JP2020120932A - 魔法瓶 - Google Patents

魔法瓶 Download PDF

Info

Publication number
JP2020120932A
JP2020120932A JP2019014618A JP2019014618A JP2020120932A JP 2020120932 A JP2020120932 A JP 2020120932A JP 2019014618 A JP2019014618 A JP 2019014618A JP 2019014618 A JP2019014618 A JP 2019014618A JP 2020120932 A JP2020120932 A JP 2020120932A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
exposed terminal
container body
heater
exposed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019014618A
Other languages
English (en)
Inventor
正己 五十嵐
Masami Igarashi
正己 五十嵐
新也 元岡
Shinya Motooka
新也 元岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankei Giken Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Sankei Giken Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankei Giken Kogyo Co Ltd filed Critical Sankei Giken Kogyo Co Ltd
Priority to JP2019014618A priority Critical patent/JP2020120932A/ja
Publication of JP2020120932A publication Critical patent/JP2020120932A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)

Abstract

【課題】蓋にヒーターを備え、蓋を下側にして収容液を加熱可能な魔法瓶において、空焚きの発生を防止することができ、安全性の高い加熱を行うことができる魔法瓶を提供する。【解決手段】容器本体2と、容器本体2を液密に密閉して閉塞可能な蓋3を備え、蓋3に、発熱板111が容器本体2側に露出するヒーター11が設けられていると共に、ヒーター11の駆動回路を構成する第1の露出端子12と第2の露出端子13が容器本体2側に露出して設けられ、第1の露出端子12と第2の露出端子13が、収容液Wを介して通電可能に離間した位置に配置されている魔法瓶1。【選択図】図3

Description

本発明は、蓋にヒーターを備え、蓋を下側にして収容液を加熱することができる魔法瓶に関する。
従来、蓋にヒーターを備え、蓋を下側にして収容液を加熱することができる魔法瓶として特許文献1の魔法瓶がある。この魔法瓶は、内壁と外壁との間に真空空間を有する容器本体と蓋とから構成され、蓋に、バッテリーと、電気エネルギーを熱エネルギーに変換する熱電素子と、熱電素子の熱エネルギーを収容液に伝達する発熱板と、熱電素子に印加される電流の大きさと方向を制御して熱電素子の熱エネルギー変換を制御する制御回路が設けられている。
更に、この蓋には、収容液の温度を検出する温度センサーが設けられ、温度センサーの検出温度に基づき、制御回路が、熱電素子に印加される電流の大きさと方向を制御するようになっている。また、この蓋には、地面との傾きを検出する重力センサーが設けられ、重力センサーが検出した傾きに基づき蓋が容器本体の下側にあるか否かを検出し、この検出に応じて、制御回路が、発熱板が熱電素子の上部に位置した場合にのみ熱電素子に電流を印加するようになっている。また、この蓋には、容器本体との密着如何を検出する接触センサーが設けられ、制御回路が、容器本体との密着を検出した場合にのみ熱電素子に電流を印加するようになっている。
特表2016−506259号公報
ところで、特許文献1の魔法瓶は、重力センサーによって蓋が容器本体の下側にある場合にだけ発熱板を発熱させて収容物を加熱するように制御できるものであるが、魔法瓶の内部に湯、お茶などの収容液があるか否かを認識することができない。即ち、この魔法瓶は、内部の湯などの収容液の有無に関わらずに加熱制御を行うものであるため、使用者の誤った使用で空焚きが発生してしまう。空焚きが発生すると、魔法瓶の内部の温度が急激に上昇し、故障や火事に繋がる危険性が生ずる。そのため、空焚きの発生を防止できる構造が求められる。
本発明は上記課題に鑑み提案するものであり、蓋にヒーターを備え、蓋を下側にして収容液を加熱可能な魔法瓶において、空焚きの発生を防止することができ、安全性の高い加熱を行うことができる魔法瓶を提供することを目的とする。
本発明の魔法瓶は、容器本体と、前記容器本体を液密に密閉して閉塞可能な蓋を備え、前記蓋に、発熱部が前記容器本体側に露出するヒーターが設けられていると共に、前記ヒーターの駆動回路を構成する一方の露出端子と他方の露出端子が前記容器本体側に露出して設けられ、前記一方の露出端子と前記他方の露出端子が、収容液を介して通電可能に離間した位置に配置されていることを特徴とする。
これによれば、ヒーターの駆動回路を構成する一方の露出端子と他方の露出端子が水などの収容液を介して通電され、この通電に基づきヒーターを駆動することができることから、ヒーターに通電可能な収容液が無い場合にヒーターの加熱動作が発生することを防止できる。即ち、蓋を下側にして収容液を加熱可能な魔法瓶において、空焚きの発生を防止することができ、安全性の高い加熱を行うことができる。
本発明の魔法瓶は、前記発熱部が略水平に配置される発熱板であり、前記発熱板から前記容器本体側に離れた位置で前記一方の露出端子と前記他方の露出端子が露出していることを特徴とする。
これによれば、ヒーターの駆動には略水平の発熱板から一方の露出端子及び他方の露出端子までの高さだけ水などの収容液が収容されることが必要になることから、空焚きの発生を確実に防止することができ、より安全性の高い加熱を行うことができる。
本発明の魔法瓶は、前記蓋に、前記一方の露出端子と前記他方の露出端子を保護する通水可能な保護カバーが、前記一方の露出端子と前記他方の露出端子よりも前記容器本体側に配設されていることを特徴とする。
これによれば、お茶パックなど収容液と併せて魔法瓶内に入れられる固形物や収容液に含まれる異物等が一方の露出端子と他方の露出端子に接触したり、付着したりすることを防止でき、ヒーターの駆動動作を安定して行うことができると共に、一方の露出端子と他方の露出端子の露出面の清浄性を確保、維持して耐久性を高めることができる。
本発明の魔法瓶は、前記容器本体と前記蓋の液密封止箇所より前記容器本体側で前記液密封止箇所の近傍の最内周面に、前記蓋側に向かって漸次縮径するテーパ形状の領域が設けられていることを特徴とする。
これによれば、一方の露出端子と他方の露出端子を収容液を介して通電し易くし、ヒーターの駆動に必要な水等の収容液の必要量を少なくすることができ、収容液の量がより少ない場合におけるヒーターの駆動を確保することができる。
本発明の魔法瓶は、前記蓋に、制御部と、所定の設定温度を記憶する記憶部と、前記発熱部よりも前記蓋側に配置されている温度センサーが設けられ、前記制御部が、前記温度センサーの検出に基づく収容液の測定温度が設定温度以下である場合に前記ヒーターを駆動し、前記温度センサーの検出に基づく収容液の測定温度が設定温度以上になった場合に前記ヒーターの駆動を停止することを特徴とする。
これによれば、収容液を所望温度に近い状態に加熱して保温することができる。また、温度センサーの検出に基づく測定温度が設定温度以上になった場合にヒーターの駆動を停止することにより、過剰な加熱を無くして、より安全性の高い加熱を行うことができる。また、温度センサーを発熱部よりも容器本体側に配置する場合には、温度センサーを容器本体側に導入する複雑な構造にする必要が生ずるが、温度センサーを発熱部よりも蓋側に配置することにより、魔法瓶の構造を簡易化し、製造コストを低減することができる。
本発明の魔法瓶は、携帯用魔法瓶であることを特徴とする。
これによれば、使用者が外出先等で所望温度のお茶、お湯などの収容液を飲むことができる。
本発明の魔法瓶によれば、蓋にヒーターを備え、蓋を下側にして収容液を加熱可能な魔法瓶において、空焚きの発生を防止することができ、安全性の高い加熱を行うことができる。
本発明による実施形態の魔法瓶の斜視図。 実施形態の魔法瓶の蓋を下側にした状態における縦断面図。 図2の部分拡大図。 実施形態の魔法瓶の蓋を下側にした状態における部分斜視説明図。 実施形態の魔法瓶の蓋の装置構成を示すブロック図。 実施形態の魔法瓶における加熱処理のフローチャート。 変形例の加熱処理のフローチャート。
〔実施形態の魔法瓶〕
本発明による実施形態の魔法瓶1は、携帯用魔法瓶等として用いられるものであり、図1〜図4に示すように、容器本体2と、容器本体2に着脱自在に螺着され、容器本体2を液密に密閉して閉塞可能な蓋3を備える。容器本体2は、略有底筒状で金属製の内容器21と略有底筒状で金属製の外容器22を有する二重構造であり、内容器21と外容器22との間に密閉された空間が設けられ、この空間が断熱層23になっている。実施形態における断熱層23は、内容器21と外容器22との間の空間を真空状態或いは減圧状態にした真空断熱層としているが、内容器21と外容器22との間の空間を大気圧の状態にした空気層の断熱層や、或いは内容器21の外面や外容器22の内面に銅、アルミ等の金属箔を施す等により、断熱材を備える真空断熱層とすることも可能である。
蓋3は、絶縁樹脂製の外装ケース4を有し、外装ケース4にバッテリー5が内装され、バッテリー5よりも容器本体2側に寄った位置に回路基板6が内装されている。外装ケース4の周壁41にはバッテリー5に充電するためのUSB端子等の充電端子7が設けられていると共に、周壁41の充電端子7と離れた位置に電源スイッチ8が設けられている。
外装ケース4には、一部が容器本体2側に突出するようにして絶縁樹脂製の中栓9が内装され、外装ケース4に固定されている。中栓9の側周面の一部には螺子山91が形成されており、容器本体2の内容器21の内周面の所定箇所に形成された螺子溝211と螺合可能になっている。中栓9の内部には断熱材10が配設され、断熱材10の容器本体2側にヒーター11が設けられている。ヒーター11の発熱部に相当する発熱板111は、ヒーター11の容器本体2側で略水平に配置されていると共に、容器本体2側に露出して設けられている。ヒーター11は、回路基板6に電気的に接続されている。
蓋3には、ヒーター11の駆動回路を構成する第1の露出端子12と第2の露出端子13が容器本体2側に露出して設けられている。第1の露出端子12と第2の露出端子13は、それぞれ回路基板6に電気的に接続され、ヒーター11の駆動回路を構成する第1の露出端子12と第2の露出端子13は、収容液Wを介して通電可能に離間した位置に配置されている。
第1の露出端子12と第2の露出端子13は、その軸部121、131をヒーター11と発熱板111を貫通するように設けられ、軸部121、131の上部を絶縁性の保持部材14で保持されている。第1の露出端子12の軸部121より大径の頭部122と、第2の露出端子13の軸部131より大径の頭部132は、保持部材14から容器本体2側に突出して配置されており、頭部122と頭部132が離間した位置で容器本体2側に露出するようになっている。第1の露出端子12の頭部122と第2の露出端子13の頭部132は、保持部材14の高さだけ発熱板111から容器本体2側に離れた位置で露出している。
中栓9の容器本体2側の端部外周にはシール材15が周設され、容器本体2に蓋3を螺着した状態でシール材15が内容器21の内方への突出部212に当接し、内容器21と蓋3で閉塞される容器内部を液密に封止するようになっている。また、蓋3には、第1の露出端子12と第2の露出端子13を保護する通水可能な保護カバー16が、第1の露出端子12と第2の露出端子13よりも容器本体2側に配設されており、図示例の保護カバー16は、中栓9の容器本体2側の先端部に配置されて取り付けられている。
また、蓋3には、サーミスタで構成される温度センサー17が内装されており、温度センサー17は発熱部に相当する発熱板111よりも蓋3側に寄った位置に配置されている。温度センサー17は回路基板6に電気的に接続されている。
回路基板6には、図5に示すように、CPU等で構成される制御部61と、EEPROM、RAM等で構成される記憶部62を備える。記憶部62は、制御プログラムを格納する制御プログラム記憶部621と、ヒーター11の駆動を開始する基準となる第1の設定温度とヒーター11の駆動を停止する基準となる第2の設定温度を記憶する設定温度記憶部622と、温度センサー17が検出した温度と魔法瓶1に収容されている収容液Wの温度との対応関係のテーブル等の対応関係データを記憶する対応関係データ記憶部623と、処理データを記憶する処理データ記憶部624を有する。制御部61は、制御プログラム記憶部621の制御プログラムに従って制御動作を行う。
実施形態の魔法瓶1で加熱処理を行う際には、図6に示すように、蓋3を下側に配置し、バッテリー5に充電された状態で使用者によって電源スイッチ8がON状態にされる(S101)。電源スイッチ8がONとなり、蓋3が下側の状態の魔法瓶1に収容されている水等の収容液Wが発熱板111から第1の露出端子12の頭部122と第2の露出端子13の頭部132に達する通電可能な水位、換言すれば図示例の保持部材14の高さを超える水位がある場合、制御部61は第1の露出端子12と第2の露出端子13の通電によって通電可能な水位があることを認識する(S102)。他方で、電源スイッチ8がONとなっても、収容液Wが発熱板111から第1の露出端子12の頭部122と第2の露出端子13の頭部132に達する通電可能な水位まで存在せず、第1の露出端子12と第2の露出端子13が通電しない場合には加熱処理は行われない。
尚、本実施形態では、容器本体2と蓋3の液密封止箇所より容器本体2側で液密封止箇所の近傍の最内周面に、蓋3側に向かって漸次縮径するテーパ形状の領域が設けられており、換言すれば逆さ状態の魔法瓶1における内容器21の突出部212とシール材15との当接箇所の上側において、内容器21の周壁213が当接箇所に向かって漸次縮径するテーパ状になっている。この形状により、第1の露出端子12と第2の露出端子13の通電可能な水位になり易くなっている。
制御部61が第1の露出端子12と第2の露出端子13の通電可能な水位があることを認識した場合、制御部61は、温度センサー17の検出に基づく収容液Wの測定温度を取得する(S103)。本例の測定温度の取得では、制御部61は、温度センサー17が検出した検出温度を認識し、対応関係データ記憶部623から当該検出温度に対応する収容液Wの温度を認識し、この認識した温度を収容液の測定温度として取得する。
そして、制御部61は、収容液Wの測定温度と、設定温度記憶部622に記憶されているヒーター11の駆動開始の基準である第1の設定温度とを対比し、収容液Wの測定温度が第1の設定温度以下である場合に電源供給してヒーター11を駆動し、発熱板111を発熱させる(S104、S105)。他方で、収容液Wの測定温度が第1の設定温度を超えている場合にはヒーター11を駆動しない。
ヒーター11を駆動して収容液Wを発熱板111で加熱した場合、制御部61は、温度センサー17が検出した検出温度に基づく収容液Wの測定温度と、設定温度記憶部622に記憶されているヒーター11の駆動停止の基準である第2の設定温度とを持続的に対比し、収容液Wの測定温度が第2の設定温度以上になった場合にはヒーター11の駆動を停止する(S106、S107)。その後、使用者によって電源スイッチ8がOFF状態にされる(S108)。
尚、魔法瓶1の使用者の便宜のために、蓋3に収容液Wの測定温度を表示する表示部を設け、制御部61が、温度センサー17が検出した検出温度に基づく収容液Wの測定温度を表示部に表示させる構成にするとより好ましい。
本実施形態の魔法瓶1によれば、ヒーター11の駆動回路を構成する第1の露出端子12と第2の露出端子13が水などの収容液Wを介して通電され、この通電に基づきヒーター11を駆動することができることから、ヒーター11に通電可能な収容液Wが無い場合にヒーター11の加熱動作が発生することを防止できる。即ち、蓋3を下側にして収容液Wを加熱可能な魔法瓶1において、空焚きの発生を防止することができ、安全性の高い加熱を行うことができる。更に、ヒーター11の駆動には略水平の発熱板111から第1の露出端子12及び第2の露出端子13までの高さだけ水などの収容液Wが収容されることが必要になることから、空焚きの発生を確実に防止することができ、より安全性の高い加熱を行うことができる。
また、保護カバー16により、お茶パックなど収容液Wと併せて魔法瓶1内に入れられる固形物や収容液Wに含まれる異物等が第1の露出端子12と第2の露出端子13に接触したり、付着したりすることを防止でき、ヒーター11の駆動動作を安定して行うことができると共に、第1の露出端子12と第2の露出端子13の露出面の清浄性を確保、維持して耐久性を高めることができる。
また、第1の露出端子12と第2の露出端子13の通電可能な水位になり易い周壁213のテーパ形状の領域により、第1の露出端子12と第2の露出端子13を収容液Wを介して通電し易くし、ヒーター11の駆動に必要な水等の収容液Wの必要量を少なくすることができ、収容液Wの量がより少ない場合におけるヒーター11の駆動を確保することができる。
また、上記加熱処理により、収容液Wを所望温度に近い状態に加熱して保温することができる。また、温度センサー17の検出に基づく測定温度が第2の設定温度以上になった場合にヒーター11の駆動を停止することにより、過剰な加熱を無くして、より安全性の高い加熱を行うことができる。また、温度センサーを発熱板111よりも容器本体2側に配置する場合には、温度センサーを容器本体2側に導入する複雑な構造にする必要が生ずるが、温度センサー17を発熱板111よりも蓋3側に配置することにより、魔法瓶1の構造を簡易化し、製造コストを低減することができる。
また、魔法瓶1を携帯用魔法瓶とする場合には、使用者が外出先等で所望温度のお茶、お湯などの収容液Wを飲むことができる。
〔本明細書開示発明の包含範囲〕
本明細書開示の発明は、発明として列記した各発明、実施形態の他に、適用可能な範囲で、これらの部分的な内容を本明細書開示の他の内容に変更して特定したもの、或いはこれらの内容に本明細書開示の他の内容を付加して特定したもの、或いはこれらの部分的な内容を部分的な作用効果が得られる限度で削除して上位概念化して特定したものを包含する。そして、本明細書開示の発明には下記変形例や追記した内容も含まれる。
上記実施形態の魔法瓶1では、温度センサー17の検出に基づく収容液Wの測定温度と、ヒーター11の駆動開始基準の第1の設定温度、ヒーター11の駆動停止基準の第2の設定温度を対比して、ヒーター11の駆動と停止を行う構成としたが、この収容液Wの測定温度と設定温度の対比を行わずに、第1の露出端子12と第2の露出端子13の通電によって通電可能な水位があることのみを基準にして、収容液Wの加熱処理を行う魔法瓶も本発明に含まれる。
この変形例の魔法瓶の加熱処理の例を図7に示す。変形例における加熱処理では、蓋3を下側に配置し、バッテリー5に充電された状態で電源スイッチ8をON状態にする(S201)。電源スイッチ8がONとなり、蓋3が下側の状態の魔法瓶1に収容されている水等の収容液Wが発熱板111から第1の露出端子12の頭部122と第2の露出端子13の頭部132に達する通電可能な水位がある場合、制御部61は第1の露出端子12と第2の露出端子13の通電によって通電可能な水位があることを認識し(S202)、電源供給してヒーター11を駆動し、発熱板111を発熱させる(S203)。他方で、電源スイッチ8がONとなっても、収容液Wが発熱板111から第1の露出端子12の頭部122と第2の露出端子13の頭部132に達する通電可能な水位まで存在せず、第1の露出端子12と第2の露出端子13が通電しない場合には加熱処理は行われない。
その後、使用者によって電源スイッチ8がOFF状態にされると、制御部61は電源供給を停止してヒーター11の駆動を停止する(S204)。尚、変形例の魔法瓶では、使用者が加熱中の収容液Wの温度を認識するため、蓋3に収容液Wの測定温度を表示する表示部を設け、制御部61が、温度センサー17が検出した検出温度に基づく収容液Wの測定温度を表示部に表示させる構成にすると好ましい。
また、蓋3に入力部を設け、上記実施形態の加熱処理のモードと、上記変形例の加熱処理のモードの切替入力が可能な構成とし、制御部61が、入力されたモードを記憶部62の所定記憶領域に設定記憶し、記憶された設定モードに基づき加熱処理を行う構成としてもよい。また、蓋3に入力部を設け、ヒーター11の駆動開始基準の第1の設定温度と、ヒーター11の駆動停止基準の第2の設定温度を使用者が入力可能な構成とし、制御部61が、入力された第1の設定温度と第2の設定温度を設定温度記憶部622に設定記憶し、この記憶された第1の設定温度と第2の設定温度を用いて加熱処理を行う構成としてもよい。
本発明は、携帯用魔法瓶、卓上魔法瓶等の魔法瓶として利用することができる。
1…魔法瓶 2…容器本体 21…内容器 211…螺子溝 212…突出部 213…周壁 22…外容器 23…断熱層 3…蓋 4…外装ケース 41…周壁 5…バッテリー 6…回路基板 61…制御部 62…記憶部 621…制御プログラム記憶部 622…設定温度記憶部 623…対応関係データ記憶部 624…処理データ記憶部 7…充電端子 8…電源スイッチ 9…中栓 91…螺子山 10…断熱材 11…ヒーター 111…発熱板 12…第1の露出端子 121…軸部 122…頭部 13…第2の露出端子 131…軸部 132…頭部 14…保持部材 15…シール材 16…保護カバー 17…温度センサー W…収容液

Claims (6)

  1. 容器本体と、前記容器本体を液密に密閉して閉塞可能な蓋を備え、
    前記蓋に、発熱部が前記容器本体側に露出するヒーターが設けられていると共に、前記ヒーターの駆動回路を構成する一方の露出端子と他方の露出端子が前記容器本体側に露出して設けられ、
    前記一方の露出端子と前記他方の露出端子が、収容液を介して通電可能に離間した位置に配置されていることを特徴とする魔法瓶。
  2. 前記発熱部が略水平に配置される発熱板であり、
    前記発熱板から前記容器本体側に離れた位置で前記一方の露出端子と前記他方の露出端子が露出していることを特徴とする請求項1記載の魔法瓶。
  3. 前記蓋に、前記一方の露出端子と前記他方の露出端子を保護する通水可能な保護カバーが、前記一方の露出端子と前記他方の露出端子よりも前記容器本体側に配設されていることを特徴とする請求項1又は2記載の魔法瓶。
  4. 前記容器本体と前記蓋の液密封止箇所より前記容器本体側で前記液密封止箇所の近傍の最内周面に、前記蓋側に向かって漸次縮径するテーパ形状の領域が設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の魔法瓶。
  5. 前記蓋に、制御部と、所定の設定温度を記憶する記憶部と、前記発熱部よりも前記蓋側に配置されている温度センサーが設けられ、
    前記制御部が、前記温度センサーの検出に基づく収容液の測定温度が設定温度以下である場合に前記ヒーターを駆動し、前記温度センサーの検出に基づく収容液の測定温度が設定温度以上になった場合に前記ヒーターの駆動を停止することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の魔法瓶。
  6. 携帯用魔法瓶であることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の魔法瓶。
JP2019014618A 2019-01-30 2019-01-30 魔法瓶 Pending JP2020120932A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019014618A JP2020120932A (ja) 2019-01-30 2019-01-30 魔法瓶

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019014618A JP2020120932A (ja) 2019-01-30 2019-01-30 魔法瓶

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020120932A true JP2020120932A (ja) 2020-08-13

Family

ID=71991619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019014618A Pending JP2020120932A (ja) 2019-01-30 2019-01-30 魔法瓶

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020120932A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7315692B2 (en) Electrical water heater
US6861618B2 (en) Electric baby food warmer with water vapor and cover for an electric baby food warmer and method for heating baby food
RU2684224C2 (ru) Нагревательное устройство для промывочной жидкости
JP2008532703A (ja) 複数機能容器
KR20030070902A (ko) 유체 운반 디바이스
KR101906268B1 (ko) 가스용기 보온장치
JP2020120932A (ja) 魔法瓶
JP2015003752A (ja) 加熱封止装置
JP2011058015A5 (ja)
US20090009132A1 (en) Method of powering appliances and apparatus therefor
KR101426028B1 (ko) 압력 배출이 용이한 보온용기
US8809745B1 (en) Infant bottle and food warmer
KR101647762B1 (ko) 전기안전기능을 보강한 이동형 수중 전열장치
KR100591190B1 (ko) 용기 덮개 접합장치
KR200487251Y1 (ko) 휴대용 배터리를 이용한 가열 장치
JP3103273U (ja) 徳利保温装置
KR101857201B1 (ko) 휴대용 용기를 위한 온도조절장치
US20230413392A1 (en) Foil heaters for bulk containers
JP2517549Y2 (ja) 温水タンク
KR200354506Y1 (ko) 전기 온수기
KR101981335B1 (ko) 발열 스틱
KR20120000185U (ko) 전기충전용 보온 컵
JP2008228985A (ja) 電気貯湯容器
KR20100013656A (ko) 음료가열기
JP2008232601A (ja) 保温具