数の記録ヘッドを有するヘッドアッセンブリを備える。複数の記録ヘッドは、記録媒体の搬送方向に直交する記録媒体の幅方向に並べて配置される。また、ラインヘッド式のインクジェット記録装置は、1つのヘッドアッセンブリの各記録ヘッドから1色(同色)のインクを吐出するように構成されている。したがって、カラー印刷に対応するラインヘッド式のインクジェット記録装置は、例えば4つのヘッドアッセンブリを備える。詳しくは、イエロー色、シアン色、マゼンタ色、及び黒色の各色に対応するヘッドアッセンブリがインクジェット記録装置の装置本体に搭載される。各色のヘッドアッセンブリは、記録媒体の搬送方向に並べて配置される。例えば、特許文献1には、4つのヘッドユニットと、4つのヘッドユニットを支持するヘッドユニット支持部材とを備える画像形成装置が開示されている。
ラインヘッド式のインクジェット記録装置は、記録ヘッドの修理又は交換のために、作業者による装置本体からのヘッドアッセンブリの取り外し、及び、作業者による装置本体へのヘッドアッセンブリの取り付けが可能である。
装置本体からのヘッドアッセンブリの取り外し、及び、装置本体へのヘッドアッセンブリの取り付けを作業者が容易に実行できるように、ヘッドアッセンブリに持ち手部品を取り付けることが考えられる。また、装置本体の小型化のために、持ち手部品を回転可能にヘッドアッセンブリに取り付けることが考えられる。
しかしながら、持ち手部品を回転可能にヘッドアッセンブリに取り付けた場合、作業者が持ち手部品を手で掴んでヘッドアッセンブリを搬送する際に、ヘッドアッセンブリの姿勢が安定しない。したがって、装置本体からのヘッドアッセンブリの取り外し時、及び、装置本体へのヘッドアッセンブリの取り付け時に、ヘッドアッセンブリの姿勢が安定しない。その結果、装置本体の内部でヘッドアッセンブリが装置本体の構成部品に衝突して、ヘッドアッセンブリが破損するおそれがある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、作業者が持ち手部品を手で掴んで搬送する際の姿勢が安定するヘッドアッセンブリ、及びインクジェット記録装置を提供することにある。
本発明のヘッドアッセンブリは、インクジェット記録装置が備える設置部に設置される。当該ヘッドアッセンブリは、記録ヘッドと、ベース部材と、持ち手部品と、軸部材とを備える。前記記録ヘッドは、インクを吐出する。前記ベース部材は、前記記録ヘッドを支持する。前記持ち手部品は、作業者によって把持される。前記軸部材は、前記持ち手部品を回転自在に支持する。前記持ち手部品の姿勢は、前記持ち手部品が回転することにより、収納姿勢と搬送姿勢との間で遷移する。前記ベース部材は、第1保持部を有する。前記第1保持部は、前記持ち手部品の回転を規制して、前記持ち手部品を前記搬送姿勢に保持する。前記第1保持部は、嵌合穴を有する。前記嵌合穴には、前記持ち手部品の一部が嵌合する。前記第1保持部は、前記持ち手部品の一部が前記嵌合穴に嵌合することに応じて前記持ち手部品を前記搬送姿勢に保持するように構成されている。前記搬送姿勢は、作業者が前記持ち手部品を把持して前記ヘッドアッセンブリを搬送する際の姿勢を示す。
本発明のインクジェット記録装置は、上記のヘッドアッセンブリと、設置部とを備える。前記設置部には、上記のヘッドアッセンブリが設置される。
本発明のヘッドアッセンブリ、及びインクジェット記録装置によれば、作業者が持ち手部品を手で掴んでヘッドアッセンブリを搬送する際に、ヘッドアッセンブリの姿勢が安定する。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。但し、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。また、説明が重複する箇所については、適宜説明を省略する場合がある。なお、図面には、理解を容易にするために、前後方向、上下方向、及び左右方向を記載しているが、本発明に係るヘッドアッセンブリ及びインクジェット記録装置の製造時及び使用時の向きを限定する意図はない。
まず、図1を参照して、本実施形態のインクジェット記録装置100を説明する。図1は、本実施形態に係るインクジェット記録装置100を示す図である。詳しくは、図1は、右斜め後ろの上方から見た設置部6を示す。また、図1は、設置部6に設置されている4つのヘッドアッセンブリ1を示す。図1に示すように、インクジェット記録装置100は、4つのヘッドアッセンブリ1と、設置部6とを備える。
4つのヘッドアッセンブリ1は、インクジェット記録装置100の装置本体に着脱自在に搭載される。具体的には、4つのヘッドアッセンブリ1は、着脱自在に設置部6に設置される。設置部6は、上面が開放された枠体であり、4つのヘッドアッセンブリ1を収容する。設置部6は、インクジェット記録装置100が備える本体フレームに支持される。4つのヘッドアッセンブリ1の各々は、作業者によって把持される持ち手部品2を備える。4つのヘッドアッセンブリ1は、第1ヘッドアッセンブリ11と、第2ヘッドアッセンブリ12と、第3ヘッドアッセンブリ13と、第4ヘッドアッセンブリ14とを含む。
ヘッドアッセンブリ1が設置部6に設置されているとき、持ち手部品2は収納姿勢を取る。具体的には、作業者が、ヘッドアッセンブリ1を設置部6に設置した後に、持ち手部品2の姿勢を収納姿勢にする。収納姿勢は、上下方向に対して傾いた姿勢である。持ち手部品2が収納姿勢を取ることにより、ヘッドアッセンブリ1の高さを低くすることができる。したがって、インクジェット記録装置100の低背化を図ることができる。
次に、図2を参照して、本実施形態のヘッドアッセンブリ1を説明する。図2は、本実施形態に係るヘッドアッセンブリ1を示す斜視図である。詳しくは、図2は、右斜め後ろの上方から見たヘッドアッセンブリ1を示す。また、図2は、収納姿勢の持ち手部品2を示す。
図2に示すように、ヘッドアッセンブリ1は、2つの持ち手部品2を備える。また、ヘッドアッセンブリ1は、2つの持ち手部品2に加えて、ベース部材3と、複数の記録ヘッド4と、複数の連結部材5とを備える。
ヘッドアッセンブリ1は長尺の部品であり、第1端部1aと、第1端部1aとは反対側の第2端部1bとを有する。第1端部1aは、ヘッドアッセンブリ1の長手方向における一方の端部であり、第2端部1bは、ヘッドアッセンブリ1の長手方向における他方の端部である。本実施形態において、ヘッドアッセンブリ1の第1端部1aは左側の端部であり、ヘッドアッセンブリ1の第2端部1bは右側の端部である。
2つの持ち手部品2は、第1持ち手部品2aと、第2持ち手部品2bとを含む。第1持ち手部品2aは、ヘッドアッセンブリ1の第1端部1a側に配置される。第2持ち手部品2bは、ヘッドアッセンブリ1の第2端部1b側に配置される。ベース部材3は、長尺の部材であり、前壁31と、後壁32とを有する。
詳しくは、持ち手部品2は、第1支持部21と、第2支持部22と、持ち手部23とを有する。第1支持部21は、ベース部材3の後壁32側に回転自在に取り付けられる。第2支持部22は、ベース部材3の前壁31側に回転自在に取り付けられる。持ち手部品2が収納姿勢である場合、第1持ち手部品2aの第1支持部21及び第2支持部22は、左斜め上へ延びる。また、第2持ち手部品2bの第1支持部21及び第2支持部22は、右斜め上へ延びる。なお、持ち手部品2の姿勢は、持ち手部品2が回転することにより、収納姿勢と、図6及び図7を参照して説明する搬送姿勢との間で遷移する。
持ち手部23は、作業者がヘッドアッセンブリ1を搬送中に掴む部分である。持ち手部23は、前後方向に延びる。持ち手部23の一端は、第1支持部21の先端に連結される。持ち手部23の他端は、第2支持部22の先端に連結される。
ベース部材3は、複数の記録ヘッド4を支持する。本実施形態において、ベース部材3は、複数の連結部材5を介して、複数の記録ヘッド4を支持する。換言すると、複数の連結部材5は、複数の記録ヘッド4をベース部材3に連結する。
より具体的には、複数の記録ヘッド4は、第1記録ヘッド4a〜第3記録ヘッド4cを含む。第1記録ヘッド4aは、ヘッドアッセンブリ1の第1端部1a側に配置される。第2記録ヘッド4bは、ヘッドアッセンブリ1の第2端部1b側に配置される。第3記録ヘッド4cは、ヘッドアッセンブリ1の中央部に配置される。また、第1記録ヘッド4a〜第3記録ヘッド4cは、ベース部材3の長手方向に沿って千鳥状に配置される。詳しくは、第3記録ヘッド4cは、第1記録ヘッド4a及び第2記録ヘッド4bと比べて後ろ側に配置される。
ヘッドアッセンブリ1は、記録ヘッド4ごとに、2つの連結部材5を備える。2つの連結部材5は、第1連結部材5a、及び第2連結部材5bを含む。第1連結部材5aは、対応する記録ヘッド4の左側に配置されて、対応する記録ヘッド4の左側の端部をベース部材3に連結する。第2連結部材5bは、対応する記録ヘッド4の右側に配置されて、対応する記録ヘッド4の右側の端部をベース部材3に連結する。本実施形態において、ベース部材3に対して記録ヘッド4が配置される側は下側であり、その反対側は上側である。
次に、図3を参照して、本実施形態のヘッドアッセンブリ1を説明する。具体的には、ベース部材3の後壁32側の構成を説明する。図3は、本実施形態に係るヘッドアッセンブリ1を示す背面図である。図3は、収納姿勢の持ち手部品2を示す。
図3に示すように、ヘッドアッセンブリ1は、ベース部材3の後壁32側に配置された2つの軸部材33を更に備える。軸部材33は、前後方向に延びて、持ち手部品2を回転自在に支持する。具体的には、軸部材33は、持ち手部品2の第1支持部21を、第1回転方向R1及び第2回転方向R2に回転自在に支持する。第2回転方向R2は、第1回転方向R1とは反対の回転方向を示す。
より詳しくは、第1支持部21は、第1支持部21が延びる方向に長い長穴24を有する。本実施形態において、長穴24は、第1支持部21の基端部25に形成された貫通穴である。軸部材33は長穴24に挿入されて、第1支持部21を回転自在に支持する。
2つの軸部材33は、第1軸部材33aと、第2軸部材33bとを含む。第1軸部材33aは、ヘッドアッセンブリ1の第1端部1a側に配置されて、第1持ち手部品2aの第1支持部21を回転自在に支持する。すなわち、第1軸部材33aは、第1持ち手部品2aの長穴24に挿入されて、第1持ち手部品2aを回転自在に支持する。また、第2軸部材33bは、ヘッドアッセンブリ1の第2端部1b側に配置されて、第2持ち手部品2bの第1支持部21を回転自在に支持する。すなわち、第2軸部材33bは、第2持ち手部品2bの長穴24に挿入されて、第2持ち手部品2bを回転自在に支持する。
以上、図3を参照して、ベース部材3の後壁32側の構成を説明した。なお、ベース部材3の前壁31側の構成は、図3を参照して説明した後壁32側の構成と同様である。すなわち、ヘッドアッセンブリ1は、ベース部材3の前壁31側に配置された2つの軸部材を更に備える。前壁31側の軸部材の一方は、第1持ち手部品2aの第2支持部22を回転自在に支持する。前壁31側の軸部材の他方は、第2持ち手部品2bの第2支持部22を回転自在に支持する。詳しくは、持ち手部品2の第2支持部22は、第1支持部21と同様に、第2支持部22が延びる方向に長い長穴を有する。前壁31側の軸部材は、第2支持部22の長穴に挿入されて、第1回転方向R1及び第2回転方向R2に第2支持部22を回転自在に支持する。
本実施形態の持ち手部品2は、収納姿勢から第1回転方向R1へ回転すると、上下方向に沿った姿勢となる。換言すると、持ち手部品2は、鉛直方向に沿った姿勢となる。また、持ち手部品2は、上下方向に沿った姿勢から第2回転方向R2へ回転すると、収納姿勢となる。作業者は、ヘッドアッセンブリ1を搬送する際に、持ち手部品2を第1回転方向R1へ回転させて上下方向に沿った姿勢とし、持ち手部23を手で把持してヘッドアッセンブリ1を持ち上げる。
続いて図3を参照して、ベース部材3の後壁32側の構成を更に説明する。図3に示すように、ベース部材3の後壁32は、2つの第1保持部34を有する。2つの第1保持部34のうちの一方は、ヘッドアッセンブリ1の第1端部1a側に配置される。2つの第1保持部34のうちの他方は、ヘッドアッセンブリ1の第2端部1b側に配置される。第1保持部34は、作業者によるヘッドアッセンブリ1の搬送中に、持ち手部品2の回転を規制する。以下、ヘッドアッセンブリ1の第1端部1a側に配置される第1保持部34を「左側の第1保持部34a」又は「第1保持部34a」と記載する場合がある。同様に、ヘッドアッセンブリ1の第2端部1b側に配置される第1保持部34を「右側の第1保持部34b」又は「第1保持部34b」と記載する場合がある。
左側の第1保持部34aは、第1持ち手部品2aの回転を規制する。右側の第1保持部34bは、第2持ち手部品2bの回転を規制する。本実施形態において、左側の第1保持部34aは、第1軸部材33aの上方に配置される。右側の第1保持部34bは、第2軸部材33bの上方に配置される。
続いて図3を参照して、記録ヘッド4について説明する。図3に示すように、記録ヘッド4はノズル面41を有する。記録ヘッド4は、ノズル面41からインクを吐出する。具体的には、ノズル面41に多数のノズル孔が形成されており、ノズル孔からインクが吐出される。ノズル面41は、記録ヘッド4の下面(底面)の少なくとも一部を構成する。なお、第1記録ヘッド4a〜第3記録ヘッド4cは、同色のインクを吐出する。
次に、図4を参照して、ベース部材3の後壁32側の構成を更に説明する。また、図4を参照して、第2持ち手部品2bの第1支持部21の構成を更に説明する。図4は、本実施形態に係るヘッドアッセンブリ1の一部を拡大して示す斜視図である。詳しくは、図4は、右斜め後ろの上方から見た第2軸部材33bとその近傍を拡大して示す。また、図4は、収納姿勢の第2持ち手部品2bを示す。
図4に示すように、ベース部材3は、後壁32に形成された通過穴35を有する。換言すると、後壁32が通過穴35を有する。通過穴35は貫通穴である。通過穴35は、第2軸部材33bを回転中心とする第2持ち手部品2bの回転軌跡に沿った空間を形成する。
図4に示すように、第1保持部34bは、後壁32に形成された嵌合穴36を有する。換言すると、ベース部材3の後壁32が嵌合穴36を有する。嵌合穴36は貫通穴である。嵌合穴36は、通過穴35に接続する。
図4に示すように、第1支持部21は、曲がり部26を有する。曲がり部26は、例えば、第1支持部21を曲げ加工して形成する。曲がり部26は、前端と後端とを有する。後端は、前端よりも後方に位置する。詳しくは、曲がり部26の前端は、後壁32の内側に位置する。曲がり部26の後端は、後壁32の外側に位置する。曲がり部26は、例えば、前後方向に沿って配置される。第1支持部21の基端部25は、曲がり部26の前端に接続する。第1支持部21のうち、曲がり部26よりも先端側の部分は、曲がり部26の後端に接続する。
第2軸部材33bを回転中心として第2持ち手部品2bが回転する際に、第2持ち手部品2bの曲がり部26は、通過穴35に沿って回転する。具体的には、第2持ち手部品2bの曲がり部26は、図3を参照して説明した第1回転方向R1へ第2持ち手部品2bを回転させると、嵌合穴36の下方に移動する。
次に、図5を参照して、ベース部材3の後壁32側の構成を更に説明する。図5は、本実施形態に係るヘッドアッセンブリ1の一部を拡大して示す背面図である。詳しくは、図5は、第2軸部材33bとその近傍を拡大して示す。また、図5は、収納姿勢の第2持ち手部品2bを示す。
図5に示すように、ベース部材3は、第2保持部37を有する。第2保持部37は、第2持ち手部品2bの姿勢を収納姿勢に保持する。詳しくは、第2保持部37は、当接面38を有する。収納姿勢の第2持ち手部品2bは、当接面38に当接する。第2保持部37は、第2持ち手部品2bが当接面38に当接したことに応じて、第2持ち手部品2bを収納姿勢に保持するように構成されている。換言すると、第2保持部37は、第2持ち手部品2bの第2回転方向R2への回転を規制する。
本実施形態では、第2持ち手部品2bの曲がり部26が当接面38に当接する。第2軸部材33bは、第2持ち手部品2bの曲がり部26が当接面38に当接するように、第2持ち手部品2bを回転自在に支持する。
次に、図5を参照して、嵌合穴36を説明する。図5に示すように、嵌合穴36は、上縁部36a、左縁部36b、及び右縁部36cを有する。上縁部36aは、嵌合穴36の上側の縁を形成する。左縁部36bは、嵌合穴36の左側の縁を形成する。右縁部36cは、嵌合穴36の右側の縁を形成する。嵌合穴36は、例えば、矩形状である。
以上、図4及び図5を参照して、ヘッドアッセンブリ1の第2端部1b側の構成を説明した。なお、ヘッドアッセンブリ1の第1端部1a側の構成は、ヘッドアッセンブリ1の第2端部1b側の構成と同様である。すなわち、第1持ち手部品2aの第1支持部21は、第2持ち手部品2bと同様に、曲がり部26を有する。ベース部材3は、第1持ち手部品2aの回転時に第1持ち手部品2aの曲がり部26が通過する通過穴35を有する。また、ベース部材3は、第1持ち手部品2aの姿勢を収納姿勢に保持する第2保持部37を有する。左側の第1保持部34aは、右側の第1保持部34bと同様に、嵌合穴36を有する。以下、右側の第1保持部34bが有する嵌合穴36を、「右側の嵌合穴36」と記載するとともに、左側の第1保持部34aが有する嵌合穴36を、「左側の嵌合穴36」と記載する場合がある。
次に、図6及び図7を参照して、作業者がヘッドアッセンブリ1を搬送する際の持ち手部品2の姿勢を説明する。図6は、本実施形態に係るヘッドアッセンブリ1を示す斜視図である。詳しくは、図6は、右斜め後ろの上方から見たヘッドアッセンブリ1を示す。また、図6は、搬送姿勢の持ち手部品2を示す。
図6に示すように、作業者がヘッドアッセンブリ1を搬送する際、持ち手部品2は搬送姿勢を取る。本実施形態において、搬送姿勢は、上下方向に沿った姿勢である。
図7は、本実施形態に係るヘッドアッセンブリ1を示す背面図である。図7は、搬送姿勢の持ち手部品2を示す。図7に示すように、作業者がヘッドアッセンブリ1を搬送する際、持ち手部品2の一部が嵌合穴36に嵌合する。この結果、持ち手部品2の回転が規制されて、持ち手部品2の姿勢が搬送姿勢に保持される。
以上、図1〜図7を参照して本実施形態のヘッドアッセンブリ1を説明した。本実施形態によれば、作業者がヘッドアッセンブリ1を搬送する際に、持ち手部品2の姿勢が搬送姿勢に保持される。したがって、作業者が持ち手部品2を手で把持してヘッドアッセンブリ1を搬送する際に、ヘッドアッセンブリ1の姿勢が安定する。その結果、インクジェット記録装置100の装置本体の内部で、ヘッドアッセンブリ1が装置本体の構成部品に衝突し難くなり、ヘッドアッセンブリ1の搬送中にヘッドアッセンブリ1が破損する可能性を低減できる。
次に、図8及び図9を参照して、本実施形態のヘッドアッセンブリ1を更に説明する。図8は、本実施形態に係るヘッドアッセンブリ1の一部を拡大して示す斜視図である。詳しくは、図8は、右斜め後ろの上方から見た第2軸部材33bとその近傍を拡大して示す。図9は、本実施形態に係るヘッドアッセンブリ1の一部を拡大して示す背面図である。詳しくは、図9は、第2軸部材33bとその近傍を拡大して示す。また、図8及び図9は、搬送姿勢の第2持ち手部品2bを示す。
図8に示すように、本実施形態では、ヘッドアッセンブリ1の搬送中に、第2持ち手部品2bの曲がり部26は、右側の嵌合穴36に嵌合する。同様に、第1持ち手部品2aの曲がり部26は、左側の嵌合穴36に嵌合する。
図9に示すように、第2持ち手部品2bの曲がり部26が右側の嵌合穴36に嵌合すると、右側の嵌合穴36の左縁部36b及び右縁部36cによって、第2持ち手部品2bの曲がり部26が挟まれる。この結果、第2持ち手部品2bの回転が規制されて、第2持ち手部品2bの搬送姿勢が保持される。同様に、第1持ち手部品2aの曲がり部26は、左側の嵌合穴36の左縁部36b及び右縁部36cによって挟まれる。したがって、第1持ち手部品2aの回転が規制されて、第1持ち手部品2aの搬送姿勢が保持される。
詳しくは、作業者が、持ち手部品2を第1回転方向R1へ回転させて、持ち手部品2の姿勢を上下方向に沿った姿勢に変化させると、持ち手部品2の長穴24が、上下方向に沿った姿勢となる。その後、作業者が持ち手部品2を持ち上げると、長穴24の長軸に沿って持ち手部品2のみが上方向に移動する。この結果、持ち手部品2の曲がり部26が嵌合穴36に嵌合する。
また、持ち手部品2の曲がり部26が嵌合穴36に嵌合すると、曲がり部26の上端が嵌合穴36の上縁部36aに当接する。したがって、作業者が持ち手部品2を更に持ち上げると、ヘッドアッセンブリ1も持ち上がり、図1を参照して説明した設置部6からヘッドアッセンブリ1を取り外すことができる。
次に、図8及び図9を参照して、本実施形態のヘッドアッセンブリ1を更に説明する。図8及び図9に示すように、ベース部材3は、突き当て部39を更に有する。突き当て部39は、右側の第1保持部34bに対向する。詳しくは、右側の第1保持部34bと突き当て部39とは、ヘッドアッセンブリ1を設置部6へ設置する方向において対向する。本実施形態において、右側の第1保持部34bと突き当て部39とは、上下方向において対向する。なお、ベース部材3は、左側の第1保持部34aと対向する突き当て部39を更に有する。以下、左側の第1保持部34aと対向する突き当て部39を、「左側の突き当て部39」と記載するとともに、右側の第1保持部34aと対向する突き当て部39を、「右側の突き当て部39」と記載する場合がある。
次に、図10〜図12を参照して、本実施形態の持ち手部品2を更に説明する。図10は、本実施形態に係るヘッドアッセンブリ1を示す背面図である。詳しくは、図10は、設置部6に設置する際のヘッドアッセンブリ1を示す。図11は、本実施形態に係るヘッドアッセンブリ1の一部を拡大して示す斜視図である。詳しくは、図11は、右斜め後ろの上方から見た第2軸部材33bとその近傍を拡大して示す。図12は、本実施形態に係るヘッドアッセンブリ1の一部を拡大して示す背面図である。詳しくは、図12は、第2軸部材33bとその近傍を拡大して示す。図10〜図12は、ヘッドアッセンブリ1を設置部6に設置する際の第2持ち手部品2bを示す。
図10〜図12に示すように、作業者がヘッドアッセンブリ1を設置部6に設置する際、持ち手部品2は上下方向に沿った姿勢を取る。図11及び図12に示すように、作業者がヘッドアッセンブリ1を設置部6に設置する際、第2持ち手部品2bの曲がり部26は、右側の嵌合穴36から外れて、右側の突き当て部39に当接する。同様に、作業者がヘッドアッセンブリ1を設置部6に設置する際、第1持ち手部品2aの曲がり部26は、左側の嵌合穴36から外れて、左側の突き当て部39に当接する。
具体的には、図13及び図14を参照して説明するように、インクジェット記録装置100は、設置部6の内側に、ヘッドアッセンブリ1の位置を規制する規制部7を備える。規制部7は、当接部材71と、当接部材71を付勢する付勢部材72とを有する。ヘッドアッセンブリ1は、設置部6の載置面61に載置される前に、当接部材71に当接する。ヘッドアッセンブリ1が当接部材71に当接すると、持ち手部品2のみが長穴24の長軸に沿って下方向に移動して、持ち手部品2の曲がり部26が突き当て部39に当接する。持ち手部品2の曲がり部26が突き当て部39に当接することにより、作業者が持ち手部品2を下方へ押す力がヘッドアッセンブリ1に効率よく伝わり、付勢部材72の付勢力に抗して、ヘッドアッセンブリ1を設置部6の載置面61へ向けて下方へ移動させることができる。
次に、図13及び図14を参照して、本実施形態のインクジェット記録装置100を説明する。図13は、インクジェット記録装置100の一部を拡大して示す図である。詳しくは、図13は、ヘッドアッセンブリ1の第1端部1a側を拡大して示す。図13は、ヘッドアッセンブリ1が設置部6に設置される前段階を示す。なお、図面の簡略化のため、持ち手部品2、軸部材33、第1保持部34、通過穴35、第2保持部37、突き当て部39等の持ち手部品2に関わる構成は図示していない。
まず、図13を参照して、本実施形態のヘッドアッセンブリ1を更に説明する。図13に示すように、ヘッドアッセンブリ1は、挿入穴51を有する。本実施形態では、ヘッドアッセンブリ1の第1端部1a側に設けられた第1連結部材5aが、挿入穴51を有する。本実施形態において、挿入穴51は貫通穴である。なお、以下の説明において、ヘッドアッセンブリ1の第1端部1a側に設けられた第1連結部材5aを、「第1連結部材5aa」と記載する場合がある。
続いて、図13を参照して、本実施形態のインクジェット記録装置100を説明する。図13に示すように、インクジェット記録装置100は、ヘッドアッセンブリ1及び設置部6に加えて、規制部7と、位置決め部材8とを更に備える。
設置部6は、側壁6aと、底壁6bとを有する。側壁6aは、底壁6bの端部に接続して、底壁6bから上方向に延びる。底壁6bは、載置面61を有する。載置面61には、ヘッドアッセンブリ1の下面の一部が載置される。
規制部7は、設置部6に設けられて、ヘッドアッセンブリ1の位置を規制する。具体的には、規制部7は、ヘッドアッセンブリ1の長手方向における位置を規制する。規制部7は、ヘッドアッセンブリ1を押圧方向D1に沿って押圧するように構成されている。
本実施形態において、押圧方向D1は右方向であり、ヘッドアッセンブリ1の長手方向と平行又は略平行である。換言すると、押圧方向D1は、3つの記録ヘッド4が並ぶ方向と平行又は略平行である。規制部7は、ヘッドアッセンブリ1の第1端部1a側に設けられて、ヘッドアッセンブリ1を右方向に押圧する。具体的には、規制部7は、第1連結部材5aaを押圧方向D1に沿って押圧する。
位置決め部材8は、設置部6に設けられて、設置部6に設置されたヘッドアッセンブリ1の位置を決める。具体的には、位置決め部材8は、ヘッドアッセンブリ1の長手方向の位置を決める。本実施形態において、位置決め部材8は、ピン状部材であり、設置部6の底壁6bに設けられる。詳しくは、位置決め部材8は、載置面61から上方向に延びる。また、位置決め部材8は、ヘッドアッセンブリ1の第1端部1a側に配置されて、第1連結部材5aaの挿入穴51に挿入される。この結果、ヘッドアッセンブリ1の長手方向における位置が定まる。
続いて、図13を参照して、本実施形態の規制部7を更に説明する。図13に示すように、本実施形態の規制部7は、当接部材71と、付勢部材72とを有する。当接部材71は、ヘッドアッセンブリ1と当接する。より具体的には、本実施形態の当接部材71は、ヘッドアッセンブリ1の第1端部1a側に配置されて、第1連結部材5aaの左側面と当接する。付勢部材72は、押圧方向D1に沿って当接部材71を付勢する。この結果、ヘッドアッセンブリ1が押圧方向D1に沿って押圧される。
詳しくは、当接部材71は、設置部6の底壁6bの上面にスライド自在に配置される。付勢部材72の一端は側壁6aと接続し、付勢部材72の他端は当接部材71と接続する。例えば、付勢部材72の一端は側壁6aに固定され、付勢部材72の他端は当接部材71に固定される。付勢部材72は、例えば、ばね部材である。
具体的には、図14を参照して説明するように、挿入穴51の押圧方向D1の長さL1は、位置決め部材8の押圧方向D1の長さL2よりも大きい。したがって、規制部7が押圧方向D1に沿ってヘッドアッセンブリ1を押圧することにより、位置決め部材8が、挿入穴51を構成する内壁面のうち、左側の内壁面511に押圧される。その結果、ヘッドアッセンブリ1の長手方向における位置が規制されて、ヘッドアッセンブリ1の長手方向における位置が定まる。なお、本実施形態において、位置決め部材8の押圧方向D1の長さL2は、位置決め部材8の径を示す。
図13に示すように、ヘッドアッセンブリ1が設置部6に設置される前段階において、当接部材71は、付勢部材72の付勢力により、第1位置P1に位置する。作業者は、ヘッドアッセンブリ1を設置部6に設置する際に、ヘッドアッセンブリ1を当接部材71に当接させる。具体的には、作業者は、第1連結部材5aaを当接部材71に当接させる。作業者が、第1連結部材5aaを当接部材71に当接させた後、付勢部材72の付勢力に抗してヘッドアッセンブリ1を下方向へ押圧すると、当接部材71が、側壁6a側へ移動する。換言すると、当接部材71は、押圧方向D1とは反対の方向へ移動する。
図14は、インクジェット記録装置100の一部を拡大して示す図である。詳しくは、図14は、ヘッドアッセンブリ1の第1端部1a側を拡大して示す。また、図14は、設置部6に設置されたヘッドアッセンブリ1を示す。なお、図13と同様に、図面の簡略化のため、持ち手部品2に関わる構成は図示していない。
図14に示すように、ヘッドアッセンブリ1が設置部6に設置されると、位置決め部材8が第1連結部材5aaの挿入穴51に挿入される。また、当接部材71は、図6を参照して説明した第1位置P1から第2位置P2まで移動する。第2位置P2は、第1位置P1と比べて側壁6aに近い位置であり、付勢部材72は、第2位置P2に位置する当接部材71を、第2位置P2から第1位置P1へ向かう方向に付勢する。すなわち、付勢部材72は、当接部材71を押圧方向D1に付勢する。その結果、付勢部材72の付勢力により、第1連結部材5aaが当接部材71によって押圧方向D1に押圧される。換言すると、付勢部材72の付勢力により、ヘッドアッセンブリ1が当接部材71によって押圧方向D1に押圧される。挿入穴51の押圧方向D1の長さL1は、位置決め部材8の押圧方向D1の長さL2よりも大きいため、ヘッドアッセンブリ1が押圧方向D1に沿って押圧されると、位置決め部材8が、挿入穴51の左側の内壁面511に押圧される。挿入穴51は、例えば、ヘッドアッセンブリ1又はベース部材3の長手方向に長い長穴であり得る。
また、設置部6の底壁6bは、開口6hを有する。ヘッドアッセンブリ1が設置部6に設置されると、記録ヘッド4のそれぞれの下端部42(ノズル面側の端部)が開口6hから突出する。その結果、記録ヘッド4のノズル面41は、設置部6の底壁6bの下方に配置される。
以上、図13及び図14を参照して説明したように、ヘッドアッセンブリ1を設置部6に設置する際には、付勢部材72の付勢力に抗してヘッドアッセンブリ1を移動させる必要がある。本実施形態によれば、図10〜図12を参照して説明したように、ヘッドアッセンブリ1を設置部6に設置する際に、持ち手部品2の曲がり部26が突き当て部39に突き当たる。その結果、作業者が持ち手部品2を下方へ押す力がヘッドアッセンブリ1に効率よく伝わり、付勢部材72の付勢力に抗して、ヘッドアッセンブリ1を設置部6の載置面61へ向けて下方へ移動させることができる。
次に、図15を参照して、本実施形態のインクジェット記録装置100を更に説明する。図15は、本実施形態に係るインクジェット記録装置100の構成を示す図である。
図15に示すように、インクジェット記録装置100は、給紙部110と、シート搬送部120と、排出部130と、メンテナンスユニット140とを備える。また、インクジェット記録装置100は、第1ヘッドアッセンブリ11と、第2ヘッドアッセンブリ12と、第3ヘッドアッセンブリ13と、第4ヘッドアッセンブリ14とを備える。
給紙部110は、シート搬送部120にシートSを給紙する。本実施形態の給紙部110は、給紙カセット111と、給紙ローラー112とを有する。給紙カセット111は、少なくとも1枚のシートSを収容する。給紙ローラー112は、給紙カセット111からシート搬送部120へシートSを送り出す。なお、シートSは記録媒体の一例である。
シート搬送部120は、シートSを排出部130まで搬送する。詳しくは、シート搬送部120は、複数の搬送ガイド121と、複数の搬送ローラー対122と、レジストローラー対123とを有する。搬送ガイド121はシートSの搬送路を構成する。搬送ローラー対122は、搬送路に沿ってシートSを搬送する。レジストローラー対123は、第1ヘッドアッセンブリ11〜第4ヘッドアッセンブリ14と対向する領域へのシートSの搬送タイミングを調整する。
本実施形態のシート搬送部120は、第1搬送ユニット124と、第2搬送ユニット125とを有する。第1搬送ユニット124は、第1ヘッドアッセンブリ11〜第4ヘッドアッセンブリ14と対向する。第1搬送ユニット124は、第1ヘッドアッセンブリ11〜第4ヘッドアッセンブリ14の直下の領域においてシートSを搬送する。第2搬送ユニット125は、第1搬送ユニット124から送り出されたシートSを、排出部130へ向けて搬送する。
第1ヘッドアッセンブリ11〜第4ヘッドアッセンブリ14に設けられた記録ヘッド4は、第1搬送ユニット124によって搬送されているシートSに向けて、インクを吐出する。具体的には、第1ヘッドアッセンブリ11〜第4ヘッドアッセンブリ14のそれぞれの記録ヘッド4は、互いに異なる色のインクを吐出する。例えば、第1ヘッドアッセンブリ11の記録ヘッド4は、ブラック色のインクを吐出する。第2ヘッドアッセンブリ12の記録ヘッド4は、シアン色のインクを吐出する。第3ヘッドアッセンブリ13の記録ヘッド4は、マゼンタ色のインクを吐出する。第4ヘッドアッセンブリ14の記録ヘッド4は、イエロー色のインクを吐出する。
排出部130は、装置本体の外部にシートSを排出する。本実施形態の排出部130は、排出トレイ131と、排出ローラー対132とを有する。排出ローラー対132は、シートSを排出トレイ131に送り出す。
メンテナンスユニット140は、第1ヘッドアッセンブリ11〜第4ヘッドアッセンブリ14のそれぞれの記録ヘッド4をメンテナンスする。メンテナンスユニット140は、シートSへの画像の記録時に第2搬送ユニット125の下方に位置し、記録ヘッド4のメンテナンス時に、第1ヘッドアッセンブリ11〜第4ヘッドアッセンブリ14の直下の位置へ移動する。なお、記録ヘッド4のメンテナンス時には、第1搬送ユニット124は、退避位置に移動している。退避位置は、第1搬送ユニット124がメンテナンスユニット140と衝突しない位置である。
本実施形態のメンテナンスユニット140は、キャップ部141と、クリーニング部142とを有する。図3を参照して説明したように、記録ヘッド4はノズル面41を有する。キャップ部141は、キャッピング部材141aを有する。キャッピング部材141aは、記録ヘッド4のノズル面41をキャッピングして、インクが乾燥し難い環境を提供する。
クリーニング部142は、記録ヘッド4のノズル面41を清掃する。具体定には、クリーニング部142は、ワイプブレード142aを有する。ワイプブレード142aは、例えば、樹脂を材料として含む。ワイプブレード142aは、ノズル面41を清掃するクリーニング部材である。
クリーニング部142は、記録ヘッド4の下面にワイプブレード142aを接触させたまま、ワイプブレード142aを移動させる。この結果、ノズル面41がワイプブレード142aによって払拭されて、ノズル面41が清掃される。具体的には、ノズル面41に付着していたインクが、ワイプブレード142aによって拭き取られる。
以上、図1〜図15を参照して本発明の実施形態について説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施できる。また、上記の実施形態に開示される構成要素は適宜改変可能である。図面は、発明の理解を容易にするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚さ、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の構成は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、本発明の実施形態において、ヘッドアッセンブリ1は、ベース部材3の後壁32側に、持ち手部品2の姿勢を保持する構成を備えたが、ヘッドアッセンブリ1は、ベース部材3の前壁31側に、持ち手部品2の姿勢を保持する構成を備えてもよいし、ベース部材3の前壁31側及び後壁32側の両側に、持ち手部品2の姿勢を保持する構成を備えてもよい。
また、本発明の実施形態において、インクジェット記録装置100は、4つのヘッドアッセンブリ1を備えたが、インクジェット記録装置100は、1つ、2つ、又は3つのヘッドアッセンブリ1を備えてもよいし、5つ以上のヘッドアッセンブリ1を備えてもよい。
また、本発明の実施形態において、ヘッドアッセンブリ1は、3つの記録ヘッド4を有したが、ヘッドアッセンブリ1は、1つ、又は2つの記録ヘッド4を有してもよいし、4つ以上の記録ヘッド4を有してもよい。
本発明は、インクジェット方式で記録媒体に画像を記録する装置の分野に有用である。
1 ヘッドアッセンブリ
2 持ち手部品
3 ベース部材
5 連結部材
6 設置部
24 長穴
26 曲がり部
33 軸部材
33a 第1軸部材
33b 第2軸部材
34 第1保持部
36 嵌合穴
37 第2保持部
38 当接面
39 突き当て部
100 インクジェット記録装置
2 持ち手部品
3 ベース部材
5 連結部材
6 設置部
24 長穴
26 曲がり部
33 軸部材
33a 第1軸部材
33b 第2軸部材
34 第1保持部
36 嵌合穴
37 第2保持部
38 当接面
39 突き当て部
100 インクジェット記録装置
Claims (7)
- インクジェット記録装置が備える設置部に設置されるヘッドアッセンブリであって、
インクを吐出する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドを支持するベース部材と、
作業者によって把持される持ち手部品と、
前記持ち手部品を回転自在に支持する軸部材と
を備え、
前記持ち手部品の姿勢は、前記持ち手部品が回転することにより、収納姿勢と搬送姿勢との間で遷移し、
前記ベース部材は、前記持ち手部品の回転を規制して前記持ち手部品を前記搬送姿勢に保持する第1保持部を有し、
前記第1保持部は、前記持ち手部品の一部が嵌合する嵌合穴を有し、
前記第1保持部は、前記持ち手部品の一部が前記嵌合穴に嵌合することに応じて前記持ち手部品を前記搬送姿勢に保持するように構成されており、
前記搬送姿勢は、作業者が前記持ち手部品を把持して前記ヘッドアッセンブリを搬送する際の姿勢を示す、ヘッドアッセンブリ。 - 前記ベース部材は、前記持ち手部品を前記収納姿勢に保持する第2保持部を有し、
前記第2保持部は、前記持ち手部品が当接する当接面を有し、
前記第2保持部は、前記持ち手部品が前記当接面に当接したことに応じて前記持ち手部品を前記収納姿勢に保持するように構成されており、
前記収納姿勢は、前記ヘッドアッセンブリが前記設置部に設置された後の姿勢を示す、請求項1に記載のヘッドアッセンブリ。 - 前記持ち手部品は、前記当接面に当接する曲がり部を有する、請求項2に記載のヘッドアッセンブリ。
- 前記曲がり部が前記嵌合穴に嵌合する、請求項3に記載のヘッドアッセンブリ。
- 前記持ち手部品は、前記軸部材が挿入される長穴を有し、
前記第1保持部は、前記長穴の長軸に沿って前記持ち手部品が移動することに応じて、前記持ち手部品の一部が前記嵌合穴に嵌合するように構成されている、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のヘッドアッセンブリ。 - 前記ベース部材は、前記第1保持部に対向する突き当て部を有し、
前記第1保持部と前記突き当て部とは、前記ヘッドアッセンブリを前記設置部へ設置する方向において対向する、請求項5に記載のヘッドアッセンブリ。 - 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のヘッドアッセンブリと、
前記ヘッドアッセンブリが設置される前記設置部と
を備える、インクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019015558A JP2020121516A (ja) | 2019-01-31 | 2019-01-31 | ヘッドアッセンブリ、及びインクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019015558A JP2020121516A (ja) | 2019-01-31 | 2019-01-31 | ヘッドアッセンブリ、及びインクジェット記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020121516A true JP2020121516A (ja) | 2020-08-13 |
Family
ID=71993421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019015558A Pending JP2020121516A (ja) | 2019-01-31 | 2019-01-31 | ヘッドアッセンブリ、及びインクジェット記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020121516A (ja) |
-
2019
- 2019-01-31 JP JP2019015558A patent/JP2020121516A/ja active Pending
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